JP2012017004A - ウォーキングキャリー - Google Patents

ウォーキングキャリー Download PDF

Info

Publication number
JP2012017004A
JP2012017004A JP2010155080A JP2010155080A JP2012017004A JP 2012017004 A JP2012017004 A JP 2012017004A JP 2010155080 A JP2010155080 A JP 2010155080A JP 2010155080 A JP2010155080 A JP 2010155080A JP 2012017004 A JP2012017004 A JP 2012017004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible wire
brake lever
double cylinder
attached
storage space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010155080A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5302269B2 (ja
Inventor
Isao Ibata
勲 井端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUEHIRO KOGYO KK
Original Assignee
SUEHIRO KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUEHIRO KOGYO KK filed Critical SUEHIRO KOGYO KK
Priority to JP2010155080A priority Critical patent/JP5302269B2/ja
Publication of JP2012017004A publication Critical patent/JP2012017004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5302269B2 publication Critical patent/JP5302269B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Handcart (AREA)

Abstract

【課題】持ち手部材を上昇位置から下降位置に変更させても、可撓線材が邪魔にならないウォーキングキャリーを提供する。
【解決手段】外パイプ部材1と外パイプ部材1に上下方向スライド自在に差し込まれる内パイプ部材2とを有する伸縮自在な二重筒体10と、二重筒体10の上端10aに取着されると共にブレーキレバー31を有する持ち手部材3と、二重筒体10の下端10bに固着されると共に下面側5bに収納空間部Kが形成される荷台部材5と、ブレーキレバー31の操作力を車輪6を制動するための揺動部材7に伝達する操作力伝達用可撓性線材8と、を備え、可撓性線材8の一方端8aをブレーキレバー31に取着させると共に他方端8bを揺動部材7に取着させ、さらに、残部を二重筒体10に挿通状に収納させると共に収納空間部K内でUターンさせてU字状部8dを形成するように収納させ、二重筒体10を短縮させた際に、収納空間部K内で、可撓線材8のU字状部8dが拡大して収納されるように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウォーキングキャリーに関する。
従来、買い物用の手押し車のようなウォーキングキャリーは、持ち手部材にブレーキレバーを設け、ブレーキレバーの操作力を可撓線材を介してブレーキに伝達している(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−18079号公報
従来のウォーキングキャリーは、一般に、持ち手部材が高さ調節可能にスライド部材に取着され、可撓線材の長さは持ち手部材の上昇位置に合わせて決定している。
しかし、持ち手部材を下降位置に調節すると、上昇位置に合わせていた長い可撓線材が大きく湾曲して(側外方へ膨出状に)撓んでしまい、歩行や操作、荷物の積み下ろしの際に、邪魔になるという問題があった。
そこで、本発明は、持ち手部材を上昇位置から下降位置に変更させても、可撓線材が邪魔にならないウォーキングキャリーの提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のウォーキングキャリーは、外パイプ部材と該外パイプ部材に上下方向スライド自在に差し込まれる内パイプ部材とを有する伸縮自在な二重筒体と、該二重筒体の上端に取着されると共にブレーキレバーを有する持ち手部材と、上記二重筒体の下端に固着されると共に下面側に収納空間部が形成される荷台部材と、上記ブレーキレバーの操作力を車輪を制動するための揺動部材に伝達する操作力伝達用可撓線材と、を備え、上記可撓線材の一方端を上記ブレーキレバーに取着させると共に他方端を上記揺動部材に取着させ、さらに、残部を上記二重筒体に挿通状に収納させると共に上記収納空間部内でUターンさせてU字状部を形成するように収納させ、上記二重筒体を短縮させた際に、上記収納空間部内で、上記可撓線材の上記U字状部が拡大して収納されるように構成したものである。
また、上記二重筒体の上記下端内部に、上記可撓線材を上記収納空間部内へ導入するために略90度方向変換させるアール状貫孔が形成されたガイド部材を設けたものである。
また、上記持ち手部材に、水平軸心廻りに揺動して、制動状態の上記ブレーキレバーの姿勢を支持する揺動支持部材を枢設したものである。
