JP2002233720A - 機能性フィルター - Google Patents

機能性フィルター

Info

Publication number
JP2002233720A
JP2002233720A JP2001034317A JP2001034317A JP2002233720A JP 2002233720 A JP2002233720 A JP 2002233720A JP 2001034317 A JP2001034317 A JP 2001034317A JP 2001034317 A JP2001034317 A JP 2001034317A JP 2002233720 A JP2002233720 A JP 2002233720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner layer
hot water
functional filter
outer layer
filter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001034317A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4656618B2 (ja
Inventor
Hirobumi Iwasaki
岩崎  博文
Tetsuo Kato
哲雄 加藤
Hiroshi Kitamura
寛 北村
Toshimitsu Takahashi
俊光 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HATSUTORITAKESHI KK
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
HATSUTORITAKESHI KK
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HATSUTORITAKESHI KK, Asahi Kasei Corp filed Critical HATSUTORITAKESHI KK
Priority to JP2001034317A priority Critical patent/JP4656618B2/ja
Publication of JP2002233720A publication Critical patent/JP2002233720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4656618B2 publication Critical patent/JP4656618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Making Beverages (AREA)
  • Filtering Materials (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】抽出初期に被抽出物を蒸らすための熱水の注ぎ
量や蒸らし時間等を考慮することなく、一度の給湯で美
味しい抽出成分を安定して得ることができる機能性フィ
ルターを提供する。 【解決手段】(1) 内層と外層を積層してなる通気性を有
するフィルターであって、該内層は、平均繊維径0.1
〜6μm、目付5〜100g/m2 および厚み0.05
〜1mmを有する、耐水圧が2kPa以上の疎水性極細
繊維不織布からなり、前記外層は、親水剤が付着された
合成繊維不織布からなることを特徴とする機能性フィル
ター。(2) 前記親水剤の付着量が0.1〜1 0g/m2
である機能性フィルター。(3) 前記内層と外層の間に、
該内層よりも通気性が大きく、平均繊維径が10〜10
0μm、厚みが0.05〜1mmである合成繊維不織布
を中間層として配置した機能性フィルター。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機能性フィルターに
関し、さらに詳しくはコーヒー成分、紅茶成分等を容易
にかつ美味しく抽出することができる機能性フィルター
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりコーヒーを簡便に抽出する方法
としては、ドリップ式による方法が一般的に採用されて
いる。この方法は、フィルターをロート型保持具に装着
し、コーヒー粉末を入れ、これに熱水を注いで成分を抽
出するものであり、簡便にコーヒーを抽出できる利点が
あるが、熱水の注ぎ方により、抽出される成分が変わ
り、コーヒーの味も変わってしまうという欠点があっ
た。一般に味の良いコーヒーを抽出するためには、抽出
初期に少量の熱水をコーヒー粉末に注いで粉末全体を濡
らし、しばらく蒸らした後、さらに熱水を注いで抽出す
るのが良いとされている。しかし、ポット等からフィル
ター内に直接熱水を注ぐ場合、抽出初期に少しずつ注ぎ
入れることは難しく、熱水はフィルターを素早く透過し
易く、また蒸らしのための熱水量や時間が各人の感覚に
より異なり、抽出されるコーヒーの味が変わり易いなど
の問題があった。特に家庭や職場等で、電気ポットで熱
水を注ぐ場合には、量、速度などを調節するのが難し
く、味の良いコーヒーを容易にかつ安定して得ることが
難しいというのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
問題を解決し、コーヒー粉末等の被抽出物に熱水を注い
で所望成分を抽出する際に、抽出初期に被抽出物を蒸ら
すための熱水の注ぎ量や蒸らし時間等を考慮することな
く、一度の給湯で美味しい抽出成分を安定して得ること
ができる機能性フィルターを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
について鋭意検討した結果、熱水を透過し難い特定の疎
水性極細繊維不織布を内層とし、親水剤が付着された特
定の合成繊維不織布を外層として積層することにより、
フィルター内に注ぎ入れた熱水を一定時間留まらせてお
くことができ、かつ一定時間経過後は熱水を容易に内層
から外層を通過させて落下させることができ、また落下
開始時間(フィルター内での蒸らし時間)も内層や外層
の特性を適宜選定することにより容易に調整することが
できることを見いだし、本発明に到達したものである。
上記課題を達成するために本願で特許請求される発明は
以下の通りである。
【0005】(1)内層と外層を積層してなる通気性を
有するフィルターであって、該内層は、平均繊維径0.
