JPH09158938A - 車載用電子機器 - Google Patents
車載用電子機器Info
- Publication number
- JPH09158938A JPH09158938A JP32151895A JP32151895A JPH09158938A JP H09158938 A JPH09158938 A JP H09158938A JP 32151895 A JP32151895 A JP 32151895A JP 32151895 A JP32151895 A JP 32151895A JP H09158938 A JPH09158938 A JP H09158938A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- main body
- closing door
- electronic device
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Landscapes
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車載用電子機器において、盗難防止のために
操作部を本体から取り外した場合、本体前面からコネク
タ等が露出され機器本体の美感が損なわれる。また、本
体のみが盗難に合う場合があった。 【解決手段】 開閉扉18が摺動板17に回動自在に取
り付けられており、本体12の天面12aにおいてY方
向に摺動自在となっている。摺動板17はロックユニッ
ト23によりロック可能となっており、さらにスプリン
グ21により前方へ付勢されている。操作部13が装着
された状態でロックユニット23により摺動板17がロ
ックされ、操作部13を取り出すと、開閉扉18と摺動
板17が前方へ動し、開閉扉18が前方へ突出して開口
部12cを閉鎖する。よって、美感が維持でき、さらに
電子機器であることの見分けがすぐに付き難く偽装する
ことにより盗難防止を図ることができる。
操作部を本体から取り外した場合、本体前面からコネク
タ等が露出され機器本体の美感が損なわれる。また、本
体のみが盗難に合う場合があった。 【解決手段】 開閉扉18が摺動板17に回動自在に取
り付けられており、本体12の天面12aにおいてY方
向に摺動自在となっている。摺動板17はロックユニッ
ト23によりロック可能となっており、さらにスプリン
グ21により前方へ付勢されている。操作部13が装着
された状態でロックユニット23により摺動板17がロ
ックされ、操作部13を取り出すと、開閉扉18と摺動
板17が前方へ動し、開閉扉18が前方へ突出して開口
部12cを閉鎖する。よって、美感が維持でき、さらに
電子機器であることの見分けがすぐに付き難く偽装する
ことにより盗難防止を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作部が機器本体
の前部から着脱自在、および/または機器本体が筐体か
ら着脱自在な車載用電子機器に係り、特に操作部または
機器本体が離脱したときに、装置本体または筐体の前部
を閉鎖できるようにした車載用電子機器に関する。
の前部から着脱自在、および/または機器本体が筐体か
ら着脱自在な車載用電子機器に係り、特に操作部または
機器本体が離脱したときに、装置本体または筐体の前部
を閉鎖できるようにした車載用電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の車載用電子機器として、
カセットテープが装填可能とされた音響機器を示す斜視
図である。図4に示す車載用電子機器1は、例えば運転
席正面のインストルメントパネルなど(図示せず)に本
体2の部分が埋設されて収納され、操作部3および枠体
4がインストルメントパネルの前面に露出される。ま
た、この電子機器1は、盗難防止のため本体2から操作
部3が着脱自在となっている。操作部3を本体2から離
脱させて車外へ持ち出すことにより、車載用電子機器1
全体の盗難を防止できるようにしている。
カセットテープが装填可能とされた音響機器を示す斜視
図である。図4に示す車載用電子機器1は、例えば運転
席正面のインストルメントパネルなど(図示せず)に本
体2の部分が埋設されて収納され、操作部3および枠体
4がインストルメントパネルの前面に露出される。ま
た、この電子機器1は、盗難防止のため本体2から操作
部3が着脱自在となっている。操作部3を本体2から離
脱させて車外へ持ち出すことにより、車載用電子機器1
全体の盗難を防止できるようにしている。
【0003】操作部3の前面(操作面)には、カセット
挿入口3a、各種操作スイッチ3dおよびディスプレイ
3eなどが設けられている。また、操作部3の両側面3
c,3cには、ロック溝3b,3bが形成され、さらに
背面にはコネクタ(図示せず)が露出して設けられてい
る。本体2の前部となる開口部2aには、合成樹脂製の
枠体4が設けられている。枠体4の内枠4cの左右両側
の側壁4d,4dには、前記ロック溝3b,3bが掛止
されるロック掛止部4b,4bが形成されている。枠体
4と一体に形成された前面5には、前記カセット挿入口
3aと連通する挿入口5aが開口し、また操作部3の背
面に設けられたコネクタに接続される本体側コネクタ6
が設けられている。
挿入口3a、各種操作スイッチ3dおよびディスプレイ
3eなどが設けられている。また、操作部3の両側面3
c,3cには、ロック溝3b,3bが形成され、さらに
背面にはコネクタ(図示せず)が露出して設けられてい
る。本体2の前部となる開口部2aには、合成樹脂製の
枠体4が設けられている。枠体4の内枠4cの左右両側
の側壁4d,4dには、前記ロック溝3b,3bが掛止
されるロック掛止部4b,4bが形成されている。枠体
4と一体に形成された前面5には、前記カセット挿入口
3aと連通する挿入口5aが開口し、また操作部3の背
面に設けられたコネクタに接続される本体側コネクタ6
が設けられている。
【0004】操作部3が内枠4c内に装着されると、操
作部3の両側面3c,3cのロック溝3b,3bがロッ
ク掛止部4b,4bに掛合してロックされ、且つ本体側
コネクタ6と操作部3の背面のコネクタとが接続され
る。なお、このとき前面5に設けられた付勢部材(図示
せず)により操作部3は前方へ付勢されている。したが
って、枠体4の前面に設けられたリリース釦4aが押さ
れ、操作部3の図示左側面に形成されているロック溝3
bに対するロック掛止部4b,4bの掛合が外れると、
前記付勢力により操作部3が前方へ突出し、操作部3を
手で掴んで取出し可能となる。
