JPH11250607A - カートリッジ及びカートリッジ用収納ケース - Google Patents

カートリッジ及びカートリッジ用収納ケース

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JPH11250607A
JPH11250607A JP10061995A JP6199598A JPH11250607A JP H11250607 A JPH11250607 A JP H11250607A JP 10061995 A JP10061995 A JP 10061995A JP 6199598 A JP6199598 A JP 6199598A JP H11250607 A JPH11250607 A JP H11250607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】挿入方向を誤っても脱落の恐れを減少させたカ
ートリッジ及びそのカートリッジを収納する収納ケース
を提供する。 【解決手段】シャッタ部材105が閉止位置に移動した
ときには、凹部102cが露出するようになっているの
で、カートリッジ110が収納ケース10に挿入された
とき、収納ケース10内に設けられた隆起部23cと係
合可能となっており、それにより収納ケース10から、
カートリッジ10が脱落することを防止できる。一方、
シャッタ部材105が開放位置に移動したときには、凹
部102cがシャッタ部材105に覆われるようになっ
ているので、記録媒体の記録/再生装置に挿入されたと
きには、シャッタ部材105に覆われることにより、記
録/再生装置の機構が凹部102cに引っかかることを
防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カートリッジ及び
カートリッジ用の収納ケースに関し、特に光ディスクや
光磁気ディスク等の記録媒体を収納したカートリッジ及
びその収納ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】近年において、音楽録音やデータストレ
ージ等の用途に用いられようになったミニディスクは、
記録媒体であるディスク部と、かかるディスク部を格納
する樹脂製のカートリッジとからなっている。ミニディ
スクは、防塵や対衝撃性等の機能を有する収納ケースに
収納されて保管されるのが一般的である。
【0003】このような収納ケースの例としては、たと
えば実公平3−20313号に示すように、蓋と本体と
からなっていて、蓋を回動させることにより収納された
カートリッジを取り出せるようになったものがある。ま
た、収納ケースの他の例としては、たとえば特開平5−
278772号に示すように、一側面に開口が設けら
れ、かかる開口に形成された切欠から露出したカートリ
ッジを指で把持することにより、取り出せるようになっ
たものがある。
【0004】ところで、一側面に開口が設けられた収納
ケースの場合、カートリッジを収納した状態で、かかる
開口を下に向けると、自重等によりカートリッジが脱落
する恐れがある。従って、このような収納ケースにおい
ては、通常カートリッジの脱落防止の機構が設けられて
いる。この機構について、まず説明する。
【0005】一般的なカートリッジには、対向する側面
に凹状係合部が形成されている。かかる凹状係合部は、
カートリッジが記録媒体の記録/再生装置に挿入された
とき、記録/再生装置に設けられた搬送装置の爪状の部
材に係合するようになっており、その係合により、記録
/再生装置内でカートリッジの搬送が可能となってい
る。
【0006】そこで、一側面に開口が設けられた従来技
術による収納ケースにおいては、カートリッジのこの凹
状係合部を利用して脱落防止を図っている。より具体的
には、収納ケースの内部に、凹状係合部に対応して突起
を設けており、カートリッジが収納ケースに挿入された
ときに、かかる突起を凹状係合部に係合させることによ
り、カートリッジの脱落を防止するようになっているの
である。かかる突起は、弾性部材により支持されてお
り、カートリッジが挿入される際は、弾性部材が弾性変
形することにより、カートリッジの挿入路から突起を待
避させて、カートリッジの侵入を許容するようになって
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来技術に
よる収納ケースの場合には、以下に述べるような問題点
