JP2002242473A - 木造建築物における筋交い緩衝架設構造とそのための緩衝装置 - Google Patents

木造建築物における筋交い緩衝架設構造とそのための緩衝装置

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JP2002242473A JP2001040987A JP2001040987A JP2002242473A JP 2002242473 A JP2002242473 A JP 2002242473A JP 2001040987 A JP2001040987 A JP 2001040987A JP 2001040987 A JP2001040987 A JP 2001040987A JP 2002242473 A JP2002242473 A JP 2002242473A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地震等において壁体骨組に作用する外力を緩衝
装置によって緩衝し、そのまま筋交いに圧縮力または引
っ張力として作用することがないようにする。 【解決手段】土台12,梁等の横架材と柱13とが形成
する方形の壁体骨組の対角線の位置に組み込んだ筋交い
Bが、土台12,梁等の横架材と柱13とが形成する隅
角部に設置した補助金具eに対し、該筋交いBの縦軸線
に沿う相対変位ができる状態で支持されていること、そ
の筋交いBの斜切木口面20′と上記横架材との間に緩
衝装置A,A′,Cを介在させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木造建築物におけ
る筋交いの緩衝架設構造とそのための緩衝装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】木造建築物において、筋交いは、土台,
梁等の横架材と柱とが形成する方形の壁体骨組の対角線
の位置に組み込まれるもので、従来、その筋交いの両端
部は、上記横架材または柱あるいはその双方に、緊結金
具を使用して、あるいは使用することなしに、しっかり
と固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、地震等に
おいて壁体骨組に作用する外力は、そのまま筋交いに圧
縮力または引っ張力として作用することになり、該筋交
いは、場合によっては、容易に変形し、挫屈し、破断す
るおそれがある。その対策として、これらの挫屈や破断
に抗し得る強度の材質の筋交いを採用するにしても、コ
スト等のこともあって自ずと限度がある。
【0004】そこで本発明は、筋交いに作用しようとす
る外力を緩衝する装置を使用して該筋交いを架設し、上
記のごとき欠点を解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る木造建築物
における筋交い緩衝架設構造は、次の構成よりなる。 土台,梁等の横架材と柱とが形成する方形の壁体骨組
の対角線の位置に、筋交いを、その斜切木口面と上記横
架材との間に緩衝装置を介在させて組み込んでいること
を特徴とする。
【0006】さらに具体的には、本発明に係る木造建築
物における筋交い緩衝架設構造は、次の如き構成のもの
である。 土台,梁等の横架材と柱とが形成する方形の壁体骨組
の対角線の位置に組み込んだ筋交いが、土台,梁等の横
架材と柱とが形成する隅角部に設置した補助金具に対
し、該筋交いの縦軸線に沿う相対変位ができる状態で支
持されていること、その筋交いの斜切木口面と上記横架
材との間に緩衝装置を介在させている木造建築物におけ
る筋交い緩衝架設構造。
【0007】緩衝装置が土台,梁等の横架材に固定さ
れ、筋交いの斜切木口面がその緩衝装置に当接している
上記の木造建築物における筋交い緩衝架設構造。
【0008】緩衝装置が筋交いの斜切木口面に固定さ
