JP4401584B2 - フェルール部材、研磨装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバを内蔵するフェルール部材、及びこのフェルール部材を製造する際に用いられる研磨装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光アクセス網を構築するためには、高密度で多心の光ファイバと、光ファイバどうしを迅速に接続できる接続技術とが必要である。光ファイバを迅速に接続できるフェルール部材として、従来よりMT形光コネクタ(JIS C 5981)がある。
【0003】
MT形光コネクタを用いた光ファイバどうしの接続においては、MT形光コネクタの接合端面どうしを突き合わせて接合するため、この接合端面を所定の面精度に加工する必要がある。そのため、従来より、研磨装置を用いてこのMT形光コネクタの接合端面を所定の面精度に加工することが行われている。
【0004】
図6(a)、(b)は、MT形光コネクタ50の突き合わせ接続用の接合端面55を研磨する研磨装置の一例を示す要部拡大図である。ここで、図6(a)は側面図であり、図6(b)は上方から見た平面図である。
図6(a)、(b)において、研磨装置SJは、被研磨部材であるフェルール(光コネクタ)50を保持する保持装置60と、この保持装置60と対向する位置に設けられ、上面に研磨面67aを備えている円盤状の研磨盤67と、この研磨盤67を軸線Lまわりに回転する駆動装置(不図示)とを備えている。保持装置60は、研磨盤67に対して所定の間隔を有しつつ不図示の支持部に支持されているプレート状の保持部本体62と、この保持部本体62の側部に設けられ、MT形光コネクタ50を保持部本体62に対して固定する部材固定部64と、MT形光コネクタ50の上方への移動を規制する上側固定部69とを備えている。保持部本体62の側部には、この保持部本体62の厚さ方向にわたって貫通する部材収納溝66が形成されており、研磨処理されるべきMT形光コネクタ50はこの部材収納溝66に収納されるようになっている。
【0005】
部材固定部64は、保持部本体62の側部に固定されているブラケット64aと、このブラケット64aに螺着されているネジ部64bと、このネジ部64bの先端に設けられている押さえブロック64cとを備えている。そして、部材固定部64によってMT形光コネクタ50を保持部本体62に固定するためには、MT形光コネクタ50を部材収納溝66に収納した後、ブラケット64aに螺着されているネジ部64bをねじ込むことによって、押さえブロック64cがMT形光コネクタ50を部材収納溝66内面に押圧固定するようになっている。このとき、押さえブロック64cは略直方体状に形成され、押さえブロック64cのうちMT形光コネクタ50を押圧する側の端面は平坦に形成されており、押さえブロック64cは、MT形光コネクタ50のフェルール本体51に設けられているつば部53と係合するようになっている。MT形光コネクタ50は、つば部53を用いて研磨装置SJに対して位置決めされている。
【0006】
そして、上述したような研磨装置SJを用いてMT形光コネクタ50の接合端面55を研磨するためには、保持装置60でMT形光コネクタ50を保持するとともに、この保持部60に保持されたMT形光コネクタ50の接合端面55を研磨盤67の研磨面67aに接触させる。そして、この状態で駆動装置によって研磨盤67を回転駆動することにより、MT形光コネクタ50の接合端面55が研磨される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年において光アクセス網を構築する際に、図7に示すようなフェルール部材(光コネクタ)70が用いられるようになっている。このフェルール部材70は、略直方体ブロック状に形成されたフェルール本体75と、ガイドピンを挿入嵌合するための2本平行に設けられたガイドピン穴73と、2本のガイドピン穴73どうしの間に互いに平行に設けられ、光ファイバを挿入するための光ファイバ穴74とを備えている。そして、フェルール部材70のうち、図7中、上下両端面が突き合わせ接続用の接合端面71、72となっており、ガイドピン穴73及び光ファイバ穴74は、1対の接合端面71、72間にわたって貫通するように形成されている。
【0008】
