JP2002241072A - 乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置及び測定方法 - Google Patents

乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置及び測定方法

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JP2002241072A
JP2002241072A JP2001042934A JP2001042934A JP2002241072A JP 2002241072 A JP2002241072 A JP 2002241072A JP 2001042934 A JP2001042934 A JP 2001042934A JP 2001042934 A JP2001042934 A JP 2001042934A JP 2002241072 A JP2002241072 A JP 2002241072A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客コンベヤの踏段チェーン18の伸び量を
容易、かつ、正確に測定できる装置及び方法を得る。 【解決手段】 踏段チェーン18の所定部位13を検出
する一対のセンサ34、35を進行方向に向けて予め定
められた既知の離隔距離X1を隔てて固定部に取り付
け、このセンサ34、35のいずれか一方が踏段チェー
ン18の一の所定部位13を検出してから他のセンサが
他の所定部位13を検出するまでの動作時間差Δtnか
ら求められた距離差X3nをセンサ34、35の離隔距
離X1に加減算して所定部位間距離Xsnを演算し、こ
の所定部位間距離Xsnを予め設定された基準値Dsと
比較することにより踏段チェーン18の伸び量δnを測
定するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗客コンベヤの
踏段チェーンの伸び量を測定する装置及びその測定方法
に係る。
【0002】
【従来の技術】図16から図19は、乗客コンベヤとし
てエスカレータを例示する。図16は全体構成を示し、
階間にはトラス52が跨設され、傾斜路頂部の機械室に
は駆動機53が収納されている。この駆動機53は上部
スプロケット54uを駆動し、上部スプロケット54u
と下部スプロケット54dには無端状の踏段チエーン1
8が巻き掛けられ、下部スプロケット54dに装着され
た緊張具56によって常時緊張状態になっている。
【0003】また、踏段チエーン18には踏段11が縦
列に係止され、往路側で一方の乗降口から他方の乗降口
へ乗客を搬送し、他方の乗降口で反転して復路を形成し
て循環する。更に、踏段11の両側には、狭隙を隔てて
スカートガード19が立設され、その上部には傾斜路に
沿って所定の高さで内側板20が立設されている。この
内側板20には手摺57が取り付けられて上下の乗降口
で下方に反転して循環する。機械室にはエスカレータの
運転を制御する制御盤58が設置されている。
【0004】図17は踏段11と踏段チェーン18の係
合部を示し、踏段11には左右に一対設けられた三角形
状のブラケット12に踏板11aとライザ11bが取り
付けられている。踏板11aの上階側端部は櫛状をな
し、隣接する踏段11のライザ11bと噛合している。
【0005】ブラケット12の前部には踏段軸13が貫
通し、更にこの踏段軸13は踏段チェーン18と回動自
在に係合して貫通し、両端に前輪14が取り付けられて
いる。ブラケット12の後部には後輪15が取り付けら
れている。また、踏段チェーン18の外側にはガイドレ
ール16が敷設されていて前輪14は踏段チェーン18
の移動に伴ってガイドレール16に沿って転動し、後輪
15はガイドレール17に沿って転動する。
【0006】図18は、踏段チェーン18が伸びを起こ
していないときの上部スプロケット54uに巻き掛けら
れた状態を示し、踏段チェーン18は、チェーンピッチ
Prで上部スプロケット54uと噛み合っており、その
時のピッチ円半径をr1とし、回転数をRvとすると、
踏段チェーン18の速度V0は、V0=2π・r1・R
vとなる。また、この状態では図17に示した隣接する
踏段11の踏板11aとライザ11bは噛み合っていて
隙間Sgは発生していない。
【0007】図19は、踏段チェーン18が伸びを起こ
したときの上部スプロケット54uに巻き掛けられた状
態を示す。踏段チェーン18が伸びてチェーンピッチが
Pr′になると噛合いが浅くなり、ピン18aが上部ス
プロケット54uの歯底から浮いた状態になる。即ち、
踏段チェーン18はピッチ円半径r1に対してΔrだけ
外側で噛合し、踏段チェーン18の速度V0′は、V
0′=2π・(r1+Δr)・Rvとなる。
【0008】踏段チェーン18は、緊張具56によって
常時緊張されているので、踏段チェーン18が伸びる
と、図17に示した隣接する踏段11の踏板11aとラ
イザ11bの噛合いが浅くなる。極端な場合、噛合いが
外れて隙間Sgが生ずるようになるが、事前に安全装置
が作動してエスカレータを停止させるようになってい
る。
【0009】エスカレータは上記のとおり構成されてい
るので、踏段チェーン18の伸びは、保守時の重要な点
検事項になっている。ところで、踏段チェーン18の伸
びは、全周に亙って一律ではなく、局部的であったり、
左右の踏段チェーン18で差が生じることもある。この
ため、最終的に全体を取り替える前に、ある程度磨耗が
認められた時点で局部的な伸びはないか、また、踏段チ
ェーン18が左右でアンバランスに伸びていないか等を
チェックする。その結果によって踏段チェーン18のリ
ンクを局部的に組み替えたり、左右の踏段チェーン18
を掛け代えたりする対策が実施されてきた。
【0010】ところで、踏段チェーン18のチェック
は、従来、左右の踏段チェーン18の全周に亙ってチェ
ーンピッチPrを測定することによって行っていた。具
体的には下記の方法で行われていた。 (1)全踏段11を取り外す。 (2)踏段軸13間のピッチを測定するための大形ノギ
スを用意する。 (3)作業者がトラス52内に入り、又は踏段軸13に
跨って、ノギスで踏段軸13間のピッチを、左右の踏段
チェーン18の全周に亙って1ヶ所ずつ測定する。 (4)上記測定結果に基き、左右の踏段チェーン18の
掛け代えの要否や、又はリンクの組み替えを検討し、要
すればその検討結果に基いて処置をする。 上記はエスカレータの場合であるが、移動歩道について
も同様である。
【0011】また、特開平11−194024号公報に
