JP2002258914A - 描画システム、プログラム開発システム、コントローラ、及びプログラム実行システム - Google Patents

描画システム、プログラム開発システム、コントローラ、及びプログラム実行システム

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JP2002258914A
JP2002258914A JP2001055723A JP2001055723A JP2002258914A JP 2002258914 A JP2002258914 A JP 2002258914A JP 2001055723 A JP2001055723 A JP 2001055723A JP 2001055723 A JP2001055723 A JP 2001055723A JP 2002258914 A JP2002258914 A JP 2002258914A
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稔 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易にSFCなどの流れ図を描画したり、シー
ケンスプログラムの開発を容易にするシステムを提供す
る。 【解決手段】 描画手段2Aで表計算ソフトウエア用の
シート13にSFC図を描画し、その図形情報を、汎用
性のある動作定義データにコンバートし、各コントロー
ラ3A、3Bにローディングする。各コントローラ3
A、3Bには、当該コントローラ固有のCPUなどに応
じて組まれ上記共通の動作定義情報を順次解析して、そ
の制御動作用の信号をコントローラ本体に出力するプロ
グラム解析手段31,41を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーケンス制御を
行うコントローラで実行されるシーケンス処理のプログ
ラムのための流れ図の描画システム、描画システムで作
成された流れ図の図形情報から当該流れ図の動作を定義
したバイナリ情報を作成するプログラム開発システム、
及びそれらを使用したプログラム実行システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】流れ図を作成する従来の描画システムで
は、ディスプレイ(表示手段)に表示されている描画エ
リアに対して、マウスなどの位置選択手段を使用して直
接、対応するシンボルを手書きのように描画したり、予
め用意されているシンボルを選択し、当該選択したシン
ボルを、カーソルで選択した位置にそのまま貼り付ける
ことを繰り返すことで、SFCなどの目的とする流れ図
を描画するようになっている。なお、上記描画エリアは
全てが自由に書き込み可能となっているのが、一般的で
ある。
【0003】また、シーケンス制御を行うコントローラ
のアプリケーションプログラムを開発し実行する場合に
は、例えば、図14(a)に示すように、ワープロソフ
トウエアや図形ソフトウエアを使用してSFC等からな
る機能仕様書を作成し、その機能仕様書に基づき作業者
がSFCからなるソフトウエア図面を作成し、そのSF
Cのソフトウエア図面に基づいたプログラミングを作業
者が行い。そのプログラムをコンパイルをしてコントロ
ーラ対応の実行プログラムを作成し、該実行プログラム
を対応するコントローラに組み込んでテスト及びデバッ
キングを行った後に、実際の実用に供すると共に、対応
するSFC図面を仕様書として再び作成し、実際の実行
プログラムに対応するSFCを保存している。
【0004】ここで、図14(b)は、比較のためため
本発明方式の概要図を図示したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の描画システムでは、最初からシンボルを描画する作
業は面倒である。また、用意しておいたシンボルを貼り
付けて流れ図を作成する場合であっても、選択されたカ
ーソル位置に対して直接にシンボルが貼り付く、つまり
例えばカーソル位置にシンボルの左上の部分が位置する
ように貼り付くため、カーソルでのシンボルの貼り付け
位置の選択が面倒である。流れ図の場合には、各シンボ
ルが連絡線できちんと連続するように描画する必要があ
るので、特に面倒である。
【0006】ここで、従来、SFCを直接に描画するこ
とが面倒であることに鑑みて、特開平7−334216
号公報に記載のように、表計算ソフトウエアでSFC用
の表データを作成し、その表データを展開することでS
FCの流れ図を作成することも提案されているが、表デ
ータでSFCを表現することは時間が掛かると共に実際
のSFCの図でないことから入力ミスが発生するおそれ
がある。
【0007】次に、上記シーケンス制御を行うコントロ
ーラのアプリケーションプログラムを開発し実行する場
合には、機能仕様書の作成から実際にコントローラにプ
ログラムを組み込むまでの間に、それぞれ独立した複数
の作業が行われることから、実際にコントローラに組み
込まれたシーケンスプログラム(実行プログラム)と仕
様書との間に食い違いが生じ易い。このことは、プログ
ラムの品質の低下を招く原因となるという問題がある。
【0008】また、一度作成したシーケンスを変更する
場合は、仕様書とプログラムのSFC図を両方変更しな
ければならず、設計効率が悪かった。さらに、試験時で
は、仕様書とプログラムのSFC図を両方見ながら試験
を行なわなければならず、試験効率も低下していた。ま
た、上記特開平7−334216号公報では、展開した
SFC図を実行形式のプログラムに展開する旨が記載さ
れているが、対象とする各コントローラのCPUなどの
演算部の方式に応じて実行形式のプログラムを個々に作
成及びテストする必要があり、複数種のコントローラで
同一のシーケンス制御をそれぞれ行うためには、そのコ
ントローラのマシン語等に応じた実行形式のプログラム
にコンバートしなければならないため、保守が大変であ
る。
【0009】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、簡易にSFCなどの流れ図を描画した
り、シーケンスプログラムの開発を容易にすることを課
題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に記載した発明は、表計算ソ
フトウエアで使用される(m行×n列)のセルから構成
されるシートを表示する表示手段と、複数のシンボルを
格納したシンボル格納部と、そのシンボル格納部から特
定のシンボルを選択するシンボル選択手段と、セルを選
択するセル選択手段と、シンボル選択手段によって選択
されたシンボルを、上記表示手段に表示されているシー
トにおけるセル選択手段で選択されたセルに対応した位
置に貼り付ける貼付手段とを備え、上記シンボルの貼付
を繰り返すことで流れ図を作成する描画システムであっ
て、上記貼付手段は、上記シートのセルを、複数行×複
数列のセル群からなるエリア単位に仮想的に分割し、選
択されたセルを含むエリアにおける所定位置に対し選択
されたシンボルの貼り付けを行うことを特徴とするもの
である。
【0011】ここで、貼付とは、自動的にシンボルを描
画する場合も含まれる。本発明によれば、選択するセル
の位置、つまり貼付の開始位置などを正確に選択(指
示)しなくても、対象とするエリアの所定位置に正確且
つ自動的にシンボルが貼り付く。つまり、表計算ソフト
ウエア用のシート上で、SFCシンボル選択ツールバー
に表示しているシンボル名称を選択する等のシンボル選
択によって、流れ図のシンボルが、自動的にシート上に
おける正しい位置に描画されて一連のシンボルが連続す
るように容易に作成される。
【0012】特に、シンボルを貼り付ける各エリアは、
複数行×複数列のセル群からなるので、シンボル内外の
位置に対して、条件や信号名などの情報を書き込むこと
も可能である。なお、シート上には、画像やコメントも
書き込み可能である。次に、請求項2に記載した発明
は、請求項1に記載した構成に対し、上記流れ図のシン
