JP3919910B2 - カートリッジ収納ケース - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクカートリッジ等のカートリッジを収納するカートリッジ収納ケースに関し、特にケース本体に取り付けた蓋体をスライドさせることにより内部に収納したカートリッジを押し出し可能なカートリッジ収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ディスク状媒体を内部に収納したMD等のカートリッジを、不使用時に収納するカートリッジ収納ケース(以下、単に「ケース」という。)が知られている。
図19は、従来のケースの第1例を示す分解斜視図である。このケース10は、上ケース11と下ケース12とを嵌合させたものである。そして、ケース10の一側面側に開口部13を形成し、この開口部13からカートリッジを出し入れするものである。また、上ケース11及び下ケース12の開口部13側の1辺中央外縁には、それぞれ凹状に切り欠いた切り欠き部11a及び12aが形成されている。これらの切り欠き部11a及び12aは、収納したカートリッジを取り出す時にカートリッジを容易に把持できるようにするためのものである。
【0003】
また、従来のケースの第2例として、特開平5−278775号公報に開示されたものが挙げられる。このケースは、上記第1例と略同様であるが、ケースの内側に、弾性変位するロック部材を備えている。そして、カートリッジがケース内に収納されたときは、ロック部材によりカートリッジが保持され、カートリッジがケース外に容易に出ないようにしたものである。
【0004】
さらにまた、従来のケースの第3例として、特開平9−202380号公報に開示されたものが挙げられる。このケースは、下函と、その下函に対してスライド可能な可動蓋とから構成されており、可動蓋をスライドさせることによって、収納したカートリッジを押し出すことができるようにしたものである。また、このケースでは、可動蓋を最後までスライドさせても、カートリッジの落下防止機能(バネ機構)のバネ圧でカートリッジを押さえている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来のケースにおいて、第1例のケースでは、開口部13側を下に向ければ、カートリッジをその自重により自然落下させることができるが、カートリッジの不慮の落下のおそれがあるという問題がある。
また、第2例のケースでは、両手を用いなければカートリッジの取り出しができず、取り扱いに不便であるという問題がある。
【0006】
さらに、第3例のケースでは、片手で可動蓋をスライドさせれば収納したカートリッジの一部が排出口から突出するが、この状態においてもカートリッジはバネ圧で押さえられているので、カートリッジを取り出すためには、結局両手を使用しなければならないという問題がある。
【0007】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、ケース内に収納したカートリッジを必要に応じて片手で簡便に取り出すことができるとともに、カートリッジの不慮の落下を防止することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、ケース本体に蓋体をスライド自在に設けるとともに一側面側に開口部を設け、前記開口部からカートリッジを収納かつ取り出し可能であり、前記ケース本体には、前記カートリッジの収納位置及び前記開口部から前記カートリッジの一部が露出した所定位置でそれぞれ前記カートリッジのクランプ部と係合して前記カートリッジを一定力で弾性支持する第1係合部及び第2係合部を備えるストッパーが設けられるとともに、前記カートリッジの前記クランプ部と前記ストッパーの前記第2係合部とが係合する位置で前記蓋体の爪部と係合する突起部が設けられ、前記蓋体の前記爪部は、弾性変形可能な腕部に連結され、前記蓋体のスライドにより前記突起部を乗り越え可能に形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のカートリッジ収納ケースにおいて、前記ケース本体の前記突起部より前記開口部側の位置には、前記開口部側と反対側から前記爪部が乗り越え不能な抜け防止突起部が設けられていることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明は、請求項2に記載のカートリッジ収納ケースにおいて、前記蓋体の前記爪部は、前記ケース本体の前記抜け防止突起部を前記開口部側から乗り越え可能に形成されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】
