JPS6158057B2 - - Google Patents

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JPS6158057B2
JPS6158057B2 JP12392278A JP12392278A JPS6158057B2 JP S6158057 B2 JPS6158057 B2 JP S6158057B2 JP 12392278 A JP12392278 A JP 12392278A JP 12392278 A JP12392278 A JP 12392278A JP S6158057 B2 JPS6158057 B2 JP S6158057B2
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signal
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digital
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JP12392278A
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Akira Nakada
Hideo Yamada
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、デイジタル信号をアナログ信号に
変換するデイジタル・アナログ変換回路(以下D
―A変換回路と称す)に関し、さらに詳しくはD
―A変換すべくデイジタル信号のビツト数よりも
少ないビツト数のD―Aコンバータを用いて、デ
イジタル信号を対応するアナログ信号に高速かつ
高精度で変換するD―A変換回路に関する。
音響信号のように、データが連続的に少しずつ
変化するデイジタル信号をアナログ信号に変換す
る場合、このデイジタル信号の各サンプル点ごと
に、現サンプル点のデイジタル値と1サンプル点
前のデイジタル値との差分を算出し、この差分を
D―Aコンバータに供給してアナログ値に変換
し、この各サンプル点ごとのアナログ値を順次累
算することにより、前述のデイジタル信号をアナ
ログ信号に変換するようにすれば、上記D―Aコ
ンバータはデイジタル信号の変化分(差分)のみ
をD―A変換すればよいので、比較的小ビツトの
ものでよく、これによりD―Aコンバータ自体の
構成を簡単にすることができる。
第1図はこのようなD―A変換回路の原理構成
を示したもので、図において、1はシフトレジス
タ、2は減算器、3はD―Aコンバータ、4はア
ナログアキユームレータである。
D―A変換すべきデイジタル信号は、シフトレ
ジスタ1および減算器2の第1入力端に入力され
る。シフトレジスタ1は、入力デイジタル信号を
1サンプル点時間遅延して出力するもので、この
遅延デイジタル信号は減算器2の第2入力端に入
力される。
したがつて、減算器2の第1入力端に入力され
る信号は、入力デイジタル信号の現サンプル点に
おけるデイジタル値(現在値)Aとなり、一方第
2入力端に入力される信号は1サンプル点前のデ
イジタル(前回値)Bとなる。
減算器2はA―Bの減算、すなわち(現在値)
−(前回値)の減算動作を行ない、現サンプル点
のデイジタル値Aと、1サンプル点前のデイジタ
ル値Bとの差分値(C=A−B)を算出して、出
力端から送出し、D―Aコンバータ3に供給す
る。
D―Aコンバータ3は、入力される差分値Cを
対応するアナログ値に変換する。アナログアキユ
ームレータ4は、入力デイジタル信号の各サンプ
ル点ごとにD―Aコンバータ3から出力される上
述のアナログ値を順次累算していくもので、新た
に入力されたアナログ値は、これまでの各サンプ
ル点ごとに累算してきたアナログ値に加算され
る。
ここで、アナログアキユームレータ4の具体例
を説明すると、このアナログアキユームレータ4
は、第2図に示すように、アナログ加算器5と2
段のサンプルホールド回路6,7とによつて構成
される。
各サンプルホールド回路6,7は、上述の入力
