JP2002264794A - 配膳車 - Google Patents

配膳車

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JP2002264794A
JP2002264794A JP2001060883A JP2001060883A JP2002264794A JP 2002264794 A JP2002264794 A JP 2002264794A JP 2001060883 A JP2001060883 A JP 2001060883A JP 2001060883 A JP2001060883 A JP 2001060883A JP 2002264794 A JP2002264794 A JP 2002264794A
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Sonoo Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルを回動した際に操作ケーブルが不必
要に移動したり屈曲するのを防ぎ、ブレーキレバーの操
作力が可変するのを防止する。 【解決手段】 本体11の操作面に、コ字状のハンドル
22が回動可能に取付けられる。ハンドル22の直線部
22aに、ブレーキレバー25が回動可能に枢着され
る。ブレーキレバー25と、本体11の底面に配設した
制動機構とが操作ケーブル27で連結される。ブレーキ
レバー25から延出する操作ケーブル27は、ハンドル
22の回動軸心Sと略整列する位置まで略直線状に延出
し、該回動軸心Sに沿って所定長さ横方向に延在した
後、本体底面に向けて下方に延在するよう設定してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は配膳車に関し、更
に詳細には、本体に回動可能に設けたハンドルに配設さ
れたブレーキレバーと、本体の底面に配設した車輪に制
動力を付与可能な制動機構とを操作ケーブルで連結し、
ブレーキレバーの操作によって操作ケーブルを介して制
動機構を作動することで車輪に制動力を付与するよう構
成した配膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば病院やホテル等では、主食や副
食、デザート等を夫々盛り付けた食器を載せたトレイを
多数収容した配膳車が利用されている。この配膳車で
は、本体の一側面(操作面)にコ字状のハンドルが回動可
能に配設されると共に、該ハンドルの直線部(把持部)に
ブレーキレバーが配設される。そして、このブレーキレ
バーは、本体の底面に配設された制動機構に、可撓性を
有する操作ケーブルを介して連結されている。また制動
機構は、本体の底面に配設されている車輪に対してブレ
ーキシューを押付けることが可能に構成される。すなわ
ち、ブレーキレバーの操作により操作ケーブルのワイヤ
を引張することで、制動機構が作動してブレーキシュー
を車輪に押付け、これにより該車輪に制動力を付与する
ようになっている。なおワイヤは、可撓性を有するチュ
ーブに摺動可能に挿通してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ハンドルは、配膳
車の引き走行または押し走行に応じて、前記直線部を下
向きとした待機位置から上方の所定位置まで回動した状
態で操作されるようになっている。この場合において、
前記ブレーキレバーと制動機構とを連結する操作ケーブ
ルでは、ハンドルの回動を許容する長さの余裕部分は自
由な動きが可能な状態とする必要がある。しかるに、該
余裕部分が本体から垂れ下がると走行の支障となるた
め、待機位置に臨むハンドルから上方に余裕部分の長さ
だけ延在させた位置の操作ケーブルをクリップ等で本体
に保持した後、該ケーブルを下方に向けて折り返して前
記制動機構まで配線している。このため、ハンドルを待
機位置から上方に回動した際には、操作ケーブルにおけ
る自由移動が可能な余裕部分が不必要に移動したり屈曲
し、前記チューブに対するワイヤの摺動抵抗が大きくな
り、前記ブレーキレバーの操作に要する力が可変する問
題があった。特に、配膳車を押し走行する際には、ハン
ドルの直線部は本体に近接する位置まで回動されるた
め、操作ケーブルが窮屈な状態で屈曲されて、引き走行
時と押し走行時とでブレーキレバーの操作力が大きく異
なるおそれがあった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点を好適に解決するべく提案されたもので
あって、ハンドルを回動した際に操作ケーブルが不必要
に移動したり屈曲するのを防ぎ、ブレーキレバーの操作
力が可変するのを防止し得る配膳車を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る配膳車は、本体の
底面に配設した車輪に制動力を付与可能な制動機構と、
前記本体の操作面に回動可能に設けられたハンドルに配
