JPH11333829A - インゴットの加工方法及び加工システム - Google Patents

インゴットの加工方法及び加工システム

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JPH11333829A
JPH11333829A JP14549798A JP14549798A JPH11333829A JP H11333829 A JPH11333829 A JP H11333829A JP 14549798 A JP14549798 A JP 14549798A JP 14549798 A JP14549798 A JP 14549798A JP H11333829 A JPH11333829 A JP H11333829A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インゴットを格納するための倉庫や出入装置
等を各所に設置する必要がなく、加工システムの構成を
簡素化することができるインゴットの加工方法を提供す
る。 【解決手段】 第1工程では、複数のインゴット33を
格納した倉庫31からインゴット33を取り出して方位
測定装置37に搬送し、インゴット33の結晶方位を測
定した後、再びそのインゴット33を倉庫31に格納す
る。第2工程では、倉庫31から測定後のインゴット3
3を取り出して接着装置41に搬送し、方位測定結果に
基づいてインゴット33を回転調整して支持プレート4
3に接着した後、再びそのインゴット33を倉庫31に
格納する。第3工程では、倉庫31から接着後のインゴ
ット33を取り出してワイヤソー49に搬送し、ワイヤ
ソー49に対し支持プレート43を介してインゴット3
3を装着した後、そのインゴット33を結晶方位がワイ
ヤ走行方向に対して所定の角度をなすように切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤソーによ
ってインゴットを、その結晶方位がワイヤ走行方向に対
して所定の角度をなすように切断するインゴットの加工
方法及び加工システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体材料としてのシリコン等
の硬脆材料よりなる単結晶インゴットを、ワイヤソーに
よってウエハ状に切断する場合には、インゴットの結晶
方位を測定し、その方位測定結果に基づいてインゴット
を回転調整して支持プレートに接着している。そして、
この支持プレートを介してインゴットをワイヤソーに装
着した状態で、ワイヤソーによりインゴットを切断加工
している。
【0003】従来のこの種のインゴットの加工システム
においては、方位測定装置の前部に複数のインゴットを
格納するための第1倉庫が設置され、その第1倉庫から
インゴットを取り出して方位測定装置に搬送するように
なっている。また、方位測定装置と接着装置との間には
第2倉庫が設置され、結晶方位を測定したインゴットを
第2倉庫に格納するとともに、その第2倉庫から測定後
のインゴットを取り出して接着装置に搬送するようにな
っている。さらに、接着装置とワイヤソーとの間には第
3倉庫が設置され、支持プレートに接着したインゴット
を第3倉庫に格納して所定時間乾燥させるとともに、そ
の第3倉庫から接着後のインゴットを取り出してワイヤ
ソーに搬送するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
インゴットの加工システムにおいては、インゴットの搬
送経路中に複数の倉庫、それらに対向する複数の出入装
置が設置され、方位測定前のインゴット、方位測定後の
インゴット及びプレート接着後のインゴットをそれぞれ
格納するようになっている。このため、複数の倉庫やそ
れらに対応する出入装置及び搬送経路を構成するために
広い設置スペースが必要となって、加工システムの構成
が複雑になるという問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、インゴットを格納するための倉庫や出入
装置及び搬送経路を各所に設置する必要がなく、加工シ
ステムの構成を簡素化することができるインゴットの加
工方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、ワイヤソーによって
インゴットを、その結晶方位がワイヤ走行方向に対して
所定の角度をなすように切断するインゴットの加工方法
において、インゴットを方位測定装置に搬送し、インゴ
ットの結晶方位を測定した後に接着装置に搬送し、方位
測定結果に基づいてインゴットを回転調整して支持プレ
ートに接着する測定接着工程と、接着後のインゴットを
取り出してワイヤソーに搬送し、ワイヤソーに対し支持
プレートを介してインゴットを装着した後、そのインゴ
ットを切断加工する加工工程とからなるものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のインゴットの加工方法において、前記測定接着工程
は、複数のインゴットを格納した倉庫からインゴットを
取り出し、その取り出したインゴットの結晶方位を測定
した後に、再びインゴットを倉庫に格納する第1工程
と、前記倉庫から測定後のインゴットを取り出し、その
取り出したインゴットを支持プレートに接着した後に、
再びインゴットを倉庫に格納する第2工程とを含むもの
である。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載のインゴットの加工方法において、前
記測定接着工程において、倉庫に格納されたインゴット
について、支持プレートに対し複数取り接着が可能かど
うかを判断し、複数取り接着が可能である場合には、組
み合わせ可能な複数の測定後のインゴットを接着装置に
搬送し、方位測定結果に基づいて複数のインゴットを回
転調整して支持プレートに接着するものである。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載のインゴットの加工方法において、前記測定接着工程
において、インゴットの長さに基づいて複数取り接着の
判断を行い、複数取り接着可能なインゴットがある場合
には、組み合わせ可能な複数の測定後のインゴットをそ
れぞれの方位測定結果に基づいて個々に回転調整した
後、同時に支持プレートに接着するものである。
【0010】請求項5に記載の発明では、請求項3に記
載のインゴットの加工方法において、前記測定接着工程
において、インゴットの長さ及び方位測定結果に基づい
て複数取り接着の判断を行い、複数取り接着可能なイン
ゴットがある場合には、複数の測定後のインゴットを共
に1個のインゴットの方位測定結果に基づいて回転調整
した後、支持プレートに接着するものである。
【0011】請求項6に記載の発明では、請求項1ない
し請求項5のいずれかに記載のインゴットの加工方法に
おいて、前記加工工程において、接着から所定時間経過
したインゴットを選択して倉庫から取り出すものであ
る。
【0012】請求項7に記載の発明では、請求項1ない
し請求項6のいずれかに記載のインゴットの加工方法に
おいて、前記加工工程において、倉庫から取り出した接
着後のインゴットをワイヤソーへ搬送する前に、そのイ
ンゴットを再び方位測定装置に搬送し、支持プレートを
基準にしてインゴットの結晶方位を再測定する工程を含
むものである。
