JPH0938161A - 歩行器 - Google Patents

歩行器

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JPH0938161A
JPH0938161A JP7189923A JP18992395A JPH0938161A JP H0938161 A JPH0938161 A JP H0938161A JP 7189923 A JP7189923 A JP 7189923A JP 18992395 A JP18992395 A JP 18992395A JP H0938161 A JPH0938161 A JP H0938161A
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wheels
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祥弘 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片手で操作できるとともにスピードコントロ
ールが可能な操作性の良い小型の歩行器を提供する。 【解決手段】 片手で把持可能な略水平方向に延びる棒
状の把持部2を有したフレーム1と、フレーム1を支持
し接地されて上記把持部2の長手方向に転動可能な複数
の車輪15を有した車輪部10と、フレーム1の把持部
2に操作部27を有し該操作部の操作により上記車輪部
10の車輪の転動を停止させるブレーキ装置20と、フ
レーム1のいずれか一方の側部に設けられ折畳位置及び
着座位置の2位置に移動可能なシート40と、フレーム
1のいずれか他方の側部に設けられたバスケット60と
を備えた。これにより、歩行するときは、片手で把持部
2を把持し、把持部2を押しながら車輪部10の車輪1
5を転動させ、スピードが出過ぎた場合には、ブレーキ
装置20の操作部27を片手で操作して制動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院,老人ホーム
あるいは自宅等で使用され人の歩行を補助する歩行器に
係り、特に、歩行が不自由な人が屋内や屋外で利用する
歩行器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の歩行器としては、例え
ば、身体の左右に把持可能な把持部を有したフレーム
と、該フレームを支持し接地されて転動可能な複数の車
輪を有した車輪部とを備えたものがある(例えば、特開
昭57−148948号公報掲載)。そしてこれを使用
するときには、把持部間に身体を入れ把持部を両手で把
持してフレームを押しながら歩行する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
歩行器にあっては、歩行時に両手で把持部を把持して使
用することを前提としているので、両手が使用できない
場合には移動操作が不便になるという問題があった。例
えば、脳卒中片麻痺患者のように、ほとんど片手しか使
えない場合、片手だけでは方向制御ができにくいことか
ら進行方向がうまく定まらず、場合によっては、姿勢も
不安定になって転倒の原因になってしまう。また、スピ
ードコントロールができないので、車輪の加速について
いけずにバランスを崩して転倒してしまう場合があると
いう問題もあった。特に坂道等では、危険が増してしま
う。更にまた、身体の左右に把持部があると、それだ
け、装置が大型になってしまい、保管においても不便に
なっている。
【0004】更に詳しく説明すると、現在、歩行器また
は歩行車と呼ばれる機器は、杖などと比べて安定性が良
いことから、病院や老人ホームなどで、歩行が不自由な
人達に歩行介助機として利用され、種類も多く商品とし
て発売されている。然しながら、これらの歩行器の全て
に共通している点は、歩行時に両手で握り部分を持つこ
とを前提として作られているため 両手が使えなければ
うまく移動操作ができない。例えば脳卒中片まひ患者の
ように、ほとんど片手しか使えない場合、片手だけでは
手元がぐらついて進行方向がうまく定まらず姿勢状態が
不安定なため、時には車輪の加速に足がついていけずバ
ランスを崩して転倒する危険がある。また、これらの歩
行器は一般家庭のような狭い所では形状が大きすぎ使用
しにくいとともに、置き場所の確保にも困り大変不便に
なっている。更に、最近、高齢者対策が大きな社会問題
となっており、その対策の一環として、高齢者住宅に手
すりの取り付けが進められているが、当初から計画的に
建築するならともかく、既存の多くの日本式家屋では、
手すりの取り付け箇所は玄関、トイレ、浴室、階段など
に限定され、肝心の居室をはじめ廊下などでは、押入れ
や家具をはじめ、隣室と接するふすまや障子、引戸など
が障害となって思うように手すりを取り付けられないの
が実状で、そこに住むお年寄りや歩行不自由者にとって
決して快的な生活環境とはなっていない。更にまた、現
在、地域医療として病院等に勤務している理学療法士等
による、障害を持つ在宅患者に対して機能回復訓練を目
