JP4615660B2 - 切断機におけるワーク搬出方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、切断機におけるワーク搬出方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、帯鋸盤などの切断機101には、図7に示されているように切断加工されたワークを搬出するワーク搬出装置103が設けられており、このワーク搬出装置103としてはワークをストックするストック搬出装置としての例えばストックコンベア105(図7においては12個)が多数、設けられている。これらの多数のストックコンベア105と上記の1台の切断機101との間には、切断機101で切断されたワークを多数のストックコンベア105のうちの指定されたストックコンベア105へ搬送するための移動式ワーク搬送装置としての例えば移動式コンベア107が図7において左右方向へ移動自在に設けられている。
【0003】
ワーク搬出装置103の制御装置109に加工プログラムが入力されるときは、切断されるワークを払い出すべきストックコンベア105が予めワーク毎に指定される。したがって、切断されたワークは移動式コンベア107へ搬出されると、移動式コンベア107が上記の加工プログラムに基づいて図7において左右方向へ移動して自動的に指定されたストックコンベア105へ移動位置決めされる。移動式コンベア107のワークは上記の指定されたストックコンベア105へ払い出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来、切断機101に加工プログラムを入力するときは、切断されるワーク毎に予め払出しを行うストックコンベア105が指定されるので、機械オペレータはワークの長さとストックコンベア105の空きスペースとを考慮する必要がある。したがって、加工プログラムへ入力する時間がかかり、また計算間違いなどのような入力ミスが生じるという問題点があった。
【0005】
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、ワーク毎の払い出しコンベアを指定せずに、切断されたワークを払出し可能なストックコンベアを自動的に決定し得る切断機におけるワーク搬出方法及びその装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明の切断機におけるワーク搬出方法は、切断機で切断されたワークを当該ワークの長手方向に搬送する移動式コンベアを、ワーク搬送方向に対して直交する方向へ移動自在に備え、並列に配設された複数のストック搬出装置のそれぞれに対して、前記移動式コンベアによってワークを長手方向に搬出する切断機におけるワーク搬出方法であって、切断機で切断されたワークを複数のストック搬出装置のうちのいずれかに搬出して長手方向に配列する際、前記ワークの長さが制御装置へ入力されて前記ワークを払出そうとするストック搬出装置の全長に亘って複数のワーク検出器を予め決められた間隔で配置した前記複数のワーク検出器のうちのワークを検出しないワーク検出器のエリアの長さとするワーク払出し可能長と前記制御装置へ入力されたワークの長さとを比較して前記ワークを払出し可能か否かを判断し、払出し可能な場合にはそのストック搬出装置に搬出し、払出し不可能であるときは前記ワークを次のストック搬出装置へ搬出すべく次のストック搬出装置のワーク払出し可能長と前記ワークの長さとを比較して払出し可能か否かを判断し、順次、各ストック搬出装置にて前記ワークを払出し可能か否かを判断することにより払出し可能なストック搬出装置を決定し、全てのストック搬出装置に対して払出しが不可能であるときには停止することを特徴とするものである。
【0012】
また、切断機におけるワーク搬出装置は、切断機で切断されたワークを当該ワークの長手方向に搬送する移動式コンベアを、ワーク搬送方向に対して直交する方向へ移動自在に備え、並列に配設された複数のストック搬出装置のそれぞれに対して、前記移動式コンベアによってワークを長手方向に搬出して長手方向に配列する切断機におけるワーク搬出装置であって、前記ワークの長さを入力するワーク長入力部と、前記切断されたワークを払出そうとするストック搬出装置のワーク払出し可能長と前記ワークを入力部に入力されたワークの長さとを比較して前記ワークを払出し可能か否かを判断し、払出し可能な場合にはそのストック搬出装置に搬出し、払出し不可能であるときは順次、次のストック搬出装置へ搬出すべく当該ストック搬出装置のワーク払出し可能長と前記ワークの切断長さとから払出し可能か否かを比較して前記ワークを払出し可能なストック搬出装置を決定し、全てのストック搬出装置に対して払出しが不可能であるときには