JP2002273638A - 切断機におけるワーク搬出方法およびその装置 - Google Patents

切断機におけるワーク搬出方法およびその装置

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JP2002273638A JP2001074706A JP2001074706A JP2002273638A JP 2002273638 A JP2002273638 A JP 2002273638A JP 2001074706 A JP2001074706 A JP 2001074706A JP 2001074706 A JP2001074706 A JP 2001074706A JP 2002273638 A JP2002273638 A JP 2002273638A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昼間運転時は、作業者の作業性が良くなるよ
うに製品を搬出し、夜間運転時は、効率を優先し、オー
バフローを起こしにくく、自動的に連続運転できるよう
にする。 【解決手段】 切断機1で切断されたワークWを製品の
長さ、重量、形状、径および残材に応じて判別して予め
決められた搬出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出
するときに、昼間時には前記切断されたワークを予め製
品と残材とを区別して予め決められた搬出ラインにより
複数の搬出コンベアに搬出し、夜間運転時には切断され
たワークを製品と残材とを区別せずに予め決められた搬
出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出すると共に、
前記複数の搬出コンベアのうちの選択された特定の搬出
コンベアに前記切断されたワークを製品と残材とを長さ
を基に区別し、切断されたワークが残材と判断されたと
きに、その残材を前記特定の搬出コンベア以外の別の搬
出コンベアに搬出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、切断機で切断さ
れたワークを切断機の前方に配置された複数の複数の搬
出コンベアに搬出するようにした切断機におけるワーク
搬出方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切断機としての例えば横型帯鋸盤
で切断されたワークは、横型帯鋸盤の前方に配置された
複数の違うタイプの搬出コンベアからなる搬出装置に搬
出されるようになっている。そして、切断されたワーク
の長さ、形状、径、残材などによって搬出先である予め
決められた搬出コンベアに搬出される。しかも、搬出先
である搬出位置を決めるシーケンスは、昼間運転、夜間
運転のいずれにおいても、作業効率が高くなるよう、変
化しないで一定に決められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、切断された
ワークのうちある形状の製品は、必ずそれ専用の搬出位
置に搬出されるため、特定の搬出エリアで、特に夜間運
転において、オーバフローがでて自動的に連続運転がで
きないという問題があった。
【0004】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、昼間運転時は、作業者の作
業性が良くなるように製品を搬出し、夜間運転時は、効
率を優先し、オーバフローを起こしにくく、自動的に連
続運転できるようにした切断機におけるワーク搬出方法
およびその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の切断機におけるワーク搬出
方法は、切断機で切断されたワークを製品の長さ、重
量、形状、径および残材に応じて判別して予め決められ
た搬出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出するとき
に、昼間時には前記切断されたワークを予め製品と残材
とを区別して予め決められた搬出ラインにより複数の搬
出コンベアに搬出し、夜間運転時には切断されたワーク
を製品と残材とを区別せずに予め決められた搬出ライン
により複数の搬出コンベアに搬出すると共に、前記複数
の搬出コンベアのうちの選択された特定の搬出コンベア
に前記切断されたワークを製品と残材とを長さを基に区
別し、切断されたワークが残材と判断されたときに、そ
の残材を前記特定の搬出コンベア以外の別の搬出コンベ
アに搬出することを特徴とするものである。
【0006】したがって、切断機で切断されたワーク
は、製品の長さ、重量、形状、径および残材に応じて判
別して予め決められた搬出ラインにより複数の搬出コン
ベアに搬出される。そのときに、昼間時には前記切断さ
れたワークは予め製品と残材とを区別して予め決められ
た搬出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出され、夜
間運転時には切断されたワークは製品と残材とを区別せ
ずに予め決められた搬出ラインにより複数の搬出コンベ
アに搬出されると共に、前記複数の搬出コンベアのうち
の選択された特定の搬出コンベアに前記切断されたワー
クは製品と残材とを長さを基に区別され、切断されたワ
ークが残材と判断されたときに、その残材を前記特定の
搬出コンベア以外の別の搬出コンベアに搬出される。
【0007】而して、昼間運転時は、作業者の作業性が
良くなるように製品は搬出され、夜間運転時は、効率を
優先し、オーバフローを起こしにくく、自動的に連続運
転されて製品は搬出される。
【0008】請求項2によるこの発明の切断機における
ワーク搬出装置は、切断機で切断されたワークを製品の
長さ、重量、形状、径および残材に応じて制御装置によ
り判別して複数の搬出コンベアに搬出する切断機におけ
る搬出装置であって、前記制御装置に、前記切断された
ワークにおける製品の長さ、重量、形状、径および残材
の長さを検出するそれぞれの検出センサと、予め設定さ
れた製品の長さ、重量、形状、径および残材の長さを記
憶せしめておく各メモリと、前記各検出センサで検出さ
れた実際の各検出値と各メモリに記憶された予め設定さ
れた各設定値とを比較する比較判断装置と、を備えてな
ることを特徴とするものである。
【0009】したがって、請求項1と同様に、切断機で
切断されたワークは、製品の長さ、重量、形状、径およ
び残材に応じて制御装置により判別して予め決められた
搬出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出される。そ
のときに、昼間時には前記切断されたワークは予め製品
と残材とを区別して予め決められた搬出ラインにより複
数の搬出コンベアに搬出され、夜間運転時には切断され
たワークは製品と残材とを区別せずに予め決められた搬
出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出されると共
に、前記複数の搬出コンベアのうちの選択された特定の
搬出コンベアに前記切断されたワークは製品と残材とを
長さを基に区別され、切断されたワークが残材と判断さ
れたときに、その残材を前記特定の搬出コンベア以外の
別の搬出コンベアに搬出される。
【0010】而して、昼間運転時は、作業者の作業性が
良くなるように製品は搬出され、夜間運転時は、効率を
優先し、オーバフローを起こしにくく、自動的に連続運
転されて製品は搬出される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1を参照するに、切断機としての例えば
横型帯鋸盤1が配置されていると共に、この横型帯鋸盤
1の前方図1において下側には切断されたワークWを搬
出する搬出装置3が配置されている。しかも、前記横型
帯鋸盤1の図1において右側には、横型帯鋸盤1と搬出
装置3を制御せしめる制御装置5が設けられている。前
記横型帯鋸盤1には切断位置にて走行自在な帯鋸刃BS
を備えた上下動自在な鋸刃ハウジング(図示省略)が設
けられている。前記帯鋸刃BSの後方側には加工すべき
ワークWを送材せしめるために、送材方向すなわち、図
1において上下方向に延伸された送材テーブル7が設け
られている。この送材テーブル7上には送材方向へ適宜
な間隔で回転自在な複数の送材ローラ9が支承されてい
る。
【0013】また、前記帯鋸刃BSの後方側にはワーク
Wを送材せしめるための後バイス11が送材方向(図1
において上下方向)へ後バイス用駆動モータ13(図2
参照)により移動自在に設けられている。しかも、送材
量は後バイス用駆動モータ13に備えられたエンコーダ
15(図2参照)により検出されるものである。前記後
バイス11は固定後バイスジョー11Aと移動後バイス
ジョー11Bとからなっていて、移動後バイスジョー1
1Bは固定後バイスジョー11Aに対して接近、離反自
在となっている。
【0014】前記帯鋸刃BSの前方側すなわち、図1に
おいて下側には前記送材方向と同方向の搬出方向へ移動
自在な前バイス17が設けられている。すなわち、前記
搬出方向に適宜な間隔でフレーム19,21が立設され
ており、このフレーム19とフレーム21の図1におい
て左側上には搬出方向へ延伸したガイドレール23が設
けられていると共にフレーム19とフレーム21との間
の図1において右側上には搬出方向へ延伸した支持フレ
ーム25が立設して取り付けられている。
【0015】前記ガイドレール23に沿って搬出方向へ
移動自在なスライダ27が設けられていると共に、この
スライダ27には上下方向図1において紙面に対して直
交する方向へ移動自在な前バイス本体29が設けられて
いる。この前バイス本体29には固定前バイスジョー3
1Aと移動前バイスジョー31Bとからなっていて、移
動前バイスジョー31Bは固定前バイスジョー31Aに
対して接近、離反自在となっている。前記スライダ27
は前バイス用駆動モータ33により搬出方向(図におい
て上下方向)へ移動されると共にその移動量は前バイス
用駆動モータ33に備えられたエンコーダ35(図2参
照)により検出されるものである。
【0016】前記移動前バイスジョー31Bの移動量
は、ラックアンドピニオン、エンコーダなどからなる移
動前バイスジョー移動量検出センサ37(図2参照)が
設けられており、この移動前バイスジョー移動量検出セ
ンサ37によりワークWの径が検出されるものである。
【0017】上記構成により、加工すべきワークWが送
材テーブル7における複数の送材ローラ9上に載置され
て、固定後バイスジョー11Aと移動後バイスジョー1
1Bとによりクランプされる。この状態で後バイス11
が後バイス用駆動モータ13により前方へ移動され、ワ
ークWの所望位置が帯鋸刃BSの下方位置に位置決めさ
れる。そして、帯鋸刃BSを下降せしめることにより、
ワークWに切断加工が行われる。
【0018】こうして、切断されたワークWは、横型帯
鋸盤1に備えられた前バイス17における前バイス本体
29に備えられて固定前バイスジョー31Aに対して移
動前バイスジョー31Bを固定前バイスジョー31A側
へ移動せしめて固定前バイスジョー31Aと移動前バイ
スジョー31Bとでクランプせしめる。そして、スライ
ダ27を前バイス用駆動モータ33によりガイドレール
23に沿って図1において下側へ移動せしめることによ
り、前バイス17における前バイス本体29が図1にお
いて下側へ移動されて、搬出位置AにワークWが搬出方
向されることになる。
【0019】前記帯鋸刃BSの前方側には切断されたワ
ークWの重量を検出するロードセルなどの重量検出セン
サ39(図2参照)や、切断されたワークWの例えば
丸、丸パイプかどうかを検出する発光・受光センサと別
の受光センサなどからなる形状検出センサ41(図2参
照)が設けられている。なお、前記発光・受光センサは
例えば固定前バイスジョー31A側へ設けられ、また、
別の受光センサは切断されたワークWが搬出される上方
の位置に設けられる。そして、発光・受光センサから発
光された光がワークWにより反射されて発光・受光セン
サのみで受光されるときは、ワークWが矩形と判断さ
れ、発光・受光センサから発光された光がワークWによ
り反射されて別の受光センサで受光されるときは、ワー
クWが丸、丸パイプと判断されるものである。
【0020】前記搬出装置3としては、搬出方向すなわ
ち、図1において上下方向に対してほぼ直交する方向す
なわち図1において左右方向へ適宜な間隔で複数のガイ
ドレール43A、43Bが延伸して敷設されている。こ
のガイドレール43A、43Bに沿って図1において左
右方向へ移動される移動自在な移動コンベア45が設け
られている。この移動コンベア45は移動コンベア用駆
動モータ47(図2参照)により移動されるものであ
る。その移動量は移動コンベア用駆動モータ47に備え
られたエンコーダ49(図2参照)によって検出される
ものである。また、移動コンベア45には搬出方向へ適
宜な間隔で複数の回転自在なローラ51が支承されてい
ると共に、移動コンベア45の図1において左側にはこ
の移動コンベア45におけるローラ51上に載置された
ワークWを右方向へ押しつけるプッシャ53が一体的に
設けられている。
【0021】前記ガイドレール43Aとガイドレール4
3Bとの間のおける搬出位置Aの下方の図1における左
右方向には、コンテナパレット55が図1において上下
方向へ2列配置されている。この各コンテナパレット5
5は図1における左右方向へ適宜な間隔で複数の回転自
在なローラ57が支承されており、このローラ57上に
は複数のコンテナ59が載置されている。
【0022】前記搬出位置Aにおける図1における下側
には、図1において上下方向へ適宜な間隔で複数の回転
自在なローラ61を備えた長尺用コンベア63が配置さ
れていると共に、前記ガイドレール43Bの右端におけ
る前方すなわち、図1における下側には、図1において
上下方向へ適宜な間隔で複数の回転自在なローラ65を
備えたスラットコンベア67が配置されている。
【0023】前記ガイドレール43Bの前方すなわち、
図1における下側には、図1において左右方向へ適宜な
間隔で搬出方向へ延伸された複数例えば9つのローラコ
ンベア69A〜69Iが配置されている。しかも、この
ローラコンベア69A〜69Iには、搬出方向へ適宜な
間隔で複数の回転自在なローラ71が支承されている。
【0024】したがって、前記搬出装置3は、コンテナ
パレット55、長尺用コンベア63、スラットコンベア
67および9つのローラコンベア69A〜69Iを備え
ていることとなる。
【0025】前記制御装置5には図2に示されているよ
うに、CPU73を備えており、このCPU73にはワ
ークWの素材長、製品長、重量、形状、径および残材の
長さなどを入力するための例えばキーボードのごとき入
力装置75、種々のデータを表示せしめるためのCRT
のごとき表示装置77が接続されている。また、前記C
PU73には上述してあるように、エンコーダ15を備
えた後バイス用駆動モータ13、エンコーダ35を備え
た前バイス用駆動モータ33、移動前バイスジョー移動
量検出センサ37、重量検出センサ39,形状検出セン
サ41およびエンコーダ49を備えた移動コンベア用駆
動モータ47がそれぞれ接続されている。
【0026】前記入力装置75より入力されて予め設定
された設定値である製品長例えば200mm、500m
m、1500mm、重量例えば20kg、10kg、形
状例えば丸、丸パイプ、径例えば160mm、残材の長
さ例えば180mmを記憶せしめておくメモリ79が接
続されていると共に、このメモリ79に記憶された種々
の各設定値と実際に計測された種々の各検出値とをぞれ
ぞれ比較判断する比較判断装置としての製品長比較判断
装置81、重量比較判断装置83、形状比較判断装置8
5、径比較判断装置87が接続されている。
【0027】上記構成により、横型帯鋸盤1の帯鋸刃B
Sで切断されたワークWは前バイス17における固定前
バイスジョー31Aと移動前バイスジョー31Bとでク
ランプされた後、前バイス本体29が搬出位置Aへ搬出
される。その後、移動コンベア45が搬出位置Aへ移動
位置決めされてきて前バイス17から移動コンベア45
へ受け渡される。ついで、移動コンベア45が搬出装置
3のうちの長尺用コンベア63、スラットコンベア67
および9つのローラコンベア69A〜69Iから選択さ
れた所望のコンベアへ搬出されることになる。また、搬
出位置Aでは前バイス17からコンテナコンベア55に
搬出される。
【0028】この横型帯鋸盤1の帯鋸刃BSで切断され
たワークWが搬出装置5へ搬出される動作を、図3、図
4に示されたフローチャートに基づいて、昼間時、夜間
時のそれぞれについて説明する。まず、昼間時について
説明すると、図3について、切断されたワークWは残材
と製品とが例えば作業者によって判別され、ワークWが
残材と判別された場合には、スラットコンベア67へ搬
出される。ワークWが製品と判別された場合には、ステ
ップS1では製品長比較判断装置81で実際に検出され
た製品長が予め設定された製品長200mmと比較判断
されて、実際に検出された製品長が予め設定された製品
長200mmより未満(短い)であるときにはステップ
S2に進み、ステップS2では重量比較判断装置83で
実際に検出された重量と予め設定された重量20kgと
が比較判断されて、実際に検出された重量が予め設定さ
れた重量20kgより以上(重い)であるときにはスラ
ットコンベア67へ搬出される。
【0029】上記ステップS2において、重量比較判断
装置83で実際に検出された重量と予め設定された重量
20kgとが比較判断されて、実際に検出された重量が
予め設定された重量20kgより未満(軽い)であると
きには、ステップS3で重量比較判断装置83で実際に
検出された重量と予め設定された重量10kgとが比較
判断されて、実際に検出された重量が予め設定された重
量10kgよりより以上(重い)であるときにはステッ
プS4に進む。そして、ステップS4で形状比較判断装
置85で実際に検出された形状が丸、丸パイプであるか
どうかを比較判断し、実際に検出された形状が丸、丸パ
イプである場合には、ステップS5に進み、径比較判断
装置87で実際に検出されたワークWの径が予め設定さ
れた160mmより大きいと比較判断されると、ローラ
コンベア69A〜69Iから選択された所望のコンベア
へ搬出される。
【0030】上記ステップS1において、製品長比較判
断装置81で実際に検出された製品長が予め設定された
製品長200mmと比較判断されて、実際に検出された
製品長が予め設定された製品長200mmより以上(長
い)であるときにはステップS6に進み、このステップ
S6でさらに重量比較判断装置83で実際に検出された
重量と予め設定された重量20kgとが比較判断され
て、実際に検出された重量が予め設定された重量20k
gより未満(軽い)であるときには、ステップS7に進
み、このステップS7で製品長比較判断装置81で実際
に検出された製品長が予め設定された製品長500mm
と比較判断されて、実際に検出された製品長が予め設定
された製品長500mmより未満(短い)であるときに
は、ステップS3で重量比較判断装置83で実際に検出
された重量と予め設定された重量10kgとが比較判断
されて、実際に検出された重量が予め設定された重量1
0kgよりより未満(軽い)であるとき、また、ステッ
プS4で形状比較判断装置85で実際に検出された形状
が丸、丸パイプであるかどうかを比較判断し、実際に検
出された形状が丸、丸パイプでない場合、さらにステッ
プS5で径比較判断装置87で実際に検出されたワーク
Wの径が予め設定された160mmより小さいときも含
めて、コンテナパレット55へ搬出される。
【0031】上記ステップS6において、重量比較判断
装置83で実際に検出された重量と予め設定された重量
20kgとが比較判断されて、実際に検出された重量が
予め設定された重量20kgより以上(重い)であると
き、また、ステップS7で製品長比較判断装置81で実
際に検出された製品長が予め設定された製品長500m
mと比較判断されて、実際に検出された製品長が予め設
定された製品長500mmより以上(長い)であるとき
には、ステップS8に進み、このステップS8で製品長
比較判断装置81で実際に検出された製品長が予め設定
された製品長1500mmと比較判断されて、実際に検
出された製品長が予め設定された製品長1500mmよ
り未満(短い)であると比較判断されると、ローラコン
ベア69A〜69Iから選択された所望のコンベアへ搬
出される。
【0032】上記ステップS8において、製品長比較判
断装置81で実際に検出された製品長が予め設定された
製品長1500mmと比較判断されて、実際に検出され
た製品長が予め設定された製品長1500mmより以上
(長い)であると比較判断されると、長尺コンベア63
へ搬出される。
【0033】次に、夜間時について説明すると、図4に
ついて、切断されたワークWは残材と製品とを判別され
ることなく搬出される。そして、ステップS9で製品長
比較判断装置81で実際に検出された製品長が予め設定
された製品長200mmと比較判断されて、実際に検出
された製品長が予め設定された製品長200mmより未
満(短い)であるときにはステップS10に進み、ステ
ップS10では重量比較判断装置83で実際に検出され
た重量と予め設定された重量20kgとが比較判断され
て、実際に検出された重量が予め設定された重量20k
gより以上(重い)であるときにはスラットコンベア6
7へ搬出される。
【0034】上記ステップS10において、重量比較判
断装置83で実際に検出された重量と予め設定された重
量20kgとが比較判断されて、実際に検出された重量
が予め設定された重量20kgより未満(軽い)である
ときには、ステップS11で重量比較判断装置83で実
際に検出された重量と予め設定された重量10kgとが
比較判断されて、実際に検出された重量が予め設定され
た重量10kgよりより以上(重い)であるときにはス
テップS12に進む。そして、ステップS12で形状比
較判断装置85で実際に検出された形状が丸、丸パイプ
であるかどうかを比較判断し、実際に検出された形状が
丸、丸パイプである場合には、ステップS13に進み、
径比較判断装置87で実際に検出されたワークWの径が
予め設定された160mmより大きいと比較判断される
と、ローラコンベア69A〜69Iから選択された所望
のコンベアへ搬出される。
【0035】上記ステップS9において、製品長比較判
断装置81で実際に検出された製品長が予め設定された
製品長200mmと比較判断されて、実際に検出された
製品長が予め設定された製品長200mmより以上(長
い)であるときにはステップS14に進み、このステッ
プS14でさらに重量比較判断装置83で実際に検出さ
れた重量と予め設定された重量20kgとが比較判断さ
れて、実際に検出された重量が予め設定された重量20
kgより未満(軽い)であるときには、ステップS15
に進み、このステップS15で製品長比較判断装置81
で実際に検出された製品長が予め設定された製品長50
0mmと比較判断されて、実際に検出された製品長が予
め設定された製品長500mmより未満(短い)である
ときには、ステップS11で重量比較判断装置83で実
際に検出された重量と予め設定された重量10kgとが
比較判断されて、実際に検出された重量が予め設定され
た重量10kgよりより未満(軽い)であるとき、ま
た、ステップS12で形状比較判断装置85で実際に検
出された形状が丸、丸パイプであるかどうかを比較判断
し、実際に検出された形状が丸、丸パイプでない場合、
さらにステップS13で形状比較判断装置87で実際に
検出されたワークWの径が予め設定された160mmよ
り小さいときには、ステップS16に進む。そして、こ
のステップS16で製品長比較判断装置81で実際に検
出された製品長が180mmより以上(長い)かどうか
が比較判断されて、実際に検出された製品長が180m
mより以上(長い)と比較判断された場合には、コンテ
ナパレット55へ搬出される。そして、ステップS16
で実際に検出された製品長が180mmより未満(短
い)と比較判断された場合には、ローラコンベア69A
〜69Iから選択された所望のコンベアへ搬出される。
【0036】上記ステップS14において、重量比較判
断装置83で実際に検出された重量と予め設定された重
量20kgとが比較判断されて、実際に検出された重量
が予め設定された重量20kgより以上(重い)である
とき、また、ステップS15で製品長比較判断装置81
で実際に検出された製品長が予め設定された製品長50
0mmと比較判断されて、実際に検出された製品長が予
め設定された製品長500mmより以上(長い)である
ときには、ステップS17に進み、このステップS17
で製品長比較判断装置81で実際に検出された製品長が
予め設定された製品長1500mmと比較判断されて、
実際に検出された製品長が予め設定された製品長150
0mmより未満(短い)であると比較判断されると、ロ
ーラコンベア69A〜69Iから選択された所望のコン
ベアへ搬出される。
【0037】上記ステップS17において、製品長比較
判断装置81で実際に検出された製品長が予め設定され
た製品長1500mmと比較判断されて、実際に検出さ
れた製品長が予め設定された製品長1500mmより以
上(長い)であると比較判断されると、長尺コンベア6
3へ搬出される。
【0038】このように、横型帯鋸盤1の帯鋸刃BSに
より切断されたワークWは、製品の長さ、重量、形状、
径および残材に応じて制御装置5により判別して予め決
められた搬出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出さ
れる。そのときに、昼間時には前記切断されたワークW
を予め製品と残材とを区別して予め決められた搬出ライ
ンにより複数の搬出コンベアに搬出することができ、夜
間運転時には切断されたワークWを製品と残材とを区別
せずに予め決められた搬出ラインにより複数の搬出コン
ベアに搬出することができると共に、前記複数の搬出コ
ンベアのうちの選択された特定の搬出コンベアに前記切
断されたワークWを製品と残材とを長さを基に区別し、
切断されたワークWが残材と判断されたときに、その残
材は前記特定の搬出コンベアとしてのコンテナパレット
55以外の別の搬出コンベアであるローラコンベア69
A〜69Iから選択された所望のコンベアに搬出せしめ
ることができる。
【0039】而して、昼間運転時は、作業者の作業性が
良くなるように製品を搬出でき、夜間運転時は、効率を
優先し、オーバフローにて、自動運転が止まらないよう
にして、オーバフローを起こしにくく、自動的に連続運
転されて製品を搬出できる。
【0040】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。本実施の形態では切断
機として横型帯鋸盤1を例にとって説明したが、竪型帯
鋸盤などそれ以外の切断機であっても構わない。
【0041】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、切断機
で切断されたワークは、製品の長さ、重量、形状、径お
よび残材に応じて判別して予め決められた搬出ラインに
より複数の搬出コンベアに搬出される。そのときに、昼
間時には前記切断されたワークを予め製品と残材とを区
別して予め決められた搬出ラインにより複数の搬出コン
ベアに搬出することができ、夜間運転時には切断された
ワークを製品と残材とを区別せずに予め決められた搬出
ラインにより複数の搬出コンベアに搬出することができ
ると共に、前記複数の搬出コンベアのうちの選択された
特定の搬出コンベアに前記切断されたワークを製品と残
材とを長さを基に区別し、切断されたワークが残材と判
断されたときに、その残材は前記特定の搬出コンベア以
外の別の搬出コンベアに搬出せしめることができる。
【0042】而して、昼間運転時は、作業者の作業性が
良くなるように製品を搬出でき、夜間運転時は、効率を
優先し、オーバフローを起こしにくく、自動的に連続運
転されて製品を搬出できる。
【0043】請求項2の発明によれば、請求項1と同様
に、切断機で切断されたワークは、製品の長さ、重量、
形状、径および残材に応じて判別して予め決められた搬
出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出される。その
ときに、昼間時には前記切断されたワークを予め製品と
残材とを区別して予め決められた搬出ラインにより複数
の搬出コンベアに搬出することができ、夜間運転時には
切断されたワークを製品と残材とを区別せずに予め決め
られた搬出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出する
ことができると共に、前記複数の搬出コンベアのうちの
選択された特定の搬出コンベアに前記切断されたワーク
を製品と残材とを長さを基に区別し、切断されたワーク
が残材と判断されたときに、その残材は前記特定の搬出
コンベア以外の別の搬出コンベアに搬出せしめることが
できる。
【0044】而して、昼間運転時は、作業者の作業性が
良くなるように製品を搬出でき、夜間運転時は、効率を
優先し、オーバフローを起こしにくく、自動的に連続運
転されて製品を搬出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の切断機の横型帯鋸盤と搬出装置を示
した平面図である。
【図2】制御装置における構成ブロック図である。
【図3】昼間時に切断機で切断されたワークの搬出の動
作を説明するフローチャートである。
【図4】夜間時に切断機で切断されたワークの搬出の動
作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤(切断機) 3 搬出装置 11 後バイス 11A 固定後バイスジョー 11B 移動後バイスジョー 13 後バイス用駆動モ−タ 15 エンコーダ 17 前バイス 29 前バイス本体 33A 固定前バイスジョー 33B 移動前バイスジョー 45 移動コンベア 47 移動コンベア用駆動モ−タ 49 エンコーダ 51 ローラ 53 プッシャ 55 コンテナパレット 57 ローラ 59 コンテナ 61 ローラ 63 長尺用コンベア 65 ローラ 67 スラットコンベア 69A〜69I ローラコンベア 73 CPU 75 入力装置 77 表示装置 79 各設定値・メモリ 81 製品長比較判断装置 83 重量比較判断装置 85 形状比較判断装置 87 径比較判断装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断機で切断されたワークを製品の長
    さ、重量、形状、径および残材に応じて判別して予め決
    められた搬出ラインにより複数の搬出コンベアに搬出す
    るときに、昼間時には前記切断されたワークを予め製品
    と残材とを区別して予め決められた搬出ラインにより複
    数の搬出コンベアに搬出し、夜間運転時には切断された
    ワークを製品と残材とを区別せずに予め決められた搬出
    ラインにより複数の搬出コンベアに搬出すると共に、前
    記複数の搬出コンベアのうちの選択された特定の搬出コ
    ンベアに前記切断されたワークを製品と残材とを長さを
    基に区別し、切断されたワークが残材と判断されたとき
    に、その残材を前記特定の搬出コンベア以外の別の搬出
    コンベアに搬出することを特徴とする切断機におけるワ
    ーク搬出方法。
  2. 【請求項2】 切断機で切断されたワークを製品の長
    さ、重量、形状、径および残材に応じて制御装置により
    判別して複数の搬出コンベアに搬出する切断機における
    搬出装置であって、前記制御装置に、前記切断されたワ
    ークにおける製品の長さ、重量、形状、径および残材の
    長さを検出するそれぞれの検出センサと、予め設定され
    た製品の長さ、重量、形状、径および残材の長さを記憶
    せしめておく各メモリと、前記各検出センサで検出され
    た実際の各検出値と各メモリに記憶された予め設定され
    た各設定値とを比較する比較判断装置と、を備えてなる
    ことを特徴とする切断機におけるワーク搬出装置。
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