れ、その緩衝装置が土台,梁等の横架材に当接している
上記の木造建築物における筋交い緩衝架設構造。
【0009】緩衝装置がばね部材とばね受け台板を重
合させてなり、ばね受け台板を土台,梁等の横架材に固
定し、ばね部材を筋交いの斜切木口面に当接させている
上記またはの木造建築物における筋交い緩衝架設
構造。
【0010】緩衝装置がばね部材とばね受け台板を重
合させてなり、ばね受け台板を筋交いの斜切木口面に固
定し、ばね部材を土台,梁等の横架材に当接させている
上記,またはの木造建築物における筋交い緩衝架
設構造。
【0011】緩衝装置がばね部材とばね受け台板を重
合させてなり、ばね部材を筋交いの斜切木口面に固定す
るとともに、ばね受け台板を土台または梁等の横架材に
固定している上記の木造建築物における筋交い緩衝
架設構造。
【0012】本発明に係る木造建築物における筋交い緩
衝架設構造のための緩衝装置は、次の構成よりなる。 (1)互いに重合するばね部材とばね受け台板とからなる
ことを特徴とする。
【0013】さらに具体的には、本発明に係る木造建築
物における筋交い緩衝架設構造のための緩衝装置は、次
の如き構成のものである。 (2)ばね部材aが、弧状板ばね1の長手方向両端部2,
2′の中央に、ガイド片3,3′を水平に延長するとと
もに、そのガイド片3,3′に隣接する両外側に、下向
きに膨出する形状をなす小湾曲部4,5、4′,5′を
形成してなり、ばね受け台板bが、幅をばね部材aとほ
ぼ同じにし、長さを該ばね部材aより少し長くした長方
形の鋼板6の両側長辺縁の中央部分に、規制片7,7を
起立するとともに、該鋼板6の長手方向両端部8,8′
の中央に設けた起立片9,9′に窓孔10,10′を形
成してなり、ばね部材aとばね受け台板bが、前者のガ
イド片3,3′を後者の起立片9,9′の窓孔10,1
0′に挿通した状態で重合している(1)の木造建築物に
おける筋交い緩衝架設構造のための緩衝装置。
【0014】(3)ばね部材aが、弧状板ばね1の長手方
向一側端部2の中央にガイド片3を水平に延長するとと
もに、そのガイド片3に隣接する両外側に、下向きに膨
出する形状をなす小湾曲部4,5を形成してなり、ばね
受け台板bが、幅をばね部材aとほぼ同じにし、長さを
該ばね部材aより少し長くした長方形の鋼板6の両側長
辺縁の中央部分に規制片7,7を起立するとともに、該
鋼板6の長手方向一側端部8の中央に設けた起立片9に
窓孔10を形成してなり、これらばね部材aとばね受け
台板bが、前者のガイド片3を後者の起立片9の窓孔1
0に挿通した状態で重合している(1)の木造建築物にお
ける筋交い緩衝架設構造のための緩衝装置。
【0015】(4)ばね部材fが弧状板ばね24の長手方
向両端部25,25′を小湾曲部とし、ばね受け台板g
が長さを該ばね部材fより少し長い長方形の鋼板27の
両側長辺縁の中央部分に規制片28,28を起立してい
る(1)の木造建築物における筋交い緩衝架設構造のため
の緩衝装置。
【0016】
【発明の実施の形態】先ず図1〜3により、本発明緩衝
装置の第1実施形態について詳しく説明する。Aは、互
いに重合して使用するばね部材aとばね受け台板bとか
らなる緩衝装置である。上記ばね部材aは、土台(梁ま
たは柱)の幅の2分の1の幅の平面長方形をなし、か
つ、上向きに膨出する形状をなす弧状板ばね1の長手方
向両端部2,2′の中央に、ガイド片3,3′を水平に
延長するとともに、そのガイド片3,3′に隣接する両
外側に、下向きに膨出する形状をなす小湾曲部4,5、
4′,5′を形成している。
【0017】上記ばね受け台板bは、幅がばね部材aと
ほぼ同じで、長さが該ばね部材aより少し長い程度の平
面長方形の鋼板6の両側長辺縁の中央部分に、上辺を弧
状にした規制片7,7を起立するとともに、該鋼板6の
長手方向両端部8,8′の中央に設けた起立片9,9′
に窓孔10,10′を形成している。なお、11・・・
