JP4021020B2 - 車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構 - Google Patents

車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は操作パネルを着脱可能とした車載用音響機器に係わり、特に、操作パネルの着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
車載用音響機器の操作パネルは、記録媒体挿入口を開放するために可倒式とし、さらに盗難を防止するために取り外し可能とするものがある。そのような従来の可倒式操作パネル着脱機構の例を図9および図10に示す。図9に示す機器本体1の前方に取付けられたサブパネル2の左右に軸保持部材22、22が固定されており、軸保持部材22、22には夫々軸23、23が立設されている。
【0003】
操作パネル3の左右側面には軸受20が可動状態に埋め込まれ、圧縮コイルばねにより突出方向に付勢されている。軸受20が軸23と嵌合し操作パネル3は回動自在に支持される。操作パネル3に一体に形成された扇形ギヤ(図9では見えていない)は軸保持部材22に回転自在に支持されたギヤ7と噛み合い、ギヤ7は軸保持部材22に支持されたギヤダンパ(図9では見えていない)と噛み合っている。
【0004】
操作パネル3は軸23、23に回動自在に支持された状態で上方に回動されると、図示していないロック機構によりロックされ、サブパネル2の前面を覆い使用状態となる。前記ロック機構を解除すると、レバー24に押されて前方に倒される。レバー24は図10に示すように本体側に回動自在に支持されており、ばねで前傾方向に付勢されている。
【0005】
レバー24の圧力は操作パネル3の回動速度を加速するように作用するが、前述のギヤダンパには粘性流体が封入されており、ギヤの回転速度に比例したトルク荷重を発生させ、ギヤダンパの作用により操作パネル3の回動速度が抑えられる。操作パネル3を取り外すときは、操作パネル3を倒した状態で手前に引張ると、軸受20、20が軸23、23に押され圧縮コイルばねの弾力に抗して操作パネル3の凹みの奥に移動し、軸受20、20から外れて操作パネル3を機器本体1から離すことができる。
【0006】
特公平8−1721号公報に提案された操作パネルの着脱機構は、板金製の中蓋部が機器本体に回動自在に設けられた支持部材の自由端部に枢支されており、中蓋部は枢軸が円弧状に移動しながら枢軸回りに回動する。操作パネルは中蓋部が機器本体の前面から離れた状態で中蓋部に装着される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記した図9および図10に示す従来のパネル着脱機構では、軸受20の軸方向の動きをスムーズにするためには軸受20を嵌合させる凹みをある程度深くする必要があり、その部分が操作パネルのつまみ、表示部等に対してデッドスペースとなってつまみや表示部を配置するスペースが狭くなり操作性や見栄えが悪くなっていた。
【0008】
また、操作パネル3を傾動させるレバー24を回動させるため、レバー24の移動スペースが大きく、サブパネル2に大きい穴を開ける必要があり、強度やスペースの点で不利であった。図11に示すように直動するスライダ25により操作パネル3を傾動させれば、スライダ25の移動スペースは小さくなるが、スライダ25を水平方向に動かす場合は操作パネルが水平近くまで傾いているときに操作パネル3がスライダ25を押す上方向の分力が大きくなり、スライダ25とサブパネル2との摩擦力および操作パネル3とスライダ25との摩擦力が大きくなり、スライダ25が動きにくくまた、破損する恐れがある。
【0009】
特公平8−1721号公報に提案された操作パネルの着脱機構は、高価な板金部材で構成され、また、機構が複雑であるため、製造コストが高くなる。また、複雑な機構を収容するスペースも大きくなるという問題があった。
【0010】
