JP2002271041A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2002271041A
JP2002271041A JP2001066557A JP2001066557A JP2002271041A JP 2002271041 A JP2002271041 A JP 2002271041A JP 2001066557 A JP2001066557 A JP 2001066557A JP 2001066557 A JP2001066557 A JP 2001066557A JP 2002271041 A JP2002271041 A JP 2002271041A
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JP2001066557A
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Yasuyuki Tobishima
康幸 飛島
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Pioneer Corp
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Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/02Cabinets; Cases; Stands; Disposition of apparatus therein or thereon
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前面パネルを確実に取付けることが可能な電
子機器を提供すること。 【解決手段】機器本体2は、前面パネル3に設けられた
窪み部3a1と嵌合する突起部6bと、突起部6bと窪
み部3a1とが嵌合する際に回動される扇形ギア6a、
駆動ギア6d、フランジ部6eと、フランジ部6eと当
接され前面パネル3設けられた係合突出部3fと係合す
る係合部材6hと、突起部6bと窪み部3a1とが嵌合
されフランジ部6eの回動動作に伴って前記当接状態が
解除されたときに係合部材6hを前記係合突出部3fと
係合させる位置に移動させるスプリング6kとを備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器本体に着脱可
能となる前面パネルを備えた電子機器に関し、特に、そ
の前面パネルの着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の前面パネルを備えた電子機器に
は、例えば、前面パネルの両側端下部に支軸を嵌合さ
せ、それを回動軸として機器本体の厚み方向に回動させ
る可倒式前面パネルを備えたものが存在する。その可倒
式前面パネルを備えた電子機器では、前面パネルを回動
させることで機器本体の前面に形成された例えばCD
(Compact Disc)等の記録媒体を挿入するための挿入孔
を開放する。このような可倒式前面パネルを備えた電子
機器では、前面パネルを機器本体に対し着脱する機構が
提案されている。その従来の前面パネルを着脱する機構
について図10乃至図13を用いて説明する。
【0003】図10は、従来の電子機器の外観を示す斜
視図であり、前面パネル300を機器本体100に取付
ける前の状態を示している。図11は、前面パネル30
0が機器本体100に取付けられたときの各々の外観図
を示す斜視図であり、図12は、図11におけるA−A
断面図である。また、図13は、前面パネル300が倒
されたときの各々の外観を示す斜視図である。
【0004】図10に示すように、機器本体100の前
方には凹形状のサブパネル200が取り付けられてい
る。サブパネル200の壁面200bには、CD等の記
録媒体が挿入される挿入孔200bが形成されている。
サブパネル200の向って左側端下部には、回動アーム
400が設けられている。この回動アーム400は、そ
の先端部に一体成形された突起400aと、その略中央
に軸着されたギア700を壁面200aから露出するよ
うにしてサブパネル200に取付けられている。また、
サブパネル200の向って右側端下部には、回動アーム
500が設けられている。この回動アーム500は、そ
の先端部に一体成形された突起500aを壁面200a
