JPS62261486A - 被熱転写シ−ト - Google Patents

被熱転写シ−ト

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JPS62261486A
JPS62261486A JP61105135A JP10513586A JPS62261486A JP S62261486 A JPS62261486 A JP S62261486A JP 61105135 A JP61105135 A JP 61105135A JP 10513586 A JP10513586 A JP 10513586A JP S62261486 A JPS62261486 A JP S62261486A
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dye
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Junpei Sugafuji
菅藤 純平
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、昇華性染料を用いた昇華転写シートと組み合
わせて使用する被熱転写シートに関するものである。
〔従来の技術〕
上質紙の表面に飽和ポリエステル樹脂を塗布し、飽和ポ
リエステル樹脂の染!′4染着性を利用して、加熱時に
昇華転写シートから移行する染料からなる画像を受容す
る被熱転写シートが知られている。
そして、このような被熱転写シートと昇華転写シートと
を組み合わせてサーマルヘッド等により、パターンに合
わせたドツト状に加熱して画像を形成する昇華転写ii
!ii像形成方式では、加熱時のエネルギーの大小をコ
ントロールすれば画像の濃度に変化を付けることができ
、更に昇華転写シートの染料の色■を変えることにより
各色(例えばシアン、マゼンタ、イエロー、および必要
によりプラック)の重ね合わせからなる天然色写真調の
画像の形成も可能になるため近年、画像信号をハードコ
ピー化するための材料として需要が高まりつつある。
ところで、このような昇華転写画像形成方式では、画像
は、大きさの一定な、もしくは再現を希望する濃度によ
って大きさの変わりうる、いずれにせよ、ごく小さな点
(ドツト)からなっており、点の大きさは、はぼ、印刷
と同じか印刷よりも小さいのが通常である。
印刷においてはいずれの印刷方式によってもインキは大
きな圧力をかけることにより印刷版もしくはオフセット
ロールから祇に転移するので、掻端に粗い表面を有する
祇以外であれば良好な印刷が可能になるが、昇華転写シ
ートとサーマルヘッドを用いた昇華転写画像形成方式で
は、サーマルヘッドの圧力は印刷の印圧よりも小さく、
従来の印刷ではそれほど問題にならなかった被熱転写シ
ートの表面の平滑さが問題となることがわかった。
本発明と類似の分野として、熱により溶融するワックス
等を結合材とし、この結合材を着色して転写層とした、
熱溶融転写型の転写シートを用いた熱溶融転写画像形成
方式がある。この熱溶融転写画像形成方式でも、転写の
対象となる紙の表面の粗さは問題となるが、溶融して転
写しようとする転写層の一部が転写の対象となる紙に触
れやすいという意味で、成る程度の平滑度が要求される
反面、転写シートと紙が離れる際に、紙の平滑度が過度
に窩いと、転写しようとする転写層と紙の間の接着性が
不充分になるため転写抜けが起きやすくなる欠点がある
このため、熱溶融転写画像形成方式では、転写の対象と
なる祇の平滑度はベック平滑度で例えば数百秒以上であ
り、上限は1000秒前後が好ましいものである。
しかし、熱溶融転写画像形成方式における紙の平滑度は
昇華転写画像形成方式にそのまま持ち込んでも満足すべ
き結果は得られず、画像のボケ、解像力の低下を引き起
こす。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明においては、昇華転写シート等の、染料
が結合材を伴わずに転移する転写媒体を用いて転写する
際に画像のボケや解像力の低下を引き起こさない被熱転
写シートを提供せんとするものである。
口問題点を解決する手段〕 本発明は、 r熱により溶融もしくは昇華して移行する染料を結合材
樹脂中に含む熱転写層を有する熱転写シートと組み合わ
せて使用され、シート状基材上に前記染料を受容する樹
脂からなる受容層を有しており、かつ受容層が設けられ
た側の表面のベック平滑度が2000秒以上であること
を特徴とする被熱転写シートj を要旨とするものである。
ここで、ベック平滑度は、用紙表面の平滑度を示す措標