は、図18に示したとおり、センサ60でチェーンロー
ラの通過をパルス信号でとらえ、そのパルス幅又はパル
ス周期でチェーンの伸びを検出するものが開示されてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来の乗客コンベヤの
踏段チェーンの伸び量測定は、上記のとおり行われてい
たので、下記の問題点があった。作業者が踏段軸13の
全箇所に亙って手作業で軸間ピッチを測定しなければな
らず、面倒で作業性が悪い。このため、集中力も途切れ
勝ちで、測定誤差が生じ易い、という問題があった。ま
た、踏段11を取り外さなければならず時間がかかり、
長時間利用者に不便を強いる、という問題もあった。
【0013】更に、特開平11−194024号公報に
開示されたものでは、踏段チェーン18の伸び量を正確
に測定し難い、と思料される。即ち、図19に示したと
おり、踏段チェーン18が伸びてチェーンピッチがPr
からPr′に増大すると、踏段チェーン18と上部スプ
ロケット54uとの噛合いが浅くなる。一方、上部スプ
ロケット54uの回転数は略一定であるから、踏段チェ
ーン18の速度がV0からV0′に上昇することにな
る。
【0014】このため、チェーンローラの通過をパルス
信号でとらえ、そのパルス周期を検出しても、パルス周
期は伸び量に比例しないため、踏段チェーン18の伸び
量を検出することはできない、と思料される。また、踏
段チェーン18の伸びは、その構成部品である、ピン、
ローラ及びプレート全体の磨耗によるものであるから、
パルス幅を検出しても、単にローラの幅を検出したに過
ぎず、踏段チェーン18の伸びを測定したことにはなら
ない、と思料される。
【0015】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、乗客コンベヤの踏段チェーンの伸
び量を容易、かつ、正確に測定できる装置及び方法を提
供するためになされたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の乗客コ
ンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置は、踏段チェー
ンの所定部位を検出する一対のセンサを進行方向に向け
て予め定められた既知の離隔距離を隔てて固定部に取り
付け、このセンサのいずれか一方が踏段チェーンの一の
所定部位を検出してから他のセンサが他の所定部位を検
出するまでの動作時間差から求められた距離差をセンサ
の離隔距離に加減算して所定部位間距離を演算し、この
所定部位間距離を予め設定された基準値と比較すること
により踏段チェーンの伸び量を測定するものである。
【0017】請求項2に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、踏段チェーンの所定部位を検
出する一対のセンサを進行方向に向けて任意に設定され
た離隔距離を隔てて固定部に取り付け、予め定められた
既知の長さのテンプレートを長手を進行方向に向けて踏
段チェーンに係止して移動させ、踏段チェーンを所定の
速度で移動させたときに、いずれか一方のセンサがテン
プレートの一端を検出してから他のセンサがテンプレー
トの他端を検出するまでの動作時間差から求められた距
離差をテンプレートの長さに加減算してセンサの離隔距
離を演算し、センサのいずれかが踏段チェーンの一の所
定部位を検出してから他のセンサが他の所定部位を検出
するまでの動作時間差から求められた距離差をセンサの
離隔距離に加減算して所定部位間距離を演算し、この所
定部位間距離を予め設定された基準値と比較することに
より踏段チェーンの伸び量を測定するものである。
【0018】請求項3に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項1又は請求項2に記載
の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置におい
て、踏段チェーンにマーカを取り付け、固定部にマーカ
センサを取り付け、このマーカセンサがマーカを検出す
ると始動して所定部位間距離が演算される毎に演算度数
を計数し、この演算度数で所定部位間距離を特定するよ
うにしたものである。
【0019】請求項4に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項1又は請求項2に記載
の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置におい
て、踏段チェーンの速度を、この踏段チェーンが巻き掛
けられたスプロケットのピッチ円と回転数とから演算す
るようにしたものである。
【0020】請求項5に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項2に記載の乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置において、踏段チェ
ーンの速度を、一のセンサでテンプレートの通過時間を
検出し、この通過時間と上記テンプレートの長さから演
算するようにしたものである。
【0021】請求項6に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項1又は請求項2に記載
の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置におい
て、センサは、踏段軸を所定部位として検出し、かつ、
隣接する踏段軸との軸間距離よりも小さい離隔距離で取
り付けられるものとし、踏段チェーンの進行方向前方の
センサが一の踏段軸を検出してから進行方向後方のセン
サが隣接する他の踏段軸を検出するまでの動作時間差か
ら求められる距離差をセンサの離隔距離に加算して所定
部位間距離を演算するようにしたものである。
【0022】請求項7に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項1又は請求項2に記載
の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置におい
て、センサは、踏段軸を所定部位として検出し、かつ、
隣接する踏段軸との軸間距離よりも大きい離隔距離で取
り付けられたものとし、踏段チェーンの進行方向後方の
センサが一の踏段軸を検出してから進行方向前方のセン
サが他の踏段軸を検出するまでの動作時間差から求めら
れた距離差をセンサの離隔距離から減算して所定部位間
距離を演算するようにしたものである。
