JP2000033432A - 板材加工方法及びその装置 - Google Patents

板材加工方法及びその装置

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JP2000033432A
JP2000033432A JP10203854A JP20385498A JP2000033432A JP 2000033432 A JP2000033432 A JP 2000033432A JP 10203854 A JP10203854 A JP 10203854A JP 20385498 A JP20385498 A JP 20385498A JP 2000033432 A JP2000033432 A JP 2000033432A
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Katsuhiko Matsuda
勝彦 松田
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板材加工時のワークずれを加工終了後に自動
的に測定検出して製品の合否を判断し、選別して次のワ
ークの加工を続行するシステム化を図る。 【解決手段】 ワーク移動位置決め装置19によりワー
クWを前後左右方向に移動位置決めして板材加工開始直
後にワークWに第1基準穴を穿孔する。加工終了後に第
1基準穴から予め設定した設定値の分だけワークWを移
動せしめてワークWに第2基準穴を穿孔する。位置測定
装置により第1基準穴と第2基準穴の位置を測定する。
演算処理装置により第1基準穴と第2基準穴との間の前
後方向及び左右方向の各距離の測定値と設定値との寸法
差を算出する。前後左右方向の寸法差の両方が許容値以
下の場合は合格製品とし、それ以外は不良製品として判
断し選別する。無人運転加工ラインのときは不良製品の
みを集積ステーションへ集積して次のワークWの板材加
工を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工中のクランプ
ずれによる製品不良を自動的に判定して不良防止を図る
板材加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材加工機としての例えばパンチ
プレスにおいては、ワークテーブル上でワークWをクラ
ンプ装置でクランプし、パンチプレスの加工位置へ移動
位置決めする際に、加工中にクランプずれが生じるため
に加工穴の位置精度不良が発生する。この製品不良を防
ぐためにクランプずれを起こさないようクランプ装置を
エア方式から油圧式に変更してクランプ力を増大する等
の対策、あるいはクランプ装置のクランプジョーのクラ
ンプ面に溝を設けて摩擦抵抗を大きくする等の対策が実
施されている。
【0003】また、クランプ装置201には図13
(A),(B)に示されているようにワークWを突き当
ててワークWの原点位置決めをするための突当てセンサ
203が備えられており、この突当てセンサ203を流
用し、パンチング加工中に突当てセンサ203のON状
態を常時監視してワークずれを検出するためのワークず
れ検出装置として用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のクラ
ンプ装置のクランプ力を上げたり、あるいはクランプジ
ョーのクランプ面に溝を設ける等の対策を実施した場合
においては、パンチング加工後にワークが移動する際に
パンチとダイの金型に引っかかるためにワークずれが生
じてしまうという問題点があった。また、スケッチ材の
ワークであって特に傷を嫌うアルミ材やステンレス材で
は上記の対策を講じることができない上、ワークずれが
生じてもパンチング加工を続けてしまい不良を多数発生
するという問題点があった。
【0005】クランプ装置201の突当てセンサ203
をワークずれ検出装置として流用した場合では、図13
(A)の2点鎖線で示されているようなX方向のワーク
ずれは検出できず、またワークWをつかみ換え(リポジ
ッショニング)した後は図13(B)に示されているよ
うに隙間Sを設けるのでワークずれを検出できないとい
う問題点があった。
【0006】また、上記の問題点があるにもかかわら
ず、発生したワークずれを測定、検出する装置は殆ど開
発されていないのが現状である。したがって、作業者が
加工終了後に半製品を測定してワークずれによる半製品
精度不良を知ることになるので、例えばパンチング加工
の夜間の無人運転の場合は大量の製品不良が発生する恐
れがある。なお、無人運転の場合は不良を検出したとき
にパンチプレスの運転を停止するだけでは十分ではな
く、次のワークの加工を正常に続行するシステムが求め
られる。
【0007】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、システム化の進む板材加工の
中で、複合加工機を含むパンチプレス等の板材加工時の
ワークずれを加工終了後に自動的に測定検出して製品の
合否を判断し、選別して次のワークの加工を続行するシ
ステム化を図り得る板材加工方法およびその装置を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の板材加工方法は、ワークテ
ーブル上のワークを板材加工機に設けた加工位置に対し