的とする在宅訪問訓練が各地で実施されているが、病院
等に設備されている一般の訓練器材では大きすぎたり、
重くて持ち運びが困難なために、持ち出せる訓練器材が
とかく不足がちとなり、これらに対応できる新しいリハ
ビリ機器が望まれている。本発明は上記の問題点に鑑み
てなされたもので、片手で操作できるとともにスピード
コントロールが可能な操作性の良い小型の歩行器を提供
することを目的とする。即ち、従来の歩行器とは異なる
コンパクトで狭い場所でも移動ができ、しかも手すりと
杖の両方の機能を兼ね備え、片手でも安定した歩行が可
能な片手用手すり型歩行器を提供することを目的とす
る。また、必要に応じ、種々の機能を搭載して便宜を図
る点も課題とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明の歩行器は、人の歩行を補助する歩行器
において、片手で把持可能な略水平方向に延びる棒状の
把持部を有したフレームと、該フレームを支持し接地さ
れて上記把持部の長手方向に転動可能な複数の車輪を有
した車輪部と、上記フレームの把持部に操作部を有し該
操作部の操作により上記車輪部の車輪の転動を停止させ
るブレーキ装置とを備えた構成としている。これによ
り、この歩行器を使用して歩行するときは、身体の左右
いずれかに歩行器を位置させ、片手で把持部を把持し、
把持部を押しながら車輪部の車輪を転動させて歩行す
る。この場合、片手で操作しながら、歩行器を進ませる
ことができるので、操作性が向上させられる。また、ス
ピードが出過ぎた場合には、ブレーキ装置の操作部を片
手で操作する。そのため、車輪を制動させながら歩行器
を進ませることができ、操作性が向上させられる。
【0006】そして、必要に応じ、上記フレームを、下
側フレームと、該下側フレームに対して上下動可能に設
けられる上側フレームとで構成し、該上側フレームを下
側フレームにその適宜の上下位置で固定する固定機構を
備えた構成にしている。そしてまた、必要に応じ、上記
車輪部を、上記フレームの下側前部に設けられ長手方向
左右に延びる一対の前側脚部と、上記フレームの下側後
部に設けられ長手方向左右に延びる一対の後側脚部と、
上記一対の前側脚部に夫々前側受部を介して転動可能に
設けられる前側車輪と、上記一対の後側脚部に夫々後側
受部を介して転動可能に設けられる後側車輪とを備えて
構成し、上記前側受部を上記前側脚部に垂直軸回りに回
転可能に設けた構成にしている。
【0007】また、必要に応じ、上記ブレーキ装置を、
車輪部の少なくとも1つの車輪に対して圧接,離間可能
に該車輪近傍に設けられるブレーキシューと、該ブレー
キシューを離間方向に付勢するスプリングと、該ブレー
キシューをスプリングの付勢力に抗して車輪の圧接方向
に駆動する駆動ワイヤとを備えて構成し、該ブレーキ装
置の操作部を、上記フレームの把持部下側に回動可能に
設けられ、該把持部の把持状態において回動させられて
上記駆動ワイヤを引っ張って上記ブレーキシューを圧接
させるレバーを備えて構成している。この場合、上記ブ
レーキ装置は、フレームの下部に回動可能に設けられ上
記駆動ワイヤの駆動により地面に当接するロッドを備え
たことが有効である。更に、この場合、上記ブレーキ装
置の操作部に、該ブレーキシューをスプリングの付勢力
に抗した状態で、レバーの回動をロックするロック機構
を設けたことが有効である。
【0008】また、必要に応じ、上記フレームのいずれ
か一方の側部に設けられ着座可能なシートと、該シート
の一側部を該シートが折畳まれた折畳位置及び展開され
て着座可能にする着座位置の2位置に移動可能になるよ
う該フレームに支持する支持機構と、該シートの他側部
に折畳可能に設けられ着座位置で接地されてシートを支
持する支持脚とを備えた構成としている。この場合、上
記シートの支持機構を、上記フレームに突設されたブラ
ケットと、該ブラケットに着脱可能に設けられる支軸
と、上記シートの一側部に設けられ上記支軸に回転可能
に嵌挿される通孔を備えた受板とを備えて構成したこと
が有効である。また、この場合、上記シートの支持機構
のブラケットを、上記フレームのいずれか他方の側部に
も設けたことが有効である。更に、この場合、上記シー
トの支持機構の受板の通孔に、折畳まれたシートを下降
させるための長孔を連設したことが有効である。
【0009】また、必要に応じ、上記フレームのいずれ
か他方の側部に保持機構に保持されたバスケットを設け
た構成としている。この場合、上記バスケットの保持機
構を、フレームに着脱可能に架設され上記把持部と平行
なレールと、上記バスケットに設けられ上記レールに摺
接可能に係合するスライダとから構成したことが有効で
ある。更にまた、必要に応じ、上記車輪の転動を検知す
る検知部と、上記フレームに設けられ上記検知部の検知
に基づいて走行距離を積算して表示部に表示する距離計
とを備えた構成としている。また、必要に応じ、上記フ
レームに設けられ杖を着脱可能に保持する杖ホルダを設
けた構成としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態について詳細に説明する。図1乃至図8に