【0013】請求項8に記載の発明では、請求項1ない
し請求項7のいずれかに記載のインゴットの加工方法に
おいて、前記測定接着工程において、インゴットから測
定された方位測定データと、予め設定されたオフ角条件
とに基づいて回転調整角を演算し、その回転調整角を方
位測定結果として得るものである。
【0014】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載のインゴットの加工方法において、前記オフ角条件
は、インゴットの基準位置の角度条件、及びワイヤ走行
方向に対する結晶面の角度条件である。
【0015】請求項10に記載の発明では、請求項9に
記載のインゴットの加工方法において、前記測定接着工
程において、インゴットの基準位置を所定位置に位置決
めした状態で方位測定を行うとともに、インゴットの基
準位置を所定位置に位置決めした状態から回転調整を行
うものである。
【0016】請求項11に記載の発明では、請求項10
に記載のインゴットの加工方法において、前記インゴッ
トを回転させながら非接触センサによりインゴットの基
準位置を検出し、その検出した位置でインゴットの回転
を停止することにより、インゴットの基準位置を所定位
置に位置決めするものである。
【0017】請求項12に記載の発明では、請求項11
に記載のインゴットの加工方法において、基準位置の検
出によりインゴットの回転が停止された状態で、インゴ
ットはその下部両側に対しV字当たりで当接する支持部
材上に位置決め状態で支持されるものである。
【0018】請求項13に記載の発明では、前記請求項
1ないし請求項12のうちいずれかに記載のインゴット
の加工方法を実施するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施形態
を、図面に基づいて説明する。まず、この実施形態にお
けるインゴットの加工システムの全体構成を概略的に説
明する。図1に示すように、倉庫31は工場等の内部の
一側に設置され、複数の格納棚32を備えている。そし
て、この倉庫31の各格納棚32には、半導体材料とし
てのシリコン等の硬脆材料よりなる単結晶の新たなイン
ゴット33、後述する方位測定装置37により結晶方位
を測定した後のインゴット33、及び後述する接着装置
41により支持プレート43に接着した後のインゴット
33が共に格納される。
【0020】前記倉庫31の一側にはコンベアよりなる
移送装置34が連接配置され、この移送装置34により
新たなインゴット33がパレットに支持された状態で、
倉庫31に移送されて格納棚32内に格納される。移送
装置34の途中にはデータ読取装置35が配設され、こ
のデータ読取装置35により、インゴット33に付設さ
れたバーコードから、インゴット33の番号が読み取ら
れ、これに基づいて後記する制御装置51に予め記憶さ
れている長さ、外径、オフ角条件等のインゴットデータ
が取り出される。なお、オフ角条件とは、インゴット3
3上に形成された基準位置としてのVノッチ33a或い
はオリフラ(オリエンテーションフラット)の角度条
件、及び後述するワイヤソー49(図17及び図18参
照)におけるワイヤ156の走行方向に対する結晶面の
角度条件を指す。
【0021】すなわち、Vノッチ33aは、インゴット
33の外周面にその長手方向に形成されたものであり、
インゴット33の結晶方位との関係を示すものである。
そして、図19に示すように、ノッチ位置の角度条件と
は、インゴット33の結晶面λの結晶方位に対する角度
φaを示し、ワイヤ156の走行方向に対する結晶面の
角度条件とは、ワイヤソー49のワイヤ156の走行方
向に対する結晶方位の角度を示す。例えば、ノッチ33
aを基準にして、ワイヤ156の走行方向に対してイン
ゴット33が水平面内及び垂直面内において角度調整さ
れ、その調整状態を維持するようにインゴット33がワ
イヤソー49にセットされる。オリフラもVノッチ33
aと同様な役割を果たす。
【0022】前記倉庫31内には作業ロボットよりなる
出入装置36が配設されている。そして、この出入装置
36により、倉庫31に移送されるインゴット33が、
データ読取装置35にて読み取られたインゴット番号に
基づいて整理されながら、格納棚32内に格納される。
また、この出入装置36により、所定番号のインゴット
33がそれに対応する格納棚32から取り出されて、後
述する方位測定装置37、接着装置41またはワイヤソ
ー49に搬送される。
【0023】図1〜図3に示すように、前記倉庫31の
側部には方位測定装置37が近接して配置されている。
そして、新たなインゴット33が倉庫31から取り出さ
れて測定位置に搬送された状態で、この方位測定装置3
7によりインゴット33の結晶方位が測定される。ま
た、後述する接着装置41により支持プレート43に接
着された後のインゴット33が倉庫31から取り出され
て測定位置に搬送された状態で、この方位測定装置37
によりインゴット33の結晶方位が支持プレート43を
基準として再測定される。
【0024】前記倉庫31と方位測定装置37との間に
は第1搬送装置38が配設されている。そして、新たな
インゴット33及びプレート接着後のインゴット33
が、この第1搬送装置38により倉庫31から取り出さ
れて、方位測定装置37と対応する測定位置に搬送され
る。また、方位測定後の各インゴット33が、この第1
搬送装置38により測定位置から再び倉庫31に搬送さ
れて格納される。
【0025】前記倉庫31と測定位置との間のインゴッ
ト受渡し位置には反転装置39が配設されている。そし
て、支持プレート43に対して複数取り(実施形態では
2個取り)接着されたインゴット33の結晶方位を再測
定する際に、この反転装置39により支持プレート43
がインゴット33と共に180度回転されて、両インゴ
ット33の端面が方位測定装置37に対向配置され測定
される。
【0026】前記方位測定装置37に対向する測定位置
にはインゴット33の位置決め装置40が配設されてい
る。そして、インゴット33が測定位置に搬送された状
態で、この位置決め装置40によりVノッチ33aが所
定位置となるように、インゴット33が回転調整されて
その調整位置に位置決め保持される。
【0027】図1、図12及び図13に示すように、前
記倉庫31の側部には接着装置41が近接して配置され
ている。そして、方位測定後のインゴット33が倉庫3
1から取り出されて接着位置に搬送された状態で、この
接着装置41によりインゴット33が例えばカーボンよ
りなる中間プレート42を介して、金属よりなる支持プ
レート43に接着される。すなわち、インゴット33の
外周下面に中間プレート格納棚44から(前記倉庫31
と兼用してもよい。)送り込まれる中間プレート42が
接着された後、その中間プレート42の下面に支持プレ
ート格納棚45(前記倉庫31と兼用してもよい。)か
ら送り込まれる支持プレート43が接着される。
【0028】前記倉庫31と接着装置41との間には第
2搬送装置46が配設されている。そして、方位測定後
のインゴット33が、この第2搬送装置46により倉庫
31から取り出されて、接着装置41と対応する接着位
置に搬送される。また、プレート接着後のインゴット3
3が、この第2搬送装置46により接着位置から再び倉
庫31に搬送されて格納される。
【0029】前記接着装置41と対向する接着位置には
第1回転調整装置47及び第2回転調整装置48が配設