請求項1の発明においては、カートリッジは、ケース内部に収納されると、カートリッジのクランプ部とストッパーの第1係合部とが係合することによって保持される。蓋体をスライドさせると、カートリッジが蓋体により押され、カートリッジのクランプ部とストッパーの第1係合部との係合が解除されて開口部側に移動する。
【0012】
そして、蓋体の爪部とケース本体の突起部とが係合する位置まで蓋体をスライドさせると、カートリッジは、その一部が開口部から露出し、カートリッジのクランプ部とストッパーの第2係合部とが係合することによって保持される。この状態において、カートリッジを引き抜くことが可能となる。さらに蓋体をスライドさせると、蓋体の爪部が突起部を乗り越え、カートリッジのクランプ部とストッパーの第2係合部との係合が解除され、カートリッジは、開口部から排出される。
【0013】
さらに請求項2の発明においては、蓋体を最後までスライドさせると、蓋体の爪部とケース本体の抜け防止突起部とが当接して、蓋体のそれ以上のスライドが規制される。
さらにまた、請求項3の発明においては、蓋体をケース本体に対してスライドさせると、爪部が抜け防止突起部を乗り越え、両者が嵌合する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の一実施形態であるカートリッジ収納ケース20(以下、単に「ケース20」という。)の外観を示す斜視図であり、図2は、ケース20を分解して示す斜視図である。また、図3は、蓋体40の内面側を上にした斜視図である。
このケース20は、ケース本体30に蓋体40をスライド自在に設けるとともに一側面側に開口部20aを設け、開口部20aからカートリッジを収納可能であり、かつ蓋体40をスライドさせることによって収納したカートリッジを押し出し可能としたものである。
【0015】
ケース本体30及び蓋体40の材料としては、透明性を有する樹脂、例えばPC(ポリカーボネート)、AS(SAN、アクリロニトリル・スチレン共重合樹脂)、PS(ポリスチレン)、PMMA(メタクリル樹脂)が用いられる。
ケース本体30は、底面部31と、開口部20aとなる辺以外の3辺の周縁部に設けた側壁32及び33とを備えている。一対の対向する側壁33の上端部には、蓋体40と嵌合するためのL字状の嵌合部33aが形成されている。
【0016】
さらに、側壁33の一部には、上側から凹状に切り欠いた係合部33bが形成されている。係合部33bは、ストッパー50A、50Bを組み込むためのものである。図4は、係合部33bを詳細に示す斜視図である。図4に示すように、係合部33bの外側両端部には、一部を係合部33bの内方向に突出させた爪状の係止部33b−1が形成されており、係止部33b−1によりストッパー50A、50Bが保持される。
【0017】
さらにまた、ケース本体30において、側壁33の内面側には、凸部33c、突起部33d及び抜け防止突起部33eが並設されている。凸部33cは、ストッパー50A、50Bと当接する部分であり、突起部33d及び抜け防止突起部33eは、蓋体40と係合する部分である。突起部33dは、図5に示すように略半円筒状をなし、抜け防止突起部33eは、図6に示すように略直方体状をなしている。
【0018】
ケース本体30の底面部31において、側壁32側以外の3辺の外縁部には、他の部分より一段高くした段差部31aが形成されている。
さらに、側壁32と33とでなす角部近傍(2箇所)には、L字状の突起部31bが対称に設けられている。これらの段差部31a及び突起部31bは、後述するインデックスカードの動きを規制するものである。
【0019】
蓋体40は、天面部41と、天面部41の内面側において開口部20aとなる辺以外の3辺周縁部に設けられた側壁42及び43とを備える。
天面部41の外面側(図2)には、表面を凹凸状とした操作部41aが形成されている。この操作部41aは、蓋体40をスライドさせるときに、指が滑らないようにするものである。
【0020】