作部3の両側面3c,3cのロック溝3b,3bがロッ
ク掛止部4b,4bに掛合してロックされ、且つ本体側
コネクタ6と操作部3の背面のコネクタとが接続され
る。なお、このとき前面5に設けられた付勢部材(図示
せず)により操作部3は前方へ付勢されている。したが
って、枠体4の前面に設けられたリリース釦4aが押さ
れ、操作部3の図示左側面に形成されているロック溝3
bに対するロック掛止部4b,4bの掛合が外れると、
前記付勢力により操作部3が前方へ突出し、操作部3を
手で掴んで取出し可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、操作部
3を本体2から外して車外へ持ち出した状態では、本体
2の開口部2aに設けられた枠体4に、挿入口5a、本
体側コネクタ6、ロック掛止部4b,4bおよび付勢部
材などが露出したままである。これらが露出したままで
あると、インストルメントパネルの外観上の美感を損ね
るのみならず、挿入口5aから本体2の内部の機構部に
塵やほこりが侵入しやすく、さらには本体側コネクタ6
にもほこりなどが付着して操作部3側との接触不良など
が生じやすくなる。また、枠体4に挿入口5aなどが露
出したままであると、この部分が車載用電子機器1の本
体2であることが目視にて直ちに判別できる。したがっ
て、本体2が盗難に合いやすい状態は完全に解消されな
い。
3を本体2から外して車外へ持ち出した状態では、本体
2の開口部2aに設けられた枠体4に、挿入口5a、本
体側コネクタ6、ロック掛止部4b,4bおよび付勢部
材などが露出したままである。これらが露出したままで
あると、インストルメントパネルの外観上の美感を損ね
るのみならず、挿入口5aから本体2の内部の機構部に
塵やほこりが侵入しやすく、さらには本体側コネクタ6
にもほこりなどが付着して操作部3側との接触不良など
が生じやすくなる。また、枠体4に挿入口5aなどが露
出したままであると、この部分が車載用電子機器1の本
体2であることが目視にて直ちに判別できる。したがっ
て、本体2が盗難に合いやすい状態は完全に解消されな
い。
【0006】また、車載用電子機器としては、インスト
ルメントパネルに内部中空の筐体が固定され、この筐体
内に本体2が着脱自在に挿入されているものがある。こ
の種の機器では、駐車中に本体2そのものを車外へ持ち
出すことができるため、盗難を確実に防止できる。ただ
し、本体2が筐体から取り出されると筐体の前部に開口
部が現れたままとなる。したがって、本体2を離脱させ
たままで乗車しているようなときにインストルメントパ
ネルの見栄えが悪くなり、また開口部から筐体の内部に
ほこりや異物が入りやすくなる。異物が入っていると、
本体2を挿入したときに、確実に装着されなくなる。
ルメントパネルに内部中空の筐体が固定され、この筐体
内に本体2が着脱自在に挿入されているものがある。こ
の種の機器では、駐車中に本体2そのものを車外へ持ち
出すことができるため、盗難を確実に防止できる。ただ
し、本体2が筐体から取り出されると筐体の前部に開口
部が現れたままとなる。したがって、本体2を離脱させ
たままで乗車しているようなときにインストルメントパ
ネルの見栄えが悪くなり、また開口部から筐体の内部に
ほこりや異物が入りやすくなる。異物が入っていると、
本体2を挿入したときに、確実に装着されなくなる。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するための
ものであり、操作部を取り外した状態、または筐体から
本体を取り外した状態で、開口部が露出されることなく
インストルメントパネルなどの外観上の美感を保つこと
ができ、また本体の記録媒体の挿入口や筐体の内部に異
物やほこりが侵入するのを防止でき、併せて操作部のみ
が取り外されるものでは、本体の存在を目視にて確認し
にくくして、本体の盗難を防止できるようにした車載用
電子機器を提供することを目的としている。
ものであり、操作部を取り外した状態、または筐体から
本体を取り外した状態で、開口部が露出されることなく
インストルメントパネルなどの外観上の美感を保つこと
ができ、また本体の記録媒体の挿入口や筐体の内部に異
物やほこりが侵入するのを防止でき、併せて操作部のみ
が取り外されるものでは、本体の存在を目視にて確認し
にくくして、本体の盗難を防止できるようにした車載用
電子機器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子機器の本
体と、この本体の前部に着脱自在に設けられた操作部と
を有する車載用電子機器において、前記本体の内部にて
前後方向に移動可能で、後方向に移動したときに本体内
部に収納され、前方向に移動したときに本体から突出し
て前記本体の前部を閉鎖する方向へ回動する開閉扉が設
けられていることを特徴とするものである。
体と、この本体の前部に着脱自在に設けられた操作部と
を有する車載用電子機器において、前記本体の内部にて
前後方向に移動可能で、後方向に移動したときに本体内
部に収納され、前方向に移動したときに本体から突出し
て前記本体の前部を閉鎖する方向へ回動する開閉扉が設
けられていることを特徴とするものである。
【0009】上記においては、開閉扉が本体内部に収納
され操作部が装着された状態で開閉扉が操作部に対して
加圧される方向へ付勢されており、操作部が離脱したと
きに前記付勢力により開閉扉が前方向へ突出する構造に
できる。
され操作部が装着された状態で開閉扉が操作部に対して
加圧される方向へ付勢されており、操作部が離脱したと
きに前記付勢力により開閉扉が前方向へ突出する構造に
できる。
【0010】また本発明は、電子機器の本体と、この本
体が着脱自在に収納される筐体とを有する車載用電子機
器において、前記筐体の内部にて前後方向に移動可能
で、後方向に移動したときに筐体内部に収納され、前方
向に移動したときに本体から突出して前記筐体の前部を
閉鎖する方向へ回動する開閉扉が設けられていることを
特徴とするものである。
体が着脱自在に収納される筐体とを有する車載用電子機
器において、前記筐体の内部にて前後方向に移動可能
で、後方向に移動したときに筐体内部に収納され、前方
向に移動したときに本体から突出して前記筐体の前部を
閉鎖する方向へ回動する開閉扉が設けられていることを
特徴とするものである。
【0011】この場合に、開閉扉が筐体内部に収納され
本体が装着された状態で開閉扉が本体の一部に対して加
圧される方向へ付勢されており、本体が離脱したときに
前記付勢力により開閉扉が前方向へ突出する構造にでき
る。
本体が装着された状態で開閉扉が本体の一部に対して加
