JP2003088646A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2003088646A
JP2003088646A JP2001285620A JP2001285620A JP2003088646A JP 2003088646 A JP2003088646 A JP 2003088646A JP 2001285620 A JP2001285620 A JP 2001285620A JP 2001285620 A JP2001285620 A JP 2001285620A JP 2003088646 A JP2003088646 A JP 2003088646A
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special
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game
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JP2001285620A
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English (en)
Inventor
Sukemitsu Oomaki
祐光 大巻
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技図柄を見やすくできると共に、斬新な変
動演出を行うことができるようにする。 【解決手段】 遊技図柄24a〜24cを変動表示する
図柄表示手段16と、図柄表示手段16の遊技図柄24
a〜24cを変動制御する表示制御手段80と、図柄表
示手段16の変動後の遊技図柄24a〜24cが特定態
様となる場合に遊技者に有利な利益状態を発生させる利
益状態発生手段76とを備え、図柄表示手段16は第1
表示手段25と、第1表示手段25よりも遠い側が前側
となるように第1表示手段25に対して略鈍角方向に配
置された第2表示手段26とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球遊技機等の弾球遊技機に関し、図柄
表示手段に第1表示手段と第2表示手段とを備えたもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機には、遊技盤
の遊技領域の略中央部に図柄表示手段を配置し、図柄始
動手段の遊技球の検出を条件に、図柄表示手段の複数個
の遊技図柄を所定時間変動させて、その変動後の遊技図
柄が特定の組み合わせである特定態様となる場合に、利
益状態発生手段により遊技者に有利な利益状態を発生さ
せるようにしたものがある。
【0003】従来の弾球遊技機は、遊技盤の遊技領域の
略中央部に、1個の液晶表示部により構成された図柄表
示手段を配置して、その液晶表示部の表示領域に複数
個、例えば3個の遊技図柄と、その遊技図柄の背景とな
る背景画像とを表示し、図柄始動手段の遊技球の検出を
条件にその各遊技図柄と背景図柄とを所定時間変動させ
るように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】弾球遊技機では、図柄
表示手段の液晶表示部に3個の遊技図柄と背景画像とを
変動可能に表示して、図柄始動手段の遊技球の検出を条
件に遊技図柄と背景画像とを変動させて各種の変動演出
を行うようにしているが、従来の図柄表示手段は液晶表
示部が1個であり、この1個の液晶表示部内での変動演
出であるため、その変動演出にも限界があり、斬新な変
動演出を行えない問題がある。
【0005】また遊技盤に左右方向に複数個の表示手段
を配置し、その複数個の表示手段で遊技盤図柄を変動表
示することも考えられるが、その表示画面が遊技盤の盤
面と平行な場合には、左右両側の表示手段の遊技図柄が
見難くなる欠点がある。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑
み、複数個の表示手段を組み合わせて図柄表示手段を構
成し、遊技図柄を見やすくできると共に、斬新な変動演
出を行うことができる弾球遊技機を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技図柄24
a〜24cを変動表示する図柄表示手段16と、該図柄
表示手段16の前記遊技図柄24a〜24cを変動制御
する表示制御手段80と、前記図柄表示手段16の変動
後の前記遊技図柄24a〜24cが特定態様となる場合
に遊技者に有利な利益状態を発生させる利益状態発生手
段76とを備えた弾球遊技機において、前記図柄表示手
段16は第1表示手段25と、該第1表示手段25より
も遠い側が前側となるように該第1表示手段25に対し
て略鈍角方向に配置された第2表示手段26とを備えた
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1〜図12は本発明をパチンコ機
に採用した第1の実施形態を例示する。図2及び図3に
おいて、1は遊技機本体で、外枠2と、この外枠2に開
閉自在に枢着された前枠3とを有する。前枠3には、そ
の窓孔に対応して遊技盤4が裏側から着脱自在に装着さ
れ、また遊技盤4の前側にガラス扉5と前面板6とが開
閉自在に配置されている。
【0009】前面板6には、発射用の遊技球を貯留する
上皿7が装着されている。前枠3の下部には、余剰球を
貯留する下皿8と、発射手段9の発射ハンドル10とが
設けられている。発射手段9は、発射ハンドル10を操
作したときに、発射モータ等の発射駆動手段11により
打撃槌12を駆動して、上皿7から発射レール13上に
1個づつ供給される遊技球を遊技盤4側へと発射させる
ようになっている。
【0010】遊技盤4には、図4に示すように、ガイド
レール14が環状に装着されると共に、そのガイドレー
ル14の内側の遊技領域15に特別図柄表示手段16、
