JP2002365227A - プレス品の検査装置 - Google Patents

プレス品の検査装置

Info

Publication number
JP2002365227A
JP2002365227A JP2001170362A JP2001170362A JP2002365227A JP 2002365227 A JP2002365227 A JP 2002365227A JP 2001170362 A JP2001170362 A JP 2001170362A JP 2001170362 A JP2001170362 A JP 2001170362A JP 2002365227 A JP2002365227 A JP 2002365227A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
light
product
pressed product
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001170362A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshizumi Tanaka
義純 田中
Hiromi Kadowaki
弘実 角脇
Hirokazu Saito
寛和 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Fukui Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Fukui Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Fukui Corp filed Critical Hitachi Zosen Fukui Corp
Priority to JP2001170362A priority Critical patent/JP2002365227A/ja
Publication of JP2002365227A publication Critical patent/JP2002365227A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】微少なピンホールや割れなどの欠陥を、環境に
左右されずに高精度で検出する。 【解決手段】プレス品Wに接近離間自在に配置されてプ
レス品Wの上面を覆う投光用カバー11、および外投光
用カバー11内からプレス品Wの上面に検査光を照射す
る投光用ランプ12とを有する検査用投光ユニット6
と、プレス品Wの底面側に配置されて投光用ランプ12
の透過光を検出するCCDカメラ21と、CCDカメラ
21により撮像された画像から製品の良否を判定する検
査判定装置22とを有する撮像検査ユニット5とを具備
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス品を検査し
て割れなどの欠陥発生の有無を検査するプレス品の検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレス品を検査する場合、たとえ
ば図5に示すように、搬送コンベヤ51により順次搬送
されるプレス品WをCCDカメラ52により上方から撮
影し、製品判定部53の画像処理部53aにより前記画
像を処理した後、比較判定部53bで、予め検査用に登
録された画像とを比較し、差異を抽出して製品の良否を
判定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、搬
送ライン上にCCDカメラ2を設置するだけで、プレス
品の表面の傷や割れ、しわなどを検出できるという利点
があるが、.画像に含まれるノイズによる劣化画像や
プレス品の表面の色彩や反射状態によって、得られた検
査画像にばらつきが多い。.プレス機械の近傍に設置
されると、画像にぶれが生じて画像の質が低下し、検査
精度が低下しやすい。.外乱光やレンズの汚れなどの
検査環境の低下に容易に対応することができず、容易に
検査結果がばらつく。.微少なピンホールなど欠陥が
あっても、その周囲の微少でない差異を検出してしまう
ため、微少な欠陥を検出できないことが多いという問題
があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決して、特に絞り
加工などに多く発生しやすい微少なピンホールや割れな
どの欠陥を、環境に左右されずに高精度で検出できるプ
レス品の検査装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、プレス品に接近離間自在に配
置されてプレス品の一方の面を覆う投光用カバーと、外
投光用カバー内からプレス品の一方の面に検査光を照射
する投光用ランプとを有する検査用投光装置と、プレス
