JPH0631620A - ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置 - Google Patents

ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置

Info

Publication number
JPH0631620A
JPH0631620A JP18702992A JP18702992A JPH0631620A JP H0631620 A JPH0631620 A JP H0631620A JP 18702992 A JP18702992 A JP 18702992A JP 18702992 A JP18702992 A JP 18702992A JP H0631620 A JPH0631620 A JP H0631620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
work
stocker
hole
surface plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18702992A
Other languages
English (en)
Inventor
Joichi Takada
穰一 高田
Masao Otani
正雄 大谷
Michio Numao
道夫 沼尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAAFU SYST KK
Kyoritsu Seiki Corp
Original Assignee
SAAFU SYST KK
Kyoritsu Seiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SAAFU SYST KK, Kyoritsu Seiki Corp filed Critical SAAFU SYST KK
Priority to JP18702992A priority Critical patent/JPH0631620A/ja
Publication of JPH0631620A publication Critical patent/JPH0631620A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラップ盤におけるワークの交換作業を自動化
して作業性の向上を図ると共に、ワークの交換時間を短
縮し、もってラップ盤の稼動率を大幅に高めて生産性の
向上を図ることが出来るラップ盤におけるワークの搬入
搬出方法及びその装置を提供することを目的とする。 【構成】 ワークWを装着したキャリアCを第1ストッ
カー51にセットし、第1ストッカー51のキャリアC
を搬送キャリア37の貫通孔43に装着し、搬送キャリ
ア37を所定の角度回転してキャリアCを上定盤1と下
定盤2との間の加工位置に搬入し、上下の定盤1.2に
よりワークWの加工を終了した後、搬送キャリア37を
所定の角度回転して加工後のワークWのキャリアCを第
2ストッカー53の位置まで搬出して該キャリアCを搬
送キャリア37の貫通孔43から取り出すことを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はラップ盤におけるワー
クの搬入搬出方法及びその装置に係わり、更に詳しく
は、キャリアに装着したワークをラップ盤の上下の定盤
間の加工位置に自動的に搬入及び搬出することが出来る
ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、硝子やセラミック等を研磨加工
するラップ盤は、自転しながら公転するキャリアに装着
されたワークを上定盤と下定盤とで挟み込み、ラップ用
の粉や液体を加えながら上定盤と下定盤とをそれぞれ逆
方向に回転させて、ワークの両面を研磨するようになっ
ている。ところで、従来、前記キャリアはラップ盤に取
付けられており、このキャリアに対するワークの搬出入
(交換)は専ら人手により行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら人手に
よるワークの交換は、時間がかかり、作業性が悪く、そ
の結果、ラップ盤の稼動率が大幅に低下して生産性が劣
ると言う問題があった。この発明はかかる従来の課題に
着目して案出されたもので、ラップ盤におけるワークの
交換作業を自動化して作業性の向上を図ると共に、ワー
クの交換時間を短縮し、もってラップ盤の稼動率を大幅
に高めて生産性の向上を図ることが出来るラップ盤にお
けるワークの搬入搬出方法及びその装置を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【問題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ワークを装着したキャリアを第1ストッカ
