JP2002258101A - フェルール部材、研磨装置 - Google Patents

フェルール部材、研磨装置

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JP2002258101A JP2001055952A JP2001055952A JP2002258101A JP 2002258101 A JP2002258101 A JP 2002258101A JP 2001055952 A JP2001055952 A JP 2001055952A JP 2001055952 A JP2001055952 A JP 2001055952A JP 2002258101 A JP2002258101 A JP 2002258101A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェルール部材を研磨処理する際、精度良く
安定して研磨処理できるフェルール部材、及びこのフェ
ルール部材を精度良く安定して研磨処理することによっ
て高品質なフェルール部材を製造可能な研磨装置を提供
する。 【解決手段】 略直方体状に形成されたフェルール部材
30のうち対向する接合端面31、32のそれぞれを研
磨する研磨装置Sは、フェルール部材30を保持する保
持装置1と、保持装置1に保持されたフェルール部材3
0の接合端面32に対して接触可能な位置に設けられた
研磨盤2と、研磨盤2を回転する駆動装置3とを備えて
いる。保持装置1は、フェルール部材30のうち、接合
端面31、32に対して平行に設けられている断面視V
字型又はU字型の溝部37に対応した形状を有する係合
部材9cを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを内蔵
するフェルール部材、及びこのフェルール部材を製造す
る際に用いられる研磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光アクセス網を構築するためには、高密
度で多心の光ファイバと、光ファイバどうしを迅速に接
続できる接続技術とが必要である。光ファイバを迅速に
接続できるフェルール部材として、従来よりMT形光コ
ネクタ(JIS C 5981)がある。
【0003】MT形光コネクタを用いた光ファイバどう
しの接続においては、MT形光コネクタの接合端面どう
しを突き合わせて接合するため、この接合端面を所定の
面精度に加工する必要がある。そのため、従来より、研
磨装置を用いてこのMT形光コネクタの接合端面を所定
の面精度に加工することが行われている。
【0004】図6(a)、(b)は、MT形光コネクタ
50の突き合わせ接続用の接合端面55を研磨する研磨
装置の一例を示す要部拡大図である。ここで、図6
(a)は側面図であり、図6(b)は上方から見た平面
図である。図6(a)、(b)において、研磨装置SJ
は、被研磨部材であるフェルール(光コネクタ)50を
保持する保持装置60と、この保持装置60と対向する
位置に設けられ、上面に研磨面67aを備えている円盤
状の研磨盤67と、この研磨盤67を軸線Lまわりに回
転する駆動装置(不図示)とを備えている。保持装置6
0は、研磨盤67に対して所定の間隔を有しつつ不図示
の支持部に支持されているプレート状の保持部本体62
と、この保持部本体62の側部に設けられ、MT形光コ
ネクタ50を保持部本体62に対して固定する部材固定
部64と、MT形光コネクタ50の上方への移動を規制
する上側固定部69とを備えている。保持部本体62の
側部には、この保持部本体62の厚さ方向にわたって貫
通する部材収納溝66が形成されており、研磨処理され
るべきMT形光コネクタ50はこの部材収納溝66に収
納されるようになっている。
【0005】部材固定部64は、保持部本体62の側部
に固定されているブラケット64aと、このブラケット
64aに螺着されているネジ部64bと、このネジ部6
4bの先端に設けられている押さえブロック64cとを
備えている。そして、部材固定部64によってMT形光
コネクタ50を保持部本体62に固定するためには、M
T形光コネクタ50を部材収納溝66に収納した後、ブ
ラケット64aに螺着されているネジ部64bをねじ込
むことによって、押さえブロック64cがMT形光コネ
クタ50を部材収納溝66内面に押圧固定するようにな
っている。このとき、押さえブロック64cは略直方体
状に形成され、押さえブロック64cのうちMT形光コ