圧される方向へ付勢されており、本体が離脱したときに
前記付勢力により開閉扉が前方向へ突出する構造にでき
る。
【0012】上記のそれぞれにおいて、開閉扉は、前後
方向に移動する摺動部材の先部に回動自在に支持され、
前記摺動部材を前方向へ付勢する付勢部材と、開閉扉が
収納されたときに前記摺動部材をロックするロックユニ
ットが設けられ、ロックユニットがロック状態のときに
開閉扉が押されて摺動部材が後方へ移動した時点で前記
ロック状態が解除される構造にすることができる。
方向に移動する摺動部材の先部に回動自在に支持され、
前記摺動部材を前方向へ付勢する付勢部材と、開閉扉が
収納されたときに前記摺動部材をロックするロックユニ
ットが設けられ、ロックユニットがロック状態のときに
開閉扉が押されて摺動部材が後方へ移動した時点で前記
ロック状態が解除される構造にすることができる。
【0013】本発明では、電子機器の本体の前部にて操
作部が着脱自在に設けられているものにおいては、操作
部を離脱させたときに、本体の内部に水平に収納されて
いる開閉扉を本体の前方へ突出させ、下向きまたは上向
きに回動させることにより、本体の前部を開閉扉により
閉鎖することができる。また、インストルメントパネル
などに筐体が取り付けられ、この筐体に装置本体が着脱
自在に収納されているものでは、本体を筐体から取り出
したときに、筐体の前方へ開閉扉を突出させ、下向きま
たは上向きに回動させることにより筐体の前部の開口部
を閉鎖できる。よって、操作部が外された状態の本体の
前部の見栄え、または本体が取り外された状態での筐体
の前部の見栄えが良くなり、インストルメントパネルな
どの外観を損ねない。
作部が着脱自在に設けられているものにおいては、操作
部を離脱させたときに、本体の内部に水平に収納されて
いる開閉扉を本体の前方へ突出させ、下向きまたは上向
きに回動させることにより、本体の前部を開閉扉により
閉鎖することができる。また、インストルメントパネル
などに筐体が取り付けられ、この筐体に装置本体が着脱
自在に収納されているものでは、本体を筐体から取り出
したときに、筐体の前方へ開閉扉を突出させ、下向きま
たは上向きに回動させることにより筐体の前部の開口部
を閉鎖できる。よって、操作部が外された状態の本体の
前部の見栄え、または本体が取り外された状態での筐体
の前部の見栄えが良くなり、インストルメントパネルな
どの外観を損ねない。
【0014】また操作部材を取り外したものでは残され
た本体の前部の記録媒体の挿入口やコネクタなどにほこ
りが付着しまたは異物が挿入されるのを防止でき、コネ
クタの接続不良も防止できる。同様に本体が取り外され
るものでは筐体の内部に異物が挿入されることなどを防
止でき、異物が本体の装着の邪魔となることもない。ま
た操作部のみが取り外されるものでは、残された本体の
前部が開閉扉で閉鎖されているため、電子機器の本体で
あることを目視にて直ちに判別できなくなり、本体の盗
難を防止できる。
た本体の前部の記録媒体の挿入口やコネクタなどにほこ
りが付着しまたは異物が挿入されるのを防止でき、コネ
クタの接続不良も防止できる。同様に本体が取り外され
るものでは筐体の内部に異物が挿入されることなどを防
止でき、異物が本体の装着の邪魔となることもない。ま
た操作部のみが取り外されるものでは、残された本体の
前部が開閉扉で閉鎖されているため、電子機器の本体で
あることを目視にて直ちに判別できなくなり、本体の盗
難を防止できる。
【0015】開閉扉は、本体または筐体から手で引きだ
してそのまま手で回動させる構造であってもよい。ある
いは摺動部材に開閉扉が回動自在に支持されており、手
で開閉扉を引っ張って開閉扉と摺動部材を一緒に引き出
し、その後に開閉扉を閉鎖方向へ回動させるものであっ
てもよい。また開閉扉、または開閉扉と前記摺動部材と
が前方へ突出するように付勢されていてもよい。この場
合に、本体から操作部が離脱するものでは、操作部が装
着された状態で開閉扉が操作部に当たるように付勢され
ており、操作部を外したら前記付勢力により直ちに開閉
扉が突出するものであってもよい。同様に、筐体から本
体が離脱するものでは、装着状態で開閉扉が本体の一部
を加圧しており、本体を外すだけで開閉扉が突出する物
であってもよい。
してそのまま手で回動させる構造であってもよい。ある
いは摺動部材に開閉扉が回動自在に支持されており、手
で開閉扉を引っ張って開閉扉と摺動部材を一緒に引き出
し、その後に開閉扉を閉鎖方向へ回動させるものであっ
てもよい。また開閉扉、または開閉扉と前記摺動部材と
が前方へ突出するように付勢されていてもよい。この場
合に、本体から操作部が離脱するものでは、操作部が装
着された状態で開閉扉が操作部に当たるように付勢され
ており、操作部を外したら前記付勢力により直ちに開閉
扉が突出するものであってもよい。同様に、筐体から本
体が離脱するものでは、装着状態で開閉扉が本体の一部
を加圧しており、本体を外すだけで開閉扉が突出する物
であってもよい。
【0016】また、摺動部材に開閉扉が回動自在に支持
されているものにおいて、摺動部材と開閉扉が本体内ま
たは筐体内へ水平姿勢で収納されているときにロックユ
ニットによりロックされるものであってもよい。この場
合、閉鎖状態の開閉扉を手で水平姿勢まで回動させ、そ
のまま開閉扉と摺動部材を本体または筐体内に押し込め
ば、押し込み位置でロックされる。またこのロック状態
から開閉扉を押すと、ロックユニットのロックが外れ摺
動部材と開閉扉が前方へ突出付勢される構造にすると、
開閉扉を手で押すだけで、開閉扉を突出させて閉鎖させ
ることができる。また、摺動部材や開閉扉が本体に設け
られているものでは、この本体に操作部が装着されたと
きに、この操作部により開閉扉が押され、前記ロックユ
ニットによるロックが解除される構造にできる。このも
のでは操作部を本体から外した時点で、摺動部材と開閉
扉とが前方へ突出して閉鎖状態にできるものとなる。
されているものにおいて、摺動部材と開閉扉が本体内ま
たは筐体内へ水平姿勢で収納されているときにロックユ
ニットによりロックされるものであってもよい。この場
合、閉鎖状態の開閉扉を手で水平姿勢まで回動させ、そ
のまま開閉扉と摺動部材を本体または筐体内に押し込め
ば、押し込み位置でロックされる。またこのロック状態
から開閉扉を押すと、ロックユニットのロックが外れ摺
動部材と開閉扉が前方へ突出付勢される構造にすると、
開閉扉を手で押すだけで、開閉扉を突出させて閉鎖させ
ることができる。また、摺動部材や開閉扉が本体に設け
られているものでは、この本体に操作部が装着されたと