品の他方の面側に配置されて検査用ランプの透過光を検
出する撮像装置と、前記撮像装置により撮像された画像
から製品の良否を判定する検査判定装置とを具備したも
のである。
【0006】上記構成によれば、プレス品を覆う投光用
カバー内から投光用ランプにより検査光を照射して、プ
レス品の割れやピンホールを透過する透過光を撮像装置
により検出するので、微少な欠陥から漏れる検査光を正
確に精度よく検出することができ、振動や検査環境に左
右される割合も少なく、バラツキも少なくできる。また
投光用カバーによりプレス品を覆った上で投光用カバー
から検査光を照射するので、周囲の外乱光が入射するの
を防止することができ、検査精度をさらに向上すること
ができる。
【0007】請求項2記載の発明は、トランスファプレ
スのアイドル位置でワーク受け台に配置された撮像検査
ユニットと、該アイドル位置のスライドに装着された検
査用投光ユニットとで構成され、前記検査用投光ユニッ
トは、プレス品の上面を覆う投光用カバーと、投光用カ
バー内に配置された投光用ランプとを具備し、前記検査
用投光ユニットは、プレス品の底面側から検査用ランプ
の透過光を検出する撮像装置と、該撮像装置により撮像
された画像を処理してプレス品の良否を判定する検査判
定装置とを具備したものである。
【0008】上記構成によれば、請求項1記載の作用効
果に加えて、トランスファプレスのアイドル位置に配置
することにより、プレスライン上のプレス品を常時監視
することができ、しかもアイドル位置のスライドの昇降
を利用して投光用カバーを下降させ、下限位置でプレス
品を覆い、検査光を照射して撮像装置により撮像するこ
とで、より正確なプレス品の検査が可能となる。またプ
レスの振動を受けることがあっても、透過光は明瞭に検
出されるので、検査に支障を来すことがない。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の構成において、投光用ランプと撮像装置とをプレ
ス品を挟んで略対向位置にそれぞれ配置したものであ
る。上記構成によれば、投光用ランプにより検査光を照
射した方向に対向してプレス品を撮像することにより、
極めて小さいピンホールなどの微少な欠陥部を高精度で
検出することができる。
【0010】請求項4記載の発明は、プレス品に接近離
間自在に配置されてプレス品の一方の面を覆う反射用カ
バーと、該反射用カバーの反射面を介してプレス品の一
方の面に検査光を照射する投光用ランプとを有する検査
用投光装置と、プレス品の他方の面側に配置されて検査
用ランプの透過光を検出する撮像装置と、前記撮像装置
により撮像された画像から製品の良否を判定する検査判
定装置とを具備したものである。
【0011】上記構成によれば、投光用ランプにより、
プレス品を覆う反射用カバー内の反射面に反射させた間
接検査光をプレス品に均一にむらなく照射して、撮像装
置によりプレス品の割れやピンホールを透過する透過光
を検出するので、折り曲げ部や凹部などの細部に形成さ
れて微少な欠陥部からもれる検査光を正確に精度よく検
出することができ、振動や検査環境に左右される割合も
少なく、バラツキも少なくできる。また投光用カバーに
よりプレス品を覆った上で投光用カバーから検査光を照
射するので、周囲の外乱光が入射するのを防止すること
ができ、検査精度をさらに向上することができる。
【0012】請求項5記載の発明は、トランスファプレ
スのアイドル位置でワーク受け台に設置された撮像検査
ユニットと、該アイドル位置のスライドに装着された反
射用カバーと、撮像検査ユニットおよび検査用投光ユニ
ットの少なくとも一方に配置されて反射用カバーの反射
面に検査光を照射する投光用ランプとで構成され、前記
撮像検査ユニットは、プレス品の底面側から検査用ラン
プの透過光を検出する撮像装置と、該撮像装置により撮
像された画像を処理してプレス品の良否を判定する検査
判定装置とを具備したものである。
【0013】上記構成によれば、請求項4記載の作用効
果に加えて、トランスファプレスのアイドル位置に配置
することにより、プレスライン上のプレス品を常時監視
することができ、しかもアイドル位置のスライドの昇降
を利用して反射用カバーを下降させ、下限位置でプレス
品を覆い、検査光を照射して反射用カバーの反射面に反
射された間接検査光をプレス品に照射し、プレス品の欠
陥部を透過した検査光を撮像装置により撮像すること
で、より正確なプレス品の検査が可能となる。またプレ
スの振動を受けることがあっても、透過光は明瞭に検出
されるので、検査に支障を来すことがない。
【0014】請求項6記載の発明によれば、請求項2ま
たは5記載の構成において、撮像検査ユニットと検査用
投光ユニットとを配置したアイドル位置は、絞り加工す
るプレス位置の下流側に配置されたものである。
【0015】上記構成によれば、絞り加工により発生し
やすい割れやピンホールなどの欠陥のあるプレス品を早