であり、紙の表面と光学的表面に研磨されたガラス製標
準面との間を、規定の圧力差の下で10 m lの空気
が通過するために要する時間(秒数)を以って表される
ものである。
本発明の被熱転写シートの表面の平滑度はベック平滑度
で2000秒以上であることが好ましく、2000秒未
満では、表面が粗いために昇華した染料が周囲に拡散し
て各々のドツト形状がボケる現象と、表面が粗いために
各々のドツト形状自体が所定の形状にならず、ドツト形
状の一部もしくは全部が欠けて解像力が低下する現象と
が起きる。
上記のボケる現象と、解像力が低下する現象とは、いず
れも、ベック平滑度の数値(秒数)が増加するのに伴っ
て解消して行く。例えば、ベック平滑度が2600秒以
上となると、昇華して転写されるドツトが原画に忠実に
再現されドツトのドロップアウトによる画像の白抜けが
少なくなる。
又、ボケについて言えば、ベック平滑度が2000秒以
上では実質上の支障はないものの拡大して眺めると、中
間調からハイライトにかけてドツトの曲回に、染料の昇
華および拡散による汚れが若干あるが、2600秒以上
では汚れが生じない。
昇華転写画像形成方式では、表面の平滑度が低くて粗い
と、昇華転写シートと被熱転写シートとの間の密着が不
充分になるため、その間に生じる空隙中に染料が拡散し
てボケが生じたり表面の凹凸のうち、凹部には凸部にく
らべて染料が直接に付着しにくいためにドツト形状の再
現性が悪くなる現象があるが、逆に平滑度が高くて平滑
であれば、これらの現象は起きず、優れた画像が得られ
るので、べ7り平滑度の上限の限定は本質的には必要で
はない。
しかし、画像形成それ自体に支障はなくても平滑度が過
度に高いと、他の観点では支障となる場合がある0例え
ば、現代のこの種の画像形成方式においては、最終的に
画像が形成される用紙は自動的に画像形成部に供給され
、供給部における用紙は巻き取ったロール状態か、もし
くは、所定のサイズに裁断されたものを数十〜数百枚重
ねた状態で存在する。このような場合に被熱転写シート
の表面のベック平滑度が過度であると、いずれの状態に
おいても、互いに接している被熱転写シートの表の面と
裏の面とはブロッキング(材料の粘着性により粘着する
こと)を起こして4りがれにくくなるか、もしくは重ね
た状態で供給部に存在するときは、用紙が2枚以上、一
時に供給されるミスフィードが起きる。
上記のような過大なベック平滑度がもたらす支障の生じ
やすさは、画像を形成しない側の面の状態、又は、ロー
ル状態もしくは重ねた状態での用紙間の圧力によっても
多少異なるが、ベック平滑度が14000秒を越えると
、上記したような自動的な供給における支障を生じるか
ら、このように使用されるときにはベック平滑度を14
000秒を越える数値に設定しても、剥離性のあるシー
トを重ねて巻き取ったり、裁断した各シートの間に剥離
性のあるシートを介することにより、および、剥離性の
あるシートを供給時に取り除く手段を用いることにより
、自動的な供給における支障を取り除くことができる。
本発明における被熱転写シートは、上記したようなベッ
ク平滑度の条件を満たす限り、どのような構造、材料か
らなるものであってもよい。
例えば、このような被熱転写シートとしては■シート基
村上に、熱転写シートから移行する染料を需要する樹脂
からなる受容層を有するもの、■シート状基材と受容層
に加えて、それらの間に中間層を有するもの、■中間層
の有無とは関係なく、受容層上に染料を透過し得る離型
層を有するもの等があり、更に■〜■のいずれにおいで
も、受容層を有していない側の面に種々の目的で他の層
を設けたものがある。
(シート状基材) シート状基材としては、■合成紙(ポリオレフィン系、
ポリスチレン系)、■上質祇、アート祇、コート紙、キ
ャストコート紙、壁紙裏打用紙、合成樹脂含浸紙、エマ
ルジョン含浸紙、もしくは合成ゴムラテックス含浸紙、
合成樹脂内添紙、板紙、等のセルロース繊維紙、■ポリ
オレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリスチレン、メタクリレート、ポリカーボネー
ト等の各種のプラスチックのフィルムもしくはシートが
使用できる。
このうち、■の合成紙は熱伝導率が低い(断熱性が高い
)ので好ましい。又、■〜■の組み合わせの積層体も使
用でき、例えば、セルロース繊維紙と合成紙、セルロー
ス繊維紙とプラスチックフィルムもしくはシート、合成
紙〜セルロース繊維紙〜合成紙等がある。
■の合成紙としては、特に微細空孔を有する紙状層を設
けた合成紙(例えば王子油化合成祇@製、ユポ)が望ま