は、上記規制片7,7に囲まれた区域に設けた取付け孔
である。
【0018】上記ばね部材aとばね受け台板bとは、前
者のガイド片3,3′を後者の起立片9,9′の窓孔1
0,10′に挿通するとともに、前者の上記小湾曲部
4,5、4′,5′を後者の表面に当接させ、後者の規
制片7,7とばね部材aとの間に所要幅員の弧状の間隙
cを保持させ、かつ、前者の小湾曲部4,5、4′,
5′と後者の起立片9,9′との間に所要の間隙d,
d′を保持させた状態で、互いに重合し、緩衝装置Aを
構成するものである。
【0019】この緩衝装置Aにおいて、ばね部材aに、
例えば上方から所要設定値以上の外力が加わると、該ば
ね部材aは、上記弧状の間隙cの範囲内で、換言する
と、規制片7,7に突き当たるまでの範囲内で、上記小
湾曲部4,5、4′,5′をばね受け台板bすなわち鋼
板6の表面に滑動させながら、そのばね力に抗し、押し
潰されるような状態で伸長する。
【0020】ばね部材aのこの伸長は、上記のように、
弧状板ばね1の長手方向両端部2,2′に下向きに膨出
形成した小湾曲部4,5、4′,5′を鋼板6の表面に
当接して滑動し易くしていること、さらに、ガイド片
3,3′を該鋼板6の起立片9,9′の窓孔10,1
0′に挿通していることによって、円滑にして正確に行
われる。
【0021】なお、ばね部材aの伸長の範囲を、上記の
ように該ばね部材aが規制片7,7に突き当たるまでと
することによって、ばね部材aが伸びきり復元力を喪失
してしまうのを防止しているものである。
【0022】また、上記した小湾曲部4,5、4′,
5′と起立片9,9′との間の間隙d,d′としては、
設計上、ばね部材aが規制片7,7に突き当たるまでそ
のばね力に抗し上記のように伸長するのを妨げないだけ
の十分な幅員を確保する。
【0023】次に、図4〜8により、上記第1の実施形
態に係る緩衝装置Aを使用した本発明筋交い緩衝架設構
造の第1実施形態について説明する。12は横架材であ
る土台、13は柱、eは補助金具である。その補助金具
eは、土台12および柱13の幅wの2分の1の幅の長
方形状の底板14の一側長辺縁に起立板15を、一側短
辺縁に起立板16を一体に形成してなり、土台12と柱
13が形成する隅角部に設置されている。すなわち、補
助金具eは、起立板15を土台12の中心線に一致させ
るとともに、起立板16を柱13の側面に当接させた状
態にして、底板14を土台12の一側半部に乗載し、釘
17で固定されているものである。なお、上記起立板1
5の所要位置には、少なくとも2個のボルト挿通円孔1
8を列設している。
【0024】上記緩衝装置Aは、土台12の他側半部
に、上記補助金具eと並べて乗載され、そのばね受け台
板bを取付け孔11・・・を通じて打った釘19・・・
で固定している(図4)。
【0025】Bは筋交いである。この筋交いBは、厚さ
を上記土台12、柱13の幅の2分の1とし、下端部2
0の外面を互いに直角をなす斜切木口面20′,20″
とするとともに、その下端部20には、該筋交いBの縦
軸線に沿って少なくとも2個のボルト挿通長楕円孔21
を列設している。この列設されたボルト挿通長楕円孔2
1は、上記補助金具eの列設されたボルト挿通円孔18
と対応一致する関係になっている。また、ボルト挿通長
楕円孔21の外側開口端はボルト頭遊嵌凹処21′をな
している。
【0026】筋交いBは、上記下端部20の斜切木口面
20′を緩衝装置Aの上記ばね部材aすなわち弧状板ば
ね1に当接させるとともに、斜切木口面20″を柱13
の側面に当接させ、かつ、該下端部20の上記ボルト頭
遊嵌凹処21′が位置する外側面とは反対の内側面を、
補助金具eの起立板15に当接させている。
【0027】22は、ボルト挿通長楕円孔21側からボ
ルト挿通円孔18に挿通したボルトで、その先端にナッ
ト23を螺合し、ボルト頭22′を上記ボルト頭遊嵌凹
処21′に位置させている。上記において、筋交いB
は、ボルト挿通長楕円孔21およびボルト頭遊嵌凹処2
1′の各外端部分(図では下側端)が、ボルト22およ
びボルト頭22′に係合する状態に設定されるようにし
てある(図5〜7参照)。
【0028】上記と同様にして、横架材である梁(図示
していない)と柱が形成する隅角部に緩衝装置Aおよび
補助金具eを設置し、筋交いBの上端部を取り付けるこ
とによって、梁と土台と柱とが形成する方形の壁体骨組
の対角線の位置に、筋交いBが架設されるものである。
【0029】このように架設されている筋交いBの上記
下端部20に対して、上方からほぼ矢印イ方向の外力が
加わり、かつ、その外力が所要設定値以上になると、緩
衝装置Aのばね部材aが、前記弧状の間隙cの範囲内
で、換言すると、規制片7,7に突き当たるまでの範囲
内で、そのばね力に抗し伸長することによって、外力を
緩衝しながら、上記下端部20が下降する(図8)。
【0030】同様に、筋交いBの上記下端部20に対
し、土台12を介して下方からほぼ矢印ロ方向の外力が
加わり、かつ、その外力が所要設定値以上になると、緩
衝装置Aのばね部材aが外力を緩衝しながら、土台12
が上昇する(図8)。
【0031】このような、筋交いBの下端部20の下降
または土台12の上昇は、補助金具eの起立板15に設
けたボルト挿通円孔18に挿通したボルト22と筋交い
Bの下端部20に設けたボルト挿通長楕円孔21との間
にある余裕内、および、ボルト頭22′とボルト頭遊嵌
凹処21′との間にある余裕内において行われるもので
あって、筋交いBの下端部20と上記補助金具eの相対
変位である。
【0032】したがって、本実施形態におけるとは反対
に、筋交いBの下端部20にボルト挿通円孔18を設
け、補助金具eの起立板15にボルト挿通長楕円孔21
を設けることとしてもよい。
【0033】なお、筋交いBの下端部20の下降時また
は土台12の上昇時、すなわち、筋交いBの下端部20
と補助金具eの上記相対変位時において、柱13の側面
に当接している上記下端部20の斜切木口面20″は、
その柱13の側面に食い込むことがあり得るものであ
る。
【0034】図9は、上記第1実施形態に係る緩衝装置
Aを使用した本発明筋交い緩衝架設構造の第2の実施形
態を示す。この第2の実施形態のものは、緩衝装置A全
体を、筋交いBの下端部20の斜切木口面20′に取り
付け、ばね部材aすなわち弧状板ばね1を、土台12に
当接させてなるもので、その他の構成、作用は、上記し
た第1実施形態の筋交い緩衝架設構造と同じなので、図
面の同一部分に同一符号を付すにとどめ、詳細な説明を
省略することとする。
【0035】図10,11は、上記第1実施形態に係る
緩衝装置の変形例である。この変形例に係る緩衝装置
A′は、概括的には、上記緩衝装置Aのばね部材aの一
側のガイド片3′を取り除くとともに、ばね受け台板b
の一側の起立片9′を取り除いたものに相当する。これ
を、同一部分に同一符号を使用して説明すると、次のと
おりである。
【0036】すなわち、緩衝装置A′は、互いに重合し
て使用するばね部材aとばね受け台板bとからなる。そ
のばね部材aは、土台等の横架部材および柱の幅の2分
の1の幅を有する平面長方形をなし、かつ、上向きに膨
出する形状をなす弧状板ばね1の長手方向一側端部2の
中央に、ガイド片3を水平に延長するとともに、そのガ
イド片3に隣接する両外側に下向きに膨出する形状をな
す小湾曲部4,5を形成し、また、該弧状板ばね1の長
手方向他側端部a′全体を下向きに膨出する形状をなす
小湾曲部としている。
【0037】上記ばね受け台板bは、幅がばね部材aと
ほぼ同じで、長さが該ばね部材aより少し長い程度の平
面長方形の鋼板6の両側長辺縁の中央部分に、上辺を弧
状にした規制片7,7を起立するとともに、該鋼板6の