から露出するようにしてサブパネル200に取付けられ
ている。
【0005】さらに、サブパネル200の向って右側上
部には、ロックアーム600が設けられている。このロ
ックアーム600は、その先端部に形成された係合爪6
00aを壁面200aから露出するようにしてサブパネ
ル200に取付けられている。なお、このロックアーム
600は、係合爪600aが壁面200aの中央に向っ
て回動されるように図示せぬ弾性部材により付勢されて
いる。
【0006】一方、前面パネル300の左右側端下部に
は、各々凹み300b1(図12に示す),300b2
が形成されている。これら凹み300b1,300b2
が突起400a,500aと嵌合されることで、前面パ
ネル300が機器本体100に対して回動自在に支持さ
れる。また、前面パネル300の裏面側には、扇形ギア
300a(図12に示す)が一体成形されている。ま
た、前面パネル300には、係止爪600aと係合する
凹部300e、及び前面パネル300を倒すときに操作
される押釦300dが形成されている。
【0007】図11に示すように、前面パネル300は
サブパネル200の凹部内に格納されることで機器本体
100に取付けられる。
【0008】図12に示すように、回動アーム400
は、図示しない弾性部材により、ピン400bを支点と
して反時計回り、即ち突起400aが凹み300b1と
嵌合する方向に回動するように付勢されている。また、
回動アーム400は、ギア700と噛合するギアダンパ
8が設けられている。回動アーム400のギア700
は、前面パネル300が機器本体100に取付けられた
ときに扇形ギア300aと噛み合う。また、回動アーム
500は、ブラケット900に取り付けられた板バネ9
00aにより、ピン500bを支点として時計回り、即
ち突起500aが凹み300b2と嵌合する方向に回動
するように付勢されている。
【0009】以上のように構成された前面パネル300
を着脱する機構では、ユーザー等が前面パネル300を
機器本体100に取り付けるとき、まず、図10に示す
ように、前面パネル300の裏面側をサブパネル200
の壁面200aと対向するように位置付ける。そして、
前面パネル300の凹み300b1に突起400aを嵌
合させながら、弾性部材の付勢力に抗らった力を加えて
回動アーム400を時計回りに回動させる。更に、回動
アーム400を回動させた状態で、前面パネル300の
向って右側面をサブパネル200の凹部内に挿入させ
る。そして、弾性部材の付勢力に抗らった力を解除す
る。すると、前面パネル300の凹み300b2が突起
500aと嵌合され、ロックアーム600の係合爪60
0aが前面パネル300の凹部3eと係合される。そし
て、図11に示すように、回動アーム400、回動アー
ム500、ロックアーム600が各々前面パネル300
の中央に向って付勢されることにより前面パネル300
が機器本体100に取り付けられる。
【0010】一方、図11に示す前面パネル300が機
器本体100に取付けられた状態から、ユーザー等が前
面パネル300を機器本体100から取り外すとき、ま
ず、前面パネル300に設けられた押釦300dを押圧
して、ロックアーム600の係合爪600aと前面パネ
ル300の凹部300eとの係合状態を解除する。する
と、図13に示すように、前面パネル300は、ギアダ
ンパ800とギア700と扇形ギア300aとが各々回
転されることにより突起400と突起500を回動軸と
して挿入孔200aを開放する位置(図13に示す)ま
で倒される。
【0011】前面パネル300が挿入孔200aを開放
する位置に倒された状態で、ユーザー等は、回動アーム
400又は回動アーム500の何れか一方を回動させる
ように前面パネル300を動かす。例えば、図13の矢
印Aで示す方向に前面パネル300を動かすと、回動ア
ーム500は、板バネ10の付勢力に抗ってピン15を
支点として反時計回りに回動する。すると、前面パネル
300が動かされることにより、回動アーム400の突
起400aと前面パネル300の凹み300b1との嵌
合状態が解除される。そして、前面パネル300をサブ
パネル200から離れる方向に動かすと、回動アーム5
00の突起500aと前面パネル300の凹み300b
2との嵌合が解除される。このようにして前面パネル3
00が機器本体100から取り外される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