1〜6μm、目付5〜100g/m2 および厚み0.0
5〜1mmを有する、耐水圧が2kPa以上の疎水性極
細繊維不織布からなり、前記外層は、親水剤が付着され
た合成繊維不織布からなることを特徴とする機能性フィ
ルター。 (2)前記親水剤の付着量が0.1〜1 0g/m2 であ
ることを特徴とする(1)に記載の機能性フィルター。 (3)前記内層と外層の間に、該内層よりも通気性が大
きく、平均繊維径が10〜100μm、厚みが0.05
〜1mmである合成繊維不織布を中間層として配置した
ことを特徴とする(1)または(2)に記載の機能性フ
ィルター。 (4)前記機能性フィルター上に深さ20〜100mm
に達するまで熱水を注いだ場合、該熱水が該フィルター
を通過して落下開始するまでの時間が5〜180秒であ
ることを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の
機能性フィルター。 (5)前記機能性フィルターが、熱プレス成形により一
体成形された容器形状を有することを特徴とする(1)
〜(4)のいずれかに記載の機能性フィルター。 (6)前記内層と、中間層および外層が、接着剤または
熱エンボス加工により部分的に接着されていることを特
徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の機能性フィ
ルター。
【0006】
【作用】本発明の機能性フィルターによれば、内層とし
て、熱水を透過しにくいが、水蒸気を透過させる、所定
の耐水圧を有する特定の疎水性極細繊維不織布が用いら
れ、また外層として、親水剤が付着された合成繊維不織
布が用いられているため、フィルターの内層と外層にお
ける熱水および水蒸気との親和性に差を設けることがで
き、成分抽出に必要な熱水を一度にフィルター内の被抽
出物(コーヒー粉末等)上に注ぎ入れても、熱水は一定
時間フィルター内に留まり、これにより被抽出物の蒸ら
し時間を確保することができ、また一定時間経過後は熱
水は容易に内層から外層を通過することができるので、
適正な時間で被抽出物を抽出することができる。
【0007】すなわち、フィルター内に注がれた熱水
は、内層が所定の耐水圧を有する疎水性極細繊維不織布
からなるため、該フィルター内に一旦貯留されるが、そ
の間に水蒸気は内層を通過し、内層と外層の間に形成さ
れる空隙および外層内の繊維間隙で結露する。この結露
水は時間の経過とともに増加し、外層内部に濡れ広がる
が、この際に結露水に外層に付着している親水剤が溶け
込み、その表面張力が低下する。表面張力の小さくなっ
た結露水は内層の繊維間隙の毛細管現象により内層内部
に吸い上げられ、その内部に濡れ広がる。結露水が内層
全体に広がり、貯留されている熱水と接触すると、内層
の耐水圧が低下し、フィルター内の熱水が内層および外
層を透過して一気に落下を開始了する。
【0008】図1は、本発明の機能性フィルターに注が
れた熱水が落下を開始するまでの状況説明図である。
(A) は機能性フィルター1に熱水2を注ぎ入れた時の状
態説明図であり、注ぎ入れられた熱水2はフィルター1
内に一時的に貯留される。この間に熱水の水蒸気はフィ
ルター1内を通過中に結露し、この結露水が時間の経過
とともに増加すると、(B) に示すように、フィルター1
内に貯留されている熱水が一気に落下を開始する。(A)
から(B) に至るまでのフィルター内での水蒸気および結
露水の作用を(A)のA部拡大断面図(A-1) 〜(A-3) に示
した。(A-1) では、熱水2の水蒸気は、水蒸気の通過方
向7で示すように機能性フィルター1を構成する内層3
および内層3と外層4の間隙6を経て外層4に達する
が、外層4の内部および上記間隙6で結露して結露水5
となる。この結露水5は時間の経過とともに外層4の内
部で増加して濡れ広がり、(A-2) に示すように結露水で
濡れた外層4aを形成する。外層4aの結露水5には外
層に付着されている親水剤が溶け込み、その表面張力が
低下する。さらに結露水5が増加し、外層4の許容保持
量を超えると、結露水5は内層の繊維間隙に毛細管現象
により吸い上げられ、(A-3) に示すように内層3の内部
全体に濡れ広がり、内層3aを形成する。内層3aの結
露水5がフィルター1内の熱水2と接触すると、内層3
の耐水圧が低下し、熱水2は落下滴8となって落下し、
この落下を切っ掛けとしてフィルター1内の熱水2が一
気に内層3および外層4を通過する。熱水を注ぎ入れた
(A) から(A-3) までの時間が、被抽出物の蒸らし時間と
なる。
【0009】このような機能性フィルターでは、内層に
よる熱水の貯留機能、外層による結露水の保持機能およ
び結露水の表面張力を低下させる機能、ならびに内層に
よる表面張力が低下した結露水の吸い上げ機能を適切に
調整することにより、被抽出物に適した蒸らし時間を確
保することができる。また、内層と外層の間に中間層を
設けることにより、結露水の吸い上げ機能を容易に調節
することができ、蒸らし時間の調整もさらに容易とな
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における機能性フィルター
は、熱水との親和性に差を有する内層と外層を積層させ
ることにより得られる。本発明において、内層には疎水
性極細繊維不織布が用いられる。この疎水性極細繊維不