急に発見して除去することができ、効率よくプレス製品
を製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係るプレス品の
検査装置の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明す
る。
【0017】図1に示すように、トランスファプレス1
のプレスラインPLには、上流側から下流側にたとえば
第1プレス位置P1と、アイドル位置Iと、第2プレス
位置P2,第3プレス位置P3が具備されている。そし
て、各プレス位置P1〜P3とアイドル位置Iには、各
スライドS1〜S4が設けられるとともに、プレス位置
P1〜P3のスライドS1,S3,S4にそれぞれ上金
型UD1〜UD3が取付けられるとともに、ボルスタ台
車2上に下金型LD1〜LD3が設置されている。そし
て図示しないトランスファ装置(搬送手段)により上流
側から順次プレス品Wを搬送して製品を成形する。
【0018】前記アイドル位置Iには、プレス品Wの受
け台3が配置されるとともに、本発明に係る検査装置4
が配置されている。この検査装置4は、その上流側で深
絞りプレス加工や絞りプレス加工、穿孔、せん断などの
加工変形程度が大きいプレス位置(ここでは第1プレス
位置P1)の下流側に設置されるのが望ましく、プレス
品Wに欠陥、たとえば割れやピンホールなどが発生した
のを迅速かつ正確に検出して、不良品を即時に取り除い
て原因を検討することができ、プレスラインPLにおけ
る継続した製品不良の発生に迅速に対応することができ
る。
【0019】図2,図3に示すように、前記検査装置4
は、ワーク受け台3に設置された撮像検査ユニット5
と、スライドS2に着脱自在に設置された検査用投光ユ
ニット(検査用投光装置)6とで構成されている。
【0020】前記撮像検査ユニット6は、プレスストロ
ークに対応して昇降駆動されるスライドS2の下面に取
付けられプレス品Wの上面を全面にわたって覆うことが
できる投光用カバー11と、投光用カバー11内に照射
方向を調整可能に配置された複数の投光用ランプ12と
を具備している。
【0021】またアイドル位置Iのボルスタ台車2上に
は、上面開口部に複数の受け部材3aを有して受け台3
を構成するユニットボックス20が設置されている。前
記撮像検査ユニット5は、プレス品Wを覆う投光用カバ
ー11により隙間光が入らないように構成された前記ユ
ニットボックス20と、このユニットボックス20内に
配置されてプレス品Wの底面側から撮像する複数のCC
Dカメラ(撮像装置)21と、該CCDカメラ21によ
り撮像された画像を処理してプレス品の良否を判定する
検査判定装置22とで構成されている。前記検査判定装
置22は、プログラムに従ってトランスファプレスを制
御するプレス制御盤31のプレス制御コントローラ32
に接続され、プレス制御コントローラ32に接続された
信号伝送ケーブル33は、ユニットボックス20の接続
コネクタ23を介して着脱自在に構成されている。
【0022】前記投光用カバー11内に配置された複数
の投光用ランプ12は、プレス品のWの形状に対応して
照射方向を設定する調整具13を介して取付けられてお
り、欠陥が発生しやすい加工部分に集中して照射するよ
うに設定されている。またユニットボックス20内のC
CDカメラ21は、可能な範囲でプレス品Wを挟んで投
光用ランプ12に対向するように撮像方向を調整可能な
支持具(図示せず)を介して配置されており、これによ
り、CCDカメラ21は、欠陥が発生しやすい加工部分
で微細なピンホールや割れから漏れるわずかな検査光も
見逃すことなく確実に撮像することができる。
【0023】また投光用ランプ12は、電源回路(ここ
では商業用電源)に接続された電源ケーブル34に電源
スイッチ35が介在され、プレス制御コントローラ32
から出力される下死点信号に基づいてオンされ投光用ラ
ンプ12が点灯されて検査光を照射するように構成され
る。なお、投光用ランプ12をプレス作業中継続して点
灯するように構成してもよい。
【0024】前記検査判定装置22は、CCDカメラ2
1から出力された画像信号を画像処理する画像処理部2
2aと、処理された画像に欠陥が有るかどうかを判断す
る製品判定部22bとで構成される。そして、画像処理
部22aでは、たとえば画像を二値化処理して、プレス
品部分とそれ以外部分とに分離する。また製品判定部2
2bでは、プレス品Wの画像部分に漏れる透過光が有る
かどうかを判断し、検出画像に透過光が無い場合には良
品信号をプレス制御コントローラ32に出力する。反対
に、検出画像に透過光が認められた場合には、不良品信
号をプレス制御コントローラ32に出力する。プレス制
御コントローラ32では、不良品信号が入力されると、
警告ブザー36を作動して作業員に不良品の発生を告知
する。もちろん集中コントロールパネルの表示装置に表
