JP2000201823A - カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ - Google Patents

カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ

Info

Publication number
JP2000201823A
JP2000201823A JP11010761A JP1076199A JP2000201823A JP 2000201823 A JP2000201823 A JP 2000201823A JP 11010761 A JP11010761 A JP 11010761A JP 1076199 A JP1076199 A JP 1076199A JP 2000201823 A JP2000201823 A JP 2000201823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
extraction bag
support member
continuous
side edge
extraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11010761A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Ota
敬二 太田
Yoshikazu Suzuki
嘉一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanaka Industry Co Ltd
Key Coffee Inc
Original Assignee
Yamanaka Industry Co Ltd
Key Coffee Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamanaka Industry Co Ltd, Key Coffee Inc filed Critical Yamanaka Industry Co Ltd
Priority to JP11010761A priority Critical patent/JP2000201823A/ja
Publication of JP2000201823A publication Critical patent/JP2000201823A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップ上載置式支持部材を容易に拡開し、か
つ抽出バッグ部材上端を開口して、カップ上に安全に載
置でき、ドリップ抽出と浸漬抽出とを連続的に施すこと
ができる支持具付嗜好飲料抽出バッグの提供。 【解決手段】 前面部、背面部を有する支持部材の一側
縁端のみを連続させ、この支持部材の内側に、抽出バッ
グ部材の上部を挿入接着し、支持部材の前・背両面部の
上端部分に、それを内側に折り込み可能にする折れ目、
ミシン目、又は切り込みを形成し、抽出バッグ部材の左
右側面部のうち支持部材の連続側縁端から遠い側面部の
幅を、近いものの幅よりも大きくして、前記支持部材の
連続側縁部上端部を内側に折り込むことにより、支持部
材前・背両面部を、連続側縁端を軸として蝶番状に拡開
できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカップ上載置式支持
具付嗜好飲料抽出バッグに関するものである。更に詳し
く述べるならば、本発明は、嗜好飲料抽出バッグを、そ
の使用まで開口部を、衛生的に保護して保管し、その使
用に際しては支持具を容易に拡開し、かつ抽出バッグを
開口し、開口した抽出バッグをカップ上に、支持具を介
して、安定に、かつ安全に載置し、衛生的にドリップ式
抽出操作を行うことができる嗜好飲料抽出バッグに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コーヒーなどの嗜好飲料をドリッ
プ方式で抽出するに際し、抽出バッグと、その支持具か
らなる使いすて抽出バッグの使用が普及している。例え
ば、実公平5−13324号には、二重に重なり合う帯
紙片の間に、濾紙袋体を挿入接着し、帯紙片の折り目の
中程に、内側に折り曲げ可能な切り込みにより形成され
た拡開片を設け、この拡開片を内側に押し込むことによ
って、帯紙片およびその間の濾紙袋体を開口し得るよう
にした、濾過具が開示されている。また、実公昭60−
7622号公報には、矩形厚紙の中央部に穴をあけて、
これに抽出バッグを取りつけ、矩形厚紙の左右端部に、
カップ上縁と係合する、係止脚片を、切り込みによって