本発明によれば、可撓線材を荷台部材の下面側の収納空間部内で、撓ませることができ、持ち手部材を上昇位置から下降位置に高さ調節を行っても、ブレーキレバー近傍で可撓線材が大きく撓むことがなく、操作性を向上できる。荷台部材の上面(荷台載置面)近傍で可撓線材が大きく撓むことがなく、容易に荷物の積み下ろしを行うことができる。使用状態に於て、可撓線材やそれを保護するガイドチューブが外観から見えることが殆どなく、美観に優れたウォーキングキャリーを得ることができる。また、撓んだ可撓線材が邪魔にならず容易に歩行できる。また、持ち手部材の高さ調節作動の際中でもブレーキが解除されずに済み、安全性が高い。
本発明の実施の一形態の伸長状態の要部断面側面図である。 短縮状態の要部断面側面図である。 図2の要部拡大図である。 図3のA−A断面矢視図である。 要部背面図である。 作用説明図である。 作用説明図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
図1及び図2に於て、バック、買い物袋、ケース等の収納部材が上面5aに載置される荷台部材5と、荷台部材5に立設された前後一対の外パイプ部材1,1に上下方向スライド自在に夫々差し込まれる内パイプ部材2,2を有する伸縮自在な前後一対の二重筒体10,10と、二重筒体10,10の上端10a,10aに前後方向連結するように取着されると共にブレーキレバー31を有する持ち手部材3と、荷台部材5の下方に前後左右に配設される車輪6と、車輪6を制動するための揺動部材7と、ブレーキレバー31の操作力を揺動部材7に伝達する操作力伝達用可撓線材8と、を備えている。なお、矢印S方向を前方と呼ぶ。
二重筒体10は、鉛直状の内パイプ部材2が鉛直状の外パイプ部材1内を上下方向にスライドして、図1に示すような伸長状態(持ち手部材3の上昇位置状態)から、図2に示すような短縮状態(持ち手部材3の下降位置状態)まで、伸縮自在に設け、持ち手部材3の高さ調節を可能としている。
持ち手部材3は、水平状の枢着軸心L3廻りに揺動自在にケーシング30に枢着される棒状のブレーキレバー31を有している。ブレーキレバー31の一端31a側はケーシング30に枢着され、他端31bはケーシング30に形成された縦長孔状の開口部30aを介してケーシング30内に差し込まれている。さらに、他端31bはケーシング30に差込状に取着された後方側の内パイプ部材2(2B)の上端部2aに形成された、切欠部(又は長孔)を介して内パイプ部材2内に差し込まれている。
前後左右の車輪6とは、前方側の外パイプ部材1(1A)の下端のパイプ軸心に旋回や首振が可能に取着される左右一対の前方側の車輪6Aと、荷台部材5の下面5b側に固着された支持部材9に枢着される左右一対の後方側の車輪6Bと、の4つである。
図3に於て、揺動部材7は、水平状の揺動軸心L7廻りに揺動自在に中間部が支持部材9に枢着されている。揺動部材7は、一端(前方)側に、車輪6の側面乃至外周面と接触して摩擦力を付与し回転を制動・停止させる摩擦部7aを有している。
また、揺動部材7には、摩擦部7aを車輪6から離間する方向に常時弾発付勢するバネ部材99が取着されている。バネ部材99は、上端を荷台部材5(又は支持部材9)に取着し、下端を揺動部材7の摩擦部7a近傍に取着している。
図3及び図4に於て、荷台部材5は、上面5a側に水平面状の載置面を有している。また、下面5b側かつ後方側に車輪6Bが枢着される支持部材9が垂下状に取着されると共に、下面5b側かつ支持部材9が取着されていない残部(前方側)に下方から施蓋状に覆う板状の底蓋部材50が取着されている。
また、荷台部材5は、下面5bから垂下状に、前壁部5cと、左右側壁部5e,5eと後壁部5dと、を有している。
支持部材9は、前壁部9cと後壁部と左右側壁部と下壁部に囲まれた内部空間部91を有する上方開口の殻形状(上方開口箱状)である。
そして、荷台部材5の下面5bと、前壁部5cと、左右側壁部5e,5aと、支持部材9の前壁部9cと、底蓋部材50と、で囲まれた偏平矩形状のUターン用収納部Kaを形成している。
また、荷台部材5の下面5bと、支持部材9の各壁部と、で囲まれた導入・取出用収納部Kbを形成している。支持部材9の内部空間部91を導入・取出用収納部Kbとしているとも言える。
つまり、荷台部材5の下面5b側に、Uターン用収納部Ka及び導入・取出用収納部Kbを有する収納空間部Kを形成している。
言い換えると、Uターン用収納部Kaに対応する(面した)、荷台部材5の下壁部はUターン用収納部Kaの上壁部61であり、荷台部材5の前壁部5cはUターン用収納部Kaの前壁部62であり、荷台部材5の左右側壁部5e,5eはUターン用収納部Kaの左右側壁63,63であり、支持部材9の前壁部9cは中間壁部69であり、底蓋部材50はUターン用収納部Kaの下壁部60である。なお、下壁部60と上壁部61と左右側壁部63,63とのUターン用収納部Ka側の面を、滑らかな平坦状に形成している。
さらに言い換えると、荷台部材5の下面5b側かつ上下左右前後に配設された壁部にて包囲される収納空間部Kを設け、収納空間部Kの前後方向の中心より後方寄りに、仕切り状の中間壁部69を設けて、収納空間部Kを、後方側の導入・取出用収納部Kbと前方側のUターン用収納部Kaとに区分けている。また、中間壁部69を収納空間部Kの前後方向の中心より後方寄りに設けて、Uターン用収納部Kaを導入・取出用収納部Kbに比べて前後方向に長く(広く)形成している。
また、後方側の二重筒体10の下端10b内部に、上方開口状の孔と、前方(収納空間部K方向へ)開口状の孔と、が連通したアール状(L字状乃至J字状)貫孔19aを有するガイド部材19を設けている。
可撓線材8は、金属製のワイヤであって、ガイドチューブ80に保護及びガイドされている。具体的には、可撓線材8はプッシュプルワイヤWのインナーワイヤであり、ガイドチューブ80はプッシュプルワイヤWのアウターである。
