JP2003205517A - シリコンインゴットに対する取付ステー接着装置及び接着方法 - Google Patents

シリコンインゴットに対する取付ステー接着装置及び接着方法

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JP2003205517A
JP2003205517A JP2002006731A JP2002006731A JP2003205517A JP 2003205517 A JP2003205517 A JP 2003205517A JP 2002006731 A JP2002006731 A JP 2002006731A JP 2002006731 A JP2002006731 A JP 2002006731A JP 2003205517 A JP2003205517 A JP 2003205517A
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JP2002006731A
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Akio Kawakita
昭夫 川北
Hiroshi Kajima
博 鹿嶋
Toyohiko Muraoka
豊彦 村岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの取付ステー上に複数のシリコンインゴ
ットを短時間に能率よく接着することができるシリコン
インゴットに対する取付ステー接着装置及び接着方法を
提供する。 【解決手段】 トレー22上に載置されたシリコンイン
ゴット23を搬入するとともに、取付ステー36の接着
及び養生後のシリコンインゴット23を搬出する搬入・
搬出機構49を設ける。搬入されたシリコンインゴット
23をトレー22から分離させて送り出すとともに、取
付ステー36の接着及び養生後のシリコンインゴット2
3をトレー22上に載置する分離・載置機構62を設け
る。後続のシリコンインゴット23を先行のシリコンイ
ンゴット23と組み合わせて取付ステー36に同時に接
着する接着機構50を設ける。シリコンインゴット23
と取付ステー36との接着状態を養生する養生機構64
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばシリコン
インゴットをワイヤソーに搬入する場合の前処理工程と
して、シリコンインゴットの外周面に中間ステー及び取
付ステーを接着する際に具体化されるシリコンインゴッ
トに対する取付ステーの接着装置及び接着方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のシリコンインゴットに対
するステー接着システムとしては、例えば特開平10−
329133号公報に開示されるような構成が知られて
いる。この従来構成では、シリコンインゴットが搬送台
車に支持された状態で搬送されて、方位測定装置と対応
する測定基準位置に位置決め固定される。この状態で、
方位測定装置によりシリコンインゴットの端面にX線が
照射され、その反射X線にてシリコンインゴットの結晶
方位が測定される。そして、この結晶方位の測定データ
に基づいて、シリコンインゴットの円周方向における第
1の方位調整が行われ、この状態で中間ステー接着装置
によりシリコンインゴットにカーボン製の中間ステーが
接着される。その後、シリコンインゴットの水平方向に
おける第2の方位調整が行われ、この状態で取付ステー
接着装置により中間ステーに金属製の取付ステーが接着
されるようになっている。
【0003】また、同公報の図25〜図29には、1つ
の取付ステーに複数のシリコンインゴットを接着するよ
うに構成した取付ステー接着装置が開示されている。す
なわち、この従来装置では、回転支持板上のクランプ台
に取付ステーが支持された状態で、クランプ台の移動に
より回転支持板の回転軸線上に取付ステーの1番目のス
テー接着位置が配置される。この状態で、1番目のシリ
コンインゴットが取付ステー上の接着位置に搬送され、
回転支持板の回動によりそのシリコンインゴットが回転
支持板に対して水平方向に方位調整されながら、取付ス
テーの1番目のステー接着位置に接着される。
【0004】その後、クランプ台の移動により回転支持
板の回転軸線上に取付ステーの2番目のステー接着位置
が配置される。この状態で、2番目のシリコンインゴッ
トが取付ステー上の接着位置に搬送され、回転支持板の
回動によりそのシリコンインゴットが回転支持板に対し
て水平方向に方位調整されながら、取付ステーの2番目
のステー接着位置に接着されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、前述し
た従来の取付ステー接着装置では、取付ステー上へのシ
リコンインゴットの搬送、取付ステーに対するシリコン
インゴットの方位調整及び接着が、複数のシリコンイン
ゴットについて順次各別に行われるようになっている。
このため、1つの取付ステー上に複数のシリコンインゴ
ットを接着するのに時間がかかって、作業能率の低下を
招くという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的
は、1つの取付ステー上に複数のシリコンインゴットを
短時間に能率よく接着することができるシリコンインゴ
ットに対する中間ステー接着装置及び接着方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のシリコンインゴットに対する取
付ステー接着装置に係る発明は、トレー上に載置された
シリコンインゴットを搬入するための搬入部と、そのシ
リコンインゴットをトレーから分離させるための分離部
と、後続のシリコンインゴットを先行のシリコンインゴ
ットと組み合わせるとともに、それぞれのシリコンイン
ゴットの方位合わせを同時に行って同一の取付ステーに
接着するための接着部と、シリコンインゴットと取付ス
テーとの接着状態を養生するための養生部と、養生され
たシリコンインゴットをトレー上に再び載置させるため
の載置部と、トレー上に載置されたシリコンインゴット
を搬出するための搬出部とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】従って、この請求項1に記載の発明によれ
ば、接着部において先行のシリコンインゴットと後続の
シリコンインゴットとが組み合わされて、取付ステーに
対して同時に方位合わせが行われて同時に接着される。
よって、1つの取付ステーに複数のシリコンインゴット
を接着するのに要する時間を短縮することができて、作
業能率を向上させることができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、先行のインゴット分離後のトレーが搬
出部から払い出されるとともに、後続のインゴット分離
後のトレーが分離部において保持され、載置部において
養生後のシリコンインゴットが前記保持されたトレー上
に再び載置されるように、分離部及び載置部を制御する
ようにした制御手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】従って、この請求項2に記載の発明によれ
ば、先行のシリコンインゴットと後続のシリコンインゴ
ットとを1つの取付ステーに接着して養生した後に、そ
の養生後のシリコンインゴットを1つのトレーに再び載
置して搬出部から搬出することができる。よって、前記
請求項1と同様な作用を得ることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の発明において、前記搬入部、分離部、
載置部及び搬出部は同一位置に配設されていることを特
徴とするものである。
【0012】従って、この請求項3に記載の発明によれ
ば、搬入部、分離部、載置部及び搬出部を広い場所を取
ることなく集中配置することができて、取付ステー接着
装置の全体構成を小型化することができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記
接着部及び養生部は同一位置に配設されていることを特
徴とするものである。
【0014】従って、この請求項4に記載の発明によれ
ば、接着部及び養生部を広い場所を取ることなく集中配
置することができて、取付ステー接着装置の構成を小型
化することができるとともに、取付ステーの接着後のシ
リコンインゴットを養生部へ搬送することなく直ちに養
生することができる。よって、接着状態の養生前、すな
わち接着剤の未硬化状態においてシリコンインゴットが
動かされることはなく、シリコンインゴットと取付ステ
ーとの位置関係を正確に保持したままそれらを接着でき
る。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求
項4のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記
制御手段は、一対のシリコンインゴットを取付ステーに
対して同時に方位合わせしながら接着させるように接着
部を制御することを特徴とするものである。
【0016】従って、この請求項5に記載の発明によれ
ば、取付ステーに対する一対のシリコンインゴットの方
