JPH0719420B2 - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH0719420B2
JPH0719420B2 JP2075794A JP7579490A JPH0719420B2 JP H0719420 B2 JPH0719420 B2 JP H0719420B2 JP 2075794 A JP2075794 A JP 2075794A JP 7579490 A JP7579490 A JP 7579490A JP H0719420 B2 JPH0719420 B2 JP H0719420B2
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広 松下
光一朗 南家
功治 高橋
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インターナシヨナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーシヨン
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/041Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs contained within cartridges
    • G11B17/043Direct insertion, i.e. without external loading means
    • G11B17/0438Direct insertion, i.e. without external loading means with mechanism for subsequent vertical movement of the disc and opening mechanism of the cartridge shutter

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は情報再生装置に係り、更に詳しくは、モータ等
の駆動源を用いてディスク・カートリッジ等の記録媒体
の搬入排出(ロード/アンロード)を行う情報再生装置
において、駆動源の電源故障時等の動作不可能時に、情
報再生装置内に取り込まれた記録媒体を取り出す構造の
改良に関する。
B.従来の技術 モータ等の駆動源を用いて記録媒体の搬入排出を行う情
報再生装置において は、駆動源の非動作時に、情報再生装置内に取り込まれ
た記録媒体を取り出す ための構造が既に知られている。
例えば、特開昭59−96559号には、前面パネルに形成さ
れた小孔から装置内に挿入したドライバにより、モータ
の駆動力を伝達するための歯車の1つを強制的に回転さ
せることを可能にして装置内の記録媒体を取り出せるよ
うにした磁気ディスク装置が記載されている。また、特
開昭59−210562号には、前面パネルの小孔からボールペ
ン等の先端を挿入して装置内に特別に設けたラチェット
を繰り返し押動し、モータの駆動力を伝達するためのカ
ム円板を前記ラチェットにより少しずつ回動させること
を可能にして記録媒体を取り出せるようにした磁気ディ
スク装置が記載されている。
しかしながら、このような従来装置にあっては、動作不
能となった状態のモータをも強制的に回転させなければ
ならない構造であるため、記録媒体の取り出しに際して
多大の力を要するものであった。また、駆動源の出力が
ウォーム・ギヤを介して伝達される場合には、歯車でウ
ォーム・ギヤを回転させようとすることになり、モータ
を回転させること自体が不可能であった。
また、特開昭62−31061号には、前面パネルの小孔から
ピン等を装置内に挿入してフロッピー・ディスクの移動
機構を強制的に動かしてフロッピー・ディスクを取り出
せるようにするとともに、モータと前記移動機構とを遊
びを有するように接続することにより、この遊びの範囲
内では動作不能となった状態のモータを強制的に回転さ
せることがないので、多大の力を要さずに記録媒体を取
り出せるようにした構造が記載されている。
しかしながら、このような従来装置にあっては、モータ
と前記移動機構との間に常に遊びが設けられているた
め、通常の動作時におけるフロッピー・ディスクの搬入
排出動作が緩慢になるという支障を来たすものであっ
た。
