JPH09204423A - 表データ処理装置 - Google Patents

表データ処理装置

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JPH09204423A
JPH09204423A JP8034360A JP3436096A JPH09204423A JP H09204423 A JPH09204423 A JP H09204423A JP 8034360 A JP8034360 A JP 8034360A JP 3436096 A JP3436096 A JP 3436096A JP H09204423 A JPH09204423 A JP H09204423A
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cell
folding
folded
folding direction
row
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JP8034360A
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Noriaki Hasegawa
紀明 長谷川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表データ処理装置に於いて、ユーザにあまり
負担をかけずに表中の特定の行,列を折畳むことができ
るようにする。 【解決手段】 ユーザが折畳みを指示すると、先ず、折
畳み方向判定手段13が動作する。折畳み方向判定手段
13では、折畳み対象とする表の構造に基づいて折畳み
方向を決定できる場合は、構造に基づいて折畳み方向を
決定し、決定できない場合はユーザからの指定を待ち、
ユーザが指定した方向を折畳み方向とする。折畳み方向
判定手段13で折畳み方向が決定されると、折畳み手段
14が、決定された折畳み方向及びセル書式122によ
って示される各セルのセル色,文字サイズ等に基づいて
折畳むべき行,列を決定し、表示制御手段16が、折畳
み手段14によって折畳むことが決定された行,列を折
り畳んだ状態の表を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数のセルから構成
される表を表示し、セルに入力されたデータに対して表
計算,表検索等の処理を行う表データ処理装置に関し、
特に、表の折畳み処理を行う際のユーザの負担を低減さ
せることができる表データ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表計算,表検索等の処理を行う表データ
処理装置の中には、従来から、表中の一部の行,列を折
畳んで表示することにより表データの概要把握を容易に
する折畳み機構(アウトライン機能)を、ユーザ支援の
仕組みの1つとして採用しているものがある。
【0003】ところで、従来のこの種のデータ処理装置
では、一般に、ユーザが予め表の各行,列に表示優先度
を設定しておき、折畳み時には、表示優先度が低い行,
列を隠し、表示優先度の高い行,列のみを表示すること
により、表の折畳みを行っている。
【0004】また、この他にも、ユーザが入力した集計
式から行,列の表示優先度を自動的に判定し、判定結果
に基づいて表の折畳みを行うようにしたものもある。図
17は、集計式による折畳みの例を示した図である。表
171は、2行2列の項目データ(白色の領域)と数値
データ(網かけした領域)とで構成されている。表17
1の「上期」,「下期」と「商品A」,「商品B」のそ
れぞれの項目に対し、表172に示すように集計式を含
む行,列を挿入して折畳みを実行すると、表173に示
すように、項目行列と集計行列は残り、他は折畳まれ
る。
【0005】更に、ユーザが、表を構成する列の内の2
以上の列を指定すると共に、指定した列の中から代表列
を選択することにより、上記指定された複数の列の内、
代表列のみを表示し、それ以外の列を代表列によって隠
蔽するようにしたものもある(例えば、特開平4−30
2366号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術の
内、第1番目のものは、ユーザが表の各行,列に表示優
先度を設定しておかなければならないため、ユーザに負
