JP4570265B2 - 配膳車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は配膳車に関し、更に詳細には、本体に回動可能に設けたハンドルに配設されたブレーキレバーと、本体の底面に配設した車輪に制動力を付与可能な制動機構とを操作ケーブルで連結し、ブレーキレバーの操作によって操作ケーブルを介して制動機構を作動することで車輪に制動力を付与するよう構成した配膳車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば病院やホテル等では、主食や副食、デザート等を夫々盛り付けた食器を載せたトレイを多数収容した配膳車が利用されている。この配膳車では、本体の一側面(操作面)にコ字状のハンドルが回動可能に配設されると共に、該ハンドルの直線部(把持部)にブレーキレバーが配設される。そして、このブレーキレバーは、本体の底面に配設された制動機構に、可撓性を有する操作ケーブルを介して連結されている。また制動機構は、本体の底面に配設されている車輪に対してブレーキシューを押付けることが可能に構成される。すなわち、ブレーキレバーの操作により操作ケーブルのワイヤを引張することで、制動機構が作動してブレーキシューを車輪に押付け、これにより該車輪に制動力を付与するようになっている。なおワイヤは、可撓性を有するチューブに摺動可能に挿通してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記ハンドルは、配膳車の引き走行または押し走行に応じて、前記直線部を下向きとした待機位置から上方の所定位置まで回動した状態で操作されるようになっている。この場合において、前記ブレーキレバーと制動機構とを連結する操作ケーブルでは、ハンドルの回動を許容する長さの余裕部分は自由な動きが可能な状態とする必要がある。しかるに、該余裕部分が本体から垂れ下がると走行の支障となるため、待機位置に臨むハンドルから上方に余裕部分の長さだけ延在させた位置の操作ケーブルをクリップ等で本体に保持した後、該ケーブルを下方に向けて折り返して前記制動機構まで配線している。このため、ハンドルを待機位置から上方に回動した際には、操作ケーブルにおける自由移動が可能な余裕部分が不必要に移動したり屈曲し、前記チューブに対するワイヤの摺動抵抗が大きくなり、前記ブレーキレバーの操作に要する力が可変する問題があった。特に、配膳車を押し走行する際には、ハンドルの直線部は本体に近接する位置まで回動されるため、操作ケーブルが窮屈な状態で屈曲されて、引き走行時と押し走行時とでブレーキレバーの操作力が大きく異なるおそれがあった。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、前述した従来の技術に内在している前記欠点を好適に解決するべく提案されたものであって、ハンドルを回動した際に操作ケーブルが不必要に移動したり屈曲するのを防ぎ、ブレーキレバーの操作力が可変するのを防止し得る配膳車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る配膳車は、
本体の底面に配設した車輪に制動力を付与可能な制動機構と、前記本体の操作面に回動可能に設けられたハンドルに配設されたブレーキレバーとが、可撓性を有する操作ケーブルで連結され、前記ブレーキレバーの操作により操作ケーブルを介して前記制動機構を作動することで車輪に制動力を付与するよう構成した配膳車において、
前記ブレーキレバーから延出する前記操作ケーブルを、前記ハンドルの回動軸心まで配線し、該操作ケーブルにおける回動軸心に沿って延在する部位を回動自在に保持した後に、前記制動機構に向けて配線して連結したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る配膳車につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0007】
図1〜図3は、実施例に係る配膳車のブレーキ操作部を示し、図4は、配膳車の全体構造を示す。実施例の配膳車10は、走行方向と交差する前後面が開放された全体として矩形箱状をなす断熱構造の本体11を備え、該本体11の内部には、複数の温蔵室および冷蔵室が画成され、本体11に配設した図示しない加熱装置で生成した暖気を温蔵室に循環することで、該温蔵室に収納されている食品を温蔵し、また本体11に配設した図示しない冷却装置で生成した冷気を冷蔵室に循環することで、該冷蔵室に収納されている食品を冷蔵するよう構成されている。なお、図4において符号12は、各室を開閉する扉を示し、また符号36はバンパーを示す。
