JPH0260790A

JPH0260790A - 熱転写記録用被転写シート

Info

Publication number: JPH0260790A
Application number: JP63212686A
Authority: JP
Inventors: Shuhei Shiraishi; 白石　修平; Hisashi Sakai; 坂井　壽
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1988-08-26
Filing date: 1988-08-26
Publication date: 1990-03-01
Anticipated expiration: 2014-02-10
Also published as: JP2855527B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、熱転写記録用被転写シートに関し、さらに詳
しくは低エネルギーににる高速記録が可能な熱転写記録
用被転写シートに関する。

［従来の技術］従来、コンピューターやワードプロセッサー等のプリン
ター等に種々の記録方式が採用されている。そのうら熱
転写記録方式は印字時の騒音がなく、広く使用されてい
る。そして、近年では、熱転写記録の高速化が進み、そ
のために高エネルギー印加、熱転写シートの高感度化（
熱転写温度の低下）が進められているが、スディッキン
グを生じたり、ブロッキングを生じたりして熱転写シト
の保存性を損ない、十分満足のいく結果は得られない。

また、被転写シートにおいても、例えば、特公昭５９−
１６９５０＠公報では、水溶性結着剤、低融点添加剤及
び顔料とからなる塗布層を支持体上に設けた被転写シー
トが、特開昭５７−１８２４８７　＠公報では吸油量３
０ｍ　ｌ　／　１００ｑ以上の顔料を有する塗布層を支
持体上に設けた被転写シートが、そして、特開昭５９−
１８７８９２号公報にはへツタ平滑度が２００以上の被
転写シートが提案されている。

しかしながら、これらはいずれも低エネルギーで記録し
た場合、細線切れを生じ、満足な転写記録画像が得られ
ず、高速化にマツチしたものはまだ得られていない。

［発明が解決しようとする課題１本発明は、低エネルギーで記録した場合にも細線切れが
なく高速記録の可能な被転写シートを提供することを解
決すべき課題とするものである。

［課題を解決するための手段］本発明によれば、支持体上に発泡層を設け、さらに該発
泡層上に受容層を設け、ｈり該受容層表面のベック平滑
度（ＪＩＳ　Ｐ−８１１９＞が１５０秒以上であること
を特徴とする熱転写記録用被転写シートが提供されるも
のである。

本発明において、支持体上に設けられる発泡表面層は、
発泡性微粒子を用いることにより形成し得る。このよう
な発泡性微粒子として、発泡性プラスチックフィラーが
好適である。

発泡性プラスチックフィラーは、熱可塑性樹脂を殻とし
、内部に低沸点溶媒を発泡剤として含有づる中空状のプ
ラスチックフィラーであり、加熱により発泡する。この
ような発泡性プラスチックフィラーは従来公知であり、
種々のものが適用されるが、その粒子直径に関しては、
未発泡状態の場合、２〜５０μｍ、好ましくは５〜２０
μｍでおり、発泡状態では、１０〜１００μｒｒ１、好
ましくは１０〜５０μｍでおる。このプラスチックフィ
ラーの殻となる熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル
、ポリアクリル酸エステル、ボアクリロニトリル、ポリ
ブタジェン、おるいはそれらの共重合体か挙げられ、特
に好ましくは塩化ビニリデンとアクリロ二１〜リルの共
重合体である。また、殻内に含まれる発泡剤としては、
プロパンやブタン等が一般的である。

支持体上に発泡層を設けるには、前記した発泡性プラス
チックフィラーを、結着剤と共に支持体上に塗イ５乾燥
した後、その塗イロ面に熱板を密着させ、プラスチック
フィラーを加熱発泡させればよい。

結着剤としては、ポリビニルアルコール、デンプン、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリア
クリル酸ソーダ等の水溶・Ｌｉｔ　＆Ｊ脂、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビ
ニル、ボアクリルｌＴステル、ポリアクリロニトリル、
ポリブタジェン、必るいはそれらの共重合体等が挙げら
れる。特に、その軟化点が１５０°Ｃ以下のものが好ま
しい。

プラスチックフィラーの塗布量は、支持体１Ｔｒｉに対
し、未発泡フィラーとして、少なくとも１ｇ、好ましく
は２〜５ｇ程度である。また、結着剤の使用量は、発泡
層を支持体に対し強く結合させるような量であればよく
、通常は、未発泡フィラーと結着剤の合計量に対し、５
〜５０重量％でおる。

また、加熱発泡温度は、フィラーの殻を構成する熱可塑
性樹脂を軟化させる温度である。発泡倍率は、通常２〜
４倍、好ましくは２〜３倍でおり、適当に選ぶ。

前記のようにして支持体上に形成された発泡層の上に受
容層を設けるが、該受容層は熱転写インクに対して受容
性のよい材料より構成され、樹脂単独または樹脂と有機
または無機＠利よりなる。

樹脂としては、スチレン−ブタジェンゴム、トリルゴム
、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、スチレン樹脂、塩化
ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、スチレン−アクリル
共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル共重合体等が
挙げられる。填料としては、例えば炭酸カルシウム、シ
ワ力、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化アルミニウム、６
Ａｍバリウム、クレー、タルク等の無銭系微粉末の伯、
尿素−ホルマリン樹脂、スチレン／メタクリル酸共単合
体、ポリスチレン等の有機系の微粉末を挙げることがで
きる。

