JP2003053645A - ウェハ外周部研磨装置 - Google Patents

ウェハ外周部研磨装置

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JP2003053645A
JP2003053645A JP2001247724A JP2001247724A JP2003053645A JP 2003053645 A JP2003053645 A JP 2003053645A JP 2001247724 A JP2001247724 A JP 2001247724A JP 2001247724 A JP2001247724 A JP 2001247724A JP 2003053645 A JP2003053645 A JP 2003053645A
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wafer
unit
polishing
notch
circumferential
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JP2001247724A
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Shunji Hakomori
駿二 箱守
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SpeedFam Co Ltd
Original Assignee
SpeedFam Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各個毎に機械を扱うこと無く全体として一つ
の装置として扱うことができ、設置のための無駄な空間
が少なく、設置現場での作業が少なくて済むようなウェ
ハ外周部研磨装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 ウェハ外周部研磨装置1のウェハカセッ
ト供給排出ユニット2は上段、中段、下段からなる棚状
構造を有している。上段の供給棚21には加工前のウェ
ハWを装填したウェハカセット211がウェハWを水平
状態にして置かれ、ここからウェハ外周部研磨装置1内
に取り込まれて、鏡面研磨される。下段の排出棚23は
鏡面研磨が終了したウェハWが、ウェハカセット211
に納められて排出位置に押し出されてくる。このときウ
ェハWは垂直状態であり、これを納めるウェハカセット
211とともに、水を張った水槽231内に浸漬されて
いる。中段にはウェハWを予め定められた方向に向ける
ためのアライメント手段22が納められている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハの外
周部を鏡面研磨するための装置、すなわち、半導体ウェ
ハの円周の円周ベベル面、円周端面、及び、ノッチ部に
設けられたノッチベベル面とノッチ端面を単独の装置に
おいて鏡面研磨するためのウェハ外周部研磨装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハには位置決めのための切り
込みすなわちノッチが形成され、ノッチの部分を含んで
半導体ウェハの外周部、つまり全輪郭、にわたって縁の
角部を落とすことによりベベル面が形成される。図1
(a)は、半導体ウェハの平面図、図1(b)は半導体
ウェハWの部分断面図である。又、図2は、拡大したノ
ッチNの周辺を示す斜視図である。半導体ウェハのパタ
ーン形成面Sp、円周ベベル面Sb及び円周端面(外周
をなす筒面)Scは、そのままでは後の工程における塵
埃発生の原因となるため、ノッチNのノッチベベル面ノ
ッチ端面を含めて、研磨によって鏡面加工される。
【0003】従来、円周端面と円周ベベル面とを鏡面研
磨するための機械と、ノッチベベル面とノッチ端面とを
鏡面研磨するための機械とは、それぞれ別の機械として
設置され、これらをウェハを搬送するための搬送装置に
よって結び付けている。現場(半導体製造工場)におい
ては各機械を正確な位置に設置することが困難なため、
設置位置と搬送動作範囲を考慮に入れながら、現場あわ
せで搬送装置を設置しなければならない。このため、設
置現場での作業量、作業時間が多くなり大変煩わしいも
のである。
【0004】更に、ウェハ外周部(円周部、ノッチ部)
の鏡面研磨は一連の作業であるにもかかわらず、各機械
の設置位置によってウェハを搬入する搬入口の位置と外
周部研磨後搬出する搬出口との関係位置が異なるため、
機械群を全体としてみたとき半導体製造装置毎に多様で
ある。また、そのため各機械、つまり各研磨機械、搬送
装置、その他アライメント装置などの配置にはどうして
も無駄な空間が生じることになり広い設置面積が必要と
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
装置の問題に鑑み、各個毎に機械を扱うこと無く全体と
して一つの装置として扱うことができ、設置のための無
駄な空間が少なく、設置現場での作業が少なくて済むよ