は、実施の形態の一例に係る歩行器を示している。この
歩行器は、人の歩行を補助する歩行器であって、その基
本的構成は、片手で把持可能な略水平方向に延びる棒状
の把持部2を有したフレーム1と、フレーム1を支持し
接地されて上記把持部2の長手方向に転動可能な複数の
車輪15を有した車輪部10と、フレーム1の把持部2
に操作部27を有し該操作部27の操作により上記車輪
部10の車輪の転動を停止させるブレーキ装置20とを
備えている。全体の大きさは、例えば、前後幅が約55
5mm,左右幅が約280mm,把持部2の上縁までの
高さHが約760〜960mm程度(後述の高さ調整分
含む)である。
【0011】フレーム1は、例えば、パイプ(例えば直
径22mm)で略コ字状に折曲形成され、中間部を把持
部2としている。フレーム1の材質としては、ステンレ
ス等の金属、望ましくは、軽量なアルミやチタン等の軽
金属材料、あるいは、硬質の樹脂材料が用いられる。把
持部2には、弾性樹脂製の保護グリップ2aが被覆され
ている。また、フレーム1は、棒状の前後一対の下側フ
レーム1Aと、該下側フレーム1Aに対して上下動可能
に設けられ上記把持部2が形成された略コ字状の上側フ
レーム1Bとで構成されている。3は上側フレーム1B
を下側フレーム1Aにその適宜の上下位置で固定する固
定機構であり、図3に示すように、上側フレーム1Bに
ナット4を介して螺合しそのねじ込みにより先端が下側
フレーム1Aの内部パイプ6に圧接して上側フレーム1
Bを固着する手動の押えボルト5を備えて構成されてい
る。
【0012】車輪部10は、下側フレーム1Aの下端間
に架設された架設棒11と、フレーム1の下側前部であ
る下側フレーム1Aの下端前部に連設され長手方向左右
対称に延びる一対の前側脚部12と、フレーム1の下側
後部である下側フレーム1Aの下端後部に連設され長手
方向左右対称に延びる一対の後側脚部13と、一対の前
側脚部12に夫々前側受部14を介して転動可能に設け
られる前側車輪15Aと、一対の後側脚部13に夫々後
側受部16を介して転動可能に設けられる後側車輪15
Bとを備えて構成されている。即ち、車輪15は、前側
車輪15Aと後側車輪15Bとからなる。前側受部14
及び後側受部16は、コ字状に折曲形成され脚部12,
13に取付けられる背板17及び背板17の両側から垂
下し車輪15を回転可能に軸支する脚板18を備えてい
る。そして、前側受部14は、その背板17が前側車輪
15Aの回転軸と直交する軸上にボールベアリング19
を介して回転可能に軸支され前側脚部12に垂直軸回り
に回転可能に設けられている。また、前側車輪15Aの
直径は後側車輪15Bの直径よりも小さい。
【0013】ブレーキ装置20は、車輪部10の両後側
車輪15Bに圧接,離間可能に該車輪15A近傍の後側
受部16に回動可能に軸支される一対のブレーキシュー
21を備えている。この一対のブレーキシュー21は、
同動するように連結棒22で連結されている。図3に示
すように、該連結棒22には、架設棒11に沿って進退
可能に支持杆23に支持された棒状部を有したリンク2
4に接続されている。支持杆23と連結棒22に接続さ
れたリンク接続部24aとの間にはブレーキシュー21
を離間方向に付勢するスプリング25が介装されてい
る。また、このリンク24の先端部には、ブレーキシュ
ー21をスプリング25の付勢力に抗して車輪15の圧
接方向に駆動する駆動ワイヤ26が接続され、操作部2
7に配線されている。駆動ワイヤ26は被覆管に被覆さ
れている。
【0014】ブレーキ装置20の操作部27は、図4に
も示すように、フレーム1の把持部2の下側に取付部材
28を介して回動可能に設けられ、把持部2の把持状態
において回動させられて駆動ワイヤ26を引っ張ってブ
レーキシュー21を後側車輪15Bに圧接させるレバー
29を備えて構成されている。また、ブレーキ装置20
の操作部27には、ブレーキシュー21をスプリング2
5の付勢力に抗した状態で、レバー29の回動をロック
するロック機構30が設けられている。このロック機構
30は、レバー29の先端と取付部材28の下端部との
間に介装可能な駒31と、この駒31を上下動可能に吊
下する吊下部材32と、取付部材28の上端に回動可能
に設けられ吊下部材32を上下動させるノブ33とを備
えて構成されている。そして、このノブ33の操作によ
り、吊下部材32を上動させたとき、駒31をレバー2
9の先端と取付部材28の下端部との間に介装させてレ
バー29をロックし(図4(b))、吊下部材32を下
動させたとき、駒31をレバー29の先端と取付部材2
8の下端部との間から離脱させてレバー29のロックを
解除する(図4(a))ようにしている。
【0015】更に、上記ブレーキ装置20は、図3に示
すように、フレーム1の下部にある架設棒11に回動可
能に設けられ上記駆動ワイヤ26の駆動により上記ブレ
ーキシュー21の圧接と同時に地面にその先端が当接す
るロッド34を備えている。ロッド34と上記リンク2
4との間にはロッド34を地面からの離間方向に付勢す
