JP2021054020A - 熱転写受像シート - Google Patents

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康寛 宮内
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Abstract

【課題】高い最高濃度が得られ、且つカールが生じにくく、画像均一性にも優れた低コストの熱転写受像シートを提供する。【解決手段】基材2の一方の面に少なくとも、樹脂と中空粒子を含有する断熱層3と染料受容層4をこの順に有してなる熱転写受像シート1において、前記断熱層は単孔中空粒子と多孔中空粒子を含有しており、前記単孔中空粒子の平均粒子径は0.5μm以上2μm以下、かつ中空率が40%以上60%以下であり、前記多孔中空粒子の平均粒子径は5μm以上15μm以下、かつ中空率が10%以上50%以下であり、前記単孔中空粒子の配合量:前記多孔中空粒子の配合量=55〜80:45〜20であることを特徴とする熱転写受像シート。【選択図】図1

Description

本発明は、熱転写方式のプリンタに使用される熱転写受像シートに関する。
一般に、熱転写記録媒体は、熱転写方式のプリンタに使用され、サーマルリボンとも呼ばれるインクリボンのことである。この熱転写記録媒体は、基材の一方の面に熱転写層、その基材の他方の面に耐熱滑性層(バックコート層)を設けた構成となっている。ここで熱転写層は、インクの層であって、プリンタのサーマルヘッドに発生する熱によって、そのインクが昇華(昇華転写方式)あるいは溶融(溶融転写方式)して、熱転写受像シート側に転写されるものである。
現在、熱転写方式の中でも昇華転写方式は、プリンタの高機能化に伴い、各種画像を簡便にフルカラーに形成できるため、デジタルカメラのセルフプリント、身分証明書などのカード類、アミューズメント用出力物等に、広く利用されている。そういった用途の多様化と共に、小型化、高速化、低コスト化、また得られる印画物への耐久性を求める声も大きくなり、近年では基材の同じ側に、印画物への耐久性を付与する保護層等を並設した複数の熱転写層をもつ熱転写記録媒体がかなり普及してきている。
そのような状況の中、プリンタの小型化への要求に対して、主にエンドユーザー向けに枚葉方式のプリンタが普及してきている。枚葉方式のプリンタにて用いられる熱転写受像シートに要求される品質としては、高い最高濃度や画像均一性に加えて、カールが発生し難いことが重要となる。
このような要求に対して熱転写受像シートにおいては、特許文献1のように、断熱層として多孔質フィルムを使用することで、高い最高濃度が得られる熱転写受像シートが提案されている。
また特許文献2では、受容層と支持体との間に中空ポリマー粒子を含有する断熱層を有し、受容層が少なくとも2層からなることで、カールの発生を抑制し、高い平滑性を有する熱転写受像シートが提案されている。
特開2009−61733号公報 特開2012−51222号公報
しかしながら、特許文献1に提案されている熱転写受像シートは、断熱層として多孔質フィルムを使用しているため、高い最高濃度が得られることは確認できたが、プリント時に、プリンタのサーマルヘッドからの熱によって、多孔質フィルムの延伸時の残留応力によってカールが発生してしまうことがわかった。
また特許文献2に提案されている熱転写受像シートを用いて、本発明者らがプリンタにて印画を行ったところ、カールの発生が抑制され、優れた画像均一性を有することは確認できたが、高い最高濃度が得られないことがわかった。
これまで様々な方法により、高い最高濃度が得られる熱転写受像シート、カールの発生を抑制した熱転写受像シート、画像均一性に優れた熱転写受像シートが報告されているが、高い最高濃度を得られ、且つカールが生じにくく、画像均一性にも優れた印画物を得ることができる低コストの熱転写受像シートは見出されていない状況である。
本発明は、そのような点に着目してなされたもので、高い最高濃度が得られ、且つカールが生じにくく、画像均一性にも優れた低コストの熱転写受像シートを提供することを目的としている。
本発明の一態様である熱転写受像シートは、基材の一方の面に、少なくとも、樹脂と中空粒子を含有する断熱層と染料受容層をこの順に有してなる熱転写受像シートにおいて、前記断熱層は単孔中空粒子と多孔中空粒子を含有しており、
前記単孔中空粒子の平均粒子径は0.5μm以上2μm以下、かつ中空率が40%以上60%以下であり、前記多孔中空粒子の平均粒子径は5μm以上15μm以下、かつ中空率が10%以上50%以下であり、
前記単孔中空粒子の配合量:前記多孔中空粒子の配合量=55〜80:45〜20であることを特徴とする。
本発明の態様によれば、高い最高濃度が得られ、且つカールが生じにくく、画像均一性にも優れた低コストの熱転写受像シートを得ることが可能となる。
本発明に基づく実施形態に係る熱転写受像シートの側断面図である。
以下、本発明の実施形態についてさらに詳細に説明する。図1は、本発明の熱転写受像シート1の側断面図である。本発明の熱転写受像シート1は、少なくとも基材2、断熱層3、及び染料受容層4にて構成される。
本発明の基材2は、従来公知のもので対応でき、例えば、上質紙、中質紙、コート紙、アート紙、樹脂ラミネート紙などの紙類等を単独で、または組み合わされた複合体として、およびポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィルムが使用可能である。
基材2の厚さは、強度や耐熱性等を考慮し、25μm以上250μm以下の範囲のものが使用可能であるが、より好ましくは50μm以上200μm以下のものが好ましい。
染料受容層4は、従来公知のもので対応でき、少なくともバインダ樹脂と離型剤を含有する。
染料受容層4に用いられるバインダ樹脂としては、例えばポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−アクリル共重合体、スチレン−アクリル共重合体、ポリブタジエン、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリカプロラクトン、エポキシ樹脂、ケトン樹脂、あるいはこれらの変性樹脂等を挙げることができるが、特に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−アクリル共重合体、ポリエステル系樹脂を用いることが好ましい。
染料受容層4に用いられる離型剤としては、例えばシリコーン系、フッ素系、リン酸エステル系といった各種オイルや、界面活性剤や、金属酸化物、シリカ等の各種フィラー、ワックス類等が使用できる。これらは単独、あるいは2種以上を混合しても良い。中でも、シリコーンオイルを使用することが好ましい。
染料受容層4の厚さは、0.1μm以上10μm以下の範囲のものが使用可能であるが、より好ましくは0.2μm以上8μm以下程度のものが好ましい。また必要に応じて架橋剤や酸化防止剤、蛍光染料、レベリング剤等、公知の添加剤を含有しても良い。