ーにセットし、第1ストッカーのキャリアを搬送キャリ
アの貫通孔に装着し、搬送キャリアを所定の角度回転し
てキャリアを上定盤と下定盤との間の加工位置に搬入
し、上下の定盤によりワークの加工を終了した後、搬送
キャリアを所定の角度回転して加工後のワークのキャリ
アを第2ストッカーの位置まで搬出して該キャリアを搬
送キャリアの貫通孔から取り出すことを要旨とするもの
である。
【0005】また、ワークを装着したキャリアを仕切板
を介在させて第1ストッカーにセットし、第1ストッカ
ーのキャリアを搬送キャリアの貫通孔に装着し、搬送キ
ャリアを所定の角度回転してキャリアを上定盤と下定盤
との間の加工位置に搬入すると共に、前記仕切板を搬送
キャリアの次の貫通孔に装着し、上下の定盤によりワー
クの加工を終了した後、搬送キャリアを所定の角度回転
して加工後のワークのキャリアを第2ストッカーの位置
まで搬出すると共に、前記仕切板を上定盤と下定盤との
間の加工位置に搬送し、前記キャリアを搬送キャリアの
貫通孔から第2ストッカーに取り出した後、搬送キャリ
アを所定の角度回転して前記仕切板を第2ストッカーの
位置まで搬送し、該仕切板を搬送キャリアの貫通孔から
取り出して前記貫通孔から取り出されたキャリア上に載
置することを要旨とするものである。
【0006】また更に、接近離反可能で、かつ回転可能
で平行に配設された上下の定盤の間に、回転中心を前記
定盤外部に設けた回転可能な搬送キャリアを前記定盤に
平行に設置し、前記搬送キャリアは、その一部が上下の
定盤間に浸入可能に構成されると共に、定盤上を通過可
能で、かつキャリアを係脱可能に配置する貫通孔を少な
くとも1つ以上備え、、前記上下の定盤の外側で、かつ
搬送キャリアに設けられた貫通孔の回転軌跡に対応した
位置に、加工前のワークを備えたキャリアを孔部に供給
するための第1ストッカーと、加工後のワークを有する
キャリアを孔部から取り出すための第2ストッカーとを
昇降自在に設けたことを要旨とするものである。
【0007】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、ワー
クを装着したキャリアを収納した第1ストッカーを上下
の方向に所定の間隔移動させて、搬送キャリアの貫通孔
に前記キャリアを装着し、搬送キャリアを所定の角度回
転してキャリアを上定盤と下定盤との間の加工位置に搬
入し、ワークの加工終了後、搬送キャリアを所定の角度
回転して加工後のワークのキャリアを第2ストッカーの
位置まで搬出し、第2ストッカーを降下して該キャリア
を搬送キャリアの貫通孔から取り出すことが出来る。
【0008】また、ワークを装着したキャリアを仕切板
を介在させて収容する第1ストッカーを上下の方向に所
定の間隔毎移動させて、搬送キャリアの貫通孔に前記キ
ャリア及び仕切板を交互となるように装着し、搬送キャ
リアを所定の角度毎回転して、加工後のワークのキャリ
ア及び仕切板を第2ストッカーの位置まで順次搬出し、
第2ストッカーに取り出されたキャリア上に仕切板を載
置しながらワークを装着したキャリアを第2ストッカー
に収容することが出来る。
【0009】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づいて、この発明
の実施例を説明する。図1はこの発明に係るラップ盤に
おけるワークの搬入搬出装置の概略を示す概略斜視図
で、図2は概略断面図である。図1において、ラップ盤
Lにはワークの搬入搬出装置Mが3箇所に設置されてい
る。
【0010】ラップ盤Lは、硝子やセラミック等のワー
クWの両面を研磨するリング状の上定盤1と下定盤2と
を接近離反可能で、かつ相互に逆回転可能で平行に備
え、上定盤1は、図3に示すように、上フレーム3に固
定されたシリンダ4のピストンロッド5の下端に固設さ
れた保持部6に軸受7を介して設けられた支持部材8か
ら垂設された固定部材9に固定されている。この上定盤
1は、シリンダ4のピストンロッド5の上下動と共に昇
降する。
【0011】下定盤2は、図4に示すように、下フレー
ム10に固定された保持部材11に軸受12を介して内
装立設された回転筒13の上端側に設けられたフランジ
部14に固定されている。回転筒13は、その下端側に
設けられた歯車15とこの歯車15に噛合する歯車16
を介して回転駆動軸17に連結され、図示しない下定盤
駆動装置により回転駆動される。
【0012】また、この回転筒13には、軸受18を介
して後述する搬送キャリア37を回転するための駆動筒
19が内装され、この駆動筒19内には、軸受20を介
して上定盤1を回転するための回転軸21が軸支されて
いる。この回転軸21はその上端部に、上定盤1より突
設された係合部材22と係合する被係合部材23が固設