停止するストック搬出位置指定部を備えた制御装置を設け、前記ストック搬出装置は、払い出されたワークの有無を検出する複数のワーク検出器をストック搬出装置の全長に亘って予め決められた間隔で配設してなることを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の切断機におけるワーク搬出方法及びその装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図2を参照するに、ワーク搬出装置1としては、本実施の形態に係わる切断機としての例えば横型帯鋸盤3に、切断加工されたワークを搬出してワークをストックするストック搬出装置としての例えばストックコンベア5が多数、本実施の形態においては図2に示されているように例えば9個のストックコンベア5A1〜5A9が設けられている。これらの9個のストックコンベア5A1〜5A9はワーク搬送方向が図2において下方向であって互いに並列に配設されている。
【0020】
上記の9個のストックコンベア5A1〜5A9と1台の横型帯鋸盤3との間には、この横型帯鋸盤3で切断されたワークを9個のストックコンベア5A1〜5A9のうちのいずれかのストックコンベア5へ搬送するための移動式ワーク搬送装置としての例えば移動式コンベア7が図2において左右方向へ移動自在に設けられている。この移動式コンベア7のワーク搬送方向は図2において下方向であり、移動式コンベア7の全体が図2において左右方向へ移動して所望のストックコンベア5へワークを払出し可能に位置決め自在に構成されている。
【0021】
図4を参照するに、横型帯鋸盤3は箱状のベース9とカッティングヘッド11などから構成されており、カッティングヘッド11は水平なヒンジピン13を介してベース9に昇降自在に枢支されている。
【0022】
ベース9の上部にはワークWを載置するワークテーブル15が設けられており、このワークテーブル15にはワークWを挟持固定自在の固定バイスジョー17と可動バイスジョー19とを備えてなる本体バイス装置21が設けられている。
【0023】
カッティングヘッド11は両側に離隔してハウジング部23,25を備えており、各ハウジング部23,25は上部コントロールボックス27を備えたビーム部材29によって連結されている。
【0024】
カッティングヘッド11のハウジング部23,25には駆動ホイール31、従動ホイール33がそれぞれ軸35,37を介して内装されており、駆動ホイール31と従動ホイール33にはエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されている。したがって、駆動ホイール31の駆動によって切断工具としての帯鋸刃BはワークWを切削すべく走行駆動されるものである。
【0025】
ビーム部材29に固定された案内部材39には固定ガイド部材41、可動ガイド部材43が装着されており、この固定ガイド部材41と可動ガイド部材43とにより、帯鋸刃BがワークWを切削する切削領域において、帯鋸刃Bの刃先部が垂直下方を向くように帯鋸刃Bが案内支持されている。また、固定ガイド部材41は案内部材39に固定的に取り付けられており、可動ガイド部材43はワークWの大きさに対応すべく位置調節自在に取り付けられている。
【0026】
カッティングヘッド11はピストンロッド45を備えた昇降用シリンダ47によってヒンジピン13を中心として昇降回動するように構成されており、この昇降用シリンダ47の作用によってワークWに対する帯鋸刃Bの切り込みや上昇離反を制御し得るものである。
【0027】
駆動ホイール31と従動ホイール33とにはエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されており、駆動ホイール31の軸35には図示せざる駆動モータが連動連結されている。
【0028】
上記構成により、駆動モータを駆動させると、軸35を介して駆動ホイール31が回転されるから、駆動ホイール31と従動ホイール33に掛回された帯鋸刃Bが走行駆動される。
【0029】
昇降用シリンダ47の作用によってカッティングヘッド11は、ヒンジピン13を中心として昇降回動されるから、帯鋸刃Bの昇降位置はヒンジピン13の回転角を例えばエンコーダなどで検出することができ、既に公知であるから詳細な説明を省略する。
【0030】
また、ベース9の前方(図2においては右方、搬送方向からみて鋸刃ラインの前側)には、素材から切断分離された切断加工済のワークを支持するワーク搬送装置としての例えば移動式コンベア7が配置されている。
【0031】