しかしながら、図6に示したような研磨装置SJを用いて図7に示したようなフェルール部材70の接合端面71、72を研磨しようとすると、フェルール部材70の側面は平面状に形成されているため、研磨装置SJに対するフェルール部材70の安定した位置決めが困難であるという問題があった。安定した位置決めを行わずに研磨処理を行うと、研磨処理後のフェルール本体75の長さにばらつきが生じたり、研磨処理時におけるフェルール部材70の接合端面71、72と研磨面67aとの間に生じるぶれ(ガタ)によって接合端面71、72に傷や面ダレなどが生じる場合がある。このように、研磨装置SJに対するフェルール部材70の安定した位置決め動作が行われないと、所望の品質を有するフェルール部材を製造できないといった問題があった。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、フェルール部材を研磨処理する際、精度良く安定して研磨処理できるフェルール部材、及びこのフェルール部材を精度良く安定して研磨処理することによって高品質なフェルール部材を製造可能な研磨装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に記載の発明は、光ファイバを内蔵するフェルール部材において、前記光ファイバを保持するためのフェルール本体を備え、前記フェルール本体は略直方体状に形成されており、前記光ファイバは、略直方体状に形成されている前記フェルール本体のうち対向する両側の端面のそれぞれに露出するように保持され、前記フェルール本体には、その前記両側の端面以外の面に、前記端面を研磨処理する研磨装置の前記フェルール本体を保持するための保持装置に対する位置決め用の溝部が前記端面に対して平行に設けられ、前記研磨装置の前記保持装置には前記フェルール本体の前記溝部に対応した形状を有する係合部材が設けられ、前記フェルール本体は、前記溝部に前記係合部材を嵌め合わせて係合させることにより前記保持装置に位置決めして保持可能とされていることを特徴とするフェルール部材を提供する
請求項2に記載の発明は、前記溝部が、前記フェルール本体の両側の端面以外の対向する2面の、前記フェルール本体の両側の端面の間隔方向である高さ方向の位置を揃えて該方向の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフェルール部材を提供する。
請求項3に記載の発明は、前記フェルール本体の両側の端面は長方形をなし、前記フェルール本体の両側の端面以外の面のうち前記端面の幅方向両側に位置する2面に前記溝が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェルール部材を提供する。
請求項4に記載の発明は、前記溝部は断面視V字型又はU字型に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフェルール部材。
請求項5に記載の発明は、前記フェルール本体には、その両側の端面の間隔方向に互いに平行に設けられた貫通穴である2つのガイドピン穴が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフェルール部材を提供する。
請求項6に記載の発明は、略直方体状の部材のうち対向する両側の端面のそれぞれを研磨する研磨装置において、前記部材を保持する保持装置と、前記保持装置に保持された前記部材の前記端面に対して接触可能な位置に設けられた研磨盤と、前記研磨盤を回転する駆動装置とを備え、前記保持装置は、前記部材のうち前記両側の端面以外の面に、前記端面に対して平行に設けられている溝部に対応した形状を有する係合部材を備え、前記溝部に前記係合部材を嵌め合わせて係合させることにより前記部材を位置決めして保持可能とされていることを特徴とする研磨装置を提供する。
請求項7に記載の発明は、前記保持装置は、前記研磨盤に対して所定の間隔を有して配置されているプレート状の保持部本体と、この保持部本体の側方から前記係合部材によって前記部材を押圧して保持部本体に対して固定するように構成された部材固定部とを備え、保持部本体の側部には前記部材を収納するための部材収納溝が該保持部本体の厚さ方向にわたって貫通されて形成され、前記部材収納溝の内面に、前記部材の前記溝部に対応した形状を有する凸部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の研磨装置を提供する。