の前面パネルを着脱する機構では、前面パネル300を
機器本体100に取り付けるとき、前面パネル300の
凹み300b2と回動アーム500の突起500aとの
嵌合と、ロックアーム600の係合爪600eと前面パ
ネル300の凹部300eとの係合とがほぼ同時に行わ
れる。
【0013】しかしながら、前面パネル300の凹み3
00b2と回動アーム500の突起500aとの嵌合
と、ロックアーム600の係合爪600eと前面パネル
300の凹部300eとの係合とがほぼ同時に行われる
ことにより、例えば、ユーザー等の前面パネル300に
加える力が弱い場合に、係合爪600eと凹部300e
とが係合されて、突起500aと凹み300b2とが嵌
合されていない状態が起こり得る。すると、前面パネル
300は、機器本体100に見かけ上取り付けられてい
る状態になる。すなわち、ユーザー等は前面パネル30
0が機器本体100に不完全な状態で取り付けられてい
ることに気付かずに使用することになる。
【0014】このような状況下では、例えば、ユーザー
等がCD等の記録媒体を機器本体100内に挿入させよ
うとして押釦300dを操作すると、前面パネル300
が落下してしまうという事態が生じる。
【0015】本発明は、上記のような事情に鑑みて成さ
れたものであり、前面パネルを不完全な取付け状態とし
ない前面パネルの着脱機構を備えた電子機器を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、機器本体の前面に着脱可
能となる前面パネルを備えた電子機器において、機器本
体は、前面パネルに設けられた嵌合孔と嵌合する突起部
と、突起部と嵌合孔とが嵌合する際に回動される回動部
材と、回動部材と当接され前面パネルに設けられた係合
部と係合する係合部材とを備え、突起部と嵌合孔とが嵌
合され回動部材の回動動作に伴って当接状態が解除され
たときに、係合部材が係合部と係合する位置に移動され
ることを特徴とする。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、回動部材
は突起部に軸着された扇形ギアと、扇形ギアと噛合する
駆動ギアに一体成形されたフランジ部とを有し、係合部
材はフランジ部と当接する当接部とを有し、扇形ギアが
回動されることに伴い、フランジ部が所定角度回動され
ることによって、当接部との当接状態が解除されること
を特徴とする。
【0018】また、請求項3に記載の発明は、機器本体
は更に係合部材を回動部材に当接させる方向に付勢する
付勢部材を備え、係合部材は付勢部材の付勢力により係
合部と係合する位置に移動されることを特徴とする。
【0019】また、請求項4に記載の発明は、嵌合孔は
前面パネルの両側端下部に設けられ、突起部は嵌合孔と
嵌合することにより前面パネルを機器本体の厚み方向に
回動させる回動軸となり、回動部材の回動動作により突
起部を回動軸として前面パネルを機器本体の厚み方向に
回動させることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る電子機器の実
施の形態について図面を参照しながら説明する。まず、
本実施形態に係る電子機器の構成について、図1乃至図
4を参照しながら説明する。
【0021】尚、図1は、本実施形態に係る電子機器1
を構成する機器本体2と前面パネル3の斜視図、図2
は、機器本体2の前面から見た正面図、図3は前面パネ
ル3の背面(裏面)図、図4は前面パネル3の一方の側
面図である。
【0022】図1及び図2に示すように、機器本体2の
前方には凹形状のサブパネル4が設けられている。その
サブパネル4の壁面4aには、CD等の記録媒体(以下
「ディスク」という)を機器本体2の内側に挿入するた
めの挿入孔4bと、挿入されたディスクを搬出するため
に操作されるイジェクト釦4cと、後述する前面パネル
3の挿接コネクタと接続される受接コネクタ4dが設け
られている。また、壁面4aの両側端下部付近には、略
矩形状の孔4e,4fが形成されている。
【0023】サブパネル4には、その先端部に一体成形
された突起部5aを有する支持板5と回動係止機構60
が設けられている。支持板5は、その突起部5aが孔4
eを通して壁面4から露出するようにして取付けられて
いる。また、回動係止機構60を構成する扇形ギア6a
とその扇形ギア6aを回転自在に支持する突起部6bと
