JP3477551B2 - 車載用音響機器の操作パネル反転機構 - Google Patents
車載用音響機器の操作パネル反転機構Info
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Description
係わり、特に、使用者が車から離れるときに車載用音響
機器を隠して盗難を防止するのに便利な車載用音響機器
の操作パネル反転機構に関する。
響機器を隠して盗難を防止するための機構が知られてい
る。図8は従来の車載用音響機器の盗難防止機構の例を
示す斜視図である。
固定アーム17に回動自在に支持され、図示していない
ばねにより前方に回動するように付勢されている。図8
(a)に示すように操作パネル1が筐体の前面を覆う状
態が使用状態であり、このとき、操作パネル1は図示し
ていないロック機構によりばねの弾力に抗して図に示す
状態に保持されている。
1aを押すと、ロック機構のロックが外れて操作パネル
1は図8(b)に示すように前方に倒れる。この状態で
は図8(c)に示すように、操作パネル1を取り外すこ
とができ、車から離れるときは操作パネル1を持ち出し
て盗難を防止する。
防止するためには、操作パネルを外して携帯しなければ
ならず、面倒であり、また、操作パネルを紛失する恐れ
があった。さらに、操作パネルの裏面を種々の表示のた
めに利用することができなかった。
きる機構として、操作パネルを反転させ操作パネルの裏
面を表側として車載用音響機器を隠すように操作パネル
を駆動する駆動機構を本願出願人が提案している。
23842号)に本願の出願人が提案した車載用音響機
器は、音響機器本体に回動自在に設けたレバーに操作パ
ネルの側面端部を軸を介して回動自在に支持させ、前記
軸を中心とするように第1のギヤを操作パネルに固着
し、前記レバーの中間に立設された軸に第2のギヤを回
転自在に支持し、音響機器本体に前記レバーの回動中心
を中心とするように第3のギヤを固着し、第1のギヤと
第2のギヤを噛み合わせ、第2のギヤと第3のギヤを噛
み合わせると共に、前記レバーを回動駆動する構成とな
っている。
をその端部の軸回りにギヤにより自転させるが、操作パ
ネルに加わる重力が前記ギヤの駆動トルクの負荷として
作用するために駆動機構の伝達トルクが大きくなり、装
置が大掛かりになるという問題があった。
回りの円弧状で移動し、その回動速度は自転速度と一定
の比率であるため、操作パネルが水平となって後方の記
録媒体挿入口を開くとき、操作パネルが略中央の高さ位
置にあり、記録媒体挿入排出のために大きい空間を確保
できないという問題があった。
67699号)に本願の出願人が提案した車載用音響機
器は、前記車載用音響機器の操作パネルの端部の軸を支
持するレバーをさらにシャーシに回動自在に支持された
レバーに回動自在に支持させ、これら2つのレバーを回
動させながら、操作パネルに固着されたギヤにより操作
パネルを自転させる構成となっている。
ネルが水平となって後方の記録媒体挿入口を開くとき、
操作パネルを下方に位置させて、記録媒体挿入排出のた
めに大きい空間を確保することができる。
回りにギヤにより自転させるトルクが大きくなることは
前述の機構と同様であり、さらに、この場合は操作パネ
ルを支持するレバーが他のレバーに回動自在に支持され
るために装置が大掛かりになるという問題があった。
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、機構が簡単であり、しかも、操作パネルを取り外す
ことなく盗難を防止できる車載用音響機器の操作パネル
反転機構を提供することである。
器の操作パネル反転機構は、操作パネルを回動自在に支
持するパネル支持部材を筐体から突出自在に設けてばね
の弾力で突出方向に付勢し、前記操作パネルの回動中心
軸と異なる位置で前記操作パネルの両側面に立設された
凸部を前記筐体または筐体に固定された部材に形成され
た屈曲部を有するガイド溝に挿通させ、前記ばねの弾力
により前記凸部が前記ガイド溝の屈曲部で位置決めされ
た状態から手動で前記操作パネルを反転または正転方向
に回動させる力を加えながらパネル支持部材を前記ばね
の弾力に抗して後退させ、前記操作パネルを反転または
正転させた状態で筐体前面に装着可能としたものであ
る。
転機構において、前記ガイド溝は前記操作パネルを傾け
ながら開くための垂直方向に延在する部分と前記操作パ