うなウェハ外周部研磨装置を提供することを課題とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の手段によ
って上記課題を解決する。すなわち、第1番目の発明の
解決手段は、機枠と、上記機枠内に配置されたウェハカ
セット供給排出ユニットと、上記機枠内に配置されたウ
ェハノッチ研磨ユニットと、上記機枠内に配置されたウ
ェハ円周部研磨ユニットと、単数あるいは複数のサブユ
ニットからなる内部搬送ユニットと、を備えたウェハ外
周部研磨装置であって、上記ウェハカセット供給排出ユ
ニットは、ウェハをこのウェハ外周部研磨装置に供給す
るために、ウェハが納められたウェハカセットを載置す
るための供給棚と、上記ウェハカセットから取り出され
たウェハをそのノッチが予め定められた方向を向くよう
に方向付けるためのアライメント手段と、このウェハ外
周部研磨装置における研磨が終了したウェハを排出する
ための排出棚と、を備えたウェハカセット供給排出ユニ
ットであり、上記ウェハノッチ研磨ユニットは、ウェハ
に設けられたノッチのノッチベベル面とノッチ端面を鏡
面加工するためのウェハノッチ研磨ユニットであり、上
記ウェハ円周部研磨ユニットはウェハの円周部に設けら
れた円周ベベル面と円周端面を鏡面研磨するためのウェ
ハ円周部研磨ユニットであり、上記内部搬送ユニット
は、上記供給棚に置かれたウェハカセットからウェハを
取り出して、上記アライメント手段上に載置するための
搬送と、上記アライメント手段によって方向付けされた
ウェハを、このアライメント手段から上記ウェハノッチ
研磨ユニット上に載置するための搬送と、上記ウェハノ
ッチ研磨ユニットからウェハを取り上げ、上記ウェハ円
周部研磨ユニット上に載置するための搬送と、上記ウェ
ハ円周部研磨ユニットからウェハを取り上げ、これを排
出棚上に載置するための搬送とを行う機能を有する。
【0007】第2番目の発明の解決手段は、機枠と、上
記機枠内に配置されたウェハカセット供給排出ユニット
と、上記機枠内に配置されたウェハノッチ研磨ユニット
と、上記機枠内に配置されたウェハ円周部研磨ユニット
と、単数あるいは複数のサブユニットからなる内部搬送
ユニットと、を備えたウェハ外周部研磨装置であって、
上記ウェハカセット供給排出ユニットは、ウェハをこの
ウェハ外周部研磨装置に供給するために、ウェハが納め
られたウェハカセットをウェハが略水平の状態で載置す
るための供給棚と、上記ウェハカセットから取り出され
たウェハをそのノッチが予め定められた方向を向くよう
に方向付けるためのアライメント手段と、このウェハ外
周部研磨装置における研磨が終了したウェハを排出する
ための排出棚と、を備えたウェハカセット供給排出ユニ
ットであり、上記ウェハノッチ研磨ユニットは、ウェハ
に設けられたノッチのノッチベベル面とノッチ端面を鏡
面加工するためのウェハノッチ研磨ユニットであり、上
記ウェハ円周部研磨ユニットはウェハの円周部に設けら
れた円周ベベル面と円周端面を鏡面研磨するためのウェ
ハ円周部研磨ユニットであり、上記内部搬送ユニット
は、上記供給棚に置かれたウェハカセットからウェハを
取り出して、上記アライメント手段上に載置するための
搬送と、上記アライメント手段によって方向付けされた
ウェハを、このアライメント手段から上記ウェハノッチ
研磨ユニット上に載置するための搬送と、上記ウェハノ
ッチ研磨ユニットからウェハを取り上げ、上記ウェハ円
周部研磨ユニット上に載置するための搬送と、上記ウェ
ハ円周部研磨ユニットからウェハを取り上げ、これを排
出棚上に載置するための搬送とを行う機能を有してお
り、上記排出棚は、ウェハカセットとその内部に略垂直
に納められるウェハとともに水中に浸漬するための水槽
であり、研磨を終えたウェハをこのウェハカセットに納
めるための位置とこのウェハを納めたウェハカセットを
取り出すための排出位置との間を移動可能である。
【0008】第3番目の発明の解決手段は、機枠と、上
記機枠内に配置されたウェハカセット供給排出ユニット
と、上記機枠内に配置されたウェハノッチ研磨ユニット
と、上記機枠内に配置されたウェハ円周部研磨ユニット
と、単数あるいは複数のサブユニットからなる内部搬送
ユニットと、を備えたウェハ外周部研磨装置であって、
上記ウェハカセット供給排出ユニットは、ウェハをこの
ウェハ外周部研磨装置に供給するために、ウェハが納め
られたウェハカセットを載置するための供給棚と、上記
ウェハカセットから取り出されたウェハをそのノッチが
予め定められた方向を向くように方向付けるためのアラ
イメント手段と、このウェハ外周部研磨装置における研
磨が終了したウェハを排出するための排出棚と、を備え
たウェハカセット供給排出ユニットであり、上記ウェハ
ノッチ研磨ユニットは、ウェハに設けられたノッチのノ
ッチベベル面とノッチ端面を鏡面加工するためのウェハ
ノッチ研磨ユニットであり、上記ウェハ円周部研磨ユニ
ットはウェハの円周部に設けられた円周ベベル面と円周
端面を鏡面研磨するためのウェハ円周部研磨ユニットで
あり、上記内部搬送ユニットは、上記供給棚に置かれた
ウェハカセットからウェハを取り出して、上記アライメ
