JP3131101B2 - 車載用電子機器 - Google Patents

車載用電子機器

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JP3131101B2
JP3131101B2 JP06230356A JP23035694A JP3131101B2 JP 3131101 B2 JP3131101 B2 JP 3131101B2 JP 06230356 A JP06230356 A JP 06230356A JP 23035694 A JP23035694 A JP 23035694A JP 3131101 B2 JP3131101 B2 JP 3131101B2
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車載用音響装置
のように機器本体の前面に操作ユニットが設けられた車
載用電子機器に係り、特に操作ユニットを機器本体から
離脱させることのできる機種と、操作ユニットが機器本
体に離脱しないように固定される機種との双方に対し、
同じ構造の操作ユニットを適用できるようにした車載用
電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図11と図12は、操作ユニットが回動
自在に設けられた車載用電子機器(車載用音響機器)の
斜視図である。機器本体1は、シャーシ2とその前部に
設けられたノーズ部3とから構成されている。シャーシ
2は、自動車内のコンソールパネルなどに形成された収
納凹部内に埋設され、ノーズ部3がコンソールパネルの
前面にほぼ同一面となるように設置される。シャーシ2
の内部には、カセットテープの駆動機構、あるいは複数
枚のディスク(コンパクトディスク(CD)またはミニ
ディスク(MD))を選択して駆動するディスク選択駆
動機構などが収納されている。さらにシャーシ2内には
FMおよびAMチューナ、オーディオアンプさらに制御
回路が内蔵されている。ノーズ部3の前面3aには、操
作ユニット4が設けられている。操作ユニット4の前面
の操作パネルには、液晶パネルなどの表示装置5および
押し釦などの各種操作体6が配設されている。ノーズ部
3の前面3aの両側部には一対の支持片7が突設され、
操作ユニット4はこの支持片7に対し支持軸8により回
動自在に支持されている。
【0003】図11は、操作ユニット4がノーズ部3の
前面3aに重なる閉鎖姿勢となった状態を示し、図12
は、操作ユニット4が支持軸8を支点として前方へ回動
し、前面3aが露出する開放姿勢となった状態を示して
いる。図12の開放姿勢では、ノーズ部3の前面3aが
露出し、この前面3aに開口されているメディア挿入口
3bからカセットテープまたは複数のディスクなどの記
録媒体の挿入ならびに排出ができるようになる。図11
に示す閉鎖姿勢では機器本体の前面の全体に操作ユニッ
ト4の操作パネルが占め、操作体6により各種操作、例
えばカセットテープやディスクの駆動操作、AMやFM
の選局操作などが行われ、また表示装置5に各種動作状
態の表示ができるようになる。
【0004】この種の車載用電子機器では、2種の方式
がある。第1の方式は、操作ユニット4を機器本体1か
ら任意に離脱させることができるようにするものであ
る。この方式では、操作ユニット4を機器本体1から外
し、操作ユニット4を単体にて車外へ携帯することによ
り、機器本体1の操作が不能になり、機器本体1が車内
から盗まれるのを未然に防ぐことができる。第2の方式
は、操作ユニット4が機器本体1から外すことのできな
いように取り付けられたものである。これは機器本体1
が車内から盗まれる恐れの無い地域で使用する場合、あ
るいは車外へ出るときに操作ユニットと機器本体1とが
一体になったものをそのまま外して持ち出すことを想定
した場合に採用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように車載用電
子機器では、操作ユニット4が機器本体1から取り外し
自在のものと取り外ししないものとの2種類があるが、
機器本体1内の構造は両機種において共通であり、また
操作ユニット4の基本的な構造および外観のデザインも
両機種にて共通である。しかし、一方の機種では、操作
ユニット4を機器本体1にロックする機構および操作ユ
ニット4を機器本体1から取り外す際の離脱操作機構が
必要であり、操作ユニット4のケースおよびノーズ部3
を前記各機構を収納できる構造にしなければならない。
逆に操作ユニット4が機器本体1から離脱できない機器
では、操作ユニット4とノーズ部3に前記各機構を収納
する必要がない。したがって、車載用電子機器の設計と
製造に際し、ノーズ部3および操作ユニット4を前記2
種の機器にそれぞれ合わせたものにしなくてはならな
い。よって、操作ユニット4のケースおよびノーズ部3
をそれぞれの機種に合わせた構造とするために射出成型
の金型などを別々に設ける必要があり、製造コストが高
くなる。また、各機種ごとにノーズ部3と操作ユニット
4のケースなどが異なるものになり、部品管理を各機種
ごとに行う必要があり、この点からも製造コストが高く
なる。
【0006】また、操作ユニット4がノーズ部3から離
脱自在に設けられているものでは、操作ユニット4を図
11に示す閉鎖姿勢から図12に示す開放姿勢へ回動さ
せるための操作体(例えば操作釦)を操作ユニット4の
前面に設ける必要があり、また図11に示す閉鎖姿勢
で、操作ユニット4を機器本体1から離脱させるための
操作体が必要になる。このように、操作ユニットを開放
姿勢に回動させるための操作体と、操作ユニット4を機
器本体1から離脱させるための操作体とを別々に設ける
と、それぞれの操作体を可動状態に支持するための機構
を同じ操作体4の内部に別々に設けることになって、操
作ユニット4内の構造が複雑になる。さらに操作ユニッ
ト4に設けられている2種類の操作体を誤って操作する
可能性が高くなり、例えば操作ユニット4を図11の閉
鎖姿勢から図12に示す開放姿勢へ回動させようとし
て、誤って操作ユニット4を機器本体1から離脱させて
しまうなどの問題が生じる。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、操作ユニットが機器本体から離脱可能な機種であ
っても、操作ユニットが機器本体から離脱しない機種で
あっても、例えばノーズ部や操作ユニットのケースなど
を共通の部品として使用できるようにすることを目的と
している。
【0008】また本発明は、操作ユニットが機器本体に
対して回動でき、且つ操作ユニットが機器本体から離脱
できる構造の場合に、単一の操作体により操作ユニット
の回動操作と離脱操作とを可能にすることを目的として
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の手段は、
機器本体の前面に操作ユニットが設けられた車載用電子
機器において、前記操作ユニット内には所定容積の収納
空間が形成され、前記収納空間内に可動掛止機構と固定
掛止機構のいずれかを選択して収納でき、可動掛止機構
は、収納空間内を摺動自在なスライダと、スライダの摺
動に伴って操作ユニットから突出および退行し突出時に
操作ユニットを機器本体から離脱しないようにロックす