され、下端部に歯車24が設けられ、チェーン25を介
して図示しない上定盤駆動装置により回転駆動されるよ
うになっている。
【0013】ワークの搬入搬出装置Mは、図5に示すよ
うに、下フレーム10の上端部に突設された補助フレー
ム31に軸受33を介して上下方向に軸支された軸部材
35が備えている。この軸部材35は、前記回転筒13
に平行で、かつ上下の定盤1,2外に設けられ、次に述
べる搬送キャリア37の回転中心となっている。そし
て、軸部材35には、ワークWが装着されたキャリアC
を上下の定盤1,2間の加工位置に搬入搬出するための
円板状の搬送キャリア37が配設されている。この搬送
キャリア37は、ワークWの肉厚よにも薄く構成され、
上下の定盤1,2に平行で、かつその一部分が上下の定
盤1,2間に浸入可能に配置され、その外周部には、前
記駆動筒19の上端部に固定された搬送用歯車39と噛
み合う噛合部41が形成されている。駆動筒19の下端
部には、歯車42が固設され、チェーン44を介して搬
送用キャリア駆動装置(図示せず)に接続されている。
【0014】また、搬送キャリア37には、上下の定盤
1,2間を通過可能で、かつワークWを装着するキャリ
アCを係脱可能に配置する貫通孔43が搬送キャリア3
7を上下に貫通して120°間隔で3箇所設けられてい
る。そして、搬送キャリア37の下側に隣接して、搬送
キャリア37の回転時に、搬送キャリア37の貫通孔4
3に装着されたキャリアCのワークWがキャリアCから
抜け落ちるのを防止するための下受部材45が設けられ
ている。この下受部材45は下定盤2にも隣接し、その
上面が下定盤2の上面と同一平面状となるように構成さ
れ、前記搬送キャリア37の貫通孔43の回転軌跡に対
応した所定の位置(搬送キャリア37がキャリアCを上
下の定盤1,2の間の加工位置に搬入して停止した際の
上下の定盤1,2外の2箇所の貫通孔43に対応した位
置)にキャリアCが通過可能な孔部47を2箇所有して
いる。下受部材45は、一方が取付ボルト71を介して
側フレーム49に固定され、他方が軸部材35の周囲の
固定部材72に外装されたばね部材73により常時上方
向に付勢されて、搬送キャリア37に押圧接触されてい
る。
【0015】また、前記下受部材45の2箇所の孔部4
7の下側には、加工前のワークWを備えたキャリアCを
搬送キャリア37の貫通孔43に供給するための第1ス
トッカー51と、加工後のワークWを有するキャリアC
を搬送キャリア37の貫通孔43から取り出して収容す
るための第2ストッカー53とがそれぞれ配設されてい
る。第1ストッカー51が図1に示すように、搬送キャ
リア37の回転方向に対して先に位置し、第2ストッカ
ー53が後に配置され、この第1ストッカー51と第2
ストッカー53は同じ構成を成している。従って、以下
第1ストッカー51について説明する。
【0016】第1ストッカー51は、図5に示すよう
に、ワークWが装着されたキャリアCを収容するための
ケース部材55内に設置され、キャリアCを載置する載
置部材57とこの載置部材57の下端に垂設されたロッ
ド59とからなり、このロッド59がフレーム70に取
付けられた取付部材61に固定されたストッカー駆動手
段63に連結されている。このストッカー駆動手段63
の駆動により、ロッド59が上下動して載置部材57が
昇降するのである。
【0017】また、第1ストッカー51の上方の搬送キ
ャリア37の縁部上方には、ワークWを装着したキャリ
アCが搬送キャリア37の貫通孔43に装着されたか否
かを検知するセンサー65が、保持部材66を介して側
フレーム49に固設されている。このセンサー65によ
り第1ストッカー51のストッカー駆動手段63の駆動
が制御され、第1ストッカー51の上昇位置決めが行わ
れるのである。
【0018】また、第2ストッカー53の上方の搬送キ
ャリア37の縁部上方には、図2に示すように、ワーク
Wを装着したキャリアCが搬送キャリア37の貫通孔4
3から取り出されたか否かを検知するセンサー67が、
上述同様に、側フレーム(図示せず)に設けられてい
る。このセンサー67により第2ストッカー53のスト
ッカー駆動手段63の駆動が制御され、第2ストッカー
53の降下位置が決められるのである。
【0019】そして、このセンサー67に隣接して、回
転された搬送キャリア37の停止する位置を位置決めす
るためのセンサー69が設けられている(図2)。この
センレー69は、搬送キャリア37の上面に設けられた
停止位置マーク等を検知して、搬送キャリア37の回転
を停止するものである。図6及び図7は、ワークの搬入
搬出装置Mが設置されたラップ盤Lの上定盤1のストッ
パー装置を示し、このストッパー装置Sはラップ盤Lに
設けられたワークの搬入搬出装置Mの搬送キャリア37
間に設置されている。
【0020】ストッパー装置Sは、側フレーム81に連