ボルは、SFCのシンボルであることを特徴とするもの
である。
【0013】次に、請求項3に記載した発明は、請求項
1または請求項2に記載した構成に対し、編集手段を有
し、該編集手段は、セル選択手段で選択されたセルを含
むエリア単位に削除、複写、移動、挿入、貼付を行うこ
とを特徴とするものである。本発明によれば、図形式の
シンボルを、表形式の各セルの位置を意識しなくても、
選択した範囲を含む決められたエリア単位で、挿入、削
除、コピーなどの編集作業を容易に行える。
【0014】次に、請求項4に記載した発明は、表計算
ソフトウエアで使用される(m行×n列)のセルから構
成されるシートを表示する表示手段と、ファンクション
ブロック図用の複数のシンボルを格納したシンボル格納
部と、そのシンボル格納部から特定のシンボルを選択す
るシンボル選択手段と、セルを選択するセル選択手段
と、シンボル選択手段によって選択されたシンボルを、
上記表示手段に表示されているシートにおけるセル選択
手段で選択されたセル位置に貼り付ける貼付手段とを備
え、上記シンボルの貼付を繰り返すことでファンクショ
ンブロック図の流れ図を作成する描画システムであっ
て、上記シート内に命令用シンボルを貼り付け可能な領
域と、当該命令用シンボルを貼付不能な領域を特定し、
シンボル選択手段で選択されたシンボルの種類と、セル
選択手段で選択されたセルを含む領域の属性とを比較
し、貼付不能な場合には貼付を禁止する貼付制限手段を
備えると共に、上記貼付手段は、選択手段で選択された
シンボルが命令用シンボルの場合には、選択されたセル
をエリアとして当該エリアを囲む枠を描画すると共に、
該枠内に選択されたシンボルを貼り付けることを特徴と
するものである。
【0015】本発明によれば、表計算ソフトウエアのシ
ート上で、「FB図命令シンボル選択ツールバー」に表
示しているシンボルの名称を選択するなどのシンボルの
選択だけで、FB図形式の命令シンボルが、自動的に描
画され、トランジション用論理回路等の仕様書が容易に
作図できる。次に、請求項5に記載した発明は、請求項
4に記載した構成に対し、編集手段を有し、該編集手段
は、セル選択手段で選択されたセルを含むエリア単位に
削除、複写、移動を行うと共に、異なる領域をまたがっ
たセル選択での編集を禁止することを特徴とするもので
ある。
【0016】本発明によれば、図形式のシンボルを、表
形式のセルの位置を意識しなくても、選択した範囲を含
む決められたエリア単位や領域単位で、挿入、削除、コ
ピー、貼り付けを容易に行える。次に、請求項6に記載
した発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに記載した
構成に対し、表計算ソフトウエアが組み込まれていて、
該表計算ソフトウエアで、少なくとも上記シンボルを貼
り付けた各エリア内のセルに対し、名前、タグ、条件な
どの情報を書き込み可能となっていることを特徴とする
ものである。
【0017】本発明によれば、描画システム自体に表計
算ソフトウエアが組み込まれていることで、上述のシン
ボル貼付後の条件などの情報の書き込みが容易となる。
また、各描画システムの手段を表計算ソフトウエアのV
BA(VisualBasic For Applic
ation)等のマクロとして表現すると、表計算ソフ
トウエアの操作方式と同様な操作で描画が可能となる。
【0018】次に、請求項7に記載した発明は、表計算
ソフトウエアで使用される(m行×n列)のセルから構
成されるシートを表示する表示手段と、複数のシンボル
を格納したシンボル格納部と、そのシンボル格納部から
特定のシンボルを選択するシンボル選択手段と、セルを
選択するセル選択手段と、シンボル選択手段によって選
択されたシンボルを、上記表示手段に表示されているシ
ートにおけるセル選択手段で選択されたセルに対応した
位置に貼り付ける貼付手段とを備え、上記シンボルの貼
付を繰り返すことで流れ図を作成する描画システムと、
上記描画システムで作成されたシート上の流れ図の図形
情報を解析し、当該図形情報を、当該流れ図の動作手順
を定義したバイナリデータからなる流れ図動作定義情報
に変換する変換手段とを備えることを特徴とするプログ
ラム開発システムを提供するものである。
【0019】本発明によれば、描画システムで作成した
流れ図を、各コントローラに応じた実行プログラム自体
ではなく、汎用性のある流れ図動作定義情報に変換する
ので、その流れ図動作定義情報を解析・展開するプログ
ラムを対象とするコントローラに組み込むだけで、それ
ぞれのコントローラで同一のシーケンス制御が可能とな
る。すなわち、シーケンス制御を行うコントローラの種
類が異なっても、流れ図動作定義情報を定義するまでの
開発・保守などを1つの作業で済ますことができる。
【0020】また、流れ図動作定義情報は、バイナリデ
ータであるので、対象とするコントローラに組み込むプ
ログラムでの処理が容易化する。次に、請求項8に記載
した発明は、請求項7に記載した構成に対し、上記描画
システムは、請求項1〜請求項6のいずれかに記載した
描画システムであることを特徴とするものである。
【0021】本発明によれば、上述のように流れ図の描
画自体が容易化する。次に、請求項9に記載した発明
は、シーケンス制御を行うコントローラにおいて、流れ
図の動作手順を定義したバイナリデータからなる流れ図
動作定義情報と、上記流れ図動作定義情報を順次解析
し、対応する流れ図の動作に対応する動作指令を上記コ
ントローラに対応した出力信号として順次当該コントロ
ーラの演算部に出力するデータ解析手段と、を備えるこ
とを特徴とするコントローラを提供するものである。
【0022】本発明によれば、対象とするコントローラ
の演算部(CPUなど)が異なっても、データ解析手段
を組み込むことで、同一の流れ図動作定義情報で、同一
のシーケンス制御を各コントローラで実行可能となる。
次に、請求項10に記載した発明は、請求項7又は請求
項8に記載したプログラム開発システムと、請求項9に
記載したコントローラとを備えたプログラム実行システ
ムにおいて、制御動作状態ファイルを備えて、上記デー
タ解析手段は、実行した制御動作の状態を上記制御動作
状態ファイルに出力・更新すると共に、上記描画システ
ムで作成したシート上の流れ図を解析して当該流れ図の
各シンボルに対応したモニタ用のデータを作成するデー
タ作成手段と、上記制御動作状態ファイル中のデータ及
びデータ作成手段の作成したモニタ用データに基づき、
実行済み及び実行中の少なくとも一方の動作に対応する
シート上のシンボル若しくはシンボルに対応する位置の
色を変更するモニタリング手段とを備えることを特徴と
するプログラム実行システムを提供するものである。
【0023】本発明によれば、実行済みのシンボルや実
行中のシンボルが視認可能となる。次に、請求項11に
記載した発明は、請求項10に記載した構成に対し、上
記制御動作状態ファイル中のデータ及びデータ作成手段
の作成したモニタ用データに基づき、実行中の動作に対
応するシート上のシンボルを特定し、シート上における
特定したシンボル位置が、常に表示手段に表示されるよ
うに、シートの表示位置をスクロール調整する表示位置
調整手段と、表示手段へのシートの表示位置を固定にす
る表示位置固定手段とを備えることを特徴とするもので
ある。
【0024】本発明によれば、モニタリング中に実行中
ステップを自動で追い掛け常に画面上に表示するように
したり、実行中ステップとは関係なく表示させたい流れ
図の箇所をそのままモニタする「通常モニタ」が出来
る。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照しつつ説明する。図1は、本実施形態に係るシステ
ム構成図であり、表示手段を構成するディスプレイ1
と、そのディスプレイ1の表示の制御などを行う開発装
置2と、その開発装置2にLANなどで接続された各コ
ントローラ3A、3Bとを備える。
【0026】上記開発装置2は、描画手段2A、変換手
段2B、及びモニタ手段2Cを備える。描画手段2A