形成し、矩形厚紙を湾曲して、その左右端部の係止脚片
をカップ上縁部に係合させるコーヒー濾過器が開示され
ている。
【0003】さらに、実公昭57−10270号公報に
は、矩形状角筒を形成し得る枠体の内側に、濾過バッグ
を取りつけ、この角筒体をカップ上に載置するようにし
た、コーヒー濾過器が開示されている。上記のような従
来の支持具付抽出バッグは、その開口の際に、手指が、
抽出バッグに触れやすく、開口された支持具および抽出
バッグの開口状態を一定に保持することが難しく、か
つ、支持具の載置状態が不安定であり安全性を欠くなど
の問題点があった。
【0004】さらに、特開平9−131263号には、
折りたたまれた2枚の長方形シートからなる支持体の内
側に、抽出バッグを接着保持し、この支持具の上方に伸
び出た左右両上端部を、内側に折り込むことによって、
支持具を舟形に拡開し、それと同時に、抽出バッグを開
口する支持具付嗜好性飲料バッグが開示されている。こ
のような拡散式支持具は、拡開開口が容易であり、支持
体が、カップ上に安定にかつ衛生的に載置されるという
利点があるが、抽出バッグの開口状態を、抽出液の注加
に便利なように改良し、支持具の拡開操作をより簡易に
し、さらに抽出バッグと支持具の複合構造をより単純化
し、包装袋の一層の小型化を可能にすることなどの要望
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、支持具付嗜
好飲料抽出バッグを、その使用時まで、開口部を衛生的
に保護して保管し、その使用に際しては、簡単な操作
で、支持具を拡開し、かつ抽出バッグを開口し、カップ
上に抽出バッグを安定に、かつ安全に載置支持すること
ができ、さらに、ドリップ方式により、衛生的に、安全
に、かつ容易に抽出操作を施すことができるカップ上載
置式支持具付嗜好飲料抽出バッグを提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のカップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ
(1)は、嗜好飲料用被抽出材料を収容し、上端を封止
されている濾過性シート製抽出バッグ部材と、この抽出
バッグ部材を支持する支持部材とを有し、前記支持部材
が、互いに対向する前面部及び背面部を有し、これら前
・背面部はその一側縁端のみにおいて互いに連続し、他
側縁端は互いに非連続であり、かつ、これら前・背面部
の連続側縁部の上端隅部に、この部分を内側に折り込む
ための切り込み、ミシン目、又は折り目線が形成されて
おり、前記支持部材の前・後両面部の連続側縁部の上端
隅部に切り欠きが形成されており、前記抽出バッグ部材
が、互いに、対向する前面部及び背面部と、これら両面
部の左右側縁端に連続し、かつ内側に折り込まれている
左右両側両面部と、並びに前記前・背面部及び左右両側
両部の下端を一体に接合して形成された底部とを有し、
前記抽出バッグ部材の前・背両面部は、それぞれその上
部において前記支持部材の前・背両面部裏面の中央部に
接着されており、かつ前記抽出バッグ部材の左右両側面
部のうち、前記支持部材の前・背両面部の連続側縁端か
ら遠い側面部の幅が、前記連続側縁端に近い側面部の幅
よりも大きく、前記抽出バッグ部材の上端部の封止を開
放し、前記支持部材の前・背両面部の連続側縁部の上端
隅部を内側に折り込むことにより、前記支持部材の前・
背両面部を・その連続側縁端を軸として拡開し、かつ前
記抽出バッグ部材の上端を開口することができる、こと
を特徴とするものである。本発明のカップ上載置式支持
具付嗜好飲料抽出バッグ(2)は、嗜好飲料用被抽出材
料を収容し、上端を封止されている濾過性シート製抽出
バッグ部材と、この抽出バッグ部材を支持する支持部材
とを有し、前記支持部材が、互いに対向する前面部及び
背面部を有し、これら前・背面部はその一側縁端のみに
おいて互いに連続し、他側縁端は互いに非連続であり、
かつ、これら前・背面部の連続側縁部が、前記抽出バッ
グ部材の外側において上方は伸び出し、この伸び出し上
端部はその上端において互いに連続していて、この伸び
出し上端部には、それを、この伸び出し上端部の、連続
していない側縁端から内側に折り込むための切り込み、
ミシン目、又は折り目線が形成されており、前記抽出バ
ッグ部材が、互いに、対向する前面部及び背面部と、こ
れら両面部の左右側縁端に連続し、かつ内側に折り込ま
れている左右両側両面部と、並びに前記前・背面部及び
左右両側両部の下端を一体に接合して形成された底部と
を有し、前記抽出バッグ部材の前・背両面部は、それぞ
れその上部において前記支持部材の前・背両面部裏面の
中央部に接着されており、かつ前記抽出バッグ部材の左
右両側面部のうち、前記支持部材の前・背両面部の連続
側縁端から遠い側面部の幅が、前記連続側縁端に近い側
面部の幅よりも大きく、前記抽出バッグ部材の上端部の
封止を開放し、前記支持部材の前・背両面部の連続側縁
部の伸び出し部をその連続していない側縁端から内側に
折り込むことにより、前記支持部材の前・背両面部を・
その連続側縁端を軸として拡開し、かつ前記抽出バッグ
部材の上端を開口することができる、ことを特徴とする
ものである。本発明のカップ上載置式支持具付嗜好飲料
抽出バッグ(3)は、嗜好飲料用被抽出材料を収容し、
上端を封止されている濾過性シート製抽出バッグ部材
と、この抽出バッグ部材を支持する支持部材とを有し、
前記支持部材が、互いに対向する前面部及び背面部を有
し、これら前・背面部はその一側縁端のみにおいて互い
に連続し、他側縁端は互いに非連続であり、かつ、これ
ら前・背面部の連続側縁部の、前記抽出バッグの外側に
ある部分に、その上端から内側の向って伸びる切り込み
又は切り欠き部が形成され、前記連続側縁部の、前記切
り込み又は切り欠きの外側にある折り込み部には、これ
を、この折り込み部の、前記切り込み又は切り欠きに対
向している非連続側縁端から内側に向かって折り込むた
めの切り込み、ミシン目、又は折り目線が形成されてお
り、前記抽出バッグ部材が、互いに、対向する前面部及
び背面部と、これら両面部の左右側縁端に連続し、かつ
内側に折り込まれている左右両側両面部と、並びに前記
前・背面部及び左右両側両部の下端を一体に接合して形
成された底部とを有し、前記抽出バッグ部材の前・背両
面部は、それぞれその上部において前記支持部材の前・
背両面部裏面の中央部に接着されており、かつ前記抽出
バッグ部材の左右両側面部のうち、前記支持部材の前・
背両面部の連続側縁端から遠い側面部の幅が、前記連続
側縁端に近い側面部の幅よりも大きく、前記抽出バッグ
部材の上端部の封止を開放し、前記支持部材の前・背両
面部の連続側縁部の上端連続部を、前記切り込み又は切
り欠き部からを内側に折り込むことにより、前記支持部
材の前・背両面部を・その連続側縁端を軸として拡開
し、かつ前記抽出バッグ部材の上端を開口することがで
きる、ことを特徴とするものである。本発明の抽出バッ
グ(1),(2)又は(3)において、前記抽出バッグ
部材の下部が、前記支持体の下端よりも下方に伸び出て
いることが好ましい。本発明は抽出バッグ(1),
(2)又は(3)において、前記支持部材の前・背両面
部の連続側縁部の下端隅部に切り欠きが形成されていて
もよい。本発明の抽出バッグ(1),(2)又は(3)
において、前記支持部材の前・背両面部の連続側縁部
が、その下端から下向きに伸び出ている下端突起部を有
することが好ましい。本発明の抽出バッグ(1),
(2)又は(3)において、前記支持部材の前・背両面
部の、互いに連続していない両側縁部が、それぞれその
下端からが下向きに伸び出ている下端突起部を有するこ
とが好ましい。本発明の抽出バッグ(1),(2)又は
(3)において、前記支持部材の前・背面部下端部の、
前記抽出バッグ部材の外側に位置する左右両下端部分
に、この左右両下端部の折り曲げを可能にする切り込
み、ミシン目及び/又は折り目が形成されていてもよ
い。本発明の抽出バッグ(1),(2)又は(3)にお
いて、前記抽出バッグ部材の上端部が、剥離可能に接着
されて封止されていてもよい。本発明の上記抽出バッグ
(1),(2),(3)において、前記抽出バッグ部材
の、剥離可能に接着された前・背面部上端部が、それか
ら外側に伸び出ている剥離開口用突起部を有していても
よい。本発明の抽出バッグ(1),(2)又は(3)に
おいて、前記抽出バッグの封止上端部が、前記支持部材
の前・背両面の上端より上に伸びていて、この伸び出し
部に上端部切り取り開口用ミシン目が形成されていても
よい。本発明の抽出バッグ(1),(2)又は(3)に
おいて、前記抽出バッグ部材が前記支持部材の前・背両
面部の上端より上に伸び出ている封止上端部を有し、か
つ前記支持部材の前・背両面部に、その上端より上に伸
び出て、前記抽出バッグ部材の封止上端部を被覆しかつ
それに接着されている被覆伸び出し部が形成されてお
り、この支持部材の被覆伸び出し部及びそれに挟まれた
前記抽出バッグの封止上端部に、これらを切り取って、
前記抽出バッグの封止上端を開口するためのミシン目が
形成されていてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のカップ上載置式支持具付
嗜好飲料抽出バッグに収容され抽出される嗜好飲料の種
類には格別の限定はないが、コーヒー、紅茶、ココア、