【0023】請求項8に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項2に記載の乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置において、テンプレ
ートは、進行方向に向けて前方と後方に2個の被検出片
を具備し、両被検出片の前縁間又は後縁間が予め定めら
れた既知の長さに設定されたものである。
【0024】請求項9に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定方法は、踏段チェーンの所定部位を検
出する一対のセンサを踏段チェーンの進行方向に向けて
離隔して固定部に取り付けると共に、予め定められた長
さを有するテンプレートを踏段チェーンに係止した後、
踏段チェーンを所定の速度で移動させて一のセンサがテ
ンプレートの一端を検出してから他のセンサがテンプレ
ートの他端を検出するまでの動作時間差から距離差を求
め、この距離差をテンプレートの長さに加減算してセン
サの離隔距離を演算し、一のセンサが一の所定部位を検
出してから他のセンサが他の所定部位を検出するまでの
動作時間差から距離差を求め、この距離差をセンサの離
隔距離に加減算して所定部位間距離を演算し、この演算
された所定部位間と予め設定された基準値とから踏段チ
ェーンの所定部位間の伸び量を演算するようにしたもの
である。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1から図8は実
施の形態1を示し、一対のセンサの離隔距離X1が知得
されている場合の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量
測定装置に係るものである。なお、ここでは踏段軸13
を所定部位として軸間距離を所定部位間距離Xsnと
し、センサの離隔距離X1は踏段軸13の軸間距離Xs
nよりも小さく、かつ、軸間距離Xsnに近い距離とす
る。
【0026】図1は、この発明の実施の形態1の全体構
成を示すブロック図で、図において11は踏段、18は
踏段11を駆動する踏段チェーン、13は踏段11の両
側に延設され踏段チェーン18を貫通して取り付けられ
た所定部位としての踏段軸、34及び35は踏段チェー
ン18の進行方向に向けて予め定められ知得された離隔
距離X1を隔てて固定部に取り付けられた一対の第1セ
ンサ及び第2センサ、36は所定部位間を特定するため
に一の踏段軸13に目印として取り付けられた、反射効
率の高い材質で構成されたマーカ37を検出するマーカ
センサで、マーカ37の付されていない踏段軸13には
作動しない。
【0027】1はマーカセンサ36がマーカ37を検出
すると始動して所定部位間距離Xsnが演算される毎に
演算度数nを計数して所定部位間距離を特定する部位間
距離特定手段で、ここではマーカセンサ36がマーカ3
7を検出した後、第1センサ34が踏段軸13を検出す
る毎に演算度数nをインクリメントさせるカウンタから
なるもので、演算度数nと軸間距離Xsnとの組合せに
より、マーカ37の付された踏段軸13を始点として軸
間距離Xsnを特定するものである。2は第1センサ3
4が一の踏段軸13を検出してから第2センサ35が隣
接する後続の踏段軸13を検出するまでの動作時間差Δ
tnを検出する動作時間差検出手段である。
【0028】3は知得されている一対のセンサの離隔距
離X1を具体的な数値として設定するセンサ離隔距離設
定手段である。4は踏段チェーン18の速度V0を具体
的な数値として設定する速度設定手段である。5は動作
時間差Δtと踏段チェーン18の速度V0から求められ
る距離差X3nを離隔距離X1に加算して踏段軸13の
軸間距離である所定部位間距離Xsnを演算する部位間
距離演算手段である。6は所定部位間に対して予め定め
られた基準値Dsを設定する基準値設定手段である。7
は演算された所定部位間距離Xsnと基準値Dsとの差
値から踏段チェーン18の伸び量δnを演算する伸び量
演算手段である。
【0029】図2はエスカレータの内部組立とシステム
構成を示し、12は踏段11の左右に一対設けられた三
角形状のブラケット、13はブラケット12の前部を貫
通して両側に延設された踏段軸、14は踏段軸13の両
端に取り付けられた前輪、15はブラケット12の後部
に取り付けられた後輪、16は前輪14が案内されて転
動するガイドレール、17は後輪15が案内されて転動
するガイドレールである。
【0030】18は踏段軸13が貫通して回動自在に係
合する無端状の踏段チェーンで、スプロケットに巻き掛
けられて循環して踏段11を駆動する。19は踏段11
の両側に狭隙を隔てて立設されたスカートガード、20
はスカートガード19の上部に傾斜路に沿って所定の高
さで立設された内側板、21はスカートガード19と内
側板20との継ぎ目を被う目地である。
【0031】30は踏段軸13を検出するセンサが取り
付けられたセンサ組立で、詳細を図3及び図4に示した
とおり、ガイドレール17に係止された基板31に一対
の第1センサ34及び第2センサ35と、マーカ37を
検出するマーカセンサ36が取り付けられている。
【0032】41はCPU、42はプログラムが格納さ
れたROM、43は一時的なデータが格納されるRA
M、44は第1センサ34及び第2センサ35、並びに
マーカセンサ36による検出信号が入力される入力装
置、45はキーボードで、第1センサ34及び第2セン
サ35の離隔距離X1、踏段チェーン18の速度V0及
び踏段軸13の軸間距離に対する基準値Dsが入力され
る。46は測定結果が格納される測定データメモリであ
る。
【0033】図3及び図4は、センサ組立30の詳細を
示し、センサ組立30には基板31に一対の第1センサ
34及び第2センサ35が離隔距離X1を隔てて取り付
けられており、中間にはマーカセンサ36が取り付けら
れている。基板31の頂部には一対の吊り手32が取り
付けられており、クリップ33でガイドレール17を跨
嵌して係止するようになっている。第1センサ34及び
第2センサ35は、それぞれビーム34a及び35aを
照射し、踏段軸13からの反射ビームによって作動す
る。
【0034】マーカ37は、一の踏段軸13に取り付け
られたもので、測定された軸間距離Xsnと踏段軸13
とを対応させる目印として機能する。即ち、マーカ37
は高い反射率を有し、マーカセンサ36はビーム36a
を照射したときに、通常の踏段軸13からの反射では作
動せず、マーカ37による強い反射ビーム36aによっ
てのみ作動するように設定されている。なお、センサ組