を有する支持板6が、孔4fを通して扇形ギア6aと突
起部6bとを壁面4aから露出するようにして取付けら
れている。さらに、壁面4aにおける孔4fの上方に
は、孔4gが形成されており、回動係止機構60を構成
する係合アーム6h1が孔4gに挿通するようにして取
付けられている。なお、この回動係止機構60の詳細に
ついては後述する。
【0024】一方、図1、図3及び図4に示すように、
前面パネル3の両側端下部には、夫々中央に窪み部3a
1,3b1を形成した半円球状の突出受部3a,3bが
設けられている。この突出受部3a,3bは、夫々前面
パネル3の内部に設けられたバネ3a2,3b2によっ
て図3の矢印PとQで示す方向に付勢されている。ま
た、突出受部3aの近傍には、前面パネル3がサブパネ
ル4の凹部内に格納して機器本体2に取り付けられると
きに扇形ギア6aと当接する傾斜部3cと、機器本体2
に取り付けられたときに扇形ギア6aと当接する当接面
3dが夫々形成されている。
【0025】また、前面パネル3の裏面側には、前面パ
ネル3が機器本体2に取付けられたときに壁面4aの受
接コネクタ4dと接続する挿接コネクタ3eが設けら
れ、また、その上部には、係合アーム6hの先端部と係
合する係合突出部3fが設けられている。この受接コネ
クタ4dと挿接コネクタ3eとが接続することにより前
面パネル3と機器本体2とが電気的に接続された状態と
なる。また、係合突出部3fには、係合アーム6h1の
先端部に形成された係合爪6h2(図5に示す)が挿入
される係合凹部3f1が形成されている。前面パネル3
の表面側上部には、係合アーム6hと係合突出部3fと
の係合状態を解除するために操作されるOPEN釦3g
が設けられている。このOPEN釦3gは、図示せぬ弾
性部材により図4の矢印Rで示す方向に付勢されてい
る。また、OPEN釦3gには押圧棒3g1が連結され
ている。この押圧棒3g1は、OPEN釦3gが図4の
矢印Rで示す方向と逆方向に押圧されることで、係合凹
部3f1内をそれと同方向に移動されるように連結され
ている。
【0026】次に、本実施形態における上述した回動係
止機構60の構成を図5を用いて説明する。尚、図5
は、回動係止機構60の組み立て展開図である。
【0027】回動係止機構60は、支持板6に固着され
た突起部6bと、突起部6bに巻回された巻回バネ6c
と、突起部6bに軸着された扇形ギア6aとを備えてい
る。巻回バネ6cは、扇形ギア6aと支持板6との間に
配され、その扇形ギア6aを図中矢印Sで示す方向に付
勢している。また、この扇形ギア6aは、切欠面6a1
と当接面6a2を有している。なお、前面パネル3が機
器本体2に取り付けられていないときには、扇形ギア6
aは、巻回バネ6cによってその切欠面6a1が壁面4
aに対して所定角度傾斜された状態とされている。
【0028】また、回動係止機構60は、半円板状のフ
ランジ部6eと一体に形成された駆動ギア6dと、係合
部材6hと、スプリング6iとを備えている。
【0029】駆動ギア6dは、フランジ部6eを支持板
6との間に配するようにして支持板6に回動自在に取付
けられている。また、駆動ギア6dを回動自在に支持す
る支軸(図示せぬ)と同軸上に連動ギア6fが設けられ
ている。連動ギア6fは、駆動ギア6dのフランジ部6
eが配されている側と反対側に配され、そして、ダンパ
部6iに回動自在に取付けられたダンパギア6jと噛合
している。ダンパ部6iはビス6gにより支持板6に取
付けられており、その内部には、粘性液体が封入されて
いる。つまり、この粘弾性液を封入させることにより、
ダンパギア30の回転速度に比例したトルク荷重を発生
させる。
【0030】係合部材6hは、図5の矢印Tで示す方向
に延びた略長方形状に形成されている。その係合部材6
hには2つの貫通孔6h4,6h4が形成されている。
そして、図示しないビスをその2つの貫通孔6h4,6
h4の夫々に通して支持板6に取り付けることにより、
係合部材6hは、図中T方向に移動可能に支持板6に取
付けられる。つまり、貫通孔6h4,6h4がガイド孔
となって、ビスがそのガイド孔に沿って移動されること
により、係合部材6hの移動が可能となる。
【0031】さらに、係合部材6hの上端側には、上記
した係合アーム6h1が形成されている。その係合アー
ム6h1は、上記した係合凹部3f1内に挿入される係
合爪6h2と押圧棒3g1により押圧される傾斜面6h