位合わせ及び接着を同時に能率よく行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうちの
いずれか一項に記載の発明において、前記接着部は、一
対のシリコンインゴットをそれぞれ把持した状態で、シ
リコンインゴットの軸線と直交する垂直方向の一軸線を
中心に回動させる2組の把持部材を有することを特徴と
するものである。
【0017】従って、この請求項6に記載の発明によれ
ば、一対のシリコンインゴットを2組の把持部材により
把持した状態で、取付ステーに対して各別に水平方向の
方位合わせをシリコンインゴットごとに行うことができ
る。よって、各シリコンインゴットに対する方位合わせ
を正確に行うことができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記各組の把持部材は、共通軸線を中
心にして回動されることを特徴とするものである。従っ
て、この請求項7に記載の発明によれば、2組の把持部
材を1つの軸線上に配置することができて、把持部材の
支持構造をコンパクトすることが可能になり、装置全体
の小型化に寄与できる。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項1〜請求
項7のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記
接着部に取付ステーを1個ずつ送り出すための取付ステ
ー送出部を備えたことを特徴とするものである。
【0020】従って、この請求項8に記載の発明によれ
ば、取付ステーとシリコンインゴットとの接着に連動し
て、取付ステー送出部から接着部に取付ステーを1個ず
つ自動的に供給することができて、作業能率を一層向上
させることができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、請求項2〜請求
項8のうちのいずれか一項に記載の発明において、前記
制御手段は、長さの短い一対のシリコンインゴットが連
続して搬入部に搬入されるように、シリコンインゴット
の搬入順序を制御することを特徴とするものである。
【0022】従って、この請求項9に記載の発明によれ
ば、シリコンインゴットの長さデータに基づいて、長さ
の短い一対のシリコンインゴットを連続的に搬入して、
それらのシリコンインゴットをセットとして1つの取付
ステーに確実に接着することができ、取付ステーに対し
て1つの短いシリコンインゴットを接着するような無駄
を省くことができる。
【0023】請求項10に記載のシリコンインゴットに
対する取付ステー接着方法に係る発明は、先行のトレー
上に載置された先行のシリコンインゴットを搬入し、そ
のシリコンインゴットを先行のトレーから分離させて接
着部に送り出した後、先行のトレーを払い出し、さらに
後続のトレー上に載置された後続のシリコンインゴット
を搬入し、そのシリコンインゴットを後続のトレーから
分離させて接着部に送り出した後、後続のトレーを保持
し、先行のシリコンインゴットと後続のシリコンインゴ
ットとを組み合わせてそれぞれ方位合わせした状態で同
一の取付ステーに同時に接着して、その接着状態を養生
し、養生後のシリコンインゴットを前記保持された後続
のトレー上に載置して搬出することを特徴とするもので
ある。
【0024】従って、この請求項10に記載の発明によ
れば、前記請求項1に記載の発明の作用と同様の作用を
得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下に、この発
明の第1実施形態を、図1〜図20に基づいて説明す
る。
【0026】図1に示すように、この実施形態のシリコ
ンインゴットのステー接着システムにおいては、工場等
の床面に複数のラック21が設置され、その各ラック2
1にはそれぞれ複数の棚21aが水平方向及び垂直方向
に区画形成されている。そして、これらの棚21a内に
は空の搬送用トレー22、ステー接着前のシリコンイン
ゴット23を支持した搬送用トレー22、及びステー接
着後のシリコンインゴット23を支持した搬送用トレー
22が収納されるようになっている。
【0027】前記ラック21の両側には、第1搬送装置
24及び第2搬送装置25が敷設され、その第2搬送装
置25の両端には第3搬送装置26及び第4搬送装置2
7が連設されている。そして、これらの搬送装置24〜
27によって構成される搬送路に沿って、空のトレー2
2、ステー接着前のシリコンインゴット23を支持した
トレー22、またはステー接着後のシリコンインゴット
23を支持したトレー22が搬送される。
【0028】前記第1搬送装置24の端部にはインゴッ
ト搬入装置28が配設され、このインゴット搬入装置2
8にはパーソナルコンピュータよりなるデータ入力装置
29が付設されている。そして、前記ラック21の所定
の棚21aから空のトレー22が取り出されて、第1搬
送装置24によりインゴット搬入装置28に搬送され、
そのトレー22上にシリコンインゴット23が搬入支持
される。この場合、作業者により操作されるデータ入力
装置29から、図18に示すホストコンピュータよりな
る制御手段としての制御装置30に対して、シリコンイ
ンゴット23の種類及び長さ寸法等のデータが出力され
る。また、シリコンインゴット23を支持したトレー2
2は、第1搬送装置24によりラック21の所定の棚2
1aに戻される。
【0029】前記第3搬送装置26の往路26aには、
シリコンインゴット23を、後述するワイヤソー37に
搬入する前処理工程を行うために、方位測定装置31、
中間ステー接着装置32、第1取付ステー接着装置33
及び第2取付ステー接着装置34が長手方向に沿って適
当な間隔おきに配列されている。そして、ステー接着前
のシリコンインゴット23を支持したトレー22がラッ
ク21の所定の棚21aから取り出され、第2搬送装置
25を介して第3搬送装置26の往路26a上に搬入さ
れて、その第3搬送装置26により搬送される。さら
に、このシリコンインゴット23の往路26aの搬送途
中において、シリコンインゴット23が前記各装置31
〜34内に引き込まれる。
【0030】そして、前記各装置31〜34により、シ
リコンインゴット23の結晶方位を測定する工程と、こ
の測定結果に基づいてシリコンインゴット23の外周面
に中間ステー35を接着する工程と、この中間ステー3
5に前記ワイヤソー37へ取り付けるための取付ステー
36を接着する工程とが行われる。また、シリコンイン
ゴット23に対してこれらの工程が行われる場合、シリ
コンインゴット23は、各装置31〜34に搬入される
際に、トレー22から分離されるが、各工程終了後の各
装置31〜34からの搬出時には、搬入時と同じトレー
22上に再び支持される。
【0031】すなわち、方位測定装置31においては、
シリコンインゴット23の結晶方位が測定される。中間
ステー接着装置32においては、前記方位測定装置31
による測定結果に基づいてシリコンインゴット23の円
周方向における第1の方位調整を行った後、図5に示す
ように、シリコンインゴット23の周面に対してカーボ
ンまたはレジンプレート等の中間ステー35が接着され
る。さらに、第1取付ステー接着装置33または第2取
付ステー接着装置34においては、前記方位測定装置3
1による測定結果に基づいてシリコンインゴット23の
水平方向における第2の方位調整を行った後、図6に示
すように、中間ステー35に対して取付ステー36が接
着される。この取付ステー36は、シリコンインゴット
23をワイヤソー37に装着保持するために用いられ、
ワイヤソー37の支持部に対し、所定角度位置に取り付
けられる取付金具でなる。
【0032】この場合、シリコンインゴット23は同一
の種類(大きさ及び形状が同一)のトレー22に支持さ
れた状態で、各装置31〜34との対応位置へ順に搬送
される。また、中間ステー35及び取付ステー36のス
テー接着後のシリコンインゴット23を支持したトレー
22が第3搬送装置26の復路26b上を搬送される途
中で、再度方位測定装置31に引き込まれる。そして、
この方位測定装置31によりシリコンインゴット23の
結晶方位が取付ステー36を基準にして再測定される。
その後、ステー接着後のシリコンインゴット23を支持
したトレー22は、第2搬送装置25を介してラック2
1の所定の棚21aに戻される。
【0033】前記第4搬送装置27には複数のワイヤソ
ー37が所定の間隔おきに並設されている。そして、ス
テー接着後のシリコンインゴット23を支持したトレー
22がラック21の所定の棚21aから取り出され、第
2搬送装置25及び第4搬送装置27を介して各ワイヤ
ソー37に搬入される。各ワイヤソー37においては、
シリコンインゴット23がトレー22上から取り外され
て、取付ステー36を介して所定の加工位置に装着保持
され、シリコンインゴット23に対して切断加工が施さ
れる。また、空になったトレー22は、第4搬送装置2
7及び第2搬送装置25を介してラック21の所定の棚
21aに戻される。
【0034】次に、前記第3搬送装置26に沿って配列
された各装置31〜34について詳細に説明する。図2
に示すように、前記方位測定装置31には、トレー搬入
・搬出機構39、インゴット旋回機構40、及び方位測
定機構41が設けられている。そして、ステー接着前ま
たはステー接着後のシリコンインゴット23を支持した