示したりやトランスファプレスの自動停止などを行うこ
ともできる。
【0025】なお、製品判定部21bでは、プレス品W
の画像部分に漏れる検査光のみを検出しているが、同時
にプレス品Wに形成されたせん断部や穿孔部の透過光を
撮像して形状を認識し、予め与えられた基準画像と比較
して閾値に基づき製品良否を判断することもできる。
【0026】上記構成において、トランスファプレス1
が起動されて上流端の搬入装置であるシートフィーダ
(図示せず)により搬入されたプレス品(ワーク)W
は、トランスファ装置により第1プレス位置P1から順
次プレスされつつ、アイドル位置I、第2プレス位置P
2および第3プレス位置P3に順次搬送され、製品がプ
レス形成される。
【0027】そして、プレス制御コントローラ32から
検査判定装置22に、プレス品Wの有無信号とスライド
S2の下死点信号が出力されるとともに、投光用ランプ
12の電源スイッチ35に、スライドS2の下死点信号
に基づく点灯信号が出力されており、受け台3上にプレ
ス品Wが載置されてスライドS2の下死点に達すると、
点灯信号により電源スイッチ35がオンされて投光用ラ
ンプ12が点灯され、検査光がプレス品Wに照射され
る。そしてCCDカメラ21が作動されてプレス品Wの
底面画像が撮像される。そして、検査判定装置22では
画像処理部22aにより撮像画像が処理されて製品判定
部22bにより欠陥があるかどうかが判定され、プレス
制御コントローラ32に製品の良否信号が出力される。
プレス品Wに欠陥が検出された場合には、警告ブザー3
6がオンされて作業員に不良品の発生を知らせる。
【0028】上記実施の形態によれば、プレス品Wを覆
う投光用カバー11内から投光用ランプ12により検査
光を照射して、CCDカメラ21によりプレス品Wの割
れやピンホールなどの欠陥個所を透過する透過光を検出
するので、検査光が漏れる欠陥個所と周辺画像との光度
差が大きく、部欠陥部からもれる微少な検査光をも正確
に精度よく検出することができ、振動や検査環境に左右
される割合も少なく、バラツキも少なくできる。さらに
投光用カバー11によりプレス品Wの全面を覆った状態
で投光用カバー11内の投光用ランプ12から検査光を
照射するので、プレス品Wの周囲から外乱光が入射する
のを防止することができ、CCDカメラ21のレンズの
ハレーションなどを防止して検査精度をさらに向上する
ことができる。
【0029】さらに、トランスファプレス1のアイドル
位置Iに検査装置4を配置することにより、プレスライ
ンPL上のプレス品Wを常時監視することができ、しか
もアイドル位置IのスライドS2の昇降を利用して投光
用カバー11を下降させ、下死点位置の下限でプレス品
Wを覆い、投光用ランプ12により検査光を照射してC
CDカメラ21により撮像することで、より正確なプレ
ス品Wの検査が可能となる。またプレスの振動を受ける
ことがあっても、透過光は明瞭に検出されるので、検査
に支障を来すことがない。
【0030】さらに投光用ランプ12とCCDカメラ2
1とをプレス品Wの加工部を挟んで略対向位置にそれぞ
れ配置したので、極めて小さいピンホールを高精度で検
出することができる。
【0031】さらにまた、アイドル位置Iでは、検査用
投光ユニット5をスライドS2に装着するとともに、ボ
ルスタ台車2上に検査用ユニット5のユニットボックス
20を位置決め固定し、さらに接続コネクタ24に信号
伝送ケーブル33を接続するだけで、検査装置4をセッ
ティングすることができる。したがって、プレス品の変
更に伴って適正な検査位置を選択してアイドル位置を決
定し、金型交換と同時に検査装置4を容易かつ迅速に配
置することができる。
【0032】図4は他の実施の形態を示し、間接検査光
によりプレス品Wを撮像するように構成したものであ
る。すなわち、スライドS2には底面が凹面状の反射面
42aに形成された反射用カバー42が装着されてい
る。投光用ランプ43は、ユニットボックス20の外周
部に複数個が設置されて下降限の反射用カバー42の反
射面に検査光を照射して反射させ、この反射検査光をプ
レス品に間接照射するように構成されている。
【0033】上記構成によれば、反射用カバー42によ
り柔らかい間接検査光を上面から均一にプレス品Wの上
面に照射して検査するので、微細な穿孔部やスリットが
有るようなプレス品に形成された割れやピンホールをよ
り精度良く検出することができる。なお、投光用ランプ
43をスライドS2または反射カバー42に取付けるこ
ともできる。
【0034】
【発明の効果】以上に述べたごとく請求項1記載の発明
によれば、プレス品を覆う投光用カバー内から投光用ラ
ンプにより検査光を照射して、プレス品の割れやピンホ
ールを透過する透過光を撮像装置により検出するので、
微少な欠陥から漏れる検査光を正確に精度よく検出する
ことができ、振動や検査環境に左右される割合も少な
く、バラツキも少なくできる。また投光用カバーにより