るスプリング35が介装されている。また、このロッド
34は、リンク24と同期して駆動されるように該リン
ク24に駆動リンク36を介して接続されており、レバ
ー29の操作により、駆動ワイヤ26が引っ張られたと
き、リンク24及び駆動リンク36を介して地面にその
先端が当接させられ、レバー29を離したとき、スプリ
ング35により地面から離間させられる。ロッド34の
先端には、軸方向に進退可能なボルト34aが螺合して
おり、該ボルト34a及びロッド34の先端に、地面と
の摩擦抵抗を増すためのゴム37が被嵌されている。そ
して、このボルト34aのねじ込み位置により、ゴム3
7の当接面位置が調整可能になっており、地面との摩擦
抵抗が調整可能になっている。
【0016】また、フレーム1のいずれか一方の側部に
は着座可能なシート40が設けられている。図1,図2
及び図5に示すように、このシート40の一側部40a
は、該シート40がフレーム1に沿って折畳まれる折畳
位置X及び展開されて着座可能にする着座位置Yの2位
置に移動可能になるよう支持機構41により支持されて
いる。また、シート40の他側部40bには、折畳可能
に設けられ着座位置Yで接地されてシート40を支持す
る支持脚42が設けられている。43は支持脚42をシ
ート40に回動可能に軸支する回動軸、44はシート4
0に回動可能に軸支され支持脚42の回動時に支持脚4
2のガイド棒45をそのガイド穴44aにおいてガイド
するガイドアームである。
【0017】シート40の支持機構41は、フレーム1
の下側フレーム1Aの下部の前後に突設されたブラケッ
ト46と、ブラケット46に着脱可能に架設される支軸
47と、シート40の一側部40aの前後に夫々設けら
れ支軸47に回転可能に嵌挿される通孔48を備えた受
板49とを備えて構成されている。支軸47はブラケッ
ト46に形成した挿通孔50に挿通され、両端部に設け
た雌ネジ部(図示せず)にボルト52をねじ込むことに
より該ブラケット46に固定される。受板49の通孔4
8には、折畳まれたシート40を下降させるための長孔
53が連設されている。また、シート40の支持機構4
1のブラケット46は、フレーム1のいずれか他方の側
部であって、下側フレーム1Aの下部の前後にも一対設
けられている。そのため、支軸47を付け替えることに
より、シート40をフレーム1のいずれか他方の側部に
設けることを可能にしている。即ち、シート40を選択
的に左右いずれかに設けることを可能にしている。54
は折畳位置Xのシート40の一側縁を支承するととも
に、該位置での回転を阻止する突起55を有した支承板
54であって、架設棒11の中央左右に一対突設されて
いる。
【0018】更に、フレーム1のいずれか他方の側部に
保持機構61に保持された網状で箱状のバスケット60
が設けられている。この保持機構61は、図1に示すよ
うに、フレーム1に着脱可能に架設され把持部2と平行
なレール62と、バスケット60に設けられレール62
に摺接可能に係合するスライダ63とから構成されてい
る。図6に示すように、バスケット60の前後幅W1
は、上側フレーム1Bの間隔W2よりも小さく形成され
ている。レール62は、上下に2条の棒材を設け中央で
連結棒62aで連結した構成であり、上側の棒材の両端
部にフック状部64を形成して上側フレーム1Bに設け
たフック65に係合して吊下できるように形成するとと
もに、下側の棒材の両端部に上側フレーム1Bに嵌合す
る半円筒形の弾性リング66を設け、これにより上側フ
レーム1Bに対して着脱可能にしている。スライダ63
は、バスケット60の背部に設けられ上下に架設された
一対の棒材で形成され、レール62を包持している。
【0019】70はバスケット60に入れられるバッグ
であって、図6に示すように、バスケット60に離脱不
能に止めるボタン着脱型の係止片部71が周囲に設けら
れている。72は開口を塞ぐ蓋でありベルベットファス
ナ73で開閉可能に止着される。またショルダーバッグ
としても使えるように吊りバンド74が設けられてい
る。更に、バッグ内部にはポケット75が設けられてい
る。また、図3に示すように、80は車輪15の転動を
検知する例えば磁気検出型のエンコーダからなる検知
部、81は上側フレーム1Bに設けられ検知部80の検
知に基づいて走行距離を積算して表示部にデジタル表示
する周知の距離計である。82は距離計81を保持する
保持部であって、角度位置調整可能に3軸方向に回転可
能になっている。
【0020】更に、図5及び図7に示すように、90は
フレーム1及び架設棒11に設けられ杖Tを着脱可能に
保持する杖ホルダである、杖ホルダ90は、把持部2に
設けられる上ホルダ91と、架設棒11に設けられる下
ホルダ92とからなり、上ホルダ91は、把持部2に対
して回転可能になっており、一つの回転位置に設けられ
杖Tを弾性挾持する挾持部93と、他の回転位置に設け
られ杖Tに設けたフック状の係合部94が差し込み保持
される差込部95とを備えている。下ホルダ92は、弾
性挾持する挾持部95のみ備えている。更にまた、96