トレー22が第3搬送装置26の往路26aまたは復路
26bからトレー搬入・搬出機構39に搬入される。そ
の後、トレー22をトレー搬入・搬出機構39に留め置
いた状態で、シリコンインゴット23がインゴット旋回
機構40を介して方位測定機構41に移送され、シリコ
ンインゴット23は、その外周のノッチ23aを基準と
して測定位置に位置決めされる。この方位測定機構41
においては、回転可能なX線測定器31aから前記位置
決めされたシリコンインゴット23の端面にX線が照射
され、その反射X線にてシリコンインゴット23の結晶
方位が測定されて、その方位測定データが前記制御装置
30に対して出力される。
【0035】そして、この方位測定データに基づいて前
記制御装置30において、シリコンインゴット23の円
周方向の方位調整データと水平方向の方位調整データが
演算され格納される。また、この方位測定後のシリコン
インゴット23は、トレー搬入・搬出機構39のトレー
22上に支持されて、そのトレー22とともに第3搬送
装置26の往路26aまたは復路26bに搬出される。
【0036】なお、図8に示すように、1つの取付ステ
ー36に対し2つの短いシリコンインゴット23が接着
された後の各シリコンインゴット23の結晶方位を再測
定する場合には、一方のシリコンインゴット23におけ
る結晶方位の測定後に、インゴット旋回機構40におい
てターンテーブル40aにより、シリコンインゴット2
3が180度旋回される。この旋回により、他方のシリ
コンインゴット23の端面がX線測定器31aに対向配
置され、この状態で方位測定機構41に移送されて、他
方のシリコンインゴット23の結晶方位が測定される。
【0037】前記中間ステー接着装置32には、トレー
搬入機構42、方位調整機構43、中間ステー接着機構
44、2つのインゴット養生機構45,46、トレー搬
出機構47、及びトレー保管機構48が設けられてい
る。そして、方位測定後のシリコンインゴット23を支
持したトレー22が第3搬送装置26からトレー搬入機
構42に搬入される。その後、トレー搬入機構42で、
シリコンインゴット23がトレー22上から分離される
とともに、空になったトレー22はトレー保管機構48
に送られて一時的に保管される。また、トレー22上か
ら分離されたシリコンインゴット23は方位調整機構4
3に移送される。トレー保管機構48においては、送ら
れてきた空のトレー22を収容する複数のトレー収容部
を有している。そして、送り込まれ、収容した順に従
い、養生終了して搬出されるシリコンインゴット23に
対し、搬入時に載置されていたときと同じトレー22が
組み合わせられるように、トレー搬出機構47へ順にト
レー22を送り出すようになっている。
【0038】前記方位調整機構43においては、図2及
び図5に示すように、回転ローラ43aによりシリコン
インゴット23が自身の軸線の周りに回転されて、その
外周のノッチ23aを基準にして、前記制御装置30か
ら送られる円周方向の方位調整データにより、第1の方
位調整が行われる。また、中間ステー接着機構44にお
いては、第1の方位調整後におけるシリコンインゴット
23の周面に中間ステー35が接着される。
【0039】そして、中間ステー35の接着後のシリコ
ンインゴット23は、各インゴット養生機構45,46
において所定時間ずつ、例えば10分間ずつ待機状態で
養生される。その後、トレー搬出機構47において、シ
リコンインゴット23は、トレー保管機構48から送り
出されて来たトレー22上に再度支持されて、第3搬送
装置26に搬出される。
【0040】前記各取付ステー接着装置33,34に
は、搬入部及び搬出部を兼用するトレー搬入・搬出機構
49及び接着部としての方位調整・取付ステー接着機構
50が設けられている。そして、中間ステー接着後のシ
リコンインゴット23を支持したトレー22が第3搬送
装置26から両取付ステー接着装置33,34に交互に
または2個連続して搬入される。すなわち、トレー22
が一方の取付ステー接着装置33,34のトレー搬入・
搬出機構49に搬入されると、シリコンインゴット23
がトレー22から分離されて方位調整・取付ステー接着
機構50に移送されるとともに、トレー22がトレー搬
入・搬出機構49で留め置かれる。
【0041】この方位調整・取付ステー接着機構50に
おいては、図7に示すように、前記制御装置30から送
られる水平方向の方位調整データにより、シリコンイン
ゴット23が取付ステー36の上面位置で中間ステー3
5とともに上下方向に延びる所定の軸線を中心に回動さ
れて、第2の方位調整が行われる。その後、シリコンイ
ンゴット23は、中間ステー35の下面にて取付ステー
36に接着される。そして、この状態でシリコンインゴ
ット23は、所定時間、例えば20分間だけ待機状態で
養生された後、トレー搬入・搬出機構49において、同
じトレー22上に再度支持されて、第3搬送装置26に
搬出される。
【0042】一方、図8に示すように、シリコンインゴ
ット23の長さが短く、1枚のステー36に2個接続可
能な場合には、トレー搬入・搬出機構49に搬入された
先行のトレー22上から分離されてシリコンインゴット
23が方位調整・取付ステー接着機構50に移送された
後、先行の分離後の空のトレー22が第3搬送装置26
に搬出される。この状態で、後続する短いシリコンイン
ゴット23を支持した後続のトレー22がトレー搬入・
搬出機構49に搬入され、その後続のシリコンインゴッ
ト23が後続のトレー22上から分離されて方位調整・
取付ステー接着機構50に移送される。
【0043】その後、両シリコンインゴット23がそれ
ぞれの第2の方位調整データによって前述した上下方向
軸線を中心にして水平方向に回動され、第2の方位調整
が行われる。この状態で、それらのシリコンインゴット
23は中間ステー35において1枚の取付ステー36上
に同時に接着される。そして、一定時間待機状態で養生
された後、トレー搬入・搬出装置49に保持された後続
インゴット用のトレー22上に支持されて、第3搬送装
置26に搬出される。
【0044】次に、前記シリコンインゴット23のステ
ー接着システムで使用される搬送用トレー22の構成に
ついて詳細に説明する。図3及び図4に示すように、ト
レー22の基板52は中央に透孔52aを有するほぼ四
角枠状に形成され、その上面にはナイロン等の合成樹脂
よりなる一対の支持バー53が複数の取付脚54を介し
て平行に延長配置されている。両支持バー53の上端面
には、傾斜面状の第1支持部53a、段差状の第2支持
部53b、及び平面状の第3支持部53cが内側から外
側にかけて形成されている。また、第1支持部53a、
第2支持部53b及び第3支持部53cは、外側のもの
ほど高所に位置している。両支持バー53の一対の第1
支持部53aは、その傾斜面でV字状の支持面を形成し
ている。
【0045】そして、図4に示すように、トレー22上
に中間ステー35の接着前のシリコンインゴット23を
支持する場合には、そのシリコンインゴット23の外周
面が両支持バー53の第1支持部53aに受けられる。
また、図5に示すように、トレー22上に中間ステー3
5の接着後のシリコンインゴット23を支持する場合に
は、中間ステー35の両端縁が両支持バー53の第2支
持部53bに係合される。さらに、図6に示すように、
トレー22上に取付ステー36の接着後のシリコンイン
ゴット23を支持する場合には、取付ステー36の両端
部が両支持バー53の第3支持部53cに受けられる。
【0046】前記基板52の両側面には、ゴム等よりな
る各一対の緩衝部材55が取り付けられている。そし
て、空のトレー22あるいはシリコンインゴット23を
支持したトレー22が前記各搬送装置24〜27を介し
て各装置31〜34,37に搬送される際に、これら緩
衝部材55により、トレー22が他の部材との衝突によ
って衝撃を受けるのが緩和される。
【0047】図3及び図4に示すように、前記複数の取
付脚54のうちの中央に位置する一対の取付脚54の外
側面には識別子としてのバーコード56が付設されてい
る。また、トレー22の前後側の側面においても同じバ
ーコード56が付設され、従ってトレー22の4方向に
おいてバーコード56の読み取りを可能としている。そ
して、このバーコード56により、各シリコンインゴッ
ト23に対してトレー22ごとに絶対番地が設定されて
いる。
【0048】図1及び図2に示すように、前記方位測定
装置31、中間ステー接着装置32、取付ステー接着装
置33,34の搬入側及び搬出側、インゴット搬入装置
28、及び各搬送装置24〜27の適所には、バーコー
ド読取センサ57が配置されている。そして、方位測定
装置31、中間ステー接着装置32、取付ステー接着装
置33,34に搬入されるシリコンインゴット23、及
び各装置おいて方位測定やステー接着等の工程処理を終
了したシリコンインゴット23のトレー22上のバーコ
ード56がこのバーコード読取センサ57により読み取
られる。この読み取りに基づいて、各工程処理の有無、
現在位置等を示すデータが前記制御装置30に対して出
力される。
【0049】また、空のトレー22、ステー接着前のシ
リコンインゴット23を支持したトレー22あるいはス
テー接着後のシリコンインゴット23を支持したトレー
22が搬送装置24〜27に沿って搬送される際に、前