は、描画システムを構成し、図2に示すように、セル選
択手段4、シンボル選択手段5、SFC用貼付手段7、
SFC用編集手段8、FB用貼付手段9、FB用編集手
段10、及び貼付制限手段11を備えると共に、表計算
ソフトウエアであるMS−EXCEL(商標名:以下、
単にシンボル格納部6と呼ぶ)が組み込まれている。
【0027】ここで、本実施形態で使用される表計算用
のシート13は、タイトル等の一部のセルを除く全セル
13aの属性にプロテクトが掛かっている。また。説明
上、図面上では、各セル13aを区画する線を図示して
いるが、実際には、線は見えない。またSFC用のシー
ト13は、図3に示すように、6列×4行単位に仮想的
に区画され、それぞれの区画がエリア14を構成する。
なお、エリア14の大きさは、行方向には同じ大きさ
(同一行単位の繰り返し)であることが好ましいが、列
方向には、同一である必要はない。例えば、アクション
用のシンボルを貼り付けるエリア14部分の列数を5列
などに設定されていても良い。図3では、エリア14の
区画の線14aが分かり易いようにセル13aの線から
わざとずらして図示している。また、エリア14を区画
する線も見えない。
【0028】また、FB用のシート13は、奇数列が命
令シンボル用の領域に、偶数列が命令シンボルの貼り付
け禁止領域に、仮想的に区画されている。この区画の線
も見えない。なお、結線用シンボルは、いずれの領域に
も貼付可能である。なお、本実施形態では、上記エリア
14毎の情報を持っているわけではなく、エリア14の
(行数×列数)情報だけを有して、必要に応じて計算し
て、対象とするエリア14に含まれるセル13aを求め
ている。
【0029】セル選択手段4は、不図示のマウス等を操
作することで移動する、選択された(アクティブな)セ
ル番号を入力して、出力する。シンボル選択手段5は、
各シンボルに対応するシンボル選択ボタンをそれぞれ有
すると共に、各シンボル選択ボタンとシンボル格納部6
に格納されているシンボルとを対応付け、選択されたシ
ンボル情報を出力する。上記シンボル格納部6は、例え
ばシンボル用ブック内で構成する。また、上記シンボル
選択ボタンとしては、SFC用の選択ボタンとFB用の
選択ボタンの二種類がある。
【0030】また、SFC用貼付手段7は、上記SFC
用のシンボルボタンが選択された場合に起動し、セル選
択手段4から選択されているセル番号(行番号、列番
号)を入力すると共に、シンボル選択手段5から選択さ
れたシンボルの格納アドレスを入力する。続いて、セル
番号からそのセル番号が属するエリア14を計算し、そ
のエリア14に属する全てのセル13aのプロテクトを
解除した後、選択されたシンボルをそのエリア14の中
央部に貼り付け、再度、当該エリア14に属するセル1
3aの属性をプロテクト状態とする。ただし、シンボル
の種類により条件や信号名を入力するセルのプロテクト
は解除されている。
【0031】例えば、図4に示すような流れによって貼
り付け処理が行われる。すなわち、ステップS10にて
現在のシートについての情報を取得した後、ステップS
20に移行し、現在のシートがSFC用のシートか否か
を判定し、SFC用のシートでなければ、ステップS3
0に移行しエラーメッセージを出力して処理を終了す
る。一方、ステップS20にてSFC用のシートと判定
した場合には、ステップS40に移行し、アクティブと
なっているセル番号を取得して、ステップS50に移行
する。
【0032】ステップS50では、作成範囲内か否かを
判定し、範囲外の場合にはステップS60に移行してエ
ラーメッセージを出力して処理を終了する。一方、範囲
内と判定した場合には、ステップS70に移行して、シ
ートのプロテクトを解除してステップS80に移行す
る。ステップS80では、現在のシートの全領域を選択
し、ステップS90にて、一時的にコピーしておき、ス
テップS100に移行してバックアップシートを選択
し、ステップS110にてオブジェクトの消去を行った
後、ステップS120にてバックアップシートにコピー
内容を貼り付ける。
【0033】次に、ステップ130に移行して、シンボ
ル格納部であるシンボル用ブックを選択し、さらにステ
ップS140にてシンボル用シートを選択した後、ステ
ップS150に移行する。ステップS150では、該当
シンボルを選択し、ステップS160にてそのシンボル
をコピーする。続いて、ステップS170にて、SFC
シートを選択して、ステップS180に移行する。
【0034】ステップS180では、アクティブセル
(選択されたセル)のスタート行番号を取得し、また、
ステップS190にて、アクティブセルのエンド行番号
を取得する。さらに、ステップS200にてアクティブ
セルのスタート列番号を取得し、また、ステップS21
0にてアクティブセルのエンド列を取得して、ステップ
S220に移行する。
【0035】ステップS220では、アクティブセルを
含むエリアのスタート行番号を計算により求めた後、ス
テップS230にて、当該エリアのエンド行番号を計算
にて求める。また、ステップS240にてエリアのスタ
ート列番号を計算により求めた後、ステップS250に
て、当該エリアのエンド列番号を計算にて求め、ステッ
プS260に移行する。
【0036】ステップS260では、求めたエリアのス
タートセルを選択し、位置を取得し、また、ステップS
270にて、求めたエリアのエンドセルを選択し、位置
を取得した後、ステップS280に移行する。ステップ
S280では、求めたエリアのスタートセル〜エンドセ
ルまでを選択状態とし、ステップS290にて、上記エ
リア中に選択したシンボルを貼り付けて、ステップS3
00に移行する。エリア中における相対的な貼り付けの
開始位置(セル)を求めて、その開始位置が選択された
ように貼り付ければ良い。
【0037】ステップS300では、次のエリアを選択
した後、ステップS310で再びプロテクト状態として
処理を終了する。また、SFC用編集手段8は、編集ボ
タンが押されると起動する。なお、編集ボタンとして
は、例えばコピー、貼り付け、挿入、削除がある。該S
FC用編集手段8は、起動すると、セル選択手段4から
現在選択されているセル番号を入力して、該セル番号が
属するエリア14を計算し、該エリア14の属する全て
のセル13aのプロテクトを解除した後に、選択された
処理を当該エリア14単位(当該エリア14に属するセ
ル群単位)に行う。
【0038】なお、貼り付けの場合は、コピーしたエリ
アを、現在選択しているエリアを先頭とする、コピーし
たエリアと同じ大きさのエリアヘ上書きする「現在の位
置貼付け」と、現在選択しているエリアを合む右の各エ
リアを、コピーしたエリアと同じ幅分、右に移動してか
ら貼り付ける「右方向にシフト貼り付け」と、現在選択
しているエリアを合む下の各エリアを、コピーしたエリ
アと同じ高さ分、下に移動してから貼り付ける「下方向
にシフト貼り付け」とがある。
【0039】また、挿入の場合は、現在選択エリアを含
む右側にある全てのエリアを、選択エリアと同じ幅分、
右に移動する「右方向にシフト挿入」と、現在選択エリ
アを合む下側にある全てのエリアを、選択エリアと同じ
高さ分、下に移動する「下方向にシフト挿入」と、現在
選択しているエリアを構成する列を合む右の各列を、選
択エリアを構成する列数分、右に移動する「列全体挿
入」と、現在選択しているエリアを構成する行を合む下
の各列を、選択エリアを構成する行数分、下に移動する
「行全体挿入」とがある。
【0040】さらに、削除の場合は、現在選択している
エリアを削除する「現在の位置削除」と、現在選択して
いるエリアを削除してから、現在選択エリアを合む右側
にある全てのエリアを削除した幅分、左に移動する「左
方向にシフト削除」と、現在選択しているエリアを削除
してから、現在選択エリアを合む下側側にある全てのエ
リアを、削除した高さ分、上に移動する「上方向にシフ
ト削除」とがある。また、現在選択しているエリアを構
成する列を削除してから、選択エリアを構成する列より
