JP2002239156A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002239156A
JP2002239156A JP2001043467A JP2001043467A JP2002239156A JP 2002239156 A JP2002239156 A JP 2002239156A JP 2001043467 A JP2001043467 A JP 2001043467A JP 2001043467 A JP2001043467 A JP 2001043467A JP 2002239156 A JP2002239156 A JP 2002239156A
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JP2001043467A
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Katsumi Yoneda
勝巳 米田
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変動後の識別情報が必ず特定態様となる特定
変動パターンの場合に、その遊技者の心理に則した報知
をできるようにする。 【解決手段】 識別情報を変動表示する識別情報表示手
段15と、識別情報始動手段17の遊技球の検出に基づ
いて複数種類の変動パターンの中から所定の変動パター
ンを選択する変動パターン選択手段46と、変動パター
ン選択手段46で選択された変動パターンに基づいて識
別情報表示手段15の識別情報を変動制御する識別情報
制御手段37と、変動後の識別情報が特定態様のとき
に、遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生
手段49とを備え、変動パターンには変動後の識別情報
が必ず特定態様となる特定変動パターンがあり、変動パ
ターン選択手段46が特定変動パターンを選択したこと
を遊技者に報知する特定変動報知手段24を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機には、識別情
報始動手段が遊技球を検出することにより識別情報表示
手段の識別情報が所定時間変動し、その変動後の識別情
報が特定態様となったときに、利益状態発生手段が遊技
者に有利な利益状態を発生させるようにしたものがあ
る。
【0003】この種の弾球遊技機では、変動パターン記
憶手段に予め多種類の変動パターンを記憶しておき、識
別情報始動手段が遊技球を検出したときに、変動パター
ン選択手段により変動パターン記憶手段の多種類の変動
パターンの中から所定の変動パターンを選択して、識別
情報表示手段の複数個の識別情報がその所定の変動パタ
ーンで所定時間変動するようになっている。
【0004】そして、変動後の識別情報が特定態様とな
れば、識別情報表示手段に「大当たり」等を表示して、
遊技者に対して利益状態発生手段による利益状態の発生
を報知するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように多種類の変
動パターンの中から所定の変動パターンを選択して識別
情報を変動させれば、その識別情報の変動パターンの違
いにより識別情報の変動時の演出性が向上し、遊技者の
ゲームに対する意欲を向上させることができる。また変
動後の識別情報が特定態様となったときに、識別情報表
示手段に「大当たり」等の文言を表示すれば、遊技者の
満足感、優越感等を喚起することもできる。
【0006】特に各変動パターンの選択率は通常同一で
はなく、比較的高い選択率で出現する変動パターンと、
非常に低い選択率で極めて稀に出現して変動後の識別情
報が必ず特定態様となる変動パターンとがある。従っ
て、変動後の識別情報が必ず特定態様となる変動パター
ンが出現したような場合には、他の選択率の比較的高い
変動パターンで特定態様となった場合とは異なり、遊技
者は格別な満足感、優越感等を味わいながら、その後の
利益状態でのゲームを続行できる。
【0007】しかし、従来の弾球遊技機では、変動後の
識別情報が必ず特定態様となる極めて稀な変動パターン
が出現した場合でも、他の比較的高い選択率で出現する
変動パターンの場合と同様に、「大当たり」等の文言を
表示して利益状態の発生等を演出し報知しているに過ぎ
ず、遊技者の満足感、その他の心理状態を高揚させるよ
うな報知対策を講じていない。
【0008】このためゲーム中の遊技者の現実の心理状
態と、特定態様又は利益状態の発生の演出との間に大き
なギャップがあり、遊技者の格別な心理状態を十分に満
足させることができないという問題がある。
【0009】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、変動後の識別情報が必ず特定態様となる特定変動パ
ターンの場合に、その遊技者の心理に則した報知を行う
ことができる弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個の識別
情報28a〜28cを変動表示する識別情報表示手段1
5と、遊技球を検出する識別情報始動手段17と、前記
識別情報28a〜28cの複数種類の変動パターンA〜
Eを記憶する変動パターン記憶手段45と、前記識別情
報始動手段17の遊技球の検出に基づいて複数種類の変
動パターンA〜Eの中から所定の変動パターンを選択す
る変動パターン選択手段46と、該変動パターン選択手
段46で選択された変動パターンに基づいて前記識別情
報28a〜28cを変動制御する識別情報制御手段37
と、変動後の前記識別情報28a〜28cが特定態様と
なった場合に、遊技者に有利な利益状態を発生させる利
益状態発生手段49とを備えた弾球遊技機において、前
記変動パターンA〜Eには変動後の前記識別情報28a
