JP2002264818A - 配膳車 - Google Patents

配膳車

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JP2002264818A
JP2002264818A JP2001060882A JP2001060882A JP2002264818A JP 2002264818 A JP2002264818 A JP 2002264818A JP 2001060882 A JP2001060882 A JP 2001060882A JP 2001060882 A JP2001060882 A JP 2001060882A JP 2002264818 A JP2002264818 A JP 2002264818A
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brake lever
tube
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JP2001060882A
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English (en)
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Fumiyuki Hori
史幸 堀
Koichi Ito
伊藤  公一
Sonoo Kato
園生 加藤
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤがチューブから露出するのを防ぐこと
で、該ワイヤが傷付くのを防止して使用寿命の延命化を
図る。 【解決手段】 ハンドル22の直線部22aに、レバー
ブラケット23が取付けられると共に、該ブラケット2
3に枢支軸24を介してブレーキレバー25が回動可能
に枢着される。ハンドル22にホルダ29が配設され、
該ホルダ29にジョイント金具31が位置決め固定され
る。ジョイント金具31のガイド部31dに操作ケーブ
ル27のチューブ27cが取付けられると共に、該チュ
ーブ27cから延出するワイヤがジョイント金具31か
ら延出する。ワイヤの延出端部にストッパ27bが形成
され、該ストッパ27bがブレーキレバー25の係合部
26に係合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は配膳車に関し、更
に詳細には、本体に設けたハンドルに配設されたブレー
キレバーの操作によりワイヤを引張することで、本体の
底面に配設した車輪に制動力を付与するよう構成した配
膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば病院やホテル等では、主食や副
食、デザート等を夫々盛り付けた食器を載せたトレイを
多数収容した配膳車が利用されている。この配膳車で
は、本体の一側面(操作面)に設けられたハンドルにレバ
ーブラケットを介してブレーキレバーが配設されると共
に、該レバーは、本体の底面に配設された制動機構にワ
イヤを介して連結されている。また制動機構は、本体の
底面に配設されている車輪に対してブレーキシューを押
付けることが可能に構成される。すなわち、ブレーキレ
バーの操作によりワイヤを引張することで、制動機構が
作動してブレーキシューを車輪に押付けることで、該車
輪に制動力を付与するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ワイヤは、可撓性
を有するチューブに摺動可能に挿通され、該チューブの
先端に設けられた差込部から延出するワイヤの先端に配
設されているストッパを、ブレーキレバーの係合部に係
合させることで連結される。また、チューブの差込部が
レバーブラケットに形成された位置規制部に差込まれて
位置規制され、ブレーキレバーを操作した際には、チュ
ーブがレバーブラケットで位置規制された状態でワイヤ
のみが引張されるようになっている。この場合に、チュ
ーブはワイヤの引張方向への移動のみが規制されている
ため、レバーブラケットから制動機構に至る間のチュー
ブを該ブラケットから離間する方向(ワイヤの反引張方
向)に引張ると、前記差込部がレバーブラケットの位置
規制部から外れてしまうことがある。このときには、チ
ューブからワイヤが露出し、レバーブラケットの位置規
制部等に該ワイヤが直に接触するため、これが繰返され
るとワイヤが傷付いて使用寿命が短かくなるおそれがあ
った。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記欠点を好適に解決するべく提案されたもので
あって、ワイヤがチューブから露出するのを防ぐこと
で、該ワイヤが傷付くのを防止して使用寿命の延命化を
図り得る配膳車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、所期