普通図柄表示手段17、特別図柄始動手段18、可変入
賞手段19、普通図柄始動手段20、普通入賞手段21
〜23等の複数個の遊技部品が配置されている。
【0011】特別図柄表示手段16は図柄表示手段の一
例であって、図5に示すように第1表示手段25及び第
2表示手段26を備え、その第1表示手段25及び/又
は第2表示手段26により複数個の特別図柄(遊技図
柄)24a〜24cを変動表示可能である。なお、第1
表示手段25及び/又は第2表示手段26は、特別図柄
24a〜24cの背景画像、その他を表示するようにな
っている。
【0012】特別図柄24a〜24cには「0」〜
「9」までの数字図柄が使用され、特別図柄始動手段1
8の遊技球の検出を条件に、その数字図柄が乱数制御に
より所定時間変動して、「7・7・7」等の予め定めら
れた特定の組み合わせである特別態様又はこれ以外の非
特別態様で停止するようになっている。
【0013】普通図柄表示手段17は、特別図柄表示手
段16の上部側に設けられ、1個又は複数個、例えば1
個の普通図柄を変動表示可能である。普通図柄には
「0」〜「9」までの数字図柄が使用され、普通図柄始
動手段20が遊技球を検出することを条件に、その数字
図柄が乱数制御により所定時間変動して、予め定められ
た「7」等の特定の所定態様又は所定態様以外の非所定
態様で停止するようになっている。
【0014】なお、特別図柄24a〜24c、普通図柄
には数字図柄、アルファベット図柄、キャラクタ、その
他の図柄を使用可能であり、この実施形態では0〜9ま
での10種類(複数種類)の数字図柄が使用されてい
る。
【0015】特別図柄始動手段18は、遊技球が入賞可
能な開状態と入賞困難な閉状態とに開閉する開閉式入賞
手段を構成するものであって、開閉自在な左右一対の開
閉爪27を備えた電動チューリップが使用され、普通図
柄表示手段17の変動後の普通図柄が所定態様の場合に
開閉爪27が所定時間開放するようになっている。
【0016】可変入賞手段19は、遊技球が入賞し易い
開状態と入賞不能な閉状態とに開閉する開閉式であっ
て、下部側の横軸廻りに開閉自在な開閉板28を備え、
特別図柄表示手段16の変動後の特別図柄24a〜24
cが特別態様となって特別利益状態が発生した場合に開
閉板28が前側に開放するようになっている。
【0017】可変入賞手段19は、内部に入賞検出手段
29と特定領域検出手段30とを備え、開閉板28の開
放から所定時間(例えば30秒間)が経過するか、又は
所定時間が経過するまでに入賞検出手段29が所定数
(例えば10個)の遊技球を検出することを条件に開閉
板28を閉じ、特定領域検出手段30が特定領域への遊
技球の通過を検出することを条件に、最大所定回数(例
えば16回)まで特別利益状態、即ち開閉板28の開放
を繰り返すようになっている。
【0018】前枠3の裏側には、図3に示すように、遊
技盤4を裏側から押さえる裏機構板31が開閉自在に装
着されている。裏機構板31には、遊技盤4の裏側の裏
カバー32が嵌合する開口部33が形成され、その上側
に遊技球タンク34及びタンクレール35が、左右方向
の一側に払い出し手段36が、下側に通路ユニット37
が夫々設けられている。
【0019】遊技球タンク34は、遊技球補給系から補
給された遊技球を貯留して、タンクレール35を経て払
い出し手段36側へと供給するようになっている。払い
出し手段36はモータ駆動による回転式であって、遊技
球タンク34から供給される遊技球を通路ユニット37
等を経て上皿7側へと払い出すようになっている。
【0020】裏カバー32は、遊技盤4に装着された特
別図柄表示手段16等の複数個の遊技部品を裏側から覆
うためのもので、遊技盤4に着脱自在に固定されてい
る。裏カバー32には、遊技制御基板38を収納する遊
技制御基板ケース39と、ランプ制御基板40を収納す
るランプ制御基板ケース41と、音声制御基板42を収
納する音声制御基板ケース43とが着脱自在に装着され
ている。遊技制御基板ケース39は裏カバー32の上部
側に配置され、この遊技制御基板ケース39の下側にラ
ンプ制御基板ケース41と音声制御基板ケース43とが
左右に配置されている。
【0021】通路ユニット37の裏側には、ケース取り
付け板44を介して制御基板ケース45が着脱自在に装
着され、この制御基板ケース45内に電源基板46と払
い出し制御基板47とが左右に収納されている。
【0022】特別図柄表示手段16は、図6〜図8に示
すように、第1表示手段25と、第1表示手段25の左
右両側に配置された2個の第2表示手段26とを備え、
その第2表示手段26が前ケース体50を介して遊技盤
4の前側に、第1表示手段25が後ケース体51を介し
て遊技盤4の裏側に夫々着脱自在に装着されている。
【0023】前ケース体50は、遊技盤4の前側に装着
された前飾り板52と、この前飾り板52の上部側に設
けられ且つ前側に突出する庇部65と、前飾り板52の
裏側に設けられ且つ遊技盤4の装着孔53に嵌合する本
体部54とを備えている。本体部54の前側は後方に凹
入する凹入部55となっており、その凹入部55の後壁
部56側に、第1表示手段25に対応して開口状に形成
された表示窓57と、表示窓57を取り囲み且つ後壁部
56から後方に突出する窓枠58とが設けられると共
に、その表示窓57の左右両側に第2表示手段26が装
着されている。
【0024】後ケース体51には前ケース体50側の表
示窓57に対応する開口59が形成され、その開口59
に合わせて第1表示手段25が後ケース体51の裏側に
装着されている。後ケース体51は開口59の周縁に窓
枠58の後端が当接又は近接するように遊技盤4の裏側
に装着されている。第1表示手段25は液晶表示部60
等により構成されている。
【0025】第1表示手段25の前側の第1表示面25
aは遊技盤4の前面と略平行の略平坦な平面状であっ
て、遊技盤4の前面と略平行又は下部が前側に突出する