請求項8に記載の発明は、前記溝部が、前記部材の両側の端面以外の対向する2面の、前記部材の両側の端面の間隔方向である高さ方向の位置を揃えて該方向の中央部に設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の研磨装置を提供する。
請求項9に記載の発明は、前記部材の両側の端面は長方形をなし、前記部材の両側の端面以外の面のうち前記端面の幅方向両側に位置する2面に前記溝が設けられていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の研磨装置を提供する。
請求項10に記載の発明は、前記溝部は断面視V字型又はU字型に形成されていることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の研磨装置を提供する。
請求項11に記載の発明は、前記保持装置の前記研磨盤に対する向きが反転可能となっていることを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の研磨装置を提供する。
請求項12に記載の発明は、前記部材が請求項1〜5のいずれかに記載のフェルール部材であることを特徴とする請求項6〜11のいずれかに記載の研磨装置を提供する。
【0013】
本発明によれば、光ファイバを保持するためのフェルール本体の外面の所定位置に断面視V字型又はU字型あるいはその他の形状の溝部を設けたことにより、このフェルール本体を研磨装置の保持装置で保持する際、研磨装置に対するフェルール本体の位置決め動作を精度良く安定して行うことができる。したがって、精度良く安定した研磨処理を行うことができる。そして、保持装置に、フェルール本体に設けられた断面視V字型又はU字型あるいはその他の形状の溝部に対応した形状を有する係合部材を設けて置くことによって、研磨装置に対するフェルール本体の位置決め動作を更に安定して行うことができる。そして、上記フェルール本体は略直方体状に形成されており、光ファイバはこのフェルール本体のうち対向する両側の端面のそれぞれに露出するように保持されるが、溝部はこの両側の端面以外の面に、この端面に対して平行に設けられているので、研磨装置によってこの端面を研磨する際、フェルール部材は研磨盤から作用される力をこの溝部によって確実に受けることができるので、研磨処理時においてフェルール部材と保持装置とは位置ずれを生じない。したがって、安定した研磨処理を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のフェルール部材、研磨装置の一実施形態について図1〜図3を参照しながら説明する。図1は本発明の研磨装置Sの全体概略図であって図1(a)は側面図、図1(b)は研磨装置Sを構成する保持装置1を上方から見た図である。図2は研磨装置Sの要部拡大図であって図2(a)は側面図、図2(b)は上方から見た平面図である。図3は、本発明のフェルール部材を示す外観斜視図である。
【0015】
図1、図2において、研磨装置Sは、研磨対象部材であるフェルール部材(光コネクタ)30を保持する保持装置1と、保持装置1に対して対向する位置に所定間隔を有して配置されている研磨盤2と、この研磨盤2を回転する駆動装置3とを備えている。
【0016】
研磨盤2は円盤状に形成されており、ベース部4上に載置されている。研磨盤2の上面には円環状の研磨面2aが設けられている。研磨盤2の中央部は平滑面2bとなっている。駆動装置3は、例えばモータによって構成されておりベース部4内部に配置されている。研磨盤2と駆動装置3とは連結しており、駆動装置3を駆動することにより、研磨盤2は図1中、軸線Lまわりに回転するようになっている。
【0017】
保持装置1は、研磨盤2に対して所定の間隔を有して配置されているプレート状の保持部本体8と、この保持部本体8の側部に設けられ、フェルール部材30を保持部本体8に対して固定する部材固定部9とを備えている。保持部本体8の下面中央部には、下方に向かって突設された支持部8aが形成されており、保持部本体8は支持部8aを介して、研磨盤2の中央部に形成されている平滑面2b上に載置されている。研磨盤2と保持部本体8とは平行に配置されており、研磨盤2と保持部本体8との間隔は、支持部8aの高さによって設定される。