結部材83を介してブロック片85が固定されている。
このブロック片85の定盤1,2側には、上端側に螺子
部87を有する円柱状の支持部材89が立設され、その
下端部がボルト91によりブロック片85に固定されて
いる。そして、支持部材89には、この支持部材89が
挿通する孔部93を有し、先端部が加工準備位置(下定
盤2にセットされるワークWと上定盤1との間隔が、約
0.1〜0.5mm程度となる位置、即ち、加工後に上定
盤1が上昇した際に、この上定盤1にワークWが吸着さ
れてもキャリアCからワークWが完全に抜け出ない位置
である)の上定盤1の上面に係合して上定盤1の上昇を
規制するストッパー部材95が支持部材89の外周面に
沿って上下方向及び90°回転可能に支持されている。
支持部材89の上端側の螺子部87には、ストッパー部
材95の上方移動位置を規制する円筒部材97が螺嵌す
ると共に、この円筒部材97は、ボルト99により支持
部材89に固定されている。
【0021】また、ブロック片85とストッパー部材9
5との間の支持部材89には、コイルスプリング等の付
勢部材101が外装され、ストッパー部材95を常時上
方向に付勢して、円筒部材97に押圧している。そし
て、支持部材89の中間部には、長手方向に沿って断面
半円弧状の溝111が90°方向に2箇所穿設され、こ
の溝111にストッパー部材95の側部から孔部93に
貫通して設けられた孔部113に螺合する位置決めボル
ト115の先端が係合し、図示位置及び90°回転させ
た位置の位置決めを行う構成となっている。
【0022】ブロック片85の側フレーム81側には、
上下方向に長さを調整出来る外周面に螺子部103が形
成されたロッド部材105が、ストッパー部材95の後
端側に貫通された孔部107に螺合し、ナット109で
固定されている。図8は、ラップ盤L及びワークの搬入
搬出装置Mの駆動系を制御する電気的構成図である。
【0023】次に、上記構成よりなるワークの搬入搬出
装置Mにおけるワークの搬入搬出方法及び作用について
ラップ盤Lの作動と共に説明する。先ず、ラップ盤Lの
シリンダ4が作動して上定盤1がワークWの加工準備位
置まで降下する。続いてストッパー部材95を90°回
転させ、ストッパー部材95の先端部を上定盤1の上面
より約0.1〜0.5mm程度の間隔となるように円筒部
材97で調整し、ボルト99で固定する。また位置決め
ボルト115の先端がブロック片85の上面に接するよ
うに調整し、ナット109で固定する。
【0024】また、ワークの搬入搬出装置Mの第1スト
ッカー51の載置部材57上に、図2に示すように、ワ
ークWを保護する仕切板XとワークWが装着されたキャ
リアCとを交互にして載置する。キャリアCの肉厚は、
ワークWの肉厚よにも薄く構成されている。次に、第1
ストッカー51のストッカー駆動手段63を駆動して第
1ストッカー51を上昇する。センサー65によりキャ
リアCが搬送キャリア37の貫通孔43に装着(挿入)
されたことを検知すると(センサー65とキャリアCと
の距離により検知する)、第1ストッカー51のストッ
カー駆動手段63が停止する。
【0025】搬送用キャリア駆動装置(図示せず)が駆
動して回転する駆動筒19に伴って搬送キャリア37が
図1の矢印の方向に回転し、貫通孔43に装着されたキ
ャリアCを上下の定盤1,2間の加工位置に搬入する。
120°(1/3)回転すると、センサー69がそれを
検知して搬送用キャリア駆動装置を停止する。この際、
下受部材45により、キャリアC及びワークWは搬送キ
ャリア37の貫通孔43から抜け落ちることなく、下定
盤2の上に搬送されるのである。
【0026】次にシリンダ4が駆動して上定盤1をワー
クWの加工位置まで降下し、上下の定盤1,2の駆動装
置(図示せず)が駆動し、上下の定盤1,2が図1の矢
印の方向に示すように、相互に反対方向に回転してワー
クWを研磨加工する。搬送キャリア37に装着されたキ
ャリアCは、周速に違いにより自転して研磨される。ま
た、ワークWの加工中に、第1ストッカー51のストッ
カー駆動手段63が作動して、センサー65で検知しな
がら仕切板Xを搬送キャリア37の貫通孔43に装着す
る。
【0027】ワークWの加工が終了すると、上下の定盤
1,2の駆動装置が停止して、上下の定盤1,2が回転
を停止し、シリンダ4が作動して上定盤1をストッパー
部材95に当接する位置まで上昇する。この時、上定盤
1とワークWとの間隔が約0.1〜0.5mmであるの
で、研磨液等で濡れたワークWが上定盤1に吸着状態と
なっても、ワークWはキャリアC内に装着(挿入)され
た状態であるので、次の搬出工程において、ワークWを
搬出することが出来るのである。
【0028】次に、搬送用キャリア駆動装置が駆動して
回転する駆動筒19に伴って搬送キャリア37が図1の
矢印の方向に再び回転し、貫通孔43に装着されたキャ