図1に於て、プッシュプルワイヤWは、ガイドチューブ80の一方端80aから突出させた可撓線材8の一方端8aを、後方側の二重筒体10の上端10a内で、ブレーキレバー31の他端31bに取着している。ガイドチューブ80の一方端80aを、二重筒体10の内のブレーキレバー31の他端31b近傍で固着・支持している。そして、可撓線材8及びガイドチューブ80の一方端寄りの中間部を二重筒体10内に垂下状に収納している。
図3に於て、可撓線材8及びガイドチューブ80を、二重筒体10の下端10b内で、ガイド部材19のアール状貫孔19aに挿通させ、垂下状姿勢から略90度方向変換し、導入・取出用収納部Kb内に水平状に導入している。
図4に於て、プッシュプルワイヤWは、中間壁部69に形成された左右幅方向(横長状)の導入長孔92を介して、Uターン用収納部Kaに導入されている。そして、可撓線材8の他方端8b寄りの中間部と、ガイドチューブ80の他方端80b近傍と、UターンさせてU字状部8d,80dを形成している。言い換えると、プッシュプルワイヤWをUターンさせてU字状部Wdを形成している。
U字状部Wd(8d,80d)は、二重筒体10の伸長状態で、Uターン用収納部Kaの前後方向の中心よりも後方寄りかつ左右幅方向の中心寄りに形成されている。即ち、伸長状態においては、Uターン用収納部Ka内のU字状部Wdの前方側及び左右側方に十分に広い空き空間(逃がし空間)を残存させている。
そして、Uターンしたガイドチューブ80の他方端80bを、調整ネジ部材89を介して中間壁部69に取着している。
図3及び図5に於て、ガイドチューブ80の他方端80bから突出した可撓線材8を、導入・取出用収納部Kb(支持部材9の内部空間部91)を挿通させ、支持部材9の背面に固着されている可撓性の横倒L字状の案内パイプ部材93内を挿通させて、収納空間部Kから垂下状に取り出している。収納空間部Kから突出した可撓線材8の他方端8bは、揺動部材7の他端7bに取着されている。
即ち、可撓線材8は、一方端8aを二重筒体10に収納させ、他方端8bを収納空間部Kか突出させ、一方端8a及び他方端8b以外の残部を二重筒体10及び収納空間部Kに収納させている。言い換えると、可撓線材8は、案内パイプ部材93から突出する他方端8bを除く残部を二重筒体10及び収納空間部Kに収納されている。ガイドチューブ80は略全体を二重筒体10及び収納空間部Kに収納されている。
次に、図1及び図2に於て、持ち手部材3のケーシング30の開口部30aの下縁近傍(ブレーキレバー31の他端31bが差し込まれている近傍)に、水平軸心L1廻りに揺動する揺動支持部材39を枢設している。揺動支持部材39は、一端がケーシング30に枢着され、他端に、揺動した際に制動(ブレーキング)状態のブレーキレバー31に当接して、その姿勢を保持する支持部39bを有している。
また、持ち手部材3を所望の高さ位置(二重筒体10を所望の伸縮長さ寸法)で、位置決め・固定するロック手段70を有している。ロック手段70は、押しボタン式の操作部71と、内パイプ部材(スライド側パイプ部材)2と外パイプ部材(固定側パイプ部材)1の重複部に差し込まれ伸縮を阻止する固定用の軸部材72とを有している。
軸部材72は、操作部71の非操作状態で外パイプ部材1の差込用孔と内パイプ部材2の位置決め用孔2eに差し込まれて、内パイプ部材2の上下方向の移動を阻止する(ロック状態にする)。また、操作部71の押し操作状態で、軸部材72が前後内方にスライド移動し、内パイプ部材2の位置決め用孔2eから抜き出されて、内パイプ部材2を収納・引出し自在(ロック解除)にする。
内パイプ部材2の位置決め用孔2eは上下方向に所定ピッチ(略40〜80mm)毎に等間隔に設けられている。上下方向の位置決め用孔2eのピッチ寸法(間隔寸法)をもって有段階で内パイプ部材2を所望の突出長さに位置決め・固定し、持ち手部材3を所望の高さ位置に調整可能としている。
また、前方側の車輪6Aの近傍に、車輪6Aを鉛直軸心廻りに360度回転(旋回)、90度の首振り、旋回不可能(固定)に切換可能な車輪首振手段98を設けている。
次に、本発明のウォーキングキャリーの使用方法(作用)について説明する。
図1に示す伸長状態から、ロック手段70を操作してロック解除し、内パイプ部材2を下方にスライドさせると、図2に示すように、内パイプ部材2が外パイプ部材1に収納され短縮状態となる。
図2及び図3に於て、二重筒体10の短縮によって、可撓線材8及びガイドチューブ80の一方端8a,80a側が下方に移動することで、外パイプ部材1内に収納されていた可撓線材8及びガイドチューブ80は、下方へ押圧され、ガイド部材19を通過し、垂下状姿勢から水平状に略90度方向変換され、収納空間部Kの導入・取出用収納部Kbに押し出される。
外パイプ部材1から押し出された部分や、伸長状態ですでに導入・取出用収納部Kb内に収納されていた部分は、(図3に於ては二点鎖線で示すように)Uターン用収納部Ka内に押し出される。二重筒体10が伸長状態でUターン用収納部Kaに空き空間を残存させていたので、二重筒体10が短縮状態になった際に、スムーズかつ確実に可撓線材8及びガイドチューブ80が収納される。短縮状態することで余剰となった部分のプッシュプルワイヤWが収納空間部Kに収納される。
即ち、可撓線材8が使用者や二重筒体10及び持ち手部材3の側外方に膨出状とならずに、持ち手部材3の高さが調整される。さらに、ブレーキ解除状態(非制動状態)と駐停車状態(制動状態)との、どちらの状態であっても持ち手部材3の高さ調整が容易に行われる。言い換えると、ブレーキを解除しなくても持ち手部材3の高さ調整を行える。
また、導入・取出用収納部Kbから押し出されるプッシュプルワイヤW(可撓線材8及びガイドチューブ80)は、Uターン用収納部Ka内で、二重筒体10が伸長状態の際の(図4に示した)U字状部Wdに比べて、図6に示すようにU字状部Wd(8d,80d)が拡大して収納される。拡大とは、Uターン用収納部Ka内に収納されるプッシュプルワイヤWのU字状部Wd周長が長くなり、前後方向に伸びると共に左右幅方向に広がる。