ウーロン茶、緑茶、麦茶、昆布茶などが包含される。こ
れらのなかでも、コーヒーを用いることが好ましい。
【0008】本発明のカップ上載置式支持具付嗜好飲料
抽出バッグ(1)の構成を、図1に示された一実施態様
の正面説明図により説明する。図1に示されている、カ
ップ上載置式支持具付抽出バッグ1は、嗜好飲料用被抽
出材料を収容し、上端を封止されている濾過性シート製
抽出バッグ部材2と、このバッグ部材2を支持している
支持部材3とを有するものである。
【0009】図1,3,4において、支持部材3は、互
いに対向する前面部4aおよび背面部4bとを有し、こ
れらの前・背面部4a,4bは、その一側縁端5aのみ
において互いに連続していて、他の側縁端5b,5cは
互いに非連続である。またこれら前・背面部4a,4b
の連続側縁部6a,6bの上端隅部6a−1,6b−1
にこの部分を、その上端隅から内側に向って折り込むた
めの切り込み、ミシン目、又は折り目線7a,7bが形
成されている。また図1,2,3,4において、抽出バ
ッグ部材2は、濾過性シートにより形成され、互いに対
向している前面部2aおよび背面部2bを有し、これら
両面部2a,2bの左右側縁端は左右両側縁部2c,2
bに連続し、この左右側面部は内側に折り込まれて「ま
ち」を形成しており、これら前・背両面部及び左右両側
面部の下端は一体に接合されて底部2eが形成されてい
る。この抽出バッグ部材2の上端は、嗜好飲料用被抽出
材料が収容された後に、接合封止される。この接合封止
は、例えば図1に示されているように、剥離可能な接着
域11によりなされていてもよい。
【0010】抽出バッグ部材2の前・背両面部2a,2
bは、図1に示されているようにそれぞれその上部にお
いて、支持部材3の前・背両面部4a,4bの裏面の中
央部に、例えば、図1に示されている接着域12におい
て、接着される。抽出バッグ部材の底部は、図2(A)
に示されているように前・背両面部と左右側面部の下端
を、直接接合して形成されてもよいし、或は、前・背両
面部、左右側面部に連続する底面部を設けて形成しても
よい。
【0011】本発明の抽出バッグに用いられる抽出バッ
グ部材2は、図2(A)及び(B)に示されているよう
に、その左右両側面部2c,2dのうち、支持部材3の
前・背面部の連続側縁端5aから遠い側面部2cの幅X
cが、近い側面部2dの幅Xdよりも大きく形成されて
いる。
【0012】図1,2(A),(B)に示されている構
成を有する支持具付抽出バッグにおいて、その抽出バッ
グ部材2の上端の封止を開放し、図3、及び4に示され
ているように支持部材2の前・背両面部の連続側縁部6
a,6bの上端隅部6a−1,6b−1を、そこに設け
られた切り込み、ミシン目又は折り目線7a,7bに沿
って、その上端隅から内側に向って、折り込むことによ
って、支持部材の前・背両面部4a,4bを、その連続
側縁端5aを軸として、蝶番状に拡開し、かつ抽出バッ
グ部材2の上端を開口することができ、かつこの拡開・
開口状態を、連続側縁部6a,6bの折り込まれた上端
隅部6a−2,6b−2により固定し保持することがで
きる。抽出バッグ部材2の上端が、接着域11において
剥離可能に接着されている場合には、予じめ支持部材3
の非連続側縁部5b,5cを、離間させて、上記接合を
剥離してもよく、或は、上端隅部6a−1,6b−1の
折り込みによって、支持部材3の前・背面部を拡開する
ことにより、抽出バッグ部材2上端の接合封止を剥離し
てもよい。
【0013】このように拡開、開口された抽出バッグが
カップ上に載置されたとき、支持部材3の前・背両面部
4a,4bは、その蝶番状拡開状態を、連続側縁部6
a,6bの折り込まれた連続上端隅部6a−2,6b−
2により固定保持され、それとともに、支持部材3の前
・背両面部は、これを互いに連続させている連続側縁端
5aの非折り込み部分、及び抽出バッグ部材2と前・背
面部2a,2bとの接着域12における接着により、カ
ップの開口上端面に対し、ほゞ垂直に保持される。
【0014】また、抽出バッグ部材2の左右両側面部2
c,2dの幅Xc,Xdは、支持部材3の連続側縁端5
aから遠い側面部2cの幅Xcが、近い側面部2dの幅
Xdよりも大きくなるように設定されていて、支持部材
3の前・背両面部4a,4bが連続側縁端5aを軸とし
て蝶番状に拡散する状況に適合することができる。すな
わち、本発明の支持具付抽出バッグにおいて、支持部材
の蝶番状拡開により抽出バッグ部材は、その上端部を十
分に開口することができ、かつ、この十分に開口した抽
出バッグ部材が、支持部材の拡開した前・背両面部をほ
ゞ垂直な状態に保持することができる。