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、サブパネルや操作パネルに大きいデッドスペースを生じさせることがなく、構造が簡単でスムーズに作動する車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明の車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構は、水平方向が長手方向となる長方形の操作パネルを機器本体の光ディスク挿入口の設けられた前面を閉じる垂直姿勢と機器本体の前記前面を開く傾斜姿勢との間で下辺近傍を回動中心軸として回動可能に装着し、さらに機器本体に着脱可能とし、前記操作パネルの背面に圧接して操作パネルを前記垂直姿勢から傾斜姿勢に回動させるスライダを機器本体側に長手方向所定範囲で摺動自在に支持してばねで突出方向に付勢し、操作パネルを傾斜姿勢から垂直姿勢に回動させるときは操作パネルを押し込むことにより前記スライダを前記ばねの弾力に抗して押し込み、前記操作パネルが機器本体の前面を開く傾斜姿勢のときに機器本体前面の光ディスク挿入口を解放する車載用音響機器において、前記操作パネルが垂直姿勢のときの前記操作パネルの前記スライダとの第1の当接面と、前記操作パネルが押し込まれて前記スライダと当接するようになる第2の当接面とが夫々前記スライダの移動方向に対して略垂直となると共に前記第1の当接面と前記第2の当接面とが断面略S字状の滑らかな面で連なるように形成したものである。
【0012】
また、前記車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構において、前記操作パネルを回動可能に支持する嵌合部材を可動アームを介して機器本体側に取付け、前記嵌合部材を操作パネルの回動中心軸方向に可動するように構成したものである。
【0013】
また、前記車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構において、前記操作パネルを係止するロックアームを、前記スライダをガイドし、また、前記可動アームを回動自在に支持する軸に回動可能に支持させたものである。
【0014】
また、前記車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構において、前記操作パネルを係止するロックアームおよび前記スライダに夫々突起を設け前記ロックアームが操作パネルを係止した時に前記夫々の突起が係合し、前記スライダの突出が止められるように構成したものである。
【0015】
さらに、前記車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構において、前記ロックアームおよび前記スライダの突起のいずれかまた双方の係合面を前記ロックアームが係合方向に回動するときの前記突起の先端部が前記ロックアームの回動を干渉することがないように傾斜させたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
この発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1および図2に実施例の操作パネル着脱機構の概略構成を示す。図1に示す機器本体1の前方に取付けられたサブパネル2の左右に可動アーム4、5が回動自在に支持されており、その先端に軸4a、5aが一体に形成されている。図3に左側の可動アーム4の可動範囲を実線と2点鎖線で示している。右側の可動アーム5も同様に可動し、図2に示す板ばね10により時計方向に付勢されている。左側の可動アーム4は反時計方向に付勢されているが、図2では可動アーム4を付勢する板ばねは示していない。但し、図4に板ばね10として示されている。
【0017】
図2に示すように、操作パネル3の左右側面の凹み3b、3bは軸4a、5aと嵌合し操作パネル3は回動自在に支持される。操作パネル3に一体に形成された扇形ギヤ3aは可動アーム4に回転自在に支持されたギヤ7と噛み合い、ギヤ7は可動アーム4に支持されたギヤダンパ8と噛み合っている。
【0018】
ギヤダンパ8には粘性流体が封入されており、ギヤの回転速度に比例したトルク荷重を発生させる。ギヤダンパ8の作用により操作パネル3の回動速度が抑えられる。操作パネル3を取り外すときは、操作パネル3を倒した状態で手前に引張ると、軸4a、5aが操作パネル3の凹み3b、3bに押され板ばね10の弾力に抗して可動アーム4、5が先端部を開くように回動し軸4a、5aと凹み3b、3bの嵌合が外れ操作パネル3を機器本体1から離すことができる。