きに、この操作部により開閉扉が押され、前記ロックユ
ニットによるロックが解除される構造にできる。このも
のでは操作部を本体から外した時点で、摺動部材と開閉
扉とが前方へ突出して閉鎖状態にできるものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明における車載用電子機器
の第1の構成例として本体から操作部が離脱できるもの
を示す斜視図、図2は、図1におけるII−II線断面
図であり、(A)は開閉扉が開放状態でロックされた状
態、(B)は開閉扉のロックが解除された状態、(C)
は操作部が装着された状態である。図1に示す車載用電
子機器11の操作部13の着脱構造は、図4に示したも
のと同じである。
して説明する。図1は、本発明における車載用電子機器
の第1の構成例として本体から操作部が離脱できるもの
を示す斜視図、図2は、図1におけるII−II線断面
図であり、(A)は開閉扉が開放状態でロックされた状
態、(B)は開閉扉のロックが解除された状態、(C)
は操作部が装着された状態である。図1に示す車載用電
子機器11の操作部13の着脱構造は、図4に示したも
のと同じである。
【0018】金属板により折曲げ形成された本体12の
前部12cには合成樹脂製の枠体14が装着され、この
枠体14の内枠14cに操作部13が着脱可能となって
いる。操作部13の両側面13c,13cには、ロック
溝13b,13bが設けられており(図1では一方の側
面のロック溝13bのみが図示されている)、枠体14
の内枠14cの左右両側の内壁に設けられたロック掛止
部14b,14bに掛止される。操作部13の背面に
は、コネクタ(図示せず)が露出して設けられており、
枠体14の前面15に設けられた本体側コネクタ16と
接続可能となっている。また、操作部13が装着される
と、操作部13に形成されたカセット挿入口13aと、
枠体14の前面15に形成された挿入口15aとが連通
され、記録媒体であるカセットテープを、カセット挿入
口13aおよび挿入口15aから、本体12内部の再生
機構部(図示せず)に装填可能である。
前部12cには合成樹脂製の枠体14が装着され、この
枠体14の内枠14cに操作部13が着脱可能となって
いる。操作部13の両側面13c,13cには、ロック
溝13b,13bが設けられており(図1では一方の側
面のロック溝13bのみが図示されている)、枠体14
の内枠14cの左右両側の内壁に設けられたロック掛止
部14b,14bに掛止される。操作部13の背面に
は、コネクタ(図示せず)が露出して設けられており、
枠体14の前面15に設けられた本体側コネクタ16と
接続可能となっている。また、操作部13が装着される
と、操作部13に形成されたカセット挿入口13aと、
枠体14の前面15に形成された挿入口15aとが連通
され、記録媒体であるカセットテープを、カセット挿入
口13aおよび挿入口15aから、本体12内部の再生
機構部(図示せず)に装填可能である。
【0019】操作部13の前面(操作面)には、各種操
作スイッチ(操作釦などの操作部材)およびディスプレ
イなどが配置されている。また枠体14の側部前面には
リリース釦14aが設けられている。操作部13が内枠
14cに装着され、ロック溝13b,13bがロック掛
止部14b,14bに掛止されている状態でリリース釦
14aが押されると、図示左側面のロック溝13bとロ
ック掛止部14b,14bとの掛止が外れ、操作部13
が本体12から離脱する。
作スイッチ(操作釦などの操作部材)およびディスプレ
イなどが配置されている。また枠体14の側部前面には
リリース釦14aが設けられている。操作部13が内枠
14cに装着され、ロック溝13b,13bがロック掛
止部14b,14bに掛止されている状態でリリース釦
14aが押されると、図示左側面のロック溝13bとロ
ック掛止部14b,14bとの掛止が外れ、操作部13
が本体12から離脱する。
【0020】本体12の天面12aの内面側には、摺動
部材としての摺動板17およびその先端に取り付けられ
た開閉扉18が収納されている。開閉扉18は、摺動板
17に左右の継手25,25によって回動自在に連結さ
れている。継手25では、摺動板17の先部と開閉扉1
8の基部とが連結軸25aにより回動自在に連結されて
いる。また、図2(A)に示すように、連結軸25aに
はトーションばね25bが取り付けられており、このト
ーションばね25bにより、開閉扉18は、摺動板17
に対して下向き(図2での時計方向)に付勢されてい
る。
部材としての摺動板17およびその先端に取り付けられ
た開閉扉18が収納されている。開閉扉18は、摺動板
17に左右の継手25,25によって回動自在に連結さ
れている。継手25では、摺動板17の先部と開閉扉1
8の基部とが連結軸25aにより回動自在に連結されて
いる。また、図2(A)に示すように、連結軸25aに
はトーションばね25bが取り付けられており、このト
ーションばね25bにより、開閉扉18は、摺動板17
に対して下向き(図2での時計方向)に付勢されてい
る。
【0021】摺動板17には、長孔17a,17aが形
成されており、天面12aに設けられたガイドピン1
9,19に挿通されている。本体12の両側板12b、
12bは天面12aの近くで打ち抜かれ、残った部分が
本体12の内部方向に折り曲げられて摺動棚12b1,
12b1が形成されている。摺動板17と開閉扉18の
両側端は、この摺動棚12b1と天面12aとの間の溝
内に介装されている。したがって、摺動板17はガイド
ピン19,19によりY方向へ移動自在に支持され、ま
た摺動板17と開閉扉18の双方は、摺動棚12b1,
12b1と天面12aの溝内にてY方向へ摺動自在に支
持されている。
成されており、天面12aに設けられたガイドピン1
9,19に挿通されている。本体12の両側板12b、
12bは天面12aの近くで打ち抜かれ、残った部分が
本体12の内部方向に折り曲げられて摺動棚12b1,
12b1が形成されている。摺動板17と開閉扉18の
両側端は、この摺動棚12b1と天面12aとの間の溝
内に介装されている。したがって、摺動板17はガイド
ピン19,19によりY方向へ移動自在に支持され、ま
た摺動板17と開閉扉18の双方は、摺動棚12b1,
12b1と天面12aの溝内にてY方向へ摺動自在に支
持されている。
【0022】天面12aの2箇所は打ち抜き加工され、
残った凸状部分が本体12の内部方向に折り曲げられて
折曲部12a1,12a1が形成されている。一方、摺動
板17には、凹部17b,17bが形成されている。1
つの折曲部12a1と1つの凹部17bは互いに対にな
っている。それぞれの折曲部12a1に穿設された孔に
はガイド軸20がY軸方向へ挿通され、その先端は凹部
17b内の内端面17b1に固定されている。また、折
曲部12a1と内端面17b1の間に付勢部材として、例
えばコイルスプリング21が設けられており、その中に
ガイド軸20が挿通されている。よって、このコイルス
プリング21により、摺動板17と開閉扉18は、前方
向(Y(+)方向)へ付勢されている。
残った凸状部分が本体12の内部方向に折り曲げられて
折曲部12a1,12a1が形成されている。一方、摺動
板17には、凹部17b,17bが形成されている。1
つの折曲部12a1と1つの凹部17bは互いに対にな
っている。それぞれの折曲部12a1に穿設された孔に
はガイド軸20がY軸方向へ挿通され、その先端は凹部
17b内の内端面17b1に固定されている。また、折
曲部12a1と内端面17b1の間に付勢部材として、例
えばコイルスプリング21が設けられており、その中に
ガイド軸20が挿通されている。よって、このコイルス
プリング21により、摺動板17と開閉扉18は、前方
向(Y(+)方向)へ付勢されている。
【0023】摺動板17の中央部にはY(−)方向へ開
口する凹部17cが形成され、この凹部17c内に摺動
板17と一体のフック22が形成されている。また、天
面12aの下部には、摺動板17と開閉扉18が本体内
部に完全に収納された状態で、前記フック22部分を掛
止する部材としてロックユニット23が設けられてい
る。このロックユニット23は、フック22がY軸
(−)方向に一度押し込まれるとこのフック22をロッ
クする。そして、フック22が再びY軸(−)方向に軽
く押し込まれるとロック状態が解除される構造となって
いる。
口する凹部17cが形成され、この凹部17c内に摺動
板17と一体のフック22が形成されている。また、天
面12aの下部には、摺動板17と開閉扉18が本体内
部に完全に収納された状態で、前記フック22部分を掛
止する部材としてロックユニット23が設けられてい
る。このロックユニット23は、フック22がY軸
(−)方向に一度押し込まれるとこのフック22をロッ
クする。そして、フック22が再びY軸(−)方向に軽
く押し込まれるとロック状態が解除される構造となって
いる。
【0024】なお、枠体14には、開閉扉18のY軸方
向への移動をガイドする挟持部14dが形成されてい
る。前記ロックユニット23によりフック22がロック
されたときに、開閉扉18の先端面18aは、挟持部1
4dよりも前方へ少し突出するようになっている(図2
(A)参照)。よって、図2(A)において突出部分で
ある先端面18aが本体内部方向へ軽く押し込まれると
ロックユニット23を非ロック状態とすることができ
る。
向への移動をガイドする挟持部14dが形成されてい
る。前記ロックユニット23によりフック22がロック
されたときに、開閉扉18の先端面18aは、挟持部1
4dよりも前方へ少し突出するようになっている(図2
(A)参照)。よって、図2(A)において突出部分で
ある先端面18aが本体内部方向へ軽く押し込まれると
ロックユニット23を非ロック状態とすることができ
る。
【0025】また、摺動板17の下面にはストッパ17
dが一体に形成されている。摺動板17と開閉扉18が
コイルスプリング21に付勢されてY(+)方向に移動
し、開閉扉18が前記挟持部14dよりも前方へ突出し
たときに(図2(B)参照)、枠体14の内面にストッ
パ17dが当たり、開閉扉18がこれ以上Y(+)方向
に突出されることを防止することができる。このとき、
継手25部分は、挟持部14dよりもわずかに前方へ突
出する。よって図2(B)の状態で、開閉扉18は、継
手25の連結軸25aを中心としてα方向に回動可能と
なり、本体12の前部12cを閉鎖することができる。
また、開閉扉18のα方向への回動は、前記トーション
ばね25bの付勢力により実現される。あるいは開閉扉
18が自重によってα方向へ回動するように構成するこ
とも可能である。
dが一体に形成されている。摺動板17と開閉扉18が
コイルスプリング21に付勢されてY(+)方向に移動
し、開閉扉18が前記挟持部14dよりも前方へ突出し
たときに(図2(B)参照)、枠体14の内面にストッ
パ17dが当たり、開閉扉18がこれ以上Y(+)方向
に突出されることを防止することができる。このとき、
継手25部分は、挟持部14dよりもわずかに前方へ突
出する。よって図2(B)の状態で、開閉扉18は、継
手25の連結軸25aを中心としてα方向に回動可能と
なり、本体12の前部12cを閉鎖することができる。
また、開閉扉18のα方向への回動は、前記トーション
ばね25bの付勢力により実現される。あるいは開閉扉
18が自重によってα方向へ回動するように構成するこ
とも可能である。
【0026】次に、開閉扉18を本体12内に収納し、
さらに操作部13を本体12に装着する手順を説明す
る。操作部13が本体12から取り外された状態では、
開閉扉18が、図2(B)で点線で示すように下向きに
回動しており、この開閉扉18により本体12の前部1
2c、すなわち前面15の前方が完全に閉鎖されてい
る。したがって、挿入口15aや本体側コネクタ16も
開閉扉18で覆われており、挿入口15aに異物やほこ
りが入ることがなく、また本体側コネクタ16にほこり
などが付着するのを防止できる。また本体12の前部1
2cが平坦状の開閉扉18で塞がれているので、外見で
は車載用電子機器であることを簡単に認識できず、よっ
て盗難防止効果を発揮できる。
さらに操作部13を本体12に装着する手順を説明す
る。操作部13が本体12から取り外された状態では、
開閉扉18が、図2(B)で点線で示すように下向きに
回動しており、この開閉扉18により本体12の前部1
2c、すなわち前面15の前方が完全に閉鎖されてい
る。したがって、挿入口15aや本体側コネクタ16も
開閉扉18で覆われており、挿入口15aに異物やほこ
りが入ることがなく、また本体側コネクタ16にほこり
などが付着するのを防止できる。また本体12の前部1
2cが平坦状の開閉扉18で塞がれているので、外見で
は車載用電子機器であることを簡単に認識できず、よっ
て盗難防止効果を発揮できる。
【0027】操作部13を装着するときには、図2
(B)の状態から手で開閉扉18を実線で示す水平方向
にほぼ90度押し上げ、次に本体内部に押し入れる。開
閉扉18は、摺動板17とともに本体12内に移動し、
上記フック22がロックユニット23を押し込みロック
状態となり、摺動板17と開閉扉18は、図1および図
