JP5215504B1 - 歩行器 - Google Patents
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Abstract
歩行器での転倒防止、歩行時の運転者の無理な前方に傾斜した姿勢をなくすことを課題にしている。
【解決手段】
歩行器の前輪、後輪を支持する支持フレームとそれを連結固定する連結フレームに水平方向に右もしくは左に湾曲部を備え、身体を側面から湾曲内の歩行器の支持面積内に入れることで、後ずさり、振り向き、前方への体重の傾斜による転倒の防止、歩行器の重心と身体の重心を重ね、もしくは、近づけることで、直立に近い姿勢で歩行することを可能にする。
【選択図】図1
Description
歩行器100は前輪6と前輪6を支持する前輪支持フレーム2、後輪7と後輪7を支持する後輪支持フレーム3及び前輪支持フレーム2と後輪支持フレーム3を連結する連結フレーム1を備えている。連結フレーム1は湾曲部Wを備え、接合部S1、S2で接合され、連結フレーム1の前方から、前方連結フレーム1a、接合部S1、湾曲部W、接合部S1、後方連結フレーム1bで構成されている。
運転者の左利き、右利きの違いに、左半身に障害、右半身の障害に対応するため、連結フレーム1の湾曲部Wを左右に湾曲方向を変更したところである。
接合部S1、接合部S2の湾曲部Wが雄型であり、湾曲部Wと接合する前方連結フレーム1a、後方連結フレーム1bは雌型であり、接合内の接触面に少なくとも一ヶ所、または、複数ヶ所にベアリング構造13a、13bを備え、湾曲部Wが左右に180度回転して水平位置に到達し、前方連結フレーム1a、後方連結フレーム1b内のニヶ所の係止爪10に、湾曲部Wのニヶ所の係止爪11が重なる構造になっている。接合部S1、S2の固定は、固定具挿入穴12にネジ式、ハンドルロック式、ボルトナット式等の固定具を挿入しておこない、または、それらの組合せでおこなうことができる。
連結フレームと湾曲部Wの接合部S1、接合部S2に蝶番の構造を備え、湾曲部Wが左、または、右の水平位置に到達すると、湾曲部Wと、接合する前方連結フレーム1aから延びる芯棒14と一体化し、固定される複数ヶ所の固定軸筒15a、15bに備えられるニヶ所の係止爪16a、16bが、芯棒14を巻いて稼働する可動軸筒が連結する湾曲部Wの底面を受けて係止し、接合部分の固定は、固定具挿入穴17にネジ式、ハンドルロック式、ボルトナット式等の固定具を挿入しておこない、または、それらの組合せでおこなうことができる。湾曲部Wの左右に関係なく、歩行器100の支持面積8、重心9の位置に変更はない。
接合部S1、S2は蝶番の構造で、前記ニヶ所の爪に替え、連結フレームの軸筒に平行に、湾曲部Wを受けて、湾曲部Wが水平位置で係止する係止面18a、18bを備えたものである。湾曲部Wの左右に関係なく、歩行器100の支持面積8、重心9の位置に変更はない。
前輪支持フレーム2と後輪支持フレーム3に同型の連結穴19a、19bを設置して、連結穴19a、19bは挿入されて係止して固定する型で、例えば、三角形、四角形等であり、挿入する連結フレーム1の挿入部20a、20bは同型の雄形であり、湾曲部Wの左右の変更時に、連結フレームの前後を入れ替えて挿入して対応する構造である。前輪支持フレーム2、後輪支持フレーム3が地面に垂直に構成されることによって、連結フレーム1は、上下にスライド可能になり、前輪支持フレーム2と後輪支持フレーム3に複数の対応する連結穴19a、19b選択して高さを決定することができる。
ハンドル5に設置されるブレーキレバーからのブレーキワイヤー22は、連結フレーム1の中を通り、保持具23でテンションを保持され、図指示していない後輪のブレーキ機構に接続され、後輪7をブレーキ制御する。ブレーキワイヤー22を湾曲部Wの外側側面上に設置し、保持具でテンションを保持し、後輪7をブレーキ制御することもできる。ブレーキ機構は、機械式、油圧式の伝達方式の採用が可能である。