ネクタ50を押圧する側の端面は平坦に形成されてお
り、押さえブロック64cは、MT形光コネクタ50の
フェルール本体51に設けられているつば部53と係合
するようになっている。MT形光コネクタ50は、つば
部53を用いて研磨装置SJに対して位置決めされてい
る。
【0006】そして、上述したような研磨装置SJを用
いてMT形光コネクタ50の接合端面55を研磨するた
めには、保持装置60でMT形光コネクタ50を保持す
るとともに、この保持部60に保持されたMT形光コネ
クタ50の接合端面55を研磨盤67の研磨面67aに
接触させる。そして、この状態で駆動装置によって研磨
盤67を回転駆動することにより、MT形光コネクタ5
0の接合端面55が研磨される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年におい
て光アクセス網を構築する際に、図7に示すようなフェ
ルール部材(光コネクタ)70が用いられるようになっ
ている。このフェルール部材70は、略直方体ブロック
状に形成されたフェルール本体75と、ガイドピンを挿
入嵌合するための2本平行に設けられたガイドピン穴7
3と、2本のガイドピン穴73どうしの間に互いに平行
に設けられ、光ファイバを挿入するための光ファイバ穴
74とを備えている。そして、フェルール部材70のう
ち、図7中、上下両端面が突き合わせ接続用の接合端面
71、72となっており、ガイドピン穴73及び光ファ
イバ穴74は、1対の接合端面71、72間にわたって
貫通するように形成されている。
【0008】しかしながら、図6に示したような研磨装
置SJを用いて図7に示したようなフェルール部材70
の接合端面71、72を研磨しようとすると、フェルー
ル部材70の側面は平面状に形成されているため、研磨
装置SJに対するフェルール部材70の安定した位置決
めが困難であるという問題があった。安定した位置決め
を行わずに研磨処理を行うと、研磨処理後のフェルール
本体75の長さにばらつきが生じたり、研磨処理時にお
けるフェルール部材70の接合端面71、72と研磨面
67aとの間に生じるぶれ(ガタ)によって接合端面7
1、72に傷や面ダレなどが生じる場合がある。このよ
うに、研磨装置SJに対するフェルール部材70の安定
した位置決め動作が行われないと、所望の品質を有する
フェルール部材を製造できないといった問題があった。
【0009】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たもので、フェルール部材を研磨処理する際、精度良く
安定して研磨処理できるフェルール部材、及びこのフェ
ルール部材を精度良く安定して研磨処理することによっ
て高品質なフェルール部材を製造可能な研磨装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1に記載のフェルール部材は、光ファイバを
内蔵するフェルール部材において、前記光ファイバを保
持するためのフェルール本体を備え、前記フェルール本
体の外面の所定位置に、断面視V字型又はU字型の溝部
を設けたことを特徴とする。
【0011】請求項2に記載のフェルール部材は、請求
項1に記載のフェルール部材において、前記フェルール
本体は略直方体状に形成されており、前記光ファイバ
は、略直方体状に形成されている前記フェルール本体の
うち対向する両側の端面のそれぞれに露出するように保
持され、前記溝部は、前記両側の端面以外の面に、前記
端面に対して平行に設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の研磨装置は、所定の部材
のうち対向する両側の端面のそれぞれを研磨する研磨装
置において、前記部材を保持する保持装置と、前記保持
装置に保持された前記部材の前記端面に対して接触可能
な位置に設けられた研磨盤と、前記研磨盤を回転する駆
動装置とを備え、前記保持装置は、前記部材のうち前記
両側の端面以外の面に、前記端面に対して平行に設けら
れている断面視V字型又はU字型の溝部に対応した形状
を有する係合部材を備えることを特徴とする。
【0013】本発明によれば、光ファイバを保持するた
めのフェルール本体の外面の所定位置に断面視V字型又
はU字型の溝部を設けたことにより、このフェルール本
体を研磨装置の保持装置で保持する際、研磨装置に対す
るフェルール本体の位置決め動作を精度良く安定して行
うことができる。したがって、精度良く安定した研磨処