C.発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、モータ等の駆動源の非動作時に記録媒
体を取り出す際に多大の力を要することがなく、通常の
駆動時における記録媒体の搬入搬出操作に支障を来たす
こともない情報再生装置を提供することである。
D.問題点を解決するための手段 前記目的を達成するため本発明による情報再生装置は、
記録媒体を支持する支持手段と、前記支持手段を駆動し
て記録媒体を挿入初期位置及び再生位置間で移動させる
ための駆動源と、前記駆動源の駆動力を前記支持手段に
伝達するための伝達手段と、前記伝達手段の一部を構成
する伝達要素を前記伝達手段から離脱させるように操作
可能の伝達要素離脱手段と、前記伝達要素が離脱した状
態で、記録媒体を前記再生位置から前記挿入初期位置へ
移動させるよう操作可能の移動手段と、を設け、駆動源
の非動作時に前記支持手段を強制的に動かす際には、前
記伝達要素離脱手段により前記支持手段を駆動源から解
放して駆動源からの抵抗力を受けないようにし、通常の
動作時には前記伝達要素を前記駆動力伝達経路に復帰さ
せて駆動源による操作に支障のないようにした。
E.実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には本発明に係る情報再生装置の一実施例におけ
る支持手段100の分解斜視図が示されている。図中、支
持手段100は、ベース11、一対のガイド・プレート13、
スライダ・ブラケット15、及びアッパー・ブラケット17
を有している。
ベース11は例えば記録媒体(ディスク・カートリッジ
等)200の挿入方向に沿って長尺な、即ち、奥行の長
い、底の浅い略々方形盆型に形成され、ベース11の底面
にはスピンドル・モータ21が設置されている。なお、後
述のように、スピンドル・モータ21に記録媒体200が装
着された状態が記録媒体200の再生位置である。
ベース11の両側壁の外側面の夫々にはガイド・プレート
13がビス23により固定されている。両ガイド・プレート
13は互いに平行に、且つ、ベース11の底面に対して垂直
に固定されている。また、夫々のガイド・プレート13に
は逆L字型スロット25が所定の水平間隔を隔てて複数ケ
所に設けられている。さらに、ガイド・プレート13の後
端部にはラッチ解除用ブロック27がビス29により取り付
けられている。
両ガイド・プレート13の間にはスライダ・ブラケット15
が配置されている。スライダ・ブラケット15はベース11
の上端面上にスライド可能に支持されている。スライダ
・ブラケット15の底面部34には複数の長孔31が形成さ
れ、一方、ベース11の上端面には長孔31に挿通される複
数のガイド・ボス33が突設されている。長孔31は記録媒
体200の挿入方向に沿って延びており、スライダ・ブラ
ケット15はガイド・ボス33により前記挿入方向に沿って
スライド可能に案内されている。スライダ・ブラケット
15は両端部に垂直部35を有し、これら垂直部35はガイド
・プレート13に平行に、且つ、両ガイド・プレート13の
内側に隣接して配置されている。
垂直部35の夫々には複数の傾斜スロット37が形成され、
これらの傾斜スロット37は、挿入方向に沿って装置手前
側(挿入口260側)から奥手側に向かって上向きに傾斜
されている。また、スライダ・ブラケット15の底面部34
の所定位置にはラック体39がビス41により固定され、ラ
ック体39の図中、背面側の垂直な側面にはラック・ギヤ
39Aが形成されている。
アッパー・ブラケット17は略々方型の板状に形成され、
その両側端縁は下側に向かって断面コ字型に折り曲げら
れている。前記両側端縁のコ字型部41は互いに向かい合
っており、両コ字型部41によって記録媒体200がアッパ
ー・ブラケット17の下面側に保持され得るようになって
いる。コ字型部41の外側面にはピン43が突設され、ピン
43は傾斜スロット37及び逆L字型スロット25内に挿通さ
れるようになっている。従って、スライダ・ブラケット
15が記録媒体200の挿入方向に沿って前後にスライドす
ると、それに伴い、アッパー・ブラケット17が逆L字型
スロット25に沿って逆L字状の軌跡で移動するようにな
っている。
また、アッパー・ブラケット17の水平部42にはシャッタ
駆動用アーム45が回動可能に取りつけられている。シャ
ッタ駆動用アーム45の回動端にはシャッタ駆動用ピン47
が垂直下向に向かって突設され、シャッタ駆動用アーム