る可動掛止突起と、スライダと可動掛止突起を前記突出
方向へ付勢する付勢部材と、スライダと可動掛止突起を
退行方向へ駆動して操作ユニットを機器本体から離脱さ
せる操作体とから構成され、固定掛止機構は、収納空間
内に移動しないように保持される固定ベースと、この固
定ベースに設けられて操作ユニットから常に突出した状
態で固定され且つ操作ユニットの機器本体からの離脱を
防止する固定掛止突起とから構成されていることを特徴
とするものである。
【0010】第2の手段は、機器本体の前面に重なる閉
鎖姿勢と、前面を露出させる開放姿勢との間で回動自在
な回動ベースと、この回動ベースに取り付けられた操作
ユニットと、操作ユニット内に所定容積にて形成された
収納空間とが設けられ、前記収納空間内に可動掛止機構
と固定掛止機構のいずれかを選択して収納でき、可動掛
止機構は、収納空間内を摺動自在なスライダと、スライ
ダの摺動に伴って操作ユニットから突出および退行し突
出時に操作ユニットを回動ベースから離脱しないように
ロックする可動掛止突起と、スライダと可動掛止突起を
前記突出方向へ付勢する付勢部材と、摺動操作によりス
ライダと可動掛止突起を退行方向へ駆動して操作ユニッ
トを回動ベースから離脱させ、押圧操作により前記回動
ベースおよび操作ユニットを閉鎖姿勢から開放姿勢へ回
動させる第1の操作体とから構成され、固定掛止機構
は、収納空間内に移動しないように保持される固定ベー
スと、この固定ベースに設けられて操作ユニットから常
に突出した状態で固定され且つ操作ユニットの回動ベー
スからの離脱を防止する固定掛止突起と、押圧操作によ
り前記回動ベースおよび操作ユニットを閉鎖姿勢から開
放姿勢へ回動させる第2の操作体とから構成されている
ことを特徴とするものである。
【0011】この第2の手段において、操作ユニットを
閉鎖姿勢から開放姿勢へモータの動力により駆動できる
ようにし、操作体の第1の方向への操作によりモータな
どの動力を始動させる構造とすることができる。
【0012】また、例えば操作ユニットがばねなどの付
勢部材により開放姿勢へ付勢されているものとし、且つ
機器本体に、回動ベースを閉鎖姿勢にてロックする回動
ロック部材を設け、操作体の押圧操作によりこの回動ロ
ック部材によるロックが解除され回動ベースおよび操作
体が閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動できるようにしてもよ
い。
【0013】第3の手段では、機器本体に軸受部が、操
作ユニットに前記軸受部に嵌合する支持軸が設けられ、
操作ユニットが前記支持軸を支点として機器本体の前面
に重なる閉鎖姿勢と、前面を露出させる開放姿勢との間
に回動自在に支持されている車載用電子機器において、
操作ユニット内には所定容量の収納空間が形成され、前
記収納空間内に可動掛止機構と固定掛止機構のいずれか
を選択して収納でき、可動掛止機構は、収納空間内を摺
動自在なスライダと、スライダの摺動に伴って操作ユニ
ットから突出および退行し突出時に前記軸受部に嵌合す
る可動支持軸と、スライダと可動支持軸を前記突出方向
へ付勢する付勢部材と、摺動操作によりスライダと可動
支持軸を退行方向へ駆動して操作ユニットを機器本体か
ら離脱させ、押圧操作により前記操作ユニットを閉鎖姿
勢から開放姿勢へ回動させる第1の操作体とから構成さ
れ、固定掛止機構は、収納空間内に移動しないように保
持される固定ベースと、この固定ベースに設けられて操
作ユニットから常に突出して前記軸受部に嵌合する固定
支持軸と、押圧操作により前記操作ユニットを閉鎖姿勢
から開放姿勢へ回動させる第2の操作体とから構成され
ていることを特徴とするものである。
【0014】この第3の手段でも、モータなどの動力に
より操作ユニットを開放方向へ駆動する構造にでき、こ
の場合に、操作体の第1の方向への操作によりモータな
どの動力を始動させることが可能である。
【0015】あるいは、機器本体に、操作ユニットを閉
鎖姿勢にてロックする回動ロック部材が設けられ、操作
体の押圧操作により回動ロック部材によるロックが解除
されて操作ユニットが閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動でき
るものとしてもよい。
【0016】
【作用】第1の手段では、操作ユニットの収納空間内
に、可動掛止機構と固定掛止機構のいずれかを選択して
収納できるようになっている。可動掛止機構が収納され
たときには、操作ユニットを機器本体から離脱させるこ
とができる。操作ユニットを機器本体に装着すると、可
動掛止突起により操作ユニットが機器本体に装着されて
ロックされる。操作体によりスライダを移動させ可動掛
止突起を操作ユニットから退行させると、可動掛止突起
によるロックが外れて、操作ユニットが機器本体から離
脱させられる。収納領域に固定掛止機構が収納されてい
る場合には、固定掛止突起が操作ユニットから突出した
ままである。この固定掛止突起が機器本体側に常に掛止
されたものとなり、操作ユニットは機器本体から離脱で
きない状態で固定される。
【0017】このように収納空間に可動掛止機構を収納
するか固定収納機構を固定するかで、操作ユニットが離
脱自在な機種と、操作ユニットを離脱させない機種とを
構成できる。したがって操作ユニットのケースなどの構
造は両機種にて共通のものとなり、成型金型を共通にで
き、また2種の製品で同じ部品を使用するために部品管
理が効率的となり、製造コストを低下させることができ
る。
【0018】第2の手段においても、操作ユニット内に
可動掛止機構を収納することにより操作ユニットを離脱
できる機種にでき、固定掛止機構を収納することにより
操作ユニットが離脱できない機種にできる。可動掛止機
構を収納して操作ユニットを離脱可能に支持する構造と
し且つ操作ユニットを回動自在とする構造とするため
に、機器本体と操作ユニットの間に回動ベースが設けら
れる。回動ベースが機器本体に回動自在に支持されると
ともに、この回動ベースに操作ユニットが離脱自在に取
り付けられ、あるいは固定される。操作体を押圧操作す
ると、回動ベースとともに操作ユニットが開放姿勢へ回
動する。また可動掛止機構が設けられている場合には、
操作体を摺動方向へ操作することにより、操作ユニット
が回動ベースから離脱させられる。
【0019】第3の手段では、機器本体の軸受部に操作
ユニットの支持軸が回動自在に支持されている。収納空
間に可動掛止機構が設けられている場合に、操作体を摺
動方向へ操作して可動支持軸を軸受部から抜くことによ
り操作ユニットが機器本体から離脱できるようになる。
また、収納空間に固定掛止機構が収納されている場合に
は、固定支持軸が常に軸受部に嵌合して、操作ユニット
が機器本体から離脱できないものとなる。さらに、収納
空間に可動掛止機構が収納されている場合および固定掛
止機構が設けられている双方の場合に、操作体を押圧方
向へ操作すると、ロック解除に伴って操作ユニットが開
放姿勢へ回動する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第1実施例の車載用電子機器(車
載用音響機器)を示す分解斜視図であり、本発明の第1
の手段と第2の手段に相当するものである。図2は操作
ユニットの図1と逆側の側端部を示す部分斜視図、図3
(A)は操作ユニット内に設けられる可動掛止機構、図