デイジタル信号のサンプルレート(デイジタル信
号の値が変化するレート)に対応する周期の2相
クロツクφA,φBによつてそれぞれサンプルホ
ールド動作を行なう。
なお、このような構成のアナログアキユームレ
ータは、一般によく知られているので、その詳細
な説明を省略する。
このようにして、アナログアキユームレータ4
の累算値(アナログ値)は、入力デイジタル信号
の各サンプル点におけるデイジタル値を追いかけ
る状態となり、アキユームレータ4は、常に現サ
ンプル点のデイジタル値に対応したアナログ値を
出力し、これにより入力デイジタル信号を、アナ
ログ信号に変換することができる。
ところで、このようなD―A変換回路において
は、前述した現サンプル点のデイジタル値Aと1
サンプル点前のデイジタル値Bとの差分値C(減
算器2の出力)が、常にD―Aコンバータ3の許
容最大入力値(最大変換値)以下である場合に
は、正確なD―A変換を行ない得るものである
が、差分値Cが許容最大入力値を超過すると、も
はや正確なD―A変換ができなくなつてしまう。
このような不都合を改善するためには、D―A
コンバータ3の最大変換値を大きく設定すればよ
いものであるが、これではD―Aコンバータ3の
構成が複雑となり得策ではない。そこで、差分値
CがD―Aコンバータ3の最大変換値を超過した
場合には、その超過分(オーバ値)を次のサンプ
ル点のデイジタル値に加算して、このサンプル点
において補正するようにすればよい。
第3図はその例を示す。リミツタ8は、減算器
2から出力される差分値CがD―Aコンバータ3
の最大変換値を超えた場合には該差分値Cを上記
の最大変換値に制限してD―Aコンバータ3に入
力させる機能を実行する。
たとえば、D―Aコンバータ3の最大変換値を
正方向に3Vと設定すると(負の方向にも設定さ
れるが説明上省略する)、減算器2は差分値Cが
3Vを超えるときオーバ信号を出力すべく構成
し、このオーバ信号でリミツタ8を動作させて、
このリミツタ8からの出力信号を3Vに制限して
出力する。
第2の減算器9は差分値Cからリミツタ8によ
る最大変換値3Vを減算することによつてオーバ
値Dを算出する。たとえば差分値Cが5Vであれ
ばオーバ値Dは2Vとなる。
上述のオーバ値Dは、ゲート回路10が前述の
オーバ信号によつて開かれることにより、第3の
減算器11に入力され、次のサンプル点における
D―A変換においてデイジタル値Bからオーバ値
D2Vを減算して、すなわち次のサンプル点のデイ
ジタル値Aにオーバ値Dを加算して、上述のオー
バ値Dを次のサンプル点で補正する。
そしてこのような補正は、オーバ値Dが零にな
るまで繰返し行なう。
上述した第3図のD―A変換回路によれば、差
分値CがD―Aコンバータ3の最大変換値以上と
なつてもD―A変換を行なうことがきるが、オー
バ値Dが大きいときは補正回数が多くなり、D―
A変換の速度が遅くなる。
このようすを、更に詳しく説明する。たとえば
入力デイジタル信号のビツト数を16ビツトとし、
このデイジタル信号が表現しうる最大値(16ビツ
トの総てが“1”の状態)を10Vとする。またこ
の入力デイジタル信号の各サンプル点における変
化量(前述の差分値Cに相当)の最大値を、
0.15V(16ビツトの内下位10ビツトが変化する)
と仮定してD―Aコンバータ3を10ビツトで構成
したとする。
しかして最大振幅の10Vを示すデイジタル信号
が入力された場合、D―Aコンバータ3は1回の
サンプル点時間で0.15Vしか変換しないので、上
述の10Vの変化量をD―A変換するには(10V−
0.15V)÷0.15V≒65回のサンプル点時間を必要と
し、たとえばデイジタル信号のサンプルレートを
70KHzとすると、1÷(70×103)×65≒0.9msも
要することになる。これは大信号に対する変換割
合が0.01V/μsという小さな値であり、変換速
度が遅く、音響信号を扱う電子楽器への実用には
供しない。
そこでこの発明は、D―Aコンバータを少ビツ
ト数で構成し得るものでありながら、高速でD―
A変換ができるデイジタル・アナログ変換回路の