〜28cが必ず前記特定態様となる特定変動パターンA
があり、前記変動パターン選択手段46が前記特定変動
パターンAを選択したことを遊技者に報知する特定変動
報知手段24を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図面は本発明をパチンコ機に採用し
た一実施形態を例示し、この実施形態では、第1識別情
報として第1図柄を、第2識別情報として第2図柄を使
用している。
【0012】図1において、1は遊技機本体で、矩形枠
状の外枠2と、外枠2に開閉自在に枢着された前枠3と
を備えている。前枠3には、その窓孔に対応して遊技盤
4が裏側から着脱自在に装着され、この遊技盤4の前側
に、前枠3に開閉自在に枢着されたガラス扉5と前面板
6とが配置されている。前面板6には、発射用の遊技球
を貯留する上皿7が装着されている。前枠3の下部に
は、余剰球を貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハン
ドル10とが夫々設けられている。
【0013】遊技盤4には、図2に示すように、発射手
段9から発射された遊技球を案内するガイドレール11
が環状に装着されると共に、そのガイドレール11の内
側の遊技領域12に液晶表示手段13、第1図柄表示手
段(第1識別情報表示手段)14、第2図柄表示手段
(第2識別情報表示手段)15、第1図柄始動手段(第
1識別情報始動手段)16、第2図柄始動手段(第2識
別情報始動手段)17、可変入賞手段18、普通入賞手
段19〜21等が配置されている。
【0014】液晶表示手段13は、遊技盤4に前面側か
ら装着された表示ケース22と、この表示ケース22の
裏側に装着された液晶表示部23とを備えている。液晶
表示部23は、図3(a)〜(c)に示すように必要に
応じて第2図柄表示手段15、特定変動報知手段24、
利益報知手段25、特定利益報知手段26を兼用してい
る。従って、第2図柄表示手段15は、特定変動報知手
段24、利益報知手段25、特定利益報知手段26と一
体に構成されている。なお、液晶表示部23は、遊技者
に対して通常のデモ画像、その他の遊技画像等を表示可
能である。
【0015】第2図柄表示手段15は、1個又は複数
個、例えば左右方向に3個の図柄表示部27a〜27c
を有し、その各図柄表示部27a〜27cに第2図柄
(第2識別情報)28a〜28cを夫々変動表示可能で
ある。各第2図柄28a〜28cは、第2図柄始動手段
17が遊技球を検出することを条件に乱数制御により所
定変動時間変動して、例えば左、右、中等の所定の順序
で停止するようになっている。
【0016】第2図柄28a〜28cには、数字図柄、
アルファベット図柄、キャラクター、その他の適宜遊技
図柄を使用可能であり、この実施形態では、0〜9まで
の数字図柄が用いられている。また第2図柄28a〜2
8cには、その種類によって1種類又は複数種類の特別
図柄(特別識別情報)と非特別図柄(非特別識別情報)
とがあり、0〜9までの10種類の数字図柄の内、奇数
図柄が特別図柄、偶数図柄が非特別図柄となっている。
【0017】第2図柄28a〜28cは、変動時には上
下方向又は左右方向にスクロールする等、所定の変動パ
ターンで変動して、その変動後に各第2図柄28a〜2
8cが同種図柄となる特定態様、又は第2図柄28a〜
28cの少なくとも1つが異なる図柄となる非特定態様
で停止する。
【0018】第2図柄28a〜28cの変動パターンに
は、図5にその一部を示すように、変動後の第2図柄2
8a〜28cが必ず特定態様となる変動パターンA、変
動中に2個の図柄が同種図柄で停止するリーチを経て最
終的に特定態様と非特定態様との何れかとなる複数種類
の変動パターン(リーチ変動パターン)B〜E、変動中
にリーチを経ずに最終的に非特定態様となるリーチなし
変動パターン等の多種類のものがあり、第2図柄28a
〜28cは変動開始から特定態様又は非特定態様で停止
するまでに、その多種類の変動パターンの中の1つの変
動パターンで変動する。
【0019】各変動パターンA〜Eの選択率は、図5に
示すように、変動後の第2図柄28a〜28cが特定態
様となる確率(通常確率と高確率)の違いに応じて通常
確率状態と高確率状態とに区別して設定されており、通
常確率状態では特定変動パターンAが極めて稀にしか出
現しないように非常に低く、変動パターンB〜Eは特定
変動パターンAよりも比較的頻繁に出現し易いように高
く設定されている。また変動パターンB〜E相互でも選
択率が大きく異なっており、通常確率状態での選択率が
高いほど、変動後の第2図柄28a〜28cが特定態様
となる信頼度が低くなっている。
【0020】特定変動報知手段24は、特定変動パター
ンAが選択されたことを遊技者に対して直接又は間接的
に報知するためのもので、図3(b)に示すように、第
2図柄28a〜28cが特定変動パターンで変動中(及
び/又は第2図柄28a〜28cの変動終了後)に、液
晶表示部23に「ラッキーでっせ!」等の文言表示、そ
の他の特定変動表示24aを表示して報知するようにな
っている。なお、第2図柄28a〜28cの変動中に特
定変動表示24aが出ると、その後に特定態様で停止
し、後述の第2利益状態が発生する旨の予告となる。
【0021】利益報知手段25は、所定の変動パターン
A〜Eを経て第2利益状態が発生したときに、その第2
利益状態の発生を遊技者に対して直接又は間接的に報知
するためのもので、図3(a)に示すように、第2図柄
28a〜28cが特定態様で停止して第2利益状態が発
生したときに、液晶表示部23に「大当たりでっせ!」
等の文言表示、その他の利益表示25aを表示して報知
するようになっている。なお、この場合の所定の変動パ
ターンには、特定変動パターンAを包含しても良いし、
包含しなくても良い。