プレス品を覆った上で投光用カバーから検査光を照射す
るので、周囲の外乱光が入射するのを防止することがで
き、検査精度をさらに向上することができる。
【0035】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の作用効果に加えて、トランスファプレスのアイドル
位置に配置することにより、プレスライン上のプレス品
を常時監視することができ、しかもアイドル位置のスラ
イドの昇降を利用して投光用カバーを下降させ、下限位
置でプレス品を覆い、検査光を照射して撮像装置により
撮像することで、より正確なプレス品の検査が可能とな
る。またプレスの振動を受けることがあっても、透過光
は明瞭に検出されるので、検査に支障を来すことがな
い。
【0036】請求項3記載の発明によれば、投光用ラン
プにより検査光を照射した方向に対向してプレス品を撮
像することにより、極めて小さいピンホールなどの微少
な欠陥部を高精度で検出することができる。
【0037】請求項4記載の発明によれば、投光用ラン
プにより、プレス品を覆う反射用カバー内の反射面に反
射させた間接検査光をプレス品に均一にむらなく照射し
て、撮像装置によりプレス品の割れやピンホールを透過
する透過光を検出するので、折り曲げ部や凹部などの細
部に形成されて微少な欠陥部からもれる検査光を正確に
精度よく検出することができ、振動や検査環境に左右さ
れる割合も少なく、バラツキも少なくできる。また投光
用カバーによりプレス品を覆った上で投光用カバーから
検査光を照射するので、周囲の外乱光が入射するのを防
止することができ、検査精度をさらに向上することがで
きる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の作用効果に加えて、トランスファプレスのアイドル
位置に配置することにより、プレスライン上のプレス品
を常時監視することができ、しかもアイドル位置のスラ
イドの昇降を利用して反射用カバーを下降させ、下限位
置でプレス品を覆い、検査光を照射して反射用カバーの
反射面に反射された間接検査光をプレス品に照射し、プ
レス品の欠陥部を透過した検査光を撮像装置により撮像
することで、より正確なプレス品の検査が可能となる。
またプレスの振動を受けることがあっても、透過光は明
瞭に検出されるので、検査に支障を来すことがない。
【0039】請求項6記載の発明によれば、絞り加工に
より発生しやすい割れやピンホールなどの欠陥のあるプ
レス品を早急に発見して除去することができ、効率よく
プレス製品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレス品の検査装置の実施の形態
を示し、検査装置を設置したトランスファプレスを示す
側面図である。
【図2】同検査装置を示す拡大断面図である。
【図3】同検査装置を示す回路構成図である。
【図4】本発明に係るプレス品の検査装置の他の実施の
形態を示し、検査装置の構成を示す側面図である。
【図5】従来の検査装置の構成を示す側面図である。
【符号の説明】 P1〜P4 プレス位置 I アイドル位置 S1〜S4 スライド UD1〜4 上金型 LD1〜4 下金型 PL プレスライン 1 トランスファプレス 2 ボルスタ台車 3 受け台 3a 受け部材 4 検査装置 5 撮像検査ユニット 6 検査用投光ユニット 11 投光用カバー 12 投光用ランプ 20 ユニットボックス 21 CCDカメラ 22 検査判定装置 22a 画像処理部 22b 製品判定部 24 接続コネクタ 32 プレス制御コントローラ 33 信号伝送ケーブル 34 電源ケーブル 35 電源スイッチ 36 警告ブザー
フロントページの続き (72)発明者 斎藤 寛和 福井県板井郡金津町自由ケ丘1丁目8番28 号 株式会社エイチアンドエフ内 Fターム(参考) 2G051 AA90 AB03 AB04 BA01 CA04 CA07 CB02 EA11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレス品に接近離間自在に配置されてプレ
    ス品の一方の面を覆う投光用カバーおよび該投光用カバ
    ー内からプレス品の一方の面に検査光を照射する投光用
    ランプとを有する検査用投光装置と、 プレス品の他方の面側に配置されて検査用ランプの透過
    光を検出する撮像装置と、 前記撮像装置により撮像された画像から製品の良否を判
    定する検査判定装置とを具備したことを特徴とするプレ
    ス品の検査装置。
  2. 【請求項2】トランスファプレスのアイドル位置でワー
    ク受け台に配置された撮像検査ユニットと、該アイドル
    位置のスライドに装着された検査用投光ユニットとで構
    成され、 前記検査用投光ユニットは、プレス品の上面を覆う投光
    用カバーと、投光用カバー内に配置された投光用ランプ