織布は、抽出用の熱水をフィルター内に一定時間貯留
し、かつ水蒸気の透過性を確保させる点から、耐水圧が
2kPa以上、好ましくは2.5〜10kPaであり、
かつ平均繊維径が0.1〜6μm、好ましくは0.5〜
4μm、目付が5〜100g/m2 、好ましくは20〜
60g/m2 および厚みが0.05〜1mm、好ましく
は0.08〜0.5mmであることが必要である。
【0011】疎水性極細繊維不織布の耐水圧が2kPa
未満では、抽出用熱水を一度にフィルター内に注ぎ入れ
ると、熱水が内層を通過し易くなり、蒸らし時間を確保
することができない。抽出用熱水の量は、既存のカップ
の容量に応じ、一般には1 50〜200cc程度である
が、不織布の耐水圧が2kPa以上であれば、抽出用熱
水を一度に注ぎ入れても内層を通過して漏れ出ることは
ない。また疎水性極細繊維不織布の平均繊維径が0.1
μm未満、目付が100g/m2 を超え、さらに厚みが
0.1mmを超えると、耐水圧は大きくなるが、水蒸気
の透過性や通気性が低下し、一定時間後に発現する熱水
の透過性が低下する。また平均繊維径が6μmを超え、
目付が5g/m2 未満で、厚みが0.05mm未満で
は、耐水圧が小さくなり、熱水の透過性がよくなり過ぎ
て熱水を一時的に貯留することができなくなる。
【0012】極細繊維不織布を構成する繊維径、繊維量
(目付)、厚み(みかけ密度)を上記範囲で適宜選択す
ることにより、抽出時の蒸らし時間を適切に調節するこ
とができる。なお、極細繊維不織布のみかけ密度は0.
05〜0.5g/cm3 の範囲が好ましく、より好まし
くは0.1〜0.4g/cm3 である。本発明に用いら
れる疎水性極細繊維不織布は、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステルなどの溶融ポリマーを高
圧ガス流と共に、紡糸ノズルから噴射させるメルトブロ
ー法により、またはポリエチレン、ポリプロピレンなど
のポリマーを有機溶媒に溶解させて高温高圧の溶液と
し、紡糸ノズルで減圧させて有機溶剤を爆発的に気化さ
せるフラッシュ紡糸法により得ることができる。
【0013】本発明において、外層には親水剤が付着さ
れた合成繊維不織布が用いられる。不織布に付着した親
水剤は、不織布繊維に付着する結露水に溶け込み、その
表面を低下させて結露水を不織布内に濡れ広がらせる役
割を有し、その親水剤の種類、付着量により蒸らし時間
を調節することができる。親水剤の付着量は、その種類
にもよるが0.1〜1 0g/m2 が好ましく、より好ま
しくは0.2〜5g/m2 である。付着量が0.1g/
2 未満では結露水が外層に濡れ広がる時間が長くなる
ため、蒸らし時間の調整がしにくくなり、また付着量が
1 0g/m2 を超えても濡れ広がる時間は変化せず、コ
スト高となる。親水剤としては、食品用フィルターの場
合には、食品添加剤として認可されているショ糖、カル
ボキシメチルセルロース、ショ糖脂肪酸エステル、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル
などが用いられる。食品用以外のフィルターとして用い
る場合には、特に制限はない。
【0014】親水剤の付着方法には特に制限はなく、公
知のグラビヤロール方式、キスロール方式、スプレー方
式、浸漬方式などにより不織布の全面またはストライブ
状、水玉状等の部分的に付着させることができる。付着
量の調節は、親水剤の濃度、加工速度、グラビヤロール
の彫刻の深度などによりできる。また部分親水加工の場
合は、グラビヤロールの形状を、ストライブ形状、格子
形状等の連続模様、または円、楕円、四角、菱形等の形
状が均等に彫刻された部分模様の大きさ、幅、間隔、深
度等を変えることにより調節が可能である。
【0015】外層に用いられる合成繊維不織布として
は、親水剤を付着させることができれば、繊維の種類や
製法などに特に制限されない。例えば、ポリプロピレン
系繊維、ポリエステル系繊維、ポリアミド系繊維、ポリ
エチレンとポリプロピレン複合繊維、ポリエチレンとポ
リエステルの複合繊維、熱融着繊維、接着性繊維などの
短繊維や長繊維が用いられ、これらは二種以上を混合し
または積層して用いることができる。不織布の製造には
公知のスパンボンド法、ニードルパンチ法、サーマルボ
ンド法、ウオーターパンチ法などのいずれを採用しても
よい。上記合成繊維不織布の目付は10〜300g/m
2 、厚みは0.05〜1mm、平均繊維径は0.5〜6
0μm、みかけ密度は0.1〜0.7g/cm3 である
のが好ましい。
【0016】本発明の機能性フィルターには、内層にお
ける蒸らし時間の調整を容易にさせ、かつ均一な熱水の
透過を可能にする点から、内層と外層の間に中間層を設
けるのが好ましい。この中間層はその通気性が内層より
も大きく、かつ平均繊維径が10〜100μm、厚みが
0.05〜1mmである合成繊維不織布であることが好
ましい。より好ましい不織布の厚みは、0.07〜0.
6mmである。中間層の不織布の厚みが小さいと、蒸ら
し時間が短くなり、厚みを大きくすると、蒸らし時間が
長くなる。また中間層の通気性が内層のそれよりも小さ
いと熱水の通過が阻害されやすくなる。例えば中間層の
厚みが0.05mm未満では、内層と外層の間に形成さ
れる繊維空隙が少なく、結露水の保持量の調整がしにく
くなり、また熱水が均一に透過しにくくなる。一方、中