3(B)は固定掛止機構を示す分解斜視図、図4は操作
ユニットが取り付けられた状態を示す部分断面を含む側
面図、図5(A)は可動掛止機構が収納された操作ユニ
ットが取り付けられた状態を示す部分平断面図、図5
(B)は固定掛止機構が収納された操作ユニットが取り
付けられた状態を示す部分平断面図である。機器本体1
0は、金属シャーシ11とその前部に固定された樹脂製
の化粧ノーズ部12とから構成されている。ノーズ部1
2の前面12aは機器本体10の前面である。
【0021】金属シャーシ11は例えば1ディン(DI
N)サイズであり、自動車内のコンソールパネルなどに
形成された1ディンの容積の収納部内に埋設され、ノー
ズ部12がコンソールパネルの表面にほぼ同一面となっ
て露出する。ノーズ部12の前面12aのやや上側寄り
の部分に、挿入口12bが開口している。この挿入口1
2bからはミニディスク(MD)を収納したカートリッ
ジCが挿入される。挿入口12bは、3枚のカートリッ
ジCが図示上下方向へ並べて挿入できる開口高さを有し
ている。金属シャーシ11内の前記挿入口12bの内側
部分には挿入された3枚のカートリッジCを保持するカ
ートリッジホルダ(図示せず)が設けられている。さら
に金属シャーシ11内にはディスク選択駆動機構が設け
られている。この選択駆動機構によりカートリッジホル
ダ内の3枚のカートリッジCのいずれかが選択して引き
出され、カートリッジC内のディスクがクランプされて
再生駆動される。
【0022】またノーズ部12の前面12aには、挿入
口12bから挿入された3枚のカートリッジCを個別に
排出させる3個のイジェクト釦13a,13b,13c
が配列している。ノーズ部12の前面12aの両側部に
は、一対の支持片14,14が突設し、この支持片1
4,14に対し、支持軸15,15により回動ベース2
0が回動自在に支持されている。回動ベース20は金属
板を折曲げ形成したものである。ただし回動ベース20
は合成樹脂製であってもよいし、その形状が平板状でな
く、箱形状などであってもよい。
【0023】回動ベース20の両側部下端には軸受部2
1,21が折曲げ形成され、この軸受部21,21に穿
設された支持穴21a,21aが前記支持軸15,15
に対して回動自在に支持されている。図4に示すよう
に、支持軸15の外周には付勢部材としてトーションば
ね25が設けられている。トーションばね25の一方の
腕25aは、支持片14に設けられた掛止部14aに掛
止され、他方の腕25bは回動ベース20の軸受部21
に形成された掛止部21bに掛止されている。その結
果、回動ベース20は、ノーズ部12の前面12aに対
し、図4の時計方向へ回動付勢されている。ノーズ部1
2の前面12aには、ロック用の小穴12cが形成され
ており、この小穴12cの内方にてノーズ部12内には
回動ロック部材26が設けられている。図4に示すよう
に、回動ロック部材26は軸27により回動自在に支持
され、また付勢部材である引っ張りばね28により図4
にて時計方向へ付勢されている。回動ロック部材26の
先端には掛止フック26aが一体に形成され、この掛止
フック26aが、小穴12cからノーズ部12の前方へ
突出している。また、回動ベース20の上縁の一部に
は、機器本体10から離れる前方へ曲げ形成されたロッ
ク片22が一体に形成されている。
【0024】この実施例では、前記回動ロック部材26
とロック片22とで、回動ロック機構が構成されてい
る。この回動ロック機構の機能としては、図4にて実線
で示すように、回動ベース20がノーズ部12の前面1
2aに重なる閉鎖姿勢にて、回動ロック部材26の掛止
フック26aがロック片22に掛止され、回動ベース2
0がこの閉鎖姿勢にてロックされる。回動ロック部材2
6が引っ張りばね28の付勢力に対抗して図4にて反時
計方向へ回動させられると、掛止フック26aがロック
片22から外れ、トーションばね25の付勢力により、
回動ベース20がノーズ部12の前面12aに対してほ
ぼ直角の位置まで回動し、前面12aおよび挿入口12
bが露出する開放姿勢となる。
【0025】回動ベース20の両端の上部には、掛止片
23a,23bが前方へ折曲げられており、この掛止片
23a,23bに細長形状の掛止穴24a,24bが穿
設されている。回動ベース20の前面には、操作ユニッ
ト30が離脱自在に取り付けられる。操作ユニット30
は、合成樹脂製のケース31内に各種機構が内蔵されて
いるものであり、ケース31の前面が操作パネル31a
となっている。操作パネル31aには、液晶パネルなど
の表示装置32と、各種操作体33が配設されている。
【0026】押し釦またはつまみ構造の各種操作体33
は、機器本体10の金属シャーシ11内に設けられたデ
ィスク選択駆動機構の制御指示情報を入力し、3枚のカ
ートリッジCのうちのいずれかを選択する指示、および
ディスク(ミニディスク)の再生指示や停止指示や選曲
指示を行うものである。また操作体33によりAMまた
はFMチューナの選局指示が行われ、さらに音量や音質
の調節指示が入力される。表示装置32には、ディスク
の駆動状態の表示や、チューナの選局状態などが表示さ
れる。図2に示すように、操作ユニット30の図示右側
の端面には固定掛止突起34が設けられている。この固
定掛止突起34は、操作ユニット30のケース31と一
体に樹脂成形されたものである。操作ユニット30が回
動ベース20に装着されるときに、固定掛止突起34
が、回動ベース20の図示右側の掛止穴24aに掛止さ
れる。
【0027】図5(A)(B)に示すように、操作ユニ
ット30のケース31内には、壁体31cが設けられ、
ケース31の左端面31hと壁体31cの間に所定容積
の収納空間Sが形成されている。また、図3(A)に示
すように、操作ユニット31の左端面31hには、長穴
31bが形成されている。前記収納空間S内には、図3
(A)と図5(A)に示す可動掛止機構K1、または、
図3(B)と図5(B)に示す固定掛止機構K2のいず
れかが機種に応じて選択されて収納される。なお図1
は、収納空間S内に固定掛止機構K2が収納された場合
の外観を示している。図3(A)に示すように、可動掛
止機構K1は、スライダ35と、このスライダ35に一
体に形成された可動掛止突起35aと、スライダ35お
よび可動掛止突起35aを付勢する付勢部材としての復
帰ばね39と、第1の操作体36と、この第1の操作体
36を付勢する復帰ばね38とから構成されている。
【0028】図5(A)に示すように、スライダ35
は、ケース31内の収納空間S内にて、操作面31aに
沿う方向(X1−X2方向)へ摺動自在に収められてい
る。この収納空間Sは、図5(A)の図示左側の境界が
ケース31の左端面31hで、右側の境界が壁体31c
である。また、図5(A)の紙面直交方向には、スライ
ダ35を上下から挟むガイド面が設けられ、収納空間S
内で、スライダ35が、がたつくことなくX1−X2方
向へ移動できるように支持されている。スライダ35に
一体に形成された可動掛止突起35aはくさび形状であ
り、スライダ35のX1−X2方向への移動に伴い、可
動掛止突起35aがケース31の左端面31hの長穴3
1bから突出し且つ退行するものとなっている。
【0029】スライダ35と壁体31cとの間に付勢部
材としての前記復帰ばね39が介装されている。この復