45の回動に伴ってシャッタ駆動用ピン47は水平部42の円
弧状スロット49から下方に突出したまま円弧状スロット
49内を移動するようになっている。シャッタ駆動用アー
ム45は、ばね51により、その回動端が記録媒体200の挿
入方向の手前側に向かって回動する方向に付勢されてい
る。記録媒体200がアッパー・ブラケット17(コ字型部4
1)に挿入されていくと、挿入過程の途中の所定の挿入
深さ位置でシャッタ駆動用ピン47が記録媒体200のシャ
ッタ63の先端縁の図面中右端部に当接し、この状態から
記録媒体200を更に深く挿入していくと、シャッタ駆動
用ピン47がシャッタ63を図中左方向にスライドさせ、記
録媒体200が十分奥まで挿入されたときにはシャッタ63
が全開するようになっている。
アッパー・ブラケット17のコ字型部41の奥手側の所定位
置にはラッチばね53がビス55により取り付けられ、ラッ
チばね53の先にはラッチ用突起57が形成されている。こ
こで、ラッチばね53とラッい用突起57とにより記録媒体
200をラッチするためのラッチ・アセンブリ59が構成さ
れている。即ち、記録媒体200の先端寄りの両側面部に
は切欠部61が形成され、記録媒体200がアッパー・ブラ
ケット17に所定の深さまで挿入されたときに、ラッチ用
突起57が切欠部61内に没入し、これにより記録媒体200
はシャッタ63が開いた状態を維持したままアッパー・ブ
ラケット17にラッチ(保持)されるようになっている。
さらに、アッパー・ブラケット17の水平部42には複数の
板ばね71が取り付けられ、これらの板ばね71はコ字型部
41に保持された記録媒体200を下向に押圧してアッパー
・ブラケット17内の記録媒体200にガタつきを生じさせ
ないようになっている。
また、前面パネル250には挿入口260が形成され、挿入口
260から情報再生装置内に、即ち、アッパー・ブラケッ
ト17内に、記録媒体200が挿入されるようになってい
る。挿入口260の比較的近傍には貫通孔270が形成され、
貫通孔270からピン、クリップ、或いはドライバー等の
操作棒280が前面パネル250の内側に貫入されるようにな
っている。
次に、第2図をも参照して支持手段100の動作について
説明する。
第2図(A)に示されるように、初期状態(記録媒体20
0を情報再生装置内に挿入する前の状態)では支持手段1
00のアッパー・ブラケット17は前面パネル250の挿入口2
60に最も近い位置に配置される。このとき、アッパー・
ブラケット17のピン43は逆L字型スロット25の水平部分
の一端部(挿入口260寄りの端部)に位置し、スライダ
・ブラケット15は、その全ストローク中で挿入口260に
最も近い位置に配置されている。この位置のアッパー・
ブラケット17に記録媒体200を挿入したときの記録媒体2
00の位置が挿入初期位置である。
アッパー・ブラケット17がこの位置にあるときには、ラ
ッチばね53の先端部がラッチ解除用ブロック27に乗り上
げて記録媒体200から離れる方向に押し曲げられている
ので、ラッチばね53の先端のラッチ用突起57は記録媒体
200の切欠部61内に没入されず、記録媒体200はラッチ・
アセンブリ59から解放された状態となっている。従っ
て、電源非投入状態のような駆動源300の非動作時の如
く、アッパー・ブラケット17がこの位置から動くことの
ないような場合では、記録媒体200をアッパー・ブラケ
ット17の奥まで挿入しても手を離せば記録媒体200は、
ばね51のばね力により挿入口260の手前側(外側)へと
戻される。
第2図(A)に示された状態のアッパー・ブラケット17
に記録媒体200を奥深くまで挿入すると、記録媒体200の
先端縁が図示しないマイクロ・スイッチを作動させ、こ
れにより後述の駆動源300が始動し、その駆動力は後述
の伝達手段400を介してスライダ・ブラケット15へ伝達
され、スライダ・ブラケット15は奥手側(図中、左方
向)に始動し始める。
第2図(B)に示された状態(記録媒体ラッチ位置)で
は、スライダー・ブラケット15が所定量だけ後方(奥手
側)にスライドし、アッパー・ブラケット17は第2図
(A)のときと同じ水平位置を保ったままで所定量だけ
後方に移動する。この結果、ラッチばね53の先端部はラ
ッチ解除用ブロック27から離脱し、ラッチばね53の先端
のラッチ用突起57は記録媒体200の切欠部61内に没入
し、記録媒体200はラッチ・アセンブリ59によってアッ