間層の厚みが1mmを超えると熱水の透過に時間がかか
り過ぎたり、透過時間の安定性が低下する。
【0017】中間層に用いる不織布には上記外層に用い
る合成繊維不織布と同じ不織布を用いることができる
が、中間層の不織布の目付は10〜100g/m2 が好
ましく、通気性は10〜1000cc/cm2 /sec 、
みかけ密度が0.01 〜0.5g/cm3 であるのが好
ましい。また本発明の機能性フィルターには、内層に使
用される極細繊維不織布の強度を補強するために該内層
の上に、該内層よりも通気性および強度の大きい不織布
を積層させることもできる。
【0018】本発明において、機能性フィルター上に高
さ20〜100mmの熱水を注いだ場合に、この熱水が
該フィルターを通過して落下を開始するまでの時間、す
なわち蒸らし時間が5〜180秒の範囲となるように、
上記内層、中間層または外層の不織布の特性を調整する
のが好ましい。落下開始時間が5秒未満では、蒸らしが
不十分となり、180秒を超えると蒸らし過ぎて抽出成
分の濃度が濃くなりやすい。より好ましい落下開始時間
は10〜120秒、さらに好ましくは15〜90秒であ
る。また熱水が外層から落下を開始して抽出を完了する
までの抽出時間は20〜120秒が好ましく、より好ま
しくは30〜90秒である。抽出時間が20秒未満では
抽出成分の濃度が薄くなりやすく、120秒を超えると
余分な成分が抽出され、濃度が濃くなり、コーヒーが冷
めやすくなる。抽出に用いる熱水の温度は、抽出を十分
に行わせる点から70〜100℃が好ましく、より好ま
しくは80〜100℃である。
【0019】本発明の機能性フィルターは、上記した内
層と外層、または内層、中間層および外層を重ね合わせ
ることにより得られるが、これらを接着剤により相互に
部分的に接着してもよく、また熱エンボスロールと平滑
ロールの間を通過させて部分的に加熱−加圧して接着し
てもよい。また重ね合わせたフィルターの周囲を熱シー
ル方式で接着させてもよい。接着剤による接着は、例え
ば、粒状、繊維シート状などのホットメルト系樹脂を用
いて公知の方法により行うことができる。繊維シート状
の接着剤は、エチレン−酢酸ビニール系樹脂、線状低密
度ポリエチレン、ポリプロピレン系樹脂、共重合ポリプ
ロピレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、共重合ポリエステ
ル系樹脂などをノズルから溶融状態で押し出し、加熱空
気により、噴射、開繊する公知のメルトブロー方式で得
ることができる。熱エンボス加工の場合は、丸、四角、
菱形、楕円などの凸部を均等に配置させたエンボスロー
ルと表面平滑ロールからなる一対のロール間を通過させ
ることにより部分的に熱圧着して接着することができ
る。
【0020】本発明の機能性フィルターは、例えば、フ
ィルター材を接着剤や熱シールにより平袋、カゼット
状、スタンデングパウチ状などに加工して、またはフイ
ルム、紙、プラスチックなどからなる袋状、円筒状など
の底部にフィルター材を取付けて、またはフィルター材
を容器形状に一体成形して使用することができる。一体
成形する場合には、例えば、凹凸金型等で熱プレス成形
機を用いて例えば深さ10〜150mmの容器形状に一
体成形される。この場合のフィルター材としては、成形
加工温度(例えば、80〜230℃)で伸びやすく、か
つ破れずに伸張加工できる素材を用いるのが好ましい。
特にフィルター材の破断伸度は50%以上が好ましく、
より好ましくは70〜400%である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳しく説
明する。なお、例中の各特性の測定は以下に示す方法で
行った。 (1) 平均繊維径:顕微鏡法で測定する。 (2) 目付 :JIS-L-1906 に準じて単位面積当たり
の質量で表す。 (3) 厚み :JIS-L-1906 に準じて測定する。 (4) 破断伸度 :JIS-L-1906 に準じて測する。 (5) 耐水圧 :JIS-L-1092A法(低水圧法)に準じて
測定する。 (6) 通気性 :JIS-L-1906 フラジュール法で測定す
る。
【0022】実施例1〜4および比較例1 耐水圧が5.7kPaで、平均繊維径2.5μm、厚み
0.28mmおよび目付50g/m2 のポリプロピレン
極細繊維不織布を、公知のメルトブロー方式で製造して
内層とした。また平均繊維径18μm、厚み0.35m
mおよび目付50g/m2 のポリプロピレン長繊維不織
布を公知のスパンボンド方式で製造し、該長繊維不織布
にグラビヤ方式で親水剤加工を行い、外層とした。な
お、加工剤にはポリグリセリン脂肪酸エステル(デカグ
リセリルモノラウレート)を用い、親水剤の濃度を変え
て付着量(g/m2 )を、0.1(実施例1)、0.5
(実施例2)、1.0(実施例3)、10(実施例
4)なるように調整して加工し、各々の外層とした。口
径60mm、深さ80mmのガラス容器の底部に、上記
内層と外層を重ねあわせた各フィルター材を取り付けて
抽出容器とした。この容器に細挽きレギュラコーヒー粉
末8gを入れ、次いで75〜90℃の熱水175ccを
一度に注ぎ、容器から熱水が透過するまでの時間(蒸ら
し時間)を測定した。その結果を表1に示す。
【0023】
【表1】 表1から、外層に付着された親水剤の付着量が多くなる