帰ばね39によりスライダ35はX1方向へ付勢されて
おり、この付勢力によりくさび状の可動掛止突起35a
が長穴31bからケース31の外方へ突出する。上記可
動掛止突起35aと、回動ベース20に形成された掛止
穴24bとで、離脱ロック機構が構成されており、可動
掛止突起35aが掛止穴24bに嵌合することにより、
操作ユニット30の図示左端部が回動ベース20にロッ
クされる。
【0030】上記スライダ35の内部には、第1の操作
体36と一体に形成された駆動軸37が挿入されてい
る。図5(A)に示すように、駆動軸37はスライダ3
5の背面に形成された摺動穴35bから機器本体方向へ
突出し、第1の操作体36と駆動軸37はスライダ35
に対してすなわち操作ユニット30に対してY1−Y2
方向へ摺動自在に支持されている。第1の操作体36の
駆動軸側の基端には鍔片36aが一体に形成されて、図
5(A)に示すようにこの鍔片36aがスライダ35の
内端に当たるものとなる。駆動軸37の外周には復帰ば
ね38が取り付けられ、この復帰ばね38は、鍔片36
aとスライダ35の後部内端との間に介装されている。
この復帰スプリングの付勢力により操作体36と駆動軸
37はY1方向(突出方向)へ付勢されている。操作ユ
ニット30の操作パネル31aには、X1−X2方向に
延びる操作穴31eが穿設されており、スライダ35の
突出部35c、およびこの突出部35cから突出する操
作体36が、操作穴31e内にてX1−X2方向へ摺動
できるように支持されている。
【0031】図3(A)に示すように、操作ユニット3
0のケース31の背面には長穴31dが穿設され、前記
駆動軸37の先端はこの長穴31dの内側に対向してい
る。操作ユニット30が回動ベース20に取り付けら
れ、回動ベース20と操作ユニット30が支持軸15を
支点としてノーズ部12の前面12aに重なる閉鎖姿勢
に回動した時点で、前記駆動軸37の先端が長穴31d
を介して、機器本体10側に設けられた前記回動ロック
部材26の先端の掛止フック26aに対向する。図3
(B)と図5(B)に示す固定掛止機構K2は、固定ベ
ース71と、この固定ベース71に一体に形成されたく
さび状の固定掛止突起71aと、第2の操作体72と、
第2の操作体72を突出方向へ付勢する復帰ばね74と
から構成されている。
【0032】図5(B)に示すように、固定ベース71
は、ケース31内の収納空間S内に動かないように保持
される。すなわち固定ベース71は、ケース31の左端
面31hと壁体31cおよび紙面直交方向に配置された
一対のガイド面の間に嵌着され動くことのないように保
持される。収納空間S内に固定ベース71が保持されて
固定された状態で、固定ベース71と一体の固定掛止突
起71aは、ケース31の長穴31bから常に突出した
状態で固定される。また、固定ベース71の前面に一体
に形成された突出部71cは、操作ユニット30の操作
パネル31aに形成された操作穴31e内にて動くこと
なく嵌着される。
【0033】第2の操作体72は、固定ベース71の突
出部71c内にてY1−Y2方向へ摺動自在に挿入さ
れ、第2の操作体72の基端の鍔片72aが固定ベース
71の内面に当たるようになっている。また第2の操作
体72と一体の駆動軸73は、固定ベース71の背面側
の摺動穴71bに対して摺動自在に保持されている。駆
動軸73の外周に設けられた復帰ばね74は、前記鍔片
72aと固定ベース71の内面との間に介装され、この
復帰ばね74の弾性力により、駆動軸73および第2の
操作体72はY1方向(操作パネル31aから垂直に突
出する方向)へ付勢されている。
【0034】図5(B)に示すように、回動ベース20
と操作ユニット30とが支持軸15を支点として閉鎖姿
勢に回動した状態で、駆動軸73の先端が、長穴31d
を介して前記回動ロック部材26の先端の掛止フック2
6aに対向する。図5(A)に示すように、収納空間S
内に可動掛止機構K1が収納された状態では、第1の操
作体36が操作穴内31e内にて、スライダ35と共に
X1−X2方向へ移動でき、且つ第1の操作体36がY
1−Y2方向へ移動できる。これに対し、図5(B)に
示すように、収納空間S内に固定掛止機構K2が収納さ
れた状態では、図5(A)と同じ構造のケース31の操
作穴31e内において第2の操作体72がY1−Y2方
向へのみ移動できることになる。
【0035】図1に示すように、操作ユニット30のケ
ース31の背面には、複数の端子を有する凸状コネクタ
41が設けられ、ノーズ部12の前面12aには、同じ
く複数の端子を有する凹状コネクタ42が設けられてい
る。また回動ベース20には両コネクタ41と42に対
応する部分に切欠き29が形成されている。操作ユニッ
ト30が回動ベース20に固定され、支持軸15を支点
として、回動ベース20と操作ユニット30とが図4に
て実線で示す閉鎖姿勢となったときに凸状コネクタ41
が切欠き29を介して凹状コネクタ42と嵌合する。そ
の結果、コネクタ41と42を介して、機器本体10内
の回路から操作ユニット30内の表示装置32や夜間照
光装置に電力が供給され、また操作ユニット30に設け
られた各種操作体33により動作させられるスイッチな
どの操作信号が機器本体10内に伝達できるようにな
る。
【0036】上記車載用電子機器では、操作ユニット3
0が回動ベース20に離脱可能に取り付けられる機種
と、操作ユニット30が回動ベース20に離脱できない
ように取り付けられる機種とが形成されるが、両機種に
おいて、機器本体10の金属シャーシ11とノーズ部1
2ならびに回動ベース20が同じ構造のものとなる。さ
らに両機種において、操作ユニット30のケース31が
同じ構造である。ただしケース31内に可動掛止機構K
1か固定掛止機構K2のいずれかが選択して組み込まれ
る。
【0037】操作ユニット30が回動ベース20に対し
て離脱可能に設けられる機種では、操作ユニット30の
ケース31内に可動掛止機構K1が収納される。この場
合の車載用電子機器の動作について説明する。この機種
では、操作ユニット30は、回動ベース20に対して着
脱自在であるが、通常は回動ベース20が図4にて実線
で示す閉鎖姿勢となっているときに、この回動ベース2
0に対して操作ユニット30の着脱が行われる。図4で
は、引っ張りばね28により時計方向へ付勢されている
回動ロック部材26の先端の掛止フック26aが、回動
ベース20のロック片22に掛止され、回動ベース20
がノーズ部12の前面12aに重なる閉鎖姿勢にてロッ
クされている。すなわち、回動ロック部材26とロック
片22とで構成される回動ロック機構により回動ベース
20がロックされている。
【0038】上記ロック状態の回動ベース20に対し
て、操作ユニット30を装着するときには、まず操作ユ
ニット30のケース31の右側の端面の固定掛止突起3
4を、回動ベース20の図示右端部に設けられた掛止穴
24aに嵌合させる。そして固定掛止突起34と掛止穴
24aとの嵌合部を支点として操作ユニット30を回動
ベース20の方向へ回動させると、可動掛止突起35a
が、回動ベース20の図示左端の掛止穴24bに掛止さ
れる。すなわち可動掛止機構K1では、スライダ35が
収納空間S内で摺動自在で且つ復帰ばね39によりX1
方向へ付勢されているため、可動掛止突起35aが回動