しく、あるいは、微細空孔を含有する紙状層を直接に設
けたものも使用できる。
(受容層) 受容層を構成する材質は、熱転写シートから移行する染
料、例えば昇華性の分散染料を受容し、受容により形成
された画像を維持するよう選択される。
例えば、下記(イ)〜(ホ)の合成樹脂が単独もしくは
2種以上の混合により使用できる。
(イ)エステル結合を有するもの。
ポリエステル樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、スチレンアク
リレ−t151J]Lヒニルトルエンアクリレート樹脂
(ロ)ウレタン結合を有するもの。
ポリウレタン樹脂等。
(ハ)ポリアミド結合を有するもの。
ポリアミド樹脂(ナイロン)。
(ニ)尿素結合を有するもの。
尿素樹脂等。
(ホ)その他極性の高い結合を有するもの。
ポリカプロラクトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアクリロニト
リル樹脂。
飽和ポリエステルと塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹
脂との混合物は混合樹脂による例の一つである。塩化ビ
ニル/酢酸ビニル共重合体樹脂としては重合度200〜
800程度、塩化ビニル成分85〜97%程度が好まし
い。更に塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体とてはビニル
アルコール成分やマレイン酸成分を含むものでもよい。
ポリスチレン系樹脂は、受容層を構成する樹脂の好まし
い例である。ポリスチレン系樹脂とては、スチレン系モ
ノマーであるスチレン、α−メチルスチレン、ビニルト
ルエン等の単独重合体や、他のモノマー、例えば、(メ
タ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリロニトリル等
の(メタ)アクリル系モノマー、もしくは無水マレイン
酸等のうちから選択された任意の1以上の成分との共重
合体が挙げられる。
ポリエステル樹脂等と混合して用いるとよい樹脂として
フェニル変成ポリエステル樹脂がある。フェニル変成ポ
リエステル樹脂は、酸成分として、1.2−ジフェニル
−1,2−エタンカルボン酸のようなフェニル基を含有
するものを用いる、および/またはポリオール成分とし
て1,2−ジフェニル−1,2−エタンジオールのよう
なフェニル基を含有するものを用いることによりポリエ
ステル樹脂中の好ましくは側鎖としてフェニル基を導入
したものである。
上記いずれの場合でも、更に種々の添加剤を加えること
ができる。
例えば、受容層の白色度を向上させて形成される画像の
鮮明度を高めると共に筆記具による筆記性を与える目的
で酸化チタン、酸化亜鉛、カオリン、クレー、炭酸カル
シウム、微粉末シリカ等が用いられるし、転写された画
像の耐光性を高める目的で紫外線吸収剤および/または
光安定剤を添加することができる。紫外線吸収剤の添加
量は樹脂100重盪部に対して0.05〜10重量部、
光安定剤の添加量は 0.5〜3重量部である。
受容層には、熱転写シートと重ねて画像を形成する際の
離型性を向上させる目的で離型剤を適用することができ
る。
離型剤としてはポリエチレンワックス、アミドワックス
、テフロンパウダー等の他、弗素系もしくはリン酸エス
テル系の界面活性剤、もしくはシリコーンオイルが好ま
しい。
シリコーンオイルとしては油状のものも使用可能である
が、硬化型のものが好ましく、反応硬化型、光硬化型、
もしくは触媒硬化型が使用でき、なかでも、反応硬化型
、例えば、アミン変成シリコーンオイルとエポキシ変成
ソリコーンオイルとを反応により硬化させたものがより
好ましい。
上記の硬化型シリコーンオイルの適用の方法として受容
層を構成する組成物に0.5〜30重量%程度添加して
離型剤を含む受容層を形成してもよいが、受容層の表面
の一部に、硬化型シリコーンオイルを適当な溶媒に熔解
もしくは分散させて塗布し、乾燥させることにより受容
層とは別の層として離型層を形成することもでき、ある
いは又、離型剤を含む組成物を塗布後、シリコーンオイ
ルをブリードさせ、その後にシリコーンオイルを硬化さ
せても受容層と:よ別の離型層を形成することができる
受容層の形成は、シート状基材上に、受容層を形成する
材料を溶解もしくは分散させて得られる受容層形成用組
成物を使用し、塗布もしくは印刷すればよい。
ここで、受容層の表面のベック平滑度を所定の値にする
には受容層形成用組成物中の溶剤組成を変えるか、もし