記各搬送装置24〜27の適所のバーコード読取センサ
57から、トレー22の搬送位置等を示すデータが前記
制御装置30に対して出力される。
【0050】さらに、前記ラック21の各棚21aにも
バーコード読取センサ57がそれぞれ配設されている。
そして、これらのバーコード読取センサ57によりトレ
ー22のバーコード56が読み取られて、トレー22の
収納棚位置を示すデータが制御装置30に出力される。
また、前記制御装置30は、前記ラック21からトレー
22を搬出する際に、各トレー22のバーコード56か
らシリコンインゴット23の長さデータを読み取り、シ
リコンインゴット23の長さが所定値より長く、取付ス
テー36に対して1個取り接着するものと、シリコンイ
ンゴット23の長さが所定値より短く、取付ステー36
に対して2個取り接着可能とするものとを判別し、2個
取り接着可能とするものを連続搬送するように制御す
る。このとき、2個連続搬送される先行の短いインゴッ
ト23のトレー22に対し、後続のインゴットデータを
追加しておく。これによって、2個取りの先行インゴッ
トを識別できるようになっている。
【0051】次に、前記取付ステー接着装置33,34
の構成について詳細に説明する。図9に示すように、前
記トレー搬入・搬出機構49及び方位調整・取付ステー
接着機構50は、フレーム61上に第3搬送装置26の
延長方向と直交する方向に沿って並設されている。トレ
ー搬入・搬出機構49と同一位置に配置されるように、
フレーム61上には分離部及び載置部を兼用する分離・
載置機構62が装設されている。そして、トレー22に
支持された状態でトレー搬入・搬出機構49に搬入され
たシリコンインゴット23が、この分離・載置機構62
においてトレー22から分離されて、方位調整・取付ス
テー接着機構50に向かって送り出される。
【0052】このとき、トレー22のバーコード56の
読み取り結果から、シリコンインゴット23が1個取り
接着のものである長い場合には、インゴット分離後のト
レー22が分離・載置機構62に留め置かれ、取付ステ
ー36の接着及び接着状態の養生が終了した後のシリコ
ンインゴット23が、同一のトレー22上に再び載置さ
れる。これに対して、シリコンインゴット23が2個取
り接着の先行のものである場合には、インゴット分離後
の先行のトレー22がトレー搬入・搬出機構49から第
3搬送装置26に搬出される。
【0053】また、前述のように、前記制御装置30に
より、ラック21からのシリコンインゴット23の送り
出し順序が制御されて、先行の短いシリコンインゴット
23に組み合わせ可能な短いシリコンインゴットが後続
してトレー搬入・搬出機構49に搬入される。そして、
この後続のシリコンインゴット23についても、分離・
載置機構62においてト後続のレー22から分離され
て、方位調整・取付ステー接着機構50に送り出され
る。さらに、インゴット分離後の後続のトレー22は分
離・載置機構62に留め置かれて、取付ステー36の接
着及び養生後のシリコンインゴット23が、前記後続の
トレー22上に載置される。一方、先行のシリコンイン
ゴット23を支持していた先行のトレー22は、シリコ
ンインゴット23と分離された後に、第3搬送装置26
に払い出され、その第3搬送装置26からラック21に
戻される。
【0054】前記方位調整・取付ステー接着機構50に
後続して隣接するように、フレーム61上には取付ステ
ー送出部としての取付ステー送出機構63が配設されて
いる。そして、方位調整・取付ステー接着機構50にお
いて、シリコンインゴット23が取付ステー36に方位
調整しながら接着される際に、この取付ステー送出機構
63から方位調整・取付ステー接着機構50に取付ステ
ー36が1個ずつ送り出される。
【0055】前記方位調整・取付ステー接着機構50と
同一位置に配置されるように、フレーム61上には養生
部としての養生機構64が設けられている。そして、方
位調整・取付ステー接着機構50において、シリコンイ
ンゴット23が取付ステー36に接着された後、この養
生機構64において、シリコンインゴット23が接着状
態に養生される。
【0056】次に、前記取付ステー接着装置33,34
の各機構の構成及び動作についてさらに詳細に説明す
る。図9〜図11に示すように、前記トレー搬入・搬出
機構49においては、フレーム61上に一対の移送レー
ル66がトレー搬入・搬出機構49から方位調整・取付
ステー接着機構50にわたって延長配置されている。そ
れらの移送レール66には複数のローラ66aが傾斜状
態で配列されている。移送レール66の図9及び図10
の左側方において、フレーム61上には移送板67が移
送レール66の延長方向に沿って移動可能に配設され、
移動用モータ68によりボールネジ69を介して移動さ
れるようになっている。移送板67上には支持板70が
移送板67の移動方向と直交する方向へ移動可能に支持
され、移動用シリンダ71により移動される。
【0057】前記支持板70の一端上面には固定送りア
ーム72が配設され、その先端には把持部72aが設け
られている。支持板70の他端上面には可動送りアーム
73が固定支持アーム72と接離する方向へ移動可能に
配設され、接離用モータ74によりボールネジ75を介
して移動されるようになっている。また、可動送りアー
ム73の先端には、把持部73aが把持用シリンダ76
を介して可動送りアーム73の移動方向と同方向へ移動
可能に支持されている。
【0058】そして、前記トレー搬入・搬出機構49に
おいて、分離・載置機構62によりシリコンインゴット
23がトレー22から分離されて移送レール66上に支
持されたとき、移送板67がトレー搬入・搬出機構49
と対応する位置に移動される。この場合には、支持板7
0が図9及び図10の左側に移動されて、両送りアーム
72,73が移送レール66上から左側外方に退避され
るとともに、可動送りアーム73が固定送りアーム72
から離間した位置に配置されている。
【0059】この状態で、支持板70が移動用シリンダ
71により図9及び図10の右側に移動され、両送りア
ーム72,73がシリコンインゴット23の両端面にそ
れぞれ対向配置される。その後、可動送りアーム73が
接離用モータ74により固定送りアーム72と接近する
方向に移動され、両アーム72,73の把持部72a,
73aがシリコンインゴット23の両端面に当接され
る。さらに、可動送りアーム73の把持部73aが把持
用シリンダ76によりシリコンインゴット23の端面に
向かって押圧移動され、両把持部72a,73a間でシ
リコンインゴット23が把持される。そして、この把持
状態で移送板67が図9及び図10の下方に移動される
ことにより、シリコンインゴット23が移送レール66
に沿って、ローラ66aによりトレー搬入・搬出機構4
9から方位調整・取付ステー接着機構50に移送され
る。
【0060】図9及び図10に示すように、前記両移送
レール66間において、トレー搬入・搬出機構49と方
位調整・取付ステー接着機構50との間のフレーム61
上には複数のローラ77aを有する一対の案内レール7
7が移送レール66と同方向に延長配置されている。そ
して、方位調整・取付ステー接着機構50において、取
付ステー36の接着及び養生を終了したシリコンインゴ
ット23が両送りアーム72,73間に把持されてトレ
ー搬入・搬出機構49に移送される際に、この案内レー
ル77のローラ77aにより取付ステー36の下面が支
持される。
【0061】図9〜図11に示すように、前記分離・載
置機構62においては、トレー搬入・搬出機構49の両
移送レール66の内側に位置するように、フレーム61
上には複数のローラ78aを有する前後各一対のステー
案内レール78が昇降可能に配設され、昇降用シリンダ
79により昇降されるようになっている。ステー案内レ
ール78に対応して両移送レール66の外側に位置する
ように、フレーム61上には複数のローラ80aを有す
る一対のトレー用昇降レール80が昇降可能に配設さ
れ、図示しない昇降用シリンダにより昇降されるように
なっている。
【0062】そして、中間ステー35の接着後における
取付ステー接着装置33,34へのシリコンインゴット
23の搬入時には、ステー案内レール78が下方退避位
置に配置されるとともに、トレー用昇降レール80が上
方位置に配置されている。この状態で、図示しない取り
込み機構により、第3搬送装置26からトレー搬入・搬
出機構49のトレー用昇降レール80上にトレー22に
支持された状態のシリコンインゴット23が搬入され
る。このとき、移送レール66のローラ66aがシリコ
ンインゴット23の下部に対向する。その後、トレー用
昇降レール80が上方位置から下降されることにより、
シリコンインゴット23がトレー22から分離されて移
送レール66のローラ66a上に支持されるとともに、
インゴット分離後のトレー22が下方位置にあるトレー
用昇降レール80上に留め置かれる。
【0063】また、取付ステー36の接着・養生後のシ
リコンインゴット23の搬出時には、トレー22を支持
したトレー用昇降レール80が下方位置に配置されてお
り、ステー案内レール78がトレー22の中央の透孔5
2aを通して上方位置に突出配置されている。この状態
で、取付ステー36を接着した状態のシリコンインゴッ
ト23がその取付ステー36において両送りアーム7
2,73間に把持されて、方位調整・取付ステー接着機