がある。カートリッジは矩形形状を有しており、記録媒
体の記録/再生装置に挿入される端部からも、あるいは
反対の端部からも収納ケースに挿入自在となっている。
【0008】ところが、記録媒体の記録/再生装置に挿
入される端部と反対の端部から、カートリッジを収納ケ
ースに挿入すると、収納ケースの突起が、カートリッジ
の凹状係合部に係合せず、その側面に当接した状態で維
持されることとなる。かかる状態においても、突起を支
持する弾性部材からの弾性力に基づいて突起とカートリ
ッジ側面との間に働く摩擦力により、カートリッジの脱
落防止はある程度図れるものの、かかる弾性部材は、弾
性変形したままの状態に維持されてしまうこととなる。
このような状態が長期間持続することにより、弾性部材
は弾性力を喪失し、突起とカートリッジ側面との間の摩
擦力が減少して、カートリッジが脱落する恐れがある。
【0009】一方、カートリッジが挿入される記録媒体
の記録/再生装置は、挿入されたカートリッジの近傍に
様々な機構を組み込んでおり、カートリッジの表面に凹
凸を設けると、機構の一部が引っかかることによりその
機能を損なう恐れがある。従って、凹状係合部は、カー
トリッジにおいて形成される場所が厳格に指定されてい
るという実情があり、記録/再生装置の内部に挿入され
た状態で、カートリッジの常時露出した部分に、凹状係
合部のようなくぼみを新たに設けることは困難といえ
る。
【0010】他方、カートリッジを一方向にのみ挿入可
能とする構成を、収納ケースに設けることも考えられ
る。しかしながら、カートリッジは矩形形状であるた
め、ユーザーにとってみれば、いずれの方向からでも挿
入できる収納ケースの方が便利である。
【0011】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、挿入方向を誤っても脱落の恐れを減少させたカート
リッジ及びそのカートリッジを収納する収納ケースを提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明のカートリッジは、記録媒体を収容してお
り、前記記録媒体の少なくとも一部を露出する開口を設
けた本体と、前記開口を開放する開放位置と、前記開口
を閉止する閉止位置との間を移動自在なシャッタ部材と
からなっており、前記シャッタ部材が前記開放位置に移
動したときには、前記シャッタ部材に覆われるが、前記
シャッタ部材が前記閉止位置に移動したときには、露出
する凹部が形成されており、露出した前記凹部は、前記
カートリッジがカートリッジ用収納ケースに挿入された
とき、前記カートリッジ収納用ケース内に設けられた突
起と係合可能となっていることを特徴とする。
【0013】本発明のカートリッジによれば、前記シャ
ッタ部材が前記閉止位置に移動したときには、前記凹部
が露出するようになっているので、たとえば前記カート
リッジがカートリッジ用収納ケースに挿入されたとき、
前記カートリッジ収納用ケース内に設けられた突起と係
合可能となっており、それにより前記カートリッジ用収
納ケースから、前記カートリッジが脱落することを防止
できる。一方、前記シャッタ部材が前記開放位置に移動
したときには、前記凹部が前記シャッタ部材に覆われる
ようになっているので、たとえば、記録媒体の記録/再
生装置に挿入されたときには、前記シャッタ部材に覆わ
れることにより、記録/再生装置の機構が前記凹部に引
っかかることを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態
を、図面を参照して説明する。まず、本実施の形態にか
かるミニディスクについて説明する。図1は、本実施の
形態にかかるミニディスク100の構成要素を示す組立
図であり、図2は、組立後のミニディスク100の斜視
図であり、図3は、ミニディスク100の底面図であ
る。尚、説明の都合上、図1と図2の斜視の方向は逆と
なっている。
【0015】図1に示すミニディスク100において、
重ね合わせると薄いボックス状となる矩形状の上部シェ
ル101と矩形状の下部シェル102との間に、クラン
ピングプレート103を介して、記録媒体である円盤状
のディスク部104が回転自在に挟持される。尚、上部
シェル101と下部シェル102とで、カートリッジ1
10を構成する。
【0016】上部シェル101と下部シェル102の中
央近傍には、記録/再生装置に挿入されたときに記録/
再生ヘッド(不図示)を受け入れる矩形状の開口101