されている。そして、インゴット33に対する中間プレ
ート42の接着に先立って、この第1回転調整装置47
によりインゴット33が方位測定結果に基づいて、Vノ
ッチ33aを所定位置に位置決めした状態から軸線の周
りで回転調整される。また、中間プレート42に対する
支持プレート43の接着に先だって、第2回転調整装置
48によりインゴット33及び中間プレート42が方位
測定結果に基づいて水平面内で回転調整される。
【0030】図1に示すように、工場等の内部には複数
のワイヤソー49が設置され、これらのワイヤソー49
と倉庫31との間にはコンベアからなる第3搬送装置5
0が配設されている。そして、第3搬送装置50により
プレート接着後のインゴット33が倉庫31から取り出
されて各ワイヤソー49に搬送されるとともに、そのイ
ンゴット33が支持プレート43を介してワイヤソー4
9に装着される。その後、インゴット33の結晶方位が
ワイヤ走行方向に対して所定の角度をなすように、ワイ
ヤソー49によりインゴット33がウエハ状に切断加工
される。
【0031】前記倉庫31の近傍には制御装置51が配
設されている。そして、この制御装置51により、倉庫
31の各格納棚32に格納されているインゴット33に
ついて、データ読取装置35で読み取られた各種デー
タ、及び方位測定装置37で測定された方位測定結果が
記憶管理される。なお、方位測定装置37においてイン
ゴット33の方位測定データとオフ角条件とに基づい
て、回転調整角が演算され、その回転調整角が方位測定
結果として制御装置51に記憶管理される。
【0032】また、ワイヤソー49に対する接着後のイ
ンゴット33の搬送時には、制御装置51の制御によ
り、支持プレート43の接着から所定時間を経過したイ
ンゴット33が選択されて、倉庫31から取り出され
る。さらに、支持プレート43に対するインゴット33
の接着に先だってデータ読取装置35を通過したインゴ
ット33について、制御装置51により2個取り接着が
可能かどうかが、例えばインゴット33の長さデータに
基づいて判断される。そして、2個取り接着が可能な場
合には、制御装置51の制御に基づいて、組み合わせ可
能な2個の測定後のインゴット33が倉庫31または直
接方位測定装置37から取り出されて接着装置41に搬
送される。その後、2個のインゴット33がそれぞれの
方位測定結果に基づいて個々に回転調整されて、1枚の
支持プレートに同時に接着される。
【0033】次に、前記各装置の構成を詳細に説明す
る。 (方位測定装置37)図2、図3及び図6に示すよう
に、前記方位測定装置37は、回転ヘッド37aに設け
られた投光器55及び受光器56を備えている。そし
て、インゴット33が方位測定装置37と対向する測定
位置に位置決めされた状態で、回転ヘッド37aの複数
の回転角度において投光器55からインゴット33の端
面にX線が照射されるとともに、インゴット33から生
じるX線を受光器56が受光することにより、その波長
や強度等に基づいて、方位測定装置37はインゴット3
3の回転方向及び水平方向の結晶方位を測定する。
【0034】(第1搬送装置38)図3及び図6〜図1
0に示すように、前記第1搬送装置38のコンベア59
は倉庫31に近接してフレーム60上に配設されてい
る。コンベア59の側部に敷設された一対のレール61
上には移動台62が支持され、移動用モータ63により
プーリ64、ベルト65、プーリ66、ボールネジ67
及びナット68を介して移動される。移動台62上には
支持台69が一対のレール70を介して支持され、シリ
ンダ71により移動台62の移動方向と直交する方向に
移動される。
【0035】前記支持台69の側部には固定把持アーム
72が突設され、コンベア59上のインゴット33の一
端面に当接するようになっている。固定把持アーム72
と対応するように、支持台69上には可動把持アーム7
3がレール74を介して移動可能に支持され、把持用モ
ータ75によりプーリ76、ベルト77、プーリ78、
ボールネジ79及びナット80を介して、固定把持アー
ム72と接離する方向に移動される。
【0036】前記可動把持アーム73の先端には把持体
81が移動可能に取り付けられ、バネ82によりインゴ
ット33の他端面に当接する方向へ移動付勢されてい
る。把持体81と対応するように可動把持アーム73上
には把持確認センサ83が配設され、固定把持アーム7
2と可動把持アーム73の把持体81との間でインゴッ
ト33が把持されたときに、この把持確認センサ83か
ら検出信号が出力される。
【0037】そして、両把持アーム72,73間にイン
ゴット33が把持された状態で、移動用モータ63にて
移動台62が移動されることにより、そのインゴット3
3が倉庫31と方位測定装置37に対応する測定位置と
の間で、前記コンベア59並びに後述する反転装置39
及び位置決め装置40のコンベア88,98に沿って移
動される。また、両把持アーム72,73によるインゴ
ット33の把持が解放された状態で、支持台69が側方
に移動されることにより、図6に鎖線で示すように、両
把持アーム72,73がインゴット33から離間した退
避位置に移動される。
【0038】(反転装置39)図2〜図5に示すよう
に、前記反転装置39の回転台86はフレーム60上に
クロスローラベアリング87を介して回転可能に支持さ
れ、回転台86の上面には第1搬送装置38のコンベア
59に連結可能なコンベア88が配設されている。フレ
ーム60上には回転用モータ89が装着され、減速機9
0を介して回転台86に作動連結されている。そして、
コンベア88上にインゴット33が支持された状態で、
回転用モータ89にて回転台86が回転されることによ
り、インゴット33の向きが180度反転される。
【0039】前記回転台86の外周には支持枠91が相
対回転可能及び上下移動可能に配設され、コンベア88
の下部の係合凸部92に係合可能に対応している。そし
て、回転台86の回転によりインゴット33が反転され
る際に、昇降用シリンダ93によりローラ94及び昇降
リング95を介して支持枠91が上昇されて、係合凸部
92に係合される。これにより、コンベア88の両端延
長部分の重量が支持枠91にて支持されて、インゴット
33の反転中にコンベア88に傾きが生じるのが防止さ
れる。
【0040】(位置決め装置40)図10及び図11に
示すように、前記位置決め装置40のコンベア98はフ
レーム60上の一対のブラケット99間にレール100
を介して昇降可能に配設されている。そして、このコン
ベア98の上端両側の外縁には、インゴット33の外周
面を支持するための複数の第1支持ローラ101が配列
されるとともに、上端両側の内縁には、インゴット33
に接着された支持プレート43を支持するための複数の
第2支持ローラ102が配列されている。
【0041】前記フレーム60上にはコンベア昇降用シ
リンダ103が配設され、このシリンダ103によりコ
ンベア98が昇降される。そして、支持プレート43に
接着される前のインゴット33については、コンベア9
8の上昇に伴いインゴット33が第1支持ローラ101
に接触支持された状態で、図11に示す第1搬送高さ位
置P1aに搬送される。また、支持プレート43に接着
された後のインゴット33については、コンベア98の
上昇に伴い支持プレート43が第2支持ローラ102に
接触支持された状態で、図11に示す第2搬送高さ位置
P2aに搬送される。
【0042】前記両ブラケット99上には支持部材を構