連結フレーム1の下に、少なくとも一脚、または複数の補助車輪機構を設置し、より安定を確保する構造をつくることができる。補助車輪24は、シングル、ダブル等を選択でき、補助車輪支持フレーム25を連結フレーム1にねじ込み式、バインダー式等で着脱することができ、湾曲部Wに肘掛部26を備える。前述では、湾曲部Wに脇パッドの機能をもたせているが、右利き用の湾曲部Wの肘掛部26に右肘を乗せ、肘パッドの機能をもたせ、自重の右半身に係る負荷を受けることができる。図9aは、一つの補助車輪機構を備えたときの全体傾斜図である。
湾曲部Wのバリエーションの一例で、四角形10a、三角形10b、逆三角形10c、ハート形10d、台形10e等があり、歩行器の支持面積、重心を持っている。
湾曲部Wに運転者の背もたれ機能を設置して、背もたれ部27は背中の一部、または全部を支持することができ、背もたれ部27の背中と接触する部分に緩衝材を備えている。また、背もたれ部27のフレームを湾曲の対向方向に押し出して支持面をつくりだすことができる。 湾曲部Wの上部の一部、または、全部に肘を乗せて体重の負荷をかけることができるように、表面積を広くし、形状をフラット状にすることができる。湾曲部Wは、胸、脇、背中等の体側との接触面に曲線面を備え、湾曲部Wと湾曲面の一部、または、全部を緩衝材で保護することができる。
歩行器のバリエーションの一例である。図12aは、前輪一輪、後輪一輪で、運転者が歩行器のバランスを常時、保持する必要があり、シルバーカーでは物足りないが、自転車に乗車するには不安がある人を対象にしている。後輪支持フレームに荷台28を備えて荷物の運搬が可能である。図12bは、前輪一輪、後輪一輪に補助車輪一輪を備えており、構造的にシンプルで、歩行器の重量も小さくすることが可能であり、高齢者、障害者対応として最良と思われる。図12c、図12dは左利き、身体の左半身に支障があるときの湾曲部Wを備えた歩行器である。側面からの出入り、湾曲部Wの中に常に歩行器の支持面積と重心があり、運転者の歩幅を制限せず、身体の左右のどちらに支障があるか、または、どちらをサポートするかによって、湾曲部Wの左右を選択して、歩行の介助をおこなうと同時に、歩行促進用具としての機能を発揮する。
1
連結フレーム
1a 前方連結フレーム 1b後方連結フレーム
S1、S2 接合部
W 湾曲部
2
前輪支持フレーム
3
後輪支持フレーム
4a、4b 補強フレーム
5 ハンドル
6 前輪
7 後輪
B1、B2 バランサー
8 歩行器の支持面積
9 歩行器の重心
10 前方連結フレームの係止爪
11 湾曲部Wの係止爪
12 固定具挿入穴
13a、13b ボールベアリング構造
14 芯棒
15a、15b 固定軸筒
16a、16b 係止爪
17 固定具挿入穴
18a、18b 係止面
19、19a、19b 係止穴
20、20a、20b 係止部
21a、21b 溝係止部
22 ブレーキワイヤー
23 保持具
24 補助車輪
25 補助車輪支持フレーム
26 肘掛部
27 背もたれ部
28 荷台
Claims (7)
- 前輪を支持する前輪支持フレームと、
後輪を支持する後輪支持フレームと、
前記前輪支持フレームと前記後輪フレームを連結する連結フレームを備え、
前記前輪支持フレームにハンドルを備え、
前記連結フレームは、左または右の一方に湾曲する湾曲部を備え、
前記湾曲部は、水平方向の外側に向かって湾曲するものであって、運転者の左上半身または右上半身を支持するように位置し、
右または左側面から前記湾曲部に前記運転者の身体を出し入れすることを特徴とする歩行器。 - 前記連結フレームは、前記湾曲部を左または右方向に変更する手段を備えたことを特徴とする請求項1の歩行器。
- 前記連結フレームは、前記前輪支持フレームと前記後輪支持フレームの連結を上下にスライドする手段を備えたことを特徴とする請求項1の歩行器。
- 前記連結フレームに沿ってブレーキ構造を備えたことを特徴とする請求項1の歩行器。
- 前記連結フレーム下に車輪構造を備えたことを特徴とする請求項1の歩行器。
- 前記連結フレームに運転者の体重負荷を受ける部分を備えたことを特徴とする請求項1の歩行器。
- 前記湾曲部に背もたれを備えたことを特徴とする請求項1の歩行器。
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