右の各列を、削除した列数分、左に移動する「列全体削
除」と、現在選択しているエリアを構成する行を削除し
てから、選択エリアを構成する行より下の各行を、削除
した行数分、上に移動する「行全体削除」とがある。
【0041】次に、FB用貼付手段9は、上記FB用の
シンボル選択ボタンが選択された場合に起動し、セル選
択手段4から選択されているセル番号(行番号、列番
号)を入力すると共に、シンボル選択手段5から選択さ
れたシンボルの格納アドレスを入力する。続いて、シン
ボルが命令用のシンボルの場合には、選択されたセル番
号に対応するセル13aのプロテクトを解除し、選択さ
れたセル番号のセル13aを囲うように(2つ選択され
ている場合には2つのセル13aを囲うように)枠を描
画すると共に、その枠内における上部に選択された「A
ND」などのシンボルを貼り付ける。その後、再び対応
するセル13aの属性をプロテクト状態とする。
【0042】また、結線用のシンボルを選択された場合
には、選択されたセル番号のセル13aのプロテクトを
解除して当該セル13a内に横線を貼り付ける(若しく
は描画する)。その後、再びプロテクト状態とする。例
えば、図5に示すような処理の流れによって貼り付け処
理が行われる。すなわち、ステップS500にて、選択
されたセルの列数が1列か否かを判定し、1列でなけれ
ば、ステップS510に移行し、1列であれば、ステッ
プS520に移行する。ステップS510では、行を変
えることなく複数選択状態をアクティブセルを含む1列
だけの再選択状態として、ステップS520に移行す
る。 ステップS520では、現在のシートを取得した
後に、ステップS530にて、当該現在のシートがFB
図シート(LGCシート)か否かを判定し、FB図シー
トでない場合には、ステップS540にてエラーメッセ
ージを出力した後処理を終了する。
【0043】一方、FB図シートの場合には、ステップ
S550に移行し、選択されたセル位置がシンボル描画
可能領域か否かを判定し、描画可能領域でない場合に
は、ステップS555に移行し、エラーメッセージを出
力して処理を終了する。一方、ステップS550で描画
可能領域と判定した場合には、ステップS560に移行
して、選択セル位置がシンボル描画可能列か否かを判定
し、描画可能列と判定した場合にはステップS620に
移行する。一方、描画可能列でないと判定した場合に
は、ステップS570に移行する。
【0044】ステップS570では、結線のみが貼付可
能なため命令用シンボルは描画不可のメッセージを出力
した後、左列若しくは右列への移動、又はキャンセルの
いずれかの選択を促し、ステップS580に移行する。
ステップS580では、描画キャンセルが選択されたか
否かを判定し、キャンセルが選択された場合には処理を
終了する。一方、キャンセルが選択されない場合には、
ステップS590に移行し、左側への移動が選択された
か否かを判定し、左側への移動が選択された場合には、
ステップS610にて、選択セルを左に一列移動させ、
一方、右側への移動が選択された場合には、ステップS
600にて、選択セルを右に一列移動させ、それぞれス
テップS620に移行する。
【0045】ステップS620では、シートのプロテク
ト解除を行い、ステップS630に移行する。ステップ
S630では、現在のシートの全領域を選択し、ステッ
プS640にて、一時的にコピーしておき、ステップS
650に移行してバックアップシートを選択し、ステッ
プS660にてオブジェクトの消去を行った後、ステッ
プS670にてバックアップシートにコピー内容を貼り
付ける。
【0046】次に、ステップ680に移行して、FB図
シートを選択して、ステップS690に移行する。ステ
ップS690では、選択中のセルの外枠に所定の線で描
画して枠を描画し、該枠内に所定の色つけ(色情報の設
定)をし、ステップS700にて、上記選択中のセルの
最上部セルに選択されたシンボルの文字や記号などを貼
り付けて(又は描画して)し、続けてステップS710
にて、再度シートにプロテクトを掛けた後に処理を終了
する。
【0047】また、FB用編集手段10は、編集ボタン
が押されると起動する。なお、編集ボタンとしては、コ
ピー、貼り付け、挿入、削除などがある。該FB用編集
手段10は、起動すると、セル選択手段4から現在選択
されているセル番号(複数のセル13aが選択されてい
る場合には範囲情報)を入力し、該セル番号のセル13
aのプロテクトを解除した後に、選択された処理を当該
セル13a単位に行う。
【0048】なお、貼り付けの場合は、コピーしたエリ
アを、現在選択しているエリアを先頭とするコピーした
エリアと同じ大きさのエリアヘ上書きする「現在の位置
貼付け」と、現在選択しているエリアを合む右の各エリ
アを、コピーしたエリアと同じ幅分、右に移動してから
貼り付ける「右方向にシフト貼り付け」と、現在選択し
ているエリアを合む下の各エリアを、コピーしたエリア
と同じ高さ分、下に移動してから貼り付ける「下方向に
シフト貼り付け」とがある。
【0049】また、挿入の場合は、現在選択エリアを含
む右側にある全てのエリアを、選択エリアと同じ幅分、
右に移動する「右方向にシフト挿入」と、現在選択エリ
アを含む下側にある全てのエリアを、選択エリアと同じ
高さ分、下に移動する「下方向にシフト挿入」と、現在
選択しているエリアを構成する列を合む右の各列を、選
択エリアを構成する列数分、右に移動する「列全体挿
入」と、現在選択しているエリアを構成する行を合む下
の各列を、選択エリアを構成する行数分、下に移動する
「行全体挿入」とがある。
【0050】さらに、削除の場合は、現在選択している
エリアを削除する「現在の位置削除」と、現在選択して
いるエリアを削除してから、現在選択エリアを含む右側
にある全てのエリアを、削除した幅分、左に移動する
「左方向にシフト削除」と、現在選択しているエリアを
削除してから、現在選択エリアを含む下側側にある全て
のエリアを、削除した高さ分、上に移動する「上方向に
シフト削除」とがある。また、現在選択しているエリア
を構成する列を削除してから、選択エリアを構成する列
より右の各列を、削除した列数分、左に移動する「列全
体削除」と、現在選択しているエリアを構成する行を削
除してから、選択エリアを構成する行より下の各行を、
削除した行数分、上に移動する「行全体削除」とがあ
る。
【0051】また、貼付制限手段11は、上記FB用貼
付手段9でシンボルの貼り付け前、及びFB用編集手段
10での実際の処理が行われる前に起動されて、選択さ
れたシンボルが命令用シンボルである場合には、選択さ
れたセル13aの列が、命令用書き込み可能な領域であ
る奇数列か否かを確認し、そうでなければエラーを出力
してセル13aの選択位置を一つ左側若しくは右側に移
動する。なお、移動方向は、別の選択ボタンによって選
択可能となっている。
【0052】また、表計算ソフトウエア12を起動する
ことで、各セル13aに動作、条件などの情報を書き込
み可能となっている。なお、本実施形態では、上記シン
ボル選択用ボタンなどは表計算ソフトウエア12のツー
ルバーに設定され、上記手段は、VBA等のマクロによ
って実現している。他のボタンや手段も同様である。
【0053】次に、変換手段2Bは、図6に示すよう
に、テキスト展開部20と定義情報変換部22とを備え
る。該変換手段2Bは、コンバートボタンが選択される
と起動し、テキスト展開部20→定義情報変換部22の
順に処理が行われる。テキスト展開部20は、上記SF
C若しくはFBの流れ図を描画したシート13を入力
し、該シート13上をスキャンニングして流れ図の図形
情報を解析しながら、当該シート13上の流れ図の図形
情報をテキストデータに展開し、その展開したテキスト
データをCSV形式などのテキストファイル21に出力
する。
【0054】定義情報変換部22は、上記テキストファ
イル21を入力し、テキストのタグNo.をコントロー
ラ3A、3Bでの相対アドレスに変換すると共に、実行
し易い順番に並び替える等、バイナリデータからなる定
義情報をバイナリーデータ定義ファイル23に出力す
る。上記変換手段2Bは、例えば図7に示す処理で行わ
れる。なお、図7では、SFCの流れ図とFBの流れ図
の両方を同期をとって連続して定義データに変換する場
合を例示している。この図7に示す処理は、最初にステ
ップ情報とトランジジョン情報を抽出し、次にステップ
に対応したアクション情報を抽出する。その後、分岐線
の種類と移行先のステップを左から順番に抽出し、さら
にFB図の出力とそれにつながっているシンボルの種類
と信号を抽出しCSV形式のテキストファイル21に格
納する。最後に、テキストデータのタグNo.をコント
ローラ3A、3Bの相対アドレスに変換して並び替え、
バイナリーデータ定義ファイル23に格納する。
【0055】すなわち、ステップS1010にて、図形
情報中にステップが有るか否かを判定し、ステップがあ
る場合には、ステップS1020に移行し、一方、ステ
ップでない場合には、ステップS1030に移行して、
トラジションがあるか否かを判定し、トラジションがあ
る場合には、ステップS1040に移行する。ステップ
S1020では、ステップの番号及びセル位置を格納
し、ステップS1040では、トラジション内容及びそ
のセル位置を格納し、ステップS1050に移行する。
【0056】ステップS1050では、全てのエリアに
ついて処理が終了していない場合には、ステップS10
10に移行し、全てのエリアについて処理が終了したと
判定した場合には、ステップS1060に移行する。ス
テップS1060では、対象とするステップに対応する
アクションがあるか否かを判定し、アクションが有ると
判定した場合には、ステップS1070に移行し、アク
ションが無いと判定した場合には、ステップS1080
に移行する。
【0057】ステップS1070では、アクション内容
及びタグ番号を格納して、ステップS1080に移行す
る。ステップS1080では、全てのステップについて
処理が完了したか否かを判定し、完了していない場合に
はステップS1060に移行し、一方、完了した場合に
は、ステップS1090に移行する。
【0058】ステップS1090では、最初に格納した
ステップの位置に移動した後に、ステップS1095に
て、ステップの下に縦線があるか否かを判定し、有ると
判定した場合にはステップS1100に移行し、縦線が
無いと判定した場合には、ステップS1180に移行す
る。ステップS1100では、縦線に分岐線が有るか否
かを判定し、分岐線が有ると判定した場合には、ステッ
プS1110に移行し、無いと判定した場合には、ステ
ップS1180に移行する。
【0059】ステップS1110では、最も左のステッ
プに移動した後に、ステップS1120にて、該当列に
線の繋がっている移行先ステップがあるか否かを判定
し、有ると判定した場合にはステップS1130に移行
し、無いと判定した場合には、ステップS1160に移
行する。ステップS1130では、並列分岐状態か否か
を判定し、並列分岐と判定した場合には、ステップS1
140に移行し、並列分岐でないと判定した場合にはス
テップS1150に移行する。
【0060】ステップS1140では、トラジションタ
グとその下のステップNo.と並列分岐を関連付けて格
納し、一方、ステップS1150では、トラジションタ
グとその下のステップNo.と選択分岐を関連付けて格
納し、それぞれステップS1160に移行する。ステッ
プS1160では、分岐線の1つ右にあるステップに移
動し、ステップS1195にて、ステップ数分終了した
か否かを判定する。終了したと判定した場合には、ステ
ップS1200に移行し、終了していないと判定した場
合には、ステップS1095に移行する。
【0061】ステップS1200から、FB図シートの
処理を開始し、FB図出力線が有るか否かを判定し、有
ると判定した場合にはステップS1210に移行し、無
いと判定した場合にはステップS1220に移行する。
ステップS1210では、ブロックの左へ線をサーチ
し、シンボルの接続エリアを格納した後、ステップS1
220に移行する。
【0062】ステップ1220では、全ての出力線の処
理が終了したか否かを判定し、終了したと判定した場合
には、ステップS1230に移行し、一方、終了してい
ないと判定した場合には、ステップS1200に移行す
る。ステップS1230では、接続エリアの左上から線
を右にサーチする処理を行い、ステップS1240に
て、シンボル有りと判定した場合にはステップS125
0に移行し、一方、シンボル無しと判定した場合にはス
テップS1280に移行する。
【0063】ステップS1250では、シンボルの端子
数を格納し、続いてステップS1260にて、端子に接
続されているタグを格納する。そして、ステップS12
70で全ての端子に関して処理が完了したと判定すると
ステップS1280に移行する。ステップS1280で
は、一つのエリア内の処理が終了したか判定し、終了し
ていないと判定した場合には、ステップS1240に移
行し、一方、終了したと判定した場合にはステップS1
290に移行する。ステップS1290では、次のエリ
アへの移動処理を行い、続いてステップS1300に
て、全てのエリアについて処理が完了したか否かを判定
する。完了したと判定したと判定した場合にはステップ
S1310に移行し、完了していないと判定した場合に
はステップS1230に移行する。
【0064】ステップS1310では、上述のように解
析・展開したデータをテキストファイルに格納した後
に、ステップS1320に移行して定義情報変換部の処
理に移行する。ステップS1320では、テキストファ
イル中のテキストのタグNo.を相対アドレスに変換し
た後に、ステップS1330に移行し、実行しやすい順
番に、テキストの並び替えなどの処理を加えた後に、ス
テップS1340にて、バイナリーデータ定義情報とし
てバイナリーデータ定義ファイルに出力し、処理を終了
する。
【0065】図6中、符号24は各種のローダを示し、
該ローダは、上記バイナリーデータ定義ファイル23中
のデータをそれぞれ各コントローラ3A、3Bのメモリ
中のバイナリーデータ定義ファイル30,40にロード
する。各シーケンス制御を行うコントローラ3A、3B
のプログラムメモリ中には、そのコントローラ3A、3
Bの演算部、特にCPUに対応したデータ解析手段3
1,41が組み込まれていると共に、制御動作の状態デ
ータを格納する制御動作状態ファイル32,42が組み
込まれている。
【0066】各データ解析手段31,41は、上記バイ
ナリーデータ定義ファイル30,40中の定義データを
解析しながら、対応する流れ図で描画されたシーケンス
定義を実行する命令を、コントローラ3A、3Bの演算
部に出力すると共に、制御動作状態ファイル32,42
に対し実行ステップ番号や実行状態フラグなどの制御動
作の状態情報を出力する。
【0067】このデータ解析手段31,41は、組み込
まれるコントローラ3A、3Bの種類によって個別に組
まれたプログラムである。また、モニタ手段2Cは、モ
ニタリング手段50、データ作成手段51、表示位置調
整手段52、及び表示位置固定手段53を備える。モニ
タリング手段50は、モニタ開始ボタンが選択されると
起動し、まず、データ作成手段51を起動して当該流れ
図の図柄情報に対応するモニタ用のデータ54(各ステ
ップの位置など)を作成する。続いて、対応するコント
ローラ3A、3B中の制御動作状態ファイル32,42
のデータを所定間隔で周期的に入力して読み出し格納フ
ァイル55に格納すると共に、該読み出し格納ファイル
55中のデータに基づき、実行済み及び実行中のステッ
プなどのシンボルを特定し、モニタ用データから対象と
するシンボル位置を特定し、対象とするシンボルに対応
するセル13aの色情報を変更する。なお、実行済みと
実行中とは色を変える。
【0068】なお、色クリアボタンが選択されると、シ
ート13上の全ての黒色以外の色情報を初期化する。ま
た、モニタ状態において、追いかけモニタボタンが選択
されると、表示位置調整手段52が起動する。該表示位