成する一対の支持ブロック104が対向配置されてい
る。この一対の支持ブロック104はインゴット33の
下部両側によりV字当たりで当接し、インゴット33を
芯出し状態で支持する傾斜支持面104aをそれぞれ有
している。そして、プレート接着前のインゴット33が
コンベア98の第1支持ローラ101上に支持された状
態で、コンベア98が下降されたとき、インゴット33
がこれらの支持ブロック104上に受け渡されて、図1
1に示す第1測定高さ位置P1bに確実に芯出し状態に
位置決めされる。
【0043】前記一方のブラケット99上には、例えば
レーザ測定器等の非接触センサによる基準位置検出セン
サ105がほぼ門型の取付枠106を介して配設されて
いる。そして、インゴット33が支持ブロック104上
に支持された状態で、このセンサ105によりインゴッ
ト33の周面に対する距離を非接触で測定することでイ
ンゴット33上のVノッチ33aの位置が検出される。
【0044】前記コンベア98の支持枠部には昇降台1
07がレール108を介して昇降可能に支持されてい
る。昇降台107には回転調整用の接触ローラ109が
回転可能に支持され、回転用モータ110によりプーリ
111、ベルト112及びプーリ113を介して回転さ
れる。フレーム60上にはローラ昇降用シリンダ114
が配設され、このシリンダ114により昇降台107が
昇降されて、接触ローラ109が支持ブロック104上
のインゴット33に対する接触位置と離間位置とに移動
配置される。そして、接触ローラ109がインゴット3
3に対する接触位置に配置された状態で、基準位置検出
センサ105の検出結果が所定値になるまで、接触ロー
ラ109が回転され、所定値になった位置で接触ローラ
109の回転が停止される。これにより、Vノッチ33
aが検出センサ105に対向した所定の位置に位置決め
される。
【0045】前記取付枠106の両側部には一対の押え
ローラ115が配設され、押え用シリンダ116により
インゴット33の外周面に対する接触位置と離間位置と
に移動配置される。そして、支持ブロック104上に支
持されたインゴット33が回転調整された後、両押えロ
ーラ115が接触位置に移動配置されることによって、
インゴット33が支持ブロック104上でV字当たりで
確実に位置決め保持される。
【0046】前記両ブラケット99の内面には一対の保
持板117,118が対向配置されている。そして、プ
レート接着後のインゴット33がコンベア98の第2支
持ローラ102上に支持された状態で、コンベア98が
下降されたとき、支持プレート43がこれらの保持板1
17,118上に受け渡されて、インゴット33が図1
1に示す第2測定高さ位置P2bに位置決めされる。
【0047】前記両保持板117,118上に支持され
た支持プレート43の一側面に当接可能に対応するよう
に、一方の保持板117の内面には固定挟持体119が
突設されている。支持プレート43の他側面に接離可能
に対応するように、他方の保持板118には可動挟持体
120が移動可能に配設され、挟持用シリンダ121に
作動連結されている。そして、プレート接着後のインゴ
ット33が保持板117,118上に支持された状態
で、挟持用シリンダ121により可動挟持体120が固
定挟持体119側に接近移動されたとき、支持プレート
43が両挟持体19,120間で挟持される。
【0048】(第2搬送装置46)図12及び図13に
示すように、第2搬送装置46は前述した第1搬送装置
38とほぼ同一構成の移動台62、支持台69、固定把
持アーム72、可動把持アーム73等を備えている。そ
して、両把持アーム72,73間でインゴット33を把
持した状態で、ボールネジ67の回転に伴い移動台62
がレール61に沿って移動されることにより、インゴッ
ト33が倉庫31と接着装置41に対応する接着位置と
の間で搬送される。
【0049】(第1回転調整装置47)図12及び図1
3に示すように、第1回転調整装置47は前述した位置
決め装置40の回転調整機構とほぼ同一構成の回転調整
用の接触ローラ109を備えている。そして、接触ロー
ラ109がローラ昇降用シリンダ114によりインゴッ
ト33と接触する位置に上昇された状態で、回転用モー
タ110により回転される。これにより、インゴット3
3が中間プレート42に対する接着に先立って、Vノッ
チ33aを所定位置に位置決めした状態から、インゴッ
ト33が方位測定結果に基づいて軸線の周りで回転調整
される。
【0050】(第2回転調整装置48)図13〜図16
に示すように、前記第2回転調整装置48における一対
の回転台124はフレーム60上にクロスローラベアリ
ング125を介して回転可能に支持され、それらの上面
には各一対の支持ブロック126がブラケット127を
介して配設されている。ブラケット127間においてフ
レーム60上にはコンベア128が昇降可能に配設さ
れ、前述した位置決め装置40のコンベア98とほぼ同
様の構成によって昇降される。
【0051】そして、第2搬送装置46により、このコ
ンベア128上にインゴット33が搬送支持された状態
で、コンベア128が下降されることにより、インゴッ
ト33が支持ブロック126上に受け渡して位置決め保
持される。また、2個取り接着の場合には、両回転台1
24上の支持ブロック126にインゴット33がそれぞ
れ受け渡し保持される。
【0052】前記フレーム60上には一対の調整用モー
タ129が回動可能に配設されている。そして、接着装
置41により支持ブロック126上に保持されたインゴ
ット33の下面に中間プレート42が接着された後、こ
れらの調整用モータ129により、ボールネジ130及
びナット131を介して各回転台124が回転される。
これにより、各インゴット33が方位測定結果に基づい
て水平面内で回転調整される。
【0053】(接着装置41)図12〜図14及び図1
6に示すように、前記接着装置41における一対のレー
ル134はフレーム60上に敷設され、両回転台124
の上方においてブラケット127間を通って延長されて
いる。レール134上には移動台135が移動可能に支
持され、移動用モータ136によりボールネジ137及
びナット138を介して、中間プレート格納棚44及び
支持プレート格納棚45と対応する搬入位置と、接着装
置41と対応する接着位置との間で移動される。
【0054】前記移動台135上には支持板139がブ
ラケット140及びレール141を介して昇降可能に支
持され、支持板139の上端内面には中間プレート挟持
部139a及び支持プレート挟持部139bが形成され
ている。移動台135上には昇降用シリンダ142が配
設され、このシリンダ142により支持板139が下方
位置と上方位置とに移動配置される。支持板139には
挟持板143が接離可能に対向配置され、挟持板143
の上端内面には中間プレート挟持部143a及び支持プ
レート挟持部143bが形成されている。支持板139
の内側面には挟持用シリンダ144が配設され、このシ
リンダ144により挟持板143が支持板139に対し
て接離移動されて、内側の挟持位置と外側の解放位置と
配置される。
【0055】そして、中間プレート42が中間プレート
格納棚44から取り出され、中間プレート42の上面に
接着剤を塗布した状態で、下方位置にある支持板139
及び挟持板143の中間プレート挟持部139a,14
3a間に挟持される。この状態で、移動用モータ136
にて移動台135が搬入位置から接着位置に移動される