また、側壁42は、蓋体40のスライドにより収納したカートリッジを押し出す部分であり、蓋体40がケース本体30と嵌合したときに、ケース本体30の側壁32の内側に配置される。
さらにまた、側壁43の外面側には、ケース本体30の側壁33の嵌合部33aと嵌合する凹状の嵌合部43aが設けられている。
さらに側壁43の図3中、上面側には爪部43bが形成されている。図7は、爪部43bを詳細に示す斜視図である。爪部43bは、その先端部がある程度の丸みを有するように形成されるとともに、弾性たわみが可能な腕部43cに連結されており、蓋体40の内側方向に弾性移動が可能である。爪部43bは、上述の突起部33d及び抜け防止突起部33eと係合する(図5及び図6参照)。
【0021】
図8(a)、(b)は、それぞれストッパー50A及び50Bを詳細に示す斜視図である。ストッパー50Aと50Bとは、左右対称形状に形成されている。ストッパー50A及び50Bは、それぞれケース本体30の凹状の係合部33bに入り込む部分となる取付部51と、取付部51の両側に設けられた弾性変形可能な腕部52及び53とを備える。取付部51の上側両端部には略L字状に切り欠いた切り欠き部51aが形成され、これがケース本体30の係止部33b−1と係合する。また、腕部52及び53には、ケース20の内側に略円弧状に突出する係合部(第1係合部)52a及び(第2係合部)53aが設けられている。
【0022】
ケース本体30にストッパー50A、50Bを組み込み、このケース本体30に蓋体40を嵌合すれば、図1のケース20となる。
ストッパー50A、50Bをケース本体30の係合部33b内に挿入するときに、係止部33b−1が弾性変形してストッパー50A、50Bの取付部51が係合部33b内に入り込むとともに、取付部51の切り欠き部51a上に係止部33b−1が位置し、ストッパー50A、50Bが上側から抜けないように組み込まれる(図4)。さらに、ストッパー50A、50Bの腕部53の端部は、ケース本体30の凸部33c上に位置する(図13参照)。
【0023】
ケース本体30と蓋体40とを嵌合させるときは、図2に示すように、蓋体40の側壁42側を、ケース本体30の開口部20a側からスライドさせ、ケース本体30の側壁33の嵌合部33aと蓋体40の側壁43の嵌合部43aとを嵌合させる。
【0024】
最初に蓋体40をケース本体に嵌合させるときは、蓋体40の爪部43bの上端部と抜け防止突起部33eとが当接するが、この爪部43bの上端部がテーパー面となっているので(図7)、蓋体40がスライドされるに従い爪部43bと連結する腕部43cが内側に撓み、爪部43bは抜け防止突起部33eを乗り越える。
さらに蓋体40をスライドさせると爪部43bは次に突起部33dと当接するが、上述と同様に爪部43bは突起部33dを乗り越える。そして、蓋体40は、側壁42がケース本体30の側壁32と当接する位置で停止する。
【0025】
ケース本体30と嵌合した蓋体40は、ケース本体30に対して上下に移動できず、スライドのみが可能な状態となる。図9は、図1のA−A断面を示す断面図である。図9に示すように、ケース本体30と蓋体40とが嵌合したときは、ケース本体30のL字状の嵌合部33aは、蓋体40の凹状の嵌合部43a内に入り込む。このときに、蓋体40の側壁43は、ケース本体30の底面部31の段差部31aより外側に配置される。
【0026】
図10は、本実施形態のケース20に収納されるカートリッジ60を示す平面図である。図中、(a)及び(b)は、それぞれ裏面側及び表面側を示す。本実施形態のカートリッジ60は、MD(ミニディスク)、すなわち光ディスクを内部に収納し、開閉自在なシャッター61を設けたディスクカートリッジである。カートリッジ60の下面側において、シャッター61が取り付けられた辺及びこれと対向する辺には、左右対称の位置にクランプ部62が形成されている。クランプ部62は、略U字型に表面を凹状に形成したものであり、情報記録再生装置内に挿入されたときに装置側のクランパーと係合し、カートリッジ60の位置決めに用いられるものである。
【0027】
カートリッジ60は、表面側を上として、図10中、B方向にケース20の開口部20aから内部に入れられる。カートリッジ60がケース20内に収納されると、図11に示すように、カートリッジ60のクランプ部62にストッパー50の係合部52aが入り込んで、カートリッジ60が保持される。この状態では、カートリッジ60は、開口部20a側に引き抜くと取り出し可能な程度の力で保持されているが、開口部20aを下側にした程度、すなわちカートリッジ60に自重が加わった程度ではカートリッジ60のクランプ部62とストッパー50の係合部52aとが外れない力で保持されている。