はバスケット60に設けられ、缶ジュース等の缶や飲料
が入れられるコップを保持する折畳み可能な周知のコッ
プホルダである。
【0021】従って、この歩行器を使用するときは、以
下のようにする。先ず、予め、シート40をフレーム1
のいずれか一方の側にセットする。即ち、シート40の
ある側に身体が位置することから、把持部2を把持する
手のがわにシート40をセッティングする。このセッテ
ィングに当たっては、支軸47をシート40の通孔48
に挿通した状態で、いずれか一方の側のブラケット46
に軸支する。また、フレーム1のいずれか他方の側に
は、保持機構61のレール62を取り付けてバスケット
60を設ける。この場合、シート40を選択的に左右い
ずれかに設けることを可能にしているので、利き手に合
わせてシート40を位置させることができ、歩行者の便
宜を図ることができる。また、上側フレーム1Bを下側
フレーム1Aに対して上下動させ、固定機構3により適
宜の上下位置で固定しておく。そのため、人の身長等の
条件に合わせて把持部2の高さ位置が調整され、それだ
け、操作性が向上させられる。
【0022】次に、歩行するときは、図8に示すよう
に、身体の左右いずれかに歩行器を位置させ、片手で把
持部2を把持し、把持部2を押しながら車輪部10の車
輪15を転動させて歩行する。この場合、片手を介して
体重を歩行器に預けて操作でき、歩行器は転動して進む
ので、身体を補助することが確実に行なわれる。また、
片手で操作できるので、従来の両手で操作する歩行器に
比較してコンパクトになり、小型化が図られる。
【0023】また、この場合、片手で操作できるので、
移動操作が容易に行なわれる。例えば、脳卒中片麻痺患
者のように、ほとんど片手しか使えない場合でも、片手
だけで方向制御ができるので、進行方向に追従させるこ
とができる。特に、前側車輪15Aは、前側受部14を
介して垂直軸回りに回転可能なので、操作者が進行した
い方向に向きを変えることが容易に行なわれる。そのた
め、姿勢が不安定になって転倒の原因になってしまう事
態が防止される。更に、この場合、検知部80が車輪1
5の転動を検知しており、距離計81がその走行距離を
積算して表示している。そのため、走行距離を常に視認
することができるので、特に、歩行訓練等をする場合に
は指標とすることができ、極めて便利になる。
【0024】また、スピードが出過ぎた場合には、ブレ
ーキ装置20のレバー29を掴んで引けば良い。この場
合、駆動ワイヤ26が引っ張られるので、リンク24を
介してブレーキシュー21が後車輪15を押えるので制
動されるとともに、駆動リンク36を介してロッド34
の先端が地面に当接するので、これによっても制動させ
られる。この場合、ブレーキシュー21のみならず、ロ
ッド34によっても制動されるので、制動が確実に行な
われる。そのため、車輪15の加速についていけずにバ
ランスを崩して転倒してしまう事態が防止され、下り坂
道を歩行する場合等には、歩行器が自走してしまう事態
を抑制できるので、極めて安全で便利になる。
【0025】次に、この歩行器を停止させておくとき
は、図4(b)に示すように、ブレーキ装置20のレバ
ー29を掴んで引き、更に、ロック機構30のノブ33
を操作し、吊下部材32を上動させ、駒31をレバー2
9の先端と取付部材28の下端部との間に介装させてレ
バー29をロックする。これにより、ブレーキシュー2
1は、スプリング25の付勢力に抗して後側車輪15B
に圧接された状態に保持され、ロッド34は、スプリン
グ35の付勢力に抗して地面に当接した状態に保持され
る。この操作においてはノブ33を、片手の例えば親指
を用いて操作するだけで良いので、極めて容易にロック
操作することができる。
【0026】この状態において、シート40に着座する
ときは、図5及び図2に示すように、シート40を持ち
上げて支軸47に長孔53をスライドさせ通孔48にお
いてシート40を回動させ、着座位置Yに設定するとと
もに、支持脚42を出して設置させる。また、この場
合、杖Tを使用したいときには、杖ホルダ90に予め杖
Tを保持させ携帯しておけば、歩行器を停止させた状態
で杖Tを使用して歩行することも可能になる。更に、バ
ッグ70を使用するときも、バスケット60からバッグ
70を取出して使用することが可能になる。更にまた、
ジュースや水等を飲む際には、コップホルダ96に、缶
ジュース等の缶や飲料が入れられるコップを保持できる
ので、取り扱いが便利になる。
【0027】次にまた、歩行しようとするときには、図
5及び図1に示すように、シート40の支持脚42を折
畳むとともに、シート40を折畳位置Xに折畳む。この
場合、通孔48においてシート40を回動させ、その
後、支軸47に長孔53をスライドさせてシート40を
下げる。これにより、シート40が把持部2から遠ざか
るので、把持部2の邪魔になることがなく、それだけ、
把持部2の操作性が向上させられる。また、シート40
は支承板54に支承され、突起55でその回転が阻止さ
れるので、走行時に着座位置Y側に移動する事態が防止
される。