ことにより、中間プレート42が搬送されて、回転台1
24上の支持ブロック126に支持されているインゴッ
ト33の下方に対向配置される。
【0056】その後、昇降用シリンダ142にて支持板
139が下方位置から上方位置に上昇されることによ
り、中間プレート42がインゴット33に接近移動され
て、そのインゴット33の外周下面に接着される。ま
た、2個取り接着の場合には、この動作が繰り返し行わ
れて、他方の回転台124上の支持ブロック126に支
持されているインゴット33の外周下面に対しても中間
プレート42が接着される。そして、この時点で前記第
2回転調整装置48により、方位測定結果に基づいてイ
ンゴット33が中間プレート42とともに水平面内で回
転調整される。
【0057】さらに、移動台135が搬入位置に移動さ
れた状態で、支持プレート43が支持プレート格納棚4
5から取り出されて、コンベア145により搬入位置に
移送され、その上面に接着剤を塗布した状態で、下方位
置にある支持板139及び挟持板143の支持プレート
挟持部139b,143b間に挟持される。この状態
で、移動用モータ136にて移動台135が搬入位置か
ら接着位置に移動されることにより、支持プレート43
が搬送されて、インゴット33の下面に接着された中間
プレート42の下方に対向配置される。
【0058】その後、昇降用シリンダ142にて支持板
139が下方位置から上方位置に上昇されることによ
り、支持プレート43が中間プレート42に接近移動さ
れて、その中間プレート42の下面に接着される。な
お、2個取り接着の場合には、この支持板139の上昇
によって、1枚の支持プレート43が2個のインゴット
33の下面の中間プレート42に対して同時に接着され
る。
【0059】このように、インゴット33に対する中間
プレート42及び支持プレート43の接着が終了した
後、支持板139と挟持板143との間での支持プレー
ト43の挟持が解放されるとともに、コンベア128が
図14に鎖線で示す下方位置から上昇される。これによ
り、支持プレート43がコンベア128に接触支持され
て、接着後のインゴット33が支持ブロック126上か
らコンベア128上に受け渡される。このとき、ブラケ
ット127上に配設された保持部材146が図示しない
シリンダにより、コンベア128上のインゴット33の
上面を軽く押さえ、搬送中の浮き上がりを防止してい
る。
【0060】その後、前記コンベア128上に受け渡さ
れた接着後のインゴット33が、第2搬送装置46によ
り接着装置41と対応する接着位置から倉庫31に搬送
されて、その倉庫31の格納棚32に再び格納される。
そして、この倉庫31の格納棚32内において所定時間
放置されて、インゴット33に対する中間プレート42
及び支持プレート43の接着部分が十分に乾燥硬化する
のを待つ。
【0061】(ワイヤソー49)図17及び図18に示
すように、各ワイヤソー49は基台149を備え、その
上面にはコラム150が立設されている。コラム150
の前面において基台149上には切断機構151がブラ
ケット152を介して装設されている。この切断機構1
51は平行に延びる3本の加工用ローラ153,15
4,155を備え、それらの外周には多数の環状溝15
3a,154a,155aが形成されている。
【0062】前記加工用ローラ153,154,155
の環状溝153a,154a,155aには、1本の線
材よりなるワイヤ156が連続的に巻回されている。加
工用ローラ153,154,155に対するワイヤ15
6の供給及び引出しを案内するように、ブラケット15
2には複数のガイドローラ158よりなるワイヤガイド
機構157が装設されている。そして、図示しないワイ
ヤ走行用モータにて、加工用ローラ153,154,1
55が回転されることにより、ワイヤ156がワイヤガ
イド機構157を介して加工用ローラ153,154,
155上に給送されて走行される。
【0063】前記切断機構151の上方に対向配置され
るように、ブラケット152にはスラリ供給機構159
が配設され、このスラリ供給機構159から加工用ロー
ラ153,154,155間のワイヤ156上に、遊離
砥粒を含むスラリが供給される。スラリ供給機構159
の上方において、コラム150にはワーク支持機構16
0が昇降可能に配設されている。そして、プレート接着
後のインゴット33が、倉庫31から取り出されて方位
測定装置37により支持プレート43を基準として結晶
方位を再測定した後、第3搬送装置50により搬送され
て、このワーク支持機構160に対し支持プレート43
を介して装着される。
【0064】そこで、このワーク支持機構160につい
てさらに詳細に説明すると、図19,図20に示すよう
に、昇降台161の下面には支持ベース162が取り付
けられ、その支持ベース162にはクランプ枠163が
支持されている。クランプ枠163の両側にはクランプ
用シリンダ165が配設され、インゴット33に接着さ
れた支持プレート43をクランプ枠163に挿入支持し
た状態で、これらのシリンダ165により支持プレート
43がクランプ枠163にクランプされる。
【0065】そして、ワイヤ156が切断機構151の
加工用ローラ153,154,155間で走行されなが
ら、ワイヤ支持機構160が図示しない昇降用モータに
より切断機構151に向かって下降される。このとき、
スラリ供給機構159からワイヤ156上に遊離砥粒を
含むスラリが供給されて、そのワイヤ156にインゴッ
ト33が押し付け接触される。これにより、インゴット
33はその結晶方位がワイヤ走行方向に対して所定の角
度をなすように、ウエハ状に切断加工される。
【0066】(加工方法)次に、前記のように構成され
たインゴットの加工システムにおいて、インゴット33
を加工する場合の加工方法を、図21及び図22に示す
フローチャートに基づいて工程順に説明する。ここにお
いて、第1工程及び第2工程は測定接着工程を構成し、
第3工程は加工工程に相当するものである。
【0067】さて、この加工システムが運転されると、
第1工程として、予め複数のインゴット33が格納され
ている倉庫31の格納棚32から、1個のインゴット3
3が取り出されて、第1搬送装置38により方位測定装
置37と対応する測定位置に搬送される(S1)。この
とき、インゴット33の番号に基づいて、オフ角条件デ
ータが取り込まれる。
【0068】このように測定位置に搬送されたインゴッ
ト33は、位置決め装置40の支持ブロック104上に
受け渡されて、測定基準位置に位置決めされる(S
2)。そして、位置決め装置40の基準位置検出センサ
105によりインゴット33上のVノッチ33aが検出
されるとともに、その検出結果に基づいて接触ローラ1
09によりインゴット33が回転されて、Vノッチ33
aが所定位置に位置決めされる(S3)。
【0069】この状態で、方位測定装置37によりイン
ゴット33の結晶方位が測定される(S4)。この場
合、X線照射ヘッド55及び測定器56の回転により、
インゴット33の端面に対するX線の照射角度が変更さ
れて、インゴット33の回転方向及び水平方向の結晶方
位が測定される。そして、この方位測定データとオフ角
条件とに基づいて、制御装置51によりインゴット33
の回転調整角が演算され、その回転調整角が方位測定結
果として記憶される(S5)。
【0070】その後、方位測定後のインゴット33が第
1搬送装置38により、方位測定装置37と対応する測