ント手段上に載置するための搬送と、上記アライメント
手段によって方向付けされたウェハを、このアライメン
ト手段から上記ウェハノッチ研磨ユニット上に載置する
ための搬送と、上記ウェハノッチ研磨ユニットからウェ
ハを取り上げ、上記ウェハ円周部研磨ユニット上に載置
するための搬送と、上記ウェハ円周部研磨ユニットから
ウェハを取り上げ、これを排出棚上に載置するための搬
送とを行う機能を有しており、上記機枠内には、ウェハ
ノッチ研磨ユニット及び上記ウェハ円周部研磨ユニット
にそれぞれスラリーを供給するための第1スラリー供給
装置及び第2スラリー供給装置が備えられており、各ス
ラリー供給装置は、上記内部搬送システムの搬送動作の
障害とならない位置に退避可能である。
【0009】第4番目の発明の解決手段は、機枠と、上
記機枠内に配置されたウェハカセット供給排出ユニット
と、上記機枠内に配置されたウェハノッチ研磨ユニット
と、上記機枠内に配置されたウェハ円周部研磨ユニット
と、第1搬送ユニット、第2搬送ユニット、及び第3搬
送ユニットをサブユニットとする内部搬送ユニットと、
を備えたウェハ外周部研磨装置であって、上記ウェハカ
セット供給排出ユニットは、ウェハをこのウェハ外周部
研磨装置に供給するために、ウェハが納められたウェハ
カセットを載置するための供給棚と、上記ウェハカセッ
トから取り出されたウェハをそのノッチが予め定められ
た方向を向くように方向付けるためのアライメント手段
と、このウェハ外周部研磨装置における研磨が終了した
ウェハを排出するための排出棚と、を備えたウェハカセ
ット供給排出ユニットであり、上記ウェハノッチ研磨ユ
ニットは、ウェハに設けられたノッチのノッチベベル面
とノッチ端面を鏡面加工するためのウェハノッチ研磨ユ
ニットであり、上記ウェハ円周部研磨ユニットはウェハ
の円周部に設けられた円周ベベル面と円周端面を鏡面研
磨するためのウェハ円周部研磨ユニットであり、上記第
1搬送ユニットは、上記供給棚に置かれたウェハカセッ
トからウェハを取り出して、上記アライメント手段上に
載置するための搬送と、上記アライメント手段によって
方向付けされたウェハを、このアライメント手段から上
記ウェハノッチ研磨ユニット上に載置するための搬送
と、上記第3搬送ユニットからウェハを受け取り、上記
排出棚に載置するための搬送と、を行う機能を有し、上
記第2搬送ユニットは、上記ウェハノッチ研磨ユニット
からウェハを取り上げ、上記ウェハ円周部研磨ユニット
上に載置するための搬送を行う機能を有し、上記第3搬
送ユニットは、上記ウェハ円周部研磨ユニットからウェ
ハを取り上げ、上記第1搬送ユニットにこれを受け渡す
ために搬送する機能を有している。
【0010】第5番目の発明の解決手段は、第4番目の
発明のウェハ外周部研磨装置において、上記第1搬送ユ
ニットを、極座標形搬送ロボットとしたものである。
【0011】第6番目の発明の解決手段は、第4番目の
発明のウェハ外周部研磨装置において、上記第2搬送ユ
ニットは、機枠の上部に取り付けられ、上記ウェハノッ
チ研磨ユニットの上方と上記ウェハ円周部研磨ユニット
の上方との間で直進移動可能であり、更にウェハを把持
するための上下動可能なウェハ把持部を備えている。
【0012】第7番目の発明の解決手段は、第4番目の
発明のウェハ外周部研磨装置において、上記第3搬送ユ
ニットは、上記ウェハ円周部研磨ユニットからウェハを
取り上げるために上下動可能であり、上記第1搬送ユニ
ットにウェハを受け渡すための位置とこのウェハ円周部
研磨ユニットとの間を旋回可能である。
【0013】第8番目の発明の解決手段は、第1番目か
ら第7番目までのウェハ外周部研磨装置において、上記
ウェハカセット供給排出ユニットは、上段、中段、及
び、下段からなり、上記供給棚、上記アライメント手
段、及び、上記排出棚は、それぞれ上段、中段、及び、
下段に配置されている。
【0014】第9番目の発明の解決手段は、第1番目か
ら第8番目までのウェハ外周部研磨装置において、上記
ウェハは、上記ノッチに代えてオリエンテーションフラ
ットを持つウェハであり、上記ウェハノッチ研磨ユニッ
トは、これに代えて、オリエンテーションフラットを鏡
面研磨するためのオリエンテーションフラット研磨ユニ
ットが用いられる。
【0015】
【発明の実施の形態】図3は、本発明の実施例のウェハ
外周部研磨装置の一例を示す外観図である。この図に示
されるように、この実施形態のウェハ外周部研磨装置1
は、ほぼ全体を機枠10によって覆われており、その一
箇所でウェハカセット供給排出ユニット2が一部を覗か
せている。
【0016】ウェハ外周部研磨装置1は、他の装置を含
めた全体を制御するための制御装置によって制御される
ほかに、機枠10の外面には適宜の高さ位置に操作盤1
1及び表示装置12が設けられており、オペレーターが
これを手動で操作することが可能になっている。複数の
透明窓13は、このウェハ外周部研磨装置1の動作状況
を適宜外部から観察するための窓であり、修理、調整等
のため取り外し可能となっている。
【0017】ウェハカセット供給排出ユニット2は上
段、中段、下段からなる棚状構造を有している。上段の