【0019】
図4および図5を参照して操作パネル3の着脱機構を構成する各部材の詳細を説明する。図4はサブパネル2を背面から見た分解斜視図である。図に示す可動アーム4の上下の穴4b、4bはサブパネル2のボスに嵌着されたピン11、11と嵌合し、可動アーム4がサブパネル2に回動自在に取付けられる。ブラケット9はねじ12によりサブパネル2に取付けられ、ブラケット9に取付けられた板ばね10は可動アーム4を上からみて反時計方向に付勢する。
【0020】
金具6はねじ12により可動アーム4に締着される。金具6にはねじ12によりギヤダンパ8が締着され、金具6に立設された軸6aはギヤ7を回転自在に支持する。ギヤ7はギヤダンパ8および図5に示す操作パネル3の扇形ギヤ3aと噛み合う。
【0021】
可動アーム5の穴5bはサブパネル2のボスに嵌着された軸15と嵌合し、可動アーム5がサブパネル2に回動自在に取付けられる。なお、可動アーム5を上から見て時計方向に付勢する板ばねがブラケットに取付けられるが図4にはこのブラケットおよび板ばねは図示していない。ロックアーム13の穴13aも軸15と嵌合し、ロックアーム13がサブパネル2に回動自在に取付けられる。なお、ロックアーム13を上から見て時計方向に付勢する板ばねがブラケットに取付けられるがこの板ばねは図示していない。ロックアーム13の係止部13cは図5に示す操作パネル3を係止する。
【0022】
スライダ14はサブパネル2の角形の穴と嵌合し、さらに、スライダ14の長穴14aは軸15と嵌合し、スライダ14はサブパネル2に突出自在に取付けられている。スライダ14とサブパネル2の間に掛けられた引張りコイルばね19はスライダ14を突出方向に付勢する。
【0023】
スライダ14は後に説明するようにサブパネル2に回動自在に取付けられた操作パネル3の背面を押すが、ロックアーム13が時計方向に回動して操作パネル3を係止しているときは、スライダ14の突起14bの前側にロックアーム13の突起13bが入り込みスライダ14の動きが止められる。
【0024】
このように、可動アーム5、ロックアーム13およびスライダ14が1本の軸15で支持されているが、このため、これら部材の位置決め精度が高められる。
【0025】
サブパネル2に設けられた光ディスク挿入口2aは通常サブパネル2の前面に取付けられた操作パネル3により閉じられる。サブパネル2に取付けられた板ばね16に固着された可動部材17はサブパネル2の穴2bから突出可能であり、操作パネル3を前方に付勢する。サブパネル2の前面には操作パネル3と当接するクッション18、18が張り付けられている。
【0026】
図5に操作パネル3の詳細を示す。操作パネル3は箱型に成形された樹脂部材2個がねじで締着された構造であり、左右側面に凹み3b、3bが形成され、図5(a)で見て右側下部に扇形ギヤ3aが形成されている。凹み3b、3bの形成された面に連なる円錐状の傾斜面には溝3c、3cが形成されている。
【0027】
押釦3dは操作パネル3の前面に突出自在に取付けられており、その後端は図4で説明したロックアーム13の先端傾斜部に臨んでいる。操作パネル3の後面に取付けられたコネクタ3fの接触子はサブパネル2に取付けられた図示していないコネクタの接触子と接触する。操作パネル3がサブパネル2の前面を覆うように取付けられたとき、コネクタ3fにより操作パネル3に設けられた図示していない表示装置や操作キーが本体側に接続される。操作パネル3の背面に設けられた傾斜面3e、3eは図3で説明したスライダ14の先端と当接する。
【0028】
通常、操作パネル3の左右側面の凹み3b、3bは図2および図4で説明した可動アーム4および5の軸4a、5aと嵌合し操作パネル3は回動自在に支持され、サブパネル2の前面を覆う状態ではロックアーム13の係止部13cに係止されている。押釦3dを押すとロックアーム13は回動して、操作パネル3およびスライダ14のロックを解除し、操作パネル3はスライダ14に押されてサブパネル2の前面を開くように回動する。そのときの回動速度は先に説明したギヤダンパ8の作用により制限される。