定位置から倉庫31に搬送されて、再び格納棚32内に
格納される(S6)。このとき、インゴット33の番号
に基づいて、インゴット33の長さデータが取り込まれ
る。
【0071】次に、第2工程として、インゴット33の
長さデータに基づいて2個取り接着が可能かどうかが判
断される(S7)。この判断において、2個取り接着が
可能なインゴット33である場合には(S8)、他のイ
ンゴット33との組み合わせが決定される(S9)。そ
して、まず第1インゴット33が倉庫31から取り出さ
れて、第2搬送装置46により接着装置41と対応する
接着位置に搬送される(S10)。
【0072】その後、第1インゴット33のVノッチ3
3aの検出及び所定位置への位置決めが行われた状態で
(S11)、第1回転調整装置47の接触ローラ109
により、第1インゴット33が方位測定結果に基づいて
軸線の回りで回転調整される(S12)。この状態で、
接着装置41により第1インゴット33の下方に中間プ
レート42が搬送されて、そのインゴット33の外周下
面に中間プレート42が接着される(S13)。さら
に、第2回転調整機構48により、第1インゴット33
が方位測定結果に基づいて水平面内で回転調整される
(S14)。
【0073】続いて、前記第1インゴット33の場合と
同様に、第2インゴット33が倉庫31から取り出され
て、第2搬送装置46により接着装置41と対応する接
着位置に搬送される(S15)。その後、第2インゴッ
ト33のVノッチ33aの検出及び所定位置への位置決
めが行われた状態で(S16)、第1回転調整装置47
の接触ローラ109により、第2インゴット33が方位
測定結果に基づいて軸線の回りで回転調整される(S1
7)。
【0074】この状態で、接着装置41により第2イン
ゴット33の下方に中間プレート42が搬送されて、第
2インゴット33の外周下面に中間プレート42が接着
される(S18)。さらに、第2回転調整機構48によ
り、第2インゴット33が方位測定結果に基づいて水平
面内で回転調整される(S19)。
【0075】その後、接着装置41により、第1及び第
2インゴット33の下方に1枚の支持プレート43が搬
送される(S20)。そして、この支持プレート43が
第1及び第2インゴット33に接着されている中間プレ
ート42に対して同時に接着される(S21)。
【0076】一方、前記S7の判断において、2個取り
接着が不可能で1個取り接着のインゴット33であると
判断された場合には(S22)、前記S15〜S21と
ほぼ同様の動作が実行される。すなわち、1個のインゴ
ット33が倉庫31から取り出されて、第2搬送装置4
6により接着装置41と対応する接着位置に搬送される
(S23)。その後、インゴット33のVノッチ33a
の検出及び所定位置への位置決めが行われた状態で(S
24)、第1回転調整装置47の接触ローラ109によ
り、インゴット33が方位測定結果に基づいて軸線の回
りで回転調整される(S25)。
【0077】この状態で、接着装置41によりインゴッ
ト33の下方に中間プレート42が搬送されて、そのイ
ンゴット33の外周下面に中間プレート42が接着され
る(S26)。さらに、第2回転調整機構48により、
インゴット33が方位測定結果に基づいて水平面内で回
転調整される(S27)。その後、接着装置41によ
り、インゴット33の下方に支持プレート43が搬送さ
れて(S28)、その支持プレート43が中間プレート
42に接着される(S29)。
【0078】そして、前記S21及びS29において、
支持プレート43にインゴット33が接着された後、そ
れらの接着後のインゴット33が第2搬送装置46によ
り、接着装置41と対応する接着位置から倉庫31に搬
送されて、再び格納棚32内に格納される(S30)。
そして、この格納状態で所定時間放置されて、インゴッ
ト33、中間プレート42及び支持プレート43間の接
着部が十分に乾燥硬化するのを待つ。
【0079】続いて、第3工程として、接着後のインゴ
ット33が倉庫31内の格納状態で所定の待機時間が経
過したとき、そのインゴット33が倉庫31から取り出
されて、第1搬送装置38により方位測定装置37と対
応する測定位置に再び搬送される(S31)。この状態
で、方位測定装置37によりインゴット33の結晶方位
が支持プレート43を基準として再測定される(S3
2)。そして、再測定後のインゴット33が第1搬送装
置38及び第3搬送装置50によりワイヤソー49に搬
送される(S33)。
【0080】その後、インゴット33が支持プレート4
3を介してワイヤソー49のワーク支持機構160に装
着される(S34)。この状態で、ワイヤソー49の切
断機構151により、インゴット33がウエハ状に切断
加工される(S35)。
【0081】前記の実施形態によって期待できる効果に
ついて、以下に記載する。 ・ この実施形態のインゴットの加工方法及び加工シス
テムでは、測定接着工程において、複数のインゴット3
3を格納した倉庫31からインゴット33を取り出して
方位測定装置37に搬送し、インゴット33の結晶方位
を測定した後、再びそのインゴット33を倉庫31に格
納している。また、倉庫31から測定後のインゴット3
3を取り出して接着装置41に搬送し、方位測定結果に
基づいてインゴット33を回転調整して支持プレート4
3に接着した後、再びそのインゴット33を倉庫31に
格納している。さらに、加工工程においては、倉庫31
から接着後のインゴット33を取り出してワイヤソー4
9に搬送し、ワイヤソー49に対し支持プレート43を
介してインゴット33を装着した後、そのインゴット3
3を結晶方位がワイヤ走行方向に対して所定の角度をな
すように切断している。
【0082】このため、インゴット33を格納するため
の倉庫や出入装置を装置間の各所に設置する必要がな
く、1箇所の倉庫31によって、方位測定前のインゴッ
ト33、方位測定後のインゴット33及びプレート接着
後のインゴット33を格納することができる。従って、
加工システムの構成を簡素化することができる。
【0083】・ この実施形態のインゴットの加工方法
では、第1工程または第2工程において各別にインゴッ
ト33を倉庫31に搬入出するため、支持プレート43
に複数のインゴット33を接着する場合には、それらの
組み合わせに最も最適なインゴット33を選択すること
ができる。
【0084】・ この実施形態のインゴットの加工方法
では、第2工程において、倉庫31に格納された測定後
のインゴット33について、支持プレート43に対し複
数取り接着が可能かどうかを判断している。そして、複
数取り接着が可能である場合には、組み合わせ可能な複
数の測定後のインゴット33を倉庫31から取り出して
接着装置41に搬送し、方位測定結果に基づいて複数の
インゴット33を回転調整して支持プレート43に接着
している。このため、複数取り接着が可能なインゴット
33については、1枚の支持プレート43に複数のイン
ゴット33を接着して、ワイヤソー49により複数のイ
ンゴット33を同時に能率よく切断加工することができ
る。
【0085】・ この実施形態のインゴットの加工方法
では、第2工程において、インゴット33の長さに基づ
いて複数取り接着の判断を行い、複数取り接着可能なイ
ンゴット33がある場合には、倉庫31から取り出され
た複数のインゴット33をそれぞれの方位測定結果に基
づいて個々に回転調整した後、同時に支持プレート43