ベース20の掛止片23bの内側を摺動する際に、可動
掛止突起35aが一旦長穴31bから後退し、さらに復
帰ばね39の付勢力により掛止穴24b内に突出する。
その結果、可動掛止突起35aと掛止穴24bとで形成
されている離脱ロック機構により、操作ユニット30が
回動ベース20に対して離脱しないようにロックされ
る。
【0039】回動ベース20に操作ユニット30が装着
され、回動ベース20と操作ユニット30とが図4に示
す閉鎖姿勢のときには、操作ユニット30の背面に設け
られた凸状コネクタ41が、ノーズ部12の前面12a
に形成された凹状コネクタ42に嵌合する。よって、操
作ユニット30の表面の操作パネル31aに配列した操
作体33により機器本体10内の各種機構および回路の
動作指示を行うことができる。また機器本体10から送
られる電力により操作パネル31aの照光部を照光させ
ることができ、また表示装置32を動作させることがで
きる。ノーズ部12の前面12aに形成された挿入口1
2bからカートリッジCを機器本体10内に装填しまた
は機器本体10内からカートリッジCを排出する場合に
は、第1の操作体36を第1の方向(Y2方向)へ押
す。操作体36が押圧操作されると、これと一体の駆動
軸37が、ケース31の長穴31d内を通過して、機器
本体10内の回動ロック部材26の先端部を押す。回動
ロック部材26の回動中心となる軸27は、回動ロック
部材26の先端の掛止フック26aより下側に位置して
いるため、先端部が駆動軸37により押された回動ロッ
ク部材26は、図4にて鎖線で示すように反時計方向へ
回動する。
【0040】その結果、掛止フック26aがロック片2
2から離れ、回動ロック機構によるロックが解除され
る。ロックが解除されると、トーションばね25の弾性
力により、回動ベース20およびこれに装着された操作
ユニット30が図4にて鎖線で示す開放姿勢まで回動さ
せられる。開放姿勢では、回動ベース20と操作ユニッ
ト30がノーズ部12の前面12aに対してほぼ直角の
姿勢となり、ノーズ部12の前面12aの上部が露出す
る。この露出した前面12aに形成された挿入口12b
からカートリッジCを挿入でき、またイジェクト釦13
a,13b、13cのいずれかを押すことにより挿入口
12bからカートリッジCを排出できる。
【0041】図4にて鎖線に示す開放姿勢の操作ユニッ
ト30を閉鎖姿勢に戻すときには、操作ユニット30を
手で図4の反時計方向へ回動させる。操作ユニット30
が実線状態に復帰すると、回動ロック部材26の掛止フ
ック26aが回動ベース20のロック片22に掛止さ
れ、再び回動ベース20と操作ユニット30とがロック
される。図4にて実線で示す閉鎖姿勢のときに、第1の
操作体36を第2の方向(X2方向)へ摺動させると、
すなわち第1の操作体36を操作パネル31aの面に沿
う方向へ摺動させると、駆動軸37によりスライダ35
がX2方向へ移動させられ、長穴31bから突出してい
る可動掛止突起35aが後退し、掛止穴24bから抜け
出る。これにより操作ユニット30を回動ベース20な
らびに機器本体10から離脱させることができる。離脱
した操作ユニット30を車外へ持ち出して携帯すること
により、車載用電子機器の盗難を防止できるようにな
る。
【0042】上記のように、操作ユニット30のケース
31の収納空間S内に可動掛止機構K1が収納された機
種では、操作ユニット30に設けられた単一の操作体3
6を異なる方向へ操作することにより、操作ユニット3
0の回動操作と機器本体10からの離脱操作の双方を行
うことが可能になる。また、上記機種と全く同じ構造の
操作ユニット30のケース31内の収納空間S内に固定
掛止機構K2を組み込むことにより、操作ユニット30
が回動ベース20から離脱することなく、常に回動ベー
ス20と操作ユニット30が一体となる機種を構成でき
る。この機種の外観は、図1に示すように、操作ユニッ
ト30の操作パネル31aに形成されたX1−X2方向
へ長い操作穴31e内に第2の操作体72がX1−X2
方向へ移動余裕を有することなく装着されたものとな
る。また操作ユニット30のケース31の左端面31h
に形成された長穴31dからくさび状の固定掛止突起7
1aが外方へ突出した状態で固定されたものとなる。
【0043】この機種では、操作ユニット30のケース
31の右端面に一体に形成された固定掛止突起34が、
固定ベース20の図示右側の掛止穴24aに嵌合して掛
止される。またケース31の左端面31hの長穴31b
から突出した状態で固定された固定掛止突起71aが、
可動ベース20の図示左側の掛止穴24bに嵌合固定さ
れ、操作ユニット30と回動ベース20とが互いに離れ
ることなく一体に固定されたものとなる。なお、この場
合に、例えば回動ベース20と操作ユニット30のケー
ス31とを小ねじにより固定し、前記固定掛止突起によ
る掛止固定を小ねじにより補強するようにしてもよい。
操作ユニット30とともに回動ベース20を図4の実線
で示す閉鎖姿勢に回動させたときに、回動ロック部材2
6の先端の掛止フック26aが回動ベース20のロック
片22と嵌合して、回動ベース20と操作ユニット30
とが閉鎖姿勢にてロックされる。このとき凸状コネクタ
41と凹状コネクタ42とが嵌合し、操作ユニット30
と機器本体10とが電気的に接続される。
【0044】回動ベース20と操作ユニット30とが機
器本体10の前面12aに重なる閉鎖姿勢のときに、第
2の操作体72をY2方向へ押すと、駆動軸73の先端
により回動ロック部材26の先端が押され、回動ロック
部材26が反時計方向へ回動し、回動ロック部材26の
掛止フック26aとロック片22とのロックが外れる。
そして、トーションばね25の弾性力により、回動ベー
ス20と操作ユニット30とが図4にて破線で示す開放
姿勢に回動する。そしてノーズ部12の前面12aが露
出し、挿入口12bからのカートリッジCの出し入れが
可能になる。なお、上記実施例では、可動掛止機構K1
が収納された機種と、固定掛止機構K2が収納された機
種の両機種にて、回動ロック部材26によるロックが解
除されると、トーションばね25の弾性力により回動ベ
ース20と操作ユニット30とが開放方向へ回動させら
れるものとなっている。ただし、モータの動力により回
動ベース20と操作ユニット30を回動させるようにす
ることも可能である。例えば回動ベース20に支持軸1
5を中心とする歯車を固定し、機器本体10側にこの歯
車と噛合う駆動歯車を設け、駆動歯車をモータで駆動す
ることにより、回動ベース20と操作ユニット30を図
4の実線の閉鎖姿勢から鎖線の開放姿勢との間で回動さ
せることが可能である。
【0045】この場合に、操作ユニット30が閉鎖姿勢
のときに、第1の操作体36または第2の操作体72を
Y2方向へ押すと、駆動軸37の先端により機器本体1
0側のスイッチが押され、モータが始動して、操作ユニ
ット30が実線の閉鎖姿勢から鎖線の開放姿勢に回動す
るように構成できる。回動ベース20と操作ユニット3
0を閉鎖姿勢に戻すときは、ノーズ部12の前面12a
に現れる他の操作体を押して、モータを逆転させ、回動
ベース20と操作ユニット30を閉鎖姿勢に戻せばよ
い。あるいは、開放姿勢から閉鎖姿勢へは、手動により
操作ユニット30を強制的に戻すようにしてもよい。
【0046】図6は本発明の第2実施例の車載用電子機