【0028】
一方、カートリッジ60を取り出すときは、蓋体40をケース本体30に対して開口部20a側にスライドさせる(図13参照)。
先ず、蓋体40のスライドを開始すると、カートリッジ60は、蓋体40の側壁42によって押され、カートリッジ60のクランプ部62とストッパー50の係合部52aとの係合が解除され、開口部20a側に移動される。蓋体40をさらにスライドさせると、蓋体40の爪部43bがケース本体30の突起部33dと当接する(図5)。
【0029】
この位置(以下、「中間位置」という。)まで蓋体40がスライドすると、カートリッジ60は、図12に示すように、クランプ部62がストッパー50の係合部53aと係合する。ここで、係合部53aは、ケース本体30の凸部33cにより弾性力を発揮している。これにより、カートリッジ60は、中間位置では再びストッパー50により開口部20aから容易に脱落しない程度の力で保持される。なお、この状態から蓋体40を反対方向にスライドさせて初期位置に戻しても、カートリッジ60は、クランプ部62がストッパー50の係合部53aと係合する状態を維持する。
【0030】
中間位置から蓋体40を一定以上の力で開口部20a側にスライドさせると、爪部43bと連結した腕部43cがケース本体内側に撓み、爪部43bが突起部33dを乗り越え、蓋体40がさらに開口部20a側に移動する。このときは、カートリッジ60のクランプ部62とストッパー50の係合部53aとの係合が解除され、カートリッジ60は、蓋体40の側壁42に押されて開口部20a側に移動する。そして、カートリッジ60のクランプ部62とストッパー50の係合部53aとの係合の解除後は、カートリッジ60は、ケース20によって何ら保持されていない。
【0031】
蓋体40をさらにスライドさせると、蓋体40の爪部43bがケース本体30の開口部20a近傍の抜け防止突起部33eと係合し(図6)、これ以降の蓋体40のスライドが制限される。
すなわち、突起部33dは略半円筒状であるので、突起部33dと爪部43bとの係合は比較的容易に外れるが、抜け防止突起部33eは略直方体状であるので、蓋体40をスライドさせても抜け防止突起部33eと爪部43bとの係合は外れないようになっている。
なお、蓋体40がこの位置(以下、「最終位置」という。)までスライドすると、カートリッジ60は開口部20aから抜け出る。
【0032】
よって、使用者は、蓋体40を軽くスライドさせると、蓋体40が中間位置で停止する。そして、この中間位置ではカートリッジ60はケース20から落下しない程度の力で保持されるので、カートリッジ60を誤って落下させてしまうことを防止することができる。さらにこの中間位置ではカートリッジ60の一部が開口部20aから露出しているので、使用者は、カートリッジ60を引き抜くことができ、これによりカートリッジ60のクランプ部62とストッパー50の係合部52aとの係合が解除され、カートリッジ60を取り出すことができる。
【0033】
また、使用者は、蓋体40を強めにスライドさせれば、蓋体40は中間位置で停止することなく最終位置まで一時にスライドされるので、カートリッジ60を引き抜く必要はなく、自然に取り出すことができる。これにより、ケース20からカートリッジ60を片手で取り出すことができる。ただし、この場合でも、中間位置において爪部43bが突起部33dを乗り越えるときの反力が蓋体40に加わるので、カートリッジ60が何らケース20に保持されていない状態となったことを使用者に認識させることができ、カートリッジ60の不慮の落下を防止することができる。
なお、蓋体40は、最終位置で爪部43bと抜け防止突起部33eとの係合によりロックされるので、ケース本体30から蓋体40が外れることを防止することができる。
【0034】
次に、ケース20に設けられるインデックスカード70について説明する。
図13は、ケース20内に配置されたインデックスカード70を示す斜視図であり、図14は、図13のC部を詳細に示す斜視図である。
図13に示すように、インデックスカード70は、1枚のシート状体をL字状に折り曲げたものであり、ケース本体30の底面部31及び側壁32の内面側を覆うように配置されている。