プッシュプルワイヤWが挿通する導入長孔92を横長状(左右幅広状)に形成しているので、押し出される際に左右幅方向に広がり、平坦状の滑らかな側壁部63,63に摺接しつつ、前方側へ延伸するようにスムーズに拡大する。左右方向に広がって大きな曲率半径(曲がり)をもったU字状部Wdが形成され、プッシュプルワイヤWの折損や引っ掛かりが防止される
そして、図2に示す短縮状態から、再び、図1に示すように、伸長状態にすれば、収納空間部K内で、U字状部Wdが図6に示す状態から、図4に示すように左右内方及び後方に移動して縮小する。
また、Uターン用収納部Kaに対応する面を平坦状に形成しているので、プッシュプルワイヤW(ガイドチューブ80)がスムーズに摺接する。
また、中間壁部69を設けてガイドチューブ80の他方端80bを固定しているので、持ち手部材3の昇降操作の際に、U字形状が保持されたまま適切かつスムーズにプッシュプルワイヤWが拡大又は縮小する。
また、可撓線材8は全長の90%乃至97%が二重筒体10及び収納空間部Kに収納され、ガイドチューブ80は全長の90%乃至100%が、二重筒体10及び収納空間部Kに収納されるので、持ち手部材3を下降位置(低位置)にしても、操作や歩行、荷物の積み下ろしの際に邪魔になるのを防止している。
伸長状態乃至短縮状態で、可撓線材8及びガイドチューブ80は、前後左右上方から見て、外観にほとんど(可撓線材8及びガイドチューブ80の全長の90%以上)が露出せず、優れた美観が得られる。
なお、本発明に於て、「露出」や「外観から見える」とは、各部材に軽量化のための貫孔(肉抜き孔)や開口部を設けた場合や、調整ネジ部材89近傍に調整・保守用の開口部を設けた場合に、その開口部や孔から可撓線材8及びガイドチューブ80が見えること、また、下方から見えること、は除く。
また、図1及び図2に於て、ブレーキレバー31を上方に揺動させると、ガイドチーブ80は移動せず、可撓線材8のみが引き上げられる。揺動部材7の他端7bが上方に揺動して、摩擦部7aが車輪6に接触して制動する。
ここで、図7に示すように、ブレーキレバー31を上方揺動させた制動状態の姿勢で、揺動支持部材39を水平軸心L1廻りに上方揺動させると、支持部材39がブレーキレバー31を下方から支持し、制動状態の姿勢を保持する。即ち、車輪6にブレーキ(制動)が常に効いた停車(パーキング)状態にする。また、このような駐停車状態の際に、持ち手部材3の高さ調節を行っても、ブレーキは解除されない。
また、揺動支持部材39は、図7に示した支持姿勢から、水平軸心L1廻りに所定の下方揺動角度だけ揺動すると、図示省略の弾発付勢部材によって、図1及び図2に示す非支持姿勢に弾発力によって戻る。また、図1及び図2に示す非支持姿勢から所定の上方揺動角度だけ揺動すると、その弾発付勢部材によって開口部30a側へ引き寄せられ支持姿勢が保持される。
なお、本発明は、設計変更可能であって、収納空間部Kを支持部材9の壁部を用いずに、荷台部材5の各壁部と底蓋部材50とで形成しても良い。その際、中間壁部69を荷台部材5の下面5bから垂下状に設けるのが好ましい。
二重筒体10は、外パイプ部材1をスライド側として持ち手部材3に取着し、内パイプ部材2を固定側として荷台部材5と固着して、伸縮自在としたものでも良い。可撓線材8を前方側の二重筒体10に挿通状に収納させるように構成するも良い。
以上のように、本発明のウォーキングキャリーは、外パイプ部材1と外パイプ部材1に上下方向スライド自在に差し込まれる内パイプ部材2とを有する伸縮自在な二重筒体10と、二重筒体10の上端10aに取着されると共にブレーキレバー31を有する持ち手部材3と、二重筒体10の下端10bに固着されると共に下面5b側に収納空間部Kが形成される荷台部材5と、ブレーキレバー31の操作力を車輪6を制動するための揺動部材7に伝達する操作力伝達用可撓線材8と、を備え、可撓線材8の一方端8aをブレーキレバー31に取着させると共に他方端8bを揺動部材7に取着させ、さらに、残部を二重筒体10に挿通状に収納させると共に収納空間部K内でUターンさせてU字状部8dを形成するように収納させ、二重筒体10を短縮させた際に、収納空間部K内で、可撓線材8のU字状部8dが拡大して収納されるように構成したので、可撓線材8を収納空間部K内で、撓ませることができ、持ち手部材3を上昇位置から下降位置に高さ調節を行っても、ブレーキレバー31近傍で可撓線材8が大きく撓むことがなく、操作性を向上できる。荷台部材5の上面5a(荷台載置面)近傍で可撓線材8が大きく撓むことがなく、容易に荷物の積み下ろしを行うことができる。上、前後、左右方向から可撓線材8やガイドチューブ80(プッシュプルワイヤW)が外観からほとんど見えることがないように収納され、美観に優れたウォーキングキャリーを得ることができる。また撓んだ可撓線材8が邪魔にならず容易に歩行できる。
また、二重筒体10の下端10b内部に、可撓線材8を収納空間部K内へ導入するために略90度方向変換させるアール状貫孔19aが形成されたガイド部材19を設けたので、スムーズに可撓線材8を収納空間部Kに導入できる。引っ掛かりや折損を防止して、確実に可撓線材8の方向変換を行うことができる。
また、持ち手部材3に、水平軸心L1廻りに揺動して、制動状態のブレーキレバー31の姿勢を支持する揺動支持部材39を枢設したので、使用者がブレーキレバー31を握り続けなくとも、容易に停車状態とすることができる。ブレーキレバー31の近傍で揺動支持部材39を迅速かつ容易に直感的に操作できる。ウォーキングキャリーの軽量化及び簡素化に貢献できる。
1 外パイプ部材
2 内パイプ部材
3 持ち手部材
5 荷台部材
5b 下面
6 車輪
7 揺動部材
8 可撓線材
8a 一方端
8b 他方端
8d U字状部
10 二重筒体
10a 上端
10b 下端
19 ガイド部材
19a アール状貫孔
31 ブレーキレバー
39 揺動支持部材
K 収納空間部
L1 水平軸心