設されたブレーキレバーとが、可撓性を有する操作ケー
ブルで連結され、前記ブレーキレバーの操作により操作
ケーブルを介して前記制動機構を作動することで車輪に
制動力を付与するよう構成した配膳車において、前記ブ
レーキレバーから延出する前記操作ケーブルを、前記ハ
ンドルの回動軸心まで配線した後に、前記制動機構に向
けて配線して連結したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る配膳車につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下説明する。
【0007】図1〜図3は、実施例に係る配膳車のブレ
ーキ操作部を示し、図4は、配膳車の全体構造を示す。
実施例の配膳車10は、走行方向と交差する前後面が開
放された全体として矩形箱状をなす断熱構造の本体11
を備え、該本体11の内部には、複数の温蔵室および冷
蔵室が画成され、本体11に配設した図示しない加熱装
置で生成した暖気を温蔵室に循環することで、該温蔵室
に収納されている食品を温蔵し、また本体11に配設し
た図示しない冷却装置で生成した冷気を冷蔵室に循環す
ることで、該冷蔵室に収納されている食品を冷蔵するよ
う構成されている。なお、図4において符号12は、各
室を開閉する扉を示し、また符号36はバンパーを示
す。
【0008】前記本体11の底面には、図6に示すよう
に、その走行方向における一方の側(当該図における右
側の操作側)の前後に離間した位置、および走行方向に
おける他方の側(当該図における左側の非操作側)の前後
方向の略中央位置に、向きが自在に変更可能に構成され
た自在車輪13が夫々回動可能に配設されている。また
走行方向の略中間位置には、前後に離間して一対の固定
車輪(車輪)14,14が回動可能に配設してある。な
お、操作側に配設された一対の自在車輪13,13の間
には、ペダルロック15が配設されている。
【0009】前記本体11の底面には、前記一対の固定
車輪14,14に制動力を付与する制動機構16が配設
される。この制動機構16は、各固定車輪14に対して
近接離間可能なブレーキパッド17と、該パッド17を
固定車輪14に押付けるべく機能する作動ケーブル18
と、両作動ケーブル18,18が共通的に連結される作
動部材19とから基本的に構成される。なお、各作動ケ
ーブル18は、ブレーキパッド17および作動部材19
に連結されるワイヤ18aと、該ワイヤ18aが摺動可
能に挿通される可撓性を有するチューブ18bとで構成
される。また、各ブレーキパッド17は、図示しないバ
ネによって常には固定車輪14から離間するよう設定さ
れている。そして、後述する操作ケーブル27により作
動部材19を作動位置に向けて移動させることで、両作
動ケーブル18,18のワイヤ18a,18aが共通的に
引張され、これによって両ブレーキパッド17,17が
固定車輪14,14に押付けられて制動力を付与するよ
う構成される。
【0010】前記本体11における操作側の側面(以後
「操作面」と称する)には、図5に示す如く、所定深さ
の収容凹部20が形成され、該凹部20の対向する前後
の内面に突設された一対のハンドル軸21,21に、本
体11を引きまたは押し操作するためのコ字状のハンド
ル22が回動可能に取付けられている。そして、図4に
示すように、ハンドル22における把持部としての直線
部22aが下向きで収容凹部20に略収容されている位
置が待機位置(実線で表示)に設定され、該ハンドル22
を上方に回動して直線部22aが回動軸心Sより若干上
方に臨む状態(引き位置,一点鎖線で表示)で本体11を
引いて走行させ、またハンドル22を本体側に更に近接
するよう回動して直線部22aが上向きとなった状態
(押し位置,二点鎖線で表示)で本体11を押して走行さ
せるようになっている。なお、一対のハンドル軸21,
21は、上下に離間して2組設けられ、操作者の身長等
に応じてハンドル22の高さ(回動軸心S)位置を変更し
得るよう構成してある。
【0011】前記ハンドル22における直線部22aの
略中央部には、図1および図2に示す如く、レバーブラ
ケット23が取付けられると共に、該ブラケット23に
枢支軸24を介してブレーキレバー25が回動可能に枢
着されている。この枢支軸24よりブレーキレバー25
のグリップ部25a側にワイヤ連結部としての係合部2
6が形成され、該係合部26に、操作ケーブル27にお
けるワイヤ27aの一端に配設されたストッパ27bが
係脱可能に係合されるようになっている。この操作ケー
ブル27は、可撓性を有するチューブ27cにワイヤ2
7aを摺動可能に挿通したものであって、チューブ27
cの一端部から延出するワイヤ27a(ストッパ27b)
がブレーキレバー25に連結されると共に、他端部から
延出するワイヤ27aが前記作動部材19に連結されて
おり、ブレーキレバー25のグリップ部25aを握って
操作することでワイヤ27aが引張され、これによって