リアCを上下の定盤1,2間から搬出する。120°
(1/3)回転して第2ストッカー53上に来ると、セ
ンサー69がそれを検知して搬送用キャリア駆動装置を
停止する。この時、第1ストッカー51上にあった仕切
板Xが上下の定盤1,2間に搬入される。また、下受部
材45により、キャリアC及びワークWは搬送キャリア
37の貫通孔43から抜け落ちることがない。第2スト
ッカー53の載置部材57は、下受部材45と同じ高さ
となる位置に待機している。
【0029】キャリアCが第2ストッカー53の載置部
材57上に載ると、第2ストッカー53のストッカー駆
動手段63が作動して載置部材57をキャリアCの厚み
だけ降下させる。センサー67によりキャリアCが搬送
キャリア37の貫通孔43から取り出されてキャリアC
の厚みだけ降下したことを検知すると(センサー67と
キャリアCとの距離により検知する)、第2ストッカー
53のストッカー駆動手段63が停止する。
【0030】また、第1ストッカー51のストッカー駆
動手段63が駆動して第1ストッカー51をキャリアC
厚みだけ上昇する。センサー65によりキャリアCが搬
送キャリア37の貫通孔43に装着(挿入)されたこと
を検知すると、第1ストッカー51のストッカー駆動手
段63が停止する。続いて搬送用キャリア駆動装置が駆
動し駆動筒19を介して搬送キャリア37が図1の矢印
の方向に120°(1/3)回転する。センサー69が
それを検知して搬送用キャリア駆動装置を停止する。上
下の定盤1,2間に位置する仕切板Xは、第2ストッカ
ー53上に搬送され、第1ストッカー51上にあったキ
ャリアCが上下の定盤1,2間の加工位置に搬入され、
第2ストッカー53上にある搬送キャリア37の空の貫
通孔43が第1ストッカー51上に移動する。
【0031】ワークWの加工が開始され、第1ストッカ
ー51が仕切板Xの厚みだけ上昇して前記空の貫通孔4
3に仕切板Xを挿入し、第2ストッカー53が仕切板X
の厚みだけ降下して搬送キャリア37の貫通孔43から
仕切板Xを取り出して、加工後のワークWのキャリアC
上に載置する。上記工程が繰り返して行われ、キャリア
Cと仕切板Xとが交互に第2ストッカー53の載置部材
57上に収納されるのである。
【0032】この実施例においては、3箇所にワークの
搬入搬出装置Mが設置され、各ワークの搬入搬出装置M
が共に上記動作を繰り返して行い、キャリアCに装着さ
れたワークWの上下の定盤1,2間への搬入搬出を行う
ものである。ワークの搬入搬出装置Mの設置は、2箇所
あるいは4箇所等であってもよく、ラップ盤Lの大きさ
により随意である。
【0033】なお、加工後のワークWが相互に接触して
傷等の損傷が発生し難い場合には、仕切板Xは不要であ
る。従って、1/3回転毎に、ワークWを装着したキャ
リアCを上下の定盤1,2間の加工位置に搬入搬出する
ことが出来る。また、第1ストッカー51を搬送キャリ
ア37の下側に設けたが、搬送キャリア37の上側に設
置してキャリアCの自重によりキャリアCを搬送キャリ
ア37の貫通孔43に供給するようにしても良く、また
搬送キャリア37の回転駆動手段を軸部材35にそれぞ
れ設けても良い。
【0034】また更に、多少効率は落ちるが搬送キャリ
ア37に形成された貫通孔43の数を1つ、或いは2つ
等として、搬送キャリア37を回転させる回数(回転角
度)を調整することにより、上下の定盤1,2間にキャ
リアCを搬入搬出することは可能であり、更に、第1ス
トッカー51、第2ストッカー53の設置数を増加する
と共に、搬送キャリア37の貫通孔43の数もそれに対
応して増加させ、一時に上下の定盤1,2間に複数のキ
ャリアCを搬入してワークWの加工を行うことも可能で
あり、この発明は、前述した実施例に限定されることな
く、前述の実施例以外の態様であってもこの発明を実施
しうるものである。
【0035】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成され、第
1ストッカー及び第2ストッカーにより搬送キャリアに
対してワークを備えたキャリアの供給、及び取り出しを
行い、搬送キャリアを所定の角度回転して該キャリアを
上下の定盤間の加工位置に搬入搬出するため、ラップ盤
におけるワークの交換作業を自動的行ってワークの交換
作業性の向上を図ると共に、ワークの交換時間を短縮す
ることが出来、ラップ盤の稼動率を大幅に高めて生産性
の向上を図ることが出来る効果がある。また、ワークを
備えたキャリアに仕切板を介在させながら第2ストッカ
ーに収容することが出来るので、加工されたワーク相互
の接触により生じる損傷を有効に防止して、加工後のワ
ークの精度を良好に保つことが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るラップ盤におけるワークの搬入
搬出装置の概略を示す概略斜視図である。
