JP3839208B2 - 作業機のクラッチレバーロック機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クラッチレバーをクラッチオン状態の位置に保持するのに好適な作業機のクラッチレバーロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
作業機のクラッチレバーとしては、例えば、特開昭63−293208号公報「除雪機の動力伝達装置」に記載されたものが知られている。
上記公報の第1図には、ハンドル4とともに把持することで除雪機の走行用クラッチを接続状態にする走行クラッチレバー21が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報の技術では、除雪機が走行中は、走行クラッチレバー21を握り続ける必要があり、走行が長時間に亘る場合や走行クラッチレバー21の操作力が大きい場合には、手の疲労が大となり、手の把持力が弱くなる。
このような状態では、走行クラッチレバー21が浮いて、走行用クラッチの接続状態が不安定になり、除雪機における作業性が低下することが考えられる。
【0004】
そこで、本発明の目的は、クラッチレバーのクラッチオン状態の位置に保持することができる作業機のクラッチレバーロック機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、ハンドルのグリップ近傍に、グリップとともに手で握ることで操作するクラッチレバー及び握りを弛めてもクラッチレバーをクラッチオン状態に保持することのできるロックレバーを備えた作業機のクラッチレバーロック機構であって、前記ロックレバーを、グリップを中心に前記クラッチレバーと反対側に配置し、クラッチレバーを操作する手で操作できるようにし、前記クラッチレバーロック機構に、前記クラッチレバーに一体的に取付けるとともに周縁部に段部を形成し、且つ周縁部の近傍から前記スイング軸と平行にピンを延ばしたロックプレートと、ハンドルに取付けた支軸にスイング自在に取付けたロックレバーと、このロックレバーの支軸から離れた位置に一端部を取付け、中間部を前記ロックプレートのピンに載せ又は他端部をロックプレートの周縁部に載せ、且つ他端部を段部に結合可能にする結合部材とを備え、前記クラッチレバーをスイングさせてハンドルのグリップとともに握った場合に、ロックレバーをスイングさせてハンドルのグリップに近づけることで、ロックプレートのピンを支点にして前記結合部材の他端部をスイングさせ、ロックプレートの段部に結合部材の他端部を結合させることを特徴とする。
【0006】
ロックレバーを、グリップを中心にクラッチレバーと反対側に配置し、クラッチレバーを操作する手で操作できるようにしたことにより、例えば、クラッチレバーを握っている手が上方に移動したとしても、クラッチレバーの反対側にロックレバーを配置しているので、手がロックレバーを押付ける方向に移動するため、クラッチレバーをクラッチオン状態の位置に保持することができる。
【0007】
クラッチレバーロック機構に、ロックプレートとロックレバーと結合部材とを備えたことにより、クラッチレバーをスイングさせてハンドルのグリップとともに握り、ロックレバーをスイングさせてハンドルのグリップに近づけ、ロックプレートのピンを支点にして結合部材の他端部をスイングさせ、ロックプレートの段部に結合部材の他端部を結合させることで、クラッチレバーをクラッチオン状態の位置に保持する。
また、ロックレバーを元の位置までスイングさせ、ロックプレートの段部と結合部材の他端部との結合を外すことで、クラッチレバーによるクラッチオン状態を解除する。
【0008】
従って、クラッチレバーのクラッチオン状態の位置の保持又はクラッチレバーによるクラッチオン状態の解除を簡単な構造で且つ容易に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)を採用した除雪機の側面図であり、作業機としての除雪機10は、ボックス状に形成した車台11と、この車台11に搭載したエンジン12と、このエンジン12の出力軸に図示せぬ動力伝達機構を介して連結した駆動軸13と、この駆動軸13の両端部に取付けた駆動輪14,14(奥側は不図示)と、車台11の後部に回転自在に取付けた従動軸15と、この従動軸15の両端部に取付けた従動輪16,16(奥側は不図示)と、駆動輪14,14及び従動輪16,16にそれぞれ掛け渡したクローラ17,17(奥側は不図示)と、車台11の前部に取付けることで積もった雪を掻きのけるドーザ18とからなる。
【0010】
また、除雪機10は、車台11の後部から後ろ斜め上方に延ばし更に後方に延ばした左右一対のハンドルとしてのハンドルバー21,21(奥側は不図示)と、走行状態を選択するためにハンドルバー21,21の上部に取付けた操作部22と、この操作部22の上方のハンドルバー21にスイング自在に取付けたクラッチレバー23と、このクラッチレバー23をクラッチオン状態の位置に保持するためにハンドルバー21のグリップ24の近傍に設けたクラッチレバーロック機構25とからなる。