提供を目的とする。
そしてこの発明によれば、デイジタル信号の変
化分、すなわち差分値がD―Aコンバータの最大
変換値よりオーバ(超過)したとき、そのオーバ
値を1回のサンプル点時間中に高速の補正サイク
ルでD―Aコンバータに供給するので、1回のサ
ンプル点時間内で大信号のD―A変換を行ない得
る。
また、仮りに1回のサンプル点時間内で補正で
きなかつたオーバ値が生じても、該オーバ値の残
りは次のサンプル点のデイジタル信号値に加算し
て補正するので、相当の大信号であつても変換処
理でき、その結果大信号であつてもD―A変換処
理が高速かつ高精度となる。
さらに前述のように、D―Aコンバータの最大
変換値よりも数倍の大きな変換量が得られるた
め、このことは逆にD―Aコンバータの最大変換
値を下げることができ、これによりD―Aコンバ
ータの回路構成が簡単となる。
このような特徴を有するこの発明の一実施例を
以下図面に基づいて詳述する。
第4図はこの発明によるデイジタル・アナログ
変換回路の基本構成を示す。前述の第3図に示し
たデイジタル・アナログ変換回路と比較した場
合、新たな構成として、第1制御パルス発生回路
12、第2制御パルス発生回路13、第2シフト
レジスタ14、セレクタ15、第2リミツタ1
6、第2ゲート回路17を備えている点で異な
り、その他の構成、すなわち第1、第2、第3の
減算器2,9,11、第1リミツタ8、第1ゲー
ト回路10、第1シフトレジスタ1、D―Aコン
バータ3、アナログアキユームレータ4は同じ機
能を持つている。
なお、第2減算器9は第1リミツタ8に入力さ
れるデイジタル値のオーバ値Dを検出する検出回
路の機能を持つ。
第1制御パルス発生回路12は、前述の補正サ
イクルを実行するためのクロツクおよびデイジタ
ル信号のサンプルレートに同期した同期信号の入
力に基づいて、例えば第6図に示すような制御パ
ルスT1,T2,T3を発生し、制御パルスT
1,T3は、デイジタル信号のサンプルレートと
同一サイクルに設定され、制御パルスT2は補正
サイクルを実行するためのパルスであつて、上述
の制御パルスT1,T3より数倍速いサイクルに
設定され、これら制御パルスT1〜T3は必要な
回路装置を駆動制御する。
第2制御パルス発生回路13は、上述の第1制
御パルス発生回路12によつて回路装置が制御さ
れることに同期して、アナログアキユームレータ
4のアキユームレートタイミングを取るための二
相のクロツクSH1,SH2(第2図におけるφ
A,φBに対応)を出力する。
第2シフトレジスタ14は、第2減算器9で算
出されたオーバ値Dをストアし、前述の制御パル
スT2による1補正サイクル時間遅延して出力す
る。
セレクタ15は、第1シフトレジスタ1にスト
アされた1サンプル点前のデイジタル値B(前回
値)、または第2シフトレジスタ14にストアさ
れたオーバ値Dのいずれかを選択して出力するも
のであつて、制御パルスT3が出力されたとき
は、第1シフトレジスタ1の前回値Bが選択さ
れ、制御パルスT3が出力されていないときは、
第2シフトレジスタ14のオーバ値Dが選択され
る。
第2リミツタ16は、第3減算器11の出力値
が、第1シフトレジスタ1のビツト数をオーバす
ることを防止するためのものである。
第2ゲート回路17は、第1減算器2が現在値
Aと前回値Bとの減算処理を行なうとき、その処
理タイミングを取るために現在値Aの出力を制御
パルスT3でゲート制御する。
つぎに動作を説明する。第3減算器11に前回
のサンプル点におけるオーバ値Dが入力されてい
ないとすると、入力されたデイジタル信号の現サ
ンプル点のデイジタル値すなわち現在値Aは、第
2ゲート回路17と第1シフトレジスタ1とに入
力され、第1シフトレジスタ1は制御パルスT1
で現在値Aをストアすると共に、前回サンプル点
のデイジタル値すなわち前回値Bを出力する。
そのために制御パルスT3が出力されると、セ
レクタ15は第1シフトレジスタ1の前回値Bを
選択して出力し、第1減算器2には前回値Bと第
2ゲート回路17を介した現在Aとが入力され、
これらの値によつてA―Bの減算処理を行なう。