Claims (3)

  1. 外パイプ部材(1)と該外パイプ部材(1)に上下方向スライド自在に差し込まれる内パイプ部材(2)とを有する伸縮自在な二重筒体(10)と、該二重筒体(10)の上端(10a)に取着されると共にブレーキレバー(31)を有する持ち手部材(3)と、上記二重筒体(10)の下端(10b)に固着されると共に下面(5b)側に収納空間部(K)が形成される荷台部材(5)と、上記ブレーキレバー(31)の操作力を車輪(6)を制動するための揺動部材(7)に伝達する操作力伝達用可撓線材(8)と、を備え、
    上記可撓線材(8)の一方端(8a)を上記ブレーキレバー(31)に取着させると共に他方端(8b)を上記揺動部材(7)に取着させ、さらに、残部を上記二重筒体(10)に挿通状に収納させると共に上記収納空間部(K)内でUターンさせてU字状部(8d)を形成するように収納させ、
    上記二重筒体(10)を短縮させた際に、上記収納空間部(K)内で、上記可撓線材(8)の上記U字状部(8d)が拡大して収納されるように構成したことを特徴とするウォーキングキャリー。
  2. 上記二重筒体(10)の上記下端(10b)内部に、上記可撓線材(8)を上記収納空間部(K)内へ導入するために略90度方向変換させるアール状貫孔(19a)が形成されたガイド部材(19)を設けた請求項1記載のウォーキングキャリー。
  3. 上記持ち手部材(3)に、水平軸心(L1)廻りに揺動して、制動状態の上記ブレーキレバー(31)の姿勢を支持する揺動支持部材(39)を枢設した請求項1又は2記載のウォーキングキャリー。


