以上のような本発明の熱転写受像シート1において、断熱層3は平均粒子径が互いに異なる単孔中空粒子と多孔中空粒子を含有しており、前記単孔中空粒子の平均粒子径は0.5μm以上2μm以下、かつ中空率が40%以上60%以下であり、前記多孔中空粒子の平均粒子径は5μm以上15μm以下、かつ中空率が10%以上50%以下であり、前記単孔中空粒子の配合量:前記多孔中空粒子の配合量=55〜80:45〜20であるという特徴がある。
断熱層3に含有される単孔中空粒子とは、粒子の殻壁内部に一つの空隙を有するものである。また断熱層3に含有される多孔中空粒子とは、粒子の殻壁内部に二つ以上の独立の空隙を有するものであり、その各々の空隙の大きさは同じであっても異なっていても構わない。前記単孔中空粒子と前記多孔中空粒子は、内部の空隙が粒子表面にまで出ておらず、空隙が殻壁内部に存在するものである。
前記単孔中空粒子と前記多孔中空粒子としては、従来公知のもので対応でき、例えば、アクリル系樹脂粒子、シリコーン系粒子、ポリエチレン系粒子、ポリプロピレン系粒子、ポリスチレン系粒子、ポリウレタン系樹脂粒子、メラミン系粒子、ベンゾグアナミン系粒子などを挙げることができる。
前記単孔中空粒子の平均粒子径は、0.5μm以上2μm以下であることが好ましい。平均粒子径が0.5μmより小さいと、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまうため、高い最高濃度が得られなくなってしまう。また平均粒子径が2μmより大きいと、後述の本発明の配合量の場合、粒径が大きい粒子の存在が多くなるため、優れた画像均一性を得られなくなってしまう。
前記単孔中空粒子の中空率は、40%以上60%以下であることが好ましい。中空率が40%より小さいと、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまうため、高い最高濃度が得られなくなってしまう。また中空率が60%より大きいと、中空粒子の殻壁が薄くなり、断熱層塗布液を作製する際に、混合のために攪拌すると殻壁が破けてしまうことがあり、その結果、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまうため、高い最高濃度が得られなくなってしまう。
前記多孔中空粒子の平均粒子径は5μm以上15μm以下であることが好ましい。平均粒子径が5μmより小さいと、断熱層中に含まれる中空粒子比率が多くなり過ぎて、コスト的に好ましくない。また平均粒子径が15μmより大きいと、少量でも粒径が大き過ぎる粒子が存在することになるため、優れた画像均一性を得られなくなってしまう。
前記多孔中空粒子の中空率は、10%以上50%以下であることが好ましい。中空率が10%より小さいと、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまうため、高い最高濃度が得られなくなってしまう。また中空率が50%より大きいと、中空粒子の
殻壁が薄くなり、断熱層塗布液を作製する際に、混合のために攪拌すると殻壁が破けてしまうことがあり、その結果、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまうため、高い最高濃度が得られなくなってしまう。
一般的に、空隙の大きさを小さくしたほうが断熱性能は高くなると言われている。これは空隙が大きくなると、熱を伝える対流が活発になり、熱を持った空気が空隙内部で自由に移動してしまうためである。そのため中空粒子の大きさは、本発明のように0.5μm以上2μm以下であるほうが好ましい。しかし、2μm以下の中空粒子のみを用いると、必要な粒子の量が多くなり、コスト的に好ましくない。
前述の状況より、前記単孔中空粒子の配合量:前記多孔中空粒子の配合量=55〜80:45〜20であることが好ましい。前記単孔中空粒子の配合比が55より小さくなると、前記多孔中空粒子の配合比が大きくなり、優れた画像均一性を得られなくなってしまう。また前記単孔中空粒子の配合比が80より大きくなると、コスト的に好ましくない。
本発明の断熱層3に含有される樹脂としては、従来公知のもので対応でき、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)、スチレン−ブタジエン−ビニルピリジン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体(NBR)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体(MBR)、スチレン−ブタジエンアクリル系共重合体、天然ゴム(NR)、アクリレート系ラテックス等のアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、PVA、ゼラチンなどの樹脂を単独または2種類以上を混合して用いることができる。
本発明の断熱層3の厚さは、10μm以上60μm以下のものが使用可能であるが、より好ましくは20μm以上50μm以下のものが好ましい。また必要に応じて架橋剤や酸化防止剤、蛍光染料、レベリング剤等、公知の添加剤を含有しても良い。
本発明の熱転写受像シート1は、必要に応じて、基材2の断熱層3を設ける側とは反対側に、背面押出樹脂層、背面フィルム層、背面層、文字や図柄等を付与する印刷を設けても良く、その積層順等は適宜選択される。また、その際に使用される材料は、従来公知のもので対応できる。
基材2や断熱層3には接着性向上のため、必要に応じて従来公知の各種処理を施しても良い。例えばコロナ処理、易接着処理を施すことで、接着性を向上させることができる。
前記断熱層3や前記染料受容層4は、バーコート、ブレードコート、エアナイフコート、グラビアコート、ロールコート、ダイコート等の公知のウェットコーティング法によって、所定の塗工液を各層毎、あるいは2層以上を同時に塗工、乾燥して得ることができる。
以下に、本発明の各実施例および各比較例に用いた材料を示す。なお、文中で「部」とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。また、本発明は実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
基材として、両面にコロナ処理を施した、厚さ170μmの両面レジンコート紙を使用し、その一方の面に以下の断熱層塗布液1を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した。
その後、断熱層の上に、以下の染料受容層塗布液1を、乾燥後の厚みが3μmとなるよう
に塗布、乾燥することで、染料受容層を形成し、実施例1の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液1>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
