JP2594613B2 - 光コネクタフェルールの端面研磨方法 - Google Patents

光コネクタフェルールの端面研磨方法

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JP2594613B2 JP10046188A JP10046188A JP2594613B2 JP 2594613 B2 JP2594613 B2 JP 2594613B2 JP 10046188 A JP10046188 A JP 10046188A JP 10046188 A JP10046188 A JP 10046188A JP 2594613 B2 JP2594613 B2 JP 2594613B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光ファイバを位置決め固定し、ガイドピンを
用いて結合を実現する光コネクタフェルール、特にガイ
ドピン溝が露出されており、上記ガイドピン溝にガイド
ピンを位置せしめその上からクランプして固定する形式
の光コネクタフェルールの端面研磨方法に関するもので
ある。
(従来の技術) 光ファイバの接続を実現する光コネクタにおいては、
光コネクタフェルールに光ファイバを固定した後に、そ
の端面と光ファイバの位置合せを行ない、その後、接続
損失を少なくするために、端面を研磨することが通常行
なわれている。
上記の研磨によって、光コネクタフェルールには新た
な端面が形成されることになるが、この新たな面の傾き
が大きいと端面での多重反射が増大したり、端面基準に
結合することにより光ファイバ同志の角度ずれが増加し
たりする。
第4図は従来の端面研磨方法における研磨チャックア
ームの一例の説明図である。
図面において、(1)は研磨チャックアーム、(3)
は押え部材、(4)は連結ピン、(10′)は光コネクタ
フェルールである。この光コネクタフェルール(10′)
は、例えば樹脂成形等により形成されており、内部に光
ファイバガイド穴及びガイドピン穴が同時に成形されて
いる。
光コネクタフェルール(10′)の端面研磨において
は、研磨チャックアーム(1)の先端に形成された研磨
チャックの面(1a)及び(1b)を基準面とし、この基準
面と研磨盤の直角度が生じるように製作及び調整を行な
い、この基準面に光コネクタフェルール(10′)外形を
押しつけ、押え部材(3)及び連結ピン(4)を用いて
位置決め固定し、端面の研磨を行なっていた。
(解決しようとする課題) ガイドピンを用いて位置決めする形式の光コネクタフ
ェルールにおいては、端面研磨はガイドピン溝に対して
垂直になされなければならない。しかるに、第4図に示
したような従来の端面研磨は光コネクタフェルールの外
形を基準として位置決め固定されていた。しかし、光コ
ネクタフェルールの外面とガイドピン溝とは必ずしも平
行ではないため、研磨面は必ずしもガイドピン溝に対し
て垂直にはならなかった。又この方法では、研磨チャッ
クアーム(1)の基準面に光コネクタフェルールを押し
つけて固定する時や、研磨時の抵抗によって光コネクタ
フェルールが傾き易いという問題点がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解消した光コネクタフェルー
ルの端面研磨方法を提供するもので、その特徴は、ガイ
ドピン溝が露出されており、上記ガイドピン溝にガイド
ピンを位置せしめその上からクランプして固定する形式
の光コネクタフェルールの上記ガイドピン溝に、該ガイ
ドピン溝に対応して位置決め形成された部材を押し付け
ることによって光コネクタフェルールを位置決め固定
し、その端面を研磨することにある。
第5図は本発明の端面研磨方法において対象とする光
コネクタフェルールの一例の横断面図である。
図面に示すように、上面に光ファイバガイド溝(13)
及びガイドピン溝(14)が加工されたガイド溝基板(1
1)に、少なくともガイドピン溝(14)の一部を露出
し、光ファイバガイド溝(13)上に薄膜接着層を介して
フラットプレート(12)が接合されて光コネクタフェル
ール(10)が形成されている。
上記光ファイバガイド溝(13)には光ファイバが位置
決め固定され、ガイドピン溝(14)上にはガイドピン
(15)を位置せしめ、その上方からクランパ(図面せ
ず)を用いて溝下向に押圧し固定し、このガイドピン
(15)により、光コネクタフェルール(10)相互の結合
を実現する。
第1図は上述した光コネクタフェルールの端面研磨方
法を実現する研磨チャックアームの具体例の説明図で、
同図(イ)は構成部材の外観図、同時(ロ)は光コネク
タフェルールを位置決め固定した状態の上面図である。
図面に示すように、研磨チャックアーム(1)の先端
の光コネクタフェルール保持部には、光コネクタフェル
ール(10)のガイドピン(15)(第5図参照)間隔と同
じ間隔をもつ位置決めレール(2)の2本が位置決め、
角度決めされて一体に形成されている。この2本のレー
ル(2)の間隔は光コネクタフェルール(10)のガイド
ピン間隔と同程度の精度(±1μm程度)が必要であ
る。
このような2本の位置決めレール(2)を、光コネク
タフェルール(10)のガイドピン溝(14)に係合し、押
え部材(3)及び連結ピン(4)を用いて押し付けるこ
とによって、光コネクタフェルール(10)は研磨チャッ
クアーム(1)に位置決め固定される。このような状態
において研磨盤により光コネクタフェルール(10)の端
面の研磨を行なう。
第2図は本発明の端面研磨方法を実現する研磨チャッ
クアームの他の具体例の光コネクタフェルールを位置決
め固定した状態の上面図である。本具体例においては、