【0035】
そして、図14に示すように、インデックスカード70には切り欠き部71が形成され、この切り欠き部71がケース本体30の底面部31に設けた突起部31bと係合している。
また、インデックスカード70のうちケース本体30の底面部31上に載置された部分は、底面部31に形成した段差部31aの内側に配置されている。
【0036】
インデックスカード70の出し入れをするときは、図13に示すように蓋体40を途中までスライドさせ、ケース本体30の上面側を開口する。そして、図15に示すように、この開口した部分からインデックスカード70の出し入れを行えば良い。また、インデックスカード70の切り欠き部71を、ケース本体30の突起部31bに係合する。
【0037】
インデックスカード70が配置された状態でカートリッジ60が収納され、蓋体40をスライドさせたときでも、カートリッジ60のみが押し出される。すなわち、カートリッジ60の取り出し時には、カートリッジ60とインデックスカード70との摩擦力により、インデックスカード70には開口部20a側に滑る力が働くが、インデックスカード70の切り欠き部71がケース本体30の突起部31bと係合しており、さらにケース本体30の底面部31の段差部31aによってインデックスカード70の滑りが規制されるので、インデックスカード70が動いてしまうことはない。
【0038】
(第2実施形態)
図16は、本発明の第2実施形態のケース20Aの要部を示す斜視図であり、図17は、図16のD−D断面を詳細に示す断面図である。
本実施形態ではストッパー50C、50D(それぞれ第1実施形態のストッパー50A、50Bに相当するもの)が設けられている点で第1実施形態と異なり、その他は、第1実施形態と同様である。
【0039】
このストッパー50C、50Dの取付部51の上側には、略T字状に形成した摺動補助部54が設けられている点で第1実施形態のストッパー50A、50Bと異なる。また、ストッパー50C、50Dは、POM(ポリアセタール樹脂)等から形成されている。これは、ケース本体30及び蓋体40に透明性を有する樹脂を用いるので、ケース本体30と蓋体40との間にPOM等からなる摺動補助部54を介在させて摺動性を高めるためである。また、POM等は、ストッパーとしての弾性が良好だからである。
【0040】
ケース本体30と蓋体40とを嵌合させたときは、図17に示すように、ケース本体30と蓋体40との間に、ストッパー50C、50Dの摺動補助部54が介在し、蓋体40は、スライド時に実質的に摺動補助部54と摺動することになる。よって、蓋体40のスライドをよりスムーズに行うことができるとともに、長期使用によってもケース本体30の削れ等をなくすことができる。
【0041】
(第3実施形態)
図18は、本発明の第3実施形態のケース20Bを示す外観斜視図である。本実施形態では蓋体40A(第1実施形態の蓋体40に相当するもの)が設けられている点で第1実施形態と異なり、その他は第1実施形態と同様である。
この蓋体40Aは、第1実施形態の蓋体40と比較して、ケース20Bの開口部20a側の中央外縁部に凹状の切り欠き部44が形成されている点で蓋体40と異なり、その他は蓋体40と同様である。
【0042】
この実施形態では、蓋体40をスライドさせることなく、従来の第1例(図19)と同様にカートリッジ60を単に引き抜くのみで、カートリッジ60を取り出すことができる。ただし、このときは、カートリッジ60のクランプ部62とストッパー50の係合部52aとの係合を解除できる力で引き抜く必要がある。
したがって、使用者は、蓋体40Aをスライドさせないでカートリッジ60を取り出すか、又は上述のように蓋体40を中間位置までスライドさせてからカートリッジ60を引き抜くか若しくは蓋体40を最終位置までスライドさせてカートリッジ60を取り出すかを、任意に選択することができる。
【0043】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
(1)蓋体40の操作部41aは、表面粗さを他の部分より粗くした粗面から構成しても良い。
(2)本実施形態では、カートリッジ60としてMDを例に挙げたが、例えば磁気ディスク(3.5インチ形フロッピーディスク等)に対しても、本発明を適用することができる。