<染料受容層塗布液1>
ビニブラン900(塩化ビニル−アクリルエマルジョン) 98.3部
(日信化学工業(株)製、固形分40%)
KF−6012(ポリエーテル変性シリコーン) 0.4部
(信越化学工業(株)製)
DNW−6000(イソシアネート系硬化剤) 1.3部
(DIC(株)製)
(実施例2)
以下の断熱層塗布液2を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例2の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液2>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例3)
以下の断熱層塗布液3を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例3の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液3>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例4)
以下の断熱層塗布液4を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例4の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液4>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例5)
以下の断熱層塗布液5を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例5の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液5>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例6)
以下の断熱層塗布液6を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例6の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液6>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例7)
以下の断熱層塗布液7を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例7の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液7>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例8)
以下の断熱層塗布液8を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例8の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液8>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例9)
以下の断熱層塗布液9を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例9の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液9>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例10)
以下の断熱層塗布液10を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例10の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液10>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例11)
以下の断熱層塗布液11を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例11の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液11>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例12)
以下の断熱層塗布液12を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例12の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液12>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例13)
以下の断熱層塗布液13を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例13の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液13>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例14)
以下の断熱層塗布液14を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例14の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液14>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例15)
以下の断熱層塗布液15を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例15の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液15>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例16)
以下の断熱層塗布液16を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例16の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液16>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 5μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例17)
以下の断熱層塗布液17を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例17の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液17>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例18)