上述の第1減算器2により算出された差分値C
(C=A−B)が第1リミツタ8で制限を受けな
い値であるときは、その差分値CがD―Aコンバ
ータ3に入力されてD―A変換され、変換された
アナログ値は、アナログアキユームレータ4で制
御パルスSH1,SH2に制御されて累算され、現
サンプル点のデイジタル値に対応したアナログ値
を出力する。
前述の第1減算器2から出力される差分値Cが
第1リミツタ8で設定された最大変換値をオーバ
するときは、第1減算器2からオーバ信号が出力
されて、このオーバ信号に基づき第1リミツタ8
はその差分値Cを最大変換値に制限してD―Aコ
ンバータ3に入力し、このD―Aコンバータ3は
これをD―A変換する。
一方、第2減算器9は、前段の第1減算器2か
ら出力される差分値Cから第1リミツタ8から出
力される最大変換値を減算して、オーバ値Dを算
出し、このオーバ値Dは、第1減算器2から出力
されるオーバ信号によりゲート開制御される第1
ゲート回路10を介して、第2シフトレジスタ1
4にストアされる。
第2シフトレジスタ14は、高速の補正サイク
ル用の制御パルスT2によつてオーバ値Dを送出
す。
このとき、サイクル15は制御パルスT3が入
力されていないため、第2シフトレジスタ14の
出力を選択し、また第1減算器2には第2ゲート
回路17のゲート閉により現在値Aが入力されな
いので、前述のオーバ値Dはその値のままで第1
リミツタ8に入力される。
入力されたオーバ値Dがこの第1リミツタ8に
よる最大変換値の制限をオーバするときは、第1
リミツタ8は再び最大変換値に制限してD―Aコ
ンバータ3に入力し、第2減算器9は再びオーバ
値Dを算出する。
そしてこのような第1リミツタ8、第2減算器
9、第2シフトレジスタ14による補正処理は現
サンプル点時間中に制御パルスT2の高速補正サ
イクルで繰返し行なわれ、この現サンプル点時間
中で第1リミツタ8で制限を受けなくなつたとき
補正処理は停止し、次のサンプル点におけるD―
A変換が行なわれる。
しかし、現サンプル点時間中に上述の補正処理
が完了しなかつたとき、すなわちオーバ値Dが残
つたとき、その残りのオーバ値Dは第3減算器1
1に入力され、この第3減算器11に次回サンプ
ル点のデイジタル値が入力されたとき、そのデイ
ジタル値から前述の残りのオーバ値Dが減算さ
れ、このサンプル点で補正処理される。
第5図は第4図で示したこの発明の基本構成を
実施するに具体化した構成を示し、また第4図に
おけるD―Aコンバータ3およびアナログアキユ
ームレータ4を省略したデイジタルセクシヨンを
示す。
第5図に示す構成を第4図の基本構成と比較す
ると、この構成では入力されるデイジタル信号を
2の補数表示による7ビツトの2進データとし、
この7ビツトのデータのうち最上位ビツトは正か
負かを表わすサインビツトとしている。
また第4図に示した第1、第2、第3の減算器
2,9,11は第1、第2、第3の減算器18,
19,20で構成され、またデイジタル値(デー
タ)を反転させるために新たに第1、第2のイン
バータ回路21,22が設けられている点で異な
る。
その他の構成、すなわち第1、第2の制御パル
ス発生回路12,13、第1、第2のシフトレジ
スタ1,14、セレクタ15、第1、第2のリミ
ツタ8,16、第1、第2のゲート回路10,1
7は同じ機能を持つている。
上述の第1リミツタ8は、後段のD―Aコンバ
ータ3に入力するデイジタル値の最大変換値を、
たとえば正側に3V負側に4V、OVの基準点を含め
て8ポイントに設定している。
そのために前段の第1加算器18では、加算結
果の差分値Cが上述の最大変換値をオーバすると
き、オーバ信号を出力し、第1リミツタ8はこの
信号に基づいて差分値Cを最大変換値に制限して
出力する。
前述の第2リミツタ16は、現サンプル点中で
オーバ値Dが補正処理されなかつた残オーバ値が
次回サンプル点のデイジタル値に加算されたとき
この加算に伴い加算結果の6ビツト目に桁上げが
生じ、最上位ビツト(7ビツト目)の内容を変え
て正、負の表示が反転される不都合を防止するた