に接着している。このため、複数取り接着の判断をイン
ゴット33の長さに基づいて容易に行うことができると
ともに、複数取り接着可能なインゴット33を個々に回
転調整した状態で、1枚の支持プレート43に同時に接
着することができる。
【0086】・ この実施形態のインゴットの加工方法
では、第3工程において、接着後に所定時間経過したイ
ンゴット33のみを倉庫31から取り出すようにしてい
る。このため、インゴット33を支持プレート43に接
着した後、それらの接着部を倉庫31内において十分に
乾燥させることができる。
【0087】・ この実施形態のインゴットの加工方法
では、第3工程において、倉庫31から取り出した接着
後のインゴット33をワイヤソー49へ搬送する前に、
そのインゴット33を再び方位測定装置37に搬送し、
支持プレート43を基準としてインゴット33の結晶方
位を再測定している。このため、この測定結果をデータ
管理して後工程に反映させたり、必要であれば再調整を
行うことができる。また測定結果によってはそのインゴ
ット33をNG扱いとして加工を行わない処置を取るこ
ともできる。
【0088】・ この実施形態のインゴットの加工方法
では、第1工程において、インゴット33から測定され
た方位測定データと、予め設定されたオフ角条件とに基
づいて回転調整角を演算し、その回転調整角を方位測定
結果として得るようになっている。また、オフ角条件
は、インゴット33の基準位置、すなわちVノッチ33
a或いはオリフラの角度条件、及びワイヤ走行方向に対
する結晶面の角度条件からなっている。このため、イン
ゴット33と支持プレート43との接着時には、方位測
定データとオフ角条件とにより演算された方位測定結果
としての回転調整角に基づいて、インゴット33を容易
かつ正確に回転調整することができる。
【0089】・ この実施形態のインゴットの加工方法
では、第1工程において、インゴット33の基準位置を
所定位置に位置決めした状態で方位測定を行うととも
に、第2工程において、インゴット33の基準位置を所
定位置に位置決めした状態から回転調整を行っている。
このため、インゴット33のVノッチ33aを所定位置
に位置決めした状態で、結晶方位の測定及びインゴット
33の回転調整を容易かつ正確に行うことができる。
【0090】・ この実施形態のインゴットの加工方法
では、インゴット33が支持ブロック104上でV字当
たりで位置決め保持されるので、インゴット33を安定
した状態で支持することができるとともに、例えばロー
ラでインゴット33を支持する場合と比較して支持ブロ
ック104の磨耗を低減することができる。
【0091】なお、この実施形態は、次のように変更し
て具体化することも可能である。 ・ 第1工程と第2工程との間で倉庫31への格納を省
略すること。 ・ 前記第2工程において、インゴット33に支持プレ
ート43を接着する際に、制御装置51により、インゴ
ット33の長さ及び方位測定結果に基づいて複数取り接
着の判断を行うようにする。すなわち、長さの組み合わ
せが可能でかつ方位測定結果が近似するものを複数取り
接着可能と判断し、複数取り接着可能なインゴット33
がある場合には、倉庫31から取り出されたこれら複数
のインゴット33を共に、1個のインゴット33の方位
測定結果に基づいて同時に回転調整した後、支持プレー
ト43に接着すること。
【0092】このように構成した場合には、複数取り接
着の判断をインゴット33の長さ及び方位測定結果に基
づいて容易に行うことができるとともに、複数取り接着
可能な複数のインゴット33を共に、1個のインゴット
33の方位測定結果に基づいて回転調整した状態で、1
枚の支持プレート43に簡単に接着することができる。
【0093】・ 前記第2工程において、複数取り接着
可能な3個以上の複数のインゴット33を、1枚の支持
プレート43に接着するように、接着装置41及びその
関連装置の構成を変更すること。
【0094】このように構成した場合には、3個以上の
複数のインゴット33を1枚の支持プレート43に接着
した状態で、ワイヤソー49のワーク支持機構160に
装着して、それらのインゴット33を同時に能率よく切
断加工することができる。
【0095】・ インゴット33の回転調整を全て行っ
た後、中間プレート42及び支持プレート43への接着
を行うこと。 ・ 第1工程或いはインゴット33に付設されたバーコ
ードから、インゴット33の番号が読み取られる際に、
インゴット33が複数個取り接着が可能か否かを判断す
ること。
【0096】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1または請求
項13に記載の発明によれば、インゴットを格納するた
めの倉庫や出入装置等を装置間の各所に設置する必要が
なく、加工システムの構成を簡素化することができる。
【0097】請求項2に記載の発明によれば、第1工程
または第2工程において各別にインゴットを倉庫に搬入
出するため、例えば、各工程において支持プレートに複
数のインゴットを接着する場合には、それらの組み合わ
せに最も最適なインゴットを選択することができる。
【0098】請求項3に記載の発明によれば、複数取り
接着が可能なインゴットについては、1枚の支持プレー
トに複数のインゴットを接着して、ワイヤソーにより複
数のインゴットを同時に能率よく切断加工することがで
きる。
【0099】請求項4に記載の発明によれば、複数取り
接着の判断をインゴットの長さに基づいて容易に行うこ
とができるとともに、複数取り接着可能なインゴットを
個々に回転調整した状態で、1枚の支持プレートに同時
に接着することができる。
【0100】請求項5に記載の発明によれば、複数取り
接着の判断をインゴットの長さ及び方位測定結果に基づ
いて容易に行うことができるとともに、複数取り接着可
能な複数のインゴットを共に、1個のインゴットの方位
測定結果に基づいて回転調整した状態で、1枚の支持プ
レートに簡単に接着することができる。
【0101】請求項6に記載の発明によれば、インゴッ
トを支持プレートに接着した後、それらの接着部を倉庫
内において十分に乾燥させることができる。請求項7に
記載の発明によれば、支持プレートを基準とする方位測
定結果に基づいて、インゴットのデータ管理ができると
ともに、後工程に反映させたりインゴットの加工NGの
判断にもなる。
【0102】請求項8または請求項9に記載の発明によ
れば、インゴットと支持プレートとの接着時に、方位測
定データとオフ角条件とにより演算された方位測定結果
としての回転調整角に基づいて、インゴットを容易かつ
正確に回転調整することができる。
【0103】請求項10に記載の発明によれば、インゴ
ットの基準位置を所定位置に位置決めした状態で、結晶
方位の測定及びインゴットの回転調整を容易かつ正確に
行うことができる。
【0104】請求項11に記載の発明によれば、簡単な
方法でインゴットの基準位置を所定位置に位置決めする
ことができる。請求項12に記載の発明によれば、イン
ゴットを安定した状態で支持することができるととも
に、支持部材の磨耗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 インゴットの加工システムの全体を示す概略
平面図。
【図2】 インゴットの結晶方位を測定する第1工程を
示す要部正面図。
【図3】 同じく第1工程の要部平面図。
【図4】 インゴットを反転させる反転装置を拡大して