理を行うことができる。そして、保持装置に、フェルー
ル本体に設けられた断面視V字型又はU字型の溝部に対
応した形状を有する係合部材を設けて置くことによっ
て、研磨装置に対するフェルール本体の位置決め動作を
更に安定して行うことができる。そして、上記フェルー
ル本体は略直方体状に形成されており、光ファイバはこ
のフェルール本体のうち対向する両側の端面のそれぞれ
に露出するように保持されるが、溝部はこの両側の端面
以外の面に、この端面に対して平行に設けられているの
で、研磨装置によってこの端面を研磨する際、フェルー
ル部材は研磨盤から作用される力をこの溝部によって確
実に受けることができるので、研磨処理時においてフェ
ルール部材と保持装置とは位置ずれを生じない。したが
って、安定した研磨処理を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフェルール部材、
研磨装置の一実施形態について図1〜図3を参照しなが
ら説明する。図1は本発明の研磨装置Sの全体概略図で
あって図1(a)は側面図、図1(b)は研磨装置Sを
構成する保持装置1を上方から見た図である。図2は研
磨装置Sの要部拡大図であって図2(a)は側面図、図
2(b)は上方から見た平面図である。図3は、本発明
のフェルール部材を示す外観斜視図である。
【0015】図1、図2において、研磨装置Sは、研磨
対象部材であるフェルール部材(光コネクタ)30を保
持する保持装置1と、保持装置1に対して対向する位置
に所定間隔を有して配置されている研磨盤2と、この研
磨盤2を回転する駆動装置3とを備えている。
【0016】研磨盤2は円盤状に形成されており、ベー
ス部4上に載置されている。研磨盤2の上面には円環状
の研磨面2aが設けられている。研磨盤2の中央部は平
滑面2bとなっている。駆動装置3は、例えばモータに
よって構成されておりベース部4内部に配置されてい
る。研磨盤2と駆動装置3とは連結しており、駆動装置
3を駆動することにより、研磨盤2は図1中、軸線Lま
わりに回転するようになっている。
【0017】保持装置1は、研磨盤2に対して所定の間
隔を有して配置されているプレート状の保持部本体8
と、この保持部本体8の側部に設けられ、フェルール部
材30を保持部本体8に対して固定する部材固定部9と
を備えている。保持部本体8の下面中央部には、下方に
向かって突設された支持部8aが形成されており、保持
部本体8は支持部8aを介して、研磨盤2の中央部に形
成されている平滑面2b上に載置されている。研磨盤2
と保持部本体8とは平行に配置されており、研磨盤2と
保持部本体8との間隔は、支持部8aの高さによって設
定される。
【0018】保持部本体8の上方には、2本の押さえシ
ャフト10b、10cが配置されている。この押さえシ
ャフト10b、10cのそれぞれは、保持装置1の上方
に設けられたヘッド部10に配置されている。ヘッド部
10はベース部4上に立設している支柱12上に固定さ
れている。押さえシャフト10b、10cは、研磨盤2
の平滑面2b上に支持部8aを介して載置されている保
持部本体8の移動を規制するためのものである。
【0019】これら押さえシャフト10b、10cのそ
れぞれは、保持部本体8の上面に形成されている開口で
ある固定用穴8b、8cにそれぞれ挿入されるようにな
っている。固定用穴8bは、保持部本体8の中央部に形
成されており、固定用穴8cは、固定用穴8bから離間
した位置に形成されている。押さえシャフト10b、1
0cのそれぞれは、ヘッド部10に設けられている昇降
レバー10aに接続されている。昇降レバー10aを上
下方向に操作することによって、押さえシャフト10
b、10cのそれぞれは昇降されるようになっている。
そして、昇降レバー10aを操作して押さえシャフト1
0b、10cを下降することにより、押さえシャフト1
0b、10cのそれぞれは保持部本体8の固定用穴8
b、8cのそれぞれに挿入される。そして、更に、押さ
えシャフト10b、10cを下降することによって、研
磨盤2の平滑面2b上に支持部8aを介して載置されて
いる保持部本体8は研磨盤2に対して押さえ込まれて固
定される。ここでは、2本の押えシャフト10b、10
cのうち、保持部本体8の上面中央部に形成されている
固定用穴8bに挿入される押さえシャフト10bは保持
部本体8に対するピボット軸となっており、固定用穴8
cに挿入される押えシャフト10cは保持部本体8に対
する回り止め軸となっている。