構50からステー案内レール78のローラ78a上をト
レー搬入・搬出機構49に移送されて来る。その後、ト
レー22を留め置いた状態のトレー用昇降レール80が
下方位置から上昇されるとともに、ステー案内レール7
8が下降することにより、シリコンインゴット23がト
レー22上に移し替えられて、トレー22に載置され
る。そして、ステー案内レール78が下方へ退避し、こ
のトレー22がトレー用昇降レール80上を介して、シ
リコンインゴット23とともに図示しない払い出し機構
により、トレー搬入・搬出機構49から第3搬送装置2
6に搬出される。
【0064】図9及び図12〜図14に示すように、前
記取付ステー送出機構63においては、フレーム61上
に上下2段の取付ステー用ストッカ81が装設されてい
る。各取付ステー用ストッカ81には複数のローラ82
aを有する一対の支持レール82が図9及び図12の緩
い右下がりの傾斜状態で配設され、これらの支持レール
82上には複数の取付ステー36が隣接状態で搭載支持
されて、自重により右側方に移動されるようになってい
る。
【0065】前記各取付ステー用ストッカ81の右端部
には一対の爪部を有する係止爪83が回動可能に配設さ
れ、回動用シリンダ84により回動されるようになって
いる。そして、通常はこの係止爪83の一方の爪部が最
右端の取付ステー36に係合することにより、複数の取
付ステー36が各取付ステー用ストッカ81の支持レー
ル82上で搭載状態に停止保持されている。また、この
状態で係止爪83が回動用シリンダ84にて往復回動さ
れることにより、支持レール82側の先端に位置する1
つの取付ステー36が支持レール82上から右側方へ送
り出されるとともに、他の取付ステー36の移動が阻止
されるようになっている。従って、係止爪83の往復動
により、取付ステー36が1つずつ支持レール82の下
流側に移動される。
【0066】前記各取付ステー用ストッカ81の右側部
において、支持レール82と連続可能に対応するよう
に、フレーム61上には複数のローラ85aを有する一
対の昇降レール85が昇降可能に配設され、昇降用シリ
ンダ86により昇降されるようになっている。そして、
この昇降レール85が昇降用シリンダ86により、上段
または下段の取付ステー用ストッカ81と対応する高さ
位置に移動された状態で、係止爪83の往復回動により
それらのストッカ81の支持レール82上から1つの取
付ステー36が送り出される。このため、取付ステー3
6が昇降レール85上に支持されるようになっている。
【0067】前記両昇降レール85間において、フレー
ム61上には複数の受渡しローラ87が昇降レール85
の延長方向と直交する前後方向に配列されている。受渡
しローラ87の配列方向に連続して延びるように、フレ
ーム61上には複数のローラ88aを有する一対の案内
レール88が配設されている。そして、図13に実線で
示すように、取付ステー36を支持した昇降レール85
が昇降用シリンダ86にて、受渡しローラ87よりも下
方の位置まで下降されることにより、取付ステー36が
昇降レール85上から受渡しローラ87上に受け渡され
る。また、この状態で、作業者により、取付ステー36
の接着面である上端面に接着剤が塗布される。
【0068】前記フレーム61上には平面形ほぼ横U字
状をなす移動部材89が受渡しローラ87の配列方向へ
移動可能に配設され、その両端アーム部には取付ステー
36の両端面に当接可能な当接部89aが設けられてい
る。フレーム61上にはロッドレスシリンダよりなる移
動用シリンダ90が配設され、このシリンダ90の作動
部に前記移動部材89が連結されている。そして、図1
2に鎖線で示すように、移動部材89が受渡しローラ8
7と対応する位置に移動された状態で、受渡しローラ8
7上に取付ステー36が受け渡されることにより、取付
ステー36が移動部材89の両端当接部89aに対向し
た状態で移動部材89内に配置される。その後、移動部
材89が移動用シリンダ90にて後方(図12の上方)
に移動されることにより、取付ステー36が案内レール
88に沿って、取付ステー用ストッカ81の位置から方
位調整・取付ステー接着機構50の側方の送込み位置に
移動される。
【0069】図12、図14及び図15に示すように、
前記方位調整・取付ステー接着機構50と対応する位置
において、フレーム61上には支持部材91が移動部材
89の移動方向と直交する方向へ移動可能に配設され、
移動用シリンダ92により移動されるようになってい
る。支持部材91上には複数のローラ93aを有する一
対の保持プレート93が昇降可能に配設され、昇降用シ
リンダ94により昇降されるようになっている。
【0070】そして、図12に鎖線で示すように、支持
部材91が方位調整・取付ステー接着機構50の側方の
送込み位置に移動される。これとともに、保持プレート
93が下方位置に配置された状態で、取付ステー36が
移動部材89にて送込み位置に移動されることにより、
取付ステー36が保持プレート93に挟まれた状態でそ
のローラ93a上に保持される。その後、支持部材91
が移動用シリンダ92にて図12の左側方に移動される
ことにより、取付ステー36が送込み位置から方位調整
・取付ステー接着機構50に送り込まれる。
【0071】図9及び図15〜図17に示すように、前
記方位調整・取付ステー接着機構50及び養生機構64
においては、フレーム61上の支持枠95に正面形ほぼ
V字状をなす一対の把持アーム96,97が支軸98を
介して回動可能に支持されている。この支軸98は、垂
直方向の同一軸線上に位置するとともに、独立して回転
する一対の軸(図示しない)よりなり、両軸にそれぞれ
把持アーム96,97が固定されている。従って、把持
アーム96,97は、それぞれ単独で支軸98を中心に
回動される。一方の把持アーム96の両端には、一対の
第1把持部材99が接離用シリンダ100を介して接離
可能に対向配置されている。また、他方の把持アーム9
7の両端には、一対の第2把持部材101が接離用シリ
ンダ102を介して接離可能に対向配置されている。
【0072】そして、トレー搬入・搬出機構49に搬入
されたシリコンインゴット23の長さが所定値よりも長
く、1個取り接着の場合には、そのシリコンインゴット
23がシリコンインゴット移送用の前記送りアーム7
2,73間に把持された状態で、方位調整・取付ステー
接着機構50の中央位置まで移送される。この状態で、
図7に示すように、V字状をなす一方の把持アーム96
の各第1把持部材99が接離用シリンダ100により接
近する方向に移動されて、シリコンインゴット23が外
周両側から把持される。
【0073】これに対して、トレー搬入・搬出機構49
に搬入されたシリコンインゴット23が2個取り接着の
先行のものである場合には、そのシリコンインゴット2
3がシリコンインゴット移送用の送りアーム72,73
間に把持された状態で、V字状をなす一方の把持アーム
96の第1把持部材99と対応する位置まで移送され
る。この状態で、図8及び図17に示すように、各第1
把持部材99が接離用シリンダ100により接近する方
向に移動されて、シリコンインゴット23が外周両側か
ら把持される。さらに、2個取り接着の後続するシリコ
ンインゴット23が他の把持アーム97の第2把持部材
101と対応する位置まで移送されて、先行のシリコン
インゴット23と隣接配置される。この状態で、各第2
把持部材101が接離用シリンダ102により接近する
方向に移動されて、シリコンインゴット23が外周両側
から把持される。
【0074】そして、このシリコンインゴット23の把
持状態で、取付ステー36が前記取付ステー送出機構6
3の保持プレート93上に保持されて、シリコンインゴ
ット23の下方に送り込まれる。その後、保持プレート
93が昇降用シリンダ94にて上昇されることにより、
シリコンインゴット23の下部の中間ステー35が取付
ステー36に接着される。このとき、2個取り接着のた
めの2個のシリコンインゴット23が並設されている場
合には、それらのシリコンインゴット23の下部の中間
ステー35が1つの取付ステー36に同時に接着され
る。
【0075】図15及び図16に示すように、前記各把
持アーム96,97の中央下部には押圧用シリンダ10
3が配設され、それらのピストンロッドには押圧部材1
04が取り付けられている。そして、シリコンインゴッ
ト23の下部の中間ステー35に取付ステー36が接着
される際に、押圧部材104が押圧用シリンダ103に
よりシリコンインゴット23に圧接されて、中間ステー
35の下面が取付ステー36の接着面に対して軽く押し
付けられるようになっている。
【0076】図9及び図15〜図17に示すように、前
記支持枠95には一対の回動用モータ105,106が
配設され、それぞれ歯付きプーリ107,108及び歯
付きベルト109を介して前記支軸98を構成する各把
持アーム96,97の軸に連結されている。そして、シ
リコンインゴット23の下部の中間ステー35が取付ス
テー36に接着される際に、回動用モータ105,10
6により把持アーム96,97がそれぞれ単独で前記軸
を中心に所定の複数回だけ一定範囲内を往復回動され
る。この往復回動により、シリコンインゴット23に対
して水平方向の往復揺動(オシレーション)が付与され
て、中間ステー35と取付ステー36との接着面間の接