【0018】
保持部本体8の上方には、2本の押さえシャフト10b、10cが配置されている。この押さえシャフト10b、10cのそれぞれは、保持装置1の上方に設けられたヘッド部10に配置されている。ヘッド部10はベース部4上に立設している支柱12上に固定されている。押さえシャフト10b、10cは、研磨盤2の平滑面2b上に支持部8aを介して載置されている保持部本体8の移動を規制するためのものである。
【0019】
これら押さえシャフト10b、10cのそれぞれは、保持部本体8の上面に形成されている開口である固定用穴8b、8cにそれぞれ挿入されるようになっている。固定用穴8bは、保持部本体8の中央部に形成されており、固定用穴8cは、固定用穴8bから離間した位置に形成されている。押さえシャフト10b、10cのそれぞれは、ヘッド部10に設けられている昇降レバー10aに接続されている。昇降レバー10aを上下方向に操作することによって、押さえシャフト10b、10cのそれぞれは昇降されるようになっている。そして、昇降レバー10aを操作して押さえシャフト10b、10cを下降することにより、押さえシャフト10b、10cのそれぞれは保持部本体8の固定用穴8b、8cのそれぞれに挿入される。そして、更に、押さえシャフト10b、10cを下降することによって、研磨盤2の平滑面2b上に支持部8aを介して載置されている保持部本体8は研磨盤2に対して押さえ込まれて固定される。ここでは、2本の押えシャフト10b、10cのうち、保持部本体8の上面中央部に形成されている固定用穴8bに挿入される押さえシャフト10bは保持部本体8に対するピボット軸となっており、固定用穴8cに挿入される押えシャフト10cは保持部本体8に対する回り止め軸となっている。
【0020】
図2に示すように、保持部本体8の側部には、この保持部本体8の厚さ方向にわたって貫通する部材収納溝17が形成されている。研磨処理されるべきフェルール部材30はこの部材収納溝17に収納されるようになっている。保持部本体8に対してフェルール部材30を固定する部材固定部9は、保持部本体8の側部に固定されているブラケット9aと、このブラケット9aに螺着されているネジ部9bと、このネジ部9bの先端に設けられている係合部材9cとを備えている。部材固定部9は、図1(b)に示すように、保持部本体8の外周部の複数箇所に設けられている。ネジ部9bは、該ネジ部9bのうちブラケット9a外側に突出した端部に固定されたツマミ9dを回転することで簡単に回転操作することができる。
【0021】
図3に示すように、フェルール部材30は、プラスチック材料からなるフェルール本体36と、このフェルール本体36に形成され、互いに平行に設けられた貫通穴である2つのガイドピン穴33と、この2つのガイドピン穴33の間に互いに平行に設けられ、光ファイバが挿入される4つの光ファイバ穴34とを備えている。フェルール部材30のフェルール本体36は略直方体状に形成されている。このフェルール本体36は、光ファイバ穴34に挿入された光ファイバを保持するようになっている。このとき、保持された光ファイバは、略直方体状に形成されているフェルール本体36のうち対向する接合端面(端面)31と接合端面(端面)32とに露出するように保持される。接合端面31と接合端面32とは互いに平行となっている。
【0022】
フェルール本体36の外面の所定位置には、断面視V字型に形成されている溝部37、38が設けられている。この溝部37、38のそれぞれは、接合端面31及び接合端面32以外の面に、すなわち、フェルール本体36のうち対向する側面41、42にそれぞれ設けられている。このとき、溝部37、38のそれぞれは接合端面31、32に対して平行に設けられている。溝部37、38のそれぞれは側面41、42の高さ方向ほぼ中央部にそれぞれ同じ形状で形成されている。
【0023】
図2に戻って、部材固定部9によってフェルール部材30を保持部本体8に固定する際には、フェルール部材30を部材収納溝17に配置した後、ブラケット9aに螺着されているネジ部9bをねじ込み、係合部材9cの端面でコネクタ30を部材収納溝17側に押圧する。