ほど蒸らし時間が少なくなり、親水剤の付着量により蒸
らし時間の調整が可能であることがわかる。一方、親水
剤を付着してない比較例1では熱水は透過しないことが
わかった。
【0024】実施例5〜9 実施例3において、内層と外層の間に、表2に示すそれ
ぞれの中間層を配してフィルター材として用いた以外は
実施例3と同様の方法で蒸らし時間を測定し、その結果
を表2に示した。中間層としては公知のスパンボンド方
式で得たポリプロピレン長繊維不織布を用いた。表2か
ら、中間層の厚みを厚くするほど蒸らし時間が長くなる
ことが示される。これより中間層の厚みを調節すること
により、蒸らし時間を調整できることがわかった。
【0025】
【表2】
【0026】実施例10〜14 実施例3において、内層の目付と繊維径を変えたものを
使用した以外は実施例3と同様にして蒸らし時間の測定
を行い、その結果を表3に示した。表3から、内層の目
付および繊維径を変えることにより、内層の耐水圧も変
化し、蒸らし時間も変わることがわかる。これにより、
内層の目付を大きくし、繊維径を小さくするほど、蒸ら
し時間を長くできることがわかった。
【0027】
【表3】
【0028】実施例15 平均繊維径3.4μm、厚み0.35mmおよび目付6
0g/m2 のプロピレン極細繊維不織布(耐水圧5.3
kPa、110℃の温度の破断伸度110%)をメルト
ブロー方式で製造して内層とした。また平均繊維径16
μm、厚み0.5mmおよび目付250g/m2 のポリ
エステル長繊維不織布(110℃の温度の破断伸度26
0%)をスパンボンド方式で製造し、さらにポリグリセ
リン脂肪酸エステル親水剤の付着量が0.6g/m2
なるように濃度を調節してグラビヤ方法で親水性加工し
て外層とした。次に上記内層と外層を、ホットメルト樹
脂(ポリプロピレン系共重合樹脂)を用いて接着した
後、口径が90mm、低部径50mm、深さ55mmの
コップ状の雄雌金型を温度110℃に加熱し、加熱―加
圧プレス成形機で一体成形加工して容器形状の機能性フ
ィルターを得た。既存のコーヒーカップの上にこの容器
形状の機能性フィルターを装着させ、該フィルターに細
挽きレギュラーコーヒー粉末を8g入れ、次いで90℃
の熱水160cc注いで成分抽出を行った。該容器形状
の機能性フィルターの蒸らし時間は35秒であり、蒸ら
し時間後の抽出時間65秒で簡便に美味しいレギュラー
コーヒーが抽出できた。
【0029】実施例16 目付30g/m2 、平均繊維径1.8μmおよび耐水圧
2.7kPaのポリエステル極細繊維不織布を内層に使
用し、目付30g/m2 、平均繊維径26μm、厚み
0.25mmおよび通気性270cc/cm2 /秒のポ
リエステル短繊維不織布を中間層に使用し、目付30g
/m2 、平均繊維径20μm、厚み0.20mmおよび
通気性210cc/cm2 /秒の親水加工したポリエス
テル長繊維不織布を外層に使用し、これらを順に重ね合
わせて凸型エンボスロールと平滑ロールの間を加熱(温
度210℃)―加圧条件下で通過させて接着してフィル
ター材とした。なお、親水加工は、ショ糖脂肪酸エステ
ル(ショ糖ステアリン酸エステル)をグラビヤ方式で親
水剤付着量0.7g/m2 とした。次いでポリプロピレ
ン製樹脂のプラスチック円筒状成形容器(口径90m
m、深さ50mm、底部の口径60mm)の底部に上記
フィルター材を熱接着させて固定し、該容器を既存のコ
ップの上に載せ、細挽きレギュラーコーヒー粉末8g入
れ、90℃の熱水170cc注いで成分抽出した。蒸ら
し時間は47秒であり、その後、75秒で140ccの
美味しいコーヒーが得られた。
【0030】
【発明の効果】請求項1〜6記載の機能性フィルターに
よれば、水蒸気を透過し、熱水を透過しない特定の内層
と、親水剤が付着された特定の外層とを組み合わせるこ
とにより、熱水の透過に一定時間を必要とし、これによ
り蒸らし時間を確保することができるため、熱水の注ぎ
量や蒸らし時間を考慮することなく、一度の給湯で簡便
に美味しいレギュラーコーヒー粉末、紅茶、日本茶等の
成分を安定して抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能性フィルターに注がれた熱水が落
下を開始する状況説明図。
【符号の説明】
1…機能性フィルター、2…熱水、3…内層、3a…結
露水で濡れた内層、4…外層、4a…結露水で濡れた外
層、5…結露水、6…内層と外層の間隙、7…水蒸気の
通過方向、8…落下滴、8a…熱水流。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月19日(2001.3.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】疎水性極細繊維不織布の耐水圧が2kPa
未満では、抽出用熱水を一度にフィルター内に注ぎ入れ
ると、熱水が内層を通過し易くなり、蒸らし時間を確保
することができない。抽出用熱水の量は、既存のカップ
の容量に応じ、一般には1 50〜200cc程度である
が、不織布の耐水圧が2kPa以上であれば、抽出用熱
水を一度に注ぎ入れても内層を通過して漏れ出ることは
ない。また疎水性極細繊維不織布の平均繊維径が0.1
μm未満、目付が100g/m2 を超え、さらに厚み
mmを超えると、耐水圧は大きくなるが、水蒸気の透
過性や通気性が低下し、一定時間後に発現する熱水の透