樹脂と填お１の混合割合は樹脂５〜５０手量％、屓γ；
１９５〜５０重咄％が好ましい。

さらにこの種の被転写シートに・開用される補助添加成
分、例えば、熱可融性物質等を併用することかできる。

熱可融性物質としては、例えば、パラフィンワックス、
カルブウバワックス等のワックス類、オレイン酸、ステ
アリン酸等の高級脂肪酸の金属塩及びアミド類、ポリエ
チレンワックス、ポリプロピレンワックス等を挙げるこ
とができる。

発泡層の付着量は１〜１０ｇ／尻（乾燥後）、受容層の
付着量は１〜２０ｑ／尻（乾燥後）で、受容層の表面は
このままではかなりの凹凸を生じているため、その表面
にキャレンダーを掛けることによって、平滑度を１５０
秒以上にする。あるいは発泡層の表面はかなり凹凸がお
るので、受容層を設ける前に一度キャレンダーを掛け、
ある程度平滑にしてから受容層を設は更にもう−ａキャ
レンダーを掛け、平滑度を１５０秒以上にしてもよい。

支持体としては、紙、プラスチックフィルム、合成紙等
を用いることかてぎる。

［実施例］次に本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明す
る。以下において示す部及び％はいずれも小諸基準であ
る。

実施例１次の配合からなる混合物をデイスパーにて攪拌分散して
、発泡層塗イＤ液を調製した。

発１包［生プラスチックフィラ（殻：塩化ビニリデンとアクリロニｉ〜リルのコポリマ
ー、発泡剤：イソブタン）１５部１０％ポリビニル７フ
ル」−ル　　　　　　３０部水　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　５５部上記発泡層塗イ５液
を未発泡の臥（ｍで上質紙の表面に、乾燥付容量が２．
０〜３．０　ｇ／ＴＩｔになるように塗イ［乾燥し、次
にその塗布面を、ヒーターを有した回転式ドラムドライ
ヤーの表面に密着させ、表面温度１２０〜１３０’Ｃの
条件−ドて約２分間加熱発泡させた。

更に次の配合からなる混合物をデイスパーにて攪拌分級
して、受容層塗布液を調製し、上記発泡層上に乾燥付着
墨が５〜６ｇ／尻になるように塗イｈ乾燥した。

スチレン−ブタジェンラテックス（固形分５０％）２０部炭酸カルシウム（平均粒径０．１μｍ）　　５０部水　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　３０
部次いで、スーパーキャレンダーを掛け、受容層の表面
をベック平滑度で２００秒にし、本発明の被転写シート
を得た。

実施例２実施例１において受容層塗布液を下記の塗イ５液に変え
る以外は同様にして、ベック平滑度１５００秒の本発明
の被転写紙を得た。

スチレン−アクリル共重合体（固形分４０％、Ｔ（１７０’Ｃ）　　　　　５０部ポ
リビニルアルコール（１０％水溶液）２５部水　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２５部実施
例３実施例１において１０％ポリビニルアルコール３０部を
１０％ポリビニルアルコール１５部とスチレンブタジエ
ンラテックス（固形分５０％）３部に首き換え、かつ発
泡層形成後スーパーキャレンダーを掛け、平滑度を１５
０秒にした後、受容層を設ける以外は同様にして、ベッ
ク平滑度４００秒の本発明の被転写シー１〜を得た。

比較例１，２実施例１．２に用いた受容層塗布液を上質紙に塗布乾燥
し、スーパーキャレンダーを掛（ブ、平滑度２００秒と
１５００秒の２種類の比較用被転写シー１〜を１１１こ
。

評価用熱転写シートの作成カーボンブラック　　　　　　　　　５部カルナウバワ
ックス　　　　　　　　１５部パラフィンワックス　　
　　　　　　２５部エチレン／酢酸ビニル共重合体　　
　５部よりなる組成物を温度１００°Ｃで、ロールミル
により均一に）捏練して熱溶融性インク組成物を調製し
、ホットメルトコーティング法により、付着ｆｆ１４ｇ
／ＴＩｔになるように、３．５μｍ厚のポリエステルフ
ィルム上に塗布し、評価用熱転写シートを作成した。

以上のＪ、うにして作成した熱転写シートの転写層を被
転写シートの受像面に密着させて、熱転写プリンターを
用いて、０．５ｍＪ／ｄｏｔ　、　０．／Ｉ…ｊ／ｄｏ
ｔ、０、３ｍｊ／ｄａｔのエネルギーを与えて印字した
。その結果は以下の通りである。なお、画像濃度は反則
濃度計（マクベスＲＤ−９１４）にて測定し、細線切れ
は肉眼で観察した。（○・・・良、△・・・ヤヤ良、Ｘ
・・・悪）。

上記からもわかるように、本発明の被転写シートは微小
な熱エネルギーでも高い画像温度と良好な細線再現性を
承りことか確認された。

［発明の効果］本発明の熱転写用被転写シートは、前記構成にしたこと
により、丈−マルヘッドからの熱エネルギーを熱転写シ
ートの熱転写インク層の溶融転写に高められた効率で利
用することができ、その結果、従来にくらべ、低エネル
ギーで鮮明な転写画像を１ｑることができ、熱転写記録
の高速化が達成できる。

Claims

【特許請求の範囲】

支持体上に発泡層を設け、さらに該発泡層上に受容層を
設け、かつ該受容層表面のベック平滑度（ＪＩＳＰ−８
１１９）が１５０秒以上であることを特徴とする熱転写
記録用被転写シート。