の目的を達成するため、本発明に係る配膳車は、本体の
底面に配設した車輪に制動力を付与可能な制動機構と、
前記本体の操作面に設けられたハンドルに配設されたブ
レーキレバーとが、可撓性を有するチューブに摺動可能
に挿通されたワイヤで連結され、前記ブレーキレバーの
操作によりワイヤを引張して前記制動機構を作動するこ
とで車輪に制動力を付与するよう構成した配膳車におい
て、前記ブレーキレバーのワイヤ連結部より手前に臨む
ハンドルに配設されたホルダと、前記ホルダに配設さ
れ、前記ブレーキレバーに近接する部位の前記チューブ
を位置決めする位置決め手段とから構成したことを特徴
とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る配膳車につ
き、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以
下説明する。
【0007】図1〜図3は、実施例に係る配膳車のブレ
ーキ操作部を示し、図4は、配膳車の全体構造を示す。
実施例の配膳車10は、走行方向と交差する前後面が開
放された全体として矩形箱状をなす断熱構造の本体11
を備え、該本体11の内部には、複数の温蔵室および冷
蔵室が画成され、本体11に配設した図示しない加熱装
置で生成した暖気を温蔵室に循環することで、該温蔵室
に収納されている食品を温蔵し、また本体11に配設し
た図示しない冷却装置で生成した冷気を冷蔵室に循環す
ることで、該冷蔵室に収納されている食品を冷蔵するよ
う構成されている。なお、図4において符号12は、各
室を開閉する扉を示し、また符号36はバンパーを示
す。
【0008】前記本体11の底面には、図6に示すよう
に、その走行方向における一方の側(当該図における右
側の操作側)の前後に離間した位置、および走行方向に
おける他方の側(当該図における左側の非操作側)の前後
方向の略中央位置に、向きが自在に変更可能に構成され
た自在車輪13が夫々回動可能に配設されている。また
走行方向の略中間位置には、前後に離間して一対の固定
車輪(車輪)14,14が回動可能に配設してある。な
お、操作側に配設された一対の自在車輪13,13の間
には、ペダルロック15が配設されている。
【0009】前記本体11の底面には、前記一対の固定
車輪14,14に制動力を付与する制動機構16が配設
される。この制動機構16は、各固定車輪14に対して
近接離間可能なブレーキパッド17と、該パッド17を
固定車輪14に押付けるべく機能する作動ケーブル18
と、両作動ケーブル18,18が共通的に連結される作
動部材19とから基本的に構成される。なお、各作動ケ
ーブル18は、ブレーキパッド17および作動部材19
に連結されるワイヤ18aと、該ワイヤ18aが摺動可
能に挿通される可撓性を有するチューブ18bとで構成
される。また、各ブレーキパッド17は、図示しないバ
ネによって常には固定車輪14から離間するよう設定さ
れている。そして、後述する操作ケーブル27により作
動部材19を作動位置に向けて移動させることで、両作
動ケーブル18,18のワイヤ18a,18aが共通的に
引張され、これによって両ブレーキパッド17,17が
固定車輪14,14に押付けられて制動力を付与するよ
う構成される。
【0010】前記本体11における操作側の側面(以後
「操作面」と称する)には、図5に示す如く、所定深さ
の収容凹部20が形成され、該凹部20の対向する前後
の内面に突設された一対のハンドル軸21,21に、本
体11を引きまたは押し操作するためのコ字状のハンド
ル22が回動可能に取付けられている。そして、図4に
示すように、ハンドル22の直線部22aが下向きで収
容凹部20に略収容されている位置が待機位置(実線で
表示)に設定され、該ハンドル22を上方に回動して直
線部22aが回動軸心Sより若干上方に臨む状態(引き
位置,一点鎖線で表示)で本体11を引いて走行させ、ま
たハンドル22を本体側に更に近接するよう回動して直
線部22aが上向きとなった状態(押し位置,二点鎖線で
表示)で本体11を押して走行させるようになってい
る。なお、一対のハンドル軸21,21は、上下に離間
して2組設けられ、操作者の身長等に応じてハンドル2
2の高さ(回動軸心S)位置を変更し得るよう構成してあ
る。
【0011】前記ハンドル22における直線部22aの
略中央部には、図1および図2に示す如く、レバーブラ
ケット23が取付けられると共に、該ブラケット23に
枢支軸24を介してブレーキレバー25が回動可能に枢
着されている。この枢支軸24よりブレーキレバー25
のグリップ部25a側にワイヤ連結部としての係合部2
6が形成され、該係合部26に、操作ケーブル27にお
けるワイヤ27aの一端に配設されたストッパ27bが
係脱可能に係合されるようになっている。この操作ケー
ブル27は、可撓性を有するチューブ27cにワイヤ2
7aを摺動可能に挿通したものであって、チューブ27