ように若干上向きに傾斜して配置されている。そして、
第1表示手段25は第1表示面25aに左右方向に複数
個、例えば3個の特別図柄24a〜24cを変動表示可
能であり、またその特別図柄24a〜24c以外の表示
領域の背景にキャラクタ、その他を含む動画等の背景画
像を変動表示可能である。なお、液晶表示部60の裏側
には、図柄制御基板61を収納する図柄制御基板ケース
62が着脱自在に装着されている。
【0026】第2表示手段26は、7セグメント表示
式、ドット表示式等の表示素子63を備え、その前側の
第2表示面26aに、第1表示手段25の特別図柄24
a〜24cの変動表示と関連して1個の特別図柄24
a,24cを変動表示可能である。なお、第2表示手段
26は演出画像等を表示するようにしても良い。
【0027】第2表示手段26の第2表示面26aは、
左右方向の中央が後方に凹入するように平面視円弧状に
形成されている。そして、第2表示手段26は、第1表
示手段25の左右両側で且つ第1表示手段25よりも前
側において、第1表示手段25から遠い側が前側に突出
するように、第1表示手段25に対して平面視略鈍角方
向に配置されている。従って、左右の第2表示手段26
は、その中間の第1表示手段25よりも前側において、
夫々が第1表示手段25に対して若干の角度で略鈍角状
となるように前広がり状に配置されている。
【0028】なお、後壁部56はその表示窓57がある
中央部分に対して左右両側が前側に鈍角状に傾斜又は湾
曲しており、その傾斜又は湾曲部分に第2表示手段26
の表示素子63が前側又は裏側から着脱自在に装着され
ている。第2表示手段26は左右の何れか一方でも良い
し、また液晶表示手段等により構成しても良い。
【0029】前ケース体50には、本体部54の下辺側
の左右略中央に、遊技球を遊技盤4の前側に落下させる
落下ステージ64が形成され、庇部65側の左右の球入
り口66から入った遊技球を、凹入部55の左右両側で
本体部54に形成された縦方向の案内通路67を経て、
その下端側の球出口68から落下ステージ64へと案内
し、この落下ステージ64から遊技盤4の前側に落下さ
せるようになっている。なお、落下ステージ64の下方
に特別図柄始動手段18が配置されている。
【0030】図1は制御系を例示するブロック図であ
る。図1に示すように遊技制御基板38、図柄制御基板
61を含む各制御基板38,40,42,46,47,
61は、その制御対象、制御機能別に別々の基板により
構成されている。
【0031】遊技制御基板38は主として遊技盤4側の
遊技動作を制御するためのもので、所定利益状態抽選手
段70、所定利益状態判定手段71、所定利益状態発生
手段72、特別利益状態抽選手段73、特別利益状態判
定手段74、変動パターン選択手段75、停止図柄選択
手段69、特別利益状態発生手段76及びコマンド送信
手段77等を備え、その各手段69〜77は演算処理機
能を有するCPU、ROM、RAM等により構成されて
いる。また図柄制御基板61は、コマンド解析手段7
8、普通表示制御手段79、特別表示制御手段80等が
装着され、その各手段78〜80も演算処理機能を有す
るCPU、ROM、RAM等により構成されている。
【0032】所定利益状態抽選手段70は、普通図柄始
動手段20が遊技球を検出することに基づいて、普通図
柄の変動後に所定利益状態を発生させるか否かを乱数抽
選により抽選するためのもので、例えば所定態様の発生
確率が1/10の場合に0〜9までの10個の乱数値を
発生させる等、所定数の所定利益状態抽選用乱数を順次
発生させておき、普通図柄始動手段20が遊技球を検出
したときに、その所定利益状態抽選用乱数から何れかの
乱数値を抽選するようになっている。
【0033】所定利益状態判定手段71は、所定利益状
態抽選手段70の抽選乱数値が所定利益状態判定値(例
えば乱数値「3」)の場合に所定利益状態と判定するよ
うに、所定利益状態抽選手段70で抽選された乱数値に
基づいて、所定利益状態を発生させるか否かを乱数判定
により判定するようになっている。
【0034】所定利益状態発生手段72は、所定利益状
態判定手段71が所定利益状態の発生と判定した場合
に、普通図柄表示手段17の変動後の普通図柄が所定態
様で停止した後に、遊技者に有利な所定利益状態を発生
させるためのもので、特別図柄始動手段18の開閉爪2
7を所定時間開放させるようになっている。
【0035】特別利益状態抽選手段73は、特別図柄始
動手段18が遊技球を検出することに基づいて、特別図
柄24a〜24cの変動後に特別利益状態を発生させる
か否かを乱数抽選により抽選するためのもので、例えば
特別態様の発生確率が1/350の場合に0〜349ま
での350個の乱数値を発生させる等、所定数の特別利
益状態抽選用乱数を順次発生させておき、特別図柄始動
手段18が遊技球を検出したときに、その特別利益状態
抽選用乱数から何れかの乱数値を抽選するようになって
いる。
【0036】特別利益状態判定手段74は、特別利益状
態抽選手段73の乱数値が特別利益状態判定値(例え
ば、乱数値「7」)の場合に特別利益状態と判定するよ
うに、特別利益状態抽選手段73で抽選された乱数値に
基づいて、特別利益状態を発生させるか否かを乱数判定
により判定するようになっている。
【0037】変動パターン選択手段75は、特別利益状
態判定手段74の判定結果に基づいて、特別利益状態発
生用変動パターン、非特別利益状態発生用変動パターン
等の複数種類の変動パターンの中からそのときの特別図
柄24a〜24cの変動表示に供する特定の変動パター
ンを択一的に選択するためのものである。なお、特別利
益状態発生用変動パターンには1種類又は複数種類の変
動パターンがあり、非特別利益状態発生用変動パターン
にはリーチ変動を伴う複数種類の変動パターンと、リー
チ変動を伴わない1種類又は複数種類の変動パターンと
がある。
【0038】停止図柄選択手段69は、特別図柄表示手
段16に最終的に表示される特別図柄24a〜24cの
