JP2552187B2 - 高精度接着方法 - Google Patents

高精度接着方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光部品等、高精度が要求される各種部品の接
着方法に関する。
(従来の技術) 従来、部品の接着では一方の部品の接着面上に接着剤
を塗布し、この上に他方の部品の接着面を重ねて両者を
接着する方法が一般的に行われている。
(発明が解決しようとする課題) 叙上の方法は作業が簡単であるという点で優れている
が、2つの接着面の間に接着剤が存在するため、接着部
品の厚さ精度は、必然的に接着剤の厚さに依存し、接着
剤の厚さが厚くなるほどその厚さ精度は低下するという
欠点がある。
そこで接着剤の厚さを薄くするため、接着剤を適当な
溶媒に溶かし、その濃度を薄めた接着剤を直接部品の接
着面上に置いて、この部品を高速で回転することにより
接着剤の厚さを薄くしたり、あるいはこの接着剤を噴霧
状にして、接着面上に薄く均一に堆積する方法が開発さ
れ、厚さ1μm以下の接着層が容易に得られるようにな
り、従来法の問題解決に効果をあげている。ただし、こ
の方法も従来法と同じく一方の部品に接着剤を塗布して
から他方の部品を重ねてるため、接着剤を塗布した後、
接着剤の上に粒子等の異物が付着するのを避けるため、
クリーンルームやクリーンブース等の清浄な環境下で作
業しなければならない。また厚さが薄くなっても接着面
の間に接着層が存在するために、接着層の厚さに相当す
る誤差が残るという問題がある。
本発明は上記の欠点を改善するために提案されたもの
で、その目的は、相互に接着する部品の一方の接着面に
溝を形成することにより、従来法と同様の簡単な作業
で、かつ接着層の厚さの影響を受けない高精度接着方法
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明は部品相互の幾何
学的位置決めを行って接着固定する場合、少なくとも一
方の第1の部品は、その接着面において、他方の第2の
部品と直接接触する第1の部分と接触しないで、はみ出
す第2の部分とを有し、かつ前記の第1の部品には前記
第2の部品と直接接触する第1の部分と、はみ出す第2
の部分とに、またがる溝を形成し、部品相互の位置決め
を行った後、はみ出し部分の溝の上に流動性接着剤を付
着させ、この流動性接着剤が溝を伝わって2つの部品の
間にできた溝空間へ浸透せしめ、これによって第1の部
品と第2の部品とを接着せしめることを特徴とする高精
度接着方法を発明の要旨とするものである。
(作用) 叙上のように本発明においては、接着すべき面の一方
の部品に溝を形成し、両部品を接合した後、前記の溝に
接着剤を流し込み、両部品を接合するので、接着剤表面
への異物の付着や2つの部品の接着面の間に接着剤が介
在することがないので、本発明は高精度の接着が可能で
ある。
(実施例) 次に本発明の実施例について説明する。なお、実施例
は一つの例示であって、本発明の精神を逸脱しない範囲
で、種々の変更あるいは改良を行い得ることは言うまで
もない。
次に本発明の実施例を示す。この場合、光導波路を形
成したLiNbO3基板と光ファイバを高精度で保持接続する
ためのV溝基板とを高精度で接着した例について述べ
る。この組立では光ファイバのコアとLiNbO3基板の光導
波路との高精度位置合わせが目的である。
第1図はLiNbO3基板と光ファイバおよびV溝基板の組
立構成を示したもので、それぞれ(A)は正面から、
(B)は側面から、(C)は上面から見た図を示す。
シリコン単結晶のV溝基板1(第1の部品)の中に異
方性エッチングでV溝2が形成されており、V溝2の2
つの斜面に接触するように光ファイバ3が保持されてい
る。V溝2の2つの斜面はシリコン単結晶の(111)結
晶面でV溝基板1の表面に対して正確に54.7度の傾斜角
となり、かつV溝2の幅は寸法精度の優れたホトエッチ
ングで加工されているので、V溝基板1の表面に対する
光ファイバのコア4のZ方向の位置は高精度で決定され
ている。7は溝であって、この溝には接着剤が流し込ま
れるためのものである。
一方、LiNbO3基板5(第2の部品)は光導波路6の形
成してある面とV溝基板1のV溝2が形成された面とが
接触するように構成する。ここで両者の表面は、ともに
高精度の平坦性を有する研磨面になっているので、光フ
ァイバ3と同様にV溝基板1の表面としてZ方向におけ
る光導波路6の位置が正確に決められる。XおよびY方
向の位置決めは、予めV溝基板1とLiNbO3基板5とに形
成しておいた位置合わせ用マークを用いることにより、
高精度が確保できる。
なお、溝7は第1の部品であるV溝基板1と第2の部
品であるLiNbO3基板5とが互いに接触する部分Aと、V
溝基板1がLiNbO3基板5よりはみ出す部分Bとを有して
いる。
第1図では光ファイバのコア4と光導波路6の位置
は、ともにV溝基板1の同一表面を基準としてZ方向の
位置が決まるため、両者の部品を高精度で位置決めでき
る構成になっている。このままの状態で、LiNbO3基板5
からはみ出している溝7の一部に流動性の紫外線硬化形
接着剤を滴下すると、接着剤はこの溝7を伝わってV溝
基板1とLiNbO3基板5との間にできている溝空間に浸み
込んでゆき、この後、LiNbO3基板5の上から紫外線を照
射すると、2つの基板はそのままの状態で接着固定され
る。
(発明の効果) 叙上のように本発明によれば、部品相互の幾何学的位
置決めを行って接着固定する場合、少なくとも一方の第
1の部品は、その接着面において、他方の第2の部品と
直接接触する第1の部分と接触しないで、はみ出す第2
の部分とを有し、かつ前記の第1の部品には前記第2の
部品と直接接触する第1の部分と、はみ出す第2の部分
とに、またがる溝を形成し、部品相互の位置決めを行っ
た後、はみ出し部分の溝の上に流動性接着剤を付着さ
せ、この流動性接着剤が溝を伝わって2つの部品の間に
できた溝空間へ浸透せしめ、これによって第1の部品と
第2の部品とを接着せしめることにより、接着剤の塗布
が極めて簡単で、しかも接着剤表面への異物の付着や2
つの部品の接着面の間に接着剤が介在するといった問題
がなく、高い精度が得られる。ここで使用する接着剤は
溝を伝わって浸み込むための流動性を持つものであれば
何でもよく、紫外線硬化形接着剤に限定されることはな
い。さらに、第1図の部品組立構成において、Z方向の
位置決めは2つの部品を接触させるだけでよいので、組
立作業も簡単になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はLiNbO3基板と光ファイバとV溝基板の組立構成
を示したもので、Aは正面図、Bは側面図、Cは上面図
を示す。 1……V溝基板 2……V溝 3……光ファイバ 4……光ファイバコア 5……LiNbO3基板 6……光導波路 7……溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部品相互の幾何学的位置決めを行って接着
    固定する場合、少なくとも一方の第1の部品は、その接
    着面において、他方の第2の部品と直接接触する第1の
    部分と接触しないで、はみ出す第2の部分とを有し、か
    つ前記の第1の部品には前記第2の部品と直接接触する
    第1の部分と、はみ出す第2の部分とに、またがる溝を
    形成し、部品相互の位置決めを行った後、はみ出し部分
    の溝の上に流動性接着剤を付着させ、この流動性接着剤
    が溝を伝わって2つの部品の間にできた溝空間へ浸透せ
    しめ、これによって第1の部品と第2の部品とを接着せ
    しめることを特徴とする高精度接着方法。
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