【0022】特定利益報知手段26は、特定変動パター
ンAを選択して第2図柄28a〜28cがその特定変動
パターンAを経て変動した後に第2利益状態が発生した
ときに、その特定変動パターンAでの第2利益状態の発
生を遊技者に対して直接又は間接的に報知するためのも
ので、図3(c)に示すように、第2利益状態が発生し
たときに液晶表示部23に「1/1000で大当たりで
っせ!」等の文言表示、その他の特定利益表示26aを
表示して報知するようになっている。
【0023】特定利益報知手段26の特定利益表示26
aと、利益報知手段25の利益表示25aは、その違い
を遊技者が容易に把握し識別できるように内容的に異な
る文言表示等の報知態様となっている。
【0024】なお、利益報知手段25が全ての変動パタ
ーンA〜Eでの第2利益状態の発生を利益表示25aで
報知する場合には、特定変動パターンAで第2利益状態
が発生したときに、液晶表示部23に特定利益報知手段
26の特定利益表示26aを表示して、その第2利益状
態の発生に変動パターンの違いがあることを報知するこ
とが望ましい。また特定変動表示24a、特定利益表示
26aは、その「ラッキーでっせ!」等の文言表示を色
の変化、背景色の変化、点滅又は発光させる等によっ
て、通常の利益表示25aに比較して遊技者の印象の強
い表示態様を採ることが望ましい。
【0025】液晶表示手段13には、その表示ケース2
2の上部に第1図柄表示手段14が設けられている。第
1図柄表示手段14は1個又は複数個、例えば1個の第
1図柄を変動表示可能であり、第1図柄始動手段16が
遊技球を検出することを条件に、その第1図柄が乱数制
御等により所定時間変動して停止するようになってい
る。
【0026】なお、第1図柄にも、数字図柄、アルファ
ベット図柄、キャラクター、その他の適宜遊技図柄を使
用可能であり、この実施形態では、0〜9までの数字図
柄が用いられている。また第1図柄も上下方向又は左右
方向のスクロール等によって変動し、変動後に所定態様
(所定種類の図柄)又は非所定態様で停止する。
【0027】第2図柄始動手段17は、開閉自在な左右
一対の開閉爪29を備えた可変作動式の電動式チューリ
ップ等により構成され、第1図柄表示手段14の変動後
の第1図柄が所定態様となることに基づいて後述の第1
利益状態が発生したときに、一対の開閉爪29が所定時
間開放するようになっている。
【0028】可変入賞手段18は、下部側の横軸心廻り
に開閉する開閉板30を備えた可変作動式であって、第
2図柄表示手段15の変動後の第2図柄28a〜28c
が特別態様(例えば「7・7・7」等の同種図柄の組み
合わせ)となることに基づいて第2利益状態が発生した
ときに、開閉板30が前側に所定時間開放して、その上
に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになってい
る。また可変入賞手段18は、その内部側が2又は3個
等の複数個の通路に分割され、その一部の通路が特定領
域31となっている。そして、遊技球が特定領域31を
通過することを条件に、第2利益状態を継続させるよう
になっている。
【0029】なお、可変入賞手段18は、開放から所定
時間が経過するか、又は所定時間内に所定数(例えば1
0個)の遊技球が入賞することを条件に開閉板30を閉
じ、遊技球が特定領域31を通過することを条件に、最
大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返すよ
うになっている。
【0030】図4は制御用のブロック図である。図4に
おいて、32は主制御基板であり、この主制御基板32
は、遊技領域12側に装着された液晶表示手段13、そ
の他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバ
ーの裏側等、前枠3及び遊技盤4を含む遊技機本体1の
裏側の適当箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収
納されている。33は図柄制御基板(識別情報制御基
板)で、この図柄制御基板33は、液晶表示手段13の
裏側等、前枠3及び遊技盤4を含む遊技機本体1の裏側
の適当箇所に着脱自在に装着された基板ケースに収納さ
れている。
【0031】主制御基板32は、主に遊技盤4側の遊技
動作に関わる制御を行うためのもので、第1図柄表示手
段14及びこれに関連する処理を行う第1制御系34
と、第2図柄表示手段15及びこれに関連する処理を行
う第2制御系35とが設けられ、その各制御系34,3
5はCPU、ROM、RAM等により構成されている。
図柄制御基板33には、第1図柄制御手段(第1識別情
報制御手段)36、第2図柄制御手段(第2識別情報制
御手段)37、報知制御手段38等が設けられている。
【0032】第1制御系34は、第1乱数抽選手段3
9、第1判定手段40、第1利益状態発生手段41、第
1図柄制御コマンド送信手段42等を備えている。第1
乱数抽選手段39は、変動後の第1図柄が所定態様とな
る確率が例えば1/10のときに0〜9までの10個の
乱数値を発生する等、その確率に応じて所定数の乱数値
を発生し、第1図柄始動手段16が遊技球を検出するこ
とを条件に、その何れかの乱数値を抽選するようになっ
ている。
【0033】第1判定手段40は、第1乱数抽選手段3
9での抽選乱数値に基づいて変動後の第1図柄を所定態
様とするか否か、即ち第1利益状態を発生させるか否か
を判定するためのもので、第1乱数抽選手段39で抽選
された抽選乱数値が所定態様判定値(第1利益状態判定
値)か否かを判定し、その抽選乱数値が所定態様判定値
のときに所定態様(第1利益状態発生)の判定出力を出
すようになっている。なお、第1判定手段40は、第1
利益状態判定手段を構成する。
【0034】第1利益状態発生手段41は、第1判定手