パー・ブラケット17にラッチされることになる。記録媒
体200のシャッタ63は記録媒体200の挿入動作に伴ってシ
ャッタ駆動用ピン47により解放されるが、ラッチ・アセ
ンブリ59が記録媒体200をラッチする前に記録媒体200か
ら手を離せば、記録媒体200は、ばね51のばね力により
挿入口260側に戻される。一方、ラッチ・アセンブリ59
が記録媒体200を一旦ラッチすると、記録媒体200のシャ
ッタ63は全開状態を保ってアッパー・ブラケット17に保
持されることになる。
第3図(C)には記録媒体200が再生位置に至った状態
が示されている。
第3図(B)の記録媒体ラッチ位置の状態からスライダ
・ブラケット15が更に後方にスライドしてストローク中
で最も後方の位置に至ると、アッパー・ブラケット17の
ピン43は逆L字型スロット25の垂直部分の下端に到達
し、これに伴い記録媒体200内部のディスク(図示せ
ず)がスピンドル・モータ21に装着されてディスクから
の情報の読み出しや書込みが可能となる。
第3図及び第4図には支持手段100を駆動するための駆
動源300及び伝達手段400が示されている。
これらの図において、伝達手段用ベース410にはモータ
等の駆動源300が固定され、駆動源300の出力軸にはウォ
ーム・ギヤ310が取り付けられ、ウォーム・ギヤ310には
第1の歯車320の大径部320Aが噛合されている。第1の
歯車320の小径部320Bには第2の歯車330の大径部330Aが
噛合され、第2の歯車330の小径部330Bには第3の歯車3
40の大径部340Aが噛合され、第3の歯車340の小径部340
Bには、スライダ・ブラケット17に固定されたラック体3
9のラック・ギヤ39Aが噛合されている。伝達手段用ベー
ス410には第1の歯車320、第2の歯車330、及び第3の
歯車340の夫々の回転軸420、430、及び440が突設されて
いる。ここで、ウォーム・ギヤ310、第1の歯車320、第
2の歯車330、第3の歯車340、及びラック・ギヤ39Aに
より駆動源300の駆動力を支持手段100に伝達する歯車列
455が構成されている。
第1の回転軸420の先端部と第3の回転軸440の先端部と
には、板ばね450の両端部が固定用ワッシャ420A及び440
Aにより夫々固定され、板ばね450の中央付近に設けられ
た挿通口451には、第2の回転軸430が遊挿通されるよう
になっている。第2の歯車330は回転軸430に沿ってスラ
イドすることにより歯車列455から離脱可能になってい
る。一方、板ばね450は第2の歯車330を下方向に付勢し
ており、第2の歯車330は、歯車列455から離脱した後に
は板ばね450により歯車列455に復帰可能とされている。
第3図及び第4図において、伝達手段用ベース410には
伝達要素離脱手段500が設けられている。伝達要素離脱
手段500は歯車離脱部材510を有し、歯車離脱部材510は
支持部材520にピン530及び固定用ワッシャ530Aを介して
揺動可能に支持され、支持部材520は駆動力伝達用ベー
ス410に固定されている。
歯車離脱部材510の先端部は回転軸430の近傍において上
下方向に揺動し、上方向に揺動する際に第2の歯車330
の下端面に当接して第2の歯車330を、板ばね450の付勢
力に抗して押し上げて歯車列455から離脱させる。歯車
離脱部材510の基端部には傾斜面を有する当接ブロック5
15が固定され、前面パネル250の貫通孔270から操作棒28
0を挿入すると操作棒280の先端が当接ブロック515に当
接して伝達要素離脱手段500を駆動するようになってい
る。
操作棒280の先端が当接ブロック515に当接した後にも更
に操作棒280を押すと、当接ブロック515には傾斜面が形
成されているので、基端側が押し下げられるように歯車
離脱部材510が揺動して先端側が押し上げられ、第2の
歯車330を軸方向に沿って上方にスライドさせて歯車列4
55から離脱させる。
第3図に拡大して示されるように、スライダ・ブラケッ
ト15には回動アーム610が設けられている。回動アーム6
10は、第1の回転軸420の先端部に回動自在に支持さ
れ、その一端側は回動連結部613を介してスライダ・ブ
ラケット15に回動自在に連結され、その他端側には当接
部615が形成されている。
操作棒280の先端が歯車離脱部材510の当接ブロック515
を押し下げて第2の歯車330を歯車列455から離脱させた