【図2】図1の概略断面図である。
【図3】ラップ盤の上定盤の説明断面図である。
【図4】ラップ盤の下定盤の説明断面図である。
【図5】ワークの搬入搬出装置の説明断面図である。
【図6】ストッパー装置の説明平面図である。
【図7】ストッパー装置の説明断面図である。
【図8】駆動制御系の電気的構成図である。
【符号の説明】
1 上定盤 2 下定盤 37 搬送キャリア 43 貫通孔 51 第1ストッカー 53 第2ストッ
カー C キャリア L ラップ盤 M ワークの搬入搬出装置 W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼尾 道夫 栃木県宇都宮市茂原1丁目2番19号 共立 精機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを装着したキャリアを第1ストッ
    カーにセットし、第1ストッカーのキャリアを搬送キャ
    リアの貫通孔に装着し、搬送キャリアを所定の角度回転
    してキャリアを上定盤と下定盤との間の加工位置に搬入
    し、上下の定盤によりワークの加工を終了した後、搬送
    キャリアを所定の角度回転して加工後のワークのキャリ
    アを第2ストッカーの位置まで搬出して該キャリアを搬
    送キャリアの貫通孔から取り出すことを特徴とするラッ
    プ盤におけるワークの搬入搬出方法。
  2. 【請求項2】 ワークを装着したキャリアを仕切板を介
    在させて第1ストッカーにセットし、第1ストッカーの
    キャリアを搬送キャリアの貫通孔に装着し、搬送キャリ
    アを所定の角度回転してキャリアを上定盤と下定盤との
    間の加工位置に搬入すると共に、前記仕切板を搬送キャ
    リアの次の貫通孔に装着し、上下の定盤によりワークの
    加工を終了した後、搬送キャリアを所定の角度回転して
    加工後のワークのキャリアを第2ストッカーの位置まで
    搬出すると共に、前記仕切板を上定盤と下定盤との間の
    加工位置に搬送し、前記キャリアを搬送キャリアの貫通
    孔から第2ストッカーに取り出した後、搬送キャリアを
    所定の角度回転して前記仕切板を第2ストッカーの位置
    まで搬送し、該仕切板を搬送キャリアの貫通孔から取り
    出して前記貫通孔から取り出されたキャリア上に載置す
    ることを特徴とするラップ盤におけるワークの搬入搬出
    方法。
  3. 【請求項3】 接近離反可能で、かつ回転可能で平行に
    配設された上下の定盤の間に、回転中心を前記定盤外部
    に設けた回転可能な搬送キャリアを前記定盤に平行に設
    置し、前記搬送キャリアは、その一部が上下の定盤間に
    浸入可能に構成されると共に、定盤上を通過可能で、か
    つキャリアを係脱可能に配置する貫通孔を少なくとも1
    つ以上備え、前記上下の定盤の外側で、かつ搬送キャリ
    アに設けられた貫通孔の回転軌跡に対応した位置に、加
    工前のワークを備えたキャリアを孔部に供給するための
    第1ストッカーと、加工後のワークを有するキャリアを
    孔部から取り出すための第2ストッカーとを昇降自在に
    設けたことを特徴とするラップ盤におけるワークの搬入
    搬出装置。
JP18702992A 1992-07-14 1992-07-14 ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置 Pending JPH0631620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18702992A JPH0631620A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18702992A JPH0631620A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0631620A true JPH0631620A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16198948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18702992A Pending JPH0631620A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0631620A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0229669A2 (en) * 1986-01-17 1987-07-22 Litton Industrial Automation Systems, Inc. Integrated wire/surface guidance system