2(A)の状態で停止する。
(B)の状態から手で開閉扉18を実線で示す水平方向
にほぼ90度押し上げ、次に本体内部に押し入れる。開
閉扉18は、摺動板17とともに本体12内に移動し、
上記フック22がロックユニット23を押し込みロック
状態となり、摺動板17と開閉扉18は、図1および図
2(A)の状態で停止する。
【0028】次に、操作部13を本体12の前部12c
すなわち枠体14の内枠14c内に装着する。図1にお
いて、操作部13が内枠14c内に装着されると、両側
面13c,13cのロック溝13b,13bがロック掛
止部14b,14bに掛合してロックされる。このとき
図2(C)に示すように、操作部13の背面の押圧部1
3dによって開閉扉18の先端面18aがロック状態か
らさらに本体内方へ押し込まれ、ロックユニット23に
よるロックが解除される。よって、操作部13は、スプ
リング21の弾性力により開閉扉18を介して前方(軸
(+)方向)に付勢された状態でロック掛止部14b,
14bによりロックされていることになる。この状態で
本体側コネクタ16と操作部13の背面のコネクタ(図
示せず)とが接続されており、操作部13の前面の操作
スイッチなどが操作されると、その操作信号が前記コネ
クタを介して装置本体12内の回路へ与えられ、通常の
操作が可能になる。
すなわち枠体14の内枠14c内に装着する。図1にお
いて、操作部13が内枠14c内に装着されると、両側
面13c,13cのロック溝13b,13bがロック掛
止部14b,14bに掛合してロックされる。このとき
図2(C)に示すように、操作部13の背面の押圧部1
3dによって開閉扉18の先端面18aがロック状態か
らさらに本体内方へ押し込まれ、ロックユニット23に
よるロックが解除される。よって、操作部13は、スプ
リング21の弾性力により開閉扉18を介して前方(軸
(+)方向)に付勢された状態でロック掛止部14b,
14bによりロックされていることになる。この状態で
本体側コネクタ16と操作部13の背面のコネクタ(図
示せず)とが接続されており、操作部13の前面の操作
スイッチなどが操作されると、その操作信号が前記コネ
クタを介して装置本体12内の回路へ与えられ、通常の
操作が可能になる。
【0029】操作部13の取り出しはリリース釦14a
を押すことによって行うことができる。リリース釦14
aが押されると、一方の側のロック掛止部14bがロッ
ク溝13bから外れて操作部13に対するロックが解除
され、前記開閉扉18の付勢力により操作部13は内枠
14cから取り外すことが可能となる。また、このとき
ロックユニット23のロックは既に解除されているの
で、スプリング21の付勢力により、開閉扉18はY軸
(+)方向に移動し、上述したように開口部12cは開
閉扉18によって閉鎖される。すなわち、ユーザはリリ
ース釦14aを押す作業を一度行なうだけで、操作部1
3を取り出すことができるとともに、開口部12cを閉
鎖することができる。
を押すことによって行うことができる。リリース釦14
aが押されると、一方の側のロック掛止部14bがロッ
ク溝13bから外れて操作部13に対するロックが解除
され、前記開閉扉18の付勢力により操作部13は内枠
14cから取り外すことが可能となる。また、このとき
ロックユニット23のロックは既に解除されているの
で、スプリング21の付勢力により、開閉扉18はY軸
(+)方向に移動し、上述したように開口部12cは開
閉扉18によって閉鎖される。すなわち、ユーザはリリ
ース釦14aを押す作業を一度行なうだけで、操作部1
3を取り出すことができるとともに、開口部12cを閉
鎖することができる。
【0030】また、図1に示すような操作部13が取り
外せる車載用電子機器11において、操作部13が本体
12に装着されたときに、操作部13の背面の押圧部1
3dにより開閉扉18の先端面18aが押されない構造
にすることもできる。この場合には、操作部13が装着
された時点で、摺動板17がロックユニット23により
ロックされたままの状態である。よってリリース釦14
aを押して操作部13を離脱させた後に、指で開閉扉1
8の先端面18aを押して、ロックユニット23のロッ
クを解除させ、図2(B)に示すように開閉扉18を突
出させて閉鎖状態とすることになる。なお、上記構成例
では本体12の天面12aに沿って摺動板17および開
閉扉18がY方向へ摺動自在に支持され、開閉扉18が
本体12の前方へ突出した時点でα方向(下方向)に回
動するようにしたものを説明したが、摺動板17および
開閉扉18を本体12の底面に沿って摺動自在とし、開
閉扉18が本体12の前方へ突出した時点で反α方向へ
回動させて開口部12cを閉鎖させるようにしてもよ
い。
外せる車載用電子機器11において、操作部13が本体
12に装着されたときに、操作部13の背面の押圧部1
3dにより開閉扉18の先端面18aが押されない構造
にすることもできる。この場合には、操作部13が装着
された時点で、摺動板17がロックユニット23により
ロックされたままの状態である。よってリリース釦14
aを押して操作部13を離脱させた後に、指で開閉扉1
8の先端面18aを押して、ロックユニット23のロッ
クを解除させ、図2(B)に示すように開閉扉18を突
出させて閉鎖状態とすることになる。なお、上記構成例
では本体12の天面12aに沿って摺動板17および開
閉扉18がY方向へ摺動自在に支持され、開閉扉18が
本体12の前方へ突出した時点でα方向(下方向)に回
動するようにしたものを説明したが、摺動板17および
開閉扉18を本体12の底面に沿って摺動自在とし、開
閉扉18が本体12の前方へ突出した時点で反α方向へ
回動させて開口部12cを閉鎖させるようにしてもよ
い。
【0031】図3は本発明の他の構成例を示す斜視図で
ある。この例では、操作部13が固定されまたは操作部
13が離脱可能とされた装置の本体12が内部中空の筐
体31に離脱可能に挿入される。筐体31は自動車のイ
ンストルメントパネルなどに埋設されて固定される。操
作部13にはハンドル33が軸36により回動自在に支
持されており、このハンドル33を操作部13の前方へ
立ち上がるように水平姿勢に回動させると、ロック板3
4がこれに追従する。本体12が筐体31に挿入された
ときに、ハンドル33を図3に示すように下向きにして
おくと、ロック板34の先端のロック突起35が、筐体
31のロック穴31aに掛合して、本体12が引き出さ
れないようにロックされる。そしてハンドル33を水平
姿勢に前方へ回動させると、ロック突起35がロック穴