長手方向一側端部8の中央に設けた起立片9に窓孔10
を形成している。なお、11・・・は、上記規制片7,
7に囲まれた区域に設けた取付け孔である。
【0038】そして、ばね部材aとばね受け台板bと
は、前者のガイド片3を後者の起立片9の窓孔10に挿
通するとともに、前者の上記小湾曲部4,5を後者の表
面に当接させ、後者の規制片7,7とばね部材aとの間
に所要幅員の弧状の間隙cを保持させ、かつ、前者の小
湾曲部4,5と後者の起立片9との間に所要の間隙dを
保持させ、しかも、互いの長手方向他側端部をほぼ揃え
た状態で、互いに重合し、緩衝装置A′を構成するもの
である。
【0039】この緩衝装置A′において、ばね部材aに
その上方から所要設定値以上の外力が加わると、該ばね
部材aは、上記弧状の間隙cの範囲内で、換言すると、
規制片7,7に突き当たるまでの範囲内で、上記小湾曲
部4,5と小湾曲部をなす他側端部a′をばね受け台板
bすなわち鋼板6の表面に滑動させながら、そのばね力
に抗し、押し潰されるような状態で伸長する。
【0040】ばね部材aのこの伸長は、上記のように、
弧状板ばね1の長手方向一側端部2に下向きに膨出させ
て形成した小湾曲部4,5と小湾曲部をなす他側端部
a′を鋼板6の表面に当接して滑動し易くしているこ
と、さらに、ガイド片3を該鋼板6の起立片9の窓孔1
0に挿通していることによって、円滑にして正確に行わ
れる。
【0041】なお、上記した小湾曲部4,5と起立片9
との間の間隙dとしては、ばね部材aとばね受け台板b
が互いの長手方向他側端部をほぼ揃えた状態において、
ばね部材aが規制片7に突き当たるまで、そのばね力に
抗し、予め設定してある所要長さ伸長するのを妨げない
だけの十分な幅員が確保されている。
【0042】図12は、上記構成の緩衝装置A′を使用
した場合の本発明筋交い緩衝架設構造の第1実施形態の
変形例を示している。この変形例では、緩衝装置A′
が、ばね部材aとばね受け台板bとを互いの長手方向他
側端部をほぼ揃えた状態で重合し、その揃えた長手方向
他側端部を柱13の側面に当接させた状態で、土台12
に乗載固定されている。この点が上記第1実施形態の場
合と相違し、その他の構成は同第1実施形態と同じなの
で、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0043】このように架設されている筋交いBの下
端部20に対して、上方からほぼ矢印イ方向の外力が加
わり、あるいはまた、土台12を介して下方からほぼ矢
印ロ方向の外力が加わり、かつ、その外力が所要設定値
以上になると、緩衝装置A′のばね部材aが、前記弧状
の間隙cの範囲内で、換言すると、規制片7,7に突き
当たるまでの範囲内で、そのばね力に抗し伸長すること
によって、上記外力を緩衝しながら、上記下端部20が
下降し、あるいはまた、土台12が上昇すること、 このような、筋交いBの下端部20の下降または土台
12の上昇は、補助金具eの起立板15に挿通したボル
ト22と筋交いBの下端部20に設けたボルト挿通長楕
円孔21(図12には示していない)との間にある余裕
内、および、ボルト頭22′とボルト頭遊嵌凹処21′
との間にある余裕内において行われるもので、筋交いB
の下端部20と補助金具eの相対変位であることは、い
ずれも上記第1実施形態の場合と同じである。
【0044】ただ本変形例において、ばね部材aは、上
記のように、その揃えた長手方向他側端部を柱13の側
面に当接させているので、該ばね部材aの上記伸張は、
弧状板ばね1の長手方向一側端部2側、すなわち、小湾
曲部4,5だけを鋼板6の表面に滑動させることにな
る。
【0045】次に、図13,14により、本発明緩衝装
置の第2実施形態について説明する。この第2実施形態
に係る緩衝装置Cは、ばね部材fとばね受け台板gとか
らなる。上記ばね部材fは、幅を、筋交いの厚さと同じ