a、102aが、対向してそれぞれ形成されている。更
に、薄板を折り曲げるようにして形成されたシャッタ部
材105が、カートリッジ110を挟むようにして取り
付けられ、開口101a、102aを遮蔽するようにな
っている。シャッタ部材105は、カートリッジ110
に対してスライド自在になっており、図1乃至3に示す
状態では、開口101a、102aを遮蔽する閉止位置
にとどまっている。尚、下部シェル102の中央には、
記録/再生装置の回転駆動軸(不図示)が挿入される円
形の中央開口102gが形成されている。
【0017】カートリッジ110内には、ロック部材1
06が設けられており、閉止位置にスライドしたシャッ
タ部材105に係合することにより、かかるスライド部
材が不用意に開放しないように機能する。尚、カートリ
ッジ110内において、その一隅部にプラグ107が少
量だけスライド自在に設けられており、かかるプラグ1
07のスライド位置により、ディスク部104において
記録済みか否か判別できるようになっている。
【0018】図3においては、上方(矢印方向)がミニ
ディスク100の挿入方向となっている。図3におい
て、カートリッジ110は下部シェル102のみが見え
ているが、カートリッジ110の挿入側端面を端面11
0aとし、挿入側と反対の端面を端面110bとし、カ
ートリッジ110の左右側面をそれぞれ側面110c、
110dとする。カートリッジ110は、シャッタ部材
105のスライド方向に、カートリッジ110の上下面
及び側面からシャッタ部材105の板厚分だけ低くなっ
た案内路110eを形成している。
【0019】図3及び図2を参照して、下部シェル10
2の側面110cと側面110dには、図3中上方の端
面110aの近傍において、半円形状に切り欠かれた凹
状係合部102b、102fが設けられている。一方、
下部シェル102の図3中左方の側面110cであっ
て、案内路110e内には、図3中下方の端面110b
の近傍において、台形状に切り欠かれた凹部102cが
設けられている。
【0020】尚、下部シェル102の図3中右方の側面
110dには、凹部は形成されていないが、凹部102
cに対向する位置には、図1に示すように、ディスク部
104の軸線に平行に延在する微小な凹溝102dが複
数本形成されている。この凹溝102dにより凹凸を形
成している。
【0021】図3中上方の端面110aから、凹状係合
部102bの中央までの距離をd1とし、図3中下方の
端面110bから、凹部102cの中央までの距離をd
2とすると、d1=d2の関係が成立するようになって
いる。
【0022】次に、本実施の形態にかかる収納ケースに
ついて説明する。図4及び5は、ミニディスク100を
収納可能な本実施の形態にかかる収納ケースを示す斜視
図であり、図4はカバー部材を閉めた状態(すなわち、
カバー部材が閉位置にある状態)を示し、図5はカバー
部材を開けた状態(すなわち、カバー部材が開位置にあ
る状態)を示す図である。
【0023】図4,5において、薄いボックス状の収納
ケース10は、カバー部材20と、かかるカバー部材2
0と別部品である本体30とからなる。図4に示すよう
に収納ケース10は、カバー部材20を閉めた状態で
も、ミニディスク100を出し入れ可能な開口OPを、
その前面に形成している。尚、本体30及びカバー部材
20は、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリル、
AS樹脂など透明性を有する樹脂から形成されると好ま
しい。
【0024】図6はカバー部材20のみを示す斜視図で
あり、図7は本体30のみを示す斜視図であり、図8は
カバー部材20を裏返しにしてその下面を見た斜視図で
ある。図7を参照して、まず本体30から説明する。本
体30は、矩形状の底壁31と、底壁31の一辺に結合
した左側側壁32と、それに対向する一辺に結合した右
側側壁33と、更に底壁31の一辺に結合し両側壁に直
交する奥壁34とから一体的に形成されている。底壁3
1は、奥壁34の結合する一辺に対向する辺(以下、開
口側辺と称する)に矩形状の切欠部31aを形成してい
る。更に底壁31は、左側側壁32と右側側壁33の近
傍において、薄く細長い形状のくぼみ31b、31cを
それぞれ形成している。加えて、底壁31は、奥壁34
近傍において、側壁32,33にそれぞれ平行に延在す
る板部31f、31gを形成している。なお、底壁31
の開口側辺近傍は、わずかに高くなって段部31dを形