JP2010155080A 2010-07-07 2010-07-07 ウォーキングキャリー Active JP5302269B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010155080A JP5302269B2 (ja) 2010-07-07 2010-07-07 ウォーキングキャリー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010155080A JP5302269B2 (ja) 2010-07-07 2010-07-07 ウォーキングキャリー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012017004A true JP2012017004A (ja) 2012-01-26
JP5302269B2 JP5302269B2 (ja) 2013-10-02

Family

ID=45602577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010155080A Active JP5302269B2 (ja) 2010-07-07 2010-07-07 ウォーキングキャリー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5302269B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5827378B1 (ja) * 2014-06-16 2015-12-02 須恵廣工業株式会社 ウォーキングキャリー
CN105946912A (zh) * 2016-05-16 2016-09-21 浙江工业大学 便携式的装卸搬运一体化越障小车
JP2019006293A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 株式会社リッチェル ベビーカー
JP2022550375A (ja) * 2019-09-30 2022-12-01 エボリュ―ション テクノロジーズ インク 高さ調節可能な車輪付き車両用のケーブル張力調節装置
JP7511003B2 (ja) 2019-09-30 2024-07-04 エボリュ―ション テクノロジーズ インク 高さ調節可能な車輪付き車両用のケーブル張力調節装置および、高さ調節可能な車両