前記作動部材19が作動位置に向けて移動するようにな
っている。また、ブレーキレバー25からのワイヤ延出
側に臨むレバーブラケット23の規制壁23aには、後
述するジョイント金具31における差込部31cが差込
まれる差込孔23bが形成されている。なお、規制壁2
3aには差込孔23bに連通して外部に開放するスリッ
ト23cが形成されており、操作ケーブル27の取付け
や取外し作業に際して、該スリット23cを介してワイ
ヤ27aを差込孔23bに対して挿脱し得るよう構成さ
れる。
【0012】前記ブレーキレバー25における係合部2
6の手前、すなわち係合部26を挟んでグリップ部25
aとは反対側に臨むハンドル22の直線部22aにホル
ダ29が配設されている。このホルダ29は、図1およ
び図3に示す如く、待機位置におけるハンドル22に対
して正面側に臨む矩形状のカバー板29aと、該カバー
板29aにおけるブレーキレバー側の端縁部で背面側に
向けて略直角に折曲されて前記レバーブラケット23の
規制壁23aと略平行に臨む第1位置決め板29bと、
該第1位置決め板29bの背面側の端縁部でカバー板2
9aとは反対側に向けて略直角に折曲された取付板29
cおよび該取付板29cの端縁部で正面側に向けて略直
角に折曲された第2位置決め板29dとから基本的に構
成される。また取付板29cの下端には背面側に延出す
るフランジ29eが形成されており、前記両位置決め板
29b,29dの下端をハンドル22に当接した状態
で、該フランジ29eを前記レバーブラケット23と共
にネジ30を介して共締めすることで、該ホルダ29が
ハンドル22に位置決め固定されるよう構成される(図
2参照)。なお、両位置決め板29b,29dの離間間隔
は、レバーブラケット23の対応する長さ寸法より長く
設定され、両位置決め板29b,29dの間にレバーブ
ラケット23が臨むようになっている。
【0013】前記ホルダ29の第1位置決め板29bに
は、前記操作ケーブル27のチューブ27cの位置決め
を行なう位置決め手段としてのジョイント金具31が配
設されている。すなわち、第1位置決め板29bの上部
側に通孔29fが形成され、該通孔29fを介してジョ
イント金具31がブレーキレバー25の手前側に位置決
め固定されるようになっている。なお、第1位置決め板
29bには通孔29fに連通して外部に開放するスリッ
ト29gが形成されており、前記操作ケーブル27の取
付けや取外し作業に際して、該スリット29gを介して
ワイヤ27aを通孔29fに対して挿脱し得るよう構成
される。
【0014】前記ジョイント金具31は、前記チューブ
27cの挿通を許容するパイプ状に形成された本体部3
1aの一端部に、前記ワイヤ27aの挿通を許容する係
合手段としてのネジ部31bが所定長さで形成され、該
ネジ部31bを前記ホルダ29の通孔29fに挿通した
状態で、第1位置決め板29bを挟む両側のネジ部31
bに螺合した被係合手段としてのナット32,32を締
付けることで、ジョイント金具31がホルダ29に位置
決め固定されるようになっている。またネジ部31bの
先端部には、ワイヤ27aの挿通を許容する若干小径の
差込部31cが形成されており、該差込部31cが前記
レバーブラケット23の差込孔23bに外側から差込ま
れた状態で、該差込部31cから延出するワイヤ27a
の延出端部の前記ストッパ27bがブレーキレバー25
に連結してある。なお、ホルダ29の前記カバー板29
aは、ジョイント金具31とホルダ29とのジョイント
部より上方(ハンドル22から離間する側)まで延在する
よう寸法設定されており、前記ハンドル22と共にホル
ダ29を握った際にもジョイント部に負荷が加わること
がないようにしてある。図3において、符号33は、ホ
ルダ29における第1位置決め板29bの一方の側とナ
ット32との間に介挿されて緩み止めを行なう歯付座金
を示す。
【0015】また、前記ジョイント金具31における本
体部31aの他端部には、図1に示す如く、略L字形に
折曲形成されたパイプ状のガイド部31dが形成されて
おり、前記操作ケーブル27におけるチューブ27cの
一端部は、ガイド部31dの開放端から本体部31aに
まで挿通された状態で取付けられる。そして、ガイド部
31dから延出する操作ケーブル27は、前記ハンドル
22における直線部22aに対して略直角に離間する方
向に延在するようになっている。なお、ガイド部31d
における曲げ部の曲率は、チューブ27cに挿通されて
いるワイヤ27aの摺動抵抗が大きくならない値に設定
してある。
【0016】前記ガイド部31dから延出する操作ケー
ブル27は、図5に示す如く、前記本体11の収容凹部
20内に取付けられた複数のクリップ34を介して所要
経路で保持されて本体底面まで配線されている。実施例
では、ガイド部31dからハンドル22の回動軸心Sと
略整列する位置まで略直線状に延出した操作ケーブル2
7が、該回動軸心Sに沿って所定長さ横方向に延在した
後、本体底面に向けて下方に延在するよう設定してあ
る。すなわち、ハンドル22を前記ハンドル軸21,2
1を中心として回動した際にも、操作ケーブル27が不
必要に移動したり屈曲するのを防止し、前記ワイヤ27
aの引張りに要する力が変わることがないようになって
いる。なお、本体11の操作面に臨む操作ケーブル27
に、ワイヤ27aの長さを調整可能な調整部35が設け
られており、該調整部35の調整によって、前記ブレー
キレバー25の操作量に対する制動力を可変し得るよう
構成される。またクリップ34は、操作ケーブル27の
回動は許容する状態で保持するようになっている。
【0017】前記本体11の底面まで配線された操作ケ
ーブル27は、図6に示す如く、底面側における前記作
動部材19までの配線領域において、所定長さの余裕を
もってR状に配線されている。すなわち、作動部材19
からブレーキレバー25までに至る長さに対して前記ワ
イヤ27aの長さに充分な余裕をもたせ、前述したよう
にハンドル22の枢支位置を変更した際にも対応し得る
ように構成される。
【0018】
【実施例の作用】次に、実施例に係る配膳車の作用につ
き以下説明する。前記配膳車10を走行させる場合は、
操作者が待機位置の前記ハンドル22の直線部22aを
把持して上方に回動し、引くまたは押すことで行なわれ
る。この場合に、前記ジョイント金具31のガイド部3
1dから延出して前記収容凹部20内に配線されている
操作ケーブル27は、図5に示すように、ハンドル22
の回動軸心Sまで延在した後に該軸心Sに沿って所定長
さ横方向に延在させているから、ハンドル22を回動し
た際には、ガイド部31dと本体11との間に臨む操作
ケーブル27の姿勢が変わることはなく、該操作ケーブ
ル27が不必要に移動したり屈曲することはない。従っ
て、前記チューブ27cに対してワイヤ27aの摺動抵
抗が大きくなることはなく、前記ブレーキレバー25の
操作に要する力が可変するのは防止される。
【0019】走行中の前記配膳車10に制動を掛ける場
合は、前記ブレーキレバー25のグリップ部25aを握
ることで、該グリップ部25aを前記枢支軸24を中心
としてハンドル22に近接する方向に回動させる。これ
により、前記ストッパ27bを介して連結されている操
作ケーブル27のワイヤ27aが引張され、前記作動部
材19が作動位置に向けて移動することで制動機構16
が作動し、前記各固定車輪14にブレーキパッド17が
押付けられることで制動力が付与される。この制動を解
除する場合は、前記グリップ部25aを離せば、制動機
構16のバネの復元弾力によってブレーキパッド17が
固定車輪14から離間すると共に、作動部材19および
操作ケーブル27のワイヤ27aが逆方向に引き戻され
る。
【0020】前述したように、前記ジョイント金具31
のガイド部31dから延出する操作ケーブル27は、前
記ハンドル22の直線部22aから離間する方向に延在
しているから、操作者がハンドル22と共に該ケーブル
27を握るのは防止される。すなわち、操作ケーブル2
7のチューブ27cをブレーキレバー25から離間する
方向に引張ることは略なくなる。なお、チューブ27c
を誤って引張った場合においても、該チューブ27cの
一端部が取付けられているジョイント金具31はハンド
ル22に配設されているホルダ29に位置決め固定され
ているから、ブレーキレバー25に近接する部位のチュ
ーブ27cおよびジョイント金具31が移動することは
ない。従って、ジョイント金具31の先端から延出して
ブレーキレバー25に連結されているワイヤ27aが露
出することはなく、該ワイヤ27aが前記レバーブラケ
ット23等に接触することで傷付くのは防止され、使用
寿命の延命化を図り得る。
【0021】また、前記ホルダ29のカバー板29aで
該ホルダ29とジョイント金具31とのジョイント部は
保護されているから、誤って障害物等にハンドル22を
ぶつけた場合にも、該ジョイント部に直接衝撃が伝わら
ず、破損等を防止し得る。更に、カバー板29aの高さ
寸法はジョイント部より高くなっているから、前記ホル
ダ29をハンドル22と共に握った際に、ジョイント部
に負荷が加わることはなく、その変形や破損等を未然に
防止することができる。
【0022】ここで、前記配膳車10においてハンドル
22の高さ位置の変更に対応するための操作ケーブル2
7の余裕部分は、図6に示すように前記本体11の底面
に設けてある。従って、該余裕部分を本体11の操作面
側に設けている場合のように、配膳車10の移動時に該
余裕部分が壁等からの出っ張り部分に引掛かることはな
く、操作ケーブル27の破損を防止することができる。
【0023】
【変更例】図7および図8は、操作ケーブル27の配線
形態の変更例を示すものであって、図7の変更例では、
前記ジョイント金具31におけるガイド部31dの開放
端をハンドル22の直線部22aに指向させ、該ガイド
部31dから延出する操作ケーブル27をハンドル22
の内部に挿通している。そして、該ハンドル22におけ
る前記ハンドル軸21に枢支される一方の端部から引出