【0008】
前記本体11の底面には、図6に示すように、その走行方向における一方の側(当該図における右側の操作側)の前後に離間した位置、および走行方向における他方の側(当該図における左側の非操作側)の前後方向の略中央位置に、向きが自在に変更可能に構成された自在車輪13が夫々回動可能に配設されている。また走行方向の略中間位置には、前後に離間して一対の固定車輪(車輪)14,14が回動可能に配設してある。なお、操作側に配設された一対の自在車輪13,13の間には、ペダルロック15が配設されている。
【0009】
前記本体11の底面には、前記一対の固定車輪14,14に制動力を付与する制動機構16が配設される。この制動機構16は、各固定車輪14に対して近接離間可能なブレーキパッド17と、該パッド17を固定車輪14に押付けるべく機能する作動ケーブル18と、両作動ケーブル18,18が共通的に連結される作動部材19とから基本的に構成される。なお、各作動ケーブル18は、ブレーキパッド17および作動部材19に連結されるワイヤ18aと、該ワイヤ18aが摺動可能に挿通される可撓性を有するチューブ18bとで構成される。また、各ブレーキパッド17は、図示しないバネによって常には固定車輪14から離間するよう設定されている。そして、後述する操作ケーブル27により作動部材19を作動位置に向けて移動させることで、両作動ケーブル18,18のワイヤ18a,18aが共通的に引張され、これによって両ブレーキパッド17,17が固定車輪14,14に押付けられて制動力を付与するよう構成される。
【0010】
前記本体11における操作側の側面(以後「操作面」と称する)には、図5に示す如く、所定深さの収容凹部20が形成され、該凹部20の対向する前後の内面に突設された一対のハンドル軸21,21に、本体11を引きまたは押し操作するためのコ字状のハンドル22が回動可能に取付けられている。そして、図4に示すように、ハンドル22における把持部としての直線部22aが下向きで収容凹部20に略収容されている位置が待機位置(実線で表示)に設定され、該ハンドル22を上方に回動して直線部22aが回動軸心Sより若干上方に臨む状態(引き位置,一点鎖線で表示)で本体11を引いて走行させ、またハンドル22を本体側に更に近接するよう回動して直線部22aが上向きとなった状態(押し位置,二点鎖線で表示)で本体11を押して走行させるようになっている。なお、一対のハンドル軸21,21は、上下に離間して2組設けられ、操作者の身長等に応じてハンドル22の高さ(回動軸心S)位置を変更し得るよう構成してある。
【0011】
前記ハンドル22における直線部22aの略中央部には、図1および図2に示す如く、レバーブラケット23が取付けられると共に、該ブラケット23に枢支軸24を介してブレーキレバー25が回動可能に枢着されている。この枢支軸24よりブレーキレバー25のグリップ部25a側にワイヤ連結部としての係合部26が形成され、該係合部26に、操作ケーブル27におけるワイヤ27aの一端に配設されたストッパ27bが係脱可能に係合されるようになっている。この操作ケーブル27は、可撓性を有するチューブ27cにワイヤ27aを摺動可能に挿通したものであって、チューブ27cの一端部から延出するワイヤ27a(ストッパ27b)がブレーキレバー25に連結されると共に、他端部から延出するワイヤ27aが前記作動部材19に連結されており、ブレーキレバー25のグリップ部25aを握って操作することでワイヤ27aが引張され、これによって前記作動部材19が作動位置に向けて移動するようになっている。また、ブレーキレバー25からのワイヤ延出側に臨むレバーブラケット23の規制壁23aには、後述するジョイント金具31における差込部31cが差込まれる差込孔23bが形成されている。なお、規制壁23aには差込孔23bに連通して外部に開放するスリット23cが形成されており、操作ケーブル27の取付けや取外し作業に際して、該スリット23cを介してワイヤ27aを差込孔23bに対して挿脱し得るよう構成される。
【0012】