研磨チャックアーム(1)の光コネクタフェルール保持
部には角度決めされた1本のレール(2)が一体に形成
されており、光コネクタフェルール(10)はこの1本の
レール(2)によって角度決めされ、光コネクタフェル
ール(10)の他の部分も同時に固定される。この際、光
コネクタフェルール(10)のガイドピン溝(14)以外の
部位を把持する部分には、弾性体(5)を用いる等し
て、ガイドピン溝(14)とレール(2)によって光コネ
クタフェルール(10)が位置決めされるのを妨げないよ
うな工夫がなされている。
第3図は本発明の端面研磨方法を実現する研磨チャッ
クアームのさらに他の具体例の上面図である。
研磨チャックアーム(1)の先端の光コネクタフェル
ール保持用V溝(61)にガイドピン(62)を接着固定し
たV溝チップ(6)が接着固定されている。上記V溝チ
ップ(6)には光コネクタフェルール(10)のガイドピ
ン溝(14)間隔と等しい間隔をもったV溝(61)が高精
度に加工されており、このV溝(61)にガイドピン(6
2)が接着固定されている。しかして、上記ガイドピン
(62)を光コネクタフェルール(10)のガイドピン溝
(14)に係合し、押え部材(3)及び連結ピン(4)を
用いて押しつけることにより、光コネクタフェルール
(10)は研磨チャックアームに位置決め固定される。こ
の状態において光コネクタフェルール(10)の端面を研
磨する。
(作用) このように、光コネクタフェルールのガイドピン溝に
研磨チャックアームの位置決め部材を押しつけて光コネ
クタフェルールを位置決め固定し、研磨することによ
り、光コネクタフェルールの外形寸法によらず、その端
面をガイドピン溝に対し、精度よく研磨することができ
る。
又本発明の方法では、光コネクタフェルールを研磨チ
ャックアームに取り付けて締めつけることにより、光コ
ネクタフェルールは自然と位置決め部材によって位置決
めされるため、従来のように、研磨チャックアームの基
準面に押しつけながら締めつけるという操作がなくな
り、作業の効率化、高速化がはかれる。
(実施例) 第3図に示す研磨チャックアームを作成し、評価を行
なった。
試作した研磨チャックアームは、X溝(61)にガイド
ピン(62)を接着固定したV溝チップ(6)を、従来の
研磨チャックアームの先端の光コネクタフェルール保持
部に接着固定して作成した。V溝は光コネクタフェルー
ルと等しいガイドピン溝間隔を高精度で形成した。これ
は、光コネクタフェルールのガイドピン溝を形成する技
術を応用すれば容易に作成できる。
得られた研磨チャックアーム(1)を用い、n=100
の光コネクタフェルール(10)の端面研磨を行ない、ガ
イドピン溝(14)との角度を測定したところ、端面角度
のバラツキはσ(二乗平均誤差)で0.02゜であった。比
較のため、第4図に示す従来の外形基準の研磨チャック
アームで同様の実験を行なった結果、端面角度のバラツ
キはσで0.11゜であった。
このように、本発明の端面研磨方法によれば、極めて
バラツキの少ない安定した端面角度の光コネクタフェル
ールが得られることが確認された。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の端面研磨方法によれ
ば、光コネクタフェルールのガイドピン溝と端面の直角
度を精度よく研磨することが可能となり、光コネクタの
接続損失の低減及び端面での多重反射の減少に極めて効
果的である。
又本発明の端面研磨方法によれば、ガイドピン溝基準
に研磨するので、光コネクタフェルールの外形寸法は比
較的低精度でもよく、生産性向上の効果がある。さらに
外形が直方体以外の光コネクタフェルールに対しても、
高精度の研磨が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の端面研磨方法を実現する研磨チャック
アームの具体例の説明図で、同図(イ)は構成部材の外
観図、同図(ロ)は光コネクタフェルールを位置決め固
定した状態の上面図である。 第2図は本発明の端面研磨方法を実現する研磨チャック
アームの他の具体例の光コネクタフェルールを位置決め
固定した状態の上面図である。 第3図は本発明の端面研磨方法を実現する研磨チャック
アームのさらに他の具体例の上面図である。 第4図は従来の端面研磨方法における研磨チャックアー
ムの説明図である。 第5図は本発明の端面研磨の対象とする光コネクタフェ
ルールの一例の横断面図である。 1……研磨チャックアーム、2……位置決めレール、3
……押え部材、4……連結ピン、5……弾性体、6……
V溝チップ、61……V溝、62……位置決めガイドピン、 10……光コネクタフェルール、11……ガイド溝基板、12
……フラットプレート、13……光ファイバガイド溝、14
……ガイドピン溝、15……ガイドピン。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドピン溝が露出されており、上記ガイ
    ドピン溝にガイドピンを位置せしめその上からクランプ
    して固定する形式の光コネクタフェルールの上記ガイド
    ピン溝に、該ガイドピン溝に対応して位置決め形成され
    た部材を押し付けることによって光コネクタフェルール
    を位置決め固定し、その端面を研磨することを特徴とす
    る光コネクタフェルールの端面研磨方法。
  2. 【請求項2】ガイドピン溝に対応して位置決め形成され
    た部材が研磨チャックアームの先端に一体に形成されて
    いることを特徴とする請求項(1)記載の光コネクタフ
    ェルールの端面研磨方法。
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