段40の判定結果が所定態様判定のときに、第1図柄表
示手段14の変動後の第1図柄が所定態様となることに
基づいて、遊技者に有利となる第1利益状態を発生させ
て、第2図柄始動手段17の開閉爪29を所定時間開放
させるようになっている。
【0035】第1図柄制御コマンド送信手段42は、第
1図柄始動手段16が遊技球を検出したときに、第1判
定手段40の判定結果に基づいて第1図柄の停止図柄コ
マンド等を一方向通信により図柄制御基板33側へと送
信して、第1図柄の変動及び停止を指令するようになっ
ている。
【0036】第2制御系35は、第2乱数抽選手段4
3、第2判定手段44、変動パターン記憶手段45、変
動パターン選択手段46、特定態様選択手段47、非特
定態様選択手段48、第2利益状態発生手段49、確率
変化手段50、第2図柄制御コマンド送信手段51、信
号送信手段52等を備えている。
【0037】第2乱数抽選手段43は、変動後の第2図
柄28a〜28cが特定態様となる確率が例えば1/3
60のときに0〜359までの360個の乱数値を発生
する等、その確率に応じて所定数の乱数値を発生し、第
2図柄始動手段17が遊技球を検出することを条件に、
その何れかの乱数値を抽選するようになっている。
【0038】第2判定手段44は、第2乱数抽選手段4
3での抽選乱数値に基づいて変動後の第2図柄28a〜
28cが特定態様となるか否か、即ち第2利益状態を発
生させるか否かを判定するためのもので、第2乱数抽選
手段43で抽選された抽選乱数値が特定態様判定値(第
2利益状態判定値)か否かを判定し、その抽選乱数値が
特定態様判定値のときに特定態様(第2利益状態発生)
の判定出力を出すようになっている。なお、第2判定手
段44は、第2利益状態判定手段を構成する。
【0039】第2利益状態発生手段49は、第2判定手
段44の判定結果が特定態様判定のときに、第2図柄表
示手段15の変動後の第2図柄28a〜28cが「7・
7・7」等の特定態様となることに基づいて、遊技者に
有利となる第2利益状態を発生させるためのものであ
る。
【0040】この第2利益状態発生手段49は、第2図
柄表示手段15の変動後の第2図柄28a〜28cが特
定態様となった後に可変入賞手段18の開閉板30を開
放し、また開閉板30の開放から所定時間が経過したと
き、又は所定時間の経過までに可変入賞手段18に所定
数の遊技球が入賞したときに開閉板30を閉じ、更に入
賞した遊技球が特定領域31を通過することを条件に、
最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作(第2利益
状態)を継続させるようになっている。
【0041】特定態様選択手段47は、第2判定手段4
4の判定結果が特定態様判定のときに、複数種類の特定
態様の中から1つを乱数抽選により選択して、変動後の
第2図柄28a〜28cが特定態様となる図柄の種類を
設定するためのものである。非特定態様選択手段48
は、第2判定手段44の判定結果が特定態様判定以外の
ときに、複数種類の非特定態様の中から1つを乱数抽選
により選択して、変動後の第2図柄28a〜28cが非
特定態様となる図柄の種類を設定するためのものであ
る。なお、非特定態様のときには、3個の図柄の内、少
なくとも1個が異なる図柄となる。
【0042】なお、第2図柄28a〜28cに0〜9ま
での数字図柄を使用しているため、第2図柄28a〜2
8cの特定態様には、特別図柄で特定態様となる複数種
類の特別態様と、非特別図柄で特定態様となる複数種類
の非特別態様とがあり、その特別態様、非特別態様の何
れかを特定態様選択手段47が乱数により抽選するよう
になっている。
【0043】確率変化手段50は、第2判定手段44が
特定態様と判定して、変動後の第2図柄28a〜28c
が複数種類の特定態様の内の特別態様(例えば奇数図
柄)となることを条件に、第2利益状態の終了後に、第
2図柄28a〜28cが特定態様となる確率を通常確率
状態(低確率)から高確率状態へと変化させるためのも
のである。
【0044】なお、確率変化手段50は、高確率状態
(例えば1/80)のときには第2判定手段44が特定
態様か否かを判定するときの特定態様判定値の数を増や
し、また予め定められた条件が成立したとき、例えば次
回の変動後の第2図柄28a〜28cが特別態様以外の
特定態様(非特別態様)となり、その特定態様での第2
利益状態が発生したとき、又は高確率状態で第2図柄2
8a〜28cが所定回数(例えば80回程度)変動した
ときに、第2判定手段44の確率を高確率状態から通常
確率状態へと復帰させるようになっている。
【0045】変動パターン記憶手段45は、特定変動パ
ターンA、変動パターンB〜E、リーチなし変動パター
ン等の第2図柄28a〜28cの変動に関する各変動パ
ターンを記憶するためのもので、各変動パターン毎にパ
ターンテーブルを有する。
【0046】変動パターン選択手段46は、第2図柄始
動手段17の遊技球の検出に基づいて、変動パターン記
憶手段45に記憶された多種類の変動パターンの中から
1つを第2判定手段44の判定結果に応じて乱数抽選に
より択一的に選択するためのもので、第2判定手段44
の判定結果が特定態様判定のときに、変動後の第2図柄
28a〜28cが特定態様となる可能性のある複数種類
の変動パターンA〜Eの何れかを、非特定態様判定のと
きに、リーチ変動の有無に応じて変動後の第2図柄28
a〜28cが非特定態様となる可能性のある変動パター
ンB〜E、リーチなし変動パターンの何れかを夫々乱数
抽選等により選択するようになっている。
【0047】例えば、変動パターン選択手段46は、変
動パターンA〜Eに関連する場合を例示すると、図6に
示すように選択率テーブル53,54と選択率変化部5
5とを有し、その選択率テーブル53,54に従って選