置調整手段52は、所定時間毎に、上記読み出し格納フ
ァイル55中のデータに基づき現在実行中のシンボルを
タグNo.等により特定し、特定した実行中のシンボル
の位置をモニタ用データから特定し、該シンボルを含む
セル13aの位置が表示部の上下方向略中央部に移動す
るように制御する。
【0069】上記モニタ手段の処理は、例えば図8に示
すように行われる。すなわち、まずステップS1500
にて、現在のシートがアクティブ状態か否かを判定し、
アクティブ状態と判定すればステップS1520に移行
し、アクティブ状態でないと判定した場合には、ステッ
プS1510にてシートをアクティブ状態としてからス
テップS1520に移行する。
【0070】ステップS1520では、シートのプロテ
クトを解除した後に、ステップS1530に移行し、処
理前のアクティブセル位置を取得して、ステップS15
40に移行する。ステップS1540では、モニタの設
定が済んでいるかどうかを判定し、済んでいないと判定
した場合には、ステップS1550に移行し、済んでい
る場合にはステップS1570に移行する。
【0071】ステップS1550では、モニタするセル
のタグNo.を抽出し、ステップS15560にてモニ
タするセルの位置を取得した後にステップS1570に
移行する。ステップS1570では、タグNo.のデー
タをコントローラ側から読み出し、続いてステップS1
580にて、読み出したデータをファイル55に格納
し、ステップS1590に移行する。
【0072】ステップS1590では、前回の値データ
がオンか否かを判定し、オンであれば、ステップS16
00に移行し、オンでなければステップS1670に移
行する。ステップS1600では、今回の値データがオ
ンか否かを判定し、オンであればステップS1610に
移行し、オンでなければ、ステップS1620に移行す
る。
【0073】ステップS1610では、対象とするセル
を実行中の色に変えてステップS1630に移行する。
ステップS1630では、追いかけモニタモード(実行
中のシンボルを常に表示するモード)か否かを判定し、
追いかけモニタモードと判定した場合には、ステップS
1640に移行する。一方、追いかけモニタモードでな
いと判定した場合には、ステップS1670に移行す
る。
【0074】ステップS1640では、対象とするセル
がステップのセルか否かを判定し、ステップのセルでな
いと判定した場合にはステップS1670に移行し、ス
テップのセルと判定した場合にはステップS1650に
移行する。ステップS1650では、実行中のステップ
のセル位置を取得し、ステップS1660にて、実行中
のステップのセルをアクティブにした後、ステップS1
680に移行する。
【0075】一方、ステップS1620では、対象とす
るセルの属性を実行済みを表す色情報に変更した後に、
ステップS1670に移行する。ステップS1670で
は、処理前のアクティブセル位置をアクティブ状態とし
て、ステップS1680に移行する。ステップS168
0では、今回値を前回値に転送し、続けて、ステップS
1690にてシートに再びプロテクトを掛けてからステ
ップS1700に移行する。
【0076】ステップS1700では、リフレッシュ周
期後に本プログラムを起動することで、今までの処理を
所定サンプリング時間単位に行う。次に、図9など参照
しながら、上記装置の動作などを説明する。ここで、図
9において、符号13Aは図形式のSFCシンボルを貼
り付ける「SFC定義シート」、符号13Bは図形式の
FB図シンボルを貼り付ける「FB図シート」、符号6
はSFCのシンボルが登録されているシンボル格納部を
構成する「SFCシンボルシート」、符号64はSFC
シンボルを選択する「SFCシンボル選択ツールバ
ー」、符号65は、FB図シンボル選択する「FB図命
令選択ツールバー」、符号2Aは符号64と符号65の
ツールバーで選択されたシンボルを実際に描画する「描
画手段」、符号75はシンボルの編集選択する「編集ツ
ールバー」、符号76は符号75のツールバーで選択さ
れた編集指令により実際に編集を実行する「編集手段
8,10」、符号67はシート13A、13Bの図形情
報をデータ化するコンバート指令を選択する「変換ツー
ルバー」、符号20はシート13A,13Bの図形情報
を「CSV形式などのテキストファイル21」に実際に
コンバートする「テキスト展開部」、符号22はテキス
トファイル21から定義データファイルにコンバートす
る定義情報変換部、符号24Aと符号24Bは、対象と
するコントローラ3A、3Bへバイナリーデータ定義フ
ァイル23をローディングするローダ、符号30と符号
40はコントローラ3A、3Bの中にロードされた「バ
イナリーデータ定義ファイル」、符号31はバイナリー
データ定義ファイル30のデータを解析し(DCS)コ
ントローラ3Aの中で13Aと13Bで描画されたSF
Cシーケンス内容を実行させる「DCS用データ解析手
段」、符号41はバイナリーデータ定義ファイル40の
データを解析し(PLC)コントローラ3Bの中でシー
ト13A、13Bで描画されたSFCシーケンス内容を
実行させる「PLC用データ解析手段」、符号32と符
号42はシーケンスの実行ステップ等の状態が格納され
ている「制御動作状態ファイル」、符号24Cと符号2
4Dは、対象とするコントローラ3A、3Bからデータ
を読み出す「コントローラデータ読出し用のローダ」、
55はコントローラ3A、3Bから読み出されたデータ
を格納する「読み出し格納ファイル」、符号73は、モ
ニターの開始/停止を選択する「モニタツールバー」、
2Cは、シート13A、13Bの図形シンボルの色変え
モニターを実際に行う「モニタ手段」である。
【0077】そして、使用者が、図9のSFC定義シー
ト13AにSFCシンボル選択ツールバー64の中から
描画したいシンボルを選択し、ステップ,トランジショ
ン,アクションを描画する。このとき、選択されたセル
13a位置にシンボルが貼り付くのではなく、そのセル
13aを含むエリア14の中央に貼り付くので、シンボ
ルの貼り付けが容易である。
【0078】次にFB図シート13BにFB図命令選択
ツールバー65の中から描画したいシンボル名称を選択
し、トランジション用移行条件論理回路等を描画する。
本シート13A、13Bは、仕様書としての位置付けと
して機能し、該シート13A、13Bには、当該機能を
確保するために、シート13上にはコメントやビットマ
ップ等の形式の画像ファイルを貼り付けることができ
る。
【0079】この場合も、命令用シンボルの貼り付け領
域が限定されていると共に、自動的に枠(ブロック)を
描画するのでFB用の流れ図を作成することが容易であ
る。また、描画中に変更を行いたい時は、編集ツールバ
ー75の編集コマンドを選択して図形シンボルの挿入/
削除/追加等を行う。この場合も、SFCの作図中であ
れば、エリア14単位で編集が行われるので、流れ図が
崩れることなく編集が簡易に行われる。
【0080】また、FB図の作図中であっても、命令シ
ンボルの編集エリア14が奇数領域にのみ限定されこと
から、流れ図が崩れることなく編集が簡易に行われる。
上記描画が終ったら、表計算ソフトウエア12自体の機
能によって、それぞれのシート13にコントローラ3
A、3Bの信号(条件など)を追記する。これによっ
て、図10や図11のようなSFC定義シート、及びF
B図定義シートが作成される。
【0081】このとき、SFC図であれば、各シンボル
が貼り付くエリア14は、複数セル13aから構成され
るために、各シンボルの中又はその回りに信号を容易に
書き込み可能である。その後、コンバートツールバー6
7のコンバートを選択することにより、変換手段20が
起動し、図形情報からテキストデータへの展開処理が行
われて、図12のような、テキストファイル21が生成
され、続いて、テキストデータからマルチコントローラ
3A、3B対応データへ展開する定義情報変換部22が
起動して、図13のようなバイナリーデータ定義ファイ
ル23が生成される。
【0082】そして、DCSコントローラ3Aで目的の