過性が低下する。また平均繊維径が6μmを超え、目付
が5g/m2 未満で、厚みが0.05mm未満では、耐
水圧が小さくなり、熱水の透過性がよくなり過ぎて熱水
を一時的に貯留することができなくなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // D06M 101:16 D06M 101:16 (72)発明者 加藤 哲雄 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号 旭化成株式会社内 (72)発明者 北村 寛 大阪府大阪市中央区瓦町1丁目2−13 (72)発明者 高橋 俊光 愛知県名古屋市中区錦2丁目16−8 Fターム(参考) 4B004 AA03 BA22 CA02 4D019 AA03 BA13 BB03 BB10 BC13 4L033 AA04 AB07 AC04 AC07 BA21 4L047 AA13 AA19 AB02 AB07 AB10 BA23 CA05 CA19 CB07 CC12 EA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層と外層を積層してなる通気性を有す
    るフィルターであって、該内層は、平均繊維径0.1〜
    6μm、目付5〜100g/m2 および厚み0.05〜
    1mmを有する、耐水圧が2kPa以上の疎水性極細繊
    維不織布からなり、前記外層は、親水剤が付着された合
    成繊維不織布からなることを特徴とする機能性フィルタ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記親水剤の付着量が0.1〜1 0g/
    2 であることを特徴とする請求項1に記載の機能性フ
    ィルター。
  3. 【請求項3】 前記内層と外層の間に、該内層よりも通
    気性が大きく、平均繊維径が10〜100μm、厚みが
    0.05〜1mmである合成繊維不織布を中間層として
    配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の機
    能性フィルター。
  4. 【請求項4】 前記機能性フィルター上に深さ20〜1
    00mmに達するまで熱水を注いだ場合、該熱水が該フ
    ィルターを通過して落下開始するまでの時間が5〜18
    0秒であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の機能性フィルター。
  5. 【請求項5】 前記機能性フィルターが、熱プレス成形
    により一体成形された容器形状を有することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の機能性フィルター。
  6. 【請求項6】 前記内層、中間層および外層が、接着剤
    または熱エンボス加工により部分的に接着されているこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の機能性
    フィルター。
JP2001034317A 2001-02-09 2001-02-09 抽出用フィルター Expired - Fee Related JP4656618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001034317A JP4656618B2 (ja) 2001-02-09 2001-02-09 抽出用フィルター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001034317A JP4656618B2 (ja) 2001-02-09 2001-02-09 抽出用フィルター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002233720A true JP2002233720A (ja) 2002-08-20
JP4656618B2 JP4656618B2 (ja) 2011-03-23

Family

ID=18897947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001034317A Expired - Fee Related JP4656618B2 (ja) 2001-02-09 2001-02-09 抽出用フィルター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4656618B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008528847A (ja) * 2005-01-07 2008-07-31 エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンス テクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング 排気ガスから粒子を除去する方法、そのための繊維プライおよび粒子フィルタ
CN100453014C (zh) * 2006-07-20 2009-01-21 宁波沁园集团有限公司 超滤亲水膜防二次污染饮水机