器を示す分解斜視図であり、本発明の第1の手段と第3
の手段に相当する実施例である。図7は操作ユニットの
右端面図、図8は操作ユニットに固定掛止機構が収納さ
れた機種での、機器本体と操作ユニットの対向部を示す
拡大斜視図、図9は回動ロック機構を示す縦断面図、図
10(A)は操作ユニットに可動掛止機構が収納された
機種の平断面図で、図10(B)は操作ユニットに固定
掛止機構が収納された機種の平断面図である。
【0047】図6に示すように、機器本体10は金属シ
ャーシ11とノーズ部12とから構成され、ノーズ部1
2の前面12aすなわち機器本体の前面にはミニディス
クを収納したカートリッジCが3枚挿入できる挿入口1
2bが開口している。また前面12aにはイジェクト釦
13a,13b,13cおよび凹状コネクタ42が設け
られている。ノーズ部12の前面12aの左右両側部に
は軸受部51a,51bが一体に突出形成されており、
各軸受部51a,51bに軸穴52a,52bが開口し
ている。操作ユニット30のケース31の前面は操作パ
ネル31aであり、ここに各種操作体33および表示装
置32が設けられている。
【0048】図7に示すように、操作ユニット30の右
側の端部には固定支持軸53が設けられている。この固
定支持軸53は、ケース31の樹脂材料により一体に形
成されたものである。この固定支持軸53は先端がテー
パ面53aであり、図示右側の軸受部51aの軸穴52
aにこのテーパ部53aが回動自在に支持される。操作
ユニット30のケース31の図示左側の内部には、所定
容積の収納空間Saが形成されている。この収納空間S
aの図示左側の境界は、ケース31の左端面31jであ
り、右側の境界はケース31内に一体に突出形成された
壁体31iである。前記左端面31jには軸穴31fが
穿設されている。また図10の紙面直交方向(図9の図
示上下方向)に、後述のスライダ54cをガイドし、ま
た固定ベース81cを保持するガイド面が形成される
(図示せず)。
【0049】上記収納空間Sa内に、図10(A)に示
す可動掛止機構Kaが収納されると、操作ユニット30
が機器本体10に対して離脱可能な機種となる。図8と
図10(B)に示すように操作ユニット30内に固定掛
止機構Kbが収納されると、操作ユニット30が機器本
体10に対して離脱しない機種が構成される。なお、図
6は、固定掛止機構Kbが設けられた場合の操作ユニッ
ト30の外観を示している。
【0050】図10(A)に示す可動掛止機構Kaは、
スライダ54cと、このスライダ54cと一体に設けら
れた可動支持軸54と、スライダ54cおよび可動支持
軸54を付勢する付勢部材である復帰ばね55と、第1
の操作体57と第1の操作体57を付勢する付勢部材と
しての復帰ばね58とから構成されている。図10
(A)に示す可動掛止機構Kaに設けられる可動支持軸
54の先端はテーパ面54aである。操作ユニット30
がノーズ部12の前面12aに装着された状態では、図
10(A)に示すように、可動支持軸54のテーパ面5
4aが、図示左側の軸受部51bの軸穴52bに回動自
在に支持され、可動支持軸54と前記固定支持軸53と
を支点として、操作ユニット30が機器本体10に対し
て回動自在に支持される。
【0051】図10(A)に示すように、可動支持軸5
4は、ケース31の左端面31jに形成された軸穴31
fに摺動自在に挿通されているものである。前述のよう
にケース31内には図示しないガイド面が設けられ、可
動支持軸54と一体のスライダ54cはこのガイド面に
案内されてX1−X2方向へ摺動自在に支持されてい
る。またスライダ54cの右端面と壁体31iとの間に
は付勢部材として復帰ばね55が介装されており、この
復帰ばね55の付勢力により、スライダ54cと可動支
持軸54がX1方向へ付勢されている。可動支持軸54
にはフランジ部54bが一体に形成され、このフランジ
部54bがケース31の左端面31jの内端に当たるこ
とにより、可動支持軸54のX1方向への突出量が規制
されている。
【0052】前記スライダ54cには摺動穴54dが貫
通して形成され、この摺動穴54dに駆動軸56がY1
−Y2方向へ摺動できるように挿入されている。駆動軸
56は第1の操作体57と一体に形成されているもので
ある。駆動軸56の外周には操作体57の基部57aと
スライダ54cとの間に介装された復帰ばね58が設け
られ、この復帰ばね58の弾性力により、駆動軸56と
第1の操作体57はY1方向へ付勢されている。第1の
操作体57は、操作パネル31aに形成された操作穴3
1eに支持され、駆動軸56の先端はケース31の裏面
に形成された長穴31dに支持されている。その結果、
第1の操作体57をY2方向へ押圧操作すると、駆動軸
56の先端が、長穴31dから機器本体10側へ突出
し、また、第1の操作体57をX2方向へ摺動操作する
と、駆動軸56によってスライダ54cと可動支持軸5
4がX2方向へ移動させられる。
【0053】図8と図10(B)に示す固定掛止機構K
bは、固定ベース81cとこの固定ベース81cと一体
の固定支持軸81と、第2の操作体82と、この操作体
82を付勢する付勢部材としての復帰ばね84とから構
成されている。固定支持軸81の先端はテーパ面81a
であり、このテーパ面81aが軸受部51bの軸穴52
bに回動自在に嵌合する。固定支持軸81の基端にはフ
ランジ部81bが、固定ベース81cの基端にはフラン
ジ部81dが一体に形成されている。固定ベース81c
が収納空間Sa内に組み込まれると、フランジ部81b
がケース31の左端面31jの内面に当接し、フランジ
部81dが、壁体31iに当接し、突起81eが壁体3
1iの穴31kに嵌合する。これにより固定ベース81
cは、収納空間Sa内に動くことなく固定される。また
固定ベース81cと一体の固定支持軸81は軸穴31f
から外部へ突出した状態で固定される。
【0054】固定ベース81cに貫通して形成された摺
動穴81fには、第2の操作体82と一体の駆動軸83
がY1−Y2方向へ摺動自在に挿入される。また操作体
82は、操作パネル31aに形成された操作穴31e内
にてX1−X2方向へ動くことなく、Y1−Y2方向へ
のみ動作できるように支持されている。駆動軸83の外
周には復帰ばね84が設けられ、この復帰ばね84は、
操作体82の基端82aと固定ベース81cの間に介装
され、第2の操作体82と駆動軸83は常にY1方向へ
付勢されている。
【0055】図8と図9に示すように、機器本体10の
ノーズ部12内には回動ロック部材61が設けられてい
る。回動ロック部材61は側面形状がほぼコの字状であ
る。図9に示すように、回動ロック部材61はその上部
が軸62により回動自在に支持されている。また板ばね
63により、回動ロック部材61は図9において反時計
方向へ付勢されている。回動ロック部材61の上端部に
は、ノーズ部12の前面12aの前方へ突出する掛止フ
ック61aが一体に形成され、操作ユニット30のケー
ス31の背面には、この掛止フック61aが掛止される
掛止穴31gが形成されている。この実施例では回動ロ
ック部材61と掛止穴31gとで、回動ロック機構が構
成されている。
【0056】また回動ロック部材61の下端には、ノー
ズ部12の前面12aから突出する被押圧斜面61bが
形成されている。この第2実施例においても同じ構造の