後に、更に操作棒280を押し込むと、操作棒280は回動ア
ーム610の当接部615に当接するようになっている。操作
棒280を更に押し込むと回動アーム610は回転軸420を回
動中心にして図中反時計方向に回動され、スライダ・ブ
ラケット15は手前側(挿入口260側)にスライドさせら
れる。即ち、操作棒280を押し込んだときの駆動力が回
動アーム610により駆動方向を変換して支持手段100に伝
達されるようになっている。スライダ・ブラケット15に
はスライド方向に延びる長孔620が形成され、スライダ
・ブラケット15のスライド時には回転軸420が長孔620内
を移動できるようになっている。
次に、緊急取り出し時の操作(駆動源300の非動作時の
取り出し操作)につき説明する。
記録媒体200が再生位置に搬入(ロード)されている状
態(第2図(C)の状態)で電源装置の故障等により駆
動源300が動作不可能になった場合、このままでは、記
録媒体200を挿入口260から取り出す事ができない。そこ
で、手近にあるクリップやドライバー等の操作棒280を
貫通孔270に挿入する。操作棒280の先端は歯車離脱510
の当接部515に当接して当接部515を押し下げてから当接
部515を通過した後、回動アーム610の当接部615に当接
して回動アーム610を回動させる。
操作棒280が回転アーム610の当接部615に当接したとき
には、歯車330は既に歯車列455から離脱しているので、
非常に軽い力でスライダ・ブラケット駆動アーム610を
回動させてスライダ・ブラケット15を手前側にスライド
させることができる。
また、回動アーム610の回動中心である回転軸420から回
動連結部613までの長さが回転軸420から当接部615まで
の長さよりも長尺な場合には、操作棒280により当接部6
15を僅かなストロークだけ移動させることによりスライ
ダ・ブラケット15を十分な長さのストロークだけスライ
ドさせることができる。
こうして、スライダ・ブラケット15を最も手前側までス
ライドさせると、支持手段100は第2図(A)の状態に
戻る。アッパー・ブラケット17がこの位置まで戻ると、
ラッチ・アセンブリ59によるラッチ状態から記録媒体20
0が解放されるので、記録媒体200は、ばね51のばね力に
より手前側に押し戻され、前面パネル250の挿入口260か
ら記録媒体200の一部が突出し、操作者は記録媒体200を
取り出すことが可能になる。
記録媒体200を情報再生装置内から取り出した後、操作
棒280を挿入孔270から引き抜くと、回動アーム610の動
きは何等の影響も受けないので支持手段100は第2図
(A)の挿入初期位置を維持し、歯車330は板ばね450に
より押し下げられて隣接する歯車320及び340の夫々に噛
合して歯車列455に復帰する。
このような実施例によれば、スライダ・ブラケット15を
操作棒280でスライドさせようとする際に歯車330を歯車
列455から離脱させているので、駆動源300の出力軸にウ
ォーム・ギヤ310が取り付けられていても、スライダ・
ブラケット15を非常に軽い力でスライドさせて記録媒体
200を取り出すことができる。
なお、前記実施例では、回動アーム610の当接部615を操
作棒280で押し込むことによりスライダ・ブラケット15
を手前側にスライドさせていたが、傾斜スロット37に傾
斜方向によってはスライダ・ブラケットを後方にスライ
ドさせることによりアッパー・ブラケット17を再生位置
から挿入初期位置に移動させる場合もある。このような
場合では、操作棒280をスライダ・ブラケットに直接当
接させてもよい。
また、前記実施例では、1つの操作棒280を用いて、伝
達要素離脱手段500による伝達要素(歯車330)の離脱操
作とスライダ・ブラケット15の強制移動操作とを同時に
行うことのできるものであったが、例えば前面パネル25
0に2つの貫通孔270が設けられ、伝達要素離脱手段500
による伝達要素(歯車330)の離脱操作とスライダ・ブ
ラケット15の強制移動操作とが全く別々に行なわれるも
のであってもよい。
また、前記実施例では、移動手段は貫通孔270であり、
貫通孔270から操作棒280が装置内部側に挿入されるもの
としたが、操作棒280と同様の働きをする部材が前面パ
ネル250に組み込まれていたり、或いは貫通孔270に設け
た蓋部材等に組み込まれていたりしてもよい。