cの一端部から延出するワイヤ27a(ストッパ27b)
がブレーキレバー25に連結されると共に、他端部から
延出するワイヤ27aが前記作動部材19に連結されて
おり、ブレーキレバー25のグリップ部25aを握って
操作することでワイヤ27aが引張され、これによって
前記作動部材19が作動位置に向けて移動するようにな
っている。また、ブレーキレバー25からのワイヤ延出
側に臨むレバーブラケット23の規制壁23aには、後
述するジョイント金具31における差込部31cが差込
まれる差込孔23bが形成されている。なお、規制壁2
3aには差込孔23bに連通して外部に開放するスリッ
ト23cが形成されており、操作ケーブル27の取付け
や取外し作業に際して、該スリット23cを介してワイ
ヤ27aを差込孔23bに対して挿脱し得るよう構成さ
れる。
【0012】前記ブレーキレバー25における係合部2
6の手前、すなわち係合部26を挟んでグリップ部25
aとは反対側に臨むハンドル22の直線部22aにホル
ダ29が配設されている。このホルダ29は、図1およ
び図3に示す如く、待機位置におけるハンドル22に対
して正面側に臨む矩形状のカバー板29aと、該カバー
板29aにおけるブレーキレバー側の端縁部で背面側に
向けて略直角に折曲されて前記レバーブラケット23の
規制壁23aと略平行に臨む第1位置決め板29bと、
該第1位置決め板29bの背面側の端縁部でカバー板2
9aとは反対側に向けて略直角に折曲された取付板29
cおよび該取付板29cの端縁部で正面側に向けて略直
角に折曲された第2位置決め板29dとから基本的に構
成される。また取付板29cの下端には背面側に延出す
るフランジ29eが形成されており、前記両位置決め板
29b,29dの下端をハンドル22に当接した状態
で、該フランジ29eを前記レバーブラケット23と共
にネジ30を介して共締めすることで、該ホルダ29が
ハンドル22に位置決め固定されるよう構成される(図
2参照)。なお、両位置決め板29b,29dの離間間隔
は、レバーブラケット23の対応する長さ寸法より長く
設定され、両位置決め板29b,29dの間にレバーブ
ラケット23が臨むようになっている。
【0013】前記ホルダ29の第1位置決め板29bに
は、前記操作ケーブル27のチューブ27cの位置決め
を行なう位置決め手段としてのジョイント金具31が配
設されている。すなわち、第1位置決め板29bの上部
側に通孔29fが形成され、該通孔29fを介してジョ
イント金具31がブレーキレバー25の手前側に位置決
め固定されるようになっている。なお、第1位置決め板
29bには通孔29fに連通して外部に開放するスリッ
ト29gが形成されており、前記操作ケーブル27の取
付けや取外し作業に際して、該スリット29gを介して
ワイヤ27aを通孔29fに対して挿脱し得るよう構成
される。
【0014】前記ジョイント金具31は、前記チューブ
27cの挿通を許容するパイプ状に形成された本体部3
1aの一端部に、前記ワイヤ27aの挿通を許容する係
合手段としてのネジ部31bが所定長さで形成され、該
ネジ部31bを前記ホルダ29の通孔29fに挿通した
状態で、第1位置決め板29bを挟む両側のネジ部31
bに螺合した被係合手段としてのナット32,32を締
付けることで、ジョイント金具31がホルダ29に位置
決め固定されるようになっている。またネジ部31bの
先端部には、ワイヤ27aの挿通を許容する若干小径の
差込部31cが形成されており、該差込部31cが前記
レバーブラケット23の差込孔23bに外側から差込ま
れた状態で、該差込部31cから延出するワイヤ27a
の延出端部の前記ストッパ27bがブレーキレバー25
に連結してある。なお、ホルダ29の前記カバー板29
aは、ジョイント金具31とホルダ29とのジョイント
部より上方(ハンドル22から離間する側)まで延在する
よう寸法設定されており、前記ハンドル22と共にホル
ダ29を握った際にもジョイント部に負荷が加わること
がないようにしてある。図3において、符号33は、ホ
ルダ29における第1位置決め板29bの一方の側とナ
ット32との間に介挿されて緩み止めを行なう歯付座金
を示す。
【0015】また、前記ジョイント金具31における本
体部31aの他端部には、図1に示す如く、略L字形に
折曲形成されたパイプ状のガイド部31dが形成されて
おり、前記操作ケーブル27におけるチューブ27cの
一端部は、ガイド部31dの開放端から本体部31aに
まで挿通された状態で取付けられる。そして、ガイド部
31dから延出する操作ケーブル27は、前記ハンドル
22における直線部22aに対して略直角に離間する方
向に延在するようになっている。なお、ガイド部31d
における曲げ部の曲率は、チューブ27cに挿通されて
いるワイヤ27aの摺動抵抗が大きくならない値に設定
してある。
【0016】前記ガイド部31dから延出する操作ケー
ブル27は、図5に示す如く、前記本体11の収容凹部