前記ブレーキレバー25における係合部26の手前、すなわち係合部26を挟んでグリップ部25aとは反対側に臨むハンドル22の直線部22aにホルダ29が配設されている。このホルダ29は、図1および図3に示す如く、待機位置におけるハンドル22に対して正面側に臨む矩形状のカバー板29aと、該カバー板29aにおけるブレーキレバー側の端縁部で背面側に向けて略直角に折曲されて前記レバーブラケット23の規制壁23aと略平行に臨む第1位置決め板29bと、該第1位置決め板29bの背面側の端縁部でカバー板29aとは反対側に向けて略直角に折曲された取付板29cおよび該取付板29cの端縁部で正面側に向けて略直角に折曲された第2位置決め板29dとから基本的に構成される。また取付板29cの下端には背面側に延出するフランジ29eが形成されており、前記両位置決め板29b,29dの下端をハンドル22に当接した状態で、該フランジ29eを前記レバーブラケット23と共にネジ30を介して共締めすることで、該ホルダ29がハンドル22に位置決め固定されるよう構成される(図2参照)。なお、両位置決め板29b,29dの離間間隔は、レバーブラケット23の対応する長さ寸法より長く設定され、両位置決め板29b,29dの間にレバーブラケット23が臨むようになっている。
【0013】
前記ホルダ29の第1位置決め板29bには、前記操作ケーブル27のチューブ27cの位置決めを行なう位置決め手段としてのジョイント金具31が配設されている。すなわち、第1位置決め板29bの上部側に通孔29fが形成され、該通孔29fを介してジョイント金具31がブレーキレバー25の手前側に位置決め固定されるようになっている。なお、第1位置決め板29bには通孔29fに連通して外部に開放するスリット29gが形成されており、前記操作ケーブル27の取付けや取外し作業に際して、該スリット29gを介してワイヤ27aを通孔29fに対して挿脱し得るよう構成される。
【0014】
前記ジョイント金具31は、前記チューブ27cの挿通を許容するパイプ状に形成された本体部31aの一端部に、前記ワイヤ27aの挿通を許容する係合手段としてのネジ部31bが所定長さで形成され、該ネジ部31bを前記ホルダ29の通孔29fに挿通した状態で、第1位置決め板29bを挟む両側のネジ部31bに螺合した被係合手段としてのナット32,32を締付けることで、ジョイント金具31がホルダ29に位置決め固定されるようになっている。またネジ部31bの先端部には、ワイヤ27aの挿通を許容する若干小径の差込部31cが形成されており、該差込部31cが前記レバーブラケット23の差込孔23bに外側から差込まれた状態で、該差込部31cから延出するワイヤ27aの延出端部の前記ストッパ27bがブレーキレバー25に連結してある。なお、ホルダ29の前記カバー板29aは、ジョイント金具31とホルダ29とのジョイント部より上方(ハンドル22から離間する側)まで延在するよう寸法設定されており、前記ハンドル22と共にホルダ29を握った際にもジョイント部に負荷が加わることがないようにしてある。図3において、符号33は、ホルダ29における第1位置決め板29bの一方の側とナット32との間に介挿されて緩み止めを行なう歯付座金を示す。
【0015】
また、前記ジョイント金具31における本体部31aの他端部には、図1に示す如く、略L字形に折曲形成されたパイプ状のガイド部31dが形成されており、前記操作ケーブル27におけるチューブ27cの一端部は、ガイド部31dの開放端から本体部31aにまで挿通された状態で取付けられる。そして、ガイド部31dから延出する操作ケーブル27は、前記ハンドル22における直線部22aに対して略直角に離間する方向に延在するようになっている。なお、ガイド部31dにおける曲げ部の曲率は、チューブ27cに挿通されているワイヤ27aの摺動抵抗が大きくならない値に設定してある。
【0016】
前記ガイド部31dから延出する操作ケーブル27は、図5に示す如く、前記本体11の収容凹部20内に取付けられた複数のクリップ34を介して所要経路で保持されて本体底面まで配線されている。実施例では、ガイド部31dからハンドル22の回動軸心Sと略整列する位置まで略直線状に延出した操作ケーブル27が、該回動軸心Sに沿って所定長さ横方向に延在した後、本体底面に向けて下方に延在するよう設定してある。すなわち、ハンドル22を前記ハンドル軸21,21を中心として回動した際にも、操作ケーブル27が不必要に移動したり屈曲するのを防止し、前記ワイヤ27aの引張りに要する力が変わることがないようになっている。なお、本体11の操作面に臨む操作ケーブル27に、ワイヤ27aの長さを調整可能な調整部35が設けられており、該調整部35の調整によって、前記ブレーキレバー25の操作量に対する制動力を可変し得るよう構成される。またクリップ34は、操作ケーブル27の回動は許容する状態で保持するようになっている。