てクランプ装置でクランプした状態でワーク移動位置決
め装置により前後左右方向に移動位置決めして板材加工
を開始し、ワークを加工開始前又は直後にワークに第1
基準穴を穿孔し、前記ワークを加工終了後に前記第1基
準穴から予め設定した設定値の分だけワークを前記ワー
ク移動位置決め装置により移動せしめてワークに第2基
準穴を穿孔し、前記ワーク移動位置決め装置により前記
ワークを移動せしめて前記第1基準穴および前記第2基
準穴の位置を位置測定装置により測定し、前記第1基準
穴と第2基準穴との間の前後方向及び左右方向の各距離
の前記測定値と前記設定値との寸法差を演算処理装置に
より算出し、前記前後方向及び左右方向の寸法差の両方
又はいずれか一方が予め設定した許容値より大きい場合
は不良製品とすると共に前記前後方向及び左右方向の寸
法差の両方が前記許容値以下の場合は合格製品として判
断し選別することを特徴とするものである。
【0009】したがって、板材加工終了後に、加工時の
ワークずれが自動的に測定されて加工製品の合否が自動
的に判断されるので、合格製品の場合は次工程へ搬出さ
れると共に次のワークの板材加工が続行される。一方、
不良製品の場合はアラーム表示装置等で人に知らせる
か、あるいは加工ラインが無人運転のときは不良製品の
みを集積ステーションへ自動的に集積して次のワークの
板材加工が続行される。
【0010】請求項2によるこの発明の板材加工方法
は、請求項1記載の板材加工方法において、前記第1基
準穴が板材加工開始前又は直後に加工した加工穴又は捨
て穴からなり、前記第2基準穴が板材加工終了直前に加
工した加工穴又は板材加工終了後に設けた捨て穴からな
ることを特徴とするものである。
【0011】したがって、第1基準穴および第2基準穴
としては製品の加工穴であっても捨て穴であっても測定
の対象となるので適用範囲が広いものである。
【0012】請求項3によるこの発明の板材加工方法
は、請求項1又は2記載の板材加工方法において、前記
合格製品を次工程へ搬出し、一方、前記不良製品を所定
の場所へ集積すると共に次のワークを板材加工開始せし
めることを特徴とするものである。
【0013】したがって、たとえ不良製品が発生しても
加工ラインが停止することなく続行されると共に、合格
製品と不良製品の判別が自動的に行われるので人による
検査の手間が省ける。
【0014】請求項4によるこの発明の板材加工装置
は、ワークテーブル上のワークを加工機本体に設けた加
工位置に対して前後左右方向に移動位置決めするクラン
プ装置を備えたワーク移動位置決め装置を設け、前記ワ
ークの基準穴の前後方向及び左右方向の位置を測定する
位置測定装置を設け、前記ワークを加工開始前又は直後
に穿孔した第1基準穴の前後左右方向の測定値と、前記
ワークの加工終了後に前記ワーク移動位置決め装置によ
りワークを予め設定した設定値の分だけ前記第1基準穴
から移動せしめて穿孔した第2基準穴の前後左右方向の
測定値とから、前記第1基準穴と第2基準穴との間の前
後方向及び左右方向の各距離の前記測定値と前記設定値
との寸法差を算出する演算処理装置を設け、この演算処
理装置で算出された前記前後方向及び左右方向の寸法差
の両方又はいずれか一方が予め設定した許容値より大き
い場合は不良製品とすると共に前記前後方向及び左右方
向の寸法差の両方が前記許容値以下の場合は合格製品と
して判断する比較判断装置を備えた制御装置を設けてな
ることを特徴とすることを特徴とするものである。
【0015】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、板材加工終了後に、加工時のワークずれが自動的
に測定されて加工製品の合否が自動的に判断されるの
で、合格製品の場合は次工程へ搬出されると共に次のワ
ークの板材加工が続行される。一方、不良製品の場合は
アラーム表示装置等で人に知らせるか、あるいは加工ラ
インが無人運転のときは不良製品のみを集積ステーショ
ンへ自動的に集積して次のワークの板材加工が続行され
る。
【0016】請求項5によるこの発明の板材加工装置
は、請求項4記載の板材加工装置において、前記位置測
定装置がワークの穴を撮像する撮像装置ユニットであっ
て、この撮像装置ユニットに画像取り込み用カメラ、リ
ング照明、ワーク押さえを備えると共に、前記画像取り
込み用カメラで撮像された画像を処理する画像処理装置
を設け、この画像処理装置で処理されたデータを基に各
基準穴間の距離の測定値と設定値との寸法差を算出する
前記演算処理装置を設け、前記リング照明とワーク押さ
えとを一体的に上下動自在に設けてなることを特徴とす
るものである。
【0017】したがって、撮像装置ユニットで第1基準
穴および第2基準穴をそれぞれ測定するときは、ワーク
がワーク移動位置決め装置により移動されて各基準穴が
撮像装置ユニットの直下に位置決めされる。この状態で
リング照明が点灯されると共にワーク押さえが下降して
ワーク押さえによりワークが押さえられる。次いで、画
像取り込み用カメラで基準穴が取り込まれ、画像処理装
置で画像処理され、さらに演算処理装置で第1基準穴と
第2基準穴との距離の測定値と設定値との寸法差が測定
される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の板材加工方法及び
その装置の実施の形態について、板材加工機としてタレ