20内に取付けられた複数のクリップ34を介して所要
経路で保持されて本体底面まで配線されている。実施例
では、ガイド部31dからハンドル22の回動軸心Sと
略整列する位置まで略直線状に延出した操作ケーブル2
7が、該回動軸心Sに沿って所定長さ横方向に延在した
後、本体底面に向けて下方に延在するよう設定してあ
る。すなわち、ハンドル22を前記ハンドル軸21,2
1を中心として回動した際にも、操作ケーブル27が不
必要に移動したり屈曲するのを防止し、前記ワイヤ27
aの引張りに要する力が変わることがないようになって
いる。なお、本体11の操作面に臨む操作ケーブル27
に、ワイヤ27aの長さを調整可能な調整部35が設け
られており、該調整部35の調整によって、前記ブレー
キレバー25の操作量に対する制動力を可変し得るよう
構成される。
【0017】前記本体11の底面まで配線された操作ケ
ーブル27は、図6に示す如く、底面側における前記作
動部材19までの配線領域において、所定長さの余裕を
もってR状に配線されている。すなわち、作動部材19
からブレーキレバー25までに至る長さに対して前記ワ
イヤ27aの長さに充分な余裕をもたせ、前述したよう
にハンドル22の枢支位置を変更した際にも対応し得る
ように構成される。
【0018】
【実施例の作用】次に、実施例に係る配膳車の作用につ
き以下説明する。前記配膳車10を走行させる場合は、
操作者が待機位置の前記ハンドル22の直線部22aを
把持して上方に回動し、引くまたは押すことで行なわれ
る。この場合に、前記ジョイント金具31のガイド部3
1dから延出して前記収容凹部20内に配線されている
操作ケーブル27は、図5に示すようにハンドル22の
回動軸心Sに沿って所定長さ横方向に延在しているか
ら、ハンドル22を回動した際にも、該操作ケーブル2
7が不必要に移動したり屈曲することはない。従って、
前記チューブ27cに対してワイヤ27aの摺動抵抗が
大きくなることはなく、前記ブレーキレバー25の操作
に要する力が可変するのは防止される。
【0019】走行中の前記配膳車10に制動を掛ける場
合は、前記ブレーキレバー25のグリップ部25aを握
ることで、該グリップ部25aを前記枢支軸24を中心
としてハンドル22に近接する方向に回動させる。これ
により、前記ストッパ27bを介して連結されている操
作ケーブル27のワイヤ27aが引張され、前記作動部
材19が作動位置に向けて移動することで制動機構16
が作動し、前記各固定車輪14にブレーキパッド17が
押付けられることで制動力が付与される。この制動を解
除する場合は、前記グリップ部25aを離せば、制動機
構16のバネの復元弾力によってブレーキパッド17が
固定車輪14から離間すると共に、作動部材19および
操作ケーブル27のワイヤ27aが逆方向に引き戻され
る。
【0020】前述したように、前記ジョイント金具31
のガイド部31dから延出する操作ケーブル27は、前
記ハンドル22の直線部22aから離間する方向に延在
しているから、操作者がハンドル22と共に該ケーブル
27を握るのは防止される。すなわち、操作ケーブル2
7のチューブ27cをブレーキレバー25から離間する
方向に引張ることは略なくなる。なお、チューブ27c
を誤って引張った場合においても、該チューブ27cの
一端部が取付けられているジョイント金具31はハンド
ル22に配設されているホルダ29に位置決め固定され
ているから、ブレーキレバー25に近接する部位のチュ
ーブ27cおよびジョイント金具31が移動することは
ない。従って、ジョイント金具31の先端から延出して
ブレーキレバー25に連結されているワイヤ27aが露
出することはなく、該ワイヤ27aが前記レバーブラケ
ット23等に接触することで傷付くのは防止され、使用
寿命の延命化を図り得る。
【0021】また、前記ホルダ29のカバー板29aで
該ホルダ29とジョイント金具31とのジョイント部は
保護されているから、誤って障害物等にハンドル22を
ぶつけた場合にも、該ジョイント部に直接衝撃が伝わら
ず、破損等を防止し得る。更に、カバー板29aの高さ
寸法はジョイント部より高くなっているから、前記ホル
ダ29をハンドル22と共に握った際に、ジョイント部
に負荷が加わることはなく、その変形や破損等を未然に
防止することができる。
【0022】ここで、前記配膳車10においてハンドル
22の高さ位置の変更に対応するための操作ケーブル2
7の余裕部分は、図6に示すように前記本体11の底面
に設けてある。従って、該余裕部分を本体11の操作面
側に設けている場合のように、配膳車10の移動時に該
余裕部分が壁等からの出っ張り部分に引掛かることはな
く操作ケーブル27の破損を防止することができる。
【0023】
【変更例】図7および図8は、操作ケーブル27の配線
形態の変更例を示すものであって、図7の変更例では、
前記ジョイント金具31におけるガイド部31dの開放
端をハンドル22の直線部22aに指向させ、該ガイド