【0020】図2に示すように、保持部本体8の側部に
は、この保持部本体8の厚さ方向にわたって貫通する部
材収納溝17が形成されている。研磨処理されるべきフ
ェルール部材30はこの部材収納溝17に収納されるよ
うになっている。保持部本体8に対してフェルール部材
30を固定する部材固定部9は、保持部本体8の側部に
固定されているブラケット9aと、このブラケット9a
に螺着されているネジ部9bと、このネジ部9bの先端
に設けられている係合部材9cとを備えている。部材固
定部9は、図1(b)に示すように、保持部本体8の外
周部の複数箇所に設けられている。ネジ部9bは、該ネ
ジ部9bのうちブラケット9a外側に突出した端部に固
定されたツマミ9dを回転することで簡単に回転操作す
ることができる。
【0021】図3に示すように、フェルール部材30
は、プラスチック材料からなるフェルール本体36と、
このフェルール本体36に形成され、互いに平行に設け
られた貫通穴である2つのガイドピン穴33と、この2
つのガイドピン穴33の間に互いに平行に設けられ、光
ファイバが挿入される4つの光ファイバ穴34とを備え
ている。フェルール部材30のフェルール本体36は略
直方体状に形成されている。このフェルール本体36
は、光ファイバ穴34に挿入された光ファイバを保持す
るようになっている。このとき、保持された光ファイバ
は、略直方体状に形成されているフェルール本体36の
うち対向する接合端面(端面)31と接合端面(端面)
32とに露出するように保持される。接合端面31と接
合端面32とは互いに平行となっている。
【0022】フェルール本体36の外面の所定位置に
は、断面視V字型に形成されている溝部37、38が設
けられている。この溝部37、38のそれぞれは、接合
端面31及び接合端面32以外の面に、すなわち、フェ
ルール本体36のうち対向する側面41、42にそれぞ
れ設けられている。このとき、溝部37、38のそれぞ
れは接合端面31、32に対して平行に設けられてい
る。溝部37、38のそれぞれは側面41、42の高さ
方向ほぼ中央部にそれぞれ同じ形状で形成されている。
【0023】図2に戻って、部材固定部9によってフェ
ルール部材30を保持部本体8に固定する際には、フェ
ルール部材30を部材収納溝17に配置した後、ブラケ
ット9aに螺着されているネジ部9bをねじ込み、係合
部材9cの端面でコネクタ30を部材収納溝17側に押
圧する。図2(a)に示すように、係合部材9cのう
ち、フェルール部材30を押圧する側の端面は断面視V
字型に突出するように形成されている。すなわち、係合
部材9cは、フェルール部材30のフェルール本体36
の側面41に凹むように形成されている断面視V字型の
溝部37に対応した形状を有している。なお、溝部37
と溝部38とは同じ形状に設定されているので、係合部
材9cの形状と溝部38の形状とも対応している。係合
部材9cがフェルール本体36の側面41(42)を押
圧する際には、係合部材9cの端面がフェルール本体3
6の溝部37(38)に嵌め合わせられるように係合す
る。
【0024】一方、部材収納溝17の内面にもフェルー
ル部材30の溝部37(38)の形状に対応した形状を
有するV字型凸部17aが形成されている。
【0025】次に、上述したような構成を備える研磨装
置Sによってフェルール部材30の接合端面31、32
を研磨する方法について説明する。
【0026】まず、研磨処理すべきフェルール部材30
を保持部本体8に設けられた部材収納溝17に収納す
る。このとき、部材収納溝17の内面に形成されている
V字型凸部17aとフェルール部材30の溝部38とが
嵌め合わせられるように、フェルール部材30を部材収
納溝17に収納する。このとき、図5(a)に示すよう
に、フェルール部材30の接合端面32と研磨面2aと
が対面するようにフェルール部材30を部材収納溝17
に収納する。
【0027】部材収納溝17にフェルール部材30を収
納したら、部材固定部9のうち、ブラケット9aに螺着
されているネジ部9bを保持部本体8に向けてねじ込
む。このとき、係合部材9cの端面はフェルール部材3
0側(保持部本体8側)に向かって突出するように断面
視V字型に形成されており、ネジ部9bをねじ込むこと
によって、係合部材9cのV字型端面とコネクタ30の
側面41に形成されている溝部37とが嵌め合わせられ
るように係合する。係合部材9cとフェルール本体36
に設けられた溝部37とが係合することにより、フェル