ットパンチプレスを例にとって図面を参照して説明す
る。
【0019】図1及び図2を参照するに、本実施の形態
に係わる板材加工装置としての例えばタレットパンチプ
レス1は、ベース3の両側に立設したサイドフレーム5
(一方は図示省略)に上部フレーム7の両側が支持され
た態様のフレーム構造に構成されている。
【0020】上部フレーム7の下部には、多種類のパン
チPを着脱交換自在に備えた円盤状の上部タレット9が
回転自在に装着されている。ベース3の上面には、上部
タレット9に対向した下部タレット11が回転自在に装
着されており、この下部タレット11には、多種類のパ
ンチPと対向した多数のダイDが円弧状に配置され且つ
着脱交換自在に装着されている。上部タレット9の軸心
と下部タレット11の軸心とは同一軸心に配置されてお
り、この上部タレット9と下部タレット11は、数値制
御装置のような適宜の制御装置(図示省略)の制御によ
って、同方向へ同期して回転される。
【0021】上部タレット9と下部タレット11の図1
において左側部分に装着されたダイD、パンチPの位置
が加工位置となっており、この加工位置にあるパンチP
の上方における上部フレーム7にはストライカ13が上
下自在に設けられている。このストライカ13は上部フ
レーム7内に設けられた駆動装置としての油圧シリンダ
15に例えばラム17を介して連結されている。
【0022】このラム17は、上部タレット9および下
部タレット11の回転によってラム17の下方へ割出し
位置決めされたパンチPが打圧されるものである。
【0023】なお、タレットパンチプレス1にはワーク
テーブル18上のワークWを前後左右方向へ移動位置決
めするためのワーク移動位置決め装置19が設けられて
おり、このワーク移動位置決め装置19はベース3上の
図1において左端に,Y軸モータ21で回転駆動される
Y軸用ボールねじ23により前後方向(Y軸方向、図1
において左右方向)へ移動自在なキャレッジベース25
が設けられており、このキャレッジベース25には図示
せざるX軸モータで回転駆動されるX軸用ボールねじ2
7により左右方向(X軸方向、図1において紙面に対し
て直交する方向)へ移動自在なキャレッジ29が設けら
れている。このキャレッジ29にはX軸方向へ適宜な間
隔でワークWをクランプする複数のクランプ装置31が
設けられている。
【0024】このワーク移動位置決め装置19は数値制
御等の制御装置によって制御されワークWをパンチPと
ダイDとの間の所望の位置へ位置決めするものである。
【0025】したがって、上部タレット9に装着したパ
ンチPと下部タレット11に装着したダイDとの間に、
板状のワークWを位置決めした後に、ラム17によって
パンチPが打圧されることにより、パンチPとダイDに
よってワークWにパンチング加工が行われるのである。
【0026】なお、本実施の形態では、タレットパンチ
プレス1においては、パンチPとダイDの協働によるパ
ンチング加工装置自体が後述する基準穴をワークWに穿
孔するための穴明け装置となる。
【0027】図1及び図2を参照するに、タレットパン
チプレス1にはワークWの基準穴のX軸方向及びY軸方
向の位置を測定する位置測定装置としての例えば撮像装
置ユニット33が設けられている。この撮像装置ユニッ
ト33としては、上部フレーム7に撮像装置ユニットケ
ース35が設けられて、この撮像装置ユニットケース3
5内には図3に示されているように撮像取り込み用カメ
ラとしての例えばCCDカメラ37が設けられ、このC
CDカメラ37の下部には下方へ順にレンズユニット3
9、UVフィルタ41が設けられている。
【0028】CCDカメラ37は例えば丸穴などを撮像
するカメラで、レンズユニット39は絞りとピントを調
整し、またUVフィルタ41はレンズユニット39とC
CDカメラ37を保護するものである。
【0029】撮像装置ユニットケース35内にはエアシ
リンダ43が設けられており、このエアシリンダ43の
下部にはピストンロッド45が装着されている。このピ
ストンロッド45の下端にはリング照明47を備えた支
持部材49が取り付けられている。この支持部材49の
下端にはスプリング51を介してワーク押さえ53が設
けられている。また、撮像装置ユニットケース35内に
は中継端子台55が設けられ、エアシリンダ43のLS
(リミットスイッチ)、リング照明47の中継端子台5
5である。また、上部フレーム7の右側上部にはパージ
用ソレノイド57、エアシリンダ用ソレノイド59が設
けられている。
【0030】撮像装置ユニット33をコントロールせし
める画像処理装置としてのコントローラ61が図4
(A),(B),(C),(D)に示されている。図4
(A)〜(D)において、コントローラ61には電源ス
イッチ63、電源表示用LED65、CCDカメラ接続
用ケーブル67、NC接続ケーブル69、電源ケーブル
71及び吸気ファン73が備えられている。
【0031】また、コントローラ61及び中継端子台5
5、パージ用ソレノイド57、エアシリンダ用ソレノイ
ド59はそれぞれ、図5に示されている制御装置として
のNCコンソール75に電気的に接続されている。
【0032】また、リング照明47は中継端子台55に
電気的に接続されており、エアシリンダ43の上下には
図示せざる上、下リミットスイッチが設けられており、
各上、下リミットスイッチは中継端子台55に電気的に