部31dから延出する操作ケーブル27をハンドル22
の内部に挿通している。そして、該ハンドル22におけ
る前記ハンドル軸21に枢支される一方の端部から引出
した操作ケーブル27を、本体底面に向けて配線するよ
う構成される。また図8の変更例では、前記ハンドル2
2におけるハンドル軸21,21に枢支されている端部
間に、該ハンドル22の回動軸心Sに沿うパイプ38を
配設し、開放端をハンドル22の直線部22aに指向さ
せているガイド部31dから延出する操作ケーブル27
を、前記パイプ38の内部に挿通している。そして、パ
イプ38に挿通される操作ケーブル27を、図7の変更
例と同様にハンドル22の一方の端部から引出した後、
本体底面に向けて配線するよう構成される。すなわち、
図7および図8に示す各変更例においても、ハンドル2
2を回動する際に操作ケーブル27が大きく移動したり
屈曲することはなく、ワイヤ27aのチューブ27cに
対する摺動抵抗が大きくなってブレーキレバー25の操
作力が変わるのは防止される。
【0024】なお、実施例ではジョイント金具をホルダ
にネジ部とナットとで位置決め固定する場合で説明した
が、両者を固定する手段はこれに限定されるものでな
く、例えばジョイント金具に形成した係合手段としての
フランジを、ホルダに形成した被係合手段としてのフッ
クに引掛けることで位置決め固定する等、他の構成を採
用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明に係る配膳
車によれば、ハンドルに配設されたホルダに配設した位
置決め手段によりワイヤが挿通されているチューブを位
置決めするよう構成したから、チューブを誤って引張っ
た場合においても、該チューブが移動することはない。
従って、ブレーキレバーに連結されているワイヤが露出
することはなく、該ワイヤが例えばレバーブラケット等
に接触することで傷付くのは防止され、使用寿命の延命
化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る配膳車のブレー
キ操作部を示す正面図である。
【図2】 実施例に係るブレーキ操作部を示す背面図で
ある。
【図3】 実施例に係るブレーキ操作部を分解状態で示
す平面図である。
【図4】 実施例に係る配膳車を一部切欠いて示す正面
図である。
【図5】 実施例に係る配膳車を示す側面図である。
【図6】 実施例に係る配膳車を示す底面図である。
【図7】 実施例に係る操作ケーブルの配線形態の変更
例を示す説明図である。
【図8】 実施例に係る操作ケーブルの配線形態の別の
変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 本体,14 固定車輪(車輪),16 制動機構,2
2 ハンドル 25 ブレーキレバー,26 係合部(ワイヤ連結部),2
7a ワイヤ 27c チューブ,29 ホルダ,31 ジョイント金具
(位置決め手段) 31b ネジ部(係合手段),32 ナット(被係合手段)
フロントページの続き (72)発明者 加藤 園生 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内 Fターム(参考) 3D050 AA01 BB05 DD01 GG06 JJ01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体(11)の底面に配設した車輪(14)に制
    動力を付与可能な制動機構(16)と、前記本体(11)の操作
    面に設けられたハンドル(22)に配設されたブレーキレバ
    ー(25)とが、可撓性を有するチューブ(27c)に摺動可能
    に挿通されたワイヤ(27a)で連結され、前記ブレーキレ
    バー(25)の操作によりワイヤ(27a)を引張して前記制動
    機構(16)を作動することで車輪(14)に制動力を付与する
    よう構成した配膳車において、 前記ブレーキレバー(25)のワイヤ連結部(26)より手前に
    臨むハンドル(22)に配設されたホルダ(29)と、 前記ホルダ(29)に配設され、前記ブレーキレバー(25)に
    近接する部位の前記チューブ(27c)を位置決めする位置
    決め手段(31)とから構成したことを特徴とする配膳車。
  2. 【請求項2】 前記位置決め手段(31)に取付けられた前
    記チューブ(27c)から延出する前記ワイヤ(27a)が、該位
    置決め手段(31)に挿通された後に前記ブレーキレバー(2
    5)のワイヤ連結部(26)に連結されると共に、前記位置決
    め手段(31)に形成した係合手段(31b)を前記ホルダ(29)
    に被係合手段(32)を介して位置決め固定した請求項1記
    載の配膳車。
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