めに設けられたものであつて、正の方向では“0
111 111”のデータで制限し、負の方向では
“1 000 000”のデータで制限している。すなわ
ち、上述の制限データは正および負のピーク値に
対応している。
つぎに動作を第6図のタイムチヤートを参照し
て説明すると、デイジタル信号の1サンプル点の
デイジタルデータが入力されると、残オーバ値が
ない場合、第1インバータ回路21により反転さ
れたデイジタルデータは、第3加算器20、第2
リミツタ16を介して制御パルスT1で第1シフ
トレジスタ1にストアされると共に、該シフトレ
ジスタ1からは既にストアしていた前回サンプル
点の反転デイジタルデータが送出される。
そのために制御パルスT3が出力された時点で
は、セレクタ15は第1シフトレジスタ1の出力
を選択するために、第1加算器18には上述の第
1シフトレジスタ1の反転デイジタルデータ、す
なわち前回値の反転値―Bと第2ゲート回路17
からの現サンプル点のデイジタルデータ、すなわ
ち現在値Aとが入力されて加算される。
第1加算器18の加算結果、すなわち前回値B
と現在値Aとの差分値C(C=A−B)が次段の
第1リミツタ8で制限される最大変換値以内(8
ポイント範囲内)であれば、その差分値Cは第1
リミツタ8を介してD―Aコンバータ3に出力さ
れる。
しかし、上述の差分値Cが最大変換値をオーバ
すると、第1加算器18からオーバ信号が出力さ
れ、第1リミツタ8はそのオーバ信号に基づいて
最大変換値に制限してデータを出力する。
一方、第2加算器19は、第1加算器18から
の差分値Cと第1リミツタ8で制限された最大変
換値を第2インバータ回路22で反転した値とを
加算してオーバ値Dを算出し、第1ゲート回路1
0を介して第2シフトレジスタ14および第3加
算器20に出力する。
上述の第2シフトレジスタ14は、制御パルス
T2に制御されてストアしたオーバ値Dを出力す
る。このときセレクタ15および第1加算器18
は、制御パルスT3が入力されないので、オーバ
値Dをそのまま送出するため、第1リミツタ8に
はオーバ値Dが入力され、再び最大変換値による
制限を行なつて出力する。
そしてこのような補正処理は現サンプル点時間
中に制御パルスT2の高速補正サイクルで繰返え
し行なわれ、この現サンプル点時間中で加算器1
8からオーバ信号が出力されなくなつたとき補正
処理は停止する。
一方、上述のオーバ値Dの補正が現サンプル点
時間中に零にならなかつた場合、その残オーバ値
は、次回のサンプル点で入力されたデイジタルデ
ータ(値)に第3加算器20で減算処理されて次
のサンプル点時間で補正することになる。
たとえば、第6図におけるP点について説明す
れば、このサンプル点では第1シフトレジスタ1
には前回サンプル点の7Vを示すデータ(前回値
B)の反転データ(−7V)がストアされている
ため、第1加算器18では現サンプル点(第6図
P点)の15Vを示すデータ(現在値A)とによつ
て加算処理することにより、差分値Cは8V(15V
−7V)のデータとして出力される。
第1リミツタ8は正側では3Vを最大変換値に
設定しているため、第1リミツタ8は3Vのデー
タを出力し、第2加算器19は8Vと−3Vとを加
算して5Vのオーバ値Dを示すデータを出力す
る。
そして上述の5Vのデータ(オーバ値D)は第
2シフトレジスタ14にストアされ、制御パルス
T2で再び第1加算器18から出力される。
この出力は再び第1リミツタ8で制限されて、
これより3Vを示すデータが出力され、第2加算
器19は5Vと−3Vの加算を行なつて新たに2Vの
オーバ値Dを示すデータを出力する。
上述の2Vのオーバ値Dを示すデータは、三度
び第1加算器18から出力されるが、今度は第1
リミツタ8の制限を受けることなく、これより出
力される。
その結果、P点におけるデイジタル値はそのサ
ンプル点時間中に、制御パルスT3でD―A変換
する他に制御パルスT2の高速補正サイクルで2
回補正処理されてD―A変換を行なうことにな
る。
なお第2制御パルス発生回路13は、アナログ