図2(a)に示すように、係合部材9cのうち、フェルール部材30を押圧する側の端面は断面視V字型に突出するように形成されている。すなわち、係合部材9cは、フェルール部材30のフェルール本体36の側面41に凹むように形成されている断面視V字型の溝部37に対応した形状を有している。なお、溝部37と溝部38とは同じ形状に設定されているので、係合部材9cの形状と溝部38の形状とも対応している。係合部材9cがフェルール本体36の側面41(42)を押圧する際には、係合部材9cの端面がフェルール本体36の溝部37(38)に嵌め合わせられるように係合する。
【0024】
一方、部材収納溝17の内面にもフェルール部材30の溝部37(38)の形状に対応した形状を有するV字型凸部17aが形成されている。
【0025】
次に、上述したような構成を備える研磨装置Sによってフェルール部材30の接合端面31、32を研磨する方法について説明する。
【0026】
まず、研磨処理すべきフェルール部材30を保持部本体8に設けられた部材収納溝17に収納する。このとき、部材収納溝17の内面に形成されているV字型凸部17aとフェルール部材30の溝部38とが嵌め合わせられるように、フェルール部材30を部材収納溝17に収納する。このとき、図5(a)に示すように、フェルール部材30の接合端面32と研磨面2aとが対面するようにフェルール部材30を部材収納溝17に収納する。
【0027】
部材収納溝17にフェルール部材30を収納したら、部材固定部9のうち、ブラケット9aに螺着されているネジ部9bを保持部本体8に向けてねじ込む。このとき、係合部材9cの端面はフェルール部材30側(保持部本体8側)に向かって突出するように断面視V字型に形成されており、ネジ部9bをねじ込むことによって、係合部材9cのV字型端面とコネクタ30の側面41に形成されている溝部37とが嵌め合わせられるように係合する。係合部材9cとフェルール本体36に設けられた溝部37とが係合することにより、フェルール部材30は保持装置1に対して安定して位置決めされる。
【0028】
このとき、保持部本体8の厚さはほぼ一様であり、フェルール部材30は部材固定部9の係合部材9cによって、接合端面31、32を保持部本体8から上下方向に所定量突出した状態で位置決めされるように設定されている。そして、図2(a)に示すように、フェルール部材30は、接合端面32と研磨盤2の研磨面2aとが接するように位置決めされる。
【0029】
フェルール部材30の接合端面32と研磨盤2の研磨面2aとが接触したら、駆動装置3を駆動して、研磨盤2を回転する。研磨盤2の回転によって、フェルール部材30の接合端面32は研磨される。
【0030】
このとき、係合部材9cとフェルール部材30の溝部37との係合、及び部材収納溝17のV字型凸部17aとフェルール部材30の溝部38との係合により、フェルール部材30は保持装置1に対して安定して保持される。したがって、研磨処理によってフェルール部材30が研磨盤2から上方に向かう力を作用されても、フェルール部材30は保持装置1に対する位置ずれを生じない。
また、図2(b)に示すように、フェルール部材30は、このフェルール部材30に対応した形状を有する部材収納溝17に収納されているので、研磨処理によって研磨盤2から横方向に向かう力を作用されても、保持装置1に対する位置ずれを生じない。
【0031】
ところで、保持部本体8(保持装置1)は、図5に示すように、表裏を反転可能となっている。したがって、フェルール部材30の接合端面32に対する研磨処理が終了したら、押さえシャフト10b、10cによる保持部本体8に対する固定を解除するとともに、保持装置1の表裏を切り替える。すると、図5(b)に示すように、保持装置1に保持されているフェルール部材30の接合端面31と研磨面2aとが対面する。こうして、保持装置1の表裏を切り替えたら、押さえシャフト10b、10cによって再び保持部本体8を固定するとともに、駆動装置3によって研磨盤2を回転し、接合端面31に対する研磨処理を行う。
なお、保持装置1の表裏の切り替え動作は、保持部本体8に固定され該保持部本体8から外側に延出するように設けられた取っ手5aを利用することで容易に行えるようになっている。
【0032】
両接合端面31、32に対する研磨処理が終了したら、ネジ部9bをフェルール部材30を固定した時とは逆向きに回転する。こうして、係合部材9cが部材収納溝17から後退移動し、フェルール部材30の固定が解除される。
【0033】