くは、乾燥速度をコントロールする添加剤(例えばシリ
コーンオイル)の添加により行うか、乾燥条件を変える
、又は、受容層を一旦形成した後にスーパーギヤレンダ
ー加工(鏡面を持つ金属ロールを使用して加熱および加
圧する加工を指す)をすることにより行う。
別の方法として、シート状基材とは別の一時的キャリャ
ー上に一旦受容層を形成した後、改めて、シート状基材
上に転写する方法がある。
一時的キャリヤーとしては、表面が離型性のシート、例
えば、■セルロース繊維紙や合成紙の表面にアンダーコ
ート層を施した上に離型用シリコーン層を設けたもの、
■セルロース繊維紙の表面にポリオレフィン系樹脂もし
くはポリエステル樹JIW 等をエクストルージョンコ
ートしたもの、または■ポリエステルフィルム等のプラ
スチックフィルムの表面に離型用シリコーン層を設けた
もの、等がある。一時的キャリヤー上には受容層の他に
、必要に応じ、シート状基材との接着剤、シート状基材
と受容層を間に設ける中間層を設けておき、受容層とと
もにシート状基材の上に転写してもよい。
一時的キャリャーを使用する方法をとると、シート状基
材上の受容層の表面には、一時的キャリヤーの表面の状
態が転写されるので、一時的キャリヤーの表面の平滑度
を予め調整しておけば、受容層の表面の平滑度を所望の
ものとすることができる。
転写の際には、転写界面に接着剤を使用する必要があり
、転写シート側、又は/およびシート状基材側に接着剤
層を予め、もしくは、転写の際に塗布しておく。接着剤
としては、合成樹脂もしくは合成ゴムの有機溶剤溶液ま
たは水性エマルジョン、ホットメルトタイプの接着剤が
使用でき、あるいは、エクストルージョンコートを利用
したラミネーションによってもよい。
接着剤として不織布に粘着剤を含浸させたものを使用す
ると、接着剤とクッション層(後述)の役割を両方果た
す。
(中間層) 中間層は、構成する材質により、クッション性層、多孔
層のいずれかであり、或いは場合によっては接着剤の役
目を兼ねている。
クッション性層はJIS−に−6301に規定される1
00%モジュラスが100 K g / m以下である
樹脂を主とするものであり、ここで前記100%モジュ
ラスがl OOK g / rlを超えると岡11性が
高くなりすぎるためにこのような樹脂を用いて中間層を
形成しても熱転写シートと被熱転写シートとの密着性は
保たれない。又、前記100%モジュラスの下限は実際
上、0゜5 K g / mである。
上記の条件に合成する樹脂としては次のようなものが挙
げられる。
ポリウレタン樹脂 ポリエステル樹脂 ポリブタジェン樹脂 ポリアクリル酸エステル樹脂 エポキシ樹脂 ポリアミド樹脂 ロジン変成フェノール樹脂 テルペンフェノールP4脂 エチレン/酢酸ビニル樹脂 上記の樹脂は、1種もしくは2種以上混合して使用する
ことができるが、上記の樹、指は比較的、粘着性を有し
ているので、加工中に支障があるときは無機質の添加剤
、例えはシリカ、アルミナ、クレー、炭酸カルシウム等
であり、或いは、ステアリン酸アミと等のアミド系物質
を添加してもよい。
クッション性層は上記したような樹脂を必要に応じて他
の添加剤とともに溶剤・希釈剤等と混練して傅料もしく
はインキとし、公知の塗布方法もしくは印刷方法により
形成でき、その淳美は0.5〜50μm、より好ましく
は2〜20μm程度である。厚みが0.5μm未満では
シート状基材上の表面の粗さを吸収できず、50μmを
超えると効果の向上が見られない。
このような中間層を形成すると中間層の剛性が低いため
にサーマルヘッドの接触による変形が容易になり、更に
上記の樹脂はガラス転移点や軟化点も低いので熱により
剛性が低くなることも寄与して、転写シートと被転転写
シートとの密着性が向上する。
多孔層としては1)ポリウレタン樹脂等の合成樹脂エマ
ルジョン、メチルメタクリレート/ブタジェン系等の合
成ゴムラテックスをa城内撹拌により発泡させて塗布し
たもの、2)上記l)に発泡剤を添加したもの、3)塩
ビプラスチゾル、ポリウレタン等の合成樹脂又はスチレ
ン/ブタジェン系等の合成ゴムに発泡剤を混合して塗布
したもの、4)熱可塑性樹脂または合成ゴムを存機溶剤
に溶解した溶液と、該を機溶剤に比べ蒸発しに(く咳有
機溶剤に対し相溶性を有しかつ熱可塑性樹脂又は合成ゴ
ムに対して溶解性を存しない非ン容剤(水を主成分とす
るものを含む)との混合液を、基材上に塗布し乾燥させ
ることによりミクロ状にに凝集した膜を形成してなるミ
クロポーラス層等が用いられる。
上記l)〜3)の層は気泡が大きいため、受容層の表面
に凹凸が生じることもあるので、多孔層として、上記4
)のミクロポーラス層を設けることが好ましい。
上記4)のミクロポーラス層を形成するのに使用する熱
可塑性樹脂としては、飽和ポリエステル、ポリウレタン
、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、セルロースアセテ
ートプロピオネート等が挙げられ、又、使用する合成ゴ
ムとしてはスチレン/ブタジェン系、イソプレン系、ウ
レタン系等が挙げられ、通常、有機溶剤とてメチルエチ
ルケトン、アルコール等の親水性溶剤が、非溶剤として
は水が用いられる。
多孔層の厚みは3μm以上のものが好ましく特に5〜2
0.crmのものが好ましい。3μm未満のものは、ク
ッション性、断熱性の効果が発揮されない。
(帯電防止) 非A転写シートの加工工程中、又は、プリンター内での
走行時に静電気の発生を抑えるために、一方の面の受容
層中、受容層上の最表面等に帯電防止剤を含存させるこ
ともできる。帯電防止剤としては陽イオン型界面活性剤
、陰イオン型界面活性剤、両性イオン型界面活性剤、も
しくは非イオン型界面“活性剤が挙げられる。
帯電防止剤は受容層の表面等に塗布により設けるか、或
いは、表面の層を構成する層を形成する際に塗′糾中に
練り込むことにより形成してもよい。帯電防止剤として
カチオン型のアクリルポリマーを用いてもよい。
〔発明の作用 効果〕
以上の本発明によれば、昇華転写画像形成方式において
、昇華転写シートから移行する染料を受容する際に、昇
華転写シートと被熱転写シートとの密着性が良いので、
昇華した染料の拡11kによるボケがなく、サーマルヘ
ッド等の点状加熱手段のドツト形状の再現性が良いので
、解像力も優れた画像が得られる利点がある。
〔実施例〕
実施例1 微細空孔を有する合成紙(厚み60μm、玉子油化合成
紙製、ユボFPG)の片面に、ポリウレタン系接着剤を
塗布しく乾燥時塗布¥:6g/m)、乾燥したものを2
枚用意し、コートt(E (坪i: fl 5 g/m
)の両面に、温度60°Cの熱ロールを使用して貼着を
行ない、合成紙/コート祇/合成紙の3層からなる基材
ソートを形成した。
得られた基材シートの片面に下記組成の受容層形成用組
成物をワイヤーバーを用いて塗布じ乾燥させ、乾燥時塗
布量8g/−の受容層を設けた。
受容U形成用組成物 ポリエステル樹脂       10重量部(東洋鋳型
、バイロン200) アミノ変成シリコーン     0.5重量部(信越化
学工業型、KF−393,) エポキシ変成シリコーン    0.5重量部(信越化
学工業型、X−22−343)溶剤         
    89重量部(トルエン/メチルエチルケトン−
1/1)受容層を設けた後、クロムめっきロールの加熱
温度を変えて、スーパーギヤレンダー加工して平滑化を
行ない、下記のベック平滑度の被熱転写シートを得た。
蓋蓋lエ    −さ−−ムvi黒− A 加工なし     1850秒 8 50℃     2030秒 C60’c      3710秒 D  80℃     7950秒 E  85℃    10380秒 F  87°C14000秒 次いで、基材シートの受容層の設けてない側の面に、ポ
リメチルメタクリレート系樹脂のトルエン/メチルエチ
ルケトン 度12%)をワイヤーバーを用いて塗布しく乾燥時塗布
ff14 g/m> 、乾燥して樹脂層を形成した。
更に、上記で形成された樹脂層の表面に帯電防止剤(ア
ナリティカル・ケミカル・ラボラトリ−・オブ・スコー
キー製、スタチサイド)の1%プロパツール溶液を塗布
しく乾燥時塗布量0、1g/n?)、乾燥させ、被熱転
写シートを得た。
一方、熱転写シートの製造は次のようにして行なった。
厚み6μmのポリエチレンテレツクレートフィルム上に
、下記組成からなるSt熱スリップ層層形成用インキ組
成物を調整してワイヤーバーを使用して塗布し、温風乾
燥した。
耐熱スリツプ層形成用インキ組成物 ポリビニルブチラール樹脂   4.5重量部(エスレ
ソクBX−1) トルエン          45重1部メチルエチル
ケトン     45.5重量部リン酸エステル   
    0.45重量部(第−工業製薬型、プライサー
フA−2083)ジイソシアネート         
2mt部(成田薬品工業製、タケネー)D−11ON、
75%酢酸エチル溶液) 、・話風乾燥後、60℃で12時間、オーブン中で加熱
して硬化処理した.乾燥後のインキ塗布量は約1. 2
 g /ばてあった。
次いで、上記フィルムの耐熱スリップ層とは反対側の面
に、下記組成の怒熱昇華転写層形成用インキ徂成物を調
製し、ワイヤーバーにより塗布しく乾燥時塗布量約1.