成している。
【0025】側壁32,33は、開口側辺に近い端部に
袋孔32a、33aを形成している。奥壁34の上縁に
は、棒状の支持部材34aがその全幅にわたって形成さ
れており、その両端には袋孔34b(一方の図示)が形
成されている。尚、支持部材34aは奥壁34から開口
側辺に向かって張り出した係止部34cを有する。
【0026】次に、図6及び、特に図8を参照して、カ
バー部材20について説明する。カバー部材20は、矩
形状の上壁21と、上壁21に結合した2つの側壁2
2,23とからなる。上壁21は、本体30(図7)の
開口側辺に向かい合う辺(開口側辺)に矩形状の切欠部
21aを形成し、かつその中央近傍に押し出し開口21
bを形成している。押し出し開口21bは、手の指を挿
入できる程度の大きさに形成されている。尚、押し出し
開口21bはミニディスク100の抜き出し時に便利な
ものであるが、切欠部21aから露出したミニディスク
100を指で把持でき、それによりミニディスク100
を抜き出すことが可能となるので、押し出し開口21b
は必ずしも必要なものではないといえる。
【0027】側壁22,23は、上壁21の対向する二
辺の近傍に結合しており、従って上壁21は、側壁2
2,23より外方に延在する張り出し部21c、21d
を有している。段部となる張り出し部21c、21dに
おける、開口側辺と反対側の端部には、瘤状の支持部2
1e、21fが形成されており、更に支持部21e、2
1fには、互いに対向する短円筒状の軸部21g、21
hが形成されている。軸部21g、21hの先端はわず
かにテーパー状となっている。なお、支持部21e、2
1fは、細長いアーム21i、21jにより上壁21に
連結されている。
【0028】側壁22,23は、その下縁(図8では上
縁)に互いに対向した細長い板部22a、23aを形成
している。更に側壁22,23は、開口側辺と反対側の
端部に、片持ちアーム22b、23bを結合している。
弾性部材としてのアーム22b、23bの先端には、奥
側及び開口側になだらかに傾斜した(テーパー形状の)
隆起部22c、23cが形成されている。突起としての
隆起部22c、23cの垂直方向厚さは、カートリッジ
110(図1乃至図3)の厚みの略1/2となってい
る。また側壁22、23は、開口側辺に近い端部近傍に
おいて、互いに離隔する方向に突出した凸部22d(図
8)、23d(図6)を形成している。
【0029】図9は、カバー部材20の下面図である。
図9において、隆起部22c、23cとの間隔をd4と
し、図3に示すカートリッジ110の凹部102cの底
面と、図3中右方の側面110dとの距離をd3とする
と、d3≦d4の関係が成立するようになっている。一
方、図3に示すカートリッジ110の両側面110c、
110dとの距離をd5とすると、d4≦d5の関係が
成立するようになっている。
【0030】次に、収納ケース10内にミニディスク1
00を収納する場合における、本実施の形態の動作につ
いて説明する。本実施の形態にかかる収納ケース10に
おいては、従来技術によるスリーブタイプと同様に、カ
バー部材20を閉じた状態でミニディスク100を出し
入れ自在となっている。ミニディスク100が、端面1
10a(図3)を先にして、収納ケース10内に挿入さ
れた場合、その端面110aは、本体30の係止部34
c(図7)に当接し、それ以上内方に進入できないよう
になっている。
【0031】隆起部22c、23cはなだらかに傾斜し
ているので、ミニディスク100を収納ケース10に侵
入させる際に、カートリッジ110の側面110c、1
10dに載り上がってその上をスライドし、そのときア
ーム22b、23bは弾性変形するようになっている。
【0032】カートリッジ110の端面110aが係止
部34cに到達したときに、隆起部22c、23cは、
それぞれ凹状係合部102b、102fに嵌合し、アー
ム22b、23bの弾性変形が復帰するようになってい
る。このようにして、隆起部22c、23cが凹状係合
部102b、102fに嵌合することにより、収納ケー
ス10を開口側を下にしても、ミニディスク100は自
重により落下することが無く、取り扱いに便利となる。
【0033】一方、カートリッジ110は矩形状である
から、端面110b(図3)を先にして、すなわち逆向
きに収納ケース10に挿入することもできる。かかる場
合、従来のカートリッジによれば、カートリッジの側面
に載り上げた隆起部22c、23cが嵌合する部分がな