担がかかるという問題がある。特に、行数,列数の多い
表を折畳むためには、多数の行,列に表示優先度を設定
しておかなければならないので、ユーザに非常に多くの
負担がかかる。また、第2番目のものは、集計式に基づ
いて各行,列の表示優先度を自動的に判定するようにし
ているため、ユーザの負担は少なくなるが、集計式が挿
入された表にしか適用できないという問題がある。ま
た、第3番目のものは、ユーザが複数の列を指定すると
共に、指定した列の中から代表列を選択しなければなら
ないので、ユーザに負担がかかるという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、集計式が格納さ
れていない表についても、ユーザにあまり負担をかけず
に表を折畳むことができる表データ処理装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、複数のセルから構成される表を表示し、前記
セルに入力されたデータに対して処理を行う表データ処
理装置に於いて、前記各セルのセル書式が格納される記
憶部と、ユーザによって指定された折畳み方向、及び前
記記憶部に格納されているセル書式に基づいて、前記表
を構成する行,列の中から折畳むべき行,列を決定する
折畳み手段と、該折畳み手段によって折畳むことが決定
された行,列を折畳んだ状態の表を表示する表示制御手
段とを備えたものである。
【0009】この構成は、表中の重要な箇所には目立つ
色やサイズの大きな文字が使われるといった表の構造的
特色を利用して折畳むべき行,列を自動的に決定するよ
うにしたものであり、ユーザが、折畳み方向を指定する
と、折畳み手段が、ユーザによって指定された折畳み方
向、及び折畳み対象とする表の各セルのセル書式(例え
ば、セル表示色,セル中の文字サイズ)に基づいて折畳
む行,列を決定し、表示制御手段が、折畳み対象とする
表を構成する行,列の内の、折畳み手段によって折畳む
ことが決定された行,列を折畳んで表示する。
【0010】また、本発明は、折畳まれた状態にある
行,列を表示状態に戻せるようにするため、折畳まれた
状態にある行,列の内、ユーザによって指定された行,
列を表示状態に戻す展開手段を備えたものである。
【0011】この構成に於いては、ユーザが、折畳まれ
ている状態にある行,列の内、表示状態に戻したい行,
列を指定すると、展開手段が、ユーザよって指定された
行,列を表示状態に戻す。
【0012】更に、本発明は、ユーザの負担をより低減
させるため、複数のセルから構成される表を表示し、前
記セルに入力されたデータに対して処理を行う表データ
処理装置に於いて、前記各セルのセル書式が格納される
記憶部と、折畳み対象とする表の構造に基づいて前記折
畳み対象とする表の折畳み方向を決定できる場合は、前
記折畳み対象とする表の構造に基づいて折畳み方向を決
定し、決定できない場合にユーザによって指定された方
向を折畳み方向と決定する折畳み方向判定手段と、該折
畳み方向判定手段で決定された折畳み方向、及び前記記
憶部に格納されているセル書式に基づいて、前記折畳み
対象とする表を構成する行,列の中から折畳むべき行,
列を決定する折畳み手段と、該折畳み手段によって折畳
むことが決定された行,列を折畳んだ状態の表を表示す
る表示制御手段とを備えたものである。
【0013】この構成に於いては、表の構造に基づいて
折畳み方向を決定できる場合は、折畳み方向判定手段
が、表の構造に基づいて折畳み方向を決定するので、ユ
ーザが折畳み方向を指定する必要がなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、入力手段11と、表データ121,セル書式122
及び表示属性123が格納される記憶部12と、形式判
定部131を含む折畳み方向判定手段13と、折畳み手
段14と、展開手段15と、表示制御手段16と、キー
ボード17と、CRT18とを備えている。
【0016】入力手段11は、キーボード17等の入力
装置から入力されたユーザの指示(コマンド)が「自動
折畳み」である場合は折畳み方向判定手段13を呼び出
し、「展開」である場合は展開手段15を呼び出すとい
うように、ユーザの指示に従って該当する手段を呼び出
す機能を備えると共に、記憶部12に表データ121,