択率変化部55により決められた所定の選択率で各変動
パターンA〜Eを選択するようになっている。
【0048】選択率テーブル53,54には、第2図柄
28a〜28cが特定態様となる確率(通常確率と高確
率)に応じて通常選択率テーブル53と特別選択率テー
ブル54との複数種類がある。そして、通常選択率テー
ブル53には図5の通常選択率が、特別選択率テーブル
54には図5の特別選択率が夫々各変動パターンA〜E
毎に設定されている。
【0049】なお、特定変動パターンAの選択率は、通
常確率状態のときに1/1000、高確率状態のとき5
00/1000と設定されており、通常確率状態では特
定変動パターンAが出現する可能性は他の変動パターン
B〜Eに比して非常に低く、また高確率状態では特定変
動パターンAが出現する可能性は他の変動パターンB〜
Eに比して非常に高くなっている。逆に変動パターンB
の選択率は、通常確率状態のときに800/1000、
高確率状態のとき10/1000と設定されており、通
常確率状態では変動パターンBが出現する可能性は非常
に高いが、高確率状態では変動パターンBが出現する可
能性は非常に低くなっている。
【0050】選択率変化部55は、遊技状態に応じて各
変動パターンA〜Eを選択する選択率を変化させるため
のもので、通常確率状態のときに通常選択率テーブル5
3の選択率に、高確率状態のときに特別選択率テーブル
54の選択率に夫々変化させるようになっている。
【0051】第2図柄制御コマンド送信手段51は、第
2図柄始動手段17が遊技球を検出したときに、第2判
定手段44の判定結果、変動パターン選択手段46で選
択された変動パターン、特定態様選択手段47又は非特
定態様選択手段48で選択された停止図柄等に基づい
て、第2図柄28a〜28cの変動パターンコマンド、
停止図柄コマンド、停止コマンド等を一方向通信により
図柄制御基板33側へと送信して、第2図柄28a〜2
8cの変動、停止等を指令するようになっている。
【0052】信号送信手段52は、変動パターン選択手
段46が選択率の非常に低い特定変動パターンAを選択
したことを遊技機外部の管理装置56等へと一方向通信
により伝達するためのものである。なお、管理装置56
は、遊技ホール内の各パチンコ機からの各種のデータに
基づいて、各パチンコ機毎に特定変動パターン、特定態
様、第2利益状態の発生等を管理するためのものであ
る。
【0053】第1図柄制御手段36は、第1図柄始動手
段16が遊技球を検出することを条件に、第1図柄制御
コマンド送信手段42からのコマンドに基づいて第1図
柄表示手段14の第1図柄を所定時間変動させて、第1
判定手段40の判定結果が所定態様判定のときに所定態
様で、それ以外のときに非所定態様で第1図柄を停止さ
せるようになっている。
【0054】第2図柄制御手段37は、第2図柄始動手
段17が遊技球を検出することを条件に、第2図柄制御
コマンド送信手段51からのコマンドに基づいて第2図
柄表示手段15の第2図柄28a〜28cを所定の変動
パターンA〜E等で所定時間変動させて、第2判定手段
44の判定結果が特定態様判定のときに特定態様で、そ
れ以外のときに非特定態様で第2図柄28a〜28cを
停止させるようになっている。
【0055】報知制御手段38は、第2図柄制御コマン
ド送信手段51からのコマンドに基づいて、特定変動報
知手段24、利益報知手段25、特定利益報知手段26
の報知を制御するためのものであり、第2図柄28a〜
28cが特定変動パターンAで変動して第2利益状態が
発生するときに、特定変動報知手段24に「ラッキーで
っせ!」等の特定変動表示24aを、所定の変動パター
ンA〜Eを経て第2利益状態が発生したときに、利益報
知手段25に「大当たりでっせ!」等の利益表示25a
を、第2図柄28a〜28cが特定変動パターンAを経
て変動して第2利益状態が発生したときに、「1/10
00で大当たりでっせ!」等の特定利益表示26aを夫
々表示させるようになっている。
【0056】次に上記パチンコ機における動作について
説明する。ゲームに際して発射手段9により遊技球を発
射すると、その遊技球はガイドレール11を経て遊技領
域12に入った後、その遊技領域12内を落下する間に
普通入賞手段19〜21等に入賞するか、第1図柄始動
手段16を通過しながら下方へと落下する。遊技球が第
1図柄始動手段16を通過すると、第1乱数抽選手段3
9が発生乱数値を抽選して、第1判定手段40がその抽
選乱数値から所定態様か否かを判定する。
【0057】そして、第1判定手段40の判定結果が所
定態様判定のときには、第1図柄表示手段14の第1図
柄が所定時間変動した後に所定態様で停止し、第1利益
状態発生手段41により第1利益状態が発生して、第2
図柄始動手段17の開閉爪29が所定時間開放し、この
第2図柄始動手段17に遊技球が入賞し易くなる。また
第1判定手段40の判定結果が所定態様判定以外であれ
ば、変動後の第1図柄が非所定態様で停止する。
【0058】第2図柄始動手段17の開閉爪29が開放
して遊技球が入賞し、この第2図柄始動手段17が遊技
球を検出すると、第2乱数抽選手段43が発生乱数値を
抽選し、第2判定手段44がその抽選乱数値から特定態
様か否かを判定し、その判定結果に応じて変動パターン
選択手段46が変動パターンを選択すると共に、特定態
様選択手段47又は非特定態様選択手段48が第2図柄
28a〜28cの変動後の停止図柄の種類を選択する。
そして、第2図柄制御コマンド送信手段51が第2図柄
28a〜28cの変動パターンコマンド、停止図柄コマ
ンド、停止コマンドを一方向通信により図柄制御基板3
3側へと送信し、第2図柄28a〜28cの変動、停止
等を指令する。
【0059】第2図柄制御手段37では第2図柄制御コ
マンド送信手段51からの各コマンドを解析して、その
コマンドに基づいて第2図柄表示手段15の第2図柄2
8a〜28cを所定の変動パターン等で所定時間変動さ
せ、第2判定手段44の判定結果が特定態様判定のとき
に特定態様で、それ以外のときに非特定態様で第2図柄
28a〜28cを停止させる。
【0060】第2判定手段44の判定結果が特定態様判
定のときには、変動パターン選択手段46が変動パター
ンA〜Eの中から1つを選択し、特定態様選択手段47
が奇数図柄、偶数図柄を含む0〜9の数字図柄の中か
ら、変動後の第2図柄28a〜28cの種類の何れかを
乱数抽選等により抽選する。そして、第2図柄制御コマ
ンド送信手段51が、変動パターン選択手段46により
選択された変動パターンA〜Eの変動パターンコマン
ド、特定態様選択手段47により選択された図柄の図柄
コマンドを図柄制御基板33側へと送信する。これによ
って第2図柄28a〜28cは、第2図柄制御手段37
の制御により所定の変動パターンA〜Eで時間変動した
後に、その図柄コマンドにより指定された種類の図柄で
停止して特定態様となる。
【0061】例えば、第2判定手段44が特定態様と判
定する確率が通常確率状態の場合には、変動パターン選
択手段46が通常選択率テーブル53に基づいて変動パ
ターンA〜Eの何れかを選択するため、頻繁に変動パタ
ーンBを選択する。このときに特定態様選択手段47が
「7」の特別図柄を指定すれば、第2図柄28a〜28
cは変動パターンBで所定時間変動して、変動後に「7
・7・7」の特別態様となる。
【0062】このようにして変動後の第2図柄28a〜
28cが特定態様となると、その後に第2利益状態発生
手段49が作動して第2利益状態が発生し、可変入賞手
段18の開閉板30が前側に開放する。可変入賞手段1
8は、開放から所定時間が経過するか、又は所定時間内
に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すれば、その
時点で開閉板30が閉じる。そして、入賞した遊技球が
特定領域31を通過すれば、再度開閉板30が開放し、
最大所定回数(例えば16回)まで開閉動作を繰り返
す。
【0063】このため、第2利益状態が発生すれば、可
変入賞手段18に多数の遊技球が入賞する可能性があ
り、遊技者はその入賞球数に応じて賞球の払い出しを受
けることができ、多大な利益を享受することができる。
【0064】また第2図柄28a〜28cが変動パター
ンBで変動して第2利益状態が発生すると、報知制御手
段38の制御により、図3(a)に示すように液晶表示
部23の利益報知手段25に「大当たりでっせ!」等の
利益表示25aが表示され、通常の変動パターンBでの
第2利益状態の発生である旨を遊技者に対して報知す
る。
【0065】変動パターン選択手段46が通常選択率テ
ーブル53の特定変動パターンAを選択した場合には、
前述と同様に第2図柄制御コマンド送信手段51が特定
変動パターンAの変動パターンコマンドを図柄制御基板
33側へと送信し、第2図柄28a〜28cが第2図柄
制御手段37の制御により特定変動パターンAで所定時
間変動して、変動後に「7・7・7」等の特別態様とな
る。そして、第2図柄28a〜28cが特定態様で停止
した後に、第2利益状態発生手段49が作動して第2利
益状態が発生し、可変入賞手段18の開閉板30が前述
と同様に開放する。
【0066】一方、第2図柄制御コマンド送信手段51
が特定変動パターンAの変動パターンコマンドを送信す
ると、第2図柄28a〜28cが特定変動パターンAで
変動中に、報知制御手段38の制御により、図3(b)
に示すように先ず液晶表示部23の特定変動報知手段2
4に「ラッキーでっせ!」等の特定変動表示24aが表
示され、その変動パターンが非常に稀にしか選択されな
い特定変動パターンAであり、その特定変動パターンA
での変動中であることを遊技者に対して報知し、特定態
様での停止、その後の第2利益状態の発生等を予告す
る。このため遊技者は、現に変動中の第2図柄28a〜
28cの特定変動パターンAの特異性、及び特定変動報
知手段24の特定変動表示24aから、その特定変動パ
ターンAが稀にしか選択されないものであることが判
る。
【0067】また第2図柄28a〜28cがその特定変
動パターンAを経て「7・7・7」等の特定態様で停止
し、第2利益状態発生手段49による第2利益状態が発
生すると、報知制御手段38の制御により、図3(c)
に示すように液晶表示部23の特定利益報知手段26に
「1/1000で大当たりでっせ!」等の特定利益表示
26aが表示され、第2図柄28a〜28cの特定変動
パターンでの変動を経て第2利益状態が発生したことを
遊技者に対して報知する。
【0068】これによって停止前の第2図柄28a〜2
8cの特定変動パターンAの特異性、及び特定利益報知
手段26の特定利益表示26aから、極めて稀な特定変
動パターンAを経て第2利益状態が発生したことを容易
に把握し確認できる。
【0069】このように極めて稀にしか出現しない特定
変動パターンAが出現した場合、或いはその特定変動パ
ターンAでの変動後に第2利益状態が発生した場合に
は、遊技者は他の変動パターンB〜E等で第2利益状態
が発生した場合とは異なり、格別な満足感、優越感等を
味わいながら、その後のゲームを続行する。従って、特
定変動報知手段24で特定変動表示24aを表示し、特
定利益報知手段26で特定利益表示26aを表示して夫
々の報知を行うことにより、そのときの遊技者の心理状
態を格別に満たすことができるので、遊技者の心理状態
に則した報知を行うことができる。
【0070】第2図柄28a〜28cの特定態様が「7
・7・7」等の特別態様の場合には、それによって発生
した第2利益状態の終了後に確率変化手段50が作動し
て第2判定手段44の特定態様判定値の数を増やし、通
常の低確率状態から高確率状態へと確率を変化させる。