なお、保持部本体8は研磨盤2の平滑面2bに載置されているものであるが、2本の押さえシャフト10b、10cによって押さえられているので、研磨盤2を回転駆動しても、保持部本体8の支持部8aと研磨盤2の平滑面2bとは摺動する。したがって、保持部本体8は、研磨盤2に対して従動回転せず、位置ずれ、回転、傾斜等を生じること無く安定して支持される。したがって、部材固定部9に固定されているフェルール部材30の研磨盤2に対する距離、傾斜角度等の研磨条件は、変動せず、安定して維持される。
【0034】
以上説明したように、光ファイバを保持するためのフェルール本体36の外面の所定位置に断面視V字型の溝部37,38を設けたことにより、このフェルール本体36を保持装置1によって保持する際、保持装置1に対するフェルール本体36の位置決め動作を精度良く安定して行うことができる。そして、保持装置1に、フェルール本体36に設けられた断面視V字型の溝部37、38に対応した形状を有する係合部材9cを設けて置くことによって、位置決め動作は更に安定して行われる。そして、位置決めを精度良く安定して行った状態で研磨処理を行うことにより、精度良く安定した研磨処理を行うことができる。
【0035】
フェルール本体36は略直方体状に形成されており、光ファイバはこのフェルール本体36のうち対向する接合端面31、32のそれぞれに露出するように保持されるが、溝部37、38はこの接合端面31、32以外の面に、すなわち、側面41、42に、接合端面31、32に対して平行に設けられているので、研磨装置Sによってこの接合端面31、32を研磨する際、フェルール部材30は研磨盤2から作用される上方への力をこの溝部37、38によって確実に受けることができる。したがって、研磨処理時においてフェルール部材30と保持装置1とがずれてしまうことがないため、安定した研磨処理を行うことができる。そして、安定した研磨処理が可能になることによって、研磨処理後のフェルール本体36の長さのばらつきの発生を抑えることができるとともに、接合端面31、32に対する傷や面ダレなどの発生を抑えることができ、高品質なフェルール部材を安定して製造することができる。
【0036】
なお、溝部37,38は、研磨処理の際の位置決めに用いられる他に、フェルール部材30を光モジュールや光トランシーバ内において光のプラットホーム上に位置決め固定するための位置決め溝としても用いられる。
【0037】
図4は、本発明のフェルール部材30の他の実施形態である。ここで、以下の説明では、上述した実施形態と同一あるいは同等の構成部分については同一の符号を付すとともにその説明を簡略又は省略する。
図4に示すフェルール部材30は、プラスチック材料からなるフェルール本体36と、このフェルール本体36に形成され、互いに平行に設けられた貫通穴である2つのガイドピン穴33と、このガイドピン穴33の間に互いに平行に設けられ、光ファイバが挿入される4つの光ファイバ穴34とを備えている。フェルール部材30のフェルール本体36は略直方体状に形成されている。フェルール本体36の外面の所定位置には、断面視U字型(半円型)に形成された溝部37、38が設けられている。この溝部37、38のそれぞれは、接合端面31及び接合端面32以外の面に、すなわち、フェルール本体36のうち対向する側面41、42にそれぞれ設けられている。このとき、溝部37、38のそれぞれは接合端面31、32に対して平行に設けられている。溝部37、38のそれぞれは側面41、42の高さ方向ほぼ中央部に形成されている。
【0038】
このように、フェルール部材30の側面41、42に設ける溝部37、38の形状を断面視U字型に設定することもできる。このとき、保持装置1の係合部材9cや部材収納溝17の内面の形状も、この断面視U字型の溝部37、38に対応するように設定することによって、フェルール部材30の保持装置1に対する位置決め動作や保持動作は安定して行われる。
【0039】
上記各実施形態に示したように、フェルール部材30の側面41、42に断面視V字型又はU字型の溝部37、38をそれぞれ形成したことにより安定した位置決め動作及び研磨処理を行うことができる。ここで、溝部37、38の形状を、例えば断面視コ字状など、他の形状にすることも考えられるが、溝部37、38の形状を断面視V字型又はU字型にすることによって、保持装置1に対する位置決め動作を確実に安定して行うことができる。