【0015】図1〜4に記載の本発明の支持具付抽出バ
ッグ(1)において、支持部材3の連続側縁部6a,6
bの上端隅に切り欠き9が設けられている。このよう
に、上端隅の角(かど)を除去することにより、この上
端隅部6a−1,6b−1を折り込むとき、この角(か
ど)により手指に痛みを感ずることを避けることがで
き、かつ折り込みを容易にすることができる。
【0016】図1,4に示されているように、抽出バッ
グ部材の下部は、支持部材の前・背両面部の下端よりも
下方に伸び出ていることが好ましい。このようにする
と、抽出操作の際に、抽出バッグ部材中に収容された被
抽出材料は、抽出バッグ部材の上端開口部から抽出用液
体(熱湯など)を注入することによるドリップ抽出を受
け、抽出液が、カップ内にたまり、抽出バッグ部材の下
部が、この抽出液中に浸漬されると、被抽出材料は、抽
出液により浸漬抽出により、更に抽出を受ける。このよ
うなドリップ抽出と浸漬抽出とにより抽出液の品質を一
層向上させることができる。
【0017】図1,4に示された本発明の支持具付抽出
バッグの一態様において、支持部材3の前・背両面部4
a,4bの連続側縁端部5aが、その下端から下向きに
伸び出している下端突起部8aを有している。また、支
持部材前・背両面部4a,4bの非連続側縁端部5b,
5cが、それぞれ、その下端から下向きに伸び出してい
る下端突起部8b,8cを有していてもよい。このよう
な下端突起部8a,8b,8cは、支持具付抽出バッグ
を拡開、開口してカップ上に載置したとき、支持部材の
水平方向の移動を抑制し、それがカップから滑り落ちる
ことを防止し抽出操作中の事故を防止することができ
る。
【0018】また、図13に示されているように、支持
部材3の前・背両面部4a,4bの下端中央部に下向き
に伸び出た中央下垂部30を形成し、それによりカップ
上に載置された支持具付抽出バッグの横方向の移動を抑
制し、抽出操作中の事故を防止することもできる。
【0019】本発明のカップ上載置式支持具付嗜好飲料
抽出バッグ(2)は、前記支持具付抽出バッグ(2)と
同様の構成を有するものであるが、下記事項を改変した
ものである。図5及び6において、支持部材3の前・背
両面部4a,4bの連続側縁部6a,6bが、抽出バッ
グ部材2の外側において、上方に伸び出し、この前・背
両面部の伸び出し上端部13a,13bの上縁端14
は、互いに連続している。この前・背両面部の伸び出し
上端部13a,13bの各々には、それを、この伸び出
し上端部の連続していない側縁端14a,14bから内
側に向って、折り込むための、1本以上の切り込み、ミ
シン目、又は折り目線7a,7bが形成されている。
【0020】上記伸び出し部13を、その切り込み、ミ
シン目、又は折り目線7に沿って、図6に示されている
ように折り込むと、支持部材3の前・背面部4a,4b
は、連続側縁端5a2軸として蝶番状に拡開し、抽出バ
ッグ部材2の上端を開口し、この拡開、開口状態は、伸
び出し部13の折り込まれた部分13a−1,13b−
1により固定保持される。
【0021】図5において、抽出バッグ部材2は、その
一例として、その封止された上端部分が支持部材の前・
背面部4a,4bの中央部上端より上に伸び出ていて、
この部分に切り取り用ミシン目26が形成されている。
このような態様の支持具付抽出バッグにおいては、その
抽出バッグ部材2の上端部分を、ミシン目26に沿って
切り取って、抽出バッグ部材2の上端の封止を開放し、
次に、支持部材3を、上記のように拡開すればよい。
【0022】本発明の支持具付抽出バッグ(3)は、前
記支持具付抽出バッグ(1)と同様の構成を有している
が、下記の事項において改変されている。図7及び8に
示されているように、支持部材3の前・背両面部4a,
4bの、抽出バッグ部材2の外側にある連続側縁部6
a,6bにおいて、この連続側縁部6a,6bの上端1
6から内側に向って伸びる切り込み又は切り欠き15が
形成され、それによって、支持部材3の前・背面部4
a,4bの連続側縁部6a,6bに上端部6a−1,6
b−1が形成される。この上端部6a−1,6b−1は
その上端16において連続しているが、その切り込み又
は切り欠き15に対向している側縁部16a,16b
は、互いに非連続である。連続上端部6a−1,6b−
1の各々には、これを下向きに折り込むための切り込
み、ミシン目、又は折り目線7a,7bが、切り込み又
は切り欠き15に対向している側縁部16a,16bの
下端から、連続上端16に向って形成されている。
【0023】抽出バッグ部材2の上端封止部11を開
き、上記連続上端部6a−1,6b−1を、その切り込
み、ミシン目、又は折り目線7a,7bに沿って折り込
