JP5053554B2 - 制振装置 - Google Patents

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本発明は、水平方向の振動を低減する制振装置に関する。
建物には、地震等の水平振動を低減させるために制振装置が備えられる場合がある。このような建物の制振装置としては、一般的に柱梁架構面内にダンパー等を架設したものが用いられている(例えば、特許文献1)。
特開平11−2044号公報
しかしながら、上述の制振装置では、地震等の水平振動により架構に鉛直力がかかった場合に、ダンパー等のみでは鉛直力をうまく支持することができず、鉛直力を支持するとともに建物の層間変形(速度)をダンパーに効率よく伝達することが困難であるという問題があった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、柱の軸方向にかかる鉛直力を支持するとともに水平方向の振動を効率よく低減させることができる制振装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の制振装置は、
主構造体である柱体及び大梁により略直方体に形成された建物ユニットが複数配置されて構築されたユニット建物に設置される制振装置において、
上下に平行に並設された一対の前記大梁間に配置され、それぞれが前記一対の大梁を連結する、主構造体である前記柱体とは異なる一対の柱と、
一対のそれぞれの前記柱を上部材と下部材とに分断するとともに、分断した前記上部材と前記下部材との間に介在し、該上部材と該下部材との間に生じる変位差に追従変形する、該柱よりも水平剛性の小さいゴム支承と、
一方の前記柱の上部材と、他方の前記柱の下部材とを連結する制振部材と、を備え、
前記制振装置の一部を構成する前記一対の柱が、前記建物ユニットの建物外周側に設けられた前記一対の大梁間に設けられていると共に、前記建物ユニットの主構造体である隣接する一対の前記柱体から離間し該柱体間の略中央に設置されていることを特徴とする。
また、本発明の制振装置は、
前記一対の柱の上部材を連結する第1の小梁と、前記一対の柱の下部材を連結する第2の小梁とをさらに備え、
前記制振部材は、前記一方の柱の上部材と前記第1の小梁とにより構成されるコーナー部に形成された第1の連結部と、前記他方の柱の下部材と前記第2の小梁とにより構成されるコーナー部に形成された第2の連結部とを連結するようにしてもよい。
また、前記ゴム支承は、面内方向に減衰性能を有するようにしてもよい。
また、前記制振部材は、水平方向および垂直方向に減衰力を有する。
また、地震時の振動、生活振動、交通振動および歩行振動のうち少なくとも一つの水平振動を低減させる。
本発明によれば、柱の軸方向にかかる鉛直力を支持するとともに水平方向の振動を効率よく低減させることができる制振装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る制振装置について、以下図面を参照して説明する。制振装置1は、図1に示すように、一対の大梁41,42(第1の大梁41,第2の大梁42)と一対の柱21,22(第1の柱21,第2の柱22)により囲まれた架構面内に設けられている。一対の柱21,22は、上部材21a,22a及び下部材21b,22bからなり、平行に対向して配置されている。一対の小梁31,32は、第1の小梁31及び第2の小梁32からなり、平行に対向して配置されている。一対の柱21,22の間に、第1の小梁31及び第2の小梁32の両端が接合されている。
ユニット建物10については、図2に示すように、一対の大梁41,42によって一つの階層が形成される。ユニット建物10は、複数の階層を有している。
制振装置1は、オイルダンパー11及び減衰部材12により構成されている。
オイルダンパー11は、建物の層間変形(速度)が伝達されるものである。オイルダンパー11は、図1において、左右方向、上下方向に減衰力を発揮することができる。オイルダンパー11の両端は、第1の柱21と第1の小梁31により構成されるコーナー部に形成された第1の連結部61と、第2の柱22と第2の小梁32により構成されるコーナー部に形成された第2の連結部62にそれぞれ連結される。
減衰部材12は、架構にかかる鉛直力を支持するものである。減衰部材12は、一対の柱21,22よりも水平剛性の小さい低剛性部材である。減衰部材12は、第1の柱21の上部材21aと下部材21bとの間、および、第2の柱22の上部材22aと下部材22bとの間にそれぞれ挟み込まれ挟持されるように配置される。減衰部材12は、水平方向の剛性が小さく、例えばゴム支承等により構成されている。減衰部材12は、図2に示すように、2枚の第1の平板12aと2枚の第2の平板12bによってゴム本体12cを挟持する構造になっている。減衰部材12は、2枚の第1の平板12a及び2枚の第2の平板12bがボルトナットにより第1の柱21または第2の柱22の長手方向と垂直な面に固定されている。
減衰部材12は、水平面上360度全方位に対して減衰力を発揮することができる。すなわち、減衰部材12は、第1の平板12a及び第2の平板12bの面内方向に減衰性能を有する。
第1の柱21及び第2の柱22のそれぞれ両端は取付具21c、22cにより第1の大梁41及び第2の大梁42にそれぞれ取り付けられている。
制振装置1の上下には、ブレース51,52がそれぞれ配置されている。ブレース51,52は、第1の柱21、第2の柱22、第1の小梁31または第1の小梁32に接合されている。
ユニット建物10は、図2に示すように、複数の建物構成用ユニット10aにより構成されている。複数の建物構成用ユニット10aには、図1に示す建物構造を有するユニットが含まれる。各建物構成用ユニット10aは、基礎上に相互に隣接して配置され、屋根が取り付けられる。
このように本実施の形態の制振装置では、架構にかかる鉛直力を保持できるとともに、水平方向の剛性が小さい減衰部材12を備えるようにしたので、第1の柱21の上部材21a、第2の柱22の上部材22a及び第1の柱21の下部材21b、第2の柱22の下部材22bの水平方向の変形(変位)を大きくとれるようになり、オイルダンパー11の変形が大きくなるために、地震時の建物の層間変形を直接的に効率良くオイルダンパー11に伝達できる。よって、オイルダンパー11の減衰性能が向上するとともに、減衰部材12の減衰効果も発揮できる。すなわち、一対の柱21,22の軸方向にかかる鉛直力を支持することができるとともに水平方向の振動を効率よく低減させることができる。
したがって、建物における地震時の水平振動を低減することができ、建物の耐震性能を向上させることができる。その結果、中小地震から大地震時においても建物の安全性能を高めることができる。
また、本実施の形態の制振装置では、微小変形時から減衰力を発揮することができるので、生活振動、交通振動、歩行振動などの水平振動をも低減することができる。
また、本実施の形態の制振装置では、鉛直力を保持できるようにしたので、柱部材の代用ができる。
以上、実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、本実施の形態では、一対の柱21及び22の上下部材の間にブレース51,52を設ける例について説明したが、ブレース51,52の代わりに面材や他の形状のブレースを設けるようにしてもよい。
また、オイルダンパー11および減衰部材12の構造は、本実施の形態に示した構造には限られず、オイルダンパー11は、図1において左右方向、上下方向に減衰力を発揮する構造であればよく、減衰部材12についても架構の鉛直力を支持できる構造であればよい。
また、本実施の形態では、制振装置1を有するユニット建物について説明したが、本発明はユニット工法により建築する建物でなくても適用することができる。
また、本実施の形態では、制振部材としてオイルダンパー11を用いる例について説明したが、制振部材はオイルダンパー11には限らず、水平方向の振動を低減させるものであればよく、例えば、他の粘性ダンパー、摩擦ダンパー、弾塑性ダンパー、粘弾性ダンパーであってもよい。
また、本実施の形態では、減衰部材12としてゴム支承を用いる例について説明したが、減衰部材12に限らず、一対の柱21,22よりも水平剛性の小さい低剛性部材であればよい。
本発明の実施形態に係る制振装置を備えた建物の一部の構成を表す正面図である。 本発明の実施形態に係るユニット建物の構成を表す一部省略斜視図である。 図1に示した制振装置の減衰材およびその周辺の構成を表す拡大正面図である。
符号の説明
1 制振装置
10 ユニット建物
10a 建物構成用ユニット
11 オイルダンパー
12 減衰部材
21 第1の柱
22 第2の柱
41 第1の大梁
42 第2の大梁

Claims (5)

  1. 主構造体である柱体及び大梁により略直方体に形成された建物ユニットが複数配置されて構築されたユニット建物に設置される制振装置において、
    上下に平行に並設された一対の前記大梁間に配置され、それぞれが前記一対の大梁を連結する、主構造体である前記柱体とは異なる一対の柱と、
    一対のそれぞれの前記柱を上部材と下部材とに分断するとともに、分断した前記上部材と前記下部材との間に介在し、該上部材と該下部材との間に生じる変位差に追従変形する、該柱よりも水平剛性の小さいゴム支承と、
    一方の前記柱の上部材と、他方の前記柱の下部材とを連結する制振部材と、を備え、
    前記制振装置の一部を構成する前記一対の柱が、前記建物ユニットの建物外周側に設けられた前記一対の大梁間に設けられていると共に、前記建物ユニットの主構造体である隣接する一対の前記柱体から離間し該柱体間の略中央に設置されていることを特徴とする制振装置。
  2. 前記一対の柱の上部材を連結する第1の小梁と、前記一対の柱の下部材を連結する第2の小梁とをさらに備え、
    前記制振部材は、前記一方の柱の上部材と前記第1の小梁とにより構成されるコーナー部に形成された第1の連結部と、前記他方の柱の下部材と前記第2の小梁とにより構成されるコーナー部に形成された第2の連結部とを連結することを特徴とする請求項1に記載の制振装置。
  3. 記ゴム支承は、面内方向に減衰性能を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の制振装置。
  4. 前記制振部材は、水平方向および垂直方向に減衰力を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制振装置。
  5. 地震時の振動、生活振動、交通振動および歩行振動のうち少なくとも一つの水平振動を低減させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制振装置。
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