ール部材30は保持装置1に対して安定して位置決めさ
れる。
【0028】このとき、保持部本体8の厚さはほぼ一様
であり、フェルール部材30は部材固定部9の係合部材
9cによって、接合端面31、32を保持部本体8から
上下方向に所定量突出した状態で位置決めされるように
設定されている。そして、図2(a)に示すように、フ
ェルール部材30は、接合端面32と研磨盤2の研磨面
2aとが接するように位置決めされる。
【0029】フェルール部材30の接合端面32と研磨
盤2の研磨面2aとが接触したら、駆動装置3を駆動し
て、研磨盤2を回転する。研磨盤2の回転によって、フ
ェルール部材30の接合端面32は研磨される。
【0030】このとき、係合部材9cとフェルール部材
30の溝部37との係合、及び部材収納溝17のV字型
凸部17aとフェルール部材30の溝部38との係合に
より、フェルール部材30は保持装置1に対して安定し
て保持される。したがって、研磨処理によってフェルー
ル部材30が研磨盤2から上方に向かう力を作用されて
も、フェルール部材30は保持装置1に対する位置ずれ
を生じない。また、図2(b)に示すように、フェルー
ル部材30は、このフェルール部材30に対応した形状
を有する部材収納溝17に収納されているので、研磨処
理によって研磨盤2から横方向に向かう力を作用されて
も、保持装置1に対する位置ずれを生じない。
【0031】ところで、保持部本体8(保持装置1)
は、図5に示すように、表裏を反転可能となっている。
したがって、フェルール部材30の接合端面32に対す
る研磨処理が終了したら、押さえシャフト10b、10
cによる保持部本体8に対する固定を解除するととも
に、保持装置1の表裏を切り替える。すると、図5
(b)に示すように、保持装置1に保持されているフェ
ルール部材30の接合端面31と研磨面2aとが対面す
る。こうして、保持装置1の表裏を切り替えたら、押さ
えシャフト10b、10cによって再び保持部本体8を
固定するとともに、駆動装置3によって研磨盤2を回転
し、接合端面31に対する研磨処理を行う。なお、保持
装置1の表裏の切り替え動作は、保持部本体8に固定さ
れ該保持部本体8から外側に延出するように設けられた
取っ手5aを利用することで容易に行えるようになって
いる。
【0032】両接合端面31、32に対する研磨処理が
終了したら、ネジ部9bをフェルール部材30を固定し
た時とは逆向きに回転する。こうして、係合部材9cが
部材収納溝17から後退移動し、フェルール部材30の
固定が解除される。
【0033】なお、保持部本体8は研磨盤2の平滑面2
bに載置されているものであるが、2本の押さえシャフ
ト10b、10cによって押さえられているので、研磨
盤2を回転駆動しても、保持部本体8の支持部8aと研
磨盤2の平滑面2bとは摺動する。したがって、保持部
本体8は、研磨盤2に対して従動回転せず、位置ずれ、
回転、傾斜等を生じること無く安定して支持される。し
たがって、部材固定部9に固定されているフェルール部
材30の研磨盤2に対する距離、傾斜角度等の研磨条件
は、変動せず、安定して維持される。
【0034】以上説明したように、光ファイバを保持す
るためのフェルール本体36の外面の所定位置に断面視
V字型の溝部37,38を設けたことにより、このフェ
ルール本体36を保持装置1によって保持する際、保持
装置1に対するフェルール本体36の位置決め動作を精
度良く安定して行うことができる。そして、保持装置1
に、フェルール本体36に設けられた断面視V字型の溝
部37、38に対応した形状を有する係合部材9cを設
けて置くことによって、位置決め動作は更に安定して行
われる。そして、位置決めを精度良く安定して行った状
態で研磨処理を行うことにより、精度良く安定した研磨
処理を行うことができる。
【0035】フェルール本体36は略直方体状に形成さ
れており、光ファイバはこのフェルール本体36のうち
対向する接合端面31、32のそれぞれに露出するよう
に保持されるが、溝部37、38はこの接合端面31、
32以外の面に、すなわち、側面41、42に、接合端
面31、32に対して平行に設けられているので、研磨
装置Sによってこの接合端面31、32を研磨する際、
フェルール部材30は研磨盤2から作用される上方への
力をこの溝部37、38によって確実に受けることがで
きる。したがって、研磨処理時においてフェルール部材
30と保持装置1とがずれてしまうことがないため、安
