JP2925551B2 - 熱転写記録用被転写シート - Google Patents

熱転写記録用被転写シート

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、熱転写記録用被転写シートに関し、さらに
詳しくは低エネルギーによる高速記録が可能な熱転写記
録用被転写シートに関する。
[従来の技術] 従来、コンピューターやワードプロセッサー等のプリ
ンター等に種々の記録方式が採用されている。そのうち
熱転写記録方式は印字時の騒音がなく、広く使用されて
いる。そして、近年では、熱転写記録の高速化が進み、
そのために高エネルギー印加、熱転写シートの高感度化
(熱転写温度の低下)が進められているが、スティッキ
ングを生じたり、ブロッキングを生じたりして熱転写シ
ートの保存性を損ない、十分満足のいく結果は得られな
い。また、被転写シートにおいても、例えば、特公昭59
−16950号公報では、水溶性結着剤、低融点添加剤及び
顔料とからなる塗布層を支持体上に設けた被転写シート
が、特開昭57−182487号公報では吸油量30ml/100g以上
の顔料を有する塗布層を支持体上に設けた被転写シート
が、そして、特開昭59−187892号公報にはベック平滑度
が200以上の被転写シートが提案されている。
しかしながら、これらはいずれも低エネルギーで記録
した場合、細線切れを生じ、満足な転写記録画像が得ら
れず、高速化にマッチしたものはまだ得られていない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、低エネルギーで記録した場合にも細線切れ
がなく高速記録の可能な被転写シートを提供することを
解決すべき課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、支持体上に、発泡性プラスチックフ
ィラー微粒子及び結合剤を95:5〜50:50の乾燥重量比で
含み、発泡性プラスチックフィラー微粒子を加熱発泡さ
せてなる発泡表面層を有し、かつその表面層のベック平
滑度(JIS P−8119)が150秒以上であることを特徴とす
る熱転写記録用被転写シートが提供されるものである。
本発明において、支持体上に設けられる発泡表面層
は、発泡性微粒子が用いることにより形成し得る。この
ような発泡性微粒子として、発泡性プラスチックフィラ
ーが好適である。
発泡性プラスチックフィラーは、熱可塑性樹脂を殻と
し、内部に低沸点溶媒を発泡剤として含有する中空状の
プラスチックフィラーであり、加熱により発泡する。こ
のような発泡性プラスチックフィラーは従来公知であ
り、種々のものが適用されるが、その粒子直径に関して
は、未発泡状態の場合、2〜50μm、好ましくは5〜20
μmであり、発泡状態では、10〜100μm、好ましくは1
0〜50μmである。このプラスチックフィラーの殻とな
る熱可塑性樹脂としては、ポリスチレン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリ
ル酸エステル、ポアクリロニトリル、ポリブタジエン、
あるいはそれらの共重合体が挙げられ、特に好ましくは
塩化ビニリデンとアクリロニトリルの共重合体である。
また、殻内に含まれる発泡剤としては、プロパンやブタ
ン等が一般的である。
支持体上に発泡層を設けるには、前記した発泡性プラ
スチックフィラーを、結着剤と共に支持体上に塗布乾燥
した後、その塗布面に熱板を密着させ、プラスチックフ
ィラーを加熱発泡させればよい。
結着剤としては、ポリビニルアルコール、デンプン、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリ
アクリル酸ソーダ等の水溶性樹脂、ポリスチレン、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポ
アクリル酸エステル、ポリアクリロニトリル、ポリブタ
ジエン、あるいはそれらの共重合体等が挙げられる。特
に、その軟化点が150℃以下のものが好ましい。
プラスチックフィラーの塗布量は、支持体1m2に対
し、未発泡フィラーとして、少なくとも1g、好ましくは
2〜5g程度である。また、結着剤の使用量は、発泡層を
支持体に対し強く結合させるような量であればよく、通
常は、未発泡フィラーと結着剤の合計量に対し、5〜50
重量%である。また、加熱発泡温度は、フィラーの殻を
構成する熱可塑性樹脂を軟化させる温度である。発泡倍
率は、通常2〜4倍、好ましくは2〜3倍であり、適当
に選ぶ。
前記のようにして支持体上に形成された発泡層の表面