セル書式122及び表示属性123を書き込む機能を有
する。
【0017】記憶部12に格納されている表データ12
1は、複数のセルから構成される表を示すデータ、及び
セルに記入される数字,文字を示すデータを含んでい
る。
【0018】セル書式122は、表データ121によっ
て示される表を構成する各セルのセル書式(例えば、セ
ル表示色,セルに記入される文字の文字サイズ,「太
字」等の文字修飾情報,「太線」等のセル枠線情報)を
示すものである。
【0019】表示属性123は、表データ121によっ
て示される表の各行,列を表示状態にするのか、非表示
状態にするのかを示すものである。
【0020】折畳み方向判定手段13内の形式判定部1
31は、記憶部12に格納されているセル書式122に
基づいて折畳み対象としている表の形式が、数値型,文
章型のどちらに適合するのかを判定する機能を有する。
ここで、数値型の表とは、例えば図2に示す表211の
ような形式を有するものであり、文章型の表とは、例え
ば図3に示す表311のような形式を有するものであ
る。尚、図2の表212は、折畳み方向を縦,横の両方
にして表211を折畳んだ時の一例を示し、図3の表3
12は、表311を折畳んだ時の一例を示している。
【0021】折畳み方向判定手段13は、形式判定部1
31の判定結果が文章型の場合は、折畳み方向を縦方向
とする。また、数値型の場合は、CRT18に折畳み方
向入力促進文を表示してユーザに対して折畳み方向の入
力を促し、入力された折畳み方向を折畳み方向とする。
つまり、折畳み方向判定手段13は、折畳み対象とする
表の構造に基づいて折畳み対象とする表の折畳み方向を
決定できる場合は、前記折畳み対象とする表の構造に基
づいて折畳み方向を決定し、決定できない場合にユーザ
によって指定された方向を折畳み方向と決定する機能を
有する。
【0022】折畳み手段14は、折畳み方向判定手段1
3で決定された折畳み方向と記憶部12に格納されてい
るセル書式122とに基づいて折畳み対象とする表を構
成する行,列の中から折畳むべき行,列を決定し、その
結果を表示属性123に反映させる機能を有する。
【0023】表示制御手段16は、表データ121,セ
ル書式122,表示属性123に従ってCRT18に表
を表示する機能を有する。
【0024】展開手段15は、折畳まれている状態にあ
る行,列、即ち表示属性123が非表示にされている
行,列の内、ユーザによって指定された行,列の表示属
性123を表示に変更する機能を有する。
【0025】図4は本実施例の動作の概略を示すフロー
チャートであり、折畳み形式の判定(S41),折畳み
方向の判定(S42),折畳み行/列の判定(S4
3),表示(S44)の4つのステップから構成され
る。
【0026】図5は、図4に示した折畳み形式の判定
(S41)の詳細な処理例を示したフローチャートであ
り、このS41の処理は、形式判定部131で行われ
る。
【0027】図6は、図4に示した折畳み方向の判定
(S42)の詳細な処理例を示したフローチャートであ
り、このS42の処理は折畳み方向判定手段13で行わ
れる。
【0028】図7は、図4に示した折畳み行/列の判定
(S43)の詳細な処理例を示したフローチャートであ
り、このS43の処理は折畳み手段14で行われる。
【0029】図8は、図4に示した表示(S44)の詳
細な処理例を示したフローチャートであり、このS44
の処理は表示制御手段16で行われる。
【0030】以下、各図を参照して本実施例の動作につ
いて説明する。
【0031】ユーザは、CRT18に表示されている表
を折畳む場合、キーボード17から「自動折畳み」を指
示するコマンドを入力する。
【0032】入力手段11は、「自動折畳み」を指示す
るコマンドが入力されると、折畳み方向判定手段13を
呼び出す。
【0033】折畳み方向判定手段13は、呼び出される
と、形式判定部131を用いて折畳み対象とする表の形
式が数値型,文字型のどちらに適合するかを判定する
(図4,S41)。
【0034】図9はこの判定方法の一例を説明するため
の図である。表91中の破線枠で示されるような隣り合
う4つのセルの内の、右下セルを注目セルとして、注目
セルのセル書式の内の特定のもの(例えば、セル表示
色)と他の3セルのセル書式の内の特定のもの(注目セ
ルと同じもの)との一致不一致を検査した結果、図10