ネルを反転するための湾曲部が前記屈曲部で連なるよう
に構成したものである。
転機構において、前記パネル支持部材は一端が筐体に回
動自在に支持され、他端において前記操作パネルの側面
中心を回動自在に支持したものである。
響機器の操作パネル反転機構を図面に基づいて説明す
る。図1はこの発明の第1の実施例である車載用音響機
器の操作パネル反転機構を示す分解斜視図である。
および左側ベース板4は筐体に固定されている。パネル
支持部材6はそれに立設された軸6aおよび軸6bが夫
々左側ベース板4および右側ベース板3に支持されるこ
とにより筐体に対して回動可能に支持されている。そし
て、捩りコイルばね14はパネル支持部材6を図の右下
から見て反時計方向に付勢している。
ル支持部材6と一体となっている。アイドラギヤ12は
右側ベース板3に回転自在に支持され、メインギヤ11
および右側ベース板3に取付けられたギヤダンパー13
と噛み合っている。パネル支持部材6が捩りコイルばね
14の弾力により回動するときはギヤダンパー13が回
転し、パネル支持部材6の回動速度が抑えられる。
ね7、7を介して挾持され、パネルブラケット5と一体
となっている。パネルブラケット5に立設された軸5
a、5aは夫々パネル支持部材6の穴と嵌合し、パネル
ブラケット5および操作パネル1は軸5a、5aを介し
てパネル支持部材6に回動自在に支持されている。
5bに夫々嵌着されたローラ8、8は夫々右側ベース板
3のガイド溝3aおよび左側ベース板4のガイド溝4a
を挿通しており、パネルブラケット5のパネル支持部材
6に対する回動位置が規制される。
ム10は図1に示す操作パネル1が正転した状態で操作
パネル1の下方をロックし、後側ベース板2に取付けら
れたプッシュロック9は操作パネル1が反転した状態で
操作パネル1のリブ1bをロックする。なお、ロックア
ーム10のロックは操作パネル1に設けられたパネルオ
ープン釦1aを押すことにより解除され、プッシュロッ
ク9のロックは操作パネル1を押すことにより解除され
る。
ル反転機構の動作を説明する。図2(a)および(b)
は通常の使用状態を示しており、この状態では先に説明
したように操作パネル1の下方がロックアーム10に係
止されている。この状態でパネルオープン釦1aを押す
とロックアーム10のロックが解除され、操作パネル1
の下方が前方に突出可能となる。
の下方が突出するように操作パネル1を傾動させながら
捩りコイルばね14の弾力により前方に回動する。な
お、操作パネル1の傾動角はローラ8がガイド溝3aお
よび4aに案内されることにより確定される。
6が前方に回動した状態を示す。このとき、操作パネル
1の上方が大きく空いており、筐体内への記録媒体の挿
入または排出が可能となる。操作パネル1を反転させる
場合は、図3(a)および(b)に示す状態から操作パ
ネル1を時計方向に回動させながら筐体側へ押し込む。
操作パネル1を押し込んでいる途中の状態を示してい
る。なお操作パネル1を反時計方向に回動させながら筐
体側へ押し込むことにより図2(a)および(b)に示
す状態に戻すこともできる。
させることにより操作パネル1を反転させた状態で筐体
の前面に装着できるが、そのときのロック状態を図5に
より説明する。図5(a)は操作パネル1を反転させた
状態で筐体の前面に装着する直前の状態を示し、このと
きプッシュロック9の係止部9aは上から見て反時計方
向に回動している。
9の係止部9aは僅かに後退して時計方向に回動しロッ
ク状態となる。ロック状態となった後操作パネル1を放
すと係止部9aは僅かに前進するがロック状態は維持さ
れ、図5(b)に示すように操作パネル1のリブ1bを
係止しており、操作パネル1が反転した状態に維持され
る。
し込むと係止部9aは僅かに後退して係止部9aは反時
計方向に回動してロック解除状態となる。ロックが解除
されると、操作パネル1は捩りコイルばね14の弾力に
より図3(a)および(b)に示す位置まで傾動され
る。1度押すとロックし、ロック状態でさらに押すとロ
ック解除状態となるプッシュロックは既に市販されてい
る。
作パネル1を図2(a)および(b)に示す正転状態に
装着すること、および図4(a)および(b)に示す反
転状態に装着することが可能であることは以上の説明か
ら明かである。
態で取り外すことなく盗難を防止できるので操作パネル
を紛失する恐れがない。また、操作パネルの上方を大き
く空けるように移動させ、操作パネルの移動軌跡は複雑