(3)本発明では、ストッパー50の係合部52aと53aとのそれぞれのカートリッジ60の保持力は任意であるが、係合部53aの保持力を係合部52aの保持力より弱く設定すれば、取り扱い性を高めることができ、好ましい。
【0044】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、蓋体を軽くスライドさせれば蓋体が途中で停止し、カートリッジは、その一部が開口部から露出した状態でストッパーの第2係合部に保持される。これにより、カートリッジを引き抜くことができるとともに、カートリッジの不慮の落下を防止することができる。また、蓋体をさらにスライドさせれば、カートリッジが開口部から排出されるので、カートリッジを片手で簡便に取り出すことができる。
【0045】
さらに請求項2の発明によれば、蓋体を最後までスライドさせたときに、蓋体がケース本体から外れてしまうことを防止することができる。
さらにまた、請求項3の発明によれば、蓋体をスライドさせて、蓋体とケース本体とを嵌合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるカートリッジ収納ケースを示す外観斜視図である。
【図2】ケースを分解して示す斜視図である。
【図3】蓋体の内面側を上にした斜視図である。
【図4】ケース本体の係合部を詳細に示す斜視図である。
【図5】ケース本体の突起部を詳細に示す斜視図である。
【図6】ケース本体の抜け防止突起部を詳細に示す斜視図である。
【図7】蓋体の爪部を詳細に示す斜視図である。
【図8】ストッパーを詳細に示す斜視図である。
【図9】図1のA−A断面を示す断面図である。
【図10】本実施形態のケースに収納されるカートリッジを示す平面図である。
【図11】カートリッジとストッパーとの係合を示す平面図である。
【図12】カートリッジとストッパーとの係合を示す平面図である。
【図13】ケースと、ケース内に配置されたインデックスカードを示す斜視図である。
【図14】図13のC部を詳細に示す斜視図である。
【図15】インデックスカードの出し入れの状態を示す斜視図である。
【図16】本発明の第2実施形態のケースの要部を示す斜視図である。
【図17】図16のD−D断面を詳細に示す断面図である。
【図18】本発明の第3実施形態のケースを示す外観斜視図である。
【図19】従来のケースの第1例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
20 カートリッジ収納ケース
20a 開口部
30 ケース本体
31 底面部
32、33 側壁
33d 突起部
33e 抜け防止突起部
40 蓋体
41 天面部
41a 操作部
42、43 側壁
43b 爪部
43c 腕部
50(50A、50B) ストッパー
52a 係合部(第1係合部)
53a 係合部(第2係合部)
60 カートリッジ
62 クランプ部
70 インデックスカード

Claims (3)

  1. ケース本体に蓋体をスライド自在に設けるとともに一側面側に開口部を設け、前記開口部からカートリッジを収納かつ取り出し可能であり、
    前記ケース本体には、前記カートリッジの収納位置及び前記開口部から前記カートリッジの一部が露出した所定位置でそれぞれ前記カートリッジのクランプ部と係合して前記カートリッジを一定力で弾性支持する第1係合部及び第2係合部を備えるストッパーが設けられるとともに、前記カートリッジの前記クランプ部と前記ストッパーの前記第2係合部とが係合する位置で前記蓋体の爪部と係合する突起部が設けられ、
    前記蓋体の前記爪部は、弾性変形可能な腕部に連結され、前記蓋体のスライドにより前記突起部を乗り越え可能に形成されていることを特徴とするカートリッジ収納ケース。
  2. 請求項1に記載のカートリッジ収納ケースにおいて、
    前記ケース本体の前記突起部より前記開口部側の位置には、前記開口部側と反対側から前記爪部が乗り越え不能な抜け防止突起部が設けられていることを特徴とするカートリッジ収納ケース。
  3. 請求項2に記載のカートリッジ収納ケースにおいて、
    前記蓋体の前記爪部は、前記ケース本体の前記抜け防止突起部を前記開口部側から乗り越え可能に形成されていることを特徴とするカートリッジ収納ケース。
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