操作ユニット30のケース31内に可動掛止機構Kaが
収納されると、操作ユニット30が機器本体10から離
脱自在な機種が構成され、ケース31内に固定掛止機構
Kbが収納されると、操作ユニット30が機器本体10
から離脱しない構造の機種が構成される。
【0057】まず、ケース31内に可動掛止機構Kaが
収納された機種の動作を説明する。操作ユニット30を
機器本体10に取付けるときには、まず操作ユニット3
0の右端部に設けられた固定支持軸53のテーパ面53
aを、図示右側の軸受部51aの軸穴52aに掛止させ
る。固定支持軸53と軸穴52aとの掛止部を支点とし
て操作ユニット30を機器本体10の方向へ回動させる
と、可動支持軸54のテーパ面54aが軸受部51bの
軸穴52bに嵌着される。すなわち可動掛止機構Kaで
は、可動支持軸54が付勢ばね55の弾性力に対抗して
操作ユニット30のケース31内に退行できるので、操
作ユニット30を装着する際に、可動支持軸54が軸受
部51bに当たって一旦退行し、付勢ばね55の弾性力
で突出し、軸受部51bの軸穴52bに嵌合する。これ
により、操作ユニット30は各支持軸53と54を支点
として機器本体10に対し回動自在に装着される。
【0058】操作ユニット30を回動させ、ノーズ部1
2の前面12aに重なる閉鎖姿勢とすると、図9に示す
ように、ケース31の背面に形成された掛止穴31gが
回動ロック部材61の掛止フック61aに掛止される。
すなわち回動ロック部材61と掛止穴31gとで構成さ
れる回動ロック機構により、操作ユニット30が閉鎖姿
勢でロックされる。このとき、操作ユニット30に設け
られた凸状コネクタ41と、ノーズ部12に設けられた
凹状コネクタ42とが嵌合し、操作ユニット30と機器
本体10とが電気的に導通する。そして操作ユニット3
0の各種操作体33により機器本体10側の操作指示が
できるようになる。
【0059】図9に示すように操作ユニット30が閉鎖
姿勢のときに、第1の操作体57をY2方向へ押圧操作
すると、駆動軸56の先端が回動ロック部材61の被押
圧斜面61bの付近をY2方向へ押し、回動ロック部材
61が図9にて時計方向へ回動し、掛止フック61aが
掛止穴31gから外れる。これにより、機器本体に対す
る操作ユニット30の回動ロックが解除され、操作ユニ
ット30は支持軸53と54を支点として回動できるよ
うになり、図4にて鎖線で示したのと同様に、操作ユニ
ット30がノーズ部12の前面12aに対してほぼ直角
となる開放姿勢に回動し、前面12aが露出される。な
お、機器本体10の前面と操作ユニット30との間に互
いに反発する弾性付勢部材を設けておき、掛止フック6
1aによるロックが解除されたときに、付勢部材の付勢
力により、操作ユニット30が開放姿勢まで回動できる
ようにすることが好ましい。
【0060】次に、図9に示す閉鎖姿勢にて操作ユニッ
ト30を離脱させるときは、第1の操作体57をX2方
向へ摺動操作する。第1の操作体57とともに可動支持
軸54がX2方向へ摺動すると、テーパ面54aが軸受
部51bの軸穴52bから抜け出て、軸支持が解除され
る。また、操作体57とともに駆動軸56の先端がX2
方向へ移動して、駆動軸56の先端が被押圧斜面61b
を摺動し、この摺動力により、回動ロック部材61が図
9にて時計方向へ駆動される。よって軸支持が解除され
ると同時に、回動ロック部材61の掛止フック61aが
掛止穴31gから外れ、これにより、操作ユニット30
を機器本体10から離脱させることができる。
【0061】操作ユニット30のケース31内の収納空
間Sa内に固定掛止機構Kbが組み込まれたものの外観
を図6と図8に示す。この操作ユニット30では、第2
の操作体82が、操作パネル31aの操作穴31e内に
てY1−Y2方向へのみ移動するように支持され、また
固定支持軸81が軸穴31fから突出して固定されたも
のとなる。固定掛止機構Kbが設けられた機種では、操
作ユニット30の右側の固定支持軸53のテーパ面53
aが右側の軸受部51aの軸穴52aに嵌合し、左側の
前記固定支持軸81のテーパ面81aが軸受部51bの
軸穴52bに嵌合し、操作ユニット30は、両固定支持
軸53と81を支点として回動自在となる。固定掛止機
構Kbでは、固定支持軸81がケース31内に退行でき
ないため、操作ユニット30は機器本体10から離脱せ
ず、常に連結された状態となる。
【0062】操作ユニット30をノーズ部12の前面1
2aに重なる閉鎖姿勢に回動させると、回動ロック部材
61の掛止フック61aが、ケース31の掛止穴31g
に掛止され、操作ユニット30が閉鎖姿勢でロックされ
る。このとき、第2の操作体82と一体の駆動軸83の
先端が、回動ロック部材61の被押圧斜面61bの付近
に対向する。操作ユニット30が閉鎖姿勢のときに、第
2の操作体82がY2方向へ押圧操作されると、駆動軸
83の先端により被押圧斜面61bの付近が押されて回
動ロック部材61が図9にて時計方向へ回動させられ、
掛止フック61aと掛止穴31gのロックが外れ、操作
ユニット30が開放姿勢へ回動できるようになる。
【0063】また、上記それぞれの機種において、操作
体30の固定支持軸53または可動支持軸54の周囲に
歯車を固定し、機器本体側にこの歯車に噛合う駆動歯車
を設け、モータで駆動歯車を回転させ、操作ユニット3
0が駆動力により閉鎖姿勢と開放姿勢との間を自動的に
回動できるようにしてもよい。この場合、第1の操作体
57または第2の操作体82をY2方向へ押したとき
に、機器本体側のスイッチが動作し、モータが始動し
て、操作ユニット30が閉鎖姿勢から開放姿勢に回動で
きるようにする。また、操作ユニット30を閉鎖姿勢に
戻すときには操作ユニット30を強制的に手動で回動さ
せてもよいし、ノーズ部12の前面12aに設けられた
他の操作体を操作して、モータを逆転させ、動力により
操作ユニット30を閉鎖姿勢に回動させてもよい。ま
た、機器本体の前面すなわちノーズ部12の前面12a
に、形成される挿入口からカセットテープや、VTRテ
ープや、CDなどが挿入される電子機器であってもよ
い。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明では、共通の操作ユ
ニットのケースを用い、その内部の収納空間に可動掛止
機構を組み込むか、固定掛止機構を組み込むかの選択に
より、操作ユニットを機器本体から離脱できる機種と、
操作ユニットが機器本体から離脱しない機器の双方を組
立てることができる。共通の部品を使用できることによ
り金型の共通化ができ、且つ部品管理を効率化して製造
コストを低減することが可能になる。
【0065】また、可動掛止機構を組み込んだ機種にお
いて、第2の操作体の押圧操作で操作ユニットを回動で
きるようにし、第2の操作体の摺動操作で、操作ユニッ
トを機器本体から離脱させることができるようにするこ
とにより、操作体を異なる2種の操作に共通に使用でき
るようになって、構造を簡単にできる。また操作ユニッ
トを回動させるときと離脱させるときとで操作体を異な
る方向へ操作するものであるため、操作の過ちが生じに
くくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の車載用電子機器にて固定
掛止機構を搭載した場合の外観を示す分解斜視図、