種類を選択して決定するためのもので、特別利益状態判
定手段74の判定結果に基づいて、特別利益状態と判定
したときに特別態様となる特別図柄24a〜24cの種
類を、非特別利益状態と判定したときに非特別態様とな
る特別図柄24a〜24cの種類を夫々選択するように
なっている。
【0039】特別利益状態発生手段76は、特別利益状
態判定手段74が特別利益状態と判定した場合に、特別
図柄表示手段16の特別図柄24a〜24cが特別態様
で停止した後に、遊技者に有利な特別利益状態を発生さ
せるためのもので、可変入賞手段19の開閉板28を開
放させるようになっている。
【0040】なお、特別利益状態発生手段76は、可変
入賞手段19の開閉板28が開放から所定時間(例えば
30秒間)が経過するか、又は所定時間が経過するまで
に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞することを条
件に開閉板28を閉じ、また遊技球が特定領域を通過す
ることを条件に、最大所定回数(例えば16回)まで可
変入賞手段19に開閉動作を繰り返えさせるようになっ
ている。
【0041】コマンド送信手段77は、所定利益状態判
定手段71での所定利益状態、非所定利益状態の判定結
果、特別利益状態判定手段74での特別利益状態、非特
別利益状態の判定結果、変動パターン選択手段75での
変動パターンの選択結果、停止図柄選択手段69での停
止図柄の選択結果等に関する所定のコマンドを遊技制御
基板38から図柄制御基板61側へと夫々一方向通信に
より送信するようになっている。
【0042】コマンド解析手段78は、コマンド送信手
段77により遊技制御基板38側から送信される各コマ
ンドを受信し解析して記憶するようになっている。普通
表示制御手段79は、コマンド解析手段78からコマン
ドの解析出力があった場合に、所定利益状態判定手段7
1の判定結果に基づいて普通図柄表示手段17の普通図
柄を所定時間変動させると共に、所定利益状態判定手段
71が所定利益状態と判定したときに変動後の普通図柄
を所定態様で、また非所定利益状態と判定したときに変
動後の普通図柄を非所定態様で夫々停止させるように、
その判定結果に応じて普通図柄を変動制御するようにな
っている。
【0043】特別表示制御手段80は、特別図柄24a
〜24cの変動表示制御等の変動演出制御を行うための
もので、第1表示手段25で変動演出を行う複数種類の
第1演出パターンA〜Eを含む第1演出パターン群P
1、及び第1表示手段25と第2表示手段26とで変動
演出を行う複数種類の第2演出パターンF〜Jを含む第
2演出パターン群P2(何れも図9参照)を記憶する演
出パターン記憶部81と、この演出パターン記憶部81
で記憶する第1演出パターン群P1、第2演出パターン
群P2の内から1つの演出パターンを択一的に選択する
演出パターン選択部82と、この演出パターン選択部8
2で選択された演出パターンに基づいて特別図柄24a
〜24cが所定時間変動した後、停止図柄選択手段69
で決定された停止図柄で停止するように、第1表示手段
25、第2表示手段26の特別図柄24a〜24cを変
動演出制御する演出表示制御部83とを備えている。
【0044】図9に示すように、第1演出パターン群P
1には例えば3個の特別図柄24a〜24cを第1表示
手段25で変動させる5種類の第1演出パターンA〜E
が含まれ、また第2演出パターン群P2には特別図柄2
4a〜24cを第1表示手段25と第2表示手段26と
で変動させる5種類の第2演出パターンF〜Jが含まれ
ており、これらの各変動パターンA〜Jが演出パターン
記憶部81を構成するROM等にプログラムされてい
る。
【0045】第1演出パターンA〜Eは例えば非特別利
益状態用であって、第1表示手段25の3個の特別図柄
24a〜24cが同時に変動を開始して、その各特別図
柄24a〜24cが変動後に左、右、中等の所定の順序
で停止するようにプログラムされており、その夫々で特
別図柄24a〜24cの変動時間、変動方向、仮停止の
有無、仮停止時間、リーチ変動の有無等の組み合わせが
異なっている。
【0046】第2変動パターンF〜Jは例えば特別利益
状態用及び非特別利益状態用であって、3個の特別図柄
24a〜24cが第1表示手段25で変動を開始して、
その各特別図柄24a〜24cが所定の順序で停止し確
定するまでの間に、第1表示手段25から第2表示手段
26へと移動し、その後に第1表示手段25に戻って停
止する等、第1表示手段25と第2表示手段26とで特
別図柄24a〜24cが変動して停止するようにプログ
ラムされており、その夫々で変動時間、変動方向、仮停
止の有無、仮停止時間、リーチ変動の有無等の他に、第
1表示手段25での特別図柄24a〜24cの表示数、
特別図柄24a〜24cが第1表示手段25と第2表示
手段26との相互間で移動するタイミング等が異なって
いる。
【0047】例えば、第2演出パターンFは図11
(a)〜(d)に、第2演出パターンGは図12(a)
〜(d)に夫々示すように、第1表示手段25及び第2
表示手段26でその特別図柄24a〜24cが夫々変動
するようにプログラムされている。これらの各第2演出
パターンF〜Jは、図10に示すように第1表示手段2
5上で3個の特別図柄24a〜24cが変動を開始し
て、その後に特別図柄24a〜24cの内の一部の特別
図柄24a〜24cが左、右の順等の所定順序で仮停止
する第1演出表示過程Xと、第1演出表示過程Xでリー
チ状態になった場合に、そのリーチ状態の特別図柄24
a〜24cが第1演出表示過程Xの終了時点の種類と同
一又はそれに続く種類の図柄に変化して第1表示手段2
5から第2表示手段26へと移動し、且つ第1表示手段
25の特別図柄24bが停止又は変動する第2演出表示
過程Yと、第2表示手段26の特別図柄24a,24c
が第1表示手段25の所定の表示位置に戻り、その後に
再変動を経て第1表示手段25上で3個の特別図柄24