【0028】そして、ロック機構30のノブ33を操作
し、図4(a)に示すように、吊下部材32を下動さ
せ、駒31をレバー29の先端と取付部材28の下端部
との間から離脱させる。これにより、ブレーキシュー2
1は、スプリング25の付勢力により、後側車輪15B
から離間し、ロッド34は、スプリング35の付勢力に
より、地面から離間するので、走行が可能になる。この
操作においてはノブ33を、片手の例えば親指を用いて
操作するだけで良いので、極めて容易にロック解除操作
することができる。そして、上記と同様に歩行の補助と
すれば良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の歩行器に
よれば、片手で把持して操作できるので、移動操作を容
易に行なうことができ、例えば、脳卒中片麻痺患者のよ
うに、ほとんど片手しか使えない場合でも、片手だけで
方向制御ができ、歩行器を進行方向に追従させ、安全か
つ確実に歩行者の補助を行なうことができる。特に、把
持部が棒状に形成されているので、手摺のようになり、
杖と手摺との両方の機能を備えた有用なリハビリ機器と
して機能させることができる。また、従来の両手で操作
する歩行器に比較してコンパクトになり、小型化を図る
ことができる。そのため、手摺を取付けられないような
狭い室内においても容易に使用することができ、在宅患
者等の用に容易に供することができる。また、車にも容
易に載せて搬送できるとともに、保管においても場所を
取らないことから、便利になる。更に、把持部において
操作できるブレーキ装置を備えているので、車輪の制動
を行なうことができ、そのため、スピードコントロール
を行ないながら歩行の補助とすることができる。このた
め、車輪の加速についていけずにバランスを崩して転倒
してしまう事態を防止することができ、特に、下り坂道
を歩行する場合には、歩行器が自走してしまう事態を抑
制できるので、極めて安全で便利になる。
【0030】更に詳しく説明すると、本発明の歩行器に
よれば、以下の効果がある。 1.片手だけでも容易に歩行が可能である。片まひ患者
をはじめ、従来型歩行器利用者でも、手すり等に片手だ
けで掴まって歩く不自由な人にも適している。 2.安定性に優れている。杖などと比べて基底(支持)
面積が広く、安定性に優れ、滑らかな動きができるの
で、杖歩行では不安定歩行時に監視や介助を要する比較
的重度な歩行障害者にも利用できる。 3.手すりの代用品として、狭い場所でも使用できる。
お年寄りや歩行不自由者のいる家庭では、手すりを取り
付けたくても家屋の構造上、取り付けが困難な場合、代
用手すりとして居室や廊下など狭い場所でも自由に移動
できる。 4.従来型歩行器と比べ小型かつ軽量なため A.収納スペースが小さくてすむ。本器は折りたたむ必
要がない位、小型に出来ているため、利用者のベッドや
椅子の側に置いても全く邪魔にならず、常に手元に置け
るのでいつでも使えるといった安心感を持てる。 B.持ち運びが便利。普通乗用車のトランクや座席周辺
に楽に積載ができるので、在宅訪問訓練活動におけるリ
ハビリ機器としての一助を担える。 以上まとめると、本器は、「歩行器は両手で持って歩く
もの」という従来の認識に対し、そうした発想を転換す
ることにより、片手操作でも、操作性、安定性、機能
性、安全性などに大変優れるものにすることができた。
そして、コンパクトにできているため、病院、老人ホー
ム、リハビリ施設などの公共施設をはじめ、従来型歩行
器では使用が困難な一般家庭のような狭い場所でも居室
や廊下などを自由に歩けるので、家屋構造上思うように
手すりを取り付けられない場合、これを手すりの代用と
して利用できるとともに、持ち運びが簡単なため在宅訪
問訓練におけるリハビリ機器としても利用できることな
ど、実用的価値が高く本器の果たす役割は極めて大き
い。
【0031】また、下側フレームに対して上側フレーム
を上下動可能に設けた場合には、人の身長等の条件に合
わせて把持部の高さ位置を調整できるので、操作性を向
上させることができる。更に、車輪部を、一対の前側脚
部に夫々前側受部を介して前側車輪を転動可能に設け、
一対の後側脚部に夫々後側受部を介して後側車輪を転動
可能に設け、前側受部を前側脚部に垂直軸回りに回転可
能に設けた場合には、歩行器の前後に一対ずつ車輪があ
ってフレームを支持するので、安定性が良くなり、ま
た、フレームの左右どちらからでも把持部を把持できる
ようになるので、人の片手の条件等に容易に合わせるこ
とができ、この点でも操作性が向上させられる。また、
前側受部が垂直軸回りに回転可能なので、方向変換に追
従させ易くなり、操作性が一層向上させられる。
【0032】更にまた、ブレーキ装置を、把持部でのレ
バー操作によって、駆動ワイヤを引っ張ってブレーキシ
ューを車輪に圧接させるよう構成した場合には、簡易な
構造で確実に車輪を制動することができるとともに、レ
バー操作だけで良いので、操作性も向上させられる。ま
た、ブレーキ装置が、駆動ワイヤの駆動により地面に当
接するロッドを備えた場合には、ブレーキシューのみな
らず、ロッドによっても制動できるので、制動を確実に