接続されている。さらにコントローラ61とCCDカメ
ラ37とはCCDカメラ接続用ケーブル67で接続され
ている。
【0033】上記構成により、NCコンソール75によ
りコントローラ61が制御されることにより、加工され
たワークWの丸穴がCCDカメラ37で撮像される。こ
の撮像されたデータはコントローラ61内の演算処理装
置としての計算ロジック77により丸穴の中心位置が寸
法データとして処理されてNCコンソール75へ送られ
る。
【0034】なお、計算ロジック77における演算処理
装置の機能としては、ワークWを加工開始前又は直後に
パンチング加工により穿孔された第1基準穴のX軸、Y
軸方向の測定値と、ワークWの加工終了後にワーク移動
位置決め装置19により第1基準穴から予め設定した設
定値の分だけ移動せしめてパンチング加工により穿孔し
た第2基準穴のX軸、Y軸方向の測定値とから、第1基
準穴と第2基準穴との間のX軸方向及びY軸方向の各距
離の前記測定値と前記設定値との寸法差を算出するもの
である。
【0035】また、NCコンソール75、中継端子台5
5を経てリング照明47が点灯し、ワークWの表面が照
らされると共に、エアシリンダ43の上、下リミットス
イッチがON、OFFされる。また、NCコンソール7
5を介してパージ用ソレノイド57、エアシリンダ用ソ
レノイド59がON、OFFされる。
【0036】また、エアシリンダ43は圧縮空気供給源
から供給される圧縮エアが図示せざる配管を経てエアシ
リンダ用ソレノイド59を介して上部シリンダ室に供給
されると、ピストンロッド45が加工するので、ワーク
押さえ53も下降してワークWが上方からワーク押さえ
53で押さえられる。圧縮エアがエアシリンダ用ソレノ
イド59を介してエアシリンダ43の下部シリンダ室に
供給されると、ピストンロッド45が上昇し、ワーク押
さえ53も上昇されることになる。
【0037】図5を参照するに、NCコンソール75に
ついてより詳しく説明すると、NCコンソール75に
は、中央処理装置としてのCPU79に種々のデータを
入力するための入力装置81と表示装置83が電気的に
接続されており、さらに、入力装置81により入力され
たデータを記憶するメモリ85と、撮像装置ユニット3
3のコントローラ61内の演算処理装置としての計算ロ
ジック77により計算された第1基準穴と第2基準穴と
の距離の測定値と設定値との寸法差を、予め設定されて
いる許容値と比較判断する比較判断装置87がそれぞ
れ、電気的に接続されている。
【0038】なお、本実施の形態では、演算式等の情報
とCCDカメラ37からの情報に基づいて種々の計算を
する演算処理装置としては撮像装置ユニット33のコン
トローラ61内の計算ロジック77で行われるのである
が、演算処理装置の他の例としては図5の2点鎖線で示
されているようにNCコンソール75内に演算処理装置
89を設けても構わない。
【0039】比較判断装置87としては、演算処理装置
としての計算ロジック77で算出されたX軸方向及びY
軸方向の寸法差の両方又はいずれか一方が予め設定した
許容値より大きい場合は不良製品とし、前記前後方向及
び左右方向の寸法差の両方が前記許容値以下の場合は合
格製品として判断するものである。
【0040】上記構成により、図6に示される定尺材の
ワークWをパンチング加工する場合を例にとって動作を
説明すると、ワーク移動位置決め装置19の2つのクラ
ンプ装置31により図6においてFで示される位置でク
ランプされたワークWがタレットパンチプレス1の加工
位置へ移動されてパンチング加工が開始される。
【0041】このパンチング加工開始直後に、タレット
パンチプレス1により測定用の第1基準穴A1 が打抜き
穿孔される。なお、この第1基準穴A1 は製品加工のた
めの加工穴であっても、測定用に開けられる捨て穴であ
っても構わない。また、パンチング加工開始前に第1基
準穴A1 が穿孔されても構わない。
【0042】次に、図6において左側の製品G1 のパン
チング加工が行われる。
【0043】上記の製品G1 のパンチング加工終了後
に、ワークWは上記の第1基準穴A1から予め設定した
設定値S1 の分だけワーク移動位置決め装置19により
移動されてタレットパンチプレス1により測定用の第2
基準穴B1 が打抜き穿孔される。なお、この第2基準穴
1 は製品加工のための加工穴であっても、測定用に開
けられる捨て穴であっても構わない。
【0044】次に、NCコンソール75からの指令によ
りコントローラ61を介して図9のフローチャートで示
されているように撮像装置ユニット33へ検出スタート
指令が出される(ステップS1)。ワークWは第1基準
穴A1 が撮像装置ユニット33の直下になるように位置
決めされる(ステップS2)。
【0045】リング照明47が点灯された後、撮像装置
ユニット33内のエアシリンダ43が下降し、ワーク押
さえ53によりワークWが押さえつけられる(ステップ
S3)。
【0046】CCDカメラ37から第1基準穴A1 の画
像データが取り込まれ、画像処理装置であるコントロー
ラ61内の計算ロジック77にて処理され、第1基準穴
1の中心位置の測定値が制御装置としてのNCコンソ
ール75へ送信される(ステップS4)。
【0047】リング照明47が消灯され、エアシリンダ
43が上昇される(ステップS5)。