【0017】
前記本体11の底面まで配線された操作ケーブル27は、図6に示す如く、底面側における前記作動部材19までの配線領域において、所定長さの余裕をもってR状に配線されている。すなわち、作動部材19からブレーキレバー25までに至る長さに対して前記ワイヤ27aの長さに充分な余裕をもたせ、前述したようにハンドル22の枢支位置を変更した際にも対応し得るように構成される。
【0018】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る配膳車の作用につき以下説明する。前記配膳車10を走行させる場合は、操作者が待機位置の前記ハンドル22の直線部22aを把持して上方に回動し、引くまたは押すことで行なわれる。この場合に、前記ジョイント金具31のガイド部31dから延出して前記収容凹部20内に配線されている操作ケーブル27は、図5に示すように、ハンドル22の回動軸心Sまで延在した後に該軸心Sに沿って所定長さ横方向に延在させているから、ハンドル22を回動した際には、ガイド部31dと本体11との間に臨む操作ケーブル27の姿勢が変わることはなく、該操作ケーブル27が不必要に移動したり屈曲することはない。従って、前記チューブ27cに対してワイヤ27aの摺動抵抗が大きくなることはなく、前記ブレーキレバー25の操作に要する力が可変するのは防止される。
【0019】
走行中の前記配膳車10に制動を掛ける場合は、前記ブレーキレバー25のグリップ部25aを握ることで、該グリップ部25aを前記枢支軸24を中心としてハンドル22に近接する方向に回動させる。これにより、前記ストッパ27bを介して連結されている操作ケーブル27のワイヤ27aが引張され、前記作動部材19が作動位置に向けて移動することで制動機構16が作動し、前記各固定車輪14にブレーキパッド17が押付けられることで制動力が付与される。この制動を解除する場合は、前記グリップ部25aを離せば、制動機構16のバネの復元弾力によってブレーキパッド17が固定車輪14から離間すると共に、作動部材19および操作ケーブル27のワイヤ27aが逆方向に引き戻される。
【0020】
前述したように、前記ジョイント金具31のガイド部31dから延出する操作ケーブル27は、前記ハンドル22の直線部22aから離間する方向に延在しているから、操作者がハンドル22と共に該ケーブル27を握るのは防止される。すなわち、操作ケーブル27のチューブ27cをブレーキレバー25から離間する方向に引張ることは略なくなる。なお、チューブ27cを誤って引張った場合においても、該チューブ27cの一端部が取付けられているジョイント金具31はハンドル22に配設されているホルダ29に位置決め固定されているから、ブレーキレバー25に近接する部位のチューブ27cおよびジョイント金具31が移動することはない。従って、ジョイント金具31の先端から延出してブレーキレバー25に連結されているワイヤ27aが露出することはなく、該ワイヤ27aが前記レバーブラケット23等に接触することで傷付くのは防止され、使用寿命の延命化を図り得る。
【0021】
また、前記ホルダ29のカバー板29aで該ホルダ29とジョイント金具31とのジョイント部は保護されているから、誤って障害物等にハンドル22をぶつけた場合にも、該ジョイント部に直接衝撃が伝わらず、破損等を防止し得る。更に、カバー板29aの高さ寸法はジョイント部より高くなっているから、前記ホルダ29をハンドル22と共に握った際に、ジョイント部に負荷が加わることはなく、その変形や破損等を未然に防止することができる。
【0022】
ここで、前記配膳車10においてハンドル22の高さ位置の変更に対応するための操作ケーブル27の余裕部分は、図6に示すように前記本体11の底面に設けてある。従って、該余裕部分を本体11の操作面側に設けている場合のように、配膳車10の移動時に該余裕部分が壁等からの出っ張り部分に引掛かることはなく、操作ケーブル27の破損を防止することができる。
【0023】
【変更例】