JP2008012640A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Tipton Mfg Corp ブラッシング装置
JP2008137153A (ja) * 2008-01-28 2008-06-19 Sumitomo Metal Fine Technology Co Ltd 両面研摩装置並びにこれに使用されるブラシ及びドレッサ
JP2018039058A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 浜井産業株式会社 ワーク搬出入装置及び平面加工システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60150961A (ja) * 1984-01-13 1985-08-08 Hitachi Ltd 研摩装置
JPS6158057B2 (ja) * 1978-10-05 1986-12-10 Nippon Musical Instruments Mfg

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6158057B2 (ja) * 1978-10-05 1986-12-10 Nippon Musical Instruments Mfg
JPS60150961A (ja) * 1984-01-13 1985-08-08 Hitachi Ltd 研摩装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0229669A2 (en) * 1986-01-17 1987-07-22 Litton Industrial Automation Systems, Inc. Integrated wire/surface guidance system
EP0229669A3 (en) * 1986-01-17 1988-06-29 Litton Industrial Automation Systems, Inc. Integrated wire/surface guidance system
JP2008012640A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Tipton Mfg Corp ブラッシング装置
JP2008137153A (ja) * 2008-01-28 2008-06-19 Sumitomo Metal Fine Technology Co Ltd 両面研摩装置並びにこれに使用されるブラシ及びドレッサ
JP2018039058A (ja) * 2016-09-05 2018-03-15 浜井産業株式会社 ワーク搬出入装置及び平面加工システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0159656B1 (ko) 자동 트레이 체인저용 반전장치
US5224304A (en) Automated free abrasive machine for one side piece part machining
JP7382840B2 (ja) 研削装置
JPH0631620A (ja) ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置
JP2002184725A (ja) ラップ盤及びその制御法並びにラップ盤用ワーク搬出入装置
KR100622410B1 (ko) 티에프티-엘시디 모듈 어셈블리 조립장치 및 이 조립장치를 이용한 티에프티-엘시디 모듈 어셈블리 조립방법
JP3631611B2 (ja) 研削システム
JP6202906B2 (ja) 研削加工装置
JP4947675B1 (ja) 研磨システム
CN209831280U (zh) 晶圆多工位边缘抛光设备
JP3268755B2 (ja) インゴットの加工方法
JP2000326207A (ja) 両面研摩装置
JPH11123643A (ja) 板材の加工装置
JP2021030336A (ja) ウエーハの加工方法
JPS62136365A (ja) ポリシング装置
JP7460461B2 (ja) 加工装置
TWI327092B (ja)
JPS6085862A (ja) 研磨方法およびその装置
JP2008073811A (ja) 平面研磨装置
KR20220115868A (ko) 연삭 장치
CN117681324A (zh) 安装方法和切削装置
JP2021171881A (ja) 切削装置及び載置プレート
JPH0575540B2 (ja)
JP2003053645A (ja) ウェハ外周部研磨装置
JPH0347978B2 (ja)