に示すように、「セル書式1≠セル書式4」且つ「セル
書式2≠セル書式4」且つ「セル書式3≠セル書式4」
(以下、条件1と称す)となるセルを見つけた場合は、
表91を数値型と判定する。更に、この時には図10に
示す領域4をデータ領域、領域1,領域2,領域3を項
目行列領域とみなす。また、上記条件1に該当するセル
が見つからなかった場合には、表91を文章型と判断す
る。
【0035】このS41の処理を、図5のフローチャー
トを参照して詳細に説明する。先ず、第2行,第2列に
存在するセルを最初の注目セルとする(S510)。そ
の後、注目セルが上記した条件1を満たすセルか否かを
記憶部12に格納されているセル書式122に基づいて
判断する(S520〜S522)。
【0036】そして、注目セルが条件1を満たすセルで
あると判断した場合(S522がNO)は、折畳み対象
にしている表が数値型であると判定し(S523)、更
に、現在の注目セルを左上のセルとしている矩形領域
(図10の領域4に対応)をデータ領域と判定し、他の
3つの領域(図10の領域1,領域2,領域3に対応)
を項目行列領域と判定し(S524)、形式判定部13
1はその処理を終了する。
【0037】また、現在の注目セルが条件1を満たすセ
ルでないと判断した場合(S520〜S522の内の何
れかがYES)は、注目セルを変更する(S531)。
図11は、注目セルを変更順序を示す概念図であり、注
目セルは右上から左下に向かって変更され、更にそれが
右下方向に向かって表全体に渡って繰り返される。但
し、第1列に存在するセルは、注目セルとはしない。
【0038】注目セルが条件1を満たすセルであるか否
かの判定(S520〜S522)は、条件1を満たすセ
ルが見つかるか(S522がNO)、表全体の検査が終
了するまで繰り返される(S530,S531)。
【0039】そして、表全体の検査が終了しても、条件
1を満たすセルが見つからなかった場合(S530がY
ES)は、折畳み対象としている表が文章型の表である
と判定し(S540)、形式判定部131はその処理を
終了する。
【0040】形式判定部131の処理が終了すると、折
畳み方向判定手段13が図4に示すS42の処理を行
い、形式判定部131の判定結果が文章型の場合は、折
畳み方向を縦方向と決定し、数値型の場合は、折畳み方
向入力促進文をCRT18に表示してユーザに折畳み方
向を入力することを促し、ユーザによって指定された方
向を折畳み方向とする。
【0041】このS42の処理を図6のフローチャート
を参照して詳細に説明する。
【0042】折畳み方向判定手段13は、形式判定部1
31の判定結果が文章型である場合(S61がNO)
は、折畳み方向を縦方向と決定する(S67)。また、
判定結果が数値型である場合(S61がYES)は、表
示制御手段16を制御してCRT18に折畳み方向入力
促進文を表示し、ユーザに折畳み方向を入力することを
促す(S62)。
【0043】ユーザは、折畳み方向入力促進文が表示さ
れると、現在CRT18に表示されている表の項目行,
項目列或いは項目行と項目列とが重なり合っている部分
に存在するセルの内の1つをセルカーソルによって指定
することにより、折畳み方向を入力する。つまり、折畳
み方向を横方向にしたい場合は、項目行に存在するセル
の内の1つをセルカーソルによって指定し、縦方向にし
たい場合は項目列に存在するセルの内の1つを指定し、
縦,横の両方向にしたい場合は項目列と項目行とが重な
り合っている部分に存在するセルの内の1つを指定す
る。
【0044】折畳み方向判定手段13は、ユーザが折畳
み方向入力促進文に応答してセルを指定すると、指定さ
れたセルに基づいて折畳み方向を決定する(S64〜S
69)。つまり、指定されたセルが項目行,項目列の両
方に属している場合(S64,S65が共にYES)
は、折畳み方向を縦,横の両方向と決定し(S67)、
指定されたセルか項目行にしか属していない場合(S6
4がYES,S65がNO)は、折畳み方向を横方向と
決定し(S68)、指定されたセルが項目列にしか属し
ていない場合(S64がNO,S66がYES)は、折
畳み方向を縦方向と決定する(S66)。
【0045】また、指定されたセルが項目行,項目列の
何れにも属さないセルである場合は、表示制御手段16
を制御してCRT18にエラー表示を行い、ユーザに折