アキユームレータ用サンプルホールドクロツク
SH1,SH2を出力するが、この出力は第1サン
プル点に1回、およびオーバフローが生じている
とき以外は阻止することにより、無意味なサンプ
ルホールドの繰返えしを防止している。そのため
サンプルホールド回路の誤差が減少し、直線性も
改善される。
第7図は前述の第5図に示した構成のさらに具
体化した回路を示し、デイジタル信号は7ビツト
により構成するも、最上位のビツトは、データ
(値)の正負を判別するためのサインビツトとし
て使用される。
第1インバータ回路21は、デイジタル信号の
各ビツトに対してインバータが接続されるように
設けられて、データの補数を出すためにデータを
反転している。
第3加算器20は第2加算器19からのオーバ
値Dのデータと、上述のインバータ回路21から
のデータの加算および2の補数加算を行なう。
この場合、第3加算器20において、加算結果
が6ビツトで表示される最高値25以上の値になる
場合、すなわちオーバフローまたはアンダフロー
になつた場合、サインビツトに対し桁上げが生
じ、このサインビツトの内容が変化して正、負が
反転した誤つたデータとなることがある。
上述のオーバフローは正側、アンダフローは負
側であり、これらを検出するためにサインビツト
を並列に入力加算している。
すなわち、第2加算器20の出力側における7
ビツト目、8ビツト目は前述のオーバフローおよ
びアンダフローの検出信号を出力し、データの加
算結果がサインビツトを反転させない範囲では、
両ビツトは正または負のサインビツトに対応した
同じ符号を出力している。
しかし、正側のオーバフローが生じたときは、
7ビツト目が“1”、8ビツト目が“0”の検出
信号を出力し、また負側のアンダフローが生じた
ときは、7ビツト目が“0”、8ビツト目が
“1”の検出信号を出力する。
そのためインバータ26が8ビツト目の信号を
反転することによつて、正側のオーバフローでは
アンドゲート27から“1”のオーバフロー信号
OFを出力し、負側のアンダフローではオアーゲ
ート28から“0”のアンダフロー信号を出
力する。
第2リミツタ16は、正側制限回路29および
負側制限回路30とにより構成されている。
上述の正側制限回路29は加算器20のデータ
ビツトの値の正側を制限するものであつて、オア
ーゲートを各ビツトに接続し、前述のアンドゲー
ト27の信号OFを共通信号として構成されてい
る。そしてこのアンドゲート27から正側のオー
バフロ信号OF(“1”)が入力されることによ
り、データビツトをオール“1”の正側制限値に
変換して出力、これを正側制限としている。
前述の負側制限回路30はデータビツトの値の
負側を制限するものであつて、アンドゲートを各
ビツトに接続し、前述のオアーゲート28からの
信号を共通信号として構成されている。そし
てこのオアーゲート28から負側のアンダフロー
信号(“0”)が入力されることにより、デー
タビツトをオール0の負側制限値に変換して出力
し、これを負側制限としている。
このように第3加算器20でデータビツトのオ
ーバフロー、およびアンダフローを検知し、第2
リミツタ16で制限することによりデータの誤り
を防止することができる。
なお第1シフトレジスタ1には、前述の第3加
算器20の8ビツト目の出力をサインビツトとし
て入力している。
第2ゲート回路17は、入力デイジタルデータ
の各ビツトに対しアンドゲートが接続され、制御
パルスT3を共通信号として構成されている。
第1加算器18は、第2ゲート回路17からの
デイジタルデータと、セレクタ15によつて選択
された第1シフトレジスタ1、または第2シフト
レジスタ14からのデータとの加算、および2の
補数加算を行なう。
上述の第1加算器18の出力側では、第1リミ
ツタ8で制限する最大変換値のオーバ検出回路を
構成し、この構成のために、第1加算器18はサ
インビツトを並列に入力加算し、出力側はサイン
ビツトを含めて8ビツトを備えている。
前述の第1リミツタ8で制限する最大変換値は
OVを基準点として正側に3V、負側に4Vに設定さ