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0938161A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Sachihiro Tanaka 歩行器
JPH1189899A (ja) * 1997-09-22 1999-04-06 Combi Corp 歩行補助車
JP2000326853A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Toyo Industry Co Ltd 電気ケーブルの配索構造およびその配索構造を備えるワゴン
JP2002264794A (ja) * 2001-03-05 2002-09-18 Hoshizaki Electric Co Ltd 配膳車
JP2003019960A (ja) * 2001-07-06 2003-01-21 Kowa Seisakusho:Kk 手押し車のブレーキ機構
JP2004009906A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Sanko Co Ltd 運搬台車
JP2008245392A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Fujikura Ltd 電気接続構造

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0938161A (ja) * 1995-07-26 1997-02-10 Sachihiro Tanaka 歩行器
JPH1189899A (ja) * 1997-09-22 1999-04-06 Combi Corp 歩行補助車
JP2000326853A (ja) * 1999-05-18 2000-11-28 Toyo Industry Co Ltd 電気ケーブルの配索構造およびその配索構造を備えるワゴン
JP2002264794A (ja) * 2001-03-05 2002-09-18 Hoshizaki Electric Co Ltd 配膳車
JP2003019960A (ja) * 2001-07-06 2003-01-21 Kowa Seisakusho:Kk 手押し車のブレーキ機構
JP2004009906A (ja) * 2002-06-07 2004-01-15 Sanko Co Ltd 運搬台車
JP2008245392A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Fujikura Ltd 電気接続構造

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5827378B1 (ja) * 2014-06-16 2015-12-02 須恵廣工業株式会社 ウォーキングキャリー
CN105946912A (zh) * 2016-05-16 2016-09-21 浙江工业大学 便携式的装卸搬运一体化越障小车
JP2019006293A (ja) * 2017-06-27 2019-01-17 株式会社リッチェル ベビーカー
JP2022550375A (ja) * 2019-09-30 2022-12-01 エボリュ―ション テクノロジーズ インク 高さ調節可能な車輪付き車両用のケーブル張力調節装置
EP4037632A4 (en) * 2019-09-30 2023-11-01 Evolution Technologies Inc. CABLE TENSION ADJUSTMENT DEVICE FOR HEIGHT-ADJUSTABLE WHEEL VEHICLE
JP7511003B2 (ja) 2019-09-30 2024-07-04 エボリュ―ション テクノロジーズ インク 高さ調節可能な車輪付き車両用のケーブル張力調節装置および、高さ調節可能な車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP5302269B2 (ja) 2013-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5302269B2 (ja) ウォーキングキャリー
JP6719560B2 (ja) ヘッドレストスライディング装置
JP4616915B2 (ja) 台車の制動構造
JP4602823B2 (ja) 引き出しの操作装置
JP2014066267A (ja) フック装置
JP5669366B2 (ja) 運搬台車
JP6837889B2 (ja) 歩行車のブレーキ機構
JP3184846U (ja) バッグ類のキャスターロック装置
JP3180446U (ja) 自転車用折り畳みリヤカー
JP7067883B2 (ja) カウンター
JP2015063259A (ja) コンテナ荷役車両
JP2013112051A (ja) 車両
JP2010149939A (ja) バッテリフォークリフトのバッテリ固定装置
JP5827378B1 (ja) ウォーキングキャリー
JP3195473U (ja) カゴ飛出し防止具
JP2015065990A (ja) 操作レバー構造及び車両用シート
JP2018167788A (ja) 手押車
JP4672630B2 (ja) パーキングブレーキ装置
JP6032172B2 (ja) 台車のキャスタ位置決め機構
JP2008024245A (ja) パーキングブレーキ装置
JP5457423B2 (ja) バッグ類のキャスターロック装置
JP4768364B2 (ja) ベースフレームおよびパーキングブレーキ
JP2003320802A (ja) キャスタのブレーキペダルおよびキャスタ
JP2007331640A (ja) 自転車用バスケット
JP2010195376A (ja) 車両用スライドレール装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120704

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130204

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130315

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5302269

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250