【0011】
図2は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の側面図であり、クラッチレバーロック機構25は、クラッチレバー23に一体的に取付けるとともに、クラッチレバー23のスイング軸26にスイング自在に取付けたロックプレート31と、グリップ24の近傍のハンドルバー21下部に設けた軸支持部32と、この軸支持部32に取付けた支軸33と、この支軸33にスイング自在に取付けたロックレバー34と、このロックレバー34における支軸33から所定距離だけ離れた位置に開けた取付穴35,35(奥側の符号35は不図示)に一端部36,36(奥側の符号36は不図示)を取付けた結合部材37とからなる。なお、38はクラッチレバー23をハンドルバー21に取付けるためのブラケットであり、このブラケット38にクラッチレバー23のスイング軸26を取付ける。
【0012】
ロックレバー34は、把持するためにグリップ24の下方に配置した把持部41と、ハンドルバー21下部に当てることで支軸33を中心にした時計回りのスイングを規制するためのストッパ用角部42とを備える。
【0013】
図3は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の斜視図であり、ロックプレート31は、円弧状の周縁部44と、結合部材37を他端部45に結合するために周縁部44に設けた段部46と、周縁部44の近傍からクラッチレバー23(図2参照)のスイング軸26に平行に且つ両側方に延ばしたピン47とを備える。
【0014】
図4は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の平面図であり、ロックプレート31はスイング軸26に回転自在に嵌めたカラー51に取付けたものであり、このカラー51はクラッチレバー23(図2参照)に取付けたものである。
このように、ロックプレート31は、カラー51を介してクラッチレバー23に取付けたものである。
【0015】
結合部材37は、線材の中央部をU字状に曲げ、且つ両端部をL字状に曲げた部材であり、L字状に曲げた端部であるー端部36,36をロックレバー34の取付け穴35,35(図2参照)に挿入し、U字状に曲げた他端部45をロックプレート31の段部46(図3参照)に結合するものである。
【0016】
ロックレバー34及び結合部材37は、支軸33に嵌めたねじりコイルばね52を掛けることにより、ねじりコイルばね52の弾性力でそれぞれ下方へ押し付けたものである。
【0017】
従って、図2において、ロックレバー34は、ねじりコイルばね52の弾性力によって時計回りの回転力を有し、この回転力でストッパ用角部42はハンドルバー21の下部に当たり、把持部41はグリップ24から離れた状態で停止する。
【0018】
また、結合部材37は、ねじりコイルばね52の弾性力によって反時計回りの回転力を有し、この回転力によって他端部45はロックプレート31の周縁部44に当たった状態で停止する。
【0019】
以上に述べたクラッチレバーロック機構25の作用を次に説明する。
図5は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の作用を説明する第1作用図である。
まず、エンジン側から駆動軸に動力を伝達するためにクラッチレバー23を矢印で示すように後方に倒し、グリップ24とともに握る。
【0020】
これにより、ロックプレート31の段部46は想像線の位置から実線の位置である結合部材37の他端部45の下方へ移動するとともに、結合部材37の中間部がピン47に当る。
【0021】
図6は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の作用を説明する第2作用図であり、ロックレバー34をクラッチレバー23(図5参照)及びグリップ24とともに握り、結合部材37の他端部45がロックプレート31の段部46に結合する直前の状態を示す。
【0022】
図7は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の作用を説明する第3作用図であり、ロックレバー34をグリップ24に当るまで完全に握ったことを示す。
【0023】
この時、結合部材37の一端部36は上昇し、これによって、結合部材37は、ロックプレート31のピン47に当たりながら、ピン47を支点にして時計回りに傾くため、結合部材37の他端部45は、下降してロックプレート31の段部46の前方に移動する。
【0024】
ここで、クラッチレバー23をわずかに弛めると、結合部材37の他端部45がロックプレート31の段部46に結合するため、クラッチレバー23を図の位置に留めておくことができる。