着剤が均一化される。
【0077】また、この取付ステー36の接着時におい
て、シリコンインゴット23を1個取り接着する場合に
は、前記オシレーションの終了後に、制御装置30から
のシリコンインゴット23の第2の方位調整データに基
づいて、回動用モータ105により一方の把持アーム9
6が所定位置まで回動される。この回動により、シリコ
ンインゴット23が取付ステー36に対して水平方向に
回動調整され、第2の方位調整が行われる。
【0078】これに対して、短いシリコンインゴット2
3を2個取り接着する場合には、オシレーションの終了
後に、制御装置30からの各シリコンインゴット23の
第2の方位調整データに基づいて、各回動用モータ10
5,106により各把持アーム96,97がそれぞれ所
定角度位置まで回動される。この回動により、各シリコ
ンインゴット23が取付ステー36に対して、支軸98
を中心に水平方向へそれぞれ回動調整され、第2の方位
調整が行われる。
【0079】このように、取付ステー36に対するシリ
コンインゴット23の方位調整が終了すると、この調整
状態を保持しながら少しの時間接着状態の初期養生をし
た後、押圧部材104が押圧用シリンダ103にて上昇
され、シリコンインゴット23に対する押圧が開放され
る。さらに、この位置において、シリコンインゴット2
3の下部の中間ステー35と取付ステー36との接着状
態で、それらが保持プレート93上に保持されたまま所
定時間自然乾燥され、例えば20分間だけ待機養生され
る。そして、この接着状態での養生が終了すると、前記
初期養生を含めて方位調整・取付ステー接着機構50の
把持アーム96,97によるシリコンインゴット23の
把持が解放される。また、前記トレー搬入・搬出機構4
9の送りアーム72,73により、シリコンインゴット
23が把持されて、方位調整・取付ステー接着機構50
からトレー搬入・搬出機構49に移送される。
【0080】次に、前記のように構成されたシリコンイ
ンゴットのステー接着システムの回路構成について説明
する。図18に示すように、前記制御装置30にはメモ
リ111が接続され、このメモリ111にはプログラム
データ,テーブルデータ等の各種のデータが記憶される
ようになっている。すなわち、図19に示すように、メ
モリ111には前記各トレー22ごとの絶対番地で指定
される記憶領域112が確保され、各記憶領域112に
はトレー番号及び1個取りか2個取りかを表すシリコン
インゴット個数のための書き込み領域113,114が
設けられるとともに、2つのシリコンインゴット23の
処理データのための書き込み領域115,116が設け
られている。各処理データのための書き込み領域11
5,116には、シリコンインゴット長さデータ、方位
測定データ、中間ステー接着済みのデータ、取付ステー
接着済みのデータ、ラック21内のトレー収納位置のデ
ータ等を書き込むための領域115a〜115e,11
6a〜116eが設けられている。
【0081】そして、前記制御装置30は、データ入力
装置29、方位測定装置31及びバーコード読取センサ
57からデータを入力したとき、それらのデータをメモ
リ111の所定の書き込み領域113〜116に書き込
むようになっている。また、制御装置30は、このメモ
リ111の書き込み領域113〜116に書き込まれた
データに基づいて、前記中間ステー接着装置32、取付
ステー接着装置33,34の各機構49,50,62〜
64及び各搬送装置24〜27の動作を制御するように
なっている。
【0082】また、前記取付ステー接着装置33,34
において2個取り用の先行のシリコンインゴット23が
後続のシリコンインゴット23とともに1つの取付ステ
ー36に接着されて、1つ後続の1つのレー22に移し
替え支持される場合には、その移し替えられた先行のシ
リコンインゴット23に関するデータが転送処理され
る。すなわち、移し替え以前の先行のトレー22の絶対
番地で指定される記憶領域112に記憶されていた先行
のシリコンインゴット23のデータが、その絶対番地の
記憶領域112から、新たに支持される後続のトレー2
2で指定される記憶領域112に転送されて、その第2
インゴット用領域116に書き込まれる。さらに、先行
のシリコンインゴット23が撤去された先行のトレー2
2の絶対番地に対応する先行のシリコンインゴット23
のデータは消去される。
【0083】次に、前記のように構成されたステー接着
システムにおいて、特に取付ステー接着装置33,34
の動作を説明する。さて、この取付ステー接着装置3
3,34において、中間ステー35の接着終了後のシリ
コンインゴット23に取付ステー36を接着する場合に
は、前記制御装置30の制御により、プログラムの動作
による図20に示すフローチャートに従って処理動作が
行われる。
【0084】すなわち、前工程の中間ステー接着装置3
2において、中間ステー35の接着を終了したシリコン
インゴット23はトレー22に支持された状態で、第3
搬送装置26を介して2つの取付ステー接着装置33,
34のトレー搬入・搬出機構49に交互に、または2個
連続して搬入される。すなわち、そのシリコンインゴッ
ト23が、2個取り接着の場合には、その後続のシリコ
ンインゴット23は、トレー22に支持された状態で先
行のシリコンインゴット23と同じ取付ステー接着装置
33,34のトレー搬入,搬出機構49へ搬入される
(ステップS1)。このとき、トレー搬入・搬出機構4
9のトレー用昇降レール80が上昇位置にあり、搬入さ
れたトレー22は、このトレー用昇降レール80上に支
持される。そして、トレー用昇降レール80が下降さ
れ、シリコンインゴット23が移送レール66上に移し
替えられるとともに、トレー22がトレー用昇降レール
80上に留め置かれる。従って、シリコンインゴット2
3は分離・載置機構62によりトレー22から分離され
る。
【0085】次いで、シリコンインゴット23は、送り
アーム72,73により把持された状態で、方位調整・
取付ステー接着機構50に送り出され(ステップS
2)、同機構50の把持アーム96の第1把持部材99
間に把持される(ステップS3)。
【0086】その後、搬入されたシリコンインゴット2
3が2個取り接着の先行のものか否かが判別され(ステ
ップS4)、シリコンインゴット23が1個取り接着の
場合には、シリコンインゴット23の分離後の空のトレ
ー22が分離・載置機構62に留め置かれた状態が保持
される(ステップS5)。この状態で、取付ステー送出
機構63の係止爪83が往復回動されて、取付ステー用
ストッカ81から1つの取付ステー36が昇降レール8
5上に供給される。次いで、その昇降レール85が下降
されて、取付ステー36が移動部材89に把持され、そ
の取付ステー36の上端面に接着剤が塗布された後に、
その状態で移動部材89が図12の実線位置まで移動さ
れる。このとき、支持部材91が図12の右方位置に移
動されており、取付ステー36は支持部材91の保持プ
レート93上に移し替えられる。次いで、支持部材91
が図12の左方に移動される。このため、取付ステー3
6が方位調整・取付ステー接着機構50に送り出され、
前記送りアーム72,73によりすでに第1把持部材9
9間に把持されているシリコンインゴット23の下方に
対向配置される(ステップS6)。
【0087】そして、前記支持部材91が上昇されて、
取付ステー36がシリコンインゴット23の下面の中間
ステー35に接触されるとともに、押圧部材104がシ
リコンインゴット23の上面を押圧する。このため、取
付ステー36と中間ステー35とが接着剤を介して接触
状態になる。そして、この状態で把持アーム96の回動
により、シリコンインゴット23が第2の方位調整デー
タに基づいて水平方向に方位合わせされる。次いで、少
しの時間、押圧部材104による押圧の後、押圧部材1
04が上方に逃げて、接着状態に維持して所定時間だけ
待機養生される(ステップS7)。なお、この接着開始
から養生終了までの間、前記送りアーム72,73は、
シリコンインゴット23の左方(図12において)に退
避している。
【0088】その後、シリコンインゴット23に対する
把持部材99の把持が解除され、送りアーム72,73
がシリコンインゴット23側に前進して、シリコンイン
ゴット23が送りアーム72,73により把持される。
次いで、ステー案内レール78が上昇され、この状態で
送りアーム72,73によりシリコンインゴット23が
その取付ステー36において案内レール77及びステー
案内レール78を介して図12の上方へ移動され、留め
置かれたトレー22の上方に位置する。そして、トレー
用昇降レール80が上昇するとともに、ステー案内レー
ル78が下降されて、シリコンインゴット23が中間ス
テー35及び取付ステー36とともに、トレー22上に
載置される。把持アーム73,74は図12の左方に退
避する。以上にように、養生を終了したシリコンインゴ
ット23が方位調整・取付ステー接着機構50からトレ
ー搬入・搬出機構49に移送されて、分離・載置機構6
2によりトレー22に再び載置される。そして、トレー
22はトレー搬入・搬出機構49から第3搬送装置26
に搬出される(ステップS8)。
【0089】一方、前記ステップS4の判別において、
搬入されたシリコンインゴット23が2個取り接着の先
行のものである場合には、この先行のシリコンインゴッ