行なうことができ、操作性がより一層向上させられる。
【0033】更に、ブレーキ装置の操作部にレバーの回
動をロックするロック機構を設けた場合には、歩行器を
停止させた状態に保持できるので、停止時の安全を図る
ことができるとともに、操作部で操作できるので、片手
によって極めて容易にロック操作することができ、操作
性が向上させられる。即ち、ブレーキ装置によれば、一
時停止のほか左右どちらの手で握っても、親指で押せる
特殊ロック・ボタン(パーキング)を採用しているた
め、斜路や坂道での駐車の他、椅子やベッドに腰掛けた
状態から本器につかまって立ち上がる際、身体ごと暴走
するのを防げるのである。
【0034】そして、フレームに折畳可能なシートを設
けた場合には、シートに着座して休息を取ることがで
き、極めて便利になる。また、シートの支持機構のブラ
ケットを、フレームのいずれか一方のみならずいずれか
他方の側部にも設けた場合には、シートを選択的に左右
いずれかに設けることが可能になり、そのため、利き手
に合わせてシートを位置させることができ、歩行者の便
宜を図ることができる。更にまた、シートの支持機構の
受板の通孔に、折畳まれたシートを下降させるための長
孔を連設した場合には、シートの折畳位置でシートを下
げてシートを把持部から遠ざけることができるので、把
持部の邪魔になることがなく、それだけ、把持部の操作
性を向上させることができる。
【0035】そしてまた、フレームのいずれか他方の側
部に保持機構に保持されたバスケットを設けた場合に
は、種々のものを入れることができるので、便利にな
る。また、バスケットの保持機構を、フレームに着脱可
能に架設され上記把持部と平行なレールと、上記バスケ
ットに設けられ上記レールに摺接可能に係合するスライ
ダとから構成した場合には、バスケットを前後にスライ
ドさせることができるので、フレームに杖を引っ掛ける
等のスペースを容易に作り出すことができ、極めて便利
になる。更にまた、車輪の転動を検知して距離計に走行
距離を表示させるようにした場合には、走行距離を常に
視認することができるので、特に、歩行訓練等をする場
合には指標とすることができ、極めて便利になる。
【0036】また、フレームに設けられ杖を着脱可能に
保持する杖ホルダを設けた場合には、杖ホルダに予め杖
を保持させ携帯しておけば、杖を使用したいときには、
歩行器を停止させた状態で杖を使用して歩行することが
可能になり、極めて便利になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係る歩行器をシー
トの折畳位置で示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例に係る歩行器をシー
トの着座位置で示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の一例に係る歩行器の要部
を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態の一例に係る歩行器のブレ
ーキ装置の操作部を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態の一例に係る歩行器を示す
正面図である。
【図6】本発明の実施の形態の一例に係る歩行器をこれ
に設けられるバッグとともに示す斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態の一例に係る歩行器の杖ホ
ルダを示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態の一例に係る歩行器の使用
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 フレーム 1A 下側フレーム 1B 上側フレーム 2 把持部 3 固定機構 5 押えボルト 10 車輪部 11 架設棒 12 前側脚部 13 後側脚部 14 前側受部 15 車輪 15A 前側車輪 15B 後側車輪 16 後側受部 19 ボールベアリング 20 ブレーキ装置 21 ブレーキシュー 24 リンク 25 スプリング 26 駆動ワイヤ 27 操作部 29 レバー 30 ロック機構 31 駒 32 吊下部材 33 ノブ 34 ロッド 35 スプリング 36 駆動リンク 37 ゴム 40 シート 40a 一側部 40b 他側部 X 折畳位置 Y 着座位置 41 支持機構 42 支持脚 46 ブラケット 47 支軸 48 通孔 50 挿通孔 53 長孔 54 支承板 60 バスケット 61 保持機構 62 レール 63 スライダ 70 バッグ 80 検知部 81 距離計 82 保持部 90 杖ホルダ T 杖 96 コップホルダ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人の歩行を補助する歩行器において、片
    手で把持可能な略水平方向に延びる棒状の把持部を有し
    たフレームと、該フレームを支持し接地されて上記把持