 2 g / n( ) 、温風乾燥して転写層を形成
し、熱転写シートを得た。
感熱昇華転写層形成用インキ組成吻 分散染fi             4重量部(日本
化蘂製、カヤセットブルーフ14)ポリビニルブチラー
ル樹脂   、1.3重量部(エスレノクE3X−1) トルエン           40重置部メチルエチ
ルケトン      40重量部イソブタ7ノール  
      10重量部上記で得られた熱転写シートと
被熱転写シートとを重ねて、熱転写シートの裏面側から
サーマルヘッドにより画像情報に応した点状加熱をする
ことにより画像を形成したところ、次の結果を得た。
被熱転写 ヘノク平滑度  中間調のドツトシート  
        再現性 A     1850秒   白抜は多い8     
2030秒   やや白抜けC3710秒   白抜け
なし D     7950秒   白抜けなじE    1
0380秒   白抜けなしF   目000秒   
白抜2すなしなお、同じ被動転写ノートを2枚!VO清
し、一方のノートの受容層を他方のノートの受容層を設
けてない側の面に当てて重ね、手でこすり・2枚のシー
トの貼り付きをみたところ、上記のうちFは貼り付きの
程度が他のものにくらべて高く、自動給紙の場合には2
枚同時に供給されることがあった。
実施例2 合成紙(厚み150μm、王子油化合成祇製ユボFPG
)の片面に塩素化ポリプロピレンの酢酸エチル溶液を塗
布、乾燥して(乾燥時塗布10.3g/n?)プライマ
ーとし、その上に下記の受容層形成用組成物をワイヤー
バーを用いて塗布、乾燥させ、乾燥時塗布’FJ 6 
g / rrrの受容層を設けた。
受容層形成用組成物 ポリスチレン樹脂       10重量部(電気化学
型、MT−2) アミノ変成シリコーン     0.6重量部(信越化
学工業型、KF−393) エポキシ変成シリコーン    0.6重量部(信越化
学工業型、X−22−343)溶剤         
   88.8 重量部(トルエン/メチルエチルケト
ン−1/1)受容層形成の際に下記のように乾燥の温度
を変えて平滑度を変化させた。
乾燥条件 ヘソク平滑度  中間調のドツト再現性 G    10.200秒   白抜けなしH8700
秒   白抜けなし 1    6140秒   白抜けなしJ     2
340秒   やや白抜けK     1780秒  
 白抜は多いただし、乾燥条件は次のとおり。
0    60℃  60分 H80℃  40分 1   100’C20分 J    120℃  10分 K   130℃  10分 また、自動給紙を行なっても2枚同時に供給されること
はなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱により溶融もしくは昇華して移行する染料を結
    合材樹脂中に含む熱転写層を有する熱転写シートと組み
    合わせて使用され、シート状基材上に前記染料を受容す
    る樹脂からなる受容層を有しており、かつ受容層が設け
    られた側の表面のベック平滑度が2000秒以上である
    ことを特徴とする被熱転写シート。
  2. (2)ベック平滑度が2600秒以上であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の被熱転写シート。
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