めば、図8に示されているように、この折り込まれた連
続上端部6a−2,6b−2により、支持部材の前・背
面部4a,4bは、連続側縁端5aを軸として蝶番状
に、拡開し、また、それに伴って抽出バッグ部材2の上
端も開口する。
【0024】本発明の支持具付抽出バッグにおいて、図
9に示されているように、支持部材の前・背両面部4
a,4bの、抽出バッグ部材2の外側に位置する左右下
端部23a,23bに、これを折り曲げ可能にするよう
に、下端から内側に向う切り込み又はミシン目21a,
21b,21c、および、これら切り込み、又はミシン
目の上端から、前・背両面部の下端に平行なミシン目又
は折り曲げ線22a,22bを形成してもよい。このよ
うにすると、この左右下端部23a,23bは、図9及
び10に示されているように、ミシン目又は切り込み2
1a,21b,21cを切り、ミシン目又は折り目線2
2a,22bに折り曲げることができる。或は左右下端
部23a,23bを切り取ってもよい。すなわち、マグ
カップのような深底カップ24を用いて抽出を実施する
場合、抽出バッグ部材の下部が抽出液に十分に浸漬せ
ず、従って浸漬抽出が十分に行われないことがあるが、
このような場合には、支持部材3の左右下端部23a,
23bを図10に示すように折り曲げて、抽出バッグ部
材2の位置を下げ、抽出液24a中に十分浸漬するよう
にすることができる。このとき、支持部材前・背両面部
の下端中央部23cは、左右折り曲げ下端部23a,2
3bが折り曲げられると、中央下垂部を形成して、カッ
プ内に入るから、支持部材の水平方向の移動を抑制して
カップから外れることを防止し、抽出操作中の事故を回
避することができる。
【0025】本発明の支持具付抽出バッグにおいて、抽
出バッグ部材の上端が剥離可能に接合封止される場合、
この剥離可能接合に用いられる接着剤は、ポリオレフィ
ン系、変性ポリオレフィン系、低融点共重合ポリエステ
ル系、エチレン一酢酸ビニル共重合体系などのホットメ
ルト性樹脂などから選ぶことができ、この接着剤は20
0〜5000mg/m2 の塗布量で用いられることが好ま
しい。また抽出バッグ部材を形成する濾過性シートが、
熱可塑性重合体繊維(例えば、ポリプロピレン繊維、又
はポリエチレン繊維など)を含む場合には、これらの熱
可塑性重合体繊維同士を軽く熱融着させてもよい。
【0026】本発明の支持具付抽出バッグにおいて、抽
出バッグ部材の上端が、剥離可能に接合封止される場
合、図11に示されているように抽出バッグ部材2の剥
離可能に接着された前・背両面部4a,4bの各々にそ
の上端から外側に伸び出ている剥離開口用突起部25
a,25bが形成されていてもよい。この抽出バッグ部
材の接着封止上端は、突起25a,25bを、外側に向
って引張ることによって容易に開口する。
【0027】本発明の支持具付抽出バッグにおいて、図
12に示されているように、抽出バッグ部材2の上端部
が支持部材3の前・背両面部4a,4bの上端縁よりも
上に伸び出ている封止上端部27を有し、また、支持部
材3の前・背両面部4a,4bも、それぞれ、その上端
縁より上に伸び出し、前記封止上端部27を被覆してい
る被覆伸び出し部28を有し、この支持部材の被覆伸び
出し部28、及びそれに挟まれた前記抽出バッグ部材の
封止上端部27に、これらを切り取って前記抽出バッグ
部材の封止上端を開口するためのミシン目29が形成さ
れていてもよい。前記支持部材3の被覆伸び出し部28
と前記抽出バッグ部材の封止上端部27とは、互いに接
着されていなくてもよいが、例えば、図12に示されて
いるように、これらを接着域27aにおいて互いに接着
しておくと、両者の間の滑りがないため、ミシン目に沿
う切り取り操作が容易かつ確実になる。上記のように、
支持部材3の前・背両面部に、抽出バッグ部材2の封止
上端部27を被覆する被覆伸び出し部28を設けること
により封止上端部27に直接手指を触れることなく、こ
れを被覆伸び出し部28とともに衛生的に切り取ること
ができる。
【0028】本発明の支持具付抽出バッグにおいて、図
13に示されているように、支持部材3の前・背両面部
4a,4bの連続側縁端5a及び非連続側縁端5b,5
cには、下部突起部が形成されていなくてもよく、ま
た、必要により、支持部材3の前・背両面部4a,4b
の下端中央部に、中央下垂部30が設けられていてもよ
い。この中央下垂部30は、カップ上に載置された支持
具付抽出バッグが水平方向に移動して、カップから外れ
てしまうことを防止するのに有効なものである。また図
13に示されているように、支持部材の前・背両面部の
連続側縁端5aの下端隅部に切り欠き31を形成しても