    部の長手方向に転動可能な複数の車輪を有した車輪部
    と、上記フレームの把持部に操作部を有し該操作部の操
    作により上記車輪部の車輪の転動を停止させるブレーキ
    装置とを備えたことを特徴とする歩行器。
  2. 【請求項2】 上記フレームを、下側フレームと、該下
    側フレームに対して上下動可能に設けられる上側フレー
    ムとで構成し、該上側フレームを下側フレームにその適
    宜の上下位置で固定する固定機構を備えたことを特徴と
    する請求項1記載の歩行器。
  3. 【請求項3】 上記車輪部を、上記フレームの下側前部
    に設けられ長手方向左右に延びる一対の前側脚部と、上
    記フレームの下側後部に設けられ長手方向左右に延びる
    一対の後側脚部と、上記一対の前側脚部に夫々前側受部
    を介して転動可能に設けられる前側車輪と、上記一対の
    後側脚部に夫々後側受部を介して転動可能に設けられる
    後側車輪とを備えて構成し、上記前側受部を上記前側脚
    部に垂直軸回りに回転可能に設けたことを特徴とする請
    求項1記載の歩行器。
  4. 【請求項4】 上記ブレーキ装置を、車輪部の少なくと
    も1つの車輪に対して圧接,離間可能に該車輪近傍に設
    けられるブレーキシューと、該ブレーキシューを離間方
    向に付勢するスプリングと、該ブレーキシューをスプリ
    ングの付勢力に抗して車輪の圧接方向に駆動する駆動ワ
    イヤとを備えて構成し、該ブレーキ装置の操作部を、上
    記フレームの把持部下側に回動可能に設けられ、該把持
    部の把持状態において回動させられて上記駆動ワイヤを
    引っ張って上記ブレーキシューを圧接させるレバーを備
    えて構成したことを特徴とする請求項1,2,3または
    4記載の歩行器。
  5. 【請求項5】 上記ブレーキ装置は、フレームの下部に
    回動可能に設けられ上記駆動ワイヤの駆動により地面に
    当接するロッドを備えたことを特徴とする請求項4記載
    の歩行器。
  6. 【請求項6】 上記ブレーキ装置の操作部に、該ブレー
    キシューをスプリングの付勢力に抗した状態で、レバー
    の回動をロックするロック機構を設けたことを特徴とす
    る請求項4または5記載の歩行器。
  7. 【請求項7】 上記フレームのいずれか一方の側部に設
    けられ着座可能なシートと、該シートの一側部を該シー
    トが折畳まれた折畳位置及び展開されて着座可能にする
    着座位置の2位置に移動可能になるよう該フレームに支
    持する支持機構と、該シートの他側部に折畳可能に設け
    られ着座位置で接地されてシートを支持する支持脚とを
    備えたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5また
    は6記載の歩行器。
  8. 【請求項8】 上記シートの支持機構を、上記フレーム
    に突設されたブラケットと、該ブラケットに着脱可能に
    設けられる支軸と、上記シートの一側部に設けられ上記
    支軸に回転可能に嵌挿される通孔を備えた受板とを備え
    て構成したことを特徴とする請求項7記載の歩行器。
  9. 【請求項9】 上記シートの支持機構のブラケットを、
    上記フレームのいずれか他方の側部にも設けたことを特
    徴とする請求項8記載の歩行器。
  10. 【請求項10】 上記シートの支持機構の受板の通孔
    に、折畳まれたシートを下降させるための長孔を連設し
    たことを特徴とする請求項8または9記載の歩行器。
  11. 【請求項11】 上記フレームのいずれか他方の側部に
    保持機構に保持されたバスケットを設けたことを特徴と
    する請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9または
    10記載の歩行器。
  12. 【請求項12】 上記バスケットの保持機構を、フレー
    ムに着脱可能に架設され上記把持部と平行なレールと、
    上記バスケットに設けられ上記レールに摺接可能に係合
    するスライダとから構成したことを特徴とする請求項1
    1記載の歩行器。
  13. 【請求項13】 上記車輪の転動を検知する検知部と、
    上記フレームに設けられ上記検知部の検知に基づいて走
    行距離を積算して表示部に表示する距離計とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9,10,11または12記載の歩行器。
  14. 【請求項14】 上記フレームに設けられ杖を着脱可能
    に保持する杖ホルダを設けたことを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,1
    2または13記載の歩行器。
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