畳み方向の指定に誤りがあったことを通知し、再度の折
畳み方向の入力を促す(S70)。このエラー表示を見
て、ユーザが折畳み方向を入力すると、前述したと同様
の処理が行われる。
【0046】折畳み方向判定手段13で折畳み方向が決
定されると、折畳み手段14によって、表中の折畳むべ
き行,列が決定される(図4,S43)。
【0047】このS43の処理を図7のフローチャート
を参照して詳細に説明する。
【0048】折畳み方向判定手段13で折畳み方向が決
定されると、折畳み手段14は、折畳み方向判定手段1
3で決定された折畳み方向と記憶部12に格納されてい
るセル書式122とに基づいて折畳むべき行,列を決定
し(S71)、表示属性123中の上記折畳むこととし
た行,列の表示属性を非表示に変更する(S72)。
【0049】ここで、折畳む行,列を決定する際に使用
するセル書式としては、セル表示色,セル中の記入され
る文字の文字サイズ,「太字」等の文字修飾情報,「太
線」等のセルの枠線情報等を使用することが可能であ
り、また、使用するセル書式に応じた決定方法を採用す
ることが可能である。
【0050】今、例えば、セル書式の内の、文字サイズ
を使用して、図12に示す表101を折畳むようにした
場合を例にとってS71で行う処理を詳細に説明する。
【0051】図12に示す表101は、文章型であるの
で、折畳み方向判定手段13によって折畳み方向を縦方
向にすることが決定される。尚、表101に於いては、
第3行,第3列のセル、第5行,第3列のセル、第8
行,第3列のセル,第10行,第3列のセルの文字サイ
ズは12ドットで、表内で最小になっている。
【0052】折畳み手段14は、折畳み方向判定手段1
3で折畳み方向を縦方向にすることが決定されると、最
も文字サイズが小さい文字が記入されているセルが存在
する行を折畳むべき行と決定する。このようにするの
は、表中のあまり重要でない行には、一般に小さいサイ
ズの文字が使用されており、表データの概要把握に必要
でない行であることが多いからである。この例の場合
は、第3行,第5行,第8行,第10行が折畳むべき行
と決定される。第3行,第5行,第8行,第10行を折
畳むと、表101は、図13に示す表102となる。
尚、数値型の場合で、折畳み方向判定手段13で、折畳
み方向を横方向にすることが決定された場合には、最も
文字サイズが小さい文字が記入されているセルが存在す
る列を折畳む列と決定する。
【0053】尚、S71では、折畳み方向判定手段13
で決定された折畳み方向と、記憶部12に格納されてい
るセル書式122とに基づいて、折畳む行,列を決定す
るようにしているが、ユーザの指示も考慮して折畳む
行,列を決定するようにすることもできる。例えば、図
12に示すような表101を折畳む際、特定の行をユー
ザが指定した場合、その行の文字サイズよりも小さな文
字サイズの行を全て折畳むようにすることもできる。例
えば、ユーザが表101の第1行目を指定したとする
と、第6行以外の行は、第1行の文字サイズよりも文字
サイズが小さいので、第1行,第6行以外の行が折畳む
行と決定される。第1行,第6行以外の行を折畳むと、
表101は図14に示す表103となる。
【0054】次に、例えば、セル書式の内の、セル表示
色を使用して、図15に示す表A1を折畳むようにした
場合を例にとって、S71で行う処理を詳細に説明す
る。尚、表A1の項目行(第1行)には、第1列にはセ
ル表示色が緑のセルが存在し、第2列〜第4列,第6列
〜第8列にはセル表示色が黄のセル存在し、第5列,第
9列にはセル表示色が赤のセルが存在している。
【0055】図15に示す表A1は、数値型であるの
で、折畳み方向は、ユーザによって指定される。今、例
えば、ユーザによって折畳み方向を横方向にすることが
指示されたとすると、折畳み方向判定手段13は、折畳
み方向を横方向にすることを決定する。
【0056】折畳み方向判定手段13によって折畳み方
向を横方向にすることが決定されると、表A1の項目行
に存在する緑,黄,赤のセル数をそれぞれカウントす
る。この例の場合、緑,黄,赤のセル数は、それぞれ1
個,6個,2個となる。その後、最もカウント数が多か
ったセル色のセルを含む列を折畳むべき行と決定する。
このようにするのは、表中で数多く使用されている色