【0025】
次に、この時のロックレバー34を握るための把持力F3を求める。
ここで、クラッチレバー23のみを握るときの把持力をF1、スイング軸26から把持力F1が作用するクラッチレバー23上の作用点P1までの距離をL1、クラッチレバー23が元の位置に戻ろうとする場合の、ロックプレート31の段部46が結合部材37を引張る引張力をF2、スイング軸26から段部46までの距離をL2、結合部材37と支軸33との距離をL3、支軸33からロックレバー34の把持力F3が作用するロックレバー34上の作用点P2までの距離をL4とする。
【0026】
まず、スイング軸26回りのモーメントのつりあいの関係から、F2・L2=F1・L1となる。
従って、F2=F1・(L1/L2)……(1)となる。
【0027】
また、支軸33回りのモーメントのつりあいの関係から、F3・L4=F2・L3となる。
従って、F3=F2・(L3/L4)……(2)となる。
上記(1)式を(2)式に代入すると、F3=F1・(L1/L2)・(L3/L4)となる。
ここで、各摩擦部分の摩擦力、ねじりコイルばね52(図2参照)の弾性力は考慮していない。
【0028】
例えば、F1=36.3N、L1=182mm、L2=51mm、L3=2.5mm、L4=50mmとすると、F3=6.5Nとなり、把持力F1に対して小さな把持力F3でロックレバー34を楽に把持することができる。
ロックプレート31の段部46と結合部材37の他端部45との結合を解除する場合には、ロックレバー34の把持部41の握りを弛めてロックレバー34を時計回りにスイングさせる。
【0029】
これにより、結合部材37の一端部36が下降し、結合部材37はロックプレート31のピン47に当たりながら、ピン47を支点にして傾くため、結合部材37の他端部45は、上昇してロックプレート31の段部46から外れる。
【0030】
以上説明したように、本発明は、ハンドルバー21のグリップ24の近傍に、グリップ24とともに手で握ることで操作するクラッチレバー23及び握りを弛めてもクラッチレバー23をクラッチオン状態に保持することのできる管理機10(図1参照)のクラッチレバーロック機構25であって、このクラッチレバーロック機構25に、クラッチレバー23に一体的に取付けるとともに周縁部44に段部46を形成し、且つ周縁部44の近傍からスイング軸26と平行にピン47を延ばしたロックプレート31と、ハンドルバー21に取付けた支軸33にスイング自在に取付けたロックレバー34と、このロックレバー34の支軸33から離れた位置に一端部36を取付け、中間部をロックプレート31のピン47に載せ又は他端部45をロックプレート31の周縁部44に載せ、且つ他端部45を段部46に結合可能にする結合部材37とを備え、クラッチレバー23をスイングさせてハンドルバー21のグリップ24とともに握った場合に、ロックレバー34をスイングさせてハンドルバー21のグリップ24に近づけることで、ロックプレート31のピン47を支点にして結合部材37の他端部45をスイングさせ、ロックプレート31の段部46に結合部材37の他端部45を結合させることを特徴とする。
【0031】
上記構成により、クラッチレバー23をスイングさせてハンドルバー21のグリップ24とともに握り、ロックレバー23をスイングさせてハンドルバー21のグリップ24に近づけ、ロックプレート31のピン47を支点にして結合部材37の他端部45をスイングさせ、ロックプレート31の段部46に結合部材37の他端部45を結合させることで、クラッチレバー23をクラッチオン状態の位置に保持することができる。
【0032】
また、ロックレバー34を元の位置までスイングさせ、ロックプレート31の段部46と結合部材37の他端部45との結合を外すことで、クラッチレバー23によるクラッチオン状態を解除することができる。
従って、クラッチレバー23のクラッチオン状態の位置の保持又はクラッチレバー23によるクラッチオン状態の解除を簡単な構造で且つ容易に行うことができる。
従って、管理機10の操作性、作業性を向上させることができる。
【0033】
図8は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第2の実施の形態)の側面図であり、第1の実施の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
クラッチレバーロック機構60は、グリップ24前方のハンドルバー21の下部に取付けた軸支持部61と、この軸支持部61に取付けた支軸62と、この支軸62にスイング自在に取付けたロックレバー63と、このロックレバー63に時計回りの回転力を与えるために支軸62に嵌めたねじりコイルばね64とからなる。
【0034】