供給棚21には加工前のウェハWを装填したウェハカセ
ット211がウェハWを略水平状態にして置かれ、ここ
からウェハ外周部研磨装置1内に取り込まれて、鏡面研
磨される。下段の排出棚23は鏡面研磨が終了したウェ
ハWが、ウェハカセット211に納められて排出位置
(図3の状態)に押し出されてくる。このときウェハW
は略垂直状態であり、これを納めるウェハカセット21
1とともに、水を張った水槽231内に浸漬されてい
る。中段にはウェハWを予め定められた方向に向けるた
めのアライメント手段22が納められている。
【0018】このように本発明では、ウェハカセット供
給排出ユニット2を上段、中段、下段から構成し、それ
ぞれ鏡面加工前のウェハWを納めたウェハカセット21
1、アライメント手段22、鏡面加工を終了したウェハ
Wを納めたウェハカセット211のための空間とするこ
とにより、無駄な空間をなくして設置面積を少なくして
おり、更に実質的に同じ場所で出入りすることにより、
装置の設置構造を簡単にしている。
【0019】図4は、ウェハ外周部研磨装置1の概要を
説明するための平面図である。機枠10内には、ウェハ
カセット供給排出ユニット2、ウェハノッチ研磨ユニッ
ト3、ウェハ円周部研磨ユニット4、内部搬送ユニッ
ト、2つのスラリー供給装置(第1スラリー供給装置8
1、第2スラリー供給装置82)が配置されており、各
ユニットは、機枠10の所定の位置に取り付けられてい
る。なお、この例では、後述するように内部搬送ユニッ
トが、3つの搬送ユニット、すなわち、第1搬送ユニッ
ト51、第2搬送ユニット52、及び、第3搬送ユニッ
ト53から構成されている。
【0020】ウェハWの移動の概略は以下のとおりであ
る。矢印で示すようにウェハWは、場所A(ウェハカセ
ット供給排出ユニット2の在る場所)においてウェハカ
セット211から取り出され、アライメント手段22に
より向きを整えられてから、場所B(ウェハノッチ研磨
ユニット3の在る場所)に移される。場所Bではノッチ
の研磨が行われる。ここで研磨されるウェハの部位は図
2に示す上下のノッチベベル面Sbn及びノッチ端面S
cnである。その後場所C(ウェハ円周部研磨ユニット
4の在る場所)に移される。場所Cでは、円周部、つま
り図2に示すように上下の円周ベベル面Sb及び円周端
面Scの研磨が行われる。ついで、場所Dに移され、こ
こで比喩的に言えば手渡しされて最初の場所A(上下位
置は異なる)に返される。
【0021】以下、各ユニット毎の具体的な動作あるい
は機能を説明する。図5にはウェハカセット供給排出ユ
ニット2と第1搬送ユニット51の要部が示されてい
る。第1搬送ユニット51は、真空吸着盤を備えた極座
標形の搬送ロボットで構成されており、アーム先端に付
けられた吸着盤511によってウェハカセット供給排出
ユニット2の上段のウェハカセット211から略水平状
態に置かれたウェハWを引き出す。引き出されたウェハ
Wは略水平姿勢のまま中段のアライメント手段22に装
填される。
【0022】アライメント手段22は、装填されたウェ
ハWをゆっくりと回転させ、そのノッチが所定の位置に
至ったことを検出器(不図示)により検知すると回転を
停止する。あるいはウェハWの外周に適宜の力でピンを
押し当てておき、回転中にピンがノッチに嵌り込むこと
によりウェハの回転が停止する。その他任意の機構によ
ってウェハWを停止させることにより、ウェハWのノッ
チは予め決められた方向に向けられる。
【0023】次に、こうして方向が決まったウェハW
は、同じ第1搬送ユニット51によって吸引把持されて
アライメント手段22から取り外され、第1搬送ユニッ
ト51を挟んで反対側にある場所Bのウェハノッチ研磨
ユニット3のテーブル34上に装填される。ウェハノッ
チ研磨ユニット3には、例えば、特開平8−16894
7号公報、あるいは特願2001−186523号に開
示されるような多くの形式の中から適宜の装置を選択す
ることができる。
【0024】図6及び図7を用いてウェハノッチ研磨ユ
ニット3の一例を簡単に説明する。図6はテーブル34
の3つの傾斜状態を示す斜視図であり、図7は主軸台3
3と2つの研磨ディスクの部分拡大図である。ウェハノ
ッチ研磨ユニット3は、上記テーブル34と、主軸台3
3を備えており、主軸台33の回転スピンドルに取り付
けられた研磨ディスク31及び研磨ディスク32によっ
て研磨を行う。2つの研磨ディスクの先端は互いに異な
る角度α及びβに成形されており、小さい角度αを備え
る研磨ディスク31はノッチ端面Scnを、また、大き
い角度βを備える研磨ディスク32はノッチベベル面S
bnを鏡面研磨するためのものである。各研磨ディスク
は主軸台33を主軸方向に移動させることにより研磨領
域にもたらされる。
【0025】テーブル34は図6の点線で示されるよう
に3つの角度位置をとることができ、2つの傾斜位置で
上下のノッチベベル面Sbnが、また水平位置でノッチ
端面Scnが鏡面研磨される。研磨作業時には、それま
で退避位置(図4における実線)にあった第1スラリー
供給装置81が旋回して研磨部にスラリーを供給する。
研磨が終了すると搬送動作の障害とならない最初の位置