は、一般に、表中のあまり重要でない部分に使用されて
おり、上記色の使用されている列は、表データの概要把
握に必要でない行であることが多いからである。この例
の場合、セル色が黄のセルの数が最も多かったので、第
2列〜第4列,第6列〜第8列を折畳むべき列と決定す
る。これらの行を折畳むと、表A1は、表A2となる。
【0057】折畳み手段14で折畳むべき行,列が決定
され、その決定結果に従って表示属性123が変更され
ると、表示制御手段16は、変更された表示属性123
を取り込み、それに従った表示処理を行う(図4,S4
4)。
【0058】このS44の処理を図8のフローチャート
を参照して詳細に説明する。
【0059】先ず、記憶部12に格納されている表示属
性123を取り込み、第1行目を注目行とする(S8
1)。その後、取り込んだ表示属性123中の注目行に
対する表示属性が非表示になっているか否かを判断する
(S82)。
【0060】そして、非表示になっていないと判断した
場合、即ち表示になっていると判断した場合は、第1列
を注目行とする(S85)。その後、取り込んだ表示属
性123中の注目列に対する表示属性が非表示になって
いるか否かを判断する(S86)。
【0061】S86で、非表示になっていないと判断し
た場合、即ち表示になっていると判断した場合は、現在
注目して第1行,第1列に存在するセルを、CRT18
に表示する(S87)。また、S86で、非表示になっ
ていると判断した場合は、次の列を注目列とし(S8
9)、再びS86の処理を行う。以上の処理を第1列か
ら最終列まで行うと、注目行を次の行にし(S84)、
再びS82の処理を行う。以上の処理を最終行まで(S
83がYES)、繰り返し行う。
【0062】次に、折畳まれた状態にある行,列を表示
状態に戻す場合の動作を説明する。
【0063】ユーザは、折畳まれた状態にある行,列を
表示状態に戻したい場合、キーボード17等の入力装置
から「展開」を指示するコマンドを入力する。
【0064】入力手段11は、上記したコマンドが入力
されると、展開手段15を呼び出す。展開手段15は、
呼び出されると、表示制御手段16を制御して、折畳ま
れている行,列の全てを表示状態に戻すのか、折畳まれ
ている行,列の内の、一部の行,列のみを表示状態に戻
すのかをユーザに指定させるためのメニューをCRT1
8に表示する。
【0065】このメニューによって表の全てを表示状態
に戻すことが指定された場合は、展開手段15は、記憶
部12に格納されている表示属性123の各行,各列の
表示属性を全て表示に変更する。
【0066】また、メニューによって一部の行,列を表
示状態に戻すことが指定された場合は、展開手段15
は、ユーザによって表示状態に戻す行,列が指定される
のを待つ。
【0067】そして、ユーザによって表示状態に戻す
行,列が指定されると、表示属性123中の上記指定さ
れた行,列に対応する表示属性を表示に変更する。
【0068】展開手段15によって表示属性123が変
更されると、表示制御手段16は記憶部12から変更さ
れた表示属性123を読み込み、読み込んだ表示属性1
23に従ってCRT18に表を表示する。
【0069】例えば、図16に示すように、折畳まれて
いる表C1の第3行目の網かけを行った行(非表示行)
をユーザが指定したとすると、表C1の代わりに表C2
がCRT18に表示される。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ユーザ
によって指定された折畳み方向、及び表を構成するセル
のセル書式に基づいて折畳む行,列を決定する折畳み手
段を備えており、表を折畳む際にユーザが行わなければ
ならない操作は折畳み方向の指定操作だけであるので、
ユーザの負担を低減できる効果がある。
【0071】また、本発明は、折畳まれた状態にある
行,列の内、ユーザによって指定された行,列を表示状
態に戻す展開手段を備えているので、折畳まれている状
態にある行,列を容易に表示状態に戻すことができる効
果がある。
【0072】更に、本発明は、折畳み対象とする表の構
造に基づいて、その表の折畳み方向を決定できる場合は
表の構造に基づいて折畳み方向を決定し、決定できない
場合はユーザによって指定された方向を折畳み方向と決
定する折畳み方向判定手段を備えており、折畳み方向判