JP2011072911A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toyobo Co Ltd 空気清浄用フィルタ
JP2011162904A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Unitika Ltd 成型体
JP2014509233A (ja) * 2011-10-13 2014-04-17 ケイ‐フィー システム ゲーエムベーハー ポーションカプセルを使用した飲料製造用ポーションカプセル
JP2017080058A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 山中産業株式会社 飲料抽出用フィルタ
JP2018099032A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 花王株式会社 コーヒー抽出液の製造方法
WO2018167881A1 (ja) 2017-03-15 2018-09-20 花王株式会社 積層不織布及びその製造方法並びに吸収性物品及び吸汗シート
JP2021192743A (ja) * 2020-06-08 2021-12-23 株式会社ニチエイ ジェル状化粧シートの製造方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6422315A (en) * 1987-07-16 1989-01-25 Asahi Chemical Ind Air cleaning filter
JPH04180808A (ja) * 1990-11-13 1992-06-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 成形フィルター
JPH06284972A (ja) * 1993-03-30 1994-10-11 Fuiruko Kk 缶入りコーヒーパック
JPH07136066A (ja) * 1993-11-11 1995-05-30 Asahi Chem Ind Co Ltd 容器状多層フィルタ
JPH08150080A (ja) * 1994-11-30 1996-06-11 Asahi Chem Ind Co Ltd 簡易抽出フィルター
JPH09108515A (ja) * 1995-10-18 1997-04-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 容器状液体フィルタおよびその製造方法
JPH11342078A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Asahi Chem Ind Co Ltd 抽出用フィルター
JP2000117026A (ja) * 1998-10-16 2000-04-25 Inax Corp 浴槽水循環濾過用の濾布
JP2000201823A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Key Coffee Inc カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6422315A (en) * 1987-07-16 1989-01-25 Asahi Chemical Ind Air cleaning filter
JPH04180808A (ja) * 1990-11-13 1992-06-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 成形フィルター
JPH06284972A (ja) * 1993-03-30 1994-10-11 Fuiruko Kk 缶入りコーヒーパック
JPH07136066A (ja) * 1993-11-11 1995-05-30 Asahi Chem Ind Co Ltd 容器状多層フィルタ
JPH08150080A (ja) * 1994-11-30 1996-06-11 Asahi Chem Ind Co Ltd 簡易抽出フィルター
JPH09108515A (ja) * 1995-10-18 1997-04-28 Asahi Chem Ind Co Ltd 容器状液体フィルタおよびその製造方法
JPH11342078A (ja) * 1998-06-03 1999-12-14 Asahi Chem Ind Co Ltd 抽出用フィルター
JP2000117026A (ja) * 1998-10-16 2000-04-25 Inax Corp 浴槽水循環濾過用の濾布
JP2000201823A (ja) * 1999-01-19 2000-07-25 Key Coffee Inc カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008528847A (ja) * 2005-01-07 2008-07-31 エミテック ゲゼルシヤフト フユア エミツシオンス テクノロギー ミツト ベシユレンクテル ハフツング 排気ガスから粒子を除去する方法、そのための繊維プライおよび粒子フィルタ