【0048】次いで、ワークWはワーク移動位置決め装
置19により移動されて第2基準穴B1 が撮像装置ユニ
ット33の直下になるように位置決めされる(ステップ
S6)。
【0049】第2基準穴B1 は上述したステップS3〜
S5の動作により測定された第2基準穴B1の中心位置
の測定値がNCコンソール75へ送信される。
【0050】コントローラ61では、前記第1基準穴A
1 と第2基準穴B1 との間のX軸方向及びY軸方向の各
距離の測定値(X軸方向及びY軸方向のいずれも便宜
上、M1 とする)と前記設定値S1 との寸法差、つまり
誤差△E1 (=S1 −M1 )が計算ロジック77により
算出される(ステップS7)。
【0051】比較判断装置87では、上記のX軸方向及
びY軸方向の各誤差△E1 が予め設定された許容値Tと
比較されて、X軸方向及びY軸方向の各誤差△E1 の両
方又はいずれか一方が予め設定した許容値Tより大きい
場合は不良製品(NG製品)と判断し、一方、X軸方向
及びY軸方向の各誤差△E1 の両方が前記許容値T以下
の場合は合格製品(OK製品)として判断し、外部へ出
力される。
【0052】なお、図6におけるワークWの右側の製品
2 をパンチング加工する場合は、ワークWがワーク移
動位置決め装置19の2つのクランプ装置31が図6に
おいてRで示される位置へつかみ換えされてクランプさ
れた後、タレットパンチプレス1の加工位置へ移動され
てパンチング加工が開始される。
【0053】このパンチング加工開始直後に、前述した
工程と同様にして第1基準穴A2 が打抜き穿孔され、図
6において右側の製品G2 のパンチング加工が終了後
に、ワークWは上記の第1基準穴A2 から予め設定した
設定値S2 の分だけワーク移動位置決め装置19により
移動されてタレットパンチプレス1により第2基準穴B
2 が打抜き穿孔される。
【0054】次いで、前述した工程と同様にして前記第
1基準穴A2 と第2基準穴B2 との間のX軸方向及びY
軸方向の各距離の測定値(X軸方向及びY軸方向のいず
れも便宜上、M2 とする)と前記設定値S2 との寸法
差、つまり誤差△E2 (=S2−M2 )が計算ロジック
77により算出される。比較判断装置87により、上記
のX軸方向及びY軸方向の各誤差△E2 が予め設定され
た許容値Tと比較されて、X軸方向及びY軸方向の各誤
差△E2 の両方又はいずれか一方が予め設定した許容値
Tより大きい場合は不良製品(NG製品)と判断し、一
方、X軸方向及びY軸方向の各誤差△E2の両方が前記
許容値T以下の場合は合格製品(OK製品)として判断
し、外部へ出力される。
【0055】図7に示されるワークWはリポジッショニ
ングが不要のスケッチ材であり、図8に示されているワ
ークWはリポジッショニングが必要なスケッチ材である
が、いずれも上述した図6に示されるワークWの製品と
同様にして製品の合否が判断され、外部へ出力される。
【0056】図10及び図11を参照するに、上述した
タレットパンチプレス1を含む加工ラインを示すもの
で、タレットパンチプレス1の図11において左側には
ワークWを積載したパレットを収納する複数のパレット
収納棚91を上下に複数段に備えたワーク貯蔵装置93
が設けられている。
【0057】パレット収納棚91の図10において上方
側の一側方には、パレット収納棚91から適宜のパレッ
トを取り出してパレット収納棚91の最下段の下方位置
へ移送するために、トラバーサ等のパレット移送装置9
5を備えたエレベータ装置97が上下動自在に設けられ
ている。
【0058】パレット収納棚91の最下段には下方のパ
レットに積載されたワークWを1枚取りし、この1枚取
りされたワークWをタレットパンチプレス1のワークテ
ーブル18上へ搬入するためのワーク搬入装置99が設
けられている。
【0059】ワーク搬入装置99としては、パレット収
納棚91の最下段の上部からタレットパンチプレス1の
ワークテーブル18の左側の上方まで延伸したローダレ
ール101が水平に設けられており、ローダレール10
1に沿って往復動するローダ103が設けられている。
ローダ103の下部にはワークWを吸着する吸着装置1
05が昇降自在に設けられている。
【0060】タレットパンチプレス1の図10において
右側にはワーク搬出装置107が設けられている。ワー
ク搬出装置107は枠体フレーム109の天井からタレ
ットパンチプレス1のワークテーブル18の右側の上方
にまで延長したアンローダレール111が水平に設けら
れており、このアンローダレール111に沿って往復動
するアンローダ113が設けられている。
【0061】アンローダ113の下部にはY軸方向に延
伸されたストレッチ115が昇降自在に設けられてお
り、このストレッチ115の下部に複数のアンローダク
ランプ117がY軸方向に並列に設けられている。
【0062】枠体フレーム109の下部はアンローダク
ランプ117からアンクランプされたワークWを搬出す
るための搬出ステーションST0が設けられている。こ
の搬出ステーションST0にはスラットコンベア119
が設けられており、スラットコンベア119は枠体フレ
ーム109に回転時材に支承された複数のチェーンスプ
ロケット121にエンドレス状の一対のチェーン123
が掛け回され、このチェーン123の適宜範囲に亘って
複数のスラットローラ125が回転自在に支承されてい
る。
【0063】枠体フレーム109の図10において上方
側には合格製品(OK製品)を集積するOK製品集積ス
テーションST1が設けられており、このOK製品集積
ステーションST1と搬出ステーションST0とを走行
するOK製品用リフタ移送装置127(OK製品台車)
が設けられている。
【0064】枠体フレーム109の図10において下方
側には不良製品(NG製品)を集積するNG製品集積ス
テーションST2が設けられており、このNG製品集積
ステーションST2と搬出ステーションST0とを走行
するNG製品用リフタ移送装置129(NG製品台車)
が設けられている。
【0065】したがって、例えば、NG製品がアンロー
ディングされるときは、NG製品台車129が搬出ステ
ーションST0へ走行されると共にスラットコンベア1
19がNG製品台車129の上方位置で待機している。
NG製品がスラットコンベア119上に載置され、チェ
ーン123が循環されるとNG製品台車129の上方が
開放されるのでNG製品は一端側から順次NG製品台車
129の上へ載置される。次いでNG製品がアンローダ
クランプ117からアンクランプされてNG製品台車1
29の上へ集積される。NG製品台車129はNG製品
集積ステーションST2へ走行される。
【0066】OK製品がアンローディングされるとき
は、OK製品台車127の上へ集積されてOK製品集積
ステーションST1へ移送される。
【0067】上記構成により、パレット収納棚91から
最下段に移送されたパレット上のワークWが吸着装置1
05によって吸着されてワークWが1枚取りされ、この
ワークWはローダ103が図10において右方へ移動す
ることによりワークテーブル18へ搬入される。
【0068】ワークテーブル18上のワークWは前述し
たようにタレットパンチプレス1によりパンチング加工
されると共に製品の合否が判断される。この合否の判断
の信号は図5に示されているようにNCコンソール75
へ取り込まれる。
【0069】夜間中の稼働運転のために無人運転モード
が選択されている場合で、NG製品と判断されて出力さ
れたときはNCコンソール75からワーク搬出装置10
7へ指令が発生され、NG製品がアンローディングされ
ると、すでにNG製品台車129が搬出ステーションS
T0へ走行し待機している。NG製品がスラットコンベ
ア119を介してNG製品台車129へ集積され、NG
製品台車129はNG製品集積ステーションST2へ走
行される。
【0070】OK製品と判断され出力されたときはOK
製品台車127が搬出ステーションST0へ走行し、ア
ンローディングされたOK製品はスラットコンベア11
9を介してOK製品台車127へ集積され、OK製品台
車127はOK製品集積ステーションST1へ走行され
る。OK製品集積ステーションST1のOK製品は後工
程へ流される。
【0071】なお、NG製品は後工程へは流されること
なくNG製品集積ステーションST2へ集積され、次の
ワークWのパンチング加工開始の指令が制御装置からタ
レットパンチプレス1へ発生される。
【0072】なお、次のワークWにもNG製品が出た場
合は、連続してNG製品が発生する確率が高いので加工
ラインが自動的に停止される。
【0073】また、NG製品と判断されたときは、他の
方法としてNCコンソール75からアラーム表示装置と
しての例えばパトライト点灯によるシステムストップの
指令が発生して人に知らせるよう構成しても構わない。
【0074】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態の例に限定されることなく、適宜な変更を行うことに
よりその他の態様で実施し得るものである。本実施の形
態の例では板材加工機としてタレットパンチプレスを例
にとって説明したが他のパンチプレスや複合加工機やレ
ーザ加工機およびその他の板材加工機であっても構わな
い。
【0075】また、基準穴を穿孔する穴明け装置として
は、前述した実施の形態のようにパンチプレス、あるい
はレーザ加工機などの板材加工装置自体で穴明けしても
よいが、板材加工装置に別途専用の穴明け装置を設けて
も構わない。
【0076】また、前述した実施の形態ではワーク搬出
装置107、スラットコンベア119、OK製品台車1
27、NG製品台車129は制御装置としてのNCコン
ソール75により制御されているが、別設のラインシス
テム用制御装置から上記の各装置へ指令を発生し、NC
コンソール75からCCDカメラ37の計算や製品合否
の判断結果を受信するように構成しても構わない。
【0077】また、ワークずれを測定するための位置測
定装置としての例えば撮像装置ユニット33は、前述し
た実施の形態ではタレットパンチプレス1の上部フレー
ム7に設けられているが、要するにシステムとしての板
材加工中にインラインでワークずれが測定できればよい
ので、板材加工機からアンローディングしたバッファテ
ーブル上に位置測定装置を設けて前記板材加工機の外部
でワークずれを測定する方法であっても構わない。
【0078】また、ワークずれを測定するための位置測
定装置としては、前述した実施の形態では撮像装置ユニ
ット33等の光学的読み取り装置を使用した例が示され
たが、ワークWに直動式のデジタル測定器を直接当てて
おき、ワークずれ自体を直接機械的にとらえ、これを電
気信号に変換して測定する方法であっても構わない。
【0079】例えば、図12に示されているようにクラ
ンプ装置31の側部に検出器131が設けられ、この検
出器131の接触子133が直接ワークWに当てられて
おり、ワークずれが発生したときに例えばスプリング1
35の付勢力による接触子133の動きがデジタル信号
で読み取られる構成である。このときの測定結果の判定
とその後のシステムフローとしては前述した撮像装置ユ
ニット33で測定された場合と同様である。
【0080】また、光学式測定器の能力の高い専用機を
使用すれば加工穴全部をパターンとして位置測定でき、
穴加工忘れや加工位置の指示ミスなどのプログラムミス
についてもインラインで自動的に判別することができ
る。したがって、パンチプレスやレーザ加工機等の板材
加工機を中心としたシステムラインを無人で連続加工し
た場合にも、プログラムミスあるいはクランプずれ等に
よる不良製品が大量に発生することを防止できる。
【0081】なお、板材加工機単体で使用した場合であ
っても、加工後に作業者が検査する手間が省けるので有
効である。
【0082】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、板材加
工終了後に、加工時のワークずれを自動的に測定して加
工製品の合否を自動的に判断できるので、合格製品の場
合は次工程へ搬出できると共に次のワークの板材加工を
続行できる。一方、不良製品の場合はアラーム表示装置
等で人に知らせるか、あるいは加工ラインが無人運転の
ときは不良製品のみを集積ステーションへ自動的に集積
して加工ラインを停止することなく次のワークの板材加
工を続行できる。
【0083】また、不良製品が続いた場合には引き続き
不良製品が発生する確率が高いので、加工ライン停止の
指令を発生することもできる。
【0084】請求項2の発明によれば、第1基準穴およ
び第2基準穴としては製品の加工穴であっても捨て穴で
あっても測定の対象にできるので適用範囲を広くでき
る。
【0085】請求項3の発明によれば、たとえ不良製品
が発生しても加工ラインを停止することなく次のワーク
の板材加工を続行できると共に、合格製品と不良製品の
判別を自動的に行なえるので人による検査の手間を省く
ことができる。
【0086】請求項4の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、板材加工終了後に、加工時のワーク
ずれを自動的に測定して加工製品の合否を自動的に判断
できるので、合格製品の場合は次工程へ搬出できると共
に次のワークの板材加工を続行できる。一方、不良製品
の場合はアラーム表示装置等で人に知らせるか、あるい
は加工ラインが無人運転のときは不良製品のみを集積ス
テーションへ自動的に集積して加工ラインを停止するこ
となく次のワークの板材加工を続行できる。
【0087】また、不良製品が続いた場合には引き続き
不良製品が発生する確率が高いので、加工ライン停止の
指令を発生することもできる。
【0088】請求項5の発明によれば、撮像装置ユニッ
トで第1基準穴および第2基準穴をそれぞれ測定すると
きは、ワーク移動位置決め装置によりワークを移動して
各基準穴を撮像装置ユニットの直下に位置決めする。こ
の状態でリング照明を点灯すると共にワーク押さえを下
降してワーク押さえでワークを押さえる。次いで、画像
取り込み用カメラで基準穴を取り込み、画像処理装置で
画像処理し、演算処理装置で第1基準穴と第2基準穴と
の距離の測定値と設定値との寸法差を測定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、タレットパ
ンチプレスの部分的な正面図である。
【図2】図1のタレットおよびワーク移動位置決め装置
の部分的な平面図である。
【図3】本発明の実施の形態で用いられる撮像装置ユニ
ットの要部断面を含む正面図である。
【図4】(A)はコントローラの平面図、(B)は
(A)における正面図、(C)は(A)における右側面
図、(D)は(A)における左側面図である。
【図5】制御装置としてのNCコンソールのブロック図
である。
【図6】定尺材から板材加工するときの第1基準穴と第
2基準穴の一例を示す説明図である。
【図7】リポジッショニング不要のスケッチ材から板材
加工するときの第1基準穴と第2基準穴の一例を示す説
明図である。
【図8】リポジッショニングが必要なスケッチ材から板
材加工するときの第1基準穴と第2基準穴の一例を示す
説明図である。
【図9】撮像装置ユニットを用いて基準穴を測定すると
きのフローチャート図である。
【図10】タレットパンチプレスを中心とした加工ライ
ンの平面図である。
【図11】タレットパンチプレスを中心とした加工ライ
ンの正面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態を示すもので、
(A)はワーク端面がクランプ装置の突当て面に当てら
れた状態の直動式接触子の動作説明図、(B)はワーク
端面がクランプ装置の突当て面から離れた状態の直動式
接触子の動作説明図である。
【図13】従来例を示すもので、(A)はワーク端面が
クランプ装置の突当て装置に当てられた状態のワークず
れの説明図、(B)はワーク端面がクランプ装置の突当
て装置から離れた状態の説明図である。
【符号の説明】 1 タレットパンチプレス 9 上部タレット 11 下部タレット 13 ストライカ 18 ワークテーブル 19 ワーク移動位置決め装置 31 クランプ装置 33 撮像装置ユニット 37 CCDカメラ(画像取り込み用カメラ) 43 エアシリンダ 47 リング照明 53 ワーク押さえ 61 コントローラ 75 NCコンソール(制御装置) 77 計算ロジック(演算処理装置) 79 CPU 85 メモリ 87 比較判断装置 89 演算処理装置 107 ワーク搬出装置 127 OK製品用リフタ移送装置(OK製品台車) 129 NG製品用リフタ移送装置(NG製品台車)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークテーブル上のワークを板材加工機
    に設けた加工位置に対してクランプ装置でクランプした
    状態でワーク移動位置決め装置により前後左右方向に移
    動位置決めして板材加工を開始し、 ワークを加工開始前又は直後にワークに第1基準穴を穿
    孔し、 前記ワークを加工終了後に前記第1基準穴から予め設定
    した設定値の分だけワークを前記ワーク移動位置決め装
    置により移動せしめてワークに第2基準穴を穿孔し、 前記ワーク移動位置決め装置により前記ワークを移動せ
    しめて前記第1基準穴および前記第2基準穴の位置をそ
    れぞれ位置測定装置により測定し、 前記第1基準穴と第2基準穴との間の前後方向及び左右
    方向の各距離の前記測定値と前記設定値との寸法差を演
    算処理装置により算出し、 前記前後方向及び左右方向の寸法差の両方又はいずれか
    一方が予め設定した許容値より大きい場合は不良製品と
    すると共に前記前後方向及び左右方向の寸法差の両方が
    前記許容値以下の場合は合格製品として判断し選別する
    ことを特徴とする板材加工方法。
  2. 【請求項2】 前記第1基準穴が板材加工開始前又は直
    後に加工した加工穴又は捨て穴からなり、前記第2基準
    穴が板材加工終了直前に加工した加工穴又は板材加工終
    了後に設けた捨て穴からなることを特徴とする請求項1
    記載の板材加工方法。
  3. 【請求項3】 前記合格製品を次工程へ搬出し、一方、
    前記不良製品を所定の場所へ集積すると共に次のワーク
    を板材加工開始せしめることを特徴とする請求項1又は
    2記載の板材加工方法。
  4. 【請求項4】 ワークテーブル上のワークを加工機本体
    に設けた加工位置に対して前後左右方向に移動位置決め
    するクランプ装置を備えたワーク移動位置決め装置を設
    け、 前記ワークの基準穴の前後方向及び左右方向の位置を測
    定する位置測定装置を設け、 前記ワークを加工開始前又は直後に穿孔した第1基準穴
    の前後左右方向の測定値と、前記ワークの加工終了後に
    前記ワーク移動位置決め装置によりワークを予め設定し
    た設定値の分だけ前記第1基準穴から移動せしめて穿孔
    した第2基準穴の前後左右方向の測定値とから、前記第
    1基準穴と第2基準穴との間の前後方向及び左右方向の
    各距離の前記測定値と前記設定値との寸法差を算出する
    演算処理装置を設け、 この演算処理装置で算出された前記前後方向及び左右方
    向の寸法差の両方又はいずれか一方が予め設定した許容
    値より大きい場合は不良製品とすると共に前記前後方向
    及び左右方向の寸法差の両方が前記許容値以下の場合は
    合格製品として判断する比較判断装置を備えた制御装置
    を設けてなることを特徴とする板材加工装置。
  5. 【請求項5】 前記位置測定装置がワークの穴を撮像す
    る撮像装置ユニットであって、この撮像装置ユニットに
    画像取り込み用カメラ、リング照明、ワーク押さえを備
    えると共に、前記画像取り込み用カメラで撮像された画
    像を処理する画像処理装置を設け、この画像処理装置で
    処理されたデータを基に各基準穴間の距離の測定値と設
    定値との寸法差を算出する前記演算処理装置を設け、前
    記リング照明とワーク押さえとを一体的に上下動自在に
    設けてなることを特徴とする請求項4記載の板材加工装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002273638A (ja) * 2001-03-15 2002-09-25 Amada Co Ltd 切断機におけるワーク搬出方法およびその装置
JP2003062622A (ja) * 2001-08-23 2003-03-05 Murata Mach Ltd 板材加工システム
JP2006130554A (ja) * 2004-10-05 2006-05-25 Amada Co Ltd 曲げ加工方法及びその装置
JP2011523450A (ja) * 2008-05-21 2011-08-11 アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット クランプ装置
CN115780568A (zh) * 2023-02-13 2023-03-14 山东新合源热传输科技有限公司 一种用于五金件冲压的应急报警装置

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