3とを有している。また、係合アーム6h1と反対側に
はフック部6h6が形成されており、このフック部6h
6には、スプリング6kの一端が掛けられる。そして、
スプリング6kの他端は、支持板6に形成されたフック
部6n21に掛けられる。これにより、係合部材6h
は、スプリング6kの付勢力により図中T方向に付勢さ
れる。また、係合部材6hの下端部には、フランジ部6
eの外周縁と当接する当接部6h5を有している。
【0032】次に、前面パネル3を機器本体2に着脱す
る際の回動係止機構60の動作を図6乃至図9を用いて
説明する。なお、図6乃至図9は、各々前面パネル3の
側面図と機器本体2の図2におけるA−A断面図とを示
している。また、図6は、前面パネル3が機器本体2に
取付けられる前の状態を示しており、図7は、前面パネ
ル3が機器本体2に取付けられているときの状態を示し
ている。また、図8は、前面パネル3が機器本体2に取
付けられたときの状態を示しており、図9は、前面パネ
ル3が機器本体2から取り外される際に機器本体2の前
面を開放する位置に回動されたときの状態を示してい
る。
【0033】先ず、前面パネル3を機器本体2に取付け
るときの動作について説明する。
【0034】図6に示すように、まず、ユーザー等は、
前面パネル3の裏面側を機器本体2の前面、すなわち、
サブパネル4の壁面4aと対向するように前面パネル3
を位置付ける。このとき、回動係止機構60の扇形ギア
6aの切欠面6a1は、前面パネル3に形成された傾斜
面3cと対向した状態にある。また、駆動ギア6dに一
体成形されたフランジ部6eは、その外周縁部が係合部
材6hの当接部6h5に当接されている。そして、係合
部材6hは、スプリング6kの付勢力により図中矢印U
で示す方向に付勢されている。
【0035】そして、ユーザー等は、前面パネル3の向
って左側端下部に設けられた突出受部3bの窪み部3b
1に機器本体2に設けられた支持板5の突起部5aを嵌
合させ、突出受部3bをバネ3b2の付勢力に抗して前
面パネル3の内部方向に押圧させながら、前面パネル3
の向って右側面をサブパネル4の凹部内に格納させる。
【0036】前面パネル3の右側面をサブパネル4の凹
部内に格納させると、図7に示すように、前面パネル3
の傾斜部3cが扇形ギア6aの切欠面22aに当接す
る。そして、ユーザー等が前面パネル3を格納させるた
めに加える押圧力により、その傾斜部3cが扇形ギア6
aを巻回バネ6cの付勢力に抗して図中矢印Vで示す方
向に回動させる。そして、扇形ギア6aが突起部6bを
回動軸として回動されることにより駆動ギア6dとフラ
ンジ部6eが図中矢印Wで示す方向に回動される。この
時、係合部材6hの当接部6h5は、まだ、フランジ部
6eの外周縁部に当接されている。
【0037】更に、ユーザー等が押圧力を加えると、図
8に示すように前面パネル3の傾斜部3cが扇形ギア6
aを更に回動させる。そして、扇形ギア6aの突起部6
bが前面パネル3の突出受部3aをバネ3a2の付勢力
に抗って前面パネル3の内部方向に押圧させながら窪み
部3a1に嵌合される。この突起部6bが窪み部3a1
に嵌合された後も、扇形ギア6aは、まだ、傾斜部3c
によって回動されている。そして、駆動ギア6dとフラ
ンジ部6eも更に回動され、フランジ部6eが180°
回転されたとき、係合部材6hの当接部6h5とフラン
ジ部6eの外周縁部との当接状態が解除される。する
と、係合部材6hは、スプリング6kの付勢力により図
中矢印Xで示す方向に移動される。この係合部材6hが
移動されることにより係合アーム6h1の係合爪6h2
が前面パネル3の係合突出部3fに形成された係合凹部
3f1内に挿入されて、係合アーム6h1と係合突出部
3fとが係合される。なお、フランジ部6eが180°
回転されたときに扇形ギア6aの当接面6a2が前面パ
ネル3の当接面3dに当接され、扇形ギア22の回動が
停止される。このように、前面パネル3が機器本体2に
取り付けられるときには、前面パネル3の突出受部3a
の窪み部3a1に突起部6bが嵌合された後、更に、扇
形ギア6aが回動されることにより係合部材6hが移動
される。そして、係合部材6hの係合アーム6h1が前
面パネル3の係合突出部3fと係合する。
【0038】次に、図8で示す前面パネル3が機器本体
2に取り付けられた状態から前面パネル3を取り外すと
きの動作について説明する。なお、ユーザー等は、前面
パネル3を機器本体2の前面(サブパネル4の壁面4
a)を開放する位置まで回動させてから取り外す。
【0039】まず、その前面パネル3を回動させる動作
について説明する。
【0040】ユーザー等により前面パネル3に設けられ
たOPEN釦3gが押圧されると、係合アーム6h1の
傾斜面6h3がOPEN釦3gに連結された押圧棒3g
1の先端により図8の矢印Yで示す方向に押圧される。
すると、係合部材6hは、スプリング6kの付勢力に抗
して図中矢印Xで示す方向と逆の方向に持ち上げられ
る。そして、係合アーム6h1と係合突出部3fとの係
合状態が解除される。
【0041】係合アーム6h1と係合突出部3fとの係
合状態が解除されと、巻回バネ6cの付勢力により扇形
ギア6aが突起部6dを回動軸として図中矢印Zで示す
方向に回動される。その回動に伴い、駆動ギア6dとフ
ランジ部6eが図中矢印Z1で示す方向に回動される。
そして、フランジ部6eの外周縁部が係合部材6hの当
接部6h5に当接されることができる位置まで回動され
たとき、押圧棒3g1の押圧状態が解除され、スプリン
グ6kの付勢力によりその当接部6h5がフランジ部2
6の外周縁部に当接される。
【0042】前面パネル3は、扇形ギア6aが巻回バネ
6cの付勢力により回動されることで、突起部6bと突
起部5aを回動軸として回動される。このとき、その扇
形ギア6aと噛み合っている駆動ギア6dと同軸上に配
された連動ギア6fが、ダンパ部6iのトルク荷重を受
けることで、前面パネル3をゆっくり回動させることが
できる。
【0043】そして、図9に示すように、前面パネル3
は、機器本体2の前面を開放する位置まで回動される。
前面パネル3が機器本体2の前面を開放する位置まで回
動されたとき、上記した回動係止機構60の各部材は、
図6に示した前面パネル3を機器本体2に取付ける前の
状態と同じ状態になる。
【0044】また、このとき、機器本体2の前面(サブ
パネル4の壁面4a)が開放されることで、その前面に
形成された挿入孔4bが露出される。そして、ユーザー
等がイジェクト釦42を操作することで機器本体2内に
挿入されていたディスクを排出することが可能となる。
また、機器本体2内にディスクが挿入されていない場合
には、その挿入孔4bからディスクを機器本体2内に挿
入することが可能となる。そして、ユーザー等は、前面
パネル3を機器本体2の前面から取り外す動作に移る。
【0045】ユーザー等は、図9に示す前面パネル3が
機器本体2の前面を開放した状態から前面パネル3を図
9の紙面手前方向に移動させる。すると、前面パネル3
の向かって右側端下部に設けられた突出受部3aがバネ
3a2の付勢力に抗して前面パネル3の内部方向に押圧
される。そして、前面パネル3の向って左側端下部に設
けられた突出受部3bの窪み部3b1と突起部5aとの
嵌合状態が解除される。さらに、ユーザー等が前面パネ
ル3の向かって左側面部を機器本体2から離れる方向に
移動させることで前面パネル3の向かって右側端下部に
設けられた突出受部3aの窪み部3a1と突起部6bと
の嵌合状態が解除される。このようにして、前面パネル
3は機器本体2から完全に取り外される。
【0046】なお、前面パネル3を図9の紙面手前方向
に移動させて取り外すことについて説明したが、前面パ
ネル3を図9の紙面奥方向に移動させて取り外してもよ
い。その場合は、前面パネル3の向かって左側端下部に
設けられた突出受部3bがバネ3b2の付勢力に抗して
前面パネル3の内部方向に押圧される。そして、前面パ
ネルの向って右側端下部に設けられた突出受部3aの窪
み部3a1と突起部6bとの嵌合状態が解除される。さ
らに、ユーザー等が前面パネル3の向かって右側面部を
機器本体2から離れる方向に移動させることで前面パネ
ル3の向かって左側端下部に設けられた突出受部3bの
窪み部3b1と突起部5aとの嵌合状態が解除され、前
面パネル3が機器本体2から完全に取り外される。
【0047】上述したように本実施形態による電子機器
1では、前面パネル3を機器本体2に取り付ける際に、
扇形ギア6aを回動させながら前面パネル3の突出受部
3aの窪み部3a1と突起部6bとを嵌合させ、その
後、扇形ギア6aを更に回動させて、係合部材6hを移
動させる。そして、係合アーム6h1の係合爪6h2を
係合突出部3fの係合凹部3f1内に挿入させて係合ア
ーム6h1と係合突出部3fとを係合させる。したがっ
て、前面パネル3を機器本体2に確実に取り付けること
が可能となる。
【0048】尚、本実施形態の電子機器1を構成する回
動係止機構60は、扇形ギア6hを巻回バネ6cで付勢
する例で説明したが、駆動ギア6dを巻回バネ6cで付
勢するようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、扇形ギア6aを回動さ
せながら機器本体2の突起部6bを前面パネル3の窪み
部3a1に嵌合させ、その後の扇形ギア6aの回動に連
動して係合部材6hを移動させる。そして、前面パネル
3の係合突出部3fと機器本体2の係合アーム6h1と
を係合させるようにした。よって、前面パネル3が機器
本体2に不完全な状態で取り付けられている状態、すな
わち、見かけ上取り付けられているという状態を作り出
すことがなく、前面パネル3を機器本体2に確実に取付
けさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器1の機器本体2と前面パネル
3の斜視図。
【図2】電子機器1の機器本体2の正面図。
【図3】電子機器1の前面パネル3の背面図。
【図4】電子機器1の前面パネル3の側面図。
【図5】電子機器1に用いられる回動係止機構60の組
み立て展開図。
【図6】機器本体2に前面パネル3を対向配置した時の
状態側面図。
【図7】機器本体2に前面パネル3を取付ける時の状態
側面図。
【図8】機器本体2に前面パネル3を取付けた時の状態
側面図。
【図9】前面パネル3を機器本体2の前面を開放した時
の状態側面図。
【図10】従来例における前面パネルの着脱機構を説明
するのに用いた図。
【図11】従来例における前面パネルの着脱機構を説明
するのに用いた図。
【図12】従来例における前面パネルの着脱機構を説明
するのに用いた図。
【図13】従来例における前面パネルの着脱機構を説明
するのに用いた図。
【符号の説明】
2・・・機器本体 3・・・前面パネル 5,6・・・支持板 6a・・・扇形ギア 5a,6b・・・突起部 6c・・・巻回バネ 6d・・・駆動ギア 6e・・・フランジ部 6h・・・係合部材 6k・・・スプリング 6h1・・・係合アーム(係止手段) 60・・・回動係止機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体に着脱可能となる前面パネルを
    備えた電子機器において、 前記機器本体は、 前記前面パネルに設けられた嵌合孔と嵌合する突起部
    と、 前記突起部と前記嵌合孔とが嵌合する際に回動される回
    動部材と、 前記回動部材と当接され、前記前面パネルに設けられた
    係合部と係合する係合部材と、を備え、 前記突起部と前記嵌合孔とが嵌合され前記回動部材の回
    動動作に伴って前記当接状態が解除されたときに、前記
    係合部材が前記係合部と係合する位置に移動されること
    を特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 前記回動部材は、 前記突起部に軸着された扇形ギアと、 前記扇形ギアと噛合する駆動ギアに一体成形されたフラ
    ンジ部とを有し、 前記係合部材は、 前記フランジ部と当接する当接部とを有し、 前記扇形ギアが回動されることに伴い、前記フランジ部
    が所定角度回動されることによって、前記当接部との当
    接状態が解除されることを特徴とする請求項1記載の電
    子機器。
  3. 【請求項3】前記機器本体は、更に前記係合部材を前記
    回動部材に当接させる方向に付勢する付勢手段を備え、
    前記係合部材は、前記付勢部材の付勢力により前記係合
    部と係合する位置に移動されることを特徴とする請求項
    1記載の電子機器。
  4. 【請求項4】前記嵌合孔は、前記前面パネルの両側端下
    部に設けられ、 前記突起部は、前記嵌合孔と嵌合することにより前記前
    面パネルを前記機器本体の厚み方向に回動させる回動軸
    となり、 前記回動部材の回動動作により前記突起部を回動軸とし
    て前記前面パネルを前記機器本体の厚み方向に回動させ
    ることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
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