移動式コンベア7の基本的な構造としては一般的なローラコンベアと同様であるので、詳しい説明は省略する。例えば、移動式コンベア7には多数の支持ローラ(図示省略)が備えられており、この多数の支持ローラは駆動モータ等のコンベア回転駆動装置の正逆回転がチェーン並びにスプロケットからなる伝達駆動装置により回転伝達駆動され、クラッチ機構のON/OFFにより回転駆動あるいは回転フリー状態に切り換えられる。
【0032】
そして、移動式コンベア7の本体全体が、図2において左右方向に延伸されたリニアガイドなどのガイド部49に案内されて走行駆動機構により図2において左右方向へ移動して移動式コンベア7のワークを所望のストックコンベア5へ払出し可能に位置決め自在に構成されている。
【0033】
したがって、切断されたワークは移動式コンベア7へ搬出されると、移動式コンベア7が詳しくは後述する制御装置51の指令に基づいて図2において左右方向へ移動して自動的に所望のストックコンベア5へ移動位置決めされる。移動式コンベア7のワークは制御装置51の指令に基づいて指定されたストックコンベア5へ払い出される。
【0034】
また、ストックコンベア5の基本的な構造としては一般的なローラコンベアと同様であるので、詳しい説明は省略する。例えば図5に示されているように、ストックコンベア5には枠体フレーム53に多数の支持ローラ55が備えられており、この多数の支持ローラ55は駆動モータ等のコンベア回転駆動装置(図示省略)の正逆回転がチェーン並びにスプロケットからなる伝達駆動装置(図示省略)により回転伝達駆動され、クラッチ機構(図示省略)のON/OFFにより回転駆動あるいは回転フリー状態に切り換えられる。
【0035】
また、ストックコンベア5の後端側(図5において上方端側)にはワークの通過を検出するワーク通過検出装置としての例えば光電SW57が設けられており、この光電SW57は制御装置51に電気的に接続されている。
【0036】
なお、上記のストックコンベア5及び移動式コンベア7は、ローラコンベアを基本的な構造として説明しているが、ベルトコンベアや他の形態のコンベアと同様の構造であっても構わない。
【0037】
上記構成により、ワークWが移動式コンベア7からストックコンベア5へ払い出しされるときに、ストックコンベア5のクラッチ機構がONし且つコンベア回転駆動装置が正回転してワークWがストックコンベア5へ搬送される。ワークWの後端がストックコンベア5の後端側の光電SW57を通過した直後にコンベア回転駆動装置が停止されるので、ワークWがストックコンベア5の上に払出しされた状態で停止される。
【0038】
図3を参照するに、ワーク搬出装置1の制御装置51としては、中央処理装置としての例えばCPU59に、横型帯鋸盤3により切断されたワークの長さを入力するワーク長入力部61と、予め各ストックコンベア5の全長を記憶する第1メモリ62と、この第1メモリ62に記憶された各ストックコンベア5の全長から各ストックコンベア5に払出されたワークの長さを減算してワーク払出し可能長を算出すると共に、この算出されたワーク払出し可能長から次に払出されたワークの長さを減算して順次、新たなワーク払出し可能長を計算する演算部63と、この演算部63で順次算出された新たな各ストックコンベア5のワーク払出し可能長を更新して記憶する第2メモリとしての例えばワーク払出し可能長メモリ65が電気的に接続されている。
【0039】
また、上記のCPU59には、切断されたワークを払出そうとするストックコンベア5のワーク払出し可能長とワークの長さとから当該ワークを払出し可能か否かを比較し、払出し不可能であるときは順次、次のストックコンベア5へ搬出すべく当該ストックコンベア5のワーク払出し可能長とワークの切断長さとから払出し可能か否かを比較して多数のストックコンベア5の中からワークを払出し可能なストックコンベア5を決定するストック搬出位置指定部67が電気的に接続されている。
【0040】
また、上記のストック搬出位置指定部67には、全てのストックコンベア5に対してワークを払出し可能か否かを判断したにもかかわらず払出し不可能であるときは、自動運転を停止せしめる機能が備えられている。
【0041】
図1を参照するに、横型帯鋸盤3で切断されたワークを多数のストックコンベア5のうちのどのストックコンベア5に搬出するかを決定するための所謂、搬出位置決定処理について説明する。
【0042】
横型帯鋸盤3により切断されたワークの長さは横型帯鋸盤3の制御装置により送信され、このデータがワーク長入力部61から入力される。ストック搬出位置指定部67では入力されたワークが前回搬出されたストックコンベア5に払い出されるように選定すべくスタートする。
【0043】
例えば、前回ストックコンベア5A1へ払い出されたワークが横型帯鋸盤3にて新たに切断された場合は、ステップS1ではYESと判断されてステップS11へ移行する。
【0044】