した操作ケーブル27を、本体底面に向けて配線するよ
う構成される。また図8の変更例では、前記ハンドル2
2におけるハンドル軸21,21に枢支されている端部
間に、該ハンドル22の回動軸心Sに沿うパイプ38を
配設し、開放端をハンドル22の直線部22aに指向さ
せているガイド部31dから延出する操作ケーブル27
を、前記パイプ38の内部に挿通している。そして、パ
イプ38に挿通される操作ケーブル27を、図7の変更
例と同様にハンドル22の一方の端部から引出した後、
本体底面に向けて配線するよう構成される。すなわち、
図7および図8に示す各変更例においても、ブレーキレ
バー25から延出する操作ケーブル27をハンドル22
の回動軸心Sまで配線した後に、前記制動機構16に向
けて配線するよう構成してあるから、ハンドル22を回
動する際に操作ケーブル27が大きく移動したり屈曲す
ることはなく、ワイヤ27aのチューブ27cに対する
摺動抵抗が大きくなってブレーキレバー25の操作力が
変わるのは防止される。
【0024】なお、実施例ではジョイント金具をホルダ
にネジ部とナットとで位置決め固定する場合で説明した
が、両者を固定する手段はこれに限定されるものでな
く、例えばジョイント金具に形成した係合手段としての
フランジを、ホルダに形成した被係合手段としてのフッ
クに引掛けることで位置決め固定する等、他の構成を採
用することができる。また実施例では、操作ケーブルを
ジョイント金具に配設した場合で説明したが、該ジョイ
ント金具を省略して、操作ケーブルのチューブ先端に設
けられた差込部をレバーブラケットの差込孔に直に差込
む構成であってもよい。更に、操作ケーブルにおけるブ
レーキレバーから本体までの配線部は、ハンドルの直線
部に対して略直角でなく斜めであってもよく、ハンドル
の回動軸心と整列する位置まで延在していればよい。
【0025】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る配膳
車によれば、ブレーキレバーから延出する操作ケーブル
をハンドルの回動軸心まで配線した後に、制動機構に向
けて配線するよう構成してあるから、ハンドルを回動す
る際に操作ケーブルが大きく移動したり屈曲することは
ない。従って、移動または屈曲に起因してブレーキレバ
ーの操作力が変わるのは防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る配膳車のブレー
キ操作部を示す正面図である。
【図2】 実施例に係るブレーキ操作部を示す背面図で
ある。
【図3】 実施例に係るブレーキ操作部を分解状態で示
す平面図である。
【図4】 実施例に係る配膳車を一部切欠いて示す正面
図である。
【図5】 実施例に係る配膳車を示す側面図である。
【図6】 実施例に係る配膳車を示す底面図である。
【図7】 実施例に係る操作ケーブルの配線形態の変更
例を示す説明図である。
【図8】 実施例に係る操作ケーブルの配線形態の別の
変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 本体,14 固定車輪(車輪),16 制動機構,2
2 ハンドル 25 ブレーキレバー,27 操作ケーブル,S 回動軸
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60T 7/10 B60T 7/10 K P B62B 5/04 B62B 5/04 A G05G 1/04 G05G 1/04 A (72)発明者 加藤 園生 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3D047 AA00 BB11 BB21 CC02 DD01 FF00 3D050 AA11 BB05 DD01 JJ01 3J070 AA02 BA90 CA07 CA23 CC23 DA57 DA70 EA01 4C341 LL01 LL07

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(11)の底面に配設した車輪(14)に制
    動力を付与可能な制動機構(16)と、前記本体(11)の操作
    面に回動可能に設けられたハンドル(22)に配設されたブ
    レーキレバー(25)とが、可撓性を有する操作ケーブル(2
    7)で連結され、前記ブレーキレバー(25)の操作により操
    作ケーブル(27)を介して前記制動機構(16)を作動するこ
    とで車輪(14)に制動力を付与するよう構成した配膳車に
    おいて、 前記ブレーキレバー(25)から延出する前記操作ケーブル
    (27)を、前記ハンドル(22)の回動軸心(S)まで配線した
    後に、前記制動機構(16)に向けて配線して連結したこと
    を特徴とする配膳車。
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