となるが、手動で操作パネルを動かすので機構は簡単と
なり、しかも記録媒体の挿入排出のスペースを大きくと
ることができる。
機器のパネル反転機構の概略構成を示す側面図である。
この例ではパネル支持部材15は筐体に突出自在に支持
されており、ばね18により突出方向に付勢されてい
る。パネル支持部材15はまた操作パネル1を回動自在
に支持している。
体の前面に装着された状態を示しているがこのとき操作
パネル1は図示していないロック機構によりロックされ
ている。このロック機構のロックを解除すると、ばね1
8の弾力により図6(b)に示すようにパネル支持部材
15が押し出される。
ように操作パネル1を反転させることができる。操作パ
ネル1を反転させた後、手で操作パネル1を押し込むこ
とにより図6(d)に示すように操作パネル1を反転さ
せた状態で筐体の前面に装着できる。なお、このときも
操作パネル1は図示していないロック機構によりロック
される。
態で取り外すことなく盗難を防止できるので操作パネル
を紛失する恐れがない。また、手動で操作パネルを動か
すので機構は簡単となる。
音響機器のパネル反転機構を示す。この例ではパネル支
持部材16は筐体に中心軸回り回転自在に支持されてお
り、操作パネル1を回動自在に支持している。
おり、操作パネル1が正転状態で筐体の前面に装着され
ている、この状態では操作パネル1は図示していないロ
ック機構によりロックされている。
示していないばねの弾力により図7(b)に示すように
操作パネル1が筐体の前面から離れるように回動され
る。この状態において操作パネル1をパネル支持部材1
6と共に図におけるA方向に180°回転させた後、操
作パネル1を筐体前面に向けて回動させることにより、
図7(c)に示すように操作パネル1を反転させた状態
で筐体の前面に装着できる。なお、このときも操作パネ
ル1は図示していないロック機構によりロックされる。
を反転させた状態で取り外すことなく盗難を防止できる
ので操作パネルを紛失する恐れがない。また、手動で操
作パネルを動かすので機構は簡単となり、しかも記録媒
体の挿入排出のスペースを大きくとることができる。
反転機構によれば、操作パネルの裏面に表示装置を設け
る場合は、2種類の操作パネルの使用が可能となる。ま
た、操作パネルの裏面をブランクとする場合は、操作パ
ネルを反転させて、操作パネルを取り外すことなく盗難
を防止でき、操作パネルを紛失する恐れがない。
が必要なく、機構も簡単で製造コストが安くなる。さら
に、機構が簡単であるため必要スペースが小さくなり、
装置の軽量化が達成される。
のパネル反転機構を示す分解斜視図である。
図2(b)は同パネル反転機構を示す側面図である。
す斜視図、図3(b)は同パネル反転機構の同状態を示
す側面図である。
態を示す斜視図、図4(b)は同パネル反転機構の同状
態を示す側面図である。
視図、図5(b)は同パネル反転機構の同部分の他の状
態を示す斜視図である。
ル反転機構の概略構成を示す側面図である。
パネル反転機構を示す斜視図である。
す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 操作パネルを回動自在に支持するパネル
支持部材を筐体から突出自在に設けてばねの弾力で突出
方向に付勢し、前記操作パネルの回動中心軸と異なる位
置で前記操作パネルの両側面に立設された凸部を前記筐
体または筐体に固定された部材に形成された屈曲部を有
するガイド溝に挿通させ、前記ばねの弾力により前記凸
部が前記ガイド溝の屈曲部で位置決めされた状態から手
動で前記操作パネルを反転または正転方向に回動させる
力を加えながらパネル支持部材を前記ばねの弾力に抗し
て後退させ、前記操作パネルを反転または正転させた状
態で筐体前面に装着可能とした車載用音響機器の操作パ
ネル反転機構。 - 【請求項2】 前記ガイド溝は前記操作パネルを傾けな
がら開くための垂直方向に延在する部分と前記操作パネ
ルを反転するための湾曲部が前記屈曲部で連なるように
構成されたことを特徴とする請求項1の車載用音響機器
の操作パネル反転機構。 - 【請求項3】 前記パネル支持部材は一端が筐体に回動
自在に支持され、他端において前記操作パネルの側面中
心を回動自在に支持したことを特徴とする請求項1の車
載用音響機器の操作パネル反転機構。
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