に旋回して退避する。
【0026】ノッチの鏡面研磨が終了したウェハWは第
2搬送ユニット52によって場所Cに搬送される。図8
は、第2搬送ユニット52、ウェハノッチ研磨ユニット
3、及び、ウェハ円周部研磨ユニット4の概要を示す説
明図である。この例では第2搬送ユニット52が直線走
行形の搬送ユニットであり、機枠10の天井に設けられ
た直線軌道521とこの下に懸垂して走行する走行体5
22を備えている。
【0027】走行体522は上下動可能な把持軸523
と、その先端(下端)に設けられた3つの把持爪からな
る把持部524を備えている。走行体522はウェハノ
ッチ研磨ユニット3とウェハ円周部研磨ユニット4との
上方位置に移動することができる。走行体522はウェ
ハノッチ研磨ユニット3上において把持軸523を降下
させ、テーブル34上にあるノッチの研磨が終了したウ
ェハWをその外周で把持し、再び把持軸523を上昇さ
せ、直線軌道521に沿ってウェハ円周部研磨ユニット
4上まで移動し、降下し、把持したウェハWをウェハ円
周部研磨ユニット4の回転テーブル45上に載せる。
【0028】なお、このとき第2スラリー供給装置82
はウェハ搬送の障害とならない図4に示す位置に退避し
ており、研磨時には、図4の点線の位置に旋回してスラ
リーを供給する。
【0029】回転テーブル45は真空チャックを有して
おりウェハWはこれにより固定されて回転される。ウェ
ハ円周部研磨ユニット4は、回転テーブル45の周囲に
3つあるいはそれ以上の半円筒形の第1研磨工具41、
第2研磨工具42、第3研磨工具43を有している。第
1研磨工具41は下側の円周ベベル面Sbを、第2研磨
工具42は円周端面Scを、また、第3研磨工具43は
上側の円周ベベル面Sbを押しつけて研磨するため、そ
れぞれの被研磨面の曲率にほぼ沿った反りのある研磨面
を持っている。ウェハ搬送時には干渉を避けるため各研
磨工具は非研磨位置に退避している。
【0030】円周ベベル面Sbと円周端面Scの鏡面研
磨が終了すると、各研磨工具41、42、43は図7の
点線の位置にまで退避し、第3搬送ユニット53によっ
て回転テーブル45からウェハWが取り外される。図9
は、第3搬送ユニット53によってウェハ円周部研磨ユ
ニット4からウェハWが取り外され、第1搬送ユニット
51に渡されるまでを説明するための説明図である。
【0031】第3搬送ユニットは、機枠10の天井にそ
の基部が固定された旋回式の搬送装置であり、上下動可
能であるとともに旋回可能な旋回アーム532を備えて
いる。旋回アーム532の先端には第2搬送ユニットの
把持部524と同様な構造のチャック533が設けられ
ており、ウェハWの取り外し時には、旋回アーム532
が下降してチャック533がウェハWをその外周で把持
する。ウェハWが把持されると再度旋回アーム532が
上昇し、ついでウェハWが場所Dに来るように旋回す
る。
【0032】一方、第1搬送ユニット51も旋回し、そ
の吸着盤511を上向きにして場所D、つまりチャック
533の下方にくる。ここで、ウェハWは、チャック5
33から吸着盤511へと持ち替えられる。なお、この
ように手渡し形式によらず、中間的な載置台を設け、チ
ャック533から一旦この載置台に置き、置かれたウェ
ハWを新ためて吸着盤511が把持するようにすること
もできる。
【0033】第1搬送ユニット51に手渡されたウェハ
Wは、第1搬送ユニット51が旋回することにより場所
Aに至る。図10は、全ての鏡面研磨が終了したウェハ
Wが場所Aにおいて排出される様を説明するための説明
図である。ウェハカセット供給排出ユニット2の下段、
つまり排出棚23には水槽231が置かれ、水槽231
は装置奥側(図10、左側)と排出側(図10、右側)
の位置間を移動できる。水槽231内には水が張られて
おり、排出用のウェハカセット211が上向き姿勢で浸
漬されている。
【0034】第1搬送ユニット51はそれ自体が旋回す
ることによって場所Aに至るとともに吸着盤511を略
垂直な姿勢にする。これによりウェハWも略垂直姿勢に
なり、垂直姿勢を保ったまま吸着盤511が下降しウェ
ハカセット211の空の場所にウェハWを収納する。ウ
ェハカセット211が満杯あるいは予定の枚数納められ
ると水槽231は排出側(右側)に移動され、そこから
他の搬送装置あるいは人手によりウェハ外周部研磨装置
1から排出される。
【0035】これまでの説明では、ウェハWはノッチを
有するものとして説明したが、ノッチに代えてオリエン
テーションフラットを持つようなウェハも知られてお
り、このようなウェハに対しても本発明のウェハ外周部
研磨装置を適用することが可能である。この場合、上記
ウェハノッチ研磨ユニットは、これに代えて、オリエン
テーションフラットを研磨するためのオリエンテーショ
ンフラット研磨ユニットとすればよい。
【0036】鏡面研磨を終えたウェハWはスラリーが付
着している。そのまま長時間放置して乾燥するとこのス
ラリーは非常に除去がしにくくなる。一つのウェハカセ
ット211内には多数のウェハWが収納されており、全
てのウェハWの研磨を終了するまでの間に生じる乾燥を