よい。このような下端隅部の切り欠き31は拇指により
上端隅部の切り欠き9を押して、支持部材を拡開すると
き、人指指又は中指をこの下端隅部切り欠き31に係合
して、上記拡開操作を容易にすることができる。
【0029】本発明の支持具付抽出バッグにおいて、抽
出バッグ部材を形成する濾過性シート材料は、被抽出材
料の種類、粒度、および抽出特性などに応じて適宜に選
択することができるが、単繊維繊度が0.2デニール以
下の微細繊維を含む不織布を含むことが好ましい。特
に、被抽出材料がコーヒーである場合、コーヒー微粉末
が透過せず、かつ抽出液中の油脂分を、適宜に吸着除去
し、コーヒー抽出液面に油脂分が浮上しないものである
ことが好ましい。このような濾過性シート用不織布とし
ては、親油性(疎水性)ポリマー、例えばポリエチレ
ン、およびポリプロピレンのようなポリオレフィンから
なる微細繊維不織布であることが好ましく、この不織布
は、他の支持層形成用不織布、例えば、濾過紙シートと
積層されていてもよい。本発明の抽出バッグ部材の形成
に好ましい濾過性シートの一例として、繊度0.05デ
ニールのポリプロピレンメルトブロー繊維からなり、目
付20g/m2 、厚さ約0.23mmの不織布が用いられ
る。この不織布には、エンボスによる繊維融着部が、形
成されていてもよい。
【0030】本発明に用いられる支持部材は、抽出操作
中の抽出バッグ部材を安全に保持することができ、かつ
支持部材の引き裂き操作、および開口操作が容易で、し
かも開口操作後は、この形状を保持し得る剛性を有する
シート材料により形成されることが好ましく、このよう
なシート材料としては、厚さ50〜300μm程度の厚
紙、又はプラスチックシート、特に発泡プラスチックシ
ートなどを用いることができるが、一般には、防水層に
より被覆された厚紙を用いることが好ましい。この防水
層の種類には、抽出条件(特に温度)において安定であ
り、支持部材の開口変形により剥離しないものであれば
よく、例えば、ポリエチレン樹脂からなる被覆層であっ
てもよい。
【0031】本発明の支持具付抽出バッグにおいて、支
持部材と、抽出バッグとの接着域における接合の方法、
および種類にも格別の限定はなく、耐水性接着剤(例え
ばエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂)を用いる接着で
あってもよく、或は、熱融着剤による熱融着であっても
よく、或は、支持部材を被覆する防水樹脂層を利用する
熱融着であってもよい。
【0032】本発明の支持具付抽出バッグを、前述のよ
うにして、連続側縁部の上端部を内側に折り込むことに
よりその支持部材の前・背両面部を、拡散し、かつ抽出
バッグ部材の上端を開口し、かつその状態を折り込まれ
た上端部により固定保持することができる。このとき抽
出バッグ部材の、支持部材の前・背両面部の非連続側縁
部に近い側縁部の幅Xcは、連続側縁部に近い側縁部の
幅Xdよりも大きく、しかも支持部材の前・背両面部は
拡開して、その非連続側縁部は、互いに大きく離間して
いるから、抽出バッグ部材の開口部に対する抽出用液の
注加は、互いに大きく離間している支持部材の前・背両
面部の非連続側縁端の間から容易に行うことができる。
【0033】次に開口しているバッグ部材中に、抽出用
液体、例えば熱湯を注入すると、被抽出材料に対し、ド
リップ抽出が施され、香り及び色の良好な抽出液がカッ
プ中に流下し、やがて、カップ中に抽出液がたまり、こ
の抽出液中にバッグ部材の下部が浸漬されると、この抽
出液により被抽出材料に浸漬抽出が施され、抽出液の濃
度がさらに補完される。すなわち、本発明の支持具付抽
出バッグを用いることにより、抽出操作を、ドリップ抽
出及び浸漬抽出の2段階抽出を連続して行うことが可能
になり、抽出効果を一層向上させることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明の支持具付抽出バッグにおいて
は、支持部材、および抽出バッグ部材上端を、一定の形
状に確実に拡開し、開口することができ、かつその拡
開、開口形状を安定に保持することができるので、被抽
出材料に、常に一定の抽出操作を容易に施すことができ
る。また、本発明の支持具付抽出バッグの支持部材をそ
の連続側縁端を軸にして蝶番状に拡散したとき、支持部
材の前・背両面部の非連続側縁端は広く離間するからこ
の離間部から、抽出用液体の注加操作を容易に行うこと
ができる。さらに、本発明の支持具付抽出バッグは、カ
ップ上に安定して載置し保持することができるから、抽
出操作がきわめて安全である。さらに、本発明の支持具
付抽出バッグを用いて抽出操作を行うと、ドリップ抽出