31a内から抜け出て、本体12を筐体31の内部から
取り出すことができるようになっている。
ある。この例では、操作部13が固定されまたは操作部
13が離脱可能とされた装置の本体12が内部中空の筐
体31に離脱可能に挿入される。筐体31は自動車のイ
ンストルメントパネルなどに埋設されて固定される。操
作部13にはハンドル33が軸36により回動自在に支
持されており、このハンドル33を操作部13の前方へ
立ち上がるように水平姿勢に回動させると、ロック板3
4がこれに追従する。本体12が筐体31に挿入された
ときに、ハンドル33を図3に示すように下向きにして
おくと、ロック板34の先端のロック突起35が、筐体
31のロック穴31aに掛合して、本体12が引き出さ
れないようにロックされる。そしてハンドル33を水平
姿勢に前方へ回動させると、ロック突起35がロック穴
31a内から抜け出て、本体12を筐体31の内部から
取り出すことができるようになっている。
【0032】この例では、筐体31の前部の開口部31
bに枠体32が設けられている。また筐体31の天面の
下側には、摺動板17および開閉扉18が設けられてい
る。この摺動板17および開閉扉18のそれぞれの構造
および継手25での連結状態は図1に示すものとまった
く同じである。また図3では図示省略しているが、摺動
板17には図1に示すものと同様にガイド軸20が固定
され、またコイルスプリング21により摺動板17は前
方へ付勢されている。また図3においてもロックユニッ
ト23とフック22が同様に設けられている。
bに枠体32が設けられている。また筐体31の天面の
下側には、摺動板17および開閉扉18が設けられてい
る。この摺動板17および開閉扉18のそれぞれの構造
および継手25での連結状態は図1に示すものとまった
く同じである。また図3では図示省略しているが、摺動
板17には図1に示すものと同様にガイド軸20が固定
され、またコイルスプリング21により摺動板17は前
方へ付勢されている。また図3においてもロックユニッ
ト23とフック22が同様に設けられている。
【0033】図3においても、枠体32の挟持部14d
から、開閉扉18の先端面18aがやや前方へ突出して
おり、図2(A)に示したようにその状態で開閉扉18
と摺動板17がロックされている。本体12が筐体31
内に装着されると、操作部13の背面の押圧部13d
(本体の一部)により、開閉扉18の先端面18aが筐
体31の内方に押されて、ロックユニット23によるロ
ックが解除される。したがって、図2(C)と同様に、
本体12が筐体31内に装着された状態では、摺動板1
7と開閉扉18はロックユニット23のロックが解除さ
れた状態で突出方向へ付勢されている。本体12が取り
出されると、図2(B)と同様に、スプリング21によ
り摺動板17と開閉扉18が前方へ突出し、開口部31
bが開閉扉で自動的に閉鎖される。この例では、本体1
2が取り出されたときに、開口部31bが開閉扉18で
閉鎖されるので、インストルメントパネルに穴が現れる
のを防止でき、外観を損なうことがなく、また筐体31
内に異物が入るおそれがない。
から、開閉扉18の先端面18aがやや前方へ突出して
おり、図2(A)に示したようにその状態で開閉扉18
と摺動板17がロックされている。本体12が筐体31
内に装着されると、操作部13の背面の押圧部13d
(本体の一部)により、開閉扉18の先端面18aが筐
体31の内方に押されて、ロックユニット23によるロ
ックが解除される。したがって、図2(C)と同様に、
本体12が筐体31内に装着された状態では、摺動板1
7と開閉扉18はロックユニット23のロックが解除さ
れた状態で突出方向へ付勢されている。本体12が取り
出されると、図2(B)と同様に、スプリング21によ
り摺動板17と開閉扉18が前方へ突出し、開口部31
bが開閉扉で自動的に閉鎖される。この例では、本体1
2が取り出されたときに、開口部31bが開閉扉18で
閉鎖されるので、インストルメントパネルに穴が現れる
のを防止でき、外観を損なうことがなく、また筐体31
内に異物が入るおそれがない。
【0034】なお、図3においても、本体12が装着さ
れた時点で、ロックユニット23による摺動板17のロ
ックが解除されないようにしておき、本体12を筐体3
1内から離脱させた後に、指で開閉扉18の先端面18
aを押してロックユニット23のロックを解除し、開閉
扉18を閉鎖状態としてもよい。
れた時点で、ロックユニット23による摺動板17のロ
ックが解除されないようにしておき、本体12を筐体3
1内から離脱させた後に、指で開閉扉18の先端面18
aを押してロックユニット23のロックを解除し、開閉
扉18を閉鎖状態としてもよい。
【0035】また、図1および図3の両構成例におい
て、付勢部材としてのスプリング21,21およびロッ
クユニット23を設けなければ、開閉扉18の開閉はす
べてユーザの手動で行なうことも可能である。この場合
に開閉扉18を収納するには、図2(B)に示すように
開閉扉18を水平姿勢に回動させた後に、Y(−)方向
に押し込めばよい。また、開閉扉18を閉鎖する場合に
は、反対に開閉扉18をY(+)方向に引き出すだけで
よく、引き出した後には開閉扉18はトーションばね2
5bの弾性力でまたは自重でα方向に回動するので開口
部12cを閉鎖することができる。
て、付勢部材としてのスプリング21,21およびロッ
クユニット23を設けなければ、開閉扉18の開閉はす
べてユーザの手動で行なうことも可能である。この場合
に開閉扉18を収納するには、図2(B)に示すように
開閉扉18を水平姿勢に回動させた後に、Y(−)方向
に押し込めばよい。また、開閉扉18を閉鎖する場合に
は、反対に開閉扉18をY(+)方向に引き出すだけで
よく、引き出した後には開閉扉18はトーションばね2
5bの弾性力でまたは自重でα方向に回動するので開口
部12cを閉鎖することができる。
【0036】また摺動板17のような摺動部材を設け
ず、開閉扉18の軸が本体12内または筐体31内で前
後方向へ摺動できるようにし、開閉扉18を挟持部14
dの前方へ完全に突出させた状態で、前記軸が挟持部1
4dに対して回動自在となり、開閉扉18をそのまま下
方向へ回動させることのできるように構成してもよい。
開閉扉18の表面は、例えば枠体や取り付けられるダッ
シュボードと同じ色彩にしたり、枠体表面に薄型のデジ
タル時計などを設け、その部分が一見して電子機器には
見えないようなデザインに偽装することにより、本体1
2の盗難防止効果を高めることができる。
ず、開閉扉18の軸が本体12内または筐体31内で前