a〜24cが最終的に停止する第3演出表示過程Zとを
含むプログラム構成となっている。図11及び図12の
波線矢印は、特別図柄24a〜24cのスクロール等の
変動中を示す。
【0048】なお、第2表示手段26へと移動した特別
図柄24a,24cは、第2表示手段26側で目視可能
な速度で変動させるようにしても良いし、移動時点のま
まで停止させるようにしても良い。また第3演出表示過
程Zでの変動終了後の特別図柄24a〜24cが特別態
様となるか否かは、特別利益状態判定手段74の判定結
果によって異なり、特別利益状態判定手段74が特別利
益状態と判定した場合には、停止図柄選択手段69で選
択された種類の図柄で特別態様となる。なお、各演出パ
ターンには特別図柄24a〜24cの変動の他、これに
連動して演出画像が変動し停止するようにプログラムさ
れている。
【0049】図11の第2演出パターンFは、3個の特
別図柄24a〜24cがリーチ変動から第2表示手段2
6での期待感を増大させる表示(図11(c))を経て
最終的に特別態様で停止する場合であり、図12の第2
演出パターンGは、3個の特別図柄24a〜24cがリ
ーチ変動を経て最終的に非特別態様で停止する場合であ
る。
【0050】演出パターン選択部82は、変動パターン
選択手段75が非特別利益状態発生用変動パターンを選
択した場合には、そのときのコマンド解析手段78のコ
マンドの解析結果に応じて、演出パターン記憶部81で
記憶する第1演出パターン群P1の第1演出パターンA
〜E又は第2演出パターン群P2の第2演出パターンF
〜Jの何れかを選択し、特別利益状態発生用変動パター
ンを選択した場合には、そのときのコマンド解析手段7
8のコマンドの解析結果に応じて、演出パターン記憶部
81で記憶する第2演出パターン群P2の第2演出パタ
ーンF〜Jの何れかを選択するように構成されている。
なお、演出パターン選択部82は、コマンドの解析結果
に応じて乱数抽選等により選択する選択テーブルを有す
る。
【0051】演出表示制御部83は、演出パターン選択
部82が第1演出パターン群P1、第2演出パターン群
P2の何れかの演出パターンを選択した場合に、その演
出パターンデータを演出パターン記憶部81から読み出
して、その演出パターンデータに基づいて第1表示手段
25、第2表示手段26の特別図柄24a〜24cを演
出制御し、停止図柄選択手段69にて選択された停止図
柄で最終的に停止し確定するように制御する。
【0052】上記パチンコ機において、遊技に際して
は、発射手段9の発射ハンドル10を操作して、発射手
段9により遊技球をガイドレール14に沿って順次遊技
盤4側に発射させる。すると遊技盤4の上部側に発射さ
れた遊技球は、遊技盤4の遊技領域15に入った後、そ
の盤面に沿って落下する間に普通入賞手段21〜23等
に入賞するか、普通図柄始動手段20を通過しながら下
方へと落下する。
【0053】遊技球が普通図柄始動手段20を通過する
と、所定利益状態抽選手段70がその時点の発生乱数値
を抽選して、所定利益状態判定手段71がその抽選乱数
値から所定利益状態を発生させるか否かを判定し、コマ
ンド送信手段77がその判定結果のコマンドを図柄制御
基板61へと送信する。これによって普通表示制御手段
79が普通図柄表示手段17の普通図柄を変動させる。
【0054】そして、所定利益状態判定手段71が所定
利益状態と判定した場合には、普通図柄表示手段17の
変動後の停止図柄が例えば「7」等の所定態様になった
後に所定利益状態発生手段72により所定利益状態が発
生し、特別図柄始動手段18の開閉爪27が所定時間開
放して、この特別図柄始動手段18に遊技球が入賞し易
くなる。
【0055】遊技球が特別図柄始動手段18に入賞する
と、特別利益状態抽選手段73がその時点の発生乱数値
を抽選して、特別利益状態判定手段74がその抽選乱数
値から特別利益状態を発生させるか否かを判定すると共
に、特別利益状態判定手段74の判定結果に応じて変動
パターン選択手段75が変動パターンを選択し、停止図
柄選択手段69が特別図柄24a〜24cの変動後の停
止図柄を選択する。その後、コマンド送信手段77が遊
技制御基板38から図柄制御基板61へと一方向通信に
より夫々のコマンドを送信する。
【0056】図柄制御基板61では、コマンド解析手段
78が各コマンドを受信して解析し、特別表示制御手段
80が特別図柄表示手段16の特別図柄24a〜24c
を所定の変動パターンで所定時間変動させ、その変動後
に特別態様又は非特別態様となるように所定の種類で特
別図柄24a〜24cを停止させる。
【0057】特別図柄24a〜24cが特別態様となれ
ば、その後に特別利益状態発生手段76による特別利益
状態が発生し、開閉板28が前側に開放して上方から落
下する遊技球を可変入賞手段19へと案内する。これに
よって遊技者は、多大な利益を享受できる。なお、開閉
板28は、その開放時点から所定時間が経過したとき、
又は所定時間が経過するまでに所定数の遊技球が入賞し
たときに閉じ、遊技球が特定領域を通過することを条件
に、最大所定回数まで開閉を繰り返す。
【0058】特別利益状態判定手段74が特別利益状態
の発生と判定した場合には、変動パターン選択手段75
が所定の特別利益状態発生用変動コマンドを選択し、停
止図柄選択手段69が変動後の各特別図柄24a〜24
cの種類を選択して、コマンド送信手段77が夫々のコ
マンドを図柄制御基板61のコマンド解析手段78へと
送信する。
【0059】図柄制御基板61側ではコマンド解析手段
78がそのコマンドを解析し、特別表示制御手段80の
演出パターン選択部82が特別利益状態発生用変動コマ
ンドに基づいて第2演出パターン群P2の第2演出パタ
ーンF〜Jの何れかを択一的に選択する。例えば、第2
演出パターンFを選択した場合には、演出表示制御部8
3が演出パターン記憶部81に記憶する第2演出パター
ンデータを読み出して、各表示手段25,26上で3個
の特別図柄24a〜24cを第1演出表示過程X、第2
演出表示過程Y、第3演出表示過程Zを経て演出制御す
る。
【0060】第1演出表示過程Xでは、3個の特別図柄
24a〜24cは略同時に変動を開始して、その後に図
11(a)及び(b)に示すように左、右の順で概ね停
止しリーチ状態となる。リーチ状態になれば第2演出表
示過程Yに移行し、左右の特別図柄24a,24cが図
11(c)に示すように第1表示手段25の第1表示面
25a上で左右両側へと動画的に移動して、第1表示面
25a上から消えた後に左右の各第2表示手段26にそ
の特別図柄24a,24cが表示され、次いで第1表示
手段25で変動中の特別図柄24bが概ね停止する。
【0061】従って、この状態では3個の特別図柄24
a〜24cが第1表示手段25とその左右両側の第2表
示手段26とで「7・7・7」の特別態様を仮表示し、
変動後に特別態様となる。なお、仮停止の場合には、停
止図柄選択手段69で選択された停止図柄を表示するよ
うに構成しておけば良い。
【0062】3個の特別図柄24a〜24cが仮停止状
態になれば第3演出表示過程Zに移行し、左右の第2表
示手段26上の特別図柄24a,24cが消えた後、そ
の特別図柄24a,24cが第1表示手段25の第1表
示面25a上の両端側に現れて左右の所定位置へと動画
的に移動する。そして、3個の特別図柄24a〜24c
が第1表示手段25上で再変動して、その後に図11
(d)に示すように停止図柄選択手段69にて選択され
た停止図柄で停止し確定する。
【0063】特別図柄24a〜24cの変動後に特別利
益状態を発生させない場合には、変動パターン選択手段
75が非特別利益状態発生用変動パターンの何れかを選
択し、コマンド送信手段77がそのコマンドを送信す
る。この非特別利益状態発生用変動パターンがリーチ変
動パターンの場合には、コマンド解析手段78の解析結
果に基づいて演出パターン選択部82が第2演出パター
ン群P2の第2演出パターンG〜Jの何れかを選択し、
演出表示制御部83が演出パターン記憶部81からその
選択された第2演出パターンG〜Jのデータを読み出し
て、その第2演出パターンデータに基づいてを第1表示
手段25、第2表示手段26の特別図柄24a〜24c
を演出制御する。
【0064】例えば変動コマンドに基づいて演出パター
ン選択部82が第2演出パターン群P2の内の第2演出
パターンGを選択した場合には、第1演出表示過程Xで
は3個の特別図柄24a〜24cが第1表示手段25上
で変動を開始して、その後に図12(a)を経て(b)
に示すように特別図柄24a,24cが同種図柄の
「7」等でリーチ状態となる。次の第2演出表示過程Y
では、中央の特別図柄24bの変動中に、左右の特別図
柄24a,24cが第1表示手段25から第2表示手段
26へと動画的に移動して、左右の第2表示手段26で
リーチ状態を表示する(図12(c)参照)。
【0065】次の第3演出表示過程Zでは、各第2表示
手段26の特別図柄24a,24cが消えて第1表示手
段25上に動画的に移動して左右両側の所定の表示位置
で概ね停止した後、中央の特別図柄24bが目視可能な
低速で変動しながら左右の特別図柄24a,24c以外
の停止図柄で停止する。この場合の変動は、非特別利益
状態発生用変動パターンに基づいた特別図柄24a〜2
4cの変動制御であるため、3個の特別図柄24a〜2
4cは、例えば図12(d)に示すように最終的には
「7・6・7」等の非特別態様で停止し確定する。
【0066】変動パターン選択手段75がリーチ変動を
伴わない非特別利益状態発生用変動パターンを選択した
場合には、演出パターン選択部82は第1演出パターン
群P1の第1演出パターンA〜Eの何れかを選択する。
このため3個の特別図柄24a〜24cは演出表示制御
部83の演出制御により第1表示手段25でのみ変動
し、非特別態様で停止する。
【0067】このように第1表示手段25と第2表示手
段26とを組み合わせて特別図柄24a〜24cの演出
変動を行うように構成すれば、従来の第1表示手段25
のみの場合に比較して特別図柄24a〜24cの斬新な
演出が可能になり、遊技者の遊技に対する興趣を喚起し
向上させることができる。また中央に第1表示手段25
があり、その左右両側に第2表示手段26があるため、
変動中に特別図柄24a〜24cの一部を左右に移動さ
せることができ、その移動の面白さでも遊技者の興趣を
喚起できる。
【0068】第2表示手段26は、第1表示手段25か
ら遠い側が前側に突出するように第1表示手段25に対
して前側に鈍角方向に傾斜状に配置されているので、第
1表示手段25と同様に第2表示手段26を遊技盤4の
前面に対して平行に配置する場合に比較して、第2表示
手段26の特別図柄24a〜24cを容易に確認するこ
とができる。しかも第2表示手段26の第2表示面26
aは、その略中央が凹むように平面視円弧状の湾曲面と
なっているため、狭い左右幅で広い表示面を容易に確保
することができる。第1表示手段25が奥にあり、その
第1表示手段25よりも前側に第2表示手段26がある
ため、第1表示手段25と第2表示手段26との間で特
別図柄24a,24cを移動させる場合に、特別図柄2
4a,24cの表示位置を前後方向に変化させることが
できる。
【0069】図13及び図14は本発明の第2の実施形
態を例示し、この実施形態では、第1表示手段25が遊
技盤4の左右方向の略中央に配置されると共に、この第
1表示手段25の左右両側に所定間隔を置いて第2表示
手段26が配置され、その両表示手段25,26間に、
遊技球が上から下へと通過する遊技球通過領域85が設
けられている。
【0070】第1表示手段25は、前飾り板52、庇部
65、表示窓57等を有する前ケース体50と、液晶表
示部60を有する後ケース体51とを備え、前ケース体
50が遊技盤4の前側に、後ケース体51が遊技盤4の
裏側に装着されている。なお、第1表示手段25の第1
表示面25aは、遊技盤4の前面と略平行である。第2