このため第2判定手段44は、その後1/80の高確率
で特定態様か否かの判定を行い、再度、特定態様となり
第2利益状態が発生する可能性が大になる。
【0071】また第2判定手段44での特定態様の判定
確率が高確率になると、変動パターン選択手段46の選
択率変化部55が通常選択率テーブル53の選択率から
特別選択率テーブル54の選択率へと変化させる。この
ため変動パターン選択手段46は、通常確率状態での1
/1000の選択率に比較して500/1000の選択
率で特定変動パターンAを選択する。その後は同様に動
作する。
【0072】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明はこれら各実施形態に限定されるものでは
なく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可
能である。例えば、実施形態では、変動後の第2図柄2
8a〜28cが特定態様となる確率が通常確率状態と高
確率状態とに変化する確率変化式において、その確率の
変化に応じて変動パターン選択手段46の各変動パター
ンA〜Eの選択率が変化するように構成しているが、選
択率は遊技状態に応じて変化するように構成すれば良
い。勿論、選択率は、各変動パターンA〜E毎に違いが
あれば一定であっても良い。
【0073】また実施形態では、通常確率状態と高確率
状態とで各変動パターンA〜Eの選択率が変化し、特定
変動パターンAの選択率が通常確率状態のときは選択率
が低く、高確率状態になれば選択率が高くなるにも拘わ
らず、その特定変動パターンAを選択したときに、特定
変動報知手段24、特定利益報知手段26により所定の
報知を行うようにしているが、遊技状態に応じて選択率
が変化する場合には、そのときに選択率の低い変動パタ
ーンを特定変動パターンとし、その選択率の低い変動パ
ターンを選択したときに、特定変動報知手段24、特定
利益報知手段26により所定の報知を行うようにしても
良い。
【0074】更に第2図柄28a〜28cの特定態様の
場合の種類(特別図柄での特定態様)によって確率を変
化させる確率変化式では、その特定図柄(確率変化図
柄)で特定態様となる場合にのみ、変動パターン選択手
段46が選択率の低い特定変動パターンAを選択するよ
うにしても良い。
【0075】第2利益状態の終了後に発生させる利益状
態として、実施形態では通常確率状態から高確率状態へ
の確率の変化を例示しているが、この確率の変化の他
に、第1図柄及び/又は第2図柄28a〜28cの変動
時間を短縮するようにしても良い。この場合には変動時
間の長短の遊技状態に応じて変動パターン選択手段46
の選択率を変化させるようにすれば良い。
【0076】特定変動報知手段24、利益報知手段2
5、特定利益報知手段26は、実施形態に例示の視覚的
な報知方式の他、スピーカ、ブザー等による聴覚的な報
知方式を採用しても良い。また視覚的な報知方式と聴覚
的な報知方式とを併用しても良い。視覚的な報知手段を
採用する場合には、実施形態のように液晶表示手段を利
用する他、表示ランプ、その他の表示手段を液晶表示手
段又は第2図柄表示手段15とは別に設けても良い。ま
た特定変動報知手段24、利益報知手段25、特定利益
報知手段26を1個の表示手段により構成し、夫々で表
示形態を変えても良い。
【0077】特定変動報知手段24、利益報知手段2
5、特定利益報知手段26は、液晶表示部23の表示領
域を区分して特定変動表示24a、利益表示25a、特
定利益表示26aを表示するようにしているが、表示領
域の画面全体を変換してこれらを表示するようにしても
良い。また特定変動表示24a、利益表示25a、特定
利益表示26aは、「あなたはすごい」等の文言を使用
する等、その表示内容が判るものであれば良い。
【0078】実施形態では、第1図柄表示手段14と第
2図柄表示手段15とを備えたパチンコ機において、そ
の第2図柄表示手段15側の制御との関係について説明
しているが、第1図柄表示手段14側の制御についても
同様に実施することも可能である。第1図柄表示手段1
4は省略しても良い。その場合、第2図柄始動手段17
には、電動式チューリップ等の可変作動式のものを使用
せずに、可変作動式以外のものを使用すれば良い。
【0079】識別情報として第2図柄28a〜28cを
例示しているが、識別情報は第2図柄28a〜28cに
限定されるものではなく、図柄、その他の各種の情報を
使用しても良い。従って、「第2図柄」の語は「識別情
報」の下位概念であり、実施形態の「第2図柄」の語を
「識別情報」に置換すれは、実施形態に記載の発明を上
位概念化できる。確率、選択率等の数値は単なる例示に
過ぎない。
【0080】また本発明は、パチンコ機に限らず、図柄
表示手段15を使用する弾球遊技機であれば、アレンジ
ボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても
同様に実施することが可能である。
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、複数個の識別情報28
a〜28cを変動表示する識別情報表示手段15と、遊
技球を検出する識別情報始動手段17と、識別情報28
a〜28cの複数種類の変動パターンを記憶する変動パ
ターン記憶手段45と、識別情報始動手段17の遊技球
の検出に基づいて複数種類の変動パターンの中から所定
の変動パターンA〜Eを選択する変動パターン選択手段
46と、該変動パターン選択手段46で選択された変動
パターンA〜Eに基づいて識別情報28a〜28cを変
動制御する識別情報制御手段37と、変動後の識別情報
28a〜28cが特定態様となった場合に、遊技者に有
利な利益状態を発生させる利益状態発生手段とを備えた
弾球遊技機において、変動パターンA〜Eには変動後の
識別情報28a〜28cが必ず特定態様となる特定変動