このステップS11では、ストック搬出位置指定部67によりストックコンベア5A1のワーク払出し可能長に対してワークの長さが長いか短いかを比較され、このワークがストックコンベア5A1へ払出し可能か否かを判断される。つまり、ストックコンベア5A1がフルワークか否かを検討される。払出し可能であるときはフルワークではないのでNOと判断されてステップS21へ移行し、ストックコンベア5A1へ搬出されるようにストック搬出位置指定部67から移動式コンベア7とストックコンベア5A1へ指令が与えられる。
【0045】
なお、ストックコンベア5A1のワーク払出し可能長LXは、図5に示されている状態で考慮すると、既に払出しされた3つの各ワークW1,W2,W3の長さ(L1+L2+L3)とワーク間の隙間(S1+S2)とストックコンベア5A2の後端からワークW3の後端との距離(S0)との全合計長さがストックコンベア5A2のワークを載置可能な全長Lから減算された残りの長さとして自動的に算出されたものである。このワーク払出可能長はワークが払い出される毎に算出されてワーク払出しメモリ65に自動的に更新される。
【0046】
したがって、移動式コンベア7が走行してストックコンベア5A1へ位置決めされると、移動式コンベア7上のワークがストックコンベア5A1へ搬送される。
【0047】
一方、ステップS11においてストックコンベア5A1へ払出し不可能であるときはフルワークであるのでYESと判断されてステップS12へ移行して次のストックコンベア5A2へ払出し可能か否かを比較判断される。払出し可能であるときはフルワークではないのでNOと判断されてステップS22へ移行してストックコンベア5A2へ搬出されるように移動式コンベア7へ指令が与えられる。
【0048】
しかし、ステップS12においてストックコンベア5A2へ払出し不可能であるときはフルワークであるのでYESと判断されてステップS13へ移行してさらに次のストックコンベア5A3へ払出し可能か否かを比較判断される。
【0049】
以上のようにして順次、ステップS13〜S19において上記のステップS11およびS12と同様に各ストックコンベア5A3〜5A9にて上記のワークが払出し可能か否かを判断されることにより払出し可能なストックコンベアの位置が決定処理される。
【0050】
なお、新たに切断されたワークの前回払い出されたストックコンベアが5A2〜5A9である場合には、ステップS1においてはNOと判断されて次のステップS2へ移行する。ステップS2〜S9においては、順次、上述したステップS1と同様に、前回払い出されたストックコンベアに該当するか否かを判断され、NOと判断された場合は次のステップへ移行するが、該当するストックコンベアである場合にはYESと判断されてステップS12〜S19のそれぞれの該当するステップへ移行する。
【0051】
なお、ステップS20にて検索が2回目でない場合はステップS10へ移行してからステップS11〜S19の工程を経て全てのストックコンベア5A1〜5A9に対して上記のワークが払出し可能か否かを判断される。したがって、払出し可能であると判断されて移行したステップS21〜S29においては、上述したステップS21と同様に、払出されたワークが移動式コンベア7からそれぞれ該当するストックコンベアへ払い出されることになる。しかし、全てのストックコンベア5A1〜5A9に対して払出し不可能であるときはステップS30にてワーク搬出装置1の自動運転が停止される。
【0052】
また、各ストックコンベア5A1〜5A9のワーク払出し可能長を求める他の方法としては、図6に示されているように払出されたワークの有無を検出する複数のワーク検出器としての例えば光電SW69が各ストックコンベア5の全長に亘って予め決められた間隔で配設されており、各光電SW69は制御装置51に電気的に接続されている。そこで、ワーク払出し可能長LXとしては、予め決められた間隔で配置された各光電SW69の位置がわかるので、ワークを検出しない光電SW69のエリアの長さがワーク払出し可能な長さとして容易に判断できる。
【0053】
したがって、各ストックコンベア5A1〜5A9のワーク払出し可能長は自動的に求められる。
【0054】
以上のように、制御装置51に入力されたワーク長と、ワーク払出し可能長メモリ65に記憶された各ストックコンベア5の払出可能長から、ワークを払出せるストックコンベア5を自動的に決定することができる。したがって、機械オペレータがワーク長とストックコンベア5の空きスペースを考慮して各ワーク毎に払出しコンベアを指定する必要がなくなるので、効率的であると共に指示ミスを防ぐこともできる。
【0055】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。本実施の形態では切断機として横型帯鋸盤を例にとって説明したが竪型帯鋸盤や他の形態の帯鋸盤、あるいは丸鋸盤およびその他の切断機であっても構わない。