示す要部断面図。
【図5】 同じく反転装置を拡大して示す要部平面図。
【図6】 図3の一部を拡大して示す部分平面図。
【図7】 図6の部分拡大断面図。
【図8】 図7の8−8線における部分断面図。
【図9】 図6の一部をさらに拡大して示す部分平断面
図。
【図10】 測定位置へのインゴットの位置決め構成を
示す側断面図。
【図11】 図10の一部を拡大して示す要部側面図。
【図12】 インゴットを支持プレートに接着する第2
工程を示す要部正面図。
【図13】 同じく第2工程の要部平面図。
【図14】 接着装置を拡大して示す要部側断面図。
【図15】 同じく接着装置の要部平面図。
【図16】 図14の一部を拡大して示す部分側断面
図。
【図17】 インゴットを切断する第3工程のワイヤソ
ーを示す側断面図。
【図18】 ワイヤソーの切断機構を示す要部斜視図。
【図19】 ワイヤソーのワーク支持機構を拡大して示
す要部側面図。
【図20】 同じくワーク支持機構の要部正面図。
【図21】 インゴットの加工方法を示すフローチャー
ト。
【図22】 図21に続く加工方法を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
31…倉庫、32…格納棚、33…インゴット、33a
…オリフラ、37…方位測定装置、38…第1搬送装
置、39…反転装置、40…位置決め装置、41…接着
装置、42…中間プレート、43…支持プレート、46
…第2搬送装置、47…第1回転調整装置、48…第2
回転調整装置、49…ワイヤソー、50…第3搬送装
置、51…制御装置、55…X線照射ヘッド、56…測
定器、59…コンベア、60…フレーム、62…移動
台、63…移動用モータ、69…支持台、72…固定把
持アーム、73…可動把持アーム、75…把持用モー
タ、86…回転台、88…コンベア、89…回転用モー
タ、98…コンベア、104…支持ブロック(支持部
材)、105…オリフラ検出センサ、109…接触ロー
ラ、110…回転用モータ、117,118…保持板、
124…回転台、126…支持ブロック、129…調整
用モータ、135…移動台、136…移動用モータ、1
39…支持板、142…昇降用シリンダ、143…挟持
板、144…挟持用シリンダ、151…切断機構、15
3,154,155…加工用ローラ、156…ワイヤ、
160…ワーク支持機構、163…クランプ枠、165
…クランプ用シリンダ、166…回転調整用モータ。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤソーによってインゴットを、その
    結晶方位がワイヤ走行方向に対して所定の角度をなすよ
    うに切断するインゴットの加工方法において、 インゴットを方位測定装置に搬送し、インゴットの結晶
    方位を測定した後に接着装置に搬送し、方位測定結果に
    基づいてインゴットを回転調整して支持プレートに接着
    する測定接着工程と、 接着後のインゴットを取り出してワイヤソーに搬送し、
    ワイヤソーに対し支持プレートを介してインゴットを装
    着した後、そのインゴットを切断加工する加工工程とか
    らなるインゴットの加工方法。
  2. 【請求項2】 前記測定接着工程は、 複数のインゴットを格納した倉庫からインゴットを取り
    出し、その取り出したインゴットの結晶方位を測定した
    後に、再びインゴットを倉庫に格納する第1工程と、 前記倉庫から測定後のインゴットを取り出し、その取り
    出したインゴットを支持プレートに接着した後に、再び
    インゴットを倉庫に格納する第2工程とを含む請求項1
    に記載のインゴットの加工方法。
  3. 【請求項3】 前記測定接着工程において、倉庫に格納
    されたインゴットについて、支持プレートに対し複数取
    り接着が可能かどうかを判断し、複数取り接着が可能で
    ある場合には、組み合わせ可能な複数の測定後のインゴ
    ットを接着装置に搬送し、方位測定結果に基づいて複数
    のインゴットを回転調整して支持プレートに接着する請
    求項1または請求項2に記載のインゴットの加工方法。
  4. 【請求項4】 前記測定接着工程において、インゴット
    の長さに基づいて複数取り接着の判断を行い、複数取り
    接着可能なインゴットがある場合には、組み合わせ可能
    な複数の測定後のインゴットをそれぞれの方位測定結果
    に基づいて個々に回転調整した後、同時に支持プレート
    に接着する請求項3に記載のインゴットの加工方法。
  5. 【請求項5】 前記測定接着工程において、インゴット
    の長さ及び方位測定結果に基づいて複数取り接着の判断
    を行い、複数取り接着可能なインゴットがある場合に
    は、複数の測定後のインゴットを共に1個のインゴット
    の方位測定結果に基づいて回転調整した後、支持プレー
    トに接着する請求項3に記載のインゴットの加工方法。
  6. 【請求項6】 前記加工工程において、接着から所定時
    間経過したインゴットを選択して倉庫から取り出す請求
    項1ないし請求項5のいずれかに記載のインゴットの加
    工方法。
  7. 【請求項7】 前記加工工程において、倉庫から取り出
    した接着後のインゴットをワイヤソーへ搬送する前に、
    そのインゴットを再び方位測定装置に搬送し、支持プレ
    ートを基準にしてインゴットの結晶方位を再測定する工
    程を含む請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のイ
    ンゴットの加工方法。
  8. 【請求項8】 前記測定接着工程において、インゴット
    から測定された方位測定データと、予め設定されたオフ
    角条件とに基づいて回転調整角を演算し、その回転調整
    角を方位測定結果として得る請求項1ないし請求項7の
    いずれかに記載のインゴットの加工方法。
  9. 【請求項9】 前記オフ角条件は、インゴットの基準位
    置の角度条件、及びワイヤ走行方向に対する結晶面の角
    度条件である請求項8に記載のインゴットの加工方法。
  10. 【請求項10】 前記測定接着工程において、インゴッ
    トの基準位置を所定位置に位置決めした状態で方位測定
    を行うとともに、インゴットの基準位置を所定位置に位
    置決めした状態から回転調整を行う請求項9に記載のイ
    ンゴットの加工方法。
  11. 【請求項11】 前記インゴットを回転させながら非接
    触センサによりインゴットの基準位置を検出し、その検
    出した位置でインゴットの回転を停止することにより、
    インゴットの基準位置を所定位置に位置決めする請求項
    10に記載のインゴットの加工方法。
  12. 【請求項12】 基準位置の検出によりインゴットの回
    転が停止された状態で、インゴットはその下部両側に対
    しV字当たりで当接する支持部材上に位置決め状態で支
    持される請求項11に記載のインゴットの加工方法。
  13. 【請求項13】 前記請求項1ないし請求項12のうち
    いずれかに記載のインゴットの加工方法を実施する加工
    システム。
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