であって、土台、梁または柱の幅の2分の1とする平面
長方形にして、かつ、上向きに膨出する形状をなす弧状
板ばね24で、その長手方向両端部25,25′を下向
きに膨出する形状をなす小湾曲部としている。26,2
6は上記膨出頂部に設けた取付け孔である。
【0046】上記ばね受け台板gは、幅がばね部材fと
ほぼ同じで、長さが該ばね部材fより少し長い平面長方
形の鋼板27の両側長辺縁の中央部分に、上辺を弧状に
した規制片28,28を起立している。29は、その規
制片28,28に囲まれた区域に設けた取付け孔であ
る。
【0047】これらばね部材fとばね受け台板gとは、
前者の長手方向両端部25,25′の小湾曲部を後者の
表面に当接して重合させたとき、後者の規制片28,2
8とばね部材fとの間に所要幅員の弧状の間隙hを保持
させる関係に設定されているものである。
【0048】図15は、上記第2実施形態に係る緩衝装
置Cを使用した本発明筋交い緩衝架設構造の第3の実施
形態を示す。この第3の実施形態のものは、緩衝装置C
のばね部材fを、筋交いBの下端部20の斜切木口面2
0′に、取付け孔26,26を通じて打着の釘30で取
り付けるとともに、ばね受け台板gすなわち鋼板27
を、土台12に取付け孔29を通じて打着の釘31で取
り付ける。
【0049】上記筋交いBは、第1実施形態の筋交い緩
衝架設構造におけると同じ要領で、すなわち、土台12
と柱13が形成する隅角部に設置した補助金具eに対し
て相対移動可能な状態で取り付けられている。したがっ
て、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0050】このように架設されている筋交いBの下
端部20に対して、上方からほぼ矢印イ方向の外力が加
わり、あるいはまた、土台12を介して下方からほぼ矢
印ロ方向の外力が加わり、かつ、その外力が所要設定値
以上になると、緩衝装置Cのばね部材fが、前記弧状の
間隙hの範囲内で、換言すると、規制片28,28に突
き当たるまでの範囲内で、そのばね力に抗し伸長するこ
とによって、上記外力を緩衝しながら、上記下端部20
が下降し、あるいはまた、土台12が上昇すること、 このような、筋交いBの下端部20の下降または土台
12の上昇は、補助金具eの起立板15に挿通したボル
ト22と筋交いBの下端部20に設けたボルト挿通長楕
円孔21(図15には示していない)との間にある余裕
内、および、ボルト頭22′とボルト頭遊嵌凹処21′
との間にある余裕内において行われるもので、筋交いB
の下端部20と補助金具eの相対変位であることは、い
ずれも上記第1実施形態の場合と同じである。
【0051】本第3の実施形態において、ばね部材f
は、長手方向両端部25,25′が小湾曲部をなし、そ
の小湾曲部を受け台板gの表面に当接しているので、上
記のように伸長するとき円滑に滑動することができ、そ
の伸長、したがってまた筋交いBに加わる外力の緩衝を
確実にする。
【0052】本発明は、上述の実施形態のものに限定さ
れるものではない。すなわち、例えば、ばね部材は、板
ばね以外のコイルばね等も採用でき、その場合は、受け
台板の形状または構成を適宜適合させるものである。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したところから明らかなよう
に、本発明によれば次の効果を奏する。
【0054】本発明に係る木造建築物における筋交い緩
衝架設構造は、土台,梁等の横架材と柱とが形成する方
形の壁体骨組の対角線の位置に、筋交いを、その斜切木
口面と上記横架材との間に緩衝装置を介在させて組み込
んでいるから、地震等において壁体骨組に作用する外力
は、上記緩衝装置によって緩衝され、そのまま筋交いに
圧縮力または引っ張力として作用することがない。
【0055】したがって、筋交いは、従来のように容易
に変形し、挫屈し、破断するというおそれがなく、ま