定した研磨処理を行うことができる。そして、安定した
研磨処理が可能になることによって、研磨処理後のフェ
ルール本体36の長さのばらつきの発生を抑えることが
できるとともに、接合端面31、32に対する傷や面ダ
レなどの発生を抑えることができ、高品質なフェルール
部材を安定して製造することができる。
【0036】なお、溝部37,38は、研磨処理の際の
位置決めに用いられる他に、フェルール部材30を光モ
ジュールや光トランシーバ内において光のプラットホー
ム上に位置決め固定するための位置決め溝としても用い
られる。
【0037】図4は、本発明のフェルール部材30の他
の実施形態である。ここで、以下の説明では、上述した
実施形態と同一あるいは同等の構成部分については同一
の符号を付すとともにその説明を簡略又は省略する。図
4に示すフェルール部材30は、プラスチック材料から
なるフェルール本体36と、このフェルール本体36に
形成され、互いに平行に設けられた貫通穴である2つの
ガイドピン穴33と、このガイドピン穴33の間に互い
に平行に設けられ、光ファイバが挿入される4つの光フ
ァイバ穴34とを備えている。フェルール部材30のフ
ェルール本体36は略直方体状に形成されている。フェ
ルール本体36の外面の所定位置には、断面視U字型
(半円型)に形成された溝部37、38が設けられてい
る。この溝部37、38のそれぞれは、接合端面31及
び接合端面32以外の面に、すなわち、フェルール本体
36のうち対向する側面41、42にそれぞれ設けられ
ている。このとき、溝部37、38のそれぞれは接合端
面31、32に対して平行に設けられている。溝部3
7、38のそれぞれは側面41、42の高さ方向ほぼ中
央部に形成されている。
【0038】このように、フェルール部材30の側面4
1、42に設ける溝部37、38の形状を断面視U字型
に設定することもできる。このとき、保持装置1の係合
部材9cや部材収納溝17の内面の形状も、この断面視
U字型の溝部37、38に対応するように設定すること
によって、フェルール部材30の保持装置1に対する位
置決め動作や保持動作は安定して行われる。
【0039】上記各実施形態に示したように、フェルー
ル部材30の側面41、42に断面視V字型又はU字型
の溝部37、38をそれぞれ形成したことにより安定し
た位置決め動作及び研磨処理を行うことができる。ここ
で、溝部37、38の形状を、例えば断面視コ字状な
ど、他の形状にすることも考えられるが、溝部37、3
8の形状を断面視V字型又はU字型にすることによっ
て、保持装置1に対する位置決め動作を確実に安定して
行うことができる。
【0040】なお、上記各実施形態においては、溝部は
フェルール本体36の側面41、42にそれぞれ設けら
れているが、一方の側面41(又は側面42)のみに設
ける構成とすることも可能である。
【0041】上記各実施形態においては、溝部37、3
8はフェルール本体36の側面41、42の高さ方向の
ほぼ中央部にそれぞれ1つ形成されている構成である
が、側面41、42のそれぞれに複数の溝部37、38
を設ける構成とすることも可能である。1つの側面4
1、42に複数の溝部37、38を形成する際には、保
持装置1の係合部材9cにも複数のV字型突出部を設け
る。
【0042】なお、上記各実施形態における研磨装置
は、フェルール部材を研磨対象としているが、研磨処理
を必要とする各種部材を研磨対象とすることができる。
【0043】上記各実施形態においては、フェルール部
材30は、保持装置1によって、保持部本体8の面方向
と接合端面31、32とが平行になるように保持される
構成であるが、傾斜して固定することも可能である。
【0044】上記各実施形態においては、溝部37、3
8はフェルール本体36の内側に凹むように形成され、
この溝部37、38の形状に対応するように係合部材9
cの形状が設定されているが、フェルール本体36の側
面に、外側に突出するような断面視V字型又はU字型の
凸部を設ける構成とすることもできる。この場合、係合
部材9cの形状は、この溝部37、38の形状に対応す
るように凹むように形成される。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
フェルール部材によれば、光ファイバを保持するための
フェルール本体の外面の所定位置に断面視V字型又はU
字型の溝部を設けたことにより、このフェルール本体を
保持装置で保持する際、保持装置に対するフェルール本