以下の断熱層塗布液18を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例18の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液18>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例19)
以下の断熱層塗布液19を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例19の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液19>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例20)
以下の断熱層塗布液20を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例20の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液20>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例21)
以下の断熱層塗布液21を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例21の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液21>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例22)
以下の断熱層塗布液22を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例22の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液22>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例23)
以下の断熱層塗布液23を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例23の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液23>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例24)
以下の断熱層塗布液24を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例24の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液24>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 0.5μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例25)
以下の断熱層塗布液25を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例25の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液25>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例26)
以下の断熱層塗布液26を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例26の熱転写受像シートを得
た。
<断熱層塗布液26>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例27)
以下の断熱層塗布液27を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例27の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液27>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例28)
以下の断熱層塗布液28を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例28の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液28>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 10%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例29)
以下の断熱層塗布液29を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例29の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液29>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例30)
以下の断熱層塗布液30を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例30の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液30>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 40%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例31)
以下の断熱層塗布液31を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例31の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液31>
単孔中空粒子 11.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 9.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(実施例32)
以下の断熱層塗布液32を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、実施例32の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液32>
単孔中空粒子 16.0部
(平均粒子径 2μm、中空率 60%)
多孔中空粒子 4.0部
(平均粒子径 15μm、空隙率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例1)