後方向へ摺動できるようにし、開閉扉18を挟持部14
dの前方へ完全に突出させた状態で、前記軸が挟持部1
4dに対して回動自在となり、開閉扉18をそのまま下
方向へ回動させることのできるように構成してもよい。
開閉扉18の表面は、例えば枠体や取り付けられるダッ
シュボードと同じ色彩にしたり、枠体表面に薄型のデジ
タル時計などを設け、その部分が一見して電子機器には
見えないようなデザインに偽装することにより、本体1
2の盗難防止効果を高めることができる。
【0037】なお、本発明による車載用電子機器は、カ
セット・テーププレーヤのみに限られず、多種様々な車
載用電子機器、例えばCD、MDプレーヤ、アンプ、イ
コライザーなどの各音響装置、または無線機、ナビゲー
ション装置などにも使用可能である。
セット・テーププレーヤのみに限られず、多種様々な車
載用電子機器、例えばCD、MDプレーヤ、アンプ、イ
コライザーなどの各音響装置、または無線機、ナビゲー
ション装置などにも使用可能である。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、操作部ま
たは本体を取り出した後にインストルメントパネルなど
の外観を保つことができる。また、塵やほこりの侵入を
防止することができ、併せて操作部が取り外せるもので
は本体が残されたままであることの見分けがすぐに付き
難く偽装することにより盗難防止を図ることができる。
たは本体を取り出した後にインストルメントパネルなど
の外観を保つことができる。また、塵やほこりの侵入を
防止することができ、併せて操作部が取り外せるもので
は本体が残されたままであることの見分けがすぐに付き
難く偽装することにより盗難防止を図ることができる。
【図1】本発明における車載用電子機器の第1の構成例
を示す斜視図、
を示す斜視図、
【図2】図1におけるII−II線断面図を示し、
(A)は開閉扉がロック状態、(B)は開閉扉が非ロッ
ク状態、(C)は開口部に操作部が装着されている状態
を示す、
(A)は開閉扉がロック状態、(B)は開閉扉が非ロッ
ク状態、(C)は開口部に操作部が装着されている状態
を示す、
【図3】本発明の車載用電子機器の第2の構成例を示す
斜視図、
斜視図、
【図4】従来の車載用電子機器を示す斜視図、
11 車載用電子機器 12 本体 12a 天面 12c 前部 12a1 折曲部 13 操作部 14 枠体 14a リリース釦 14b ロック掛止部 14c 内枠 14d 挟持部 15 前面 16 本体側コネクタ 17 摺動板 17a 長穴 18 開閉扉 18a 先端面 19 ガイドピン 20 ガイド軸 21 スプリング 23 ロックユニット 25 継手 31 筐体 32 枠体
Claims (5)
- 【請求項1】 電子機器の本体と、この本体の前部に着
脱自在に設けられた操作部とを有する車載用電子機器に
おいて、前記本体の内部にて前後方向に移動可能で、後
方向に移動したときに本体内部に収納され、前方向に移
動したときに本体から突出して前記本体の前部を閉鎖す
る方向へ回動する開閉扉が設けられていることを特徴と
する車載用電子機器。 - 【請求項2】 開閉扉が本体内部に収納され操作部が装
着された状態で開閉扉が操作部に対して加圧される方向
へ付勢されており、操作部が離脱したときに前記付勢力
により開閉扉が前方向へ突出する請求項1記載の車載用
電子機器。 - 【請求項3】 電子機器の本体と、この本体が着脱自在
に収納される筐体とを有する車載用電子機器において、
前記筐体の内部にて前後方向に移動可能で、後方向に移
動したときに筐体内部に収納され、前方向に移動したと
きに本体から突出して前記筐体の前部を閉鎖する方向へ
回動する開閉扉が設けられていることを特徴とする車載
用電子機器。 - 【請求項4】 開閉扉が筐体内部に収納され本体が装着
された状態で開閉扉が本体の一部に対して加圧される方
向へ付勢されており、本体が離脱したときに前記付勢力
により開閉扉が前方向へ突出する請求項3記載の車載用
電子機器。 - 【請求項5】 開閉扉は、前後方向に移動する摺動部材
の先部に回動自在に支持され、前記摺動部材を前方向へ
付勢する付勢部材と、開閉扉が収納されたときに前記摺
動部材をロックするロックユニットが設けられ、ロック
ユニットがロック状態のときに開閉扉が押されて摺動部
材が後方へ移動した時点で前記ロック状態が解除される
請求項1ないし4のいずれかに記載の車載用電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32151895A JPH09158938A (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | 車載用電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32151895A JPH09158938A (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | 車載用電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09158938A true JPH09158938A (ja) | 1997-06-17 |
Family
ID=18133470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32151895A Withdrawn JPH09158938A (ja) | 1995-12-11 | 1995-12-11 | 車載用電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09158938A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6705688B2 (en) * | 2001-03-09 | 2004-03-16 | Pioneer Corporation | Electronic equipment |
-
1995
- 1995-12-11 JP JP32151895A patent/JPH09158938A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6705688B2 (en) * | 2001-03-09 | 2004-03-16 | Pioneer Corporation | Electronic equipment |
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