また、伝達手段400(歯車列455)から離脱される伝達要
素は歯車であったが、歯車の種類は平歯車、傘歯車等の
種々の歯車が適用可能であり、伝達手段の構造により歯
車以外のアーム、クランク、或はベルト等の伝達要素で
あってもよい。
また、前記実施例では、スライダ・ブラケット15がアッ
パー・ブラケット17を、挿入初期位置から比較的僅かな
所定量だけ後方にスライドさせて初めて、記録媒体200
がラッチ・アセンブリ59にラッチされるものであり、別
言すれば、アッパー・ブラケット17が挿入初期位置に止
どまっている間は記録媒体200がラッチされないもので
あり、そのため、アッパー・ブラケット17を挿入初期位
置に戻せば記録媒体200はばね51のばね力により挿入口2
50から手前側に突出されるものであった。しかしなが
ら、前記実施例とは異なり、挿入初期位置状態のアッパ
ー・ブラケットに記録媒体を装填したときに記録媒体の
一部が挿入口から突出しており、記録媒体のこの突出部
分を掴むことのできるような構造の場合には、ラッチ力
に抗して記録媒体を引き抜くことも容易であり、アッパ
ー・ブラケットのスライド位置に応じてラッチを解除さ
せるものでなくともよい。
F.発明の効果 上述のように本発明によれば、駆動源の非動作時におい
て記録媒体を取り出す際に多大の力を要することがな
く、通常の駆動時における操作に支障を来たすこともな
い情報再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る情報再生装置の一実施例の支持手
段を示す分解斜視図、第2図(A)、(B)及び(C)
は前記支持手段の互いに異なる動作状態を示す側面図、
第3図は前記実施例の伝達手段及び伝達要素離脱手段を
示す斜視図、第4図は第3図の一部を省略した分解斜視
図である。 11……ベース、13……ガイド・プレート、15……スライ
ダ・ブラケット、17……アッパー・ブラケット、21……
スピンドル・モータ、25……逆L字型スロット、27……
ラッチ解除用ブロック、37……傾斜スロット、39……ラ
ック体、39A……ラック・ギヤ、45……シャッタ駆動ア
ーム、47……シャッタ駆動用ピン、51……ばね、53……
ラッチばね、57……ラッチ用突起、59……ラッチ・アセ
ンブリ、61……切欠部、63……シャッタ、100……支持
手段、200……記録媒体、250……前面パネル、260……
挿入口、270……貫通孔、280……操作棒、300……駆動
源、310……ウォーム・ギヤ、320、330、340……歯車、
400……伝達手段、420、430、440……回転軸、445……
歯車列、450……板ばね、500……伝達要素離脱手段、61
0……回動アーム、613……回動連結部、615……当接
部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を支持する手段と、 前記支持手段を駆動して記録媒体を挿入初期位置及び再
    生位置間で移動させるための駆動源と、 前記駆動源の駆動力を前記支持手段に伝達するための伝
    達手段と、 前面パネルから挿入可能な操作棒の操作により前記伝達
    手段の一部を構成する伝達要素を前記伝達手段から離脱
    可能に構成された伝達要素離脱手段と、 前記伝達要素が離脱した状態で、前記操作棒の操作によ
    り駆動力を前記支持手段に付与し、記録媒体を前記再生
    位置から前記挿入初期位置へ移動させるよう操作可能の
    移動手段と、 を有する情報再生装置。
  2. 【請求項2】前記伝達手段は歯車列を有し、前記伝達要
    素は前記歯車列から離脱可能な歯車である、請求項
    (1)に記載の情報再生装置。
  3. 【請求項3】前記移動手段は、前記操作棒によって操作
    可能であり、駆動力を前記支持手段に伝達可能な回動ア
    ームを有している、請求項(1)または(2)記載の情
    報再生装置。
  4. 【請求項4】前記移動手段は、前面パネルに設けられた
    貫通孔を含み、前記貫通孔からは前記支持手段を駆動さ
    せるためのピン、クリップ、あるいはドライバー等の操
    作棒が貫通可能な構成を有し該操作棒の操作により前記
    支持手段を駆動するように構成されている、請求項
    (1)乃至(3)のいずれかに記載の情報再生装置。
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