以下の断熱層塗布液33を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液33>
単孔中空粒子 20.0部
(平均粒子径 1μm、中空率 50%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例2)
以下の断熱層塗布液34を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例2の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液34>
単孔中空粒子 13.0部
(平均粒子径 0.3μm、中空率 50%)
多孔中空粒子 7.0部
(平均粒子径 10μm、空隙率 30%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例3)
以下の断熱層塗布液35を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例3の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液35>
単孔中空粒子 13.0部
(平均粒子径 4μm、中空率 50%)
多孔中空粒子 7.0部
(平均粒子径 10μm、空隙率 30%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例4)
以下の断熱層塗布液36を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例4の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液36>
単孔中空粒子 13.0部
(平均粒子径 1μm、中空率 20%)
多孔中空粒子 7.0部
(平均粒子径 10μm、空隙率 30%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例5)
以下の断熱層塗布液37を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例5の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液37>
単孔中空粒子 13.0部
(平均粒子径 1μm、中空率 80%)
多孔中空粒子 7.0部
(平均粒子径 10μm、空隙率 30%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例6)
以下の断熱層塗布液38を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例6の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液38>
単孔中空粒子 13.0部
(平均粒子径 1μm、中空率 50%)
多孔中空粒子 7.0部
(平均粒子径 3μm、空隙率 30%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例7)
以下の断熱層塗布液39を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例7の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液39>
単孔中空粒子 13.0部
(平均粒子径 1μm、中空率 50%)
多孔中空粒子 7.0部
(平均粒子径 20μm、空隙率 30%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例8)
以下の断熱層塗布液40を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例8の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液40>
単孔中空粒子 13.0部
(平均粒子径 1μm、中空率 50%)
多孔中空粒子 7.0部
(平均粒子径 10μm、空隙率 5%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例9)
以下の断熱層塗布液41を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例9の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液41>
単孔中空粒子 13.0部
(平均粒子径 1μm、中空率 50%)
多孔中空粒子 7.0部
(平均粒子径 10μm、空隙率 60%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例10)
以下の断熱層塗布液42を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例10の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液42>
単孔中空粒子 8.0部
(平均粒子径 1μm、中空率 50%)
多孔中空粒子 12.0部
(平均粒子径 10μm、空隙率 30%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例11)
以下の断熱層塗布液43を、乾燥後の厚みが40μmとなるように塗布、乾燥することで断熱層を形成した以外は、実施例1と同様にして、比較例11の熱転写受像シートを得た。
<断熱層塗布液43>
単孔中空粒子 18.0部
(平均粒子径 1μm、中空率 50%)
多孔中空粒子 2.0部
(平均粒子径 10μm、空隙率 30%)
Nipol LX430(SBR) 40.0部
(日本ゼオン(株)製、固形分49%)
純水 40.0部
(比較例12)
基材として、両面にコロナ処理を施した厚さ170μmの両面レジンコート紙を使用し、その一方の面に厚さ30μmの発泡ポリプロピレンフィルム(エコネージュNW−2 三井化学東セロ製)をドライラミネートにて接着した。その後発泡ポリプロピレンフィルムのレジンコート紙とは反対側に、染料受容層塗布液1を実施例1と同様に、乾燥後の厚みが3μmとなるように塗布、乾燥することで染料受容層を形成し、比較例12の熱転写受像シートを得た。
<熱転写記録媒体の作製>
基材として、4.5μmの片面易接着処理付きポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、その非易接着処理面に下記組成の耐熱滑性層塗布液を、乾燥後の塗布量が1.0g/mとなるように塗布、乾燥し、耐熱滑性層付き基材を得た。次に、耐熱滑性層付き基材の易接着処理面に、下記組成の熱転写層塗布液1〜3を、乾燥後の塗布量が1.0g/mとなるように塗布、乾燥して熱転写層を形成し、熱転写記録媒体を得た。