ト23が前記と同様にトレー22から分離されて、方位
調整・ステー接着機構50に送り出され、第1把持部材
99間に把持される。次いで、トレー用昇降レール80
が上昇して分離後の先行の空のトレー22がトレー搬入
・搬出機構49から第3搬送装置26に払い出される
(ステップS9)。その後、前記先行のシリコンインゴ
ット23と組み合わせ可能な後続となるシリコンインゴ
ット23が第3搬送装置26から先行と同じトレー搬入
・搬出機構49に搬入される(ステップS10)。
【0090】そして、この後続のシリコンインゴット2
3は前記と同様にして分離・載置機構62によりトレー
22から分離されて、方位調整・取付ステー接着機構5
0に送り出され(ステップS11)、第2把持部材10
1間に把持される(ステップS12)。それとともに、
シリコンインゴット23の分離後における後続のトレー
22が分離・載置機構62に留め置かれる(ステップS
13)。その後は、前記ステップS6に戻って、前述し
たステップS6〜S8とほぼ同様な動作が各シリコンイ
ンゴット23に対して行われる。
【0091】すなわち、ステップS6においては、1つ
の取付ステー36が取付ステー用ストッカ81から方位
調整・取付ステー接着機構50に送り出されて、一対の
シリコンインゴット23の下方に対向配置される。ま
た、ステップS7においては、両把持アーム96,97
の回動により、一対のシリコンインゴット23が第2の
方位調整データに基づいて、それぞれ水平方向に方位合
わせされながら、両インゴット23の下部の中間ステー
35に取付ステー36が同時に接着されるとともに、そ
の接着状態に待機養生される。さらに、ステップS8に
おいては、養生後のシリコンインゴット23がトレー搬
入・搬出機構49に移送されて、分離・載置機構62に
より後続のトレー22に載置され、その後に第3搬送装
置26に搬出される。
【0092】従って、この実施形態によれば、以下のよ
うな効果を得ることができる。 (1) このシリコンインゴットに対する取付ステー接
着装置33,34においては、長さが短く、2個取り接
着が可能なシリコンインゴット23については、接着機
構50により先行のシリコンインゴット23と後続のシ
リコンインゴット23とが組み合わされて取付ステー3
6に同時に方位合わせされて接着されるとともに、養生
機構64にて接着状態に養生される。このため、シリコ
ンインゴット23の長さが短い場合には、接着機構50
において先行のシリコンインゴット23と後続のシリコ
ンインゴット23とを組み合わせて、取付ステー36に
同時に接着することができる。よって、複数のシリコン
インゴット23を順次1つの取付ステー36に接着する
場合とは異なり、複数のシリコンインゴット23を接着
するのに要する時間を短縮することができて、作業能率
を向上させることができる。
【0093】(2) この取付ステー接着装置33,3
4においては、前記制御装置30の制御により、搬入・
搬出機構49が先行のインゴット分離後のトレー22を
払い出すとともに、分離・載置機構62が後続のインゴ
ット分離後のトレー22を保持するようになっている。
また、分離・載置機構62が養生後の2つのシリコンイ
ンゴット23を保持された1つのトレー22上に載置す
るようになっている。このため、先行のシリコンインゴ
ット23と後続のシリコンインゴット23とを1つの取
付ステー36に接着して養生した後に、その養生後のシ
リコンインゴット23を1つのトレー22に再び載置し
て搬入・搬出機構49から搬出することができる。従っ
て、シリコンインゴット23を載置したトレー22の数
を少なくすることができて、それらのトレー22の処理
が容易になる。
【0094】(3) この取付ステー接着装置33,3
4においては、前記搬入・搬出機構49にて、取付ステ
ー接着前のシリコンインゴット23の搬入と、取付ステ
ー接着後のシリコンインゴット23の搬出とが兼用して
行われるようになっている。また、分離・載置機構62
にて、トレー22に対するシリコンインゴット23の分
離と載置とが兼用して行われるようになっている。さら
に、この搬入・搬出機構49と分離・載置機構62とが
同一位置に配設されている。このため、搬入機構、分離
機構、載置機構及び搬出機構を広い場所を取ることなく
集中的に配置することができて、取付ステー接着装置3
3,34の構成を小型化することができる。このため、
第1〜第4搬送装置24〜27等を含むシステム全体の
小型化が可能になり、設置スペースを小さくすることが
できる。
【0095】(4) この取付ステー接着装置33,3
4においては、前記接着機構50及び養生機構64が同
一位置に配設されている。このため、接着機構50及び
養生機構64を広い場所を取ることなく集中配置するこ
とができて、取付ステー接着装置33,34の構成を小
型化することができる。また、取付ステー36の接着後
のシリコンインゴット23を養生機構64へ搬送するこ
となく直ちに養生することができる。このため、接着状
態の養生前で、接着剤の未硬化状態において、シリコン
インゴットを接着部から養生部に移動させるような必要
がなく、シリコンインゴット23の方位合わせ状態を維
持したまま、シリコンインゴット23と取付ステー36
とを正確な位置関係で接着固定することができる。
【0096】(5) この取付ステー接着装置33,3
4においては、前記接着機構50に、一対のシリコンイ
ンゴット23を把持するための2組の把持部材99,1
01が、共通の支軸98を中心に回動可能に配設されて
いる。このため、一対のシリコンインゴット23を2組
の把持部材99,101により把持した状態で、取付ス
テー36に対して各別に方位合わせを行うことができ
る。従って、各シリコンインゴット23を他に影響され
ることなく正確に方位合わせすることが可能になる。ま
た、2組の把持部材99,101を1つの共通の支軸9
8上に配置しているため、把持部材99,101の支持
構造を小型にすることができ、装置全体の小型化に寄与
できる。
【0097】(6) この取付ステー接着装置33,3
4においては、前記接着機構50に取付ステー36を1
個ずつ送り出すための取付ステー送出機構63が装備さ
れている。このため、取付ステー36とシリコンインゴ
ット23との接着に連動して、取付ステー送出機構63
から接着機構50に取付ステー36を1個ずつ自動的に
供給することができて、作業能率を一層向上させること
ができる。
【0098】(7) この取付ステー接着装置33,3
4においては、前記制御装置30によりシリコンインゴ
ット23の搬入順序が制御されて、長さの短い2個取り
接着可能な一対のシリコンインゴット23が連続して搬
入・搬出機構49に搬入されるようになっている。この
ため、長さの短い後続のシリコンインゴット23待つた
めに、先行のシリコンインゴット23を待機させるよう
な機構や時間が不要となり、構成が簡単になるととも
に、作業能率が向上する。また、取付ステー36に対し
て1つの短いシリコンインゴット23を接着して、搬出
してしまうような無駄を省くことができる。
【0099】(第2実施形態)次に、この発明の第2実
施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明
する。
【0100】さて、この第2実施形態の取付ステー接着
装置33,34においては、図21及び図22に示すよ
うに、方位調整・取付ステー接着機構50の把持アーム
96,97が離間位置の別々の垂直方向の支軸119,
120を中心に回動可能に配設されている。また、これ
らの把持アーム96,97の両端には、シリコンインゴ
ット23を外周両側から把持するための第1把持部材9
9及び第2把持部材101が設けられている。
【0101】そして、図21に示すように、一対の短い
シリコンインゴット23を1つの取付ステー36に接着
する場合には、それらのシリコンインゴット23が両把
持部材99,101間に各別に把持された状態で、各支
軸119,120を中心に回動されて、第2の方位調整
が行われる。また、図22に示すように、1つの長いシ
リコンインゴット23を取付ステー36に接着する場合
には、そのシリコンインゴット23が長手方向の中央に
おいて第1把持部材99間に把持され、第2把持部材1
01から解放されている状態で、支軸119を中心に回
動されて、第2の方位調整が行われる。
【0102】従って、この第2実施形態によれば、前記
第1実施形態の効果とは別に以下のような効果を得るこ
とができる。 (8) この取付ステー接着装置33,34では、前記
接着機構50における2組の把持部材99,101が、
それぞれ離間位置に配置された別の支軸119,120
を中心に回動されるようになっている。このため、一対
の短いシリコンインゴット23を2組の把持部材99,
101により各別に把持する場合、及び1つの長いシリ
コンインゴット23を一方の把持部材99により把持す
る場合のいずれにおいても、それらのシリコンインゴッ
ト23を長手方向のほぼ中央において把持することがで
きる。よって、それらのシリコンインゴット23をイン
ゴット軸線とインゴット23上で直交している支軸11
9,120を中心に回動させることができる。よって、
取付ステー36からのシリコンインゴット23突出量を
ほぼ最小限することが可能になる。
【0103】(変更例)なお、この実施形態は、次のよ