シーケンス制御を動作させる場合には、DCSコントロ
ーラ3Aの定義データ用のローダ24Aを起動し、バイ
ナリーデータ定義ファイル23をDCSコントローラ3
Aにロードする。DCSコントローラ3Aには、予めロ
ードされているDCS用データ解析手段31がコントロ
ーラ3A内のバイナリーデータ定義ファイル30を解析
しながら動作しており、SFC定義シート13A及びF
B図シート13Bで描画された、シーケンス定義を実行
する。その際に、同期をとって動作状態ファイル32に
実行ステップ番号や実行状態フラグが出力される。
【0083】また、PLCコントローラ3Bで動作させ
る場合、PLCコントローラ3B定義データ用のローダ
24Bを起動し、バイナリーデータ定義ファイル40を
PLCコントローラ3Bにロードする。PLCコントロ
ーラ3Bには、予めロードされているPLC用データ解
析手段41がコントローラ3B内のバイナリーデータ定
義ファイル40を解析しながら動作しており、SFC定
義シート13A及びFB図シート13Bで描画された、
シーケンス定義を実行する。その際に動作状態ファイル
42に実行ステップ番号や実行状態フラグを出力する。
【0084】ここで、予め各コントローラ3A、3Bに
組み込まれているデータ解析手段31,41は、実行プ
ログラムが異なるものの、描画される流れ図の図形情報
からバイナリーデータ定義ファイル23のデータまでの
処理は、異なるコントローラ3A、3Bであっても共用
される。このため、SFCの仕様を変更する場合でも、
一つのSFC図面の変更及びデータ定義ファイルへのコ
ンバート作業で済む。
【0085】しかも、本実施形態では、表計算ソフトウ
エア12用のシート13で流れ図を作成することで、そ
の流れ図から自動的に上記バイナリーデータ定義ファイ
ル23に変換されるので、仕様書となるSFCの流れ図
とシーケンス制御を実行するためのバイナリーデータ定
義ファイル23が一対一に対応する。次に、実行中のシ
ーケンスをモニタする場合は、モニタツールバー73の
モニタ開始を選択する事により、モニタ手段2Cが起動
し、コントローラ3A、3B読出しデータ格納ファイル
55のデータによりSFC定義シート13A及びFB図
シート13Bの図形式のシンボルが色変わりする。ま
た、「追いかけモニタON」で実行工程に追従して画面
が自動でスクロールし、「追いかけモニタOFF」とす
れば人の選択した工程範囲を固定的にモニタできる。そ
の際に、DCSコントローラ3Aと接続されている場合
は、DCSコントローラ3Aデータ読み出し用のローダ
24Cが、制御動作状態ファイル32からデータを読み
出す。また、PLCコントローラ3Bと接続されている
場合は、PLCコントローラ3Bデータ読み出し用のロ
ーダ24Dが、制御動作状態ファイル42からデータを
読み出す。
【0086】以上の装置では、次のような効果が得られ
る。本発明により下記の効果が得られるので、DCS及
びPLCコントローラ3A、3BのSFC方式のシーケ
ンス制御アプリケーションソフトウエアウェア設計・製
作・試験作業の効率を大幅に高めることができる。表計
算ソフトウエアMS−EXCEL(登録商標)のシート
13上でSFCのシーケンス仕様書を書けば、それがそ
のまま制御シーケンスになるので、ローダや専用の支援
ツールでのインプットが不要となり、人為的なミスが解
消される。
【0087】表計算ソフトウエア12MS−EXCEL
(登録商標)のシート13を使用しているが、表のセル
13aの座標を意識する必要が無く、ツールバーのシン
ボル名称を選択するだけで図形式のSFCシンボルを描
画する事ができる。したがって、ユーザが頭の中で描い
た通りの図形表現が簡易に記述でき、表形式を使用して
インプットしていた方法に比べ、ユーザがデータに変換
する作業とそのデータを手でインプットする作業が不要
となり、人為的なミスが解消される。
【0088】シンボルの挿入,削除,複写等の編集時も
セル13aの行,列の位置を気にしなくても決められた
エリア14に描画されるので、ずれる事が無い。したが
って、従来に比べて修正作業が大幅に軽減する事ができ
る。シーケンスの変更時には、表計算ソフトウエア12
でSFCのシーケンス仕様書を変更すれば、制御シーケ
ンスも変更され、従来の様に仕様書とローダや専用の支
援ツールで作成したプログラムの両方を変更する必要が
無くまた、プログラムを先行で変更した場合の仕様書の
フォローも不要となる。
【0089】ローダや専用の支援ツールの操作を習得し
なくても、表計算ソフトウエア12の操作を知っていれ
ば、殆どの操作が可能である。仕様書上で、ステップ,
トランジション,アクション信号の各状態が、セル13
aの色変えによりモニタリングでき、効率的な試験環境
が提供できる。実行済みのステップは、セル13aの色
がクリアされるまで残っているので、そのまま印刷すれ
ば、「試験成績書」として流用可能である。
【0090】基本命令,応用命令,マシン語が違う異な
る種類のコントローラ3A、3Bであっても、SFC定
義シート13に記述された、SFCシーケンスの実行が
可能である。ここで、上記実施形態では、シーケンス制
御の流れ図として、SFC図とFB図を例示している
が、他のシーケンス動作を示す流れ図であっても適用す
ることができる。
【0091】また、描画システムを構成する描画システ
ムとして、上記描画システムでなくても良い。すなわ
ち、カーソルで選択された位置に単純にシンボルを貼り
付ける描画システムであっても良い。但し、流れ図の描
画作業が面倒となる。
【0092】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のうち
請求項1〜請求項6のいずれかの描画システムを採用す
れば、対応する流れ図の描画が容易となる。また、請求
項7及び請求項8に係るプログラム開発システムを採用
すれば、人為的ミスを少なくシーケンス制御のための実
行プログラムに対応する汎用的なデータ定義情報を作成
することができる。
【0093】そして、請求項9に係る発明を採用する
と、対象とするコントローラ固有の命令コードなどの違
いがデータ解析手段で吸収されて、CPUなどが違うコ
ントローラであっても、同一の流れ図動作定義情報で同
一のシーケンス制御を実行可能となる。また、請求項1
0に係る発明を採用すれば、仕様書となる流れ図のシー
ト上で、ステップ,トランジション,アクション信号な
どの各状態が、セル等の色変えによりモニタリングで
き、効率的な試験環境が提供できる。
【0094】また、請求項11に係る発明を採用すれ
ば、シート上の表示位置を適宜設定可能となる。つま
り、モニタリング中に実行中のシンボルを自動で追い掛
け常に画面上に表示する様に自動でスクロールする「追
い掛けモニタ」と実行中のシンボルとは関係なく、使用
者が表示させたい箇所をそのままモニタする「通常モニ
タ」が出来るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく実施形態に係るシステム構成図
である。
【図2】本発明に基づく実施形態に係る描画手段の構成
図である。
【図3】本発明に基づく実施形態に係るエリアを示す図
である。
【図4】本発明に基づく実施形態に係るSFCシンボル
の貼付処理を示す図である。
【図5】本発明に基づく実施形態に係るFBシンボルの
貼付処理を示す図である。
【図6】本発明に基づく実施形態に係るシステム構成を
示す図である。
【図7】本発明に基づく実施形態に係る変換手段の処理
を示す図である。
【図8】本発明に基づく実施形態に係るモニタ手段の処
理を示す図である。
【図9】本発明に基づく実施形態に係る機能構成図であ
る。
【図10】本発明に基づく実施形態に係るSFC定義シ
ートの例を示す図である。
【図11】本発明に基づく実施形態に係るFB図シート
を示す図である。
【図12】本発明に基づく実施形態に係るCSV形式テ
キストファイルの仕様を示す図である。
【図13】本発明に基づく実施形態に係るバイナリーデ
ータ定義ファイルの仕様を示す図である。