図7および図8は、操作ケーブル27の配線形態の変更例を示すものであって、図7の変更例では、前記ジョイント金具31におけるガイド部31dの開放端をハンドル22の直線部22aに指向させ、該ガイド部31dから延出する操作ケーブル27をハンドル22の内部に挿通している。そして、該ハンドル22における前記ハンドル軸21に枢支される一方の端部から引出した操作ケーブル27を、本体底面に向けて配線するよう構成される。また図8の変更例では、前記ハンドル22におけるハンドル軸21,21に枢支されている端部間に、該ハンドル22の回動軸心Sに沿うパイプ38を配設し、開放端をハンドル22の直線部22aに指向させているガイド部31dから延出する操作ケーブル27を、前記パイプ38の内部に挿通している。そして、パイプ38に挿通される操作ケーブル27を、図7の変更例と同様にハンドル22の一方の端部から引出した後、本体底面に向けて配線するよう構成される。すなわち、図7および図8に示す各変更例においても、ブレーキレバー25から延出する操作ケーブル27をハンドル22の回動軸心Sまで配線した後に、前記制動機構16に向けて配線するよう構成してあるから、ハンドル22を回動する際に操作ケーブル27が大きく移動したり屈曲することはなく、ワイヤ27aのチューブ27cに対する摺動抵抗が大きくなってブレーキレバー25の操作力が変わるのは防止される。
【0024】
なお、実施例ではジョイント金具をホルダにネジ部とナットとで位置決め固定する場合で説明したが、両者を固定する手段はこれに限定されるものでなく、例えばジョイント金具に形成した係合手段としてのフランジを、ホルダに形成した被係合手段としてのフックに引掛けることで位置決め固定する等、他の構成を採用することができる。また実施例では、操作ケーブルをジョイント金具に配設した場合で説明したが、該ジョイント金具を省略して、操作ケーブルのチューブ先端に設けられた差込部をレバーブラケットの差込孔に直に差込む構成であってもよい。更に、操作ケーブルにおけるブレーキレバーから本体までの配線部は、ハンドルの直線部に対して略直角でなく斜めであってもよく、ハンドルの回動軸心と整列する位置まで延在していればよい。
【0025】
【発明の効果】
以上に説明した如く、本発明に係る配膳車によれば、ブレーキレバーから延出する操作ケーブルをハンドルの回動軸心まで配線した後に、制動機構に向けて配線するよう構成してあるから、ハンドルを回動する際に操作ケーブルが大きく移動したり屈曲することはない。従って、移動または屈曲に起因してブレーキレバーの操作力が変わるのは防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施例に係る配膳車のブレーキ操作部を示す正面図である。
【図2】 実施例に係るブレーキ操作部を示す背面図である。
【図3】 実施例に係るブレーキ操作部を分解状態で示す平面図である。
【図4】 実施例に係る配膳車を一部切欠いて示す正面図である。
【図5】 実施例に係る配膳車を示す側面図である。
【図6】 実施例に係る配膳車を示す底面図である。
【図7】 実施例に係る操作ケーブルの配線形態の変更例を示す説明図である。
【図8】 実施例に係る操作ケーブルの配線形態の別の変更例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 本体,14 固定車輪(車輪),16 制動機構,22 ハンドル
25 ブレーキレバー,27 操作ケーブル,S 回動軸心,34 クリップ
38 パイプ

Claims (4)

  1. 本体(11)の底面に配設した車輪(14)に制動力を付与可能な制動機構(16)と、前記本体(11)の操作面に回動可能に設けられたハンドル(22)に配設されたブレーキレバー(25)とが、可撓性を有する操作ケーブル(27)で連結され、前記ブレーキレバー(25)の操作により操作ケーブル(27)を介して前記制動機構(16)を作動することで車輪(14)に制動力を付与するよう構成した配膳車において、
    前記ブレーキレバー(25)から延出する前記操作ケーブル(27)を、前記ハンドル(22)の回動軸心(S)まで配線し、該操作ケーブル(27)における回動軸心(S)に沿って延在する部位を回動自在に保持した後に、前記制動機構(16)に向けて配線して連結した
    ことを特徴とする配膳車。
  2. 前記操作ケーブル(27)における回動軸心(S)に沿って延在する部位は、クリップ(34)により保持されている請求項1記載の配膳車。
  3. 前記操作ケーブル(27)は、前記ハンドル(22)の内部を挿通されて前記回動軸心(S)まで配線されている請求項1記載の配膳車。
  4. 前記ハンドル(22)に前記回動軸心(S)に沿ったパイプ(38)が配設され、該回動軸心(S)に到来した前記操作ケーブル(27)を該パイプ(38)の内部に挿通した請求項1記載の配膳車。
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