<耐熱滑性層塗布液>
シリコーン系アクリルグラフトポリマー 50.0部
(東亜合成(株)US−350)
メチルエチルケトン 50.0部
<熱転写層塗布液1>
C.I.ディスパースイエロー231 2.5部
C.I.ソルベントイエロー93 2.5部
ポリビニルアセタール樹脂 5.0部
トルエン 45.0部
メチルエチルケトン 45.0部
<熱転写層塗布液2>
C.I.ディスパースレッド343 4.5部
C.I.ディスパースバイオレット26 2.0部
ポリビニルアセタール樹脂 5.0部
トルエン 29.5部
メチルエチルケトン 59.0部
<熱転写層塗布液3>
C.I.ソルベントブルー36 2.5部
C.I.ソルベントブルー63 2.5部
ポリビニルアセタール樹脂 5.0部
トルエン 45.0部
メチルエチルケトン 45.0部
実施例1〜32、比較例1〜12の熱転写受像シート及び熱転写記録媒体を使用し、枚葉方式のプリンタであるキヤノン社製コンパクトフォトプリンター SELPHYを用いて0から255階調までを5階調刻みのカラーパッチ画像の印画を行い、濃度の評価を行った。また黒ベタ画像の印画を行いカールの評価を、グレーベタ画像の印画を行い画像均一性の評価を行った。結果を表1にまとめる。
<最高濃度の評価>
カラーパッチ画像の最高濃度に該当するパッチを、X−rite528のステータスAにて反射濃度の測定を行った。なお、最高濃度の評価は以下の基準で実施した。
○:ODが2.0以上である。
×:ODが2.0未満である。
<カールの評価>
黒ベタ画像を印画した印画物の、4隅のカールを測定し、平均化した値を各印画物のカ
ールとした。なお、カールの評価は以下の基準で実施し、実用上問題とならないカールは8mm以内とした。
○:印画物に、実用上問題となるカールが発生していない。
×:印画物に、実用上問題となるカールが発生している。
<画像均一性の評価>
グレーベタ画像を、目視にて評価を行った。なお、画像均一性の評価は以下の基準で実施した。
○:印画物の濃度が均一であり、画質に優れている。
×:印画物に濃淡ムラが発生し、実用上問題がある。
<コストの評価>
比較例1の熱転写受像シートを高コストの基準として、以下の基準でコストの評価を実施した。
○:比較例1より低コストである。
×:比較例1と同等、または高コストである。
Figure 2021054020
表1に示す結果から分かるように、実施例1〜32の熱転写受像シートは、断熱層に平均粒子径が異なる単孔中空粒子と多孔中空粒子を含有し、前記単孔中空粒子の平均粒子径を0.5μm以上2μm以下、かつ中空率が40%以上60%以下とし、前記多孔中空粒子の平均粒子径を5μm以上15μm以下、かつ中空率を10%以上50%以下とし、
前記単孔中空粒子の配合量:前記多孔中空粒子の配合量=55〜80:45〜20とすることで、高い最高濃度が得られ、且つカールが生じにくく、画像均一性にも優れた低コストの熱転写受像シートを作製でき、本発明による効果が確認できた。
これに対して比較例1の熱転写受像シートは、多孔中空粒子を含有せず、単孔中空粒子のみで断熱層を形成することで、高コストの熱転写受像シートとなってしまった。
比較例2の熱転写受像シートは、単孔中空粒子の平均粒子径を0.3μmとすることで、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまうため、高い最高濃度が得られなくなると共に、単孔中空粒子の使用量が多くなってしまうため、高コストの熱転写受像シートとなってしまった。
比較例3の熱転写受像シートは、単孔中空粒子の平均粒子径を4μmとすることで、平均粒子径が大きい粒子の存在が多くなるため、優れた画像均一性を得られなかった。
比較例4の熱転写受像シートは、単孔中空粒子の中空率を20%とすることで、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまうため、高い最高濃度が得られなかった。
比較例5の熱転写受像シートは、単孔中空粒子の中空率を80%とすることで、中空粒子の殻壁が薄くなり、断熱層塗布液を作製する際に殻壁が破けてしまった結果、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまったため、高い最高濃度が得られなかった。
比較例6の熱転写受像シートは、多孔中空粒子の平均粒子径を3μmとすることで、大きい粒子を添加することでのコストダウン効果が得られず、高コストの熱転写受像シートとなってしまった。
比較例7の熱転写受像シートは、多孔中空粒子の平均粒子径を20μmとすることで、平均粒子径が大きい粒子の存在が多くなるため、優れた画像均一性を得られなかった。
比較例8の熱転写受像シートは、多孔中空粒子の中空率を5%とすることで、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまうため、高い最高濃度が得られなかった。
比較例9の熱転写受像シートは、多孔中空粒子の中空率を60%とすることで、中空粒子の殻壁が薄くなり、断熱層塗布液を作製する際に殻壁が破けてしまった結果、断熱層としての空隙率が低下し、熱伝導率が上昇してしまったため、高い最高濃度が得られなかった。
比較例10の熱転写受像シートは、単孔中空粒子の配合量:多孔中空粒子の配合量=40:60とすることで、平均粒子径の大きな多孔中空粒子の配合比が大きくなり、優れた画像均一性を得られなくなってしまった。
比較例11の熱転写受像シートは、単孔中空粒子の配合量:多孔中空粒子の配合量=90:10とすることで、比較例1と同程度の高コストの熱転写受像シートとなってしまった。
また比較例12の熱転写受像シートは、断熱層として発泡ポリプロピレンフィルムを用いることで、プリント時に、プリンタのサーマルヘッドからの熱によって、発泡ポリプロピレンフィルムの延伸時の残留応力によってカールが発生してしまった。
本発明に基づき得られる熱転写受像シートは、昇華転写方式のプリンタに使用することができ、各種画像を簡便にフルカラーで形成できるため、デジタルカメラのセルフプリント、身分証明書などのカード類、アミューズメント用出力物等に広く利用できる。
1:熱転写受像シート
2:基材
3:断熱層
4:染料受容層

Claims (1)

  1. 基材の一方の面に、少なくとも、樹脂と中空粒子を含有する断熱層と染料受容層をこの順に有してなる熱転写受像シートにおいて、前記断熱層は単孔中空粒子と多孔中空粒子を含有しており、
    前記単孔中空粒子の平均粒子径は0.5μm以上2μm以下、かつ中空率が40%以上60%以下であり、前記多孔中空粒子の平均粒子径は5μm以上15μm以下、かつ中空率が10%以上50%以下であり、
    前記単孔中空粒子の配合量:前記多孔中空粒子の配合量=55〜80:45〜20であることを特徴とする熱転写受像シート。
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