    とを具備し、 前記検査用投光ユニットは、プレス品の底面側から検査
    用ランプの透過光を検出する撮像装置と、該撮像装置に
    より撮像された画像を処理してプレス品の良否を判定す
    る検査判定装置とを具備したことを特徴とするプレス品
    の検査装置。
  3. 【請求項3】投光用ランプと撮像装置とをプレス品を挟
    んで略対向位置にそれぞれ配置したことを特徴とする請
    求項1または2記載のプレス品の検査装置。
  4. 【請求項4】プレス品に接近離間自在に配置されてプレ
    ス品の一方の面を覆う反射用カバーおよび該反射用カバ
    ーの反射面を介してプレス品の一方の面に検査光を照射
    する投光用ランプとを有する検査用投光装置と、 プレス品の他方の面側に配置されて検査用ランプの透過
    光を検出する撮像装置と、 前記撮像装置により撮像された画像から製品の良否を判
    定する検査判定装置とを具備したことを特徴とするプレ
    ス品の検査装置。
  5. 【請求項5】トランスファプレスのアイドル位置でワー
    ク受け台に設置された撮像検査ユニットと、該アイドル
    位置のスライドに装着された反射用カバーと、撮像検査
    ユニットおよび検査用投光ユニットの少なくとも一方に
    配置されて反射用カバーの反射面に検査光を照射する投
    光用ランプとで構成され、 前記撮像検査ユニットは、プレス品の底面側から検査用
    ランプの透過光を検出する撮像装置と、該撮像装置によ
    り撮像された画像を処理してプレス品の良否を判定する
    検査判定装置とを具備したことを特徴とするプレス品の
    検査装置。
  6. 【請求項6】撮像検査ユニットと検査用投光ユニットと
    を配置したアイドル位置は、絞り加工するプレス位置の
    下流側に配置されたことを特徴とする請求項2または5
    記載のプレス品の検査装置。
JP2001170362A 2001-06-06 2001-06-06 プレス品の検査装置 Pending JP2002365227A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001170362A JP2002365227A (ja) 2001-06-06 2001-06-06 プレス品の検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001170362A JP2002365227A (ja) 2001-06-06 2001-06-06 プレス品の検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002365227A true JP2002365227A (ja) 2002-12-18

Family

ID=19012292

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001170362A Pending JP2002365227A (ja) 2001-06-06 2001-06-06 プレス品の検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002365227A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039520A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Kobe Steel Ltd プレス成形品の割れ傷検出装置
JP2008094547A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Hitachi Zosen Fukui Corp シートの搬送方法及びその装置
JP2011050984A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Nippon Steel Corp トランスファ加工装置
JP2012135799A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Daihatsu Motor Co Ltd プレス金型
JP2013190284A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Daido Steel Co Ltd 羽根車の欠陥検査方法
JP2014224780A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 トヨタ自動車九州株式会社 テーラードブランク加工品検査装置及びそれを用いたテーラードブランク加工品検査方法