【図14】SFCシーケンス制御設計手順に係る、従来
方式と本発明方式の比較を示した図であり、(a)が従
来方式を(b)が本発明方式の図である。
【符号の説明】
1 ディスプレイ 2 開発装置 2A 描画手段(描画システム) 2B 変換手段 2C モニタ手段 3A、3B コントローラ 4 セル選択手段 5 シンボル選択手段 6 シンボル格納部 7 SFC用貼付手段 8 SFC用編集手段 9 FB用貼付手段 10 FB用編集手段 11 貼付制限手段 12 表計算ソフトウエア 13 シート 13A SFC定義シート 13B FB図シート 13a セル 14 エリア 20 テキスト展開部 21 テキストファイル 22 定義情報変換部 23 バイナリーデータ定義ファイル 24 ローダ 30 バイナリーデータ定義ファイル 31 データ解析手段 32 制御動作状態ファイル 40 バイナリーデータ定義ファイル 41 データ解析手段 42 制御動作状態ファイル 50 モニタリング手段 51 データ作成手段 52 表示位置調整手段 53 表示位置固定手段 54 モニタ用データ 55 読み込みデータ格納ファイル 64 SFCシンボル選択ツールバー 65 FB図命令選択ボタン 67 コンバートツールバー 75 編集ツールバー 76 編集手段

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表計算ソフトウエアで使用される(m行
    ×n列)のセルから構成されるシートを表示する表示手
    段と、複数のシンボルを格納したシンボル格納部と、そ
    のシンボル格納部から特定のシンボルを選択するシンボ
    ル選択手段と、セルを選択するセル選択手段と、シンボ
    ル選択手段によって選択されたシンボルを、上記表示手
    段に表示されているシートにおけるセル選択手段で選択
    されたセルに対応した位置に貼り付ける貼付手段とを備
    え、上記シンボルの貼付を繰り返すことで流れ図を作成
    する描画システムであって、 上記貼付手段は、上記シートのセルを、複数行×複数列
    のセル群からなるエリア単位に仮想的に分割し、選択さ
    れたセルを含むエリアにおける所定位置に対し選択され
    たシンボルの貼り付けを行うことを特徴とする描画シス
    テム。
  2. 【請求項2】 上記流れ図のシンボルは、SFCのシン
    ボルであることを特徴とする請求項1に記載した描画シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 編集手段を有し、該編集手段は、セル選
    択手段で選択されたセルを含むエリア単位に削除、複
    写、移動、挿入、貼付を行うことを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載した描画システム。
  4. 【請求項4】 表計算ソフトウエアで使用される(m行
    ×n列)のセルから構成されるシートを表示する表示手
    段と、ファンクションブロック図用の複数のシンボルを
    格納したシンボル格納部と、そのシンボル格納部から特
    定のシンボルを選択するシンボル選択手段と、セルを選
    択するセル選択手段と、シンボル選択手段によって選択
    されたシンボルを、上記表示手段に表示されているシー
    トにおけるセル選択手段で選択されたセル位置に貼り付
    ける貼付手段とを備え、上記シンボルの貼付を繰り返す
    ことでファンクションブロック図の流れ図を作成する描
    画システムであって、 上記シート内に命令用シンボルを貼り付け可能な領域
    と、当該命令用シンボルを貼付不能な領域を特定し、 シンボル選択手段で選択されたシンボルの種類と、セル
    選択手段で選択されたセルを含む領域の属性とを比較
    し、貼付不能な場合には貼付を禁止する貼付制限手段を
    備えると共に、 上記貼付手段は、選択手段で選択されたシンボルが命令
    用シンボルの場合には、選択されたセルをエリアとして
    当該エリアを囲む枠を描画すると共に、該枠内に選択さ
    れたシンボルを貼り付けることを特徴とする描画システ
    ム。
  5. 【請求項5】 編集手段を有し、該編集手段は、セル選
    択手段で選択されたセルを含むエリア単位に削除、複
    写、移動を行うと共に、異なる領域をまたがったセル選
    択での編集を禁止することを特徴とする請求項4に記載
    した描画システム。
  6. 【請求項6】 表計算ソフトウエアが組み込まれてい
    て、該表計算ソフトウエアで、少なくとも上記シンボル
    を貼り付けた各エリア内のセルに対し、名前、タグ、条
    件などの情報を書き込み可能となっていることを特徴と
    する請求項1〜請求項5のいずれかに記載した描画シス
    テム。
  7. 【請求項7】 表計算ソフトウエアで使用される(m行
    ×n列)のセルから構成されるシートを表示する表示手
    段と、複数のシンボルを格納したシンボル格納部と、そ
    のシンボル格納部から特定のシンボルを選択するシンボ
    ル選択手段と、セルを選択するセル選択手段と、シンボ
    ル選択手段によって選択されたシンボルを、上記表示手
    段に表示されているシートにおけるセル選択手段で選択
    されたセルに対応した位置に貼り付ける貼付手段とを備
    え、上記シンボルの貼付を繰り返すことで流れ図を作成
    する描画システムと、 上記描画システムで作成されたシート上の流れ図の図形
    情報を解析し、当該図形情報を、当該流れ図の動作手順
    を定義したバイナリデータからなる流れ図動作定義情報
    に変換する変換手段とを備えることを特徴とするプログ
    ラム開発システム。
  8. 【請求項8】 上記描画システムは、請求項1〜請求項
    6のいずれかに記載した描画システムであることを特徴
    とする請求項7に記載したプログラム開発システム。
  9. 【請求項9】 シーケンス制御を行うコントローラにお
    いて、 流れ図の動作手順を定義したバイナリデータからなる流
    れ図動作定義情報と、 上記流れ図動作定義情報を順次解析し、対応する流れ図
    の動作に対応する動作指令を上記コントローラに対応し
    た出力信号として順次当該コントローラの演算部に出力
    するデータ解析手段と、 を備えることを特徴とするコントローラ。
  10. 【請求項10】 請求項7又は請求項8に記載したプロ
    グラム開発システムと、請求項9に記載したコントロー
    ラとを備えたプログラム実行システムにおいて、 制御動作状態ファイルを備えて、上記データ解析手段
    は、実行した制御動作の状態を上記制御動作状態ファイ
    ルに出力・更新すると共に、 上記描画システムで作成したシート上の流れ図を解析し
    て当該流れ図の各シンボルに対応したモニタ用のデータ
    を作成するデータ作成手段と、上記制御動作状態ファイ
    ル中のデータ及びデータ作成手段の作成したモニタ用デ
    ータに基づき、実行済み及び実行中の少なくとも一方の
    動作に対応するシート上のシンボル若しくはシンボルに
    対応する位置の色を変更するモニタリング手段とを備え
    ることを特徴とするプログラム実行システム。
  11. 【請求項11】 上記制御動作状態ファイル中のデータ
    及びデータ作成手段の作成したモニタ用データに基づ
    き、実行中の動作に対応するシート上のシンボルを特定
    し、シート上における特定したシンボル位置が、常に表
    示手段に表示されるように、シートの表示位置をスクロ
    ール調整する表示位置調整手段と、 表示手段へのシートの表示位置を固定にする表示位置固
    定手段とを備えることを特徴とする請求項10に記載し
    たプログラム実行システム。
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