は、かなりの凹凸を生じているため、本発明において
は、その表面にキャレンダーを掛けることによって、平
滑度を150秒以上にする。
また、本発明においては、発泡性プラスチックフィラ
ー及び結着剤とともに、必要に応じ、更にこの種の被転
写シートに慣用される補助添加成分、例えば、填料、熱
可融性物質等を併用することができる。この場合填料と
しては、例えば炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸
化チタン、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、クレ
ー、タルク等の無機系微粉末の他、尿素−ホルマリン樹
脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン等
の有機系の微粉末を挙げることができる。熱可融性物質
としては、例えば、パラフィンワックス、カルナウバワ
ックス等のワックス類、オレイン酸、ステアリン酸等の
高級脂肪酸の金属塩及びアミド類、ポリエチレンワック
ス、ポリプロピレンワックス等を挙げることができる。
支持体としては、紙、プラスチックフィルム、合成紙
等を用いることができる。
[実施例] 次に本発明を実施例及び比較例により更に詳細に説明
する。以下において示す部及び%はいずれも重量基準で
ある。
実施例1 次の配合からなる混合物をディスパーにて撹拌分散し
て、発泡層塗布液を調製した。
発泡性プラスチックフィラー (殻:塩化ビニリデンとアクリロニトリルのコポリマ
ー、発泡剤:イソブタン) 15部 10%ポリビニルアルコール 30部 水 55部 上記発泡層塗布液を未発泡の状態で上質紙の表面に、
乾燥付着量が2.0〜3.0g/m2になるように塗布乾燥し、次
にその塗布面を、ヒーターを有した回転式ドラムドライ
ヤーの表面に密着させ、表面温度120〜130℃の条件下で
約2分間加熱発泡させた。
次いで、スーパーキャレンダーを掛け、前記発泡層の
表面をベック平滑度で180秒にし、本発明の熱転写記録
用被転写シートを得た。
実施例2 実施例1において10%ポリビニルアルコール30部を10
%ポリビニルアルコール15部とスチレン/ブタジエンラ
テックス(固形分50%)3部に置き換えた以外は同様に
して、ベック平滑度300秒の本発明の熱転写記録用被転
写シートを得た。
比較例1,2 実施例1に用いた上質紙をスーパーキャレンダー掛け
し、平滑度180秒と300秒の2種類の比較用被転写シート
を得た。
評価用熱転写シートの作成 カーボンブラック 5部 カルナウバワックス 15部 パラフィンワックス 25部 エチレン/酢酸ビニル共重合体 5部 よりなる組成物を温度100℃で、ロールミルにより均一
に混練して熱溶融性インク組成物を調製し、ホットメル
トコーティング法により、付着量4g/m2になるように、
3.5μm厚のポリエステルフィルム上に塗布し、評価用
熱転写シートを作成した。
以上のようにして作成した熱転写シートの転写層を被
転写シートの受像面に密着させて、熱転写プリンターを
用いて、0.5mj/dot、0.4mj/dot、0.3mj/dotのエネルギ
ーを与えて印字した。その結果は以下の通りである。な
お、画像濃度は反射濃度計(マクベスRD−914)にて測
定し、細線切れは肉眼で観察した。(○…良、△…やや
良、×…悪)。
上記からもわかるように、本発明の被転写シートは微
小な熱エネルギーでも高い画像濃度と良好な細線再現性
を示すことが確認された。
[発明の効果] 本発明の熱転写用被転写シートは、前記構成にしたこ
とにより、サーマルヘッドからの熱エネルギーを熱転写
シートの熱転写インク層の溶融転写に高められた効率で
利用することができ、その結果、従来にくらべ、低エネ
ルギーで鮮明な転写画像を得ることができ、熱転写記録
の高速化が達成できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に、発泡性プラスチックフィラー
    微粒子及び結合剤を95:5〜50:50の乾燥重量比で含み、
    発泡性プラスチックフィラー微粒子を加熱発泡させてな
    る発泡表面層を有し、かつその表面層のベック平滑度
    (JIS P−8119)が150秒以上であることを特徴とする熱
    転写記録用被転写シート。
JP63151730A 1988-06-20 1988-06-20 熱転写記録用被転写シート Expired - Fee Related JP2925551B2 (ja)

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