表示手段26は、遊技盤4の前面に突出して装着された
庇部付きの表示ケース体86と、この表示ケース体86
に装着された表示素子63とを備えている。
【0071】表示素子63は、第1表示手段25から遠
い側が前に突出するように、第1表示手段25の第1表
示面25a、遊技盤4の前面に対して略平面視鈍角方向
に傾斜させて表示ケース体86に設けられている。な
お、表示素子63の前面の第2表示面26aは平面状で
も良いし、中央部側が凹入するように平面視円弧状に湾
曲させても良い。また表示素子63は7セグメント式、
ドット式等、第1表示手段25とは異なる種類のものが
使用されている。
【0072】この実施形態に例示するように特別図柄表
示手段16を構成する第1表示手段25と第2表示手段
26は、遊技盤4に対して別々に設けても良い。この場
合、第1表示手段25と第2表示手段26との間に所定
の間隔を置いて、両者間を遊技球通過領域85とするこ
とにより、遊技領域15内での遊技球の移動を制限する
ようなこともなく、遊技球の移動経路の偏り等を防止で
きる。
【0073】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明は各実施形態に限定されるものではない。
例えば各実施形態では、第2演出パターン群P2の場合
に、第1演出表示過程Xでは第1表示手段25で特別図
柄24a〜24cを変動させ、その後の第2演出表示過
程Yで一部の特別図柄24a〜24cを第1表示手段2
5から第2表示手段26へと移動させ、第3演出表示過
程Zでその一部の特別図柄24a〜24cを第2表示手
段26から第1表示手段25へと戻して、第1表示手段
25側で特別図柄24a〜24cを最終的に停止させて
確定させるようにしているが、両表示手段25,26で
演出表示可能であれば、他の組み合わせでも良い。
【0074】例えば、第1演出表示過程Xのときに両表
示手段25,26で夫々演出表示を行い、その後の第2
演出表示過程Yで第1表示手段25又は第2表示手段2
6で演出表示を行い、第3演出表示過程Zにおいて第1
表示手段25側で確定させるようにしても良い。
【0075】第1演出パターン群P1の第1演出パター
ンA〜E、第2演出パターン群P2の第2演出パターン
F〜Jは何れも単なる例示に過ぎず、その種類数、演出
内容は適宜設定すれば良い。演出パターン選択部82
は、変動パターン選択手段75が特別利益状態発生用変
動パターン、非特別利益状態発生用変動パターンの何れ
かを選択し、コマンド送信手段77がその変動コマンド
を送信して、その変動コマンドに対応して複数種類の演
出パターンの中から1つの演出パターンを選択する場
合、各変動コマンドに対応する演出パターン選択テーブ
ルを設け、その各演出パターン選択テーブルに1又は複
数種類の演出パターンを含ませておき、或る変動コマン
ドがあったときに、その演出パターン選択テーブル内の
演出パターンを選択するようにしても良い。これは第1
演出パターン、第2演出パターンの何れの場合も同じで
ある。
【0076】特別図柄表示手段16を構成する第1表示
手段25、第2表示手段26は、その第1表示手段25
を液晶表示手段により構成し、第2表示手段26を7セ
グメント式、ドット式等により構成すれば、遊技図柄を
異なる表示形態で演出することができるが、第1表示手
段25及び第2表示手段26を液晶式、7セグメント
式、ドット式等の同種のものにより構成することも可能
である。
【0077】第2表示手段26は、その第2表示面26
aが少なくとも平面視において第1表示手段25の第1
表示面25aに対して前側に鈍角方向に傾斜しておれば
十分である。また第2表示手段26は、第1表示手段2
5の左右両側に夫々配置する他、その一方に配置しても
良く、また上下方向の両側又は一方に配置しても良い。
【0078】第2表示手段26での特別図柄の表示に伴
って複数個の表示ランプを点滅、又は点灯させるように
しても良いし、スピーカ等から複数種類の音声を発生さ
せるようにしても良い。また左右の第2表示手段26の
何れか一方と第1表示手段25との間で特別図柄を移動
させるようにしても良い。その場合、他方の第2表示手
段26で演出画像等の遊技図柄を表示すれば良い。特別
図柄等の変動演出に連動してキャラクタ等の遊技図柄を
第1表示手段25及び/又は第2表示手段26に表示す
るようにしても良い。
【0079】また第1表示手段25と第2表示手段26
とで常に特別図柄24a〜24cを表示しておき、その
第1表示手段25と第2表示手段26とで特別図柄24
a〜24cを特別態様又は非特別態様で確定させるよう
にしても良い。第1表示手段25と第2表示手段26と
に跨がって1つの特別図柄、演出画像(キャラクタ等)
等の遊技図柄を表示するようにしても良い。
【0080】また実施形態では、特別図柄24a〜24
cを遊技図柄とする特別図柄表示手段16について例示
しているが、普通図柄を遊技図柄とする普通図柄表示手
段17の場合にも同様に実施可能である。各演出パター
ンのプログラムは、遊技図柄とその背景画像とを含めて
構成しても良い。遊技図柄は2個以上の複数個であれば
良い。第2表示手段26は圧入等により遊技盤4に着脱
自在に装着しても良い。また第1表示手段25、第2表
示手段26は左右略対称に設けることが望ましい。
【0081】第1実施形態の特別図柄表示手段16は、
その前ケース体50に第1表示手段25と第2表示手段
26とを組み込み、その前ケース体20を遊技盤4に対
して前側から着脱自在に装着するようにしても良い。ま
た本発明はパチンコ機の他、アレンジボール機、雀球遊
技機等の各種の弾球遊技機においても同様に実施可能で
ある。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、遊技図柄24a〜24
cを変動表示する図柄表示手段16と、該図柄表示手段
16の遊技図柄24a〜24cを変動制御する表示制御