いので、アーム22b、23bは弾性変形したまま維持
されることとなる。かかる状態が常温で短時間維持され
るのであれば大きな問題は生じないが、ミニディスクが
炎天下の自動車の車内等のように高温となる環境下に放
置された場合や、常温でも長期間にわたって放置された
場合に、アーム22b、23bにクリープ現象が生じ、
変形したまま元に戻らなくなることがある。かかる場
合、ミニディスクを正しい向きに挿入したときに、隆起
部22c、23c及びアーム22b、23bによる脱落
防止の機能が失われてしまう恐れがある。
【0034】これに対し、本実施の形態によれば、カー
トリッジ110の凹状係合部102bの中央までの距離
d1と、図3中下方の端面110bから、凹部102c
の中央までの距離d2とを等しくしているので、カート
リッジ110の端面110bが係止部34cに到達した
ときに、隆起部23cが凹部102cに嵌合するように
なっている。
【0035】更に、隆起部22c、23cとの間隔d4
を、図3に示すカートリッジ110の凹部102cの底
面と、図3中右方の側面110dとの距離d3に等しい
か大きくしているので、アーム22b、23bの弾性変
形が復帰して、自由状態に維持されるようになってい
る。これにより、ミニディスク100が逆向きに収納ケ
ース10に挿入され、長期間もしくは高温の環境下で放
置されても、アーム22b、23bにクリープ現象が生
じることを防止でき、従って脱落防止機能を確保するこ
とができる。
【0036】尚、ミニディスク100が収納ケース10
に逆向きに挿入されたとき、隆起部22cは、凹部10
2cに対向する凹溝102dに当接するようになってお
り、この凹溝102dにより隆起部22cが引っかかる
ので、カートリッジの脱落防止効果が支援されることと
なる。
【0037】又、ミニディスク100が、その記録/再
生装置(不図示)に挿入されたときには、図1に示すロ
ック部材106のロックを、記録/再生装置側で解除す
るようになっていて、シャッタ部材105が開放位置へ
と移動するようになっている。本実施の形態において
は、凹部102cは、カートリッジ110の側面110
cに対して一段低い位置に設けられ、かつシャッタ部材
105が開放位置に移動したときに、それにより覆われ
るようになっているので、記録/再生装置に挿入された
カートリッジ110の近傍に、何らかの機構が配置され
ていたとしても、それが凹部102cに引っかかる恐れ
はない。尚、凹溝102dのある場所に凹部を設ける
と、機構の引っかかり等が生ずる恐れがあるため、本実
施の形態においてはこれを設けていない。
【0038】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。たとえば本実施の形態においては、ア
ーム22b、23bはカバー部材20と一体的に形成す
るようにしているが、これを別体としても良く、その場
合には、POMやPPなどの樹脂を用いることができ
る。加えて、シャッタ部材は下部シェルのみに形成され
た記録・再生ヘッド挿入用の開口を閉止するタイプであ
って良く、また中央開口まで閉止するタイプであっても
良い。
【0039】又、本実施の形態にかかるカートリッジ
は、図4乃至9に示す収納ケースのみでなく、たとえば
特開平5−278772号に開示されたようなスリーブ
タイプの収納ケースに収納することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明のカートリッジによれば、シャッ
タ部材が閉止位置に移動したときには、凹部が露出する
ようになっているので、たとえば前記カートリッジがカ
ートリッジ用収納ケースに挿入されたとき、前記カート
リッジ収納用ケース内に設けられた突起と係合可能とな
っており、それにより前記カートリッジ用収納ケースか
ら、前記カートリッジが脱落することを防止できる。一
方、前記シャッタ部材が前記開放位置に移動したときに
は、前記凹部が前記シャッタ部材に覆われるようになっ
ているので、たとえば、記録媒体の記録/再生装置に挿
入されたときには、前記シャッタ部材に覆われることに
より、記録/再生装置の機構が前記凹部に引っかかるこ
とを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかるミニディスク100の構
成要素を示す組立図である。
【図2】組立後のミニディスク100の斜視図である。
【図3】ミニディスク100の底面図である。