ロックレバー63は、グリップ24とともに握るための把持部65と、支軸62より前方のハンドルバー21に当てることでストッパとなる突起66と、クラッチレバー23に一体的に取付けたロックプレート67の周縁部44に設けた段部46に結合させるために、突起66の前部に取付けた平面視U字状の結合部68とからなる。なお、68aは結合部68の先端部である。
【0035】
以上に述べたクラッチレバーロック機構60の作用を次に説明する。
図9は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第2の実施の形態)の作用を説明する作用図である。
まず、クラッチレバー23を後方に倒し、グリップ24とともに握る。
【0036】
次に、ロックレバー63の把持部65をクラッチレバー23及びグリップ24とともに握る。
この時、ロックレバー63の先端部68aは、下降してロックプレート67の段部46の前方に移動する。
【0037】
ここで、クラッチレバー23をわずかに弛めると、ロックレバー63の先端部68aがロックプレート67の段部46に結合するため、クラッチレバー23を図の位置に留めておくことができる。
【0038】
また、ロックプレート67の段部46とロックレバー73の先端部68aとの結合を解除するには、ロックレバー73の把持部65の握りを弛める。
これにより、ロックレバー73は、ねじりコイルばね64の弾性力で時計回りにスイングし、ロックレバー73の先端部68aが上昇して、先端部68aは段部46から外れる。
【0039】
図10は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第3の実施の形態)の側面図であり、第1の実施の形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
クラッチレバー23は、スイング軸26に平行に延ばしたロックピン23aを備える。
【0040】
クラッチレバーロック機構70は、ハンドルバー21に取付けた軸支持部71と、この軸支持部71に取付けた支軸72と、この支軸72にスイング自在に取付けたロックレバー73と、このロックレバー73の中間部を受けてロックレバー73の時計回りのスイングを規制するためにハンドルバー21の下部に取付けたハンドルバー受け部74と、ロックレバー73に時計回りの回転力を与えるためにハンドルバー受け部74内に設けたコイルばね75とからなる。
ロックレバー73は、グリップ24とともに把持するための把持部76と、クラッチレバー23のロックピン23aに結合させるための結合部77とを備える。
【0041】
以上に述べたクラッチレバーロック機構70の作用を次に説明する。
図11は本発明に係るクラッチレバーロック機構(第3の実施の形態)の作用を説明する作用図である。
まず、クラッチレバー23を後方に倒し、グリップ24とともに握る。
【0042】
次に、ロックレバー73の把持部76をクラッチレバー23及びグリップ24とともに握る。
これにより、クラッチレバー23のロックピン23aの前方にロックレバー73の結合部77が移動する。
【0043】
ここで、クラッチレバー23をわずかに弛めると、クラッチレバー23のロックピン23aがロックレバー76の結合部77に結合するため、クラッチレバー23を図の位置に留めておくことができる。
【0044】
また、クラッチレバー23のロックピン23aとロックレバー73の結合部77との結合を解除するには、ロックレバー73の把持部76の握りを弛める。
これにより、ロックレバー73は、コイルばね75の弾性力によって時計回りにスイングし、結合部77はロックピン23aから外れる。
【0045】
以上図7、図9及び図11で説明したように、本発明は、ハンドルバー21のグリップ24の近傍に、グリップ24とともに手で握ることで操作するクラッチレバー23及びこのクラッチレバー23の握りを弛めてもクラッチレバー23をクラッチオン状態に保持することのできるロックレバー34,63,73を備えた管理機10(図1参照)であって、ロックレバー34,63,73を、グリップ24を中心にクラッチレバー23と反対側に配置し、クラッチレバー23を操作する手で操作できるようにしたことを特徴とする。
【0046】
上記構成により、例えば、クラッチレバー23を握っている手が上方に移動したとしても、手がロックレバー34,63,73を押付ける方向に移動するため、クラッチレバー23をクラッチオン状態の位置に保持することができる。
従って、作業機の操作性、作業性を向上させることができる。
【0047】
尚、本発明のクラッチレバーロック機構25,60,70は、除雪機に限らず、クラッチを有する他の作業機に適用してもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1の作業機のクラッチレバーロック機構は、ロックレバーを、グリップを中心にクラッチレバーと反対側に配置し、クラッチレバーを操作する手で操作できるようにしたので、例えば、クラッチレバーを握っている手が上方に移動したとしても、手がロックレバーを押付ける方向に移動するため、クラッチレバーをクラッチオン状態の位置に保持することができる。