手段80と、図柄表示手段16の変動後の遊技図柄24
a〜24cが特定態様となる場合に遊技者に有利な利益
状態を発生させる利益状態発生手段76とを備えた弾球
遊技機において、図柄表示手段16は第1表示手段25
と、該第1表示手段25よりも遠い側が前側となるよう
に該第1表示手段25に対して略鈍角方向に配置された
第2表示手段26とを備えているので、遊技図柄24a
〜24cを見やすくできると共に、両表示手段25,2
6により遊技図柄24a〜24cの斬新な変動演出を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の正
面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の背
面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図
である。
【図5】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄表示手
段の説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄表示手
段の正面図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄表示手
段の断面図である。
【図8】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄表示手
段の斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施形態を示す演出パターンの
構成図である。
【図10】本発明の第1の実施形態を示す演出表示過程
の説明図である。
【図11】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄の演
出表示の説明図である。
【図12】本発明の第1の実施形態を示す特別図柄の演
出表示の説明図である。
【図13】本発明の第2の実施形態を示す遊技盤の正面
図である。
【図14】本発明の第2の実施形態を示す遊技盤の断面
図である。
【符号の説明】
4 遊技盤 16 特別図柄表示手段 24a〜24c 特別図柄 25 第1表示手段 25a 第1表示面 26 第2表示手段 26a 第2表示面 38 遊技制御基板 61 図柄制御基板 73 特別利益状態抽選手段 76 特別利益状態発生手段 80 特別表示制御手段 81 演出パターン記憶部 82 演出パターン選択部 85 遊技球通過領域 P1 第1演出パターン群 P2 第2演出パターン群

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技図柄(24a)〜(24c)を変動
    表示する図柄表示手段(16)と、該図柄表示手段(1
    6)の前記遊技図柄(24a)〜(24c)を変動制御
    する表示制御手段(80)と、前記図柄表示手段(1
    6)の変動後の前記遊技図柄(24a)〜(24c)が
    特定態様となる場合に遊技者に有利な利益状態を発生さ
    せる利益状態発生手段(76)とを備えた弾球遊技機に
    おいて、前記図柄表示手段(16)は第1表示手段(2
    5)と、該第1表示手段(25)よりも遠い側が前側と
    なるように該第1表示手段(25)に対して略鈍角方向
    に配置された第2表示手段(26)とを備えたことを特
    徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第1表示手段(25)は略平面状の
    第1表示面(25a)を有し、前記第2表示手段(2
    6)は平面視略凹面状の第2表示面(26a)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段(80)は、前記第1
    表示手段(25)で変動演出を行う複数種類の第1演出
    パターン(A)〜(E)を含む第1演出パターン群(P
    1)、及び第1表示手段(25)と前記第2表示手段
    (26)とで変動演出を行う複数種類の第2演出パター
    ン(F)〜(J)を含む第2演出パターン群(P2)を
    記憶する演出パターン記憶部(81)と、該演出パター
    ン記憶部(81)が記憶する前記第1演出パターン群
    (P1)、前記第2演出パターン群(P2)の内の1つ
    の演出パターンを選択する演出パターン選択部(82)
    とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の弾
    球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記利益状態を発生させるか否かを乱数
    にて抽選する抽選手段(73)を備え、該抽選手段(7
    3)の抽選結果に基づいて前記演出パターン選択部(8
    2)が作動するようにしたことを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段(80)を有する図柄
    制御基板(61)と、前記抽選手段(73)を有する遊
    技制御基板(38)とを別々に備えたことを特徴とする
    請求項4に記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技盤(4)に前記第1表示手段(2
    5)と前記第2表示手段(26)とを所定間隔を置いて
    配置し、前記第1表示手段(25)と前記第2表示手段
    (26)との間を遊技球通過領域(85)としたことを
    特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の弾球遊技機。
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