定手段で折畳み方向を自動的に決定できる場合にはユー
ザが折畳み方向を指定する必要がなくなるので、ユーザ
の負担を更に低減させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】数値型の表の一例を示す図である。
【図3】文章型の表の一例を示す図である。
【図4】実施例の動作の概略を示すフローチャートであ
る。
【図5】形式判定部131の処理例を示すフローチャー
トである。
【図6】折畳み方向判定手段13の処理例を示すフロー
チャートである。
【図7】折畳み手段14の処理例を示すフローチャート
である。
【図8】表示制御手段16の処理例を示すフローチャー
トである。
【図9】形式判定部131の動作を説明するための図で
ある。
【図10】形式判定部131の動作を説明するための図
である。
【図11】形式判定部131の動作を説明するための図
である。
【図12】折畳み手段14の動作を説明するための図で
ある。
【図13】折畳み手段14の動作を説明するための図で
ある。
【図14】折畳み手段14の動作を説明するための図で
ある。
【図15】折畳み手段14の動作を説明するための図で
ある。
【図16】展開手段15の動作を説明するための図であ
る。
【図17】従来の技術を説明するための図である。
【符号の説明】 11…入力手段 12…記憶部 121…表データ 122…セル書式 123…表示属性 13…折畳み方向判定手段 131…形式判定部 14…折畳み手段 15…展開手段 16…表示制御手段 17…キーボード 18…CRT

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のセルから構成される表を表示し、
    前記セルに入力されたデータに対して処理を行う表デー
    タ処理装置に於いて、 前記各セルのセル書式が格納される記憶部と、 ユーザによって指定された折畳み方向、及び前記記憶部
    に格納されているセル書式に基づいて、前記表を構成す
    る行,列の中から折畳むべき行,列を決定する折畳み手
    段と、 該折畳み手段によって折畳むことが決定された行,列を
    折畳んだ状態の表を表示する表示制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする表データ処理装置。
  2. 【請求項2】 折畳まれた状態にある行,列の内、ユー
    ザによって指定された行,列を表示状態に戻す展開手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の表データ処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記セル書式は、セル表示色,セル中の
    文字サイズを含むことを特徴とする請求項2記載の表デ
    ータ処理装置。
  4. 【請求項4】 複数のセルから構成される表を表示し、
    前記セルに入力されたデータに対して処理を行う表デー
    タ処理装置に於いて、 前記各セルのセル書式が格納される記憶部と、 折畳み対象とする表の構造に基づいて前記折畳み対象と
    する表の折畳み方向を決定できる場合は、前記折畳み対
    象とする表の構造に基づいて折畳み方向を決定し、決定
    できない場合にユーザによって指定された方向を折畳み
    方向と決定する折畳み方向判定手段と、 該折畳み方向判定手段で決定された折畳み方向、及び前
    記記憶部に格納されているセル書式に基づいて、前記折
    畳み対象とする表を構成する行,列の中から折畳むべき
    行,列を決定する折畳み手段と、 該記折畳み手段によって折畳むことが決定された行,列
    を折畳んだ状態の表を表示する表示制御手段とを備えた
    ことを特徴とする表データ処理装置。
  5. 【請求項5】 折畳まれた状態にある行,列の内、ユー
    ザによって指定された行,列を表示状態に戻す展開手段
    を備えたことを特徴とする請求項4記載の表データ処理
    装置。
  6. 【請求項6】 前記セル書式は、セル表示色,セル中の
    文字サイズを含むことを特徴とする請求項5記載の表デ
    ータ処理装置。
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