た、変形、挫屈、破断に抗し得る格別強度の材質の筋交
いを採用する必要もないので、安全にして経済的であ
る。
【0056】また、本発明に係る緩衝装置は、互いに重
合するばね部材とばね受け台板とからなるきわめて簡単
な構成で、壁体骨組に作用する外力を効果的に緩衝する
ことができるとともに、製造が容易であり、取付けも簡
単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明緩衝装置の第1実施形態の斜視図であ
る。
【図2】同上のばね部材の斜視図である。
【図3】同上のばね受け台板の斜視図である。
【図4】本発明筋交い緩衝架設構造の第1実施形態にお
いて、上記第1実施形態の緩衝装置と補助金具とを、土
台と柱が形成する隅角部に設置した状態の側面図であ
る。
【図5】筋交いを架設した状態の斜視図である。
【図6】同上の側面図である。
【図7】同上の断面図である。
【図8】同上の筋交いに外力が作用している状態の側面
図である。
【図9】上記第1実施形態の緩衝装置を使用した本発明
筋交い緩衝架設構造の第2実施形態を示す側面図であ
る。
【図10】上記第1実施形態の緩衝装置の変形例の斜視
図である。
【図11】同上のばね部材の斜視図である。
【図12】同上の緩衝装置を使用した場合の本発明筋交
い緩衝架設構造の第1実施形態の変形例を示す側面図で
ある。
【図13】本発明緩衝装置の第2実施形態の斜視図であ
る。
【図14】同上のばね部材の斜視図である。
【図15】上記第2実施形態の緩衝装置を使用した本発
明筋交い緩衝架設構造の第3実施形態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
A,A′ 緩衝装置 B 筋交い C 緩衝装置 a ばね部材 b ばね受け台板 e 補助金具 f ばね部材 g ばね受け台板 1 弧状板ばね 2,2′ 端部 3,3′ ガイド片 4,5 小湾曲部 4′,5′ 小湾曲部 6 鋼板 7 規制片 8,8′ 端部 9,9′ 起立片 10,10′窓孔 12 土台 13 柱 15 起立板 18 ボルト挿通円孔 20 下端部 20′ 斜切木口面 20″ 斜切木口面 21 ボルト挿通長楕円孔 21′ ボルト頭遊嵌凹処 24 弧状板ばね 25,25′端部 27 鋼板 28 規制片
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 2/56 651 E04B 2/56 651A 651D Fターム(参考) 2E002 EB12 FA03 FB07 FB15 HA02 HB02 JA03 JB02 JB16 LA01 LB03 LC02 MA12 2E125 AA04 AA18 AA33 AB12 AC23 AG12 BB09 BB16 BB22 BB25 BB27 BB32 BB35 BB36 BC01 BC03 BD01 BE01 BF03 CA05 CA14 CA62

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土台,梁等の横架材と柱とが形成する方形
    の壁体骨組の対角線の位置に、筋交いを、その斜切木口
    面と上記横架材との間に緩衝装置を介在させて、組み込
    んでいることを特徴とする木造建築物における筋交い緩
    衝架設構造。
  2. 【請求項2】土台,梁等の横架材と柱とが形成する方形
    の壁体骨組の対角線の位置に組み込んだ筋交いが、土
    台,梁等の横架材と柱とが形成する隅角部に設置した補
    助金具に対し、該筋交いの縦軸線に沿う相対変位ができ
    る状態で支持されていること、その筋交いの斜切木口面
    と上記横架材との間に緩衝装置を介在させていることを
    特徴とする木造建築物における筋交い緩衝架設構造。
  3. 【請求項3】緩衝装置が土台,梁等の横架材に固定さ
    れ、筋交いの斜切木口面がその緩衝装置に当接している
    ことを特徴とする請求項1または2記載の木造建築物に
    おける筋交い緩衝架設構造。
  4. 【請求項4】緩衝装置が筋交いの斜切木口面に固定さ
    れ、その緩衝装置が土台,梁等の横架材に当接している
    ことを特徴とする請求項1または2記載の木造建築物に
    おける筋交い緩衝架設構造。
  5. 【請求項5】緩衝装置がばね部材とばね受け台板を重合
    させてなり、ばね受け台板を土台,梁等の横架材に固定
    し、ばね部材を筋交いの斜切木口面に当接させているこ
    とを特徴とする請求項1,2または3記載の木造建築物
    における筋交い緩衝架設構造。
  6. 【請求項6】緩衝装置がばね部材とばね受け台板を重合
    させてなり、ばね受け台板を筋交いの斜切木口面に固定
    し、ばね部材を土台,梁等の横架材に当接させているこ
    とを特徴とする請求項1,2または4記載の木造建築物
    における筋交い緩衝架設構造。
  7. 【請求項7】緩衝装置がばね部材とばね受け台板を重合
    させてなり、ばね部材を筋交いの斜切木口面に固定する
    とともに、ばね受け台板を土台または梁等の横架材に固
    定していることを特徴とする請求項1,2記載の木造建
    築物における筋交い緩衝架設構造。
  8. 【請求項8】互いに重合するばね部材とばね受け台板と
    からなることを特徴とする木造建築物における筋交い緩
    衝架設構造のための緩衝装置。
  9. 【請求項9】ばね部材aが、弧状板ばね1の長手方向両
    端部2,2′の中央に、ガイド片3,3′を水平に延長
    するとともに、そのガイド片3,3′に隣接する両外側
    に、下向きに膨出する形状をなす小湾曲部4,5、
    4′,5′を形成してなり、ばね受け台板bが、幅をば
    ね部材aとほぼ同じにし、長さを該ばね部材aより少し
    長くした長方形の鋼板6の両側長辺縁の中央部分に、規
    制片7,7を起立するとともに、該鋼板6の長手方向両
    端部8,8′の中央に設けた起立片9,9′に窓孔1
    0,10′を形成してなり、ばね部材aとばね受け台板
    bが、前者のガイド片3,3′を後者の起立片9,9′
    の窓孔10,10′に挿通した状態で重合していること
    を特徴とする請求項8記載の木造建築物における筋交い
    緩衝架設構造のための緩衝装置。
  10. 【請求項10】ばね部材aが、弧状板ばね1の長手方向
    一側端部2の中央にガイド片3を水平に延長するととも
    に、そのガイド片3に隣接する両外側に、下向きに膨出
    する形状をなす小湾曲部4,5を形成してなり、ばね受
    け台板bが、幅をばね部材aとほぼ同じにし、長さを該
    ばね部材aより少し長くした長方形の鋼板6の両側長辺
    縁の中央部分に規制片7,7を起立するとともに、該鋼
    板6の長手方向一側端部8の中央に設けた起立片9に窓
    孔10を形成してなり、これらばね部材aとばね受け台
    板bが、前者のガイド片3を後者の起立片9の窓孔10
    に挿通した状態で重合していることを特徴とする請求項
    8記載の木造建築物における筋交い緩衝架設構造のため
    の緩衝装置。
  11. 【請求項11】ばね部材fが弧状板ばね24の長手方向
    両端部25,25′を小湾曲部とし、ばね受け台板gが
    長さを該ばね部材fより少し長い長方形の鋼板27の両
    側長辺縁の中央部分に規制片28,28を起立している
    ことを特徴とする請求項8記載の木造建築物における筋
    交い緩衝架設構造のための緩衝装置。
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