体の位置決め動作を精度良く安定して行うことができ
る。したがって、このフェルール部材に対して研磨処理
等の所定の処理を施す際にも、安定した処理を行うこと
ができるので、このフェルール部材は所望の品質を得る
ことができる。
【0046】請求項2に記載のフェルール部材によれ
ば、フェルール本体は略直方体状に形成されており、光
ファイバはこのフェルール本体のうち対向する両側の端
面のそれぞれに露出するように保持されるが、溝部はこ
の両側の端面以外の面に、この端面に対して平行に設け
られているので、例えばこの端面に対して所定の処理を
施す際、フェルール部材は処理によって作用される力を
この溝部によって確実に受けることができるので、処理
時において位置ずれを起こすことがない。したがって、
フェルール部材は安定して所定の処理を施される。
【0047】請求項3に記載の研磨装置によれば、フェ
ルール本体を保持する保持装置に、フェルール本体に設
けられた断面視V字型又はU字型の溝部に対応した形状
を有する係合部材を設けて置くことによって、効率良く
安定した位置決め動作を行うことができる。更に、研磨
処理時においても保持装置とフェルール部材との位置ず
れが抑えられているので、安定した研磨処理を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の研磨装置の一実施形態を示す概略図
であって、(a)は側面図、(b)は研磨装置を構成す
る保持装置を上方から見た平面図である。
【図2】 図1の要部拡大図であって、(a)は側面
図、(b)は上方から見た平面図である。
【図3】 本発明のフェルール部材の一実施形態を示す
外観斜視図である。
【図4】 本発明のフェルール部材の他の実施形態を示
す外観斜視図である。
【図5】 本発明の研磨装置を用いてフェルール部材に
対する研磨処理を行う様子を説明するための図である。
【図6】 従来の研磨装置を説明するための図である。
【図7】 従来のフェルール部材を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1…保持装置、2…研磨盤、3…駆動装置、9c…係合
部材、30…フェルール部材(部材)、31,32…接
合端面、36…フェルール本体(部材)、37,38…
溝部、 S…研磨装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 達哉 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 (72)発明者 西村 顕人 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H036 QA12 QA20 QA29

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを内蔵するフェルール部材
    (30)において、 前記光ファイバを保持するためのフェルール本体(3
    6)を備え、 前記フェルール本体の外面の所定位置に、断面視V字型
    又はU字型の溝部(37,38)を設けたことを特徴と
    するフェルール部材。
  2. 【請求項2】 前記フェルール本体は略直方体状に形成
    されており、 前記光ファイバは、略直方体状に形成されている前記フ
    ェルール本体のうち対向する両側の端面(31,32)
    のそれぞれに露出するように保持され、 前記溝部は、前記両側の端面以外の面(41,42)
    に、前記端面に対して平行に設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載のフェルール部材。
  3. 【請求項3】 所定の部材(30)のうち対向する両側
    の端面(31,32)のそれぞれを研磨する研磨装置
    (S)において、 前記部材を保持する保持装置(1)と、 前記保持装置に保持された前記部材の前記端面に対して
    接触可能な位置に設けられた研磨盤(2)と、 前記研磨盤を回転する駆動装置(3)とを備え、 前記保持装置は、前記部材のうち前記両側の端面以外の
    面(41,42)に、前記端面に対して平行に設けられ
    ている断面視V字型又はU字型の溝部(37,38)に
    対応した形状を有する係合部材(9c)を備えることを
    特徴とする研磨装置。
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