パターンAがあり、変動パターン選択手段46が特定変
動パターンAを選択したことを遊技者に報知する特定変
動報知手段24を備えているので、変動後の識別情報2
8a〜28cが必ず特定態様となる特定変動パターンA
が出現した場合には、そのときの遊技者の心理状態に則
した報知を行うことができ、遊技者のゲームに対する興
趣を高揚させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正
面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図
である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す液晶表示手段の
説明図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す変動パターンの
説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す変動パターン選
択手段のブロック図である。
【符号の説明】
15 第2図柄表示手段(識別情報表示手段) 17 第2図柄始動手段(識別情報始動手段) 18 可変入賞手段 24 特定変動報知手段 24a 特定変動表示 25 利益報知手段 26 特定利益報知手段 28a〜28c 第2図柄(識別情報) 32 主制御基板 33 図柄制御基板 37 第2図柄制御手段(識別情報制御手段) 44 第2判定手段 45 変動パターン記憶手段 46 変動パターン選択手段 49 第2利益状態発生手段 52 信号送信手段 55 選択率変化部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の識別情報(28a) 〜(28c) を変動
    表示する識別情報表示手段(15)と、遊技球を検出する識
    別情報始動手段(17)と、前記識別情報(28a)〜(28c) の
    複数種類の変動パターンA〜Eを記憶する変動パターン
    記憶手段(45)と、前記識別情報始動手段(17)の遊技球の
    検出に基づいて複数種類の変動パターンA〜Eの中から
    所定の変動パターンを選択する変動パターン選択手段(4
    6)と、該変動パターン選択手段(46)で選択された変動パ
    ターンに基づいて前記識別情報(28a) 〜(28c) を変動制
    御する識別情報制御手段(37)と、変動後の前記識別情報
    (28a) 〜(28c) が特定態様となった場合に、遊技者に有
    利な利益状態を発生させる利益状態発生手段(49)とを備
    えた弾球遊技機において、前記変動パターンA〜Eには
    変動後の前記識別情報(28a) 〜(28c) が必ず前記特定態
    様となる特定変動パターンAがあり、前記変動パターン
    選択手段(46)が前記特定変動パターンAを選択したこと
    を遊技者に報知する特定変動報知手段(24)を備えたこと
    を特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記利益状態を発生させるか否かを所定
    の確率で乱数により判定する判定手段(44)を備えた主制
    御基板(32)と、前記識別情報制御手段(37)を備えた識別
    情報制御基板(33)とを別々の基板(32)(33)により構成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記変動パターン選択手段(46)は、遊技
    状態に応じて前記特定変動パターンAを選択する選択率
    を変化させる選択率変化部(55)を備えたことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記利益状態の発生を遊技者に対して報
    知する利益報知手段(25)と、前記特定変動パターンAで
    の前記利益状態の発生を報知する特定利益報知手段(26)
    とを備え、前記利益報知手段(25)と前記特定利益報知手
    段(26)は異なる報知態様としたことを特徴とする請求項
    1〜3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記変動パターン選択手段(46)が前記特
    定変動パターンAを選択したことを遊技機外部の装置に
    伝達するための信号送信手段(52)を備えたことを特徴と
    する請求項1〜4の何れかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 前記特定変動報知手段(24)は、前記特定
    変動パターンAでの前記識別情報(28a) 〜(28c) の変動
    中及び/又は変動終了後に、前記識別情報表示手段(15)
    に文言表示等の特定変動表示(24a) で表示し報知する機
    能を備えたことを特徴とする請求項4に記載の弾球遊技
    機。
  7. 【請求項7】 遊技者に有利な状態と不利な状態とに変
    換可能な可変入賞手段(18)を備え、前記利益状態発生手
    段(49)は、前記利益状態のときに該可変入賞手段(18)を
    前記有利な状態に変換駆動するようにしたことを特徴と
    する請求項1〜6の何れかに記載の弾球遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005087589A (ja) * 2003-09-19 2005-04-07 Sankyo Kk 遊技用システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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