【0029】
操作パネル3を取り外すときは、操作パネル3が倒れた状態で手前に引張ると、可動アーム4および5の軸4a、5aが操作パネル3の凹み3b、3bに押され板ばね10の弾力に抗して可動アーム4、5が先端部を開くように回動し軸4a、5aと凹み3b、3bの嵌合が外れ操作パネル3を機器本体1から離すことができる。
【0030】
操作パネル3を取り付けるときは、凹み3b、3bが可動アーム4および5の軸4a、5aと嵌合するように操作パネル3を押し込むがそのとき軸4a、5aと溝3c、3cが係合して位置決めされるので、凹み3b、3bを軸4a、5aに容易に嵌合させることができる。
【0031】
このように凹み3b、3bを軸4a、5aに嵌合させた後、操作パネル3を回動させることができ、上方に回動させるとき操作パネル3はスライダ14を押し込むが、傾斜面3eがスライダ14を押すのでスライダ14を上方に押す分力が殆ど発生せずスライダ14はスムーズに移動する。
【0032】
図6にスライダ14と操作パネル3との当接状態での位置関係を示している。図6(a)に示すように、操作パネル3が大きく倒れたときは、スライダ14に向かうように傾斜した面でスライダ14が押されるのでスライダ14を上方向に押す分力は殆ど発生しない。図6(b)に示すように、操作パネル3が略直立した状態では、操作パネル3の当接面はスライダ14の移動方向に動くのでスライダ14を上方向に押す分力は殆ど発生しない。このように、スライダ14を上方向に押す分力は小さくスライダ14はスムーズに動く。
【0033】
操作パネル3がサブパネル2の前面を閉じるように回動すると、ロックアーム13は図4で上から見て一旦反時計方向に回動した後もとに戻され操作パネル3をロックする。また、スライダ14は後方に押し込まれた後ロックアーム13に係止される。
【0034】
ロックアーム13とスライダ14の当接面は図8に示すように傾斜している。当接面を傾斜させていない場合は、図7(a)〜図7(c)に示すように、ロックアーム13およびスライダ14の夫々の突起13bおよび14bが移動するとき、図7(b)に示す係合直前では14bの角部は突起13bの角部と干渉するため、図7(c)に示す係合状態の位置よりもさらに後退しており、その後前進することになる。このため、スライダ14の動きがスムーズでなくなる。
【0035】
実施例のロックアーム13およびスライダ14の夫々の突起13bおよび14bの当接面は図8に示すように傾斜しているので、図8(a)〜図8(c)に示すように、ロックアーム13およびスライダ14の夫々の突起13bおよび14bが移動するとき、図8(b)に示す係合直前でスライダ14を余分に後退させる必要がなく、スライダ14の動きをスムーズにすることができる。
【0036】
実施例は以上のように構成されているが、発明はこれに限られず、操作パネル3を傾動させるスライダ14を左右両側に配置してもよい。また、操作パネル3を回動自在に支持する部材の一方のみを可動させてもよい。さらに、スライダ14は水平移動でなく、傾斜した方向に移動させてもよい。例えば、前方を下方に傾斜させればスライダ14の移動方向と直角方向の分力がさらに小さくなる。
【0037】
【発明の効果】
この発明の車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構によれば、操作パネルを傾動させるスライダの移動空間が小さく、本体側のデッドスペースが小さくなり、しかも、スライダの動きがスムーズである。
【0038】
また、操作パネル側の回動嵌合部を可動させないので、操作パネルのつまみ、表示部等に対するデッドスペースがなくなり、つまみや表示部を配置するスペースを広くとれ操作性や見栄えが良くなる。
【0039】
また、操作パネルを回動自在に支持する可動アーム、操作パネルをロックするロックアームおよび操作パネルを傾動させるスライダが1本の軸で支持されているため、これら部材の位置決め精度が高められる。
【0040】
また、操作パネルを傾動させるスライダはロックアームが操作パネルをロックしたときにロックアームに係止されるので通常の使用時に操作パネルに不必要に力がかからず長期の使用によって操作パネルが変形することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である車載用音響機器の操作パネル着脱機構を示す概略外観図である。