IT201600124020A1 (it) * 2016-12-06 2018-06-06 Fca Italy Spa "Procedimento per rilevare una rottura passante su componenti di lamiera metallica, in particolare componenti imbutiti"
JP2022116569A (ja) * 2021-01-29 2022-08-10 日伸工業株式会社 孔検査装置及びこれを備えたプレス装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039520A (ja) * 2006-08-03 2008-02-21 Kobe Steel Ltd プレス成形品の割れ傷検出装置
JP2008094547A (ja) * 2006-10-11 2008-04-24 Hitachi Zosen Fukui Corp シートの搬送方法及びその装置
JP2011050984A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Nippon Steel Corp トランスファ加工装置
JP2012135799A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Daihatsu Motor Co Ltd プレス金型
JP2013190284A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Daido Steel Co Ltd 羽根車の欠陥検査方法
JP2014224780A (ja) * 2013-05-17 2014-12-04 トヨタ自動車九州株式会社 テーラードブランク加工品検査装置及びそれを用いたテーラードブランク加工品検査方法
IT201600124020A1 (it) * 2016-12-06 2018-06-06 Fca Italy Spa "Procedimento per rilevare una rottura passante su componenti di lamiera metallica, in particolare componenti imbutiti"
JP2022116569A (ja) * 2021-01-29 2022-08-10 日伸工業株式会社 孔検査装置及びこれを備えたプレス装置
JP7360721B2 (ja) 2021-01-29 2023-10-13 日伸工業株式会社 プレス装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4713279B2 (ja) 照明装置及びこれを備えた外観検査装置
KR100763942B1 (ko) 표면검사장치
KR20180103701A (ko) 다이 본딩 장치 및 반도체 장치의 제조 방법
KR20150034419A (ko) 비전검사장치
JP2021193744A (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
JP2002365227A (ja) プレス品の検査装置
JP2010048602A (ja) プリント基板検査装置及び検査方法
US5225891A (en) Wire bonding external appearance inspecting apparatus
KR100769326B1 (ko) 편광 필름 검사 장치
JP2003247953A (ja) 液晶パネル外観検査方法及び検査装置
KR20120012242A (ko) 부품 검사 장치
US7764823B1 (en) Stamping in-line crack detection system and method
JP2021051032A (ja) 環状製品の外観検査装置
JP3741513B2 (ja) リードフレームの検査装置
JP5415162B2 (ja) 円筒体の表面検査装置
JP3886205B2 (ja) リードフレームの検査装置
JP5932413B2 (ja) ワークの位置ずれ検出装置、ワークの位置ずれ検出方法、及びコンピュータプログラム
JP2018054387A (ja) 外観検査装置
JP3765767B2 (ja) ガラス管端の偏心検査装置及びガラス管端の偏心検査方法
JP6016515B2 (ja) プレス部品用検査装置
KR20040075171A (ko) 종이컵 검사시스템 및 그를 이용한 종이컵의 불량상태검사방법
KR100929385B1 (ko) 리드프레임 검사장치
JP2004198175A (ja) 物品の外観検査方法
KR100369832B1 (ko) 불량품 관리장치 및 불량품 관리방법
JPH10293018A (ja) リードフレームの検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050524