【0056】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、本発明によれば、制御装置に入力されたワークの長さと、各ストック搬出装置の払出し可能長とを自動的に比較判断することにより、前記ワークを払出し可能なストック搬出装置を自動的に決定できる。結果として、機械オペレータがワークの長さとストック搬出装置の空きスペースを考慮して各ワーク毎にストック搬出装置を指定する必要がなくなるので、効率的であると共に機械オペレータによる指示ミスもなくなる。この際、複数のワーク検出器をストック搬出装置の全長に亘って設けたので、ワーク検出器がワークを検出しない範囲をワーク払出し可能長として容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の切断機におけるワーク搬出方法のフローチャート図である。
【図2】本発明の実施の形態の切断機におけるワーク搬出装置の全体的な平面図である。
【図3】制御装置のブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態で用いられる横型帯鋸盤の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態を示すもので、ストックコンベアの概略的な平面図である。
【図6】本発明の実施の形態の他の例を示すもので、ストックコンベアの概略的な平面図である。
【図7】従来の切断機におけるワーク搬出装置の全体的な平面図である。
【符号の説明】
1 ワーク搬出装置
3 横型帯鋸盤(切断機)
5,5A1〜5A9 ストックコンベア(ストック搬出装置)
7 移動式コンベア
49 ガイド部
51 制御装置
57,69 光電SW(ワーク検出器)
61 ワーク長入力部
62 第1メモリ
63 演算部
65 ワーク払出し可能長メモリ(第2メモリ)
67 ストック搬出位置指定部
Claims (2)
- 切断機で切断されたワークを当該ワークの長手方向に搬送する移動式コンベアを、ワーク搬送方向に対して直交する方向へ移動自在に備え、並列に配設された複数のストック搬出装置のそれぞれに対して、前記移動式コンベアによってワークを長手方向に搬出する切断機におけるワーク搬出方法であって、切断機で切断されたワークを複数のストック搬出装置のうちのいずれかに搬出して長手方向に配列する際、前記ワークの長さが制御装置へ入力されて前記ワークを払出そうとするストック搬出装置の全長に亘って複数のワーク検出器を予め決められた間隔で配置した前記複数のワーク検出器のうちのワークを検出しないワーク検出器のエリアの長さとするワーク払出し可能長と前記制御装置へ入力されたワークの長さとを比較して前記ワークを払出し可能か否かを判断し、払出し可能な場合にはそのストック搬出装置に搬出し、払出し不可能であるときは前記ワークを次のストック搬出装置へ搬出すべく次のストック搬出装置のワーク払出し可能長と前記ワークの長さとを比較して払出し可能か否かを判断し、順次、各ストック搬出装置にて前記ワークを払出し可能か否かを判断することにより払出し可能なストック搬出装置を決定し、全てのストック搬出装置に対して払出しが不可能であるときには停止することを特徴とする切断機におけるワーク搬出方法。
- 切断機で切断されたワークを当該ワークの長手方向に搬送する移動式コンベアを、ワーク搬送方向に対して直交する方向へ移動自在に備え、並列に配設された複数のストック搬出装置のそれぞれに対して、前記移動式コンベアによってワークを長手方向に搬出して長手方向に配列する切断機におけるワーク搬出装置であって、前記ワークの長さを入力するワーク長入力部と、前記切断されたワークを払出そうとするストック搬出装置のワーク払出し可能長と前記ワーク長入力部に入力されたワークの長さとを比較して前記ワークを払出し可能か否かを判断し、払出し可能な場合にはそのストック搬出装置に搬出し、払出し不可能であるときは順次、次のストック搬出装置へ搬出すべく当該ストック搬出装置のワーク払出し可能長と前記ワークの切断長さとから払出し可能か否かを比較して前記ワークを払出し可能なストック搬出装置を決定し、全てのストック搬出装置に対して払出しが不可能であるときには停止するストック搬出位置指定部を備えた制御装置を設け、前記ストック搬出装置は、払い出されたワークの有無を検出する複数のワーク検出器をストック搬出装置の全長に亘って予め決められた間隔で配設してなることを特徴とする切断機におけるワーク搬出装置。
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