防ぐ意味で、本実施例では鏡面研磨を終了したウェハW
を水中に浸漬するようにしている。
【0037】このウェハ外周部研磨装置は、各個毎に機
械を扱うこと無く全体として一つの装置として扱うこと
ができ、設置のための無駄な空間が少なく、設置現場で
の作業が少なくて済む。更に、従来のように現場あわせ
で設置位置と搬送動作範囲を考慮に入れながら搬送装置
を設置する必要がないので、設置現場での作業量、作業
時間を短縮能率化することができる。更に、ウェハカセ
ット供給排出ユニットの一箇所でウェハが搬入搬出され
それぞれのための空間が共用されるので、装置の設置面
積を少なくすることができる。更に、ウェハカセット供
給排出ユニットは3段構造とされ、上中下段をそれぞれ
ウェハ供給、アライメント、ウェハ排出に使用するた
め、設置面積を少なくすることができる。
【0038】
【発明の効果】本発明のウェハ外周部研磨装置は、各個
毎に機械を扱うこと無く全体として一つの装置として扱
うことができ、設置のための無駄な空間が少なく、設置
現場での作業が少なくて済むという効果を奏する。更
に、従来のように現場あわせで設置位置と搬送動作範囲
を考慮に入れながら搬送装置を設置する必要がないの
で、設置現場での作業量、作業時間を短縮能率化するこ
とができるという効果を奏する。更に、ウェハカセット
供給排出ユニットの一箇所でウェハが搬入搬出されそれ
ぞれのための空間が共用されるので、装置の設置面積を
少なくすることができるという効果を奏する。更に、ウ
ェハカセット供給排出ユニットは3段構造とされ、上中
下段をそれぞれウェハ供給、アライメント、ウェハ排出
に使用するため、設置面積を少なくすることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(a)は、半導体ウェハの平面図、同
(b)は半導体ウェハWの部分断面図である。
【図2】拡大したノッチNの周辺を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例のウェハ外周部研磨装置の一例
を示す外観図である。
【図4】上記ウェハ外周部研磨装置の概要を説明するた
めの平面図である。
【図5】ウェハカセット供給排出ユニット2と第1搬送
ユニット51の要部を説明するための説明図である。
【図6】テーブル34の3つの傾斜状態を示す斜視図で
ある。
【図7】主軸台33と2つの研磨ディスクの部分拡大図
である。
【図8】第2搬送ユニット52、ウェハノッチ研磨ユニ
ット3、及び、ウェハ円周部研磨ユニット4の概要を示
す説明図である。
【図9】第3搬送ユニット53によってウェハ円周部研
磨ユニット4からウェハWが取り外され、第1搬送ユニ
ット51に渡されるまでを説明するための説明図であ
る。
【図10】全ての鏡面研磨が終了したウェハWが場所A
において排出される様を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 ウェハ外周部研磨装置 2 ウェハカセット供給排出ユニット 3 ウェハノッチ研磨ユニット 4 ウェハ円周部研磨ユニット 10 機枠 11 操作盤 12 表示装置 13 透明窓 21 供給棚 22 アライメント手段 23 排出棚 31、32 研磨ディスク 33 主軸台 34 テーブル 41 第1研磨工具 42 第2研磨工具 43 第3研磨工具 45 回転テーブル 51 第1搬送ユニット 52 第2搬送ユニット 53 第3搬送ユニット 81 第1スラリー供給装置 82 第2スラリー供給装置 211 ウェハカセット 231 水槽 511 吸着盤 521 直線軌道 522 走行体 523 把持軸 524 把持部 532 旋回アーム 533 チャック N ノッチ W 半導体ウェハ Sb 円周ベベル面 Sc 円周端面 Sp パターン形成面 Sbn ノッチベベル面 Scn ノッチ端面

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠と、 上記機枠内に配置されたウェハカセット供給排出ユニッ
    トと、 上記機枠内に配置されたウェハノッチ研磨ユニットと、 上記機枠内に配置されたウェハ円周部研磨ユニットと、 単数あるいは複数のサブユニットからなる内部搬送ユニ
    ットと、を備えたウェハ外周部研磨装置であって、 上記ウェハカセット供給排出ユニットは、 ウェハをこのウェハ外周部研磨装置に供給するために、
    ウェハが納められたウェハカセットを載置するための供
    給棚と、 上記ウェハカセットから取り出されたウェハをそのノッ
    チが予め定められた方向を向くように方向付けるための
    アライメント手段と、 このウェハ外周部研磨装置における研磨が終了したウェ
    ハを排出するための排出棚と、を備えたウェハカセット
    供給排出ユニットであり、 上記ウェハノッチ研磨ユニットは、ウェハに設けられた
    ノッチのノッチベベル面とノッチ端面を鏡面加工するた
    めのウェハノッチ研磨ユニットであり、 上記ウェハ円周部研磨ユニットはウェハの円周部に設け
    られた円周ベベル面と円周端面を鏡面研磨するためのウ