うに変更して具体化することも可能である。 ・ 前記各実施形態の取付ステー接着装置33,34に
おいて、トレー搬入・搬出機構49と分離・載置機構6
2とを別の位置に設けること。
【0104】・ 前記各実施形態の取付ステー接着装置
33,34において、トレー搬入機構とトレー搬出機構
とを共用することなく別々に設けること。 ・ 前記各実施形態の取付ステー接着装置33,34に
おいて、方位調整・取付ステー接着機構50と養生機構
64とを別の位置に設けること。
【0105】・ 前記各実施形態の取付ステー接着装置
33,34において、取付ステー送出機構63を省略し
て、作業者の手作業により方位調整・取付ステー接着機
構50に取付ステー36を1枚ずつ供給するように構成
すること。このようにすれば、構成が簡単になるととも
に、装置のさらなる小型化が可能になる。
【0106】・ 取付ステー36に対する接着剤の塗布
装置を設けること。このように構成すれば、無人化ある
いはそれに近い作業が可能になる。
【0107】
【発明の効果】以上、実施形態で例示したように、この
発明においては、1つの取付ステー上に複数のシリコン
インゴットを短時間に能率よく接着することができると
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のステー接着システムを示す概
略平面図。
【図2】 図1のシステムの一部を拡大して示す要部平
面図。
【図3】 システムに使用される搬送用トレーを示す縦
断面図。
【図4】 同じく横断面図。
【図5】 搬送用トレーに中間ステー接着後のシリコン
インゴットを支持した状態を示す断面図。
【図6】 搬送用トレーに取付ステー接着後のシリコン
インゴットを支持した状態を示す断面図。
【図7】 取付ステーに1つの長いシリコンインゴット
を接着する状態を示す平面図。
【図8】 取付ステーに2つの短いシリコンインゴット
を接着する状態を示す平面図。
【図9】 図2のシステムの取付ステー接着装置を拡大
して示す平面図。
【図10】 図9の装置におけるトレー搬入・搬出機構
の拡大平面図。
【図11】 図10のトレー搬入・搬出機構の要部断面
図。
【図12】 図9の装置における取付ステー送出機構の
拡大平面図。
【図13】 図12の取付ステー送出機構の正面図。
【図14】 図12の取付ステー送出機構の要部側断面
図。
【図15】 図9の装置における方位調整・取付ステー
接着機構の拡大正面図。
【図16】 図15の方位調整・取付ステー接着機構の
拡大側面図。
【図17】 図15の方位調整・取付ステー接着機構の
拡大横断面図。
【図18】 図1のステー接着システムの回路構成を示
すブロック図。
【図19】 メモリにおける絶対番地の書き込み領域を
示す説明図。
【図20】 取付ステー接着装置の動作を示すフローチ
ャート。
【図21】 取付ステー接着装置において取付ステーに
2つの短いシリコンインゴットを接着する場合の第2実
施形態を示す平面図。
【図22】 図21の構成において取付ステーに1つの
長いシリコンインゴットを接着する状態を示す平面図。
【符号の説明】
21…ラック、22…搬送用トレー、23…シリコンイ
ンゴット、30…制御手段としての制御装置、31…方
位測定装置、32…中間ステー接着装置、33,34…
取付ステー接着装置、35…中間ステー、36…取付ス
テー、37…ワイヤソー、49…搬入部及び搬出部を構
成するトレー搬入・搬出機構、50…方位調整・取付ス
テー接着機構、56…バーコード、57…バーコード読
取センサ、62…分離部及び載置部を構成する分離・載
置機構、63…取付ステー送出部としての取付ステー送
出機構、64…養生部としての養生機構、66…移送レ
ール、67…移送板、70…支持板、72…固定送りア
ーム、73…可動送りアーム、78…インゴット用昇降
レール、80…トレー用昇降レール、81…取付ステー
用ストッカ、82…支持レール、83…係止爪、85…
昇降レール、87…受渡しローラ、89…移動部材、9
1…支持部材、93…保持レール、96,97…把持ア
ーム、98…支軸、99…第1把持部材、101…第2
把持部材、105,106…回動用モータ、111…メ
モリ、112…絶対番地に指定される記憶領域、113
〜116…書き込み領域。
フロントページの続き (72)発明者 村岡 豊彦 神奈川県横須賀市神明町1番地 株式会社 日平トヤマ技術センター内 Fターム(参考) 3C069 CA04 CB01 CB02 CB03 EA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレー上に載置されたシリコンインゴッ
    トを搬入するための搬入部と、 そのシリコンインゴットをトレーから分離させるための
    分離部と、 後続のシリコンインゴットを先行のシリコンインゴット
    と組み合わせるとともに、それぞれのシリコンインゴッ
    トの方位合わせを同時に行って同一の取付ステーに接着
    するための接着部と、 シリコンインゴットと取付ステーとの接着状態を養生す
    るための養生部と、 養生されたシリコンインゴットをトレー上に再び載置さ
    せるための載置部と、 トレー上に載置されたシリコンインゴットを搬出するた
    めの搬出部と、を備えたことを特徴とするシリコンイン
    ゴットに対する取付ステー接着装置。
  2. 【請求項2】 先行のシリコンインゴット分離後のトレ
    ーが搬出部から払い出されるとともに、後続のシリコン
    インゴット分離後のトレーが分離部において保持され、
    載置部において養生後のシリコンインゴットが前記保持
    されたトレー上に再び載置されるように、分離部及び載
    置部を制御するようにした制御手段を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載のシリコンインゴットに対する取
    付ステー接着装置。
  3. 【請求項3】 前記搬入部、分離部、載置部及び搬出部
    は同一位置に配設されていることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のシリコンインゴットに対する取
    付ステー接着装置。
  4. 【請求項4】 前記接着部及び養生部は同一位置に配設
    されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち
    のいずれか一項に記載のシリコンインゴットに対する取
    付ステー接着装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、一対のシリコンインゴ
    ットを取付ステーに対して同時に方位合わせしながら接
    着させるように接着部を制御することを特徴とする請求
    項2〜請求項4のうちのいずれか一項に記載のシリコン
    インゴットに対する取付ステー接着装置。
  6. 【請求項6】 前記接着部は、一対のシリコンインゴッ
    トをそれぞれ把持した状態で、シリコンインゴットの軸
    線と直交する垂直方向の一軸線を中心に回動させてそれ
    らのシリコンインゴットをそれぞれ方位合わせするため
    の2組の把持部材を有することを特徴とする請求項1〜
    請求項5のうちのいずれか一項に記載のシリコンインゴ
    ットに対する取付ステー接着装置。
  7. 【請求項7】 前記各組の把持部材は、共通軸線を中心
    にして回動されることを特徴とする請求項6に記載のシ
    リコンインゴットに対する取付ステー接着装置。
  8. 【請求項8】 前記接着部に取付ステーを1個ずつ送り
    出すための取付ステー送出部を備えたことを特徴とする
    請求項1〜請求項7のうちのいずれか一項に記載のシリ
    コンインゴットに対する取付ステー接着装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、シリコンインゴットの
    長さデータに基づいて、長さの短い一対のシリコンイン
    ゴットが連続して搬入部に搬入されるように、シリコン
    インゴットの搬入順序を制御することを特徴とする請求
    項2〜請求項8のうちのいずれか一項に記載のシリコン
    インゴットに対する取付ステー接着装置。
  10. 【請求項10】 先行のトレー上に載置された先行のシ
    リコンインゴットを搬入して、そのシリコンインゴット
    を先行のトレーから分離させて接着部に送り出した後、
    先行のトレーを払い出し、さらに後続のトレー上に載置
    された後続のシリコンインゴットを搬入して、その後続
    のシリコンインゴットをトレーから分離させて接着部に
    送り出した後、後続のトレーを保持し、先行のシリコン
    インゴットと後続のシリコンインゴットとを組み合わせ
    てそれぞれ方位合わせした状態で同一の取付ステーに同
    時に接着して、その接着状態を養生し、養生後のシリコ
    ンインゴットを取付ステーにおいて前記保持された後続
    のトレー上に再び載置して搬出することを特徴としたシ
    リコンインゴットに対する取付ステー接着方法。
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