【0040】
なお、上記各実施形態においては、溝部はフェルール本体36の側面41、42にそれぞれ設けられているが、一方の側面41(又は側面42)のみに設ける構成とすることも可能である。
【0041】
上記各実施形態においては、溝部37、38はフェルール本体36の側面41、42の高さ方向のほぼ中央部にそれぞれ1つ形成されている構成であるが、側面41、42のそれぞれに複数の溝部37、38を設ける構成とすることも可能である。1つの側面41、42に複数の溝部37、38を形成する際には、保持装置1の係合部材9cにも複数のV字型突出部を設ける。
【0042】
なお、上記各実施形態における研磨装置は、フェルール部材を研磨対象としているが、研磨処理を必要とする各種部材を研磨対象とすることができる。
【0043】
上記各実施形態においては、フェルール部材30は、保持装置1によって、保持部本体8の面方向と接合端面31、32とが平行になるように保持される構成であるが、傾斜して固定することも可能である。
【0044】
上記各実施形態においては、溝部37、38はフェルール本体36の内側に凹むように形成され、この溝部37、38の形状に対応するように係合部材9cの形状が設定されているが、フェルール本体36の側面に、外側に突出するような断面視V字型又はU字型の凸部を設ける構成とすることもできる。この場合、係合部材9cの形状は、この溝部37、38の形状に対応するように凹むように形成される。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るフェルール部材によれば、光ファイバを保持するためのフェルール本体の外面の所定位置に溝部を設けたことにより、このフェルール本体を保持装置で保持する際、保持装置に対するフェルール本体の位置決め動作を精度良く安定して行うことができる。したがって、このフェルール部材に対して研磨処理等の所定の処理を施す際にも、安定した処理を行うことができるので、このフェルール部材は所望の品質を得ることができる。
【0046】
また、本発明に係るフェルール部材によれば、フェルール本体は略直方体状に形成されており、光ファイバはこのフェルール本体のうち対向する両側の端面のそれぞれに露出するように保持されるが、溝部はこの両側の端面以外の面に、この端面に対して平行に設けられているので、例えばこの端面に対して所定の処理を施す際、フェルール部材は処理によって作用される力をこの溝部によって確実に受けることができるので、処理時において位置ずれを起こすことがない。したがって、フェルール部材は安定して所定の処理を施される。
【0047】
本発明に係る研磨装置によれば、フェルール本体を保持する保持装置に、フェルール本体に設けられた溝部に対応した形状を有する係合部材を設けて置くことによって、効率良く安定した位置決め動作を行うことができる。更に、研磨処理時においても保持装置とフェルール部材との位置ずれが抑えられているので、安定した研磨処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の研磨装置の一実施形態を示す概略図であって、(a)は側面図、(b)は研磨装置を構成する保持装置を上方から見た平面図である。
【図2】 図1の要部拡大図であって、(a)は側面図、(b)は上方から見た平面図である。
【図3】 本発明のフェルール部材の一実施形態を示す外観斜視図である。
【図4】 本発明のフェルール部材の他の実施形態を示す外観斜視図である。
【図5】 本発明の研磨装置を用いてフェルール部材に対する研磨処理を行う様子を説明するための図である。
【図6】 従来の研磨装置を説明するための図である。
【図7】 従来のフェルール部材を説明するための図である。
【符号の説明】
1…保持装置、2…研磨盤、3…駆動装置、9c…係合部材、
30…フェルール部材(部材)、31,32…接合端面、
36…フェルール本体(部材)、37,38…溝部、 S…研磨装置。

Claims (12)

  1. 光ファイバを内蔵するフェルール部材(30)において、前記光ファイバを保持するためのフェルール本体(36)を備え、
    前記フェルール本体は略直方体状に形成されており、前記光ファイバは、略直方体状に形成されている前記フェルール本体のうち対向する両側の端面(31,32)のそれぞれに露出するように保持され、