    ェハ円周部研磨ユニットであり、 上記内部搬送ユニットは、 上記供給棚に置かれたウェハカセットからウェハを取り
    出して、上記アライメント手段上に載置するための搬送
    と、 上記アライメント手段によって方向付けされたウェハ
    を、このアライメント手段から上記ウェハノッチ研磨ユ
    ニット上に載置するための搬送と、 上記ウェハノッチ研磨ユニットからウェハを取り上げ、
    上記ウェハ円周部研磨ユニット上に載置するための搬送
    と、 上記ウェハ円周部研磨ユニットからウェハを取り上げ、
    これを排出棚上に載置するための搬送とを行う機能を有
    することを特徴とするウェハ外周部研磨装置。
  2. 【請求項2】 機枠と、 上記機枠内に配置されたウェハカセット供給排出ユニッ
    トと、 上記機枠内に配置されたウェハノッチ研磨ユニットと、 上記機枠内に配置されたウェハ円周部研磨ユニットと、 単数あるいは複数のサブユニットからなる内部搬送ユニ
    ットと、を備えたウェハ外周部研磨装置であって、 上記ウェハカセット供給排出ユニットは、 ウェハをこのウェハ外周部研磨装置に供給するために、
    ウェハが納められたウェハカセットをウェハが略水平の
    状態で載置するための供給棚と、 上記ウェハカセットから取り出されたウェハをそのノッ
    チが予め定められた方向を向くように方向付けるための
    アライメント手段と、 このウェハ外周部研磨装置における研磨が終了したウェ
    ハを排出するための排出棚と、を備えたウェハカセット
    供給排出ユニットであり、 上記ウェハノッチ研磨ユニットは、ウェハに設けられた
    ノッチのノッチベベル面とノッチ端面を鏡面加工するた
    めのウェハノッチ研磨ユニットであり、 上記ウェハ円周部研磨ユニットはウェハの円周部に設け
    られた円周ベベル面と円周端面を鏡面研磨するためのウ
    ェハ円周部研磨ユニットであり、 上記内部搬送ユニットは、 上記供給棚に置かれたウェハカセットからウェハを取り
    出して、上記アライメント手段上に載置するための搬送
    と、 上記アライメント手段によって方向付けされたウェハ
    を、このアライメント手段から上記ウェハノッチ研磨ユ
    ニット上に載置するための搬送と、 上記ウェハノッチ研磨ユニットからウェハを取り上げ、
    上記ウェハ円周部研磨ユニット上に載置するための搬送
    と、 上記ウェハ円周部研磨ユニットからウェハを取り上げ、
    これを排出棚上に載置するための搬送とを行う機能を有
    しており、 上記排出棚は、ウェハカセットとその内部に略垂直に納
    められるウェハとともに水中に浸漬するための水槽であ
    り、研磨を終えたウェハをこのウェハカセットに納める
    ための位置とこのウェハを納めたウェハカセットを取り
    出すための排出位置との間を移動可能であることを特徴
    とするウェハ外周部研磨装置。
  3. 【請求項3】 機枠と、 上記機枠内に配置されたウェハカセット供給排出ユニッ
    トと、 上記機枠内に配置されたウェハノッチ研磨ユニットと、 上記機枠内に配置されたウェハ円周部研磨ユニットと、 単数あるいは複数のサブユニットからなる内部搬送ユニ
    ットと、を備えたウェハ外周部研磨装置であって、 上記ウェハカセット供給排出ユニットは、 ウェハをこのウェハ外周部研磨装置に供給するために、
    ウェハが納められたウェハカセットを載置するための供
    給棚と、 上記ウェハカセットから取り出されたウェハをそのノッ
    チが予め定められた方向を向くように方向付けるための
    アライメント手段と、 このウェハ外周部研磨装置における研磨が終了したウェ
    ハを排出するための排出棚と、を備えたウェハカセット
    供給排出ユニットであり、 上記ウェハノッチ研磨ユニットは、ウェハに設けられた
    ノッチのノッチベベル面とノッチ端面を鏡面加工するた
    めのウェハノッチ研磨ユニットであり、 上記ウェハ円周部研磨ユニットはウェハの円周部に設け
    られた円周ベベル面と円周端面を鏡面研磨するためのウ
    ェハ円周部研磨ユニットであり、 上記内部搬送ユニットは、 上記供給棚に置かれたウェハカセットからウェハを取り
    出して、上記アライメント手段上に載置するための搬送
    と、 上記アライメント手段によって方向付けされたウェハ
    を、このアライメント手段から上記ウェハノッチ研磨ユ
    ニット上に載置するための搬送と、 上記ウェハノッチ研磨ユニットからウェハを取り上げ、
    上記ウェハ円周部研磨ユニット上に載置するための搬送
    と、 上記ウェハ円周部研磨ユニットからウェハを取り上げ、
    これを排出棚上に載置するための搬送とを行う機能を有
    しており、 上記機枠内には、ウェハノッチ研磨ユニット及び上記ウ
    ェハ円周部研磨ユニットにそれぞれスラリーを供給する
    ための第1スラリー供給装置及び第2スラリー供給装置
    が備えられており、各スラリー供給装置は、上記内部搬