US8012244B2 (en) 2005-01-07 2011-09-06 Emitec Gesellschaft Fuer Emissionstechnologie Mbh Method of removing particulates from exhaust gases, and corresponding fiber layer, particulate filter, exhaust system and vehicle
CN100453014C (zh) * 2006-07-20 2009-01-21 宁波沁园集团有限公司 超滤亲水膜防二次污染饮水机
JP2011072911A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Toyobo Co Ltd 空気清浄用フィルタ
JP2011162904A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Unitika Ltd 成型体
KR20140076526A (ko) * 2011-10-13 2014-06-20 카-페 시스템 게엠베하 분할 캡슐로 음료를 생성하기 위한 분할 캡슐
JP2014509233A (ja) * 2011-10-13 2014-04-17 ケイ‐フィー システム ゲーエムベーハー ポーションカプセルを使用した飲料製造用ポーションカプセル
US9409703B2 (en) 2011-10-13 2016-08-09 K-Fee System Gmbh Portion capsule for producing a beverage using a portion capsule
KR101961084B1 (ko) 2011-10-13 2019-03-25 카-페 시스템 게엠베하 1인분 캡슐로 음료를 생성하기 위한 1인분 캡슐
JP2017080058A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 山中産業株式会社 飲料抽出用フィルタ
JP2018099032A (ja) * 2016-12-19 2018-06-28 花王株式会社 コーヒー抽出液の製造方法
WO2018167881A1 (ja) 2017-03-15 2018-09-20 花王株式会社 積層不織布及びその製造方法並びに吸収性物品及び吸汗シート
JP2021192743A (ja) * 2020-06-08 2021-12-23 株式会社ニチエイ ジェル状化粧シートの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4656618B2 (ja) 2011-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
NO124547B (ja)
CN109642378B (zh) 纺粘无纺布及其制造方法
JP2002233720A (ja) 機能性フィルター
JP2004154760A (ja) フイルター用不織布および抽出パック
US20090155556A1 (en) Air-laid sheet for food extraction
JP3922800B2 (ja) 抽出用フィルター
CN111674136B (zh) 一种防护口罩及其制备方法
JP4368066B2 (ja) 蒸らし機能付き抽出用フィルター
JP3560262B2 (ja) 容器状液体フィルタおよびその製造方法
JP5778416B2 (ja) 抽出器用の抽出フィルター
JP4671883B2 (ja) 食品液抽出用複合繊維シート
EP3362378B1 (en) Capsule containing a product to be extracted
WO2003048438A1 (en) Seeping sheet
JP2017186069A (ja) 食品用フィルター
JP2014218766A (ja) フィルター用不織布
JP5057396B2 (ja) 内容物の視認性に優れた包装用不織布シート
JP4139141B2 (ja) 筒状フィルター及びその製造方法
JP4521718B2 (ja) 食品抽出用複合エアレイドシート
JP4539908B2 (ja) 食品抽出用合繊エアレイド複合シート
JP6792258B2 (ja) コーヒードリップ用フィルター及びコーヒードリップバッグ
JPH11292133A (ja) 食品用包装シート
JPH08150080A (ja) 簡易抽出フィルター
JPH0253903A (ja) 不織布接着芯地
CN110192683A (zh) 一种自粘型衬布
JP7174972B2 (ja) 抽出用シート材および抽出用バッグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080124

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20080124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101005

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101220

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4656618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees