JP7487649B2 - 制振システム及び制振方法 - Google Patents
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Description
以下に、第1実施形態に係る引張ブレース制振システム(以下、単に制振システムともいう)について、図を用いて説明する。図1は、第1実施形態に係る制振システムの正面図であり、図2は、振動減衰装置5の正面拡大図であり、図3は、図2のA-A断面図であり、図4は、図2のB-B断面図であり、図5は振動減衰装置5の分解斜視図である。
第1実施形態に係る圧縮変形抑制機構Sについて図を用いて詳しく説明する。図6は、第1実施形態に係る圧縮変形抑制機構Sを説明するための説明図である。図6Aは、架構フレーム3が未変形状態における隙間部分maの状態(図6Aの上図)と、各引張材に作用する力(図6Aの下図。ここでは力がほとんど作用していない)を示している。図6Bは、架構フレーム3が変形したときの隙間部分maの状態、及び各引張材を変位させるように作用する力の方向(図6Bの上図。変位させようとする力の方向は白抜き矢印の方向)と、摩擦ダンパ6が作用するまでに実際に引張材に作用する力の大きさと方向(図6Bの下図。力の大きさと方向は白抜き矢印の方向)を示している。図7は、図6に相当する図であり、従来例における第1引張材40及び第2引張材40’に作用する圧縮力を説明するための説明図である。
次に、第2実施形態について図を用いて説明する。図8は、図6に相当する図であり、第2実施形態に係る圧縮変形抑制機構Sを説明するための説明図である。なお、以下では第1実施形態との相違点のみを説明する。
次に、第3実施形態について図を用いて説明する。図9は、図8に相当する図であり、第3実施形態に係る圧縮変形抑制機構Sを説明するための説明図である。なお、以下では第2実施形態との相違点のみを説明する。
次に、第4実施形態について図を用いて説明する。図10は、図2に相当する図であり、第4実施形態に係る振動減衰装置5の正面拡大図である。なお、以下では、第1実施形態との相違点のみを説明する。
次に、第5実施形態について図を用いて説明する。図11は、第5実施形態に係る制振システムの正面概略図を示しており、図11Aは、第1水平座屈補剛20a、第2水平座屈補剛20bが設けられた制振システムを示しており、図11Bは、第1鉛直座屈補剛20c、第2鉛直座屈補剛20dが設けられた制振システムを示している。なお、以下では、第1実施形態との相違点のみを説明する。
次に、上述した制振システムをさらに圧縮抑制するための制振方法の一例について、第1実施形態の制振システムで説明する。図12は、図6に相当する図であって、圧縮抑制するための制振方法が示された図である。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
3 架構フレーム、4 第1引張材、4’ 第2引張材、4a 上ブレース部、
4b 下ブレース部、4c 上ブレース連結部、
4ca 上ブレース連結部孔部(引張材孔部)、4d 下ブレース連結部、
4da 下ブレース連結部孔部(引張材孔部)、4e スプライスプレート、
5 振動減衰装置、6 摩擦ダンパ、7 上変形枠材、7a 重なり部、
7b ボルト挿通孔、7c 上変形枠材孔部、8 下変形枠材、8a 重なり部、
8b 長孔、8c 下変形枠材孔部、9 摩擦板、9a ボルト挿通孔、
10 滑り板、10a 長孔、11 ボルト、12 皿ばね、13 ナット、
14 ピン部材、15 端部変形枠材、15a 端部変形枠材孔部、
20a 第1水平座屈補剛、20b 第2水平座屈補剛、20c 第1鉛直座屈補剛、
20d 第2鉛直座屈補剛、40 第1引張材、40’ 第2引張材、
40c 上ブレース連結部、40d 下ブレース連結部、
S 圧縮変形抑制機構、C 接続部、em 弾性材料、ma 隙間部分、
Claims (9)
- 複数の引張材によって支持されて架構フレームに設けられた振動減衰装置を有し、
前記複数の引張材は、第1引張材と第2引張材を有し、
前記架構フレームが振動により変形する際、前記第1引張材に引張力が作用するとともに前記第2引張材に圧縮力が作用し、
前記振動減衰装置は、
前記架構フレームが振動により変形する際、前記第1引張材に作用する引張力により変形する変形枠材と、
前記変形枠材に接続され、前記変形枠材の変形に応じて前記振動を減衰させるダンパと、を有し、
前記第2引張材に作用する圧縮力による前記第2引張材の圧縮変形を抑制する圧縮変形抑制機構を有することを特徴とする制振システム。 - 請求項1に記載の制振システムであって、
前記第2引張材は、前記変形枠材と回動自在に接続する接続部を有し、
前記圧縮変形抑制機構は、前記接続部において、前記第2引張材と前記変形枠材とが前記圧縮力の圧縮方向に相対変位可能とすることを特徴とする制振システム。 - 請求項2に記載の制振システムであって、
前記圧縮変形抑制機構は、前記接続部に設けられた引張材孔部を有し、
前記引張材孔部と前記変形枠材に設けられた変形枠材孔部とが重ねられた状態で前記引張材孔部及び前記変形枠材孔部にピン部材が挿通されて、前記第2引張材と前記変形枠材とが回動自在に接続されており、
前記引張材孔部は、前記圧縮方向に沿った方向に長い長孔であり、
該長孔には、前記ピン部材が挿通された挿通部分と、前記圧縮力が作用した際に前記第2引張材と前記変形枠材とを前記圧縮方向に相対変位させるための隙間部分と、が設けられていることを特徴とする制振システム。 - 請求項3に記載の制振システムであって、
前記圧縮変形抑制機構は、弾性部材を有し、
前記隙間部分に前記弾性部材が設けられていることを特徴とする制振システム。 - 請求項3又は請求項4に記載の制振システムであって、
前記変形枠材は、未変形状態において正面から見て矩形状であり、
前記変形枠材孔部は、前記矩形状の4隅にそれぞれ設けられており、
4隅にそれぞれ設けられた前記変形枠材孔部の各々に対応する4つの前記引張材孔部の全てが、前記長孔であることを特徴とする制振システム。 - 請求項3又は請求項4に記載の制振システムであって、
前記変形枠材は、未変形状態において正面から見て矩形状であり、
前記変形枠材孔部は、前記矩形状の4隅にそれぞれ設けられており、
4隅にそれぞれ設けられた前記変形枠材孔部の各々に対応する4つの前記引張材孔部のうち、上側と下側のいずれか一方側の2つの前記引張材孔部のみが前記長孔であることを特徴とする制振システム。 - 請求項6に記載の制振システムであって、
前記架構フレームは、未変形状態において正面から見て矩形状であり、
前記変形枠材を正面から見たときの前記変形枠材の中心の上下方向における位置は、前記架構フレームを正面から見たときの前記架構フレームの中心の上下方向における位置よりも、前記一方側とは反対の他方側に位置することを特徴とする制振システム。 - 請求項1~請求項7のいずれか1項に記載の制振システムであって、
前記圧縮変形抑制機構は、前記架構フレーム及び前記第2引張材に固定され、前記第2引張材の前記圧縮力による変位を抑制する座屈補剛を有することを特徴とする制振システム。 - 請求項1~請求項8のいずれか1項に記載の制振システムを用いた制振方法であって、
前記第2引張材に引張力を付与した状態で、前記第2引張材を前記架構フレームに設けることを特徴とする制振方法。
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JP2014231897A (ja) | 2013-05-30 | 2014-12-11 | 株式会社大林組 | 引張ブレース制振システム |
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