立30をガイドレール17に係止するには、図4に示し
たとおり、スカートガード19をブラケット22から外
し、要すれば更に踏段11を3〜4個取り外した隙間か
らセンサ組立30を内部に挿入し、クリップ33で係止
する。
【0035】図5から図7に従って、動作の概要を述べ
る。図5はマーカセンサ36がマーカ37を検出した状
態を示す。即ち、踏段チェーン18が上昇方向へ移動し
てマーカセンサ36がマーカ37に対向すると、図7の
時刻t01でマーカセンサ36がマーカ37からの反射
ビーム36aで立ち上がり、マーカ37がビーム36a
から外れると立ち下がる。
【0036】踏段チェーン18が更に上昇方向へ移動す
ると、図6(a)に示したとおり、第1センサ34が踏
段軸13と対向し、図7の時刻t11で反射ビーム34
aを検出して立ち上がり、踏段軸13がビーム34aか
ら外れると立ち下がる。
【0037】踏段チェーン18が更に上昇方向へ移動す
ると、図6(b)に示したとおり、第2センサ35が隣
接する後続の踏段軸13と対向し、図7の時刻t21で
反射ビーム35aを検出して立ち上がり、踏段軸13が
ビーム35aから外れると立ち下がる。
【0038】時刻t11から時刻t21までの動作時間
差Δt1は、離隔距離X1と踏段軸13の軸間距離であ
る所定部位間距離Xs1との距離差X3n(n=1)に
基くものである。従って、動作時間差Δt1と踏段チェ
ーン18の速度V0から距離X3nが求められ、更に、
距離X3nと離隔距離X1とを加算することによって所
定部位間距離Xs1を求めることができる。
【0039】次に、動作を図8の流れ図に従って説明す
る。手順S11でエスカレータ制御盤58からの始動信
号が発せられると、手順S12でマーカセンサ36が作
動するのを待つ。図5に示したとおり、マーカセンサ3
6が作動すると手順S13で演算度数nを「1」にセッ
トする。即ち、以下の手順でマーカ37が付された踏段
軸13と隣接する後続の踏段軸13との軸間距離Xs1
が測定されることを示す。
【0040】手順S14で第1センサ34が作動する
と、手順S15で、その作動時間t11をRAM43に
記録する。手順S16で第2センサ35が作動すると、
手順S17で、その作動時間t21をRAM43に記録
する。手順S18で作動時間t21と作動時間t11の
動作時間差Δt1を演算する。手順S19で動作時間差
Δt1と踏段チェーン18の速度V0を乗算して、軸間
距離Xs1と離隔距離X1との距離差X31を演算し、
この距離差X31を既知の離隔距離X1に加算して軸間
距離Xs1を算出し、RAM43に記録する。手順S2
0で算出された軸間距離Xs1と所定部位間に対して予
め定められた基準値Dsとの差値を伸び量δ1としてR
AM43に記録する。
【0041】手順S21と手順S22でマーカセンサ3
6が再作動したか、又は第1センサ34が作動するまで
待つ。第1センサ34が作動した場合は手順S23で演
算度数nをインクリメントして「2」に設定して手順S
15へ移る。以下、マーカ37が取り付けられた踏段軸
13から起算して第2番目の軸間距離Xs2と、その軸
間距離Xs2における踏段チェーン18の伸び量δ2の
演算がなされる。以下同様に、第n番目の軸間距離Xs
nと、その軸間距離Xsnにおける踏段チェーン18の
伸び量δnの演算がなされる。
【0042】手順S21でマーカセンサ36が再作動す
ると手順S24に移り、測定結果として、演算度数n毎
に軸間距離Xsn及び伸び量δnと、参考データとして
速度V0と離隔距離X1を出力し、手順S25でエスカ
レータを停止させる。続いて反対側の踏段チェーン18
についても同様にして測定する。左右の踏段チェーン1
8について測定が終了すると、測定結果に基いて検討が
なされ、踏段チェーン18のリンクの組替えや、左右の
踏段チェーン18を入れ替える等の措置がなされる。
【0043】上記実施の形態1によれば、一対のセンサ
を踏段チェーン18の進行方向に向けて予め知得された
離隔距離X1を隔てて固定部に取り付け、第1センサ3
4が一の踏段軸13を検出してから第2センサ35が他
の踏段軸13を検出するまでの動作時間差Δtnと踏段
チェーンの速度V0から求められる距離差X3nを第1
センサ34及び第2センサ35の離隔距離X1に加算し
て所定部位間距離である軸間距離Xsnを演算するよう
にしたので、仮に速度V0に誤差が有ったとしても距離
差X3nが速度誤差の影響を受けるに過ぎない。このた
め、離隔距離X1を基準値Dsに近い値にしたことによ
って、軸間距離Xsnを誤差を減縮して測定することが
できる。
【0044】また、スカートガード19を外すか、更に
踏段11を3〜4個取り外し、後輪15用のガイドレー
ル17に吊り手32を跨嵌させればセンサ組立30を取
り付けられるのでセンサ組立30の取付けが容易であ
る。更に、測定後の原状復帰も容易であるため、利用客
に与える不便さも軽減できる。
【0045】更にまた、一の踏段軸13に目印としてマ
ーカ37を取り付け、軸間距離Xsnが演算される毎に
演算度数nを計数するようにしたので、マーカ37の付
された踏段軸13を始点として軸間距離Xsnの位置を
特定することができる。このため、踏段チェーン18の
リンクを組み替える必要が生じた場合、対象となる踏段
チェーン18の部位を容易に特定することができ、測定
後の措置を迅速に実施できる。更にまた、踏段11を付
けた状態で測定するので、略稼動状態で測定することが
できる。
【0046】なお、上記実施の形態1では、センサの離
隔距離X1は踏段軸13の軸間距離Xsnよりも小さい
距離としたが、逆に大きい距離であってもよい。大きい
場合は第2センサ35が作動してから第1センサ34が
作動し、両者の動作時間差Δtnから求められる距離差
X3nを離隔距離X1から減算すればよい。また、踏段
軸13の軸間距離を所定部位間距離Xsnとしたが、こ
れに限られるものではなく、踏段チェーン18のチェー
ンピッチであってもよい。
【0047】実施の形態2.図9から図15は、この発
明の実施の形態2を示し、第1センサ34及び第2セン
サ35の離隔距離X1、及び踏段チェーン18の速度V
0がいずれも未知の場合の乗客コンベヤの踏段チェーン
の伸び量測定装置に係るものである。なお、システム構
成は図2と同じであり、説明を省略する。また、実施の
形態1と同様、踏段軸13を所定部位として軸間距離を
所定部位間距離Xsnとし、第1センサ34及び第2セ
ンサ35の離隔距離X1は踏段軸13の軸間距離Xsn
よりも小さく、かつ、軸間距離Xsnに近い距離とす
る。更に図1から図8と同符号は同一部分を示し、説明
を省く。
【0048】図9は、この発明の実施の形態2の全体構
成を示すブロック図である。図中、40は予め定められ
た既知の長さXtを有するテンプレートで、詳細を図1
0及び図11に示したとおり、隣接する踏段軸13に着
脱自在に取り付けられて第1センサ34及び第2センサ
35を作動させるものである。
【0049】8はテンプレート40を踏段軸13に取り
付けてエスカレータを運転したときの第1センサ34及
び第2センサ35の動作時間差から、離隔距離X1を演
算する手段で、踏段チェーン18を既知の速度V0で移
動させたときに第1センサ34がテンプレート40の一
端を検出してから第2センサ35がテンプレート40の
他端を検出するまでの動作時間差Δtを演算する動作時
間差検出手段81と、テンプレート40の長さXtが記
録されたテンプレート長さ設定手段82と、速度V0と
動作時間差Δtの乗算から長さXtと離隔距離X1との
距離差X2を求め、この距離差X2を長さXtから減算
して離隔距離X1を求めるセンサ離隔距離演算手段83
とからなる。
【0050】また、速度設定手段4は、この実施の形態
2では踏段チェーン18の速度V0を、テンプレート4
0の長さXtと、この長さXtを第1センサ34又は第
2センサ35が検出するのに要する時間から演算するも
のとする。なお、部位間距離特定手段1、動作時間差検
出手段2、部位間距離演算手段5、基準地設定手段6及
び伸び量演算手段7は、実施の形態1と同様であり説明
を省略する。
【0051】図10は、テンプレート40の詳細を示
し、41は方形板からなる前板、42は同じく後板で、
前板41との間は中空である。43は前板41と後板4
2とを連結する連結板、44は前板41の上面に取り付
けられて踏段軸13を把持するクリップ、45は同じく
後板42の上面に取り付けられたクリップである。ここ
で、前板41の反後板42側の縁端から後板42の前板
41側の縁端まで、及び前板41の後板42側の縁端か
ら後板42の反前板41側の縁端までが、いずれも予め
定められた既知の長さXtに設定されている。
【0052】図11は、テンプレート40を踏段軸13
に取り付けた状態を示し、前板41及び後板42が第1
センサ34及び第2センサ35からのビーム34a及び
35aを反射させることができるようにクリップ44及
び45で踏段軸13を把持している。エスカレータを運
転して踏段チェーン18の速度V0および第1センサ3
4と第2センサ35の離隔距離X1が検出された後は取
り外される。
【0053】図12において、踏段チェーン18を図示
の矢印方向へ前進させると、同図(a)に示したとお
り、前板41の縁端を第1センサ34が検出し、図14
の時刻t1で立ち上がる。更に踏段チェーン18を前進
させると、同図(b)に示したとおり、後板42の縁端
を第2センサ35が検出し、図14の時刻t2で立ち上
がる。更に踏段チェーン18を前進させると、図14の
時刻t3で第1センサ34が前板41から離れて立ち下
がる。更に踏段チェーン18を前進させると、図14の
時刻t4で第2センサ35が後板41から離れて立ち下
がる。
【0054】更に踏段チェーン18を前進させると、図
13に示したとおり、後板42の縁端を第1センサ34
が検出し、図14の時刻t5で立ち上がる。更に踏段チ
ェーン18を前進させると、第2センサ35が踏段軸1
3を検出し、図14の時刻t6で立ち上がり、時刻t7
で立ち下がる。更に踏段チェーン18を前進させると、
図14の時刻t8で第1センサ34が後板42から離れ
て立ち下がる。
【0055】図14において、時刻t1から時刻t5ま
での時間Ttは、踏段チェーン18がテンプレート40
の長さXtだけ移動するのに要した時間である。従っ
て、踏段チェーン18の速度V0は、V0=Xt/Tt
となる。また、時刻t1と時刻t2の動作時間差Δt
は、離隔距離X1とテンプレート40の長さXtとの距
離差X2に基くものである。従って、動作時間差Δtと
速度V0から距離差X2が求められ、更に、この距離差
X2を長さXtから減算することによって離隔距離X1
を求めることができる。離隔距離X1と速度V0が算出
された後の処理は実施の形態1と同様であり、説明を省
く。
【0056】次に、上記動作を図15に従って説明す
る。この実施の形態2では、上記のとおり未知の離隔距
離X1と速度V0を算出した後、踏段チェーン18の伸
び量δnを演算するものである。手順S31でエスカレ
ータ制御盤58からの始動信号が発せられると、手順S
32で第1センサ34が作動するのを待つ。図12
(a)の状態になって第1センサ34が作動すると、手
順S33で、その作動時間t1をRAM43に記録す
る。手順S34で第2センサ35が作動すると、手順S
35で、その作動時間t2をRAM43に記録する。手
順S36で第1センサ34が前板41から外れて復帰
し、更に手順S37で第1センサ34が後板42の縁端
によって再作動したことが判明すると、手順S38で再
作動時刻t5をRAM43に記録する。
【0057】手順S39でテンプレート40の長さXt
と、踏段チェーン18が長さXtだけ移動するのに要し
た時間(t5−t1=Tt)から速度V0を演算する。
また、時刻t1と時刻t2の動作時間差Δtは、図14
に示したとおり離隔距離X1とテンプレート40の長さ
Xtとの距離差X2に基くものである。従って、手順S
40で動作時間差Δtと速度V0から距離X2が求めら
れる。更に、離隔距離X1はテンプレート40の長さX
tから距離X2を減算して求めることができる。手順S
41でエスカレータを停止させてテンプレート40を取
り外す。次に、手順S42で踏段チェーン18の伸び量
δnを測定する。離隔距離X1と速度V0が既知となっ
たことにより、図8と同じ処理で伸び量δnを測定する
ことができる。
【0058】上記実施の形態2によれば、長さXtが既
知のテンプレート40を使用したので、踏段チェーン1
8の速度V0及び離隔距離X1のいずれかが未知であっ
ても、また、双方が未知であっても伸び量δnを測定す
ることができる。特に、速度V0及び離隔距離X1とし
て実測した値を用いるようにしたので、踏段チェーン1
8の磨耗が進行して初期の速度と異なった値になってい
たとしても、実測によって得られた現実の速度に基いて
正確な伸び量δnを測定できる。
【0059】更に、テンプレート40は前板41と後板
42を分離して設け、中間部を中空にしたので、第1セ
ンサ34及び第2センサ35の有意状態を揃えることが
できる。即ち、第1センサ34が前板41からの反射ビ
ーム34aを受けて立ち上がったときを有意とし、同様
に第2センサ35が後板42からの反射ビーム35aを
受けて立ち上がったときを有意とすることができ、制御
回路の統一化が可能となる。
【0060】なお、上記実施の形態2では、テンプレー
ト40は前板41と後板42を分離して設け、中間部を
中空にしたが、これに限られるものではなく、連続した
平板であってもよい。また、第1センサ34の作動によ
って速度V0を算出したが、これに限られるものではな
く、第2センサ35又はマーカセンサ36の作動によっ
てもよい。更に、上記実施の形態1及び実施の形態2で
は、乗客コンベヤとしてエスカレータを例示したが、移
動歩道であっても同様である。
【0061】
【発明の効果】この発明は上記のとおり構成されている
ので、以下の効果を奏する。請求項1に記載の乗客コン
ベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置は、踏段チェーン
の所定部位を検出する一対のセンサを進行方向に向けて
予め定められた既知の離隔距離を隔てて固定部に取り付
け、このセンサのいずれか一方が踏段チェーンの一の所
定部位を検出してから他のセンサが他の所定部位を検出
するまでの動作時間差から求められた距離差をセンサの
離隔距離に加減算して所定部位間距離を演算し、この所
定部位間距離を予め設定された基準値と比較することに
より踏段チェーンの伸び量を測定するものである。この
ため、仮に速度に誤差が有ったとしてもセンサの離隔距
離と所定部位間距離の距離差が速度誤差の影響を受ける
に過ぎず、離隔距離を基準値に近い値にすることによっ
て、所定部位間距離を正確に測定することができる、と
いう効果を奏する。
【0062】請求項2に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、踏段チェーンの所定部位を検
出する一対のセンサを進行方向に向けて任意に設定され
た離隔距離を隔てて固定部に取り付け、予め定められた
既知の長さを有するテンプレートを長手を進行方向に向
けて踏段チェーンに係止し、踏段チェーンを所定の速度
で移動させたときに、いずれか一方のセンサがテンプレ
ートの一端を検出してから他のセンサがテンプレートの
他端を検出するまでの動作時間差から求められた距離差
をテンプレートの長さに加減算してセンサの離隔距離を
演算し、センサのいずれかが踏段チェーンの一の所定部
位を検出してから他のセンサが他の所定部位を検出する
までの動作時間差から求められた距離差をセンサの離隔
距離に加減算して所定部位間距離を演算し、この所定部
位間距離を予め設定された基準値と比較することにより
踏段チェーンの伸び量を測定するものである。このた
め、センサを任意に取り付け、離隔距離が未知であって
も伸び量δnを測定することができる、という効果を奏
する。
【0063】請求項3に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項1又は請求項2に記載
の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置におい
て、踏段チェーンにマーカを取り付け、固定部にマーカ
センサを取り付け、このマーカセンサがマーカを検出す
ると始動して所定部位間距離が演算される毎に演算度数
を計数し、この演算度数で所定部位間距離を特定するよ
うにしたものである。このため、所定部位間距離の現実
の位置を特定することができ、踏段チェーンのリンクを
組み替える必要が生じた場合の措置を迅速に実施でき
る、という効果を奏する。
【0064】請求項4に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項1又は請求項2に記載
の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置におい
て、踏段チェーンの速度を、この踏段チェーンが巻き掛
けられたスプロケットのピッチ円と回転数とから演算す
るようにしたものである。このため、速度を容易に算出
することができる、という効果を奏する。
【0065】請求項5に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項2に記載の乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置において、踏段チェ
ーンの速度を、一のセンサで既知の長さのテンプレート
を通過するのに要する時間を検出し、この通過時間と上
記テンプレートの長さから演算するようにしたものであ
る。このため、実測によって得られた現実の速度に基い
て正確な伸び量を測定できる、という効果を奏する。
【0066】請求項6に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項1又は請求項2に記載
の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置におい
て、センサは、踏段軸を所定部位として検出し、かつ、
隣接する踏段軸との軸間距離よりも小さい離隔距離で取
り付けられるものとし、踏段チェーンの進行方向前方の
センサが一の踏段軸を検出してから進行方向後方のセン
サが隣接する他の踏段軸を検出するまでの動作時間差か
ら求められる距離差をセンサの離隔距離に加算して所定
部位間距離を演算するようにしたものである。このた
め、踏段チェーンの伸びによる弊害が生じるのは踏段間
の隙間であり、踏段チェーンの伸びを軸間距離の伸びと
して得ることにより、上記弊害の有無を直接把握するこ
とができ、踏段チェーンのリンクを組替えの要否判断が
容易である、という効果を奏する。
【0067】請求項7に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項1又は請求項2に記載
の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置におい
て、センサは、踏段軸を所定部位として検出し、かつ、
隣接する踏段軸との軸間距離よりも大きい離隔距離で取
り付けられるものとし、踏段チェーンの進行方向後方の
センサが一の踏段軸を検出してから進行方向前方のセン
サが他の踏段軸を検出するまでの動作時間差から求めら
れた距離差をセンサの離隔距離から減算して所定部位間
距離を演算するようにしたものである。このものにあっ
ても、請求項6と同様の効果を奏する。
【0068】請求項8に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定装置は、請求項2に記載の乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置において、テンプレ
ートは、進行方向に向けて前方と後方に2個の被検出片
を具備し、両被検出片の前縁間又は後縁間が予め定めら
れた既知の長さに設定されたものである。このため、一
のセンサが前方の被検出片を検出したときを有意とし、
同様に他のセンサが後方の被検出片板を検出したときを
有意とすることができ、有意状態を揃えることにより制
御回路の統一化が可能となる、という効果を奏する。
【0069】請求項9に記載の乗客コンベヤの踏段チェ
ーンの伸び量測定方法は、踏段チェーンの所定部位を検
出する一対のセンサを踏段チェーンの進行方向に向けて
離隔して固定部に取り付けると共に、予め定められた長
さを有するテンプレートを踏段チェーンに係止した後、
踏段チェーンを所定の速度で移動させて一のセンサがテ
ンプレートの一端を検出してから他のセンサがテンプレ
ートの他端を検出するまでの動作時間差から距離差を求
め、この距離差をテンプレートの長さに加減算してセン
サの離隔距離を演算し、一のセンサが一の所定部位を検
出してから他のセンサが他の所定部位を検出するまでの
動作時間差から距離差を求め、この距離差をセンサの離
隔距離に加減算して所定部位間距離を演算し、この演算
された所定部位間と予め設定された基準値とから踏段チ
ェーンの所定部位間の伸び量を演算するようにしたもの
である。このため、センサの離隔距離が未知であっても
伸び量を測定することができ、速度に誤差が有ったとし
てもセンサの離隔距離と所定部位間距離の距離差が速度
誤差の影響を受けるに過ぎず、離隔距離を基準値に近い
値にすることによって、所定部位間距離を正確に測定す
ることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置の全体構成を示すブ
ロック図。
【図2】 この発明の実施の形態1及び2における乗客
コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置のシステム構
成を示すブロック図。
【図3】 この発明の実施の形態1における乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置の要部を示す斜視
図。
【図4】 図3にIV−IV線断面を矢視方向から見た
断面図。
【図5】 この発明の実施の形態1における乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置による測定過程を示
す要部側面図。
【図6】 この発明の実施の形態1における乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置による測定過程を示
す要部側面図。
【図7】 この発明の実施の形態1における乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置による動作を示すタ
イムチャート。
【図8】 この発明の実施の形態1における乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置の動作を示す流れ
図。
【図9】 この発明の実施の形態2における乗客コンベ
ヤの踏段チェーンの伸び量測定装置の全体構成を示すブ
ロック図。
【図10】 テンプレート40の側面図。
【図11】 テンプレート40の取付け状態を示す側面
図。
【図12】 この発明の実施の形態2における乗客コン
ベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置による測定過程を
示す要部側面図。
【図13】 この発明の実施の形態2における乗客コン
ベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置による測定過程を
示す要部側面図。
【図14】 この発明の実施の形態2における乗客コン
ベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置による動作を示す
タイムチャート。
【図15】 この発明の実施の形態2における乗客コン
ベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置の動作を示す流れ
図。
【図16】 エスカレータの全体構成を示す縦断面図。
【図17】 エスカレータの踏段部分を示す斜視図。
【図18】 エスカレータのスプロケット部分を示す側
面図。
【図19】 エスカレータのスプロケット部分を示す側
面図。
【符号の説明】
1 部位間距離特定手段、 2 動作時間差検出手
段、 3 センサ離隔距離設定手段、 4 速度設
定手段、 5 部位間距離演算手段、 6基準値設
定手段、 7 伸び量演算手段、 11 踏段、
12 ブラケット、 13 踏段軸、 14 前
輪、 15 後輪、 16 ガイドレール、 1
7 ガイドレール、 18 踏段チェーン、 19
スカートガード、 20 目地、 21 内側
板、 22 ブラケット、 30 センサ組立、
31 基板、 32 吊り手、 33 クリッ
プ、34 第1センサ、 35 第2センサ、 3
6 マーカセンサ、 37 マーカ、 40 テン
プレート、 41 前板、 42 後板、43 連
結板、 44 クリップ、 45 クリップ、
81 動作時間差検出手段、 82 テンプレート長
さ設定手段、 83 センサ離隔距離演算手段。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 踏段の両側に延設された踏段軸を踏段チ
    ェーンに取り付け、この踏段チェーンをスプロケットに
    巻き掛けて上記踏段を循環させる乗客コンベヤの上記踏
    段チェーンの伸び量を測定する装置において、上記踏段
    チェーンの進行方向に向けて予め知得された離隔距離を
    隔てて固定部に取り付けられて上記踏段チェーン又は上
    記踏段チェーンに付随して移動する付属物の所定部位を
    検出する一対のセンサと、一の上記センサが一の上記所
    定部位を検出してから他の上記センサが他の上記所定部
    位を検出するまでの動作時間差から求められる距離差を
    上記センサの上記離隔距離に加減算して上記所定部位間
    距離を演算する部位間距離演算手段と、上記所定部位間
    に対して予め設定された基準値と上記部位間距離演算手
    段によって演算された上記所定部位間距離とから上記踏
    段チェーンの上記所定部位間の伸び量を演算する伸び量
    演算手段とを備えた乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び
    量測定装置。
  2. 【請求項2】 踏段の両側に延設された踏段軸を踏段チ
    ェーンに取り付け、この踏段チェーンをスプロケットに
    巻き掛けて上記踏段を循環させる乗客コンベヤの上記踏
    段チェーンの伸び量を測定する装置において、上記踏段
    チェーンの進行方向に向けて未知の離隔距離を隔てて固
    定部に取り付けられて上記踏段チェーン又は上記踏段チ
    ェーンに付随して移動する付属物の所定部位を検出する
    一対のセンサと、予め知得された長さを有し、この長手
    を進行方向に向けて上記踏段チェーン又は上記踏段チェ
    ーンに付随して移動する付属物に係止されて移動して上
    記センサによって検出されるテンプレートと、上記踏段
    チェーンを所定の速度で移動させたときに一の上記セン
    サが上記テンプレートの一端を検出してから他の上記セ
    ンサが上記テンプレートの他端を検出するまでの動作時
    間差から求められた距離差を上記テンプレートの長さに
    加減算して上記センサの離隔距離を演算するセンサ離隔
    距離演算手段と、一の上記センサが一の上記所定部位を
    検出してから他の上記センサが他の上記所定部位を検出
    するまでの動作時間差から求められる距離差を上記セン
    サの上記離隔距離に加減算して上記所定部位間距離を演
    算する部位間距離演算手段と、上記所定部位間に対して
    予め設定された基準値と上記部位間距離演算手段によっ
    て演算された上記所定部位間距離とから上記踏段チェー
    ンの上記所定部位間の伸び量を演算する伸び量演算手段
    とを備えた乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装
    置。
  3. 【請求項3】 踏段チェーン又は上記踏段チェーンに付
    随して移動する付属物に取り付けられたマーカと、固定
    部に取り付けられて上記マーカを検出するマーカセンサ
    と、上記マーカセンサの上記検出によって始動して所定
    部位間距離の演算度数を計数し、この演算度数で部位間
    距離演算手段によって演算された上記所定部位間距離を
    特定する部位間距離特定手段とを設けた請求項1又は請
    求項2に記載の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測
    定装置。
  4. 【請求項4】 踏段チェーンの速度を、この踏段チェー
    ンが巻き掛けられたスプロケットのピッチ円と回転数と
    から演算したことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装置。
  5. 【請求項5】 踏段チェーンの速度を、一のセンサでテ
    ンプレートの通過時間を検出し、この通過時間と上記テ
    ンプレートの長さから演算したことを特徴とする請求項
    2に記載の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定装
    置。
  6. 【請求項6】 センサは、踏段軸を所定部位として検出
    し、かつ、隣接する上記踏段軸との軸間距離よりも小さ
    い離隔距離で取り付けられるものとし、部位間距離演算
    手段は、踏段チェーンの進行方向前方の上記センサが一
    の上記踏段軸を検出してから進行方向後方の上記センサ
    が隣接する他の上記踏段軸を検出するまでの動作時間差
    から求められる距離差を上記センサの上記離隔距離に加
    算して上記所定部位間距離を演算するものとした請求項
    1又は請求項2に記載の乗客コンベヤの踏段チェーンの
    伸び量測定装置。
  7. 【請求項7】 センサは、踏段軸を所定部位として検出
    し、かつ、隣接する上記踏段軸との軸間距離よりも大き
    い離隔距離で取り付けられるものとし、部位間距離演算
    手段を、踏段チェーンの進行方向後方の上記センサが一
    の上記踏段軸を検出してから進行方向前方の上記センサ
    が他の上記踏段軸を検出するまでの動作時間差から求め
    られた距離差を上記センサの上記離隔距離から減算して
    上記所定部位間距離を演算するものとした請求項1又は
    請求項2に記載の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量
    測定装置。
  8. 【請求項8】 テンプレートは、進行方向に向けて前方
    と後方にそれぞれ被検出片を具備し、両被検出片の前縁
    間又は後縁間が予め知得された長さに設定されたものと
    した請求項2に記載の乗客コンベヤの踏段チェーンの伸
    び量測定装置。
  9. 【請求項9】 踏段の両側に延設された踏段軸を踏段チ
    ェーンに取り付け、この踏段チェーンをスプロケットに
    巻き掛けて上記踏段を循環させる乗客コンベヤの上記踏
    段チェーンの伸び量を測定する方法において、踏段チェ
    ーン又はこの踏段チェーンに付随して移動する付属物の
    所定部位を検出する一対のセンサを踏段チェーンの進行
    方向に向けて離隔して固定部に取り付けると共に、予め
    定められた長さを有するテンプレートを上記踏段チェー
    ン又は上記踏段チェーンに付随して移動する付属物に係
    止する測定具取付工程と、上記踏段チェーンを所定の速
    度で移動させて一の上記センサが上記テンプレートの一
    端を検出してから他の上記センサが上記テンプレートの
    他端を検出するまでの動作時間差から距離差を求め、こ
    の距離差を上記テンプレートの長さに加減算して上記セ
    ンサの離隔距離を演算するセンサ離隔距離演算工程と、
    一の上記センサが一の上記所定部位を検出してから他の
    上記センサが他の上記所定部位を検出するまでの動作時
    間差から距離差を求め、この距離差を上記センサの上記
    離隔距離に加減算して上記所定部位間距離を演算する部
    位間距離演算工程と、上記所定部位間に対して予め設定
    された基準値と上記部位間距離演算工程によって演算さ
    れた上記所定部位間距離とから上記踏段チェーンの上記
    所定部位間の伸び量を演算する伸び量演算工程とからな
    る乗客コンベヤの踏段チェーンの伸び量測定方法。
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