れているため、データで表示すると、7ビツトの
データのうち下位2ビツトで表示される範囲であ
り、正側では“11”、負側では“00”が最大変換
値のデータとなる。
そのため、最大変換値の正側のオーバフローは
7ビツトのデータの内、上位5ビツトに“1”の
ビツトが存在すれば、そのデータがオーバフロー
していると判定され、また負側のアンダフロー
は、7ビツトのデータの内、上位5ビツトに
“0”のビツトが存在すれば、そのデータやアン
ダフローしていると判定される。
オアーゲート31は、第1加算器18の出力側
で3ビツト〜7ビツトの出力中に“1”の信号が
存在するかを検出して正側のオーバフローを判定
し、またナンドゲート32は、上述の3ビツト〜
7ビツトの出力中に“0”の信号が存在するかを
検出して、負側のアンダフローを判定している。
前述のオアーゲート31から信号“1”が出力
されると、正側のオーバフローであり、このとき
サインビツトは正側のサイン“0”を出力してい
るためインバータ33で反転することによつて、
アンドゲート34から出力が生じ、この信号はオ
ーバフロー信号OFとなる。
またオアーゲート35から生じる出力は、オー
バ信号OVERとなる。
前述のナンドゲート32から信号“1”が出力
されると、負側のアンダフローであり、このとき
サインビツトは負側のサイン“1”を出力してい
るためアンドゲート36から出力が生じ、この信
号はアンダフロー信号OFとなる。
またオアーゲート35から生じる出力はオーバ
信号OVERとなる。
第1リミツタ8は正側制限回路37と負側制限
回路38とにより構成されている。
上述の正側制限回路37はデータの正側を制限
するものであつて、オアーゲートをデータビツト
の各ビツトに接続し、前述のアンドゲート34の
信号OFを共通信号として構成されている。そし
てこのアンドゲート34から、データビツトをオ
ール“1”の正側制限値に変換して出力し、これ
を正側制限としている。
前述の負側制限回路38は、データの負側を制
限するものであつて、アンドゲートをデータビツ
トの各ビツトに接続し、前述のアンドゲート36
の信号UFをインバータ39で反転して共通信号
として構成されている。そして前述のアンドゲー
ト36からアンダフロー信号UFがインバータ3
9を介して入力されることにより、データビツト
をオール“0”の負側制限値に変換して出力し、
これを負側制限としている。
そしてD―Aコンバータ3に対してはデータを
持つたるビツトと、サインビツトからなる3ビツ
トで出力される。
第2インバータ回路22は、データビツトの各
ビツトに対してインバータが設けられ、データの
補数を出すためにデータを反転している。
第2加算器19は、第1リミツタ8から出力さ
れる下位2ビツトのデータと、第1加算器18か
ら出力されるサインビツトを含む7ビツトのデー
タとの加算および2の補数加算を行なう。
第1ゲート回路10は上述の第2加算器19の
各出力ビツトに対してアンドゲートを接続し、前
述のオアーゲート35からのオーバ信号OVERを
共通信号として構成している。
前述の第2加算器19は、データが出力された
とき常時加算処理を行なつているが、上述の第1
ゲート回路10がゲートを開かない限り出力され
ない。そのため第2加算器19は、第1ゲート回
路10がゲートを開くオーバ値Dの加算時のみ出
力されることになる。
このように構成されることによつて、上述の回
路は、第5図、第6図で詳述した動作を行なう。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明が対象とするデイジタル・ア
ナログ変換回路の原理を示す回路ブロツク図、第
2図は第1図に示したアナログアキユームレータ
の一例を示す回路ブロツク図、第3図は第1図に
示したデイジタル・アナログ変換回路に補正機能
を付加したデイジタル・アナログ変換回路の回路
ブロツク図、第4図はこの発明によるデイジタ
ル・アナログ変換回路の基本構成を示す回路ブロ
ツク図、第5図は第4図の基本構成を具体化した
デイジタルセクシヨンの回路ブロツク図、第6図