    前記フェルール本体には、その前記両側の端面以外の面(41,42)に、前記端面を研磨処理する研磨装置(S)の前記フェルール本体を保持するための保持装置(1)に対する位置決め用の溝部(37,38)が前記端面に対して平行に設けられ
    前記研磨装置の前記保持装置には前記フェルール本体の前記溝部に対応した形状を有する係合部材(9c)が設けられ、前記フェルール本体は、前記溝部に前記係合部材を嵌め合わせて係合させることにより前記保持装置に位置決めして保持可能とされていることを特徴とするフェルール部材。
  2. 前記溝部が、前記フェルール本体の両側の端面以外の対向する2面の、前記フェルール本体の両側の端面の間隔方向である高さ方向の位置を揃えて該方向の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のフェルール部材。
  3. 前記フェルール本体の両側の端面は長方形をなし、前記フェルール本体の両側の端面以外の面のうち前記端面の幅方向両側に位置する2面に前記溝が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフェルール部材。
  4. 前記溝部(37,38)は断面視V字型又はU字型に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフェルール部材。
  5. 前記フェルール本体には、その両側の端面の間隔方向に互いに平行に設けられた貫通穴である2つのガイドピン穴(33)が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のフェルール部材。
  6. 略直方体状の部材(30)のうち対向する両側の端面(31,32)のそれぞれを研磨する研磨装置(S)において、
    前記部材を保持する保持装置(1)と、
    前記保持装置に保持された前記部材の前記端面に対して接触可能な位置に設けられた研磨盤(2)と、
    前記研磨盤を回転する駆動装置(3)とを備え、
    前記保持装置は、前記部材のうち前記両側の端面以外の面(41,42)に、前記端面に対して平行に設けられている溝部(37,38)に対応した形状を有する係合部材(9c)を備え、前記溝部に前記係合部材を嵌め合わせて係合させることにより前記部材を位置決めして保持可能とされていることを特徴とする研磨装置。
  7. 前記保持装置は、前記研磨盤(2)に対して所定の間隔を有して配置されているプレート状の保持部本体(8)と、この保持部本体(8)の側方から前記係合部材(9c)によって前記部材を押圧して保持部本体(8)に対して固定するように構成された部材固定部(9)とを備え、
    保持部本体(8)の側部には前記部材を収納するための部材収納溝(17)が該保持部本体(8)の厚さ方向にわたって貫通されて形成され、
    前記部材収納溝の内面に、前記部材の前記溝部に対応した形状を有する凸部が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の研磨装置。
  8. 前記溝部が、前記部材の両側の端面以外の対向する2面の、前記部材の両側の端面の間隔方向である高さ方向の位置を揃えて該方向の中央部に設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載の研磨装置。
  9. 前記部材の両側の端面は長方形をなし、前記部材の両側の端面以外の面のうち前記端面の幅方向両側に位置する2面に前記溝が設けられていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の研磨装置。
  10. 前記溝部(37,38)は断面視V字型又はU字型に形成されていることを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の研磨装置。
  11. 前記保持装置の前記研磨盤に対する向きが反転可能となっていることを特徴とする請求項6〜10のいずれかに記載の研磨装置。
  12. 前記部材が請求項1〜5のいずれかに記載のフェルール部材であることを特徴とする請求項6〜11のいずれかに記載の研磨装置。
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