従って、作業機の操作性、作業性を向上させることができる。
【0049】
更に、クラッチレバーに一体的に取付けるとともに周縁部に段部を形成し、且つ周縁部の近傍からスイング軸と平行にピンを延ばしたロックプレートと、ハンドルに取付けた支軸にスイング自在に取付けたロックレバーと、このロックレバーの支軸から離れた位置に一端部を取付け、中間部をロックプレートのピンに載せ又は他端部をロックプレートの周縁部に載せ、且つ他端部を段部に結合可能にする結合部材とを備えたので、クラッチレバーをスイングさせてハンドルのグリップとともに握り、ロックレバーをスイングさせてハンドルのグリップに近づけ、ロックプレートのピンを支点にして結合部材の他端部をスイングさせ、ロックプレートの段部に結合部材の他端部を結合させることで、クラッチレバーをクラッチオン状態の位置に保持することができる。
【0050】
また、ロックレバーを元の位置までスイングさせ、ロックプレートの段部と結合部材の他端部との結合を外すことで、クラッチレバーによるクラッチオン状態を解除することができる。
従って、クラッチレバーのクラッチオン状態の位置の保持又はクラッチレバーによるクラッチオン状態の解除を簡単な構造で且つ容易に行うことができる。
従って、作業機の操作性、作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)を採用した除雪機の側面図
【図2】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の側面図
【図3】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の斜視図
【図4】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の平面図
【図5】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の作用を説明する第1作用図
【図6】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の作用を説明する第2作用図
【図7】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第1の実施の形態)の作用を説明する第3作用図
【図8】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第2の実施の形態)の側面図
【図9】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第2の実施の形態)の作用を説明する作用図
【図10】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第3の実施の形態)の側面図
【図11】 本発明に係るクラッチレバーロック機構(第3の実施の形態)の作用を説明する作用図
【符号の説明】
10…作業機(管理機)、21…ハンドル(ハンドルバー)、23…クラッチレバー、24…グリップ、25,60,70…クラッチレバーロック機構、26…スイング軸、31…ロックプレート、33…支軸、34,63,73…ロックレバー、36…一端部、37…結合部材、44…周縁部、45…他端部、46…段部、47…ピン。

Claims (1)

  1. ハンドルのグリップ近傍に、グリップとともに手で握ることで操作するクラッチレバー及びこのクラッチレバーの握りを弛めてもクラッチレバーをクラッチオン状態に保持することのできるロックレバーを備えた作業機のクラッチレバーロック機構であって、
    前記ロックレバーを、グリップを中心に前記クラッチレバーと反対側に配置し、クラッチレバーを操作する手で操作できるようにし
    前記クラッチレバーロック機構は、前記クラッチレバーに一体的に取付けるとともに周縁部に段部を形成し、且つ周縁部の近傍からクラッチレバーのスイング軸と平行にピンを延ばしたロックプレートと、ハンドルに取付けた支軸にスイング自在に取付けたロックレバーと、このロックレバーの支軸から離れた位置に一端部を取付け、且つ中間部を前記ロックプレートのピンに載せ又は他端部をロックプレートの周縁部に載せ、更に他端部を段部に結合可能にする結合部材とを備え、前記クラッチレバーをスイングさせてハンドルのグリップとともに握った場合に、ロックレバーをスイングさせてハンドルのグリップに近づけることで、ロックプレートのピンを支点にして前記結合部材の他端部をスイングさせ、ロックプレートの段部に結合部材の他端部を結合させることを特徴とする作業機のクラッチレバーロック機構。
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