はそのタイムチヤート、第7図はさらに具体化し
たデイジタル・アナログ変換回路のデイジタルセ
クシヨンを示す回路ブロツク図である。 1…第1シフトレジスタ、2…第1減算器、3
…D―Aコンバータ、4…アナログアキユームレ
ータ、8…第1リミツタ、9…第2減算器、11
…第3減算器、12…第1制御パルス発生回路、
14…第2シフトレジスタ、15…セレクタ、1
8…第1加算器、19…第2加算器、20…第3
加算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 デイジタル信号の各サンプル点において現サ
    ンプル点のデイジタル値と1サンプル点前のデイ
    ジタル値との差分を取出し、この差分をD―Aコ
    ンバータに供給してアナログ値に変換し、このア
    ナログ値をアナログアキユームレータで順次累算
    して入力デイジタル信号をアナログ信号に変換す
    る変換回路において、 入力されたデイジタル値が前記D―Aコンバー
    タの最大変換値よりオーバしたとき、該入力デイ
    ジタル値を該最大変換値に制限して前記D―Aコ
    ンバータに供給するリミツタと、 前記リミツタの入力デイジタル値の前記最大変
    換値に対するオーバ値を検出する検出回路と、 前記デイジタル信号のサンプルレートの1サイ
    クルの初めにおいて前記差分を前記リミツタに供
    給し、該1サイクルの残りの期間において前記オ
    ーバ値を高速の補正サイクルで前記リミツタに繰
    返し供給するセレクタとを設けたことを特徴とす
    る デイジタル・アナログ変換回路。 2 デイジタル信号の各サンプル点において現サ
    ンプル点のデイジタル値と1サンプル点前のデイ
    ジタル値との差分を取出し、この差分をD―Aコ
    ンバータに供給してアナログ値に変換し、このア
    ナログ値をアナログアキユームレータで順次累算
    して入力デイジタル信号をアナログ信号に変換す
    る変換回路において、 入力されたデイジタル値が前記D―Aコンバー
    タの最大変換値よりオーバしたとき、該入力デイ
    ジタル値を該最大変換値に制限して前記D―Aコ
    ンバータに供給するリミツタと、 前記リミツタの入力デイジタル値の前期最大変
    換値に対するオーバ値を検出する検出回路と、 前記デイジタル信号のサンプルレートの1サイ
    クルの初めにおいて前記差分を前記リミツタに供
    給し、該1サイクルの残りの期間において前記オ
    ーバ値を高速の補正サイクルで前記リミツタに繰
    返し供給するセレクタと、 前記サンプルレートの1サイクルの終了時にお
    ける前記オーバ値分だけ次のサンプル点に関する
    前記差分を補正する回路とを設けたことを特徴と
    する デイジタル・アナログ変換回路。
JP12392278A 1978-10-05 1978-10-05 Digital analog conversion circuit Granted JPS5550735A (en)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0366564A (ja) * 1989-08-02 1991-03-22 Asahi Glass Co Ltd 板状体の研磨方法及びその装置
JPH0631620A (ja) * 1992-07-14 1994-02-08 Saafu Syst Kk ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0366564A (ja) * 1989-08-02 1991-03-22 Asahi Glass Co Ltd 板状体の研磨方法及びその装置
JPH0631620A (ja) * 1992-07-14 1994-02-08 Saafu Syst Kk ラップ盤におけるワークの搬入搬出方法及びその装置

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