【図2】図1に示す操作ユニットの右端面を示す拡大斜
視図、
【図3】(A)は、図1に示す操作ユニットの一部と可
動掛止機構を示す分解斜視図、(B)は固定掛止機構を
示す分解斜視図、
【図4】図1に示す実施例での回動ベースと操作ユニッ
トが閉鎖姿勢と開放姿勢となった状態を示す部分断面側
面図、
【図5】(A)は図1に示す実施例にて可動掛止機構が
搭載された状態を示す部分平面断面図、(B)は固定掛
止機構が搭載された状態を示す部分平面断面図、
【図6】本発明の第2実施例の車載用電子機器に固定掛
止機構が搭載された全体構造を示す分解斜視図、
【図7】図6に示す操作ユニットの右端面図、
【図8】図6の実施例での機器本体と、固定掛止機構が
搭載された操作ユニットとの対向部を示す部分斜視図、
【図9】図6の実施例にて操作ユニットが閉鎖姿勢にて
回動ロック部材でロックされた状態を示す部分縦断面
図、
【図10】(A)は図6の実施例にて操作ユニットに可
動掛止機構が搭載された状態を示す部分平面断面図、
(B)は固定掛止機構が搭載された状態を示す部分平面
断面図、
【図11】従来の車載用電子機器において操作ユニット
が閉鎖姿勢にあるときの斜視図、
【図12】従来の車載用電子機器において操作ユニット
が開放姿勢にあるときの斜視図、
【符号の説明】
10 機器本体 11 金属シャーシ 12 ノーズ部 12a 前面 12b 挿入口 15 支持軸 20 回動ベース 21a 支持穴 22 ロック片 24a,24b 掛止穴 26 回動ロック部材 26a 掛止フック 30 操作ユニット 31a 操作パネル 31e 操作穴 31g 掛止穴 34 固定掛止突起 K1 可動掛止機構 35 スライダ 35a 可動掛止突起 36 第1の操作体 37 駆動軸 38,39 復帰ばね K2 固定掛止機構 71 固定ベース 71a 固定掛止突起 72 第2の操作体 73 駆動軸 74 復帰ばね 51a,51b 軸受部 52a,52b 軸穴 53 固定支持軸 Ka 可動掛止機構 54 可動支持軸 54c スライダ 55 復帰ばね 56 駆動軸 57 第1の操作体 61 回動ロック部材 Kb 固定掛止機構 81 固定支持軸 81c 固定ベース 82 第2の操作体 83 駆動軸 S,Sa 収納空間

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器本体の前面に操作ユニットが設けら
    れた車載用電子機器において、前記操作ユニット内には
    所定容積の収納空間が形成され、前記収納空間内に可動
    掛止機構と固定掛止機構のいずれかを選択して収納で
    き、可動掛止機構は、収納空間内を摺動自在なスライダ
    と、スライダの摺動に伴って操作ユニットから突出およ
    び退行し突出時に操作ユニットを機器本体から離脱しな
    いようにロックする可動掛止突起と、スライダと可動掛
    止突起を前記突出方向へ付勢する付勢部材と、スライダ
    と可動掛止突起を退行方向へ駆動して操作ユニットを機
    器本体から離脱させる操作体とから構成され、固定掛止
    機構は、収納空間内に移動しないように保持される固定
    ベースと、この固定ベースに設けられて操作ユニットか
    ら常に突出した状態で固定され且つ操作ユニットの機器
    本体からの離脱を防止する固定掛止突起とから構成され
    ていることを特徴とする車載用電子機器。
  2. 【請求項2】 機器本体の前面に重なる閉鎖姿勢と、前
    面を露出させる開放姿勢との間で回動自在な回動ベース
    と、この回動ベースに取り付けられた操作ユニットと、
    操作ユニット内に所定容積にて形成された収納空間とが
    設けられ、前記収納空間内に可動掛止機構と固定掛止機
    構のいずれかを選択して収納でき、可動掛止機構は、収
    納空間内を摺動自在なスライダと、スライダの摺動に伴
    って操作ユニットから突出および退行し突出時に操作ユ
    ニットを回動ベースから離脱しないようにロックする可
    動掛止突起と、スライダと可動掛止突起を前記突出方向
    へ付勢する付勢部材と、摺動操作によりスライダと可動
    掛止突起を退行方向へ駆動して操作ユニットを回動ベー
    スから離脱させ、押圧操作により前記回動ベースおよび
    操作ユニットを閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動させる第1
    の操作体とから構成され、固定掛止機構は、収納空間内
    に移動しないように保持される固定ベースと、この固定
    ベースに設けられて操作ユニットから常に突出した状態
    で固定され且つ操作ユニットの回動ベースからの離脱を
    防止する固定掛止突起と、押圧操作により前記回動ベー
    スおよび操作ユニットを閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動さ
    せる第2の操作体とから構成されていることを特徴とす
    る車載用電子機器。
  3. 【請求項3】 機器本体には、回動ベースを閉鎖姿勢に
    てロックする回動ロック部材が設けられており、操作体
    の押圧操作によりこの回動ロック部材によるロックが解
    除され回動ベースおよび操作体が閉鎖姿勢から開放姿勢
    へ回動できるようになる請求項2記載の車載用電子機
    器。
  4. 【請求項4】 機器本体に軸受部が、操作ユニットに前
    記軸受部に嵌合する支持軸が設けられ、操作ユニットが
    前記支持軸を支点として機器本体の前面に重なる閉鎖姿
    勢と、前面を露出させる開放姿勢との間に回動自在に支
    持されている車載用電子機器において、操作ユニット内
    には所定容量の収納空間が形成され、前記収納空間内に
    可動掛止機構と固定掛止機構のいずれかを選択して収納
    でき、可動掛止機構は、収納空間内を摺動自在なスライ
    ダと、スライダの摺動に伴って操作ユニットから突出お
    よび退行し突出時に前記軸受部に嵌合する可動支持軸
    と、スライダと可動支持軸を前記突出方向へ付勢する付
    勢部材と、摺動操作によりスライダと可動支持軸を退行
    方向へ駆動して操作ユニットを機器本体から離脱させ、
    押圧操作により前記操作ユニットを閉鎖姿勢から開放姿
    勢へ回動させる第1の操作体とから構成され、固定掛止
    機構は、収納空間内に移動しないように保持される固定
    ベースと、この固定ベースに設けられて操作ユニットか
    ら常に突出して前記軸受部に嵌合する固定支持軸と、押
    圧操作により前記操作ユニットを閉鎖姿勢から開放姿勢
    へ回動させる第2の操作体とから構成されていることを
    特徴とする車載用電子機器。
  5. 【請求項5】 機器本体には、操作ユニットを閉鎖姿勢
    にてロックする回動ロック部材が設けられ、操作体の押
    圧操作により回動ロック部材によるロックが解除されて
    操作ユニットが閉鎖姿勢から開放姿勢へ回動できるよう
    になる請求項4記載の車載用電子機器。
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