【図4】ミニディスクを収納可能な本実施の形態にかか
る収納ケースを示す斜視図であり、カバー部材を閉めた
状態を示す図である。
【図5】ミニディスクを収納可能な本実施の形態にかか
る収納ケースを示す斜視図であり、カバー部材を開けた
状態を示す図である。
【図6】カバー部材20のみを示す斜視図である。
【図7】本体30のみを示す斜視図である。
【図8】カバー部材20を裏返しにしてその下面を見た
斜視図である。
【図9】カバー部材20の下面図である。
【符号の説明】
10 収納ケース 20 カバー部材 21g、21h 軸部 22a、23a 板部 30 本体 31b くぼみ 34b 袋孔 100 ミニディスク 110 カートリッジ 102b、102f 凹状係合部 102c 凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を収容しており、前記記録媒体
    の少なくとも一部を露出する開口を設けた本体と、 前記開口を開放する開放位置と、前記開口を閉止する閉
    止位置との間を移動自在なシャッタ部材とからなるカー
    トリッジにおいて、 前記シャッタ部材が前記開放位置に移動したときには、
    前記シャッタ部材に覆われるが、前記シャッタ部材が前
    記閉止位置に移動したときには、露出する凹部が形成さ
    れており、 露出した前記凹部は、前記カートリッジがカートリッジ
    用収納ケースに挿入されたとき、前記カートリッジ収納
    用ケース内に設けられた突起と係合可能となっているこ
    とを特徴とするカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジは、前記記録媒体の記
    録又は再生装置に挿入されたときに、挿入される側の端
    部近傍において、前記装置内の突起に係合する一対の凹
    状係合部を形成しており、 前記凹部は、前記挿入される側の端部に対して反対側の
    端部近傍に形成され、前記挿入側の端部と前記凹状係合
    部との距離は、前記反対側の端部と前記凹部との距離に
    ほぼ等しくなっていることを特徴とする請求項1に記載
    のカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジ用収納ケースの突起は
    対向して一対設けられており、前記カートリッジの凹部
    は、一つのみ形成されており、 前記カートリッジは、前記凹部と係合しない前記突起に
    対向して、微細な凹凸を形成していることを特徴とする
    請求項1又は2に記載のカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジ用収納ケースにおける
    一対の突起は、弾性的に変形自在な弾性部材により支持
    されており、 前記突起は、前記カートリッジ用収納ケースに前記カー
    トリッジが挿入される際に、前記弾性部材が変形するこ
    とにより、前記カートリッジの侵入を許容し、前記カー
    トリッジが挿入された後に、前記弾性部材は変形より復
    帰して、前記凹部又は凹状係合部に係合することによ
    り、前記カートリッジ用収納ケースから前記カートリッ
    ジの離脱を防止するようになっていることを特徴とする
    請求項3に記載のカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記カートリッジが、前記記録又は再生
    装置に挿入される場合と同じ向きで、前記カートリッジ
    用収納ケースに挿入されたとき、前記突起は前記凹状係
    合部と係合し、 前記カートリッジが、前記記録又は再生装置に挿入され
    る場合とは逆の向きで、前記カートリッジ用収納ケース
    に挿入されたとき、前記突起は前記凹部と係合すること
    を特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のカート
    リッジ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のカートリッジを収納可
    能なカートリッジ用収納ケースにおいて、 一側面にカートリッジ挿入用開口を形成したカートリッ
    ジ用収納ケース。
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