    送システムの搬送動作の障害とならない位置に退避可能
    であることを特徴とするウェハ外周部研磨装置。
  4. 【請求項4】 機枠と、 上記機枠内に配置されたウェハカセット供給排出ユニッ
    トと、 上記機枠内に配置されたウェハノッチ研磨ユニットと、 上記機枠内に配置されたウェハ円周部研磨ユニットと、 第1搬送ユニット、第2搬送ユニット、及び第3搬送ユ
    ニットをサブユニットとする内部搬送ユニットと、を備
    えたウェハ外周部研磨装置であって、 上記ウェハカセット供給排出ユニットは、 ウェハをこのウェハ外周部研磨装置に供給するために、
    ウェハが納められたウェハカセットを載置するための供
    給棚と、 上記ウェハカセットから取り出されたウェハをそのノッ
    チが予め定められた方向を向くように方向付けるための
    アライメント手段と、 このウェハ外周部研磨装置における研磨が終了したウェ
    ハを排出するための排出棚と、を備えたウェハカセット
    供給排出ユニットであり、 上記ウェハノッチ研磨ユニットは、ウェハに設けられた
    ノッチのノッチベベル面とノッチ端面を鏡面加工するた
    めのウェハノッチ研磨ユニットであり、 上記ウェハ円周部研磨ユニットはウェハの円周部に設け
    られた円周ベベル面と円周端面を鏡面研磨するためのウ
    ェハ円周部研磨ユニットであり、 上記第1搬送ユニットは、 上記供給棚に置かれたウェハカセットからウェハを取り
    出して、上記アライメント手段上に載置するための搬送
    と、 上記アライメント手段によって方向付けされたウェハ
    を、このアライメント手段から上記ウェハノッチ研磨ユ
    ニット上に載置するための搬送と、 上記第3搬送ユニットからウェハを受け取り、上記排出
    棚に載置するための搬送と、を行う機能を有し、 上記第2搬送ユニットは、上記ウェハノッチ研磨ユニッ
    トからウェハを取り上げ、上記ウェハ円周部研磨ユニッ
    ト上に載置するための搬送を行う機能を有し、 上記第3搬送ユニットは、上記ウェハ円周部研磨ユニッ
    トからウェハを取り上げ、上記第1搬送ユニットにこれ
    を受け渡すために搬送する機能を有していることを特徴
    とするウェハ外周部研磨装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載されたウェハ外周部研磨
    装置において、 上記第1搬送ユニットは、極座標形搬送ロボットである
    ことを特徴とするウェハ外周部研磨装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載されたウェハ外周部研磨
    装置において、 上記第2搬送ユニットは、機枠の上部に取り付けられ、
    上記ウェハノッチ研磨ユニットの上方と上記ウェハ円周
    部研磨ユニットの上方との間で直進移動可能であり、更
    にウェハを把持するための上下動可能なウェハ把持部を
    備えていることを特徴とするウェハ外周部研磨装置。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載されたウェハ外周部研磨
    装置において、 上記第3搬送ユニットは、上記ウェハ円周部研磨ユニッ
    トからウェハを取り上げるために上下動可能であり、上
    記第1搬送ユニットにウェハを受け渡すための位置とこ
    のウェハ円周部研磨ユニットとの間を旋回可能であるこ
    とを特徴とするウェハ外周部研磨装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7までのいずれかに
    記載されたウェハ外周部研磨装置において、 上記ウェハカセット供給排出ユニットは、上段、中段、
    及び、下段からなり、上記供給棚、上記アライメント手
    段、及び、上記排出棚は、それぞれ上段、中段、及び、
    下段に配置されていることを特徴とするウェハ外周部研
    磨装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれかに
    記載されたウェハ外周部研磨装置において、 上記ウェハは、上記ノッチに代えてオリエンテーション
    フラットを持つウェハであり、上記ウェハノッチ研磨ユ
    ニットは、これに代えて、オリエンテーションフラット
    を鏡面研磨するためのオリエンテーションフラット研磨
    ユニットが用いられることを特徴とするウェハ外周部研
    磨装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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KR20200009737A (ko) * 2018-07-20 2020-01-30 에스케이하이닉스 주식회사 더미 웨이퍼 세정 시스템 및 방법

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