【図2】同操作パネル着脱機構を示す概略断面図である。
【図3】同操作パネル着脱機構を示す部分断面図である。
【図4】同操作パネル着脱機構を示す分解斜視図である。
【図5】図5(a)は同操作パネル着脱機構の操作パネル3を示す背面図、図5(b)は同操作パネル3の図5(a)で見た左側の側面図、図5(c)は同操作パネル3の図5(a)で見た右側の側面図、図5(d)は図5(a)におけるD−D断面図である。
【図6】同操作パネル着脱機構の作用を示す部分側面図である。
【図7】同操作パネル着脱機構の作用を説明するための部分平面図である。
【図8】同操作パネル着脱機構の作用を説明するための部分平面図である。
【図9】従来の車載用音響機器の操作パネル着脱機構を示す概略断面図である。
【図10】同操作パネル着脱機構の作用を説明するるための断面図である。
【図11】従来の車載用音響機器の操作パネル着脱機構を変形させた場合の作用を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 機器本体
2 サブパネル、2a 光ディスク挿入口、2b 穴
3 操作パネル、3a 扇形ギヤ、3b 凹み、3c 溝、3d 押釦、3e傾斜面、3f コネクタ
4 可動アーム、4a 軸、4b 穴
5 可動アーム、5a 軸、5b 穴
6 金具、6a 軸
7 ギヤ
8 ギヤダンパ
9 ブラケット
10 板ばね
11 ピン
12 ねじ
13 ロックアーム、13a 穴、13b 突起、13c 係止部
14 スライダ、14a 長穴、14b 突起
15 軸
16 板ばね
17 可動部材
18 クッシヨン
19 引張りコイルばね
20 軸受
21 圧縮コイルばね
22 軸保持部材
23 軸
24 レバー
25 スライダ

Claims (5)

  1. 水平方向が長手方向となる長方形の操作パネルを機器本体の光ディスク挿入口の設けられた前面を閉じる垂直姿勢と機器本体の前記前面を開く傾斜姿勢との間で下辺近傍を回動中心軸として回動可能に装着し、さらに機器本体に着脱可能とし、前記操作パネルの背面に圧接して操作パネルを前記垂直姿勢から傾斜姿勢に回動させるスライダを機器本体側に長手方向所定範囲で摺動自在に支持してばねで突出方向に付勢し、操作パネルを傾斜姿勢から垂直姿勢に回動させるときは操作パネルを押し込むことにより前記スライダを前記ばねの弾力に抗して押し込み、前記操作パネルが機器本体の前面を開く傾斜姿勢のときに機器本体前面の光ディスク挿入口を解放する車載用音響機器において、前記操作パネルが垂直姿勢のときの前記操作パネルの前記スライダとの第1の当接面と、前記操作パネルが押し込まれて前記スライダと当接するようになる第2の当接面とが夫々前記スライダの移動方向に対して略垂直となると共に前記第1の当接面と前記第2の当接面とが断面略S字状の滑らかな面で連なるように形成した車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構。
  2. 前記操作パネルを回動可能に支持する嵌合部材を可動アームを介して機器本体側に取付け、前記嵌合部材を操作パネルの回動中心軸方向に可動するように構成した請求項1の車載用音響機器の可倒式操作パネル着脱機構。
  3. 前記操作パネルを係止するロックアームを、前記スライダをガイドし、また、前記可動アームを回動自在に支持する軸に回動可能に支持させた請求項2の可倒式操作パネル着脱機構。
  4. 前記操作パネルを係止するロックアームおよび前記スライダに夫々突起を設け前記ロックアームが操作パネルを係止した時に前記夫々の突起が係合し、前記スライダの突出が止められるように構成した請求項3の可倒式操作パネル着脱機構。
  5. 前記ロックアームおよび前記スライダの突起のいずれかまた双方の係合面を前記ロックアームが係合方向に回動するときの前記突起の先端部が前記ロックアームの回動を干渉することがないように傾斜させた請求項4の可倒式操作パネル着脱機構。
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