と浸漬抽出とを連続して施すことができ、それによって
抽出された嗜好飲料の味、香り、色などの効果を一層向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持具付抽出バッグ(1)の一実施態
様の構成を示す正面説明図。
【図2】図2(A)は、本発明の支持具付抽出バッグに
用いられる抽出バッグ部材の一実施態様の構成を示す斜
視説明図。図2(B)は、図2(A)の抽出バッグ部材
の開口状態における平面説明図。
【図3】図3は、図1の支持具付抽出バッグを拡開した
ときの平面説明図。
【図4】図4は、図1及び図3の支持具付抽出バッグの
拡開状態の斜視説明図。
【図5】図5は、本発明の支持具付抽出バッグ(2)の
一実施態様の正面説明図。
【図6】図6は、図5の支持具付抽出バッグ(2)の拡
開状態の斜視説明図。
【図7】図7は、本発明の支持具付抽出バッグ(3)の
一実施態様の正面説明図。
【図8】図8は、図7の支持具付抽出バッグを拡開した
状態の斜視説明図。
【図9】図9は、本発明の支持具付抽出バッグの他の態
様の正面説明図。
【図10】図10は、図9の支持具付抽出バッグを深底
カップ(マグカップ)上に載置した状態の一部断面斜視
説明図。
【図11】図11は、本発明の支持具付抽出バッグに用
いられる抽出バッグ部材の一実施態様の部分斜視説明
図。
【図12】図12は、本発明の支持具付抽出バッグの他
の態様の部分正面説明図。
【図13】図13は、本発明の支持具付抽出バッグの他
の態様の部分正面説明図。
【符号の説明】
1,1a,1b…カップ上載置式支持具付抽出バッグ 2…抽出バッグ部材 2a,2b…前・背面部 2c,2d…左右側面部 2e…底部 3…支持部材 4a,4b…支持部材の前・背面部 5a…支持部材の連続側縁端 5b,5c…支持部材の非連続側縁端 6a,6b…支持部材前・背面部の連続側縁部 6a−1,6b−1…連続側縁部の上端隅部(折り込み
前) 6a−2,6b−2…連続側縁部の折り込まれた上端隅
部 7a,7b…上端隅部の折り込み用切り込み、ミシン目
又は折り目線 8a,8b,8c…下端突起部 9…連続側縁部上端隅部の切り欠き 10…被抽出材料 11…抽出バッグ部材の上端の封止接着域 12…抽出バッグ部材と支持部材との接着域 13a,13b…支持部材前背面部の伸び出し上端部 13a−1,13b−1…支持部材前背面部の折り込ま
れた伸び出し上端部 14…伸び出し上端部の連続上端縁 14a,14b…伸び出し上端部の連続していない側縁
端 15…支持部材前背面部の切り欠き 16…支持部材前背面部の上端部の連続上端縁 16a,16b…上端部の非連続側縁端 21a,21b,21c…支持部材前背面部下端部の切
り込み又はミシン目 22a,22b…ミシン目又は折り目線 23a,23b…左右折り曲げ下端部 23c…下端中央部 24…深底カップ(マグカップ) 24a…抽出液 25a,25b…抽出バッグ部材の剥離開口用突起部 26…抽出バッグ部材上端の切り取り用ミシン目 27…抽出バッグ部材の封止上端部 27a…接着域 28…支持部材の前背面部の被覆伸び出し部 29…切り取り用ミシン目 30…中央下垂部 31…支持部材の連続側縁部下端隅部の切り欠き Xc…抽出バッグ部材側面部2cの幅 Xd…抽出バッグ部材側面部2dの幅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA05 AB24 BA12A BB01A BB06A BB14A BB17A BB25A CA07 EC11 EE15 4B004 AA04 BA22 BA42 BA47 CA11 CA16

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嗜好飲料用被抽出材料を収容し、上端を
    封止されている濾過性シート製抽出バッグ部材2と、こ
    の抽出バッグ部材を支持する支持部材3とを有し、 前記支持部材が、互いに対向する前面部4a及び背面部
    4bを有し、これら前・背面部はその一側縁端5aのみ
    において互いに連続し、他側縁端5b,5cは互いに非
    連続であり、かつ、これら前・背面部の連続側縁部6
    a,6bの上端隅部6a−1,6b−1に、この部分を
    内側に折り込むための切り込み、ミシン目、又は折り目
    線7a,7bが形成されており、 前記支持部材の前・後両面部の連続側縁部の上端隅部に
    切り欠き9が形成されており、 前記抽出バッグ部材が、互いに、対向する前面部2a及
    び背面部2bと、これら両面部の左右側縁端に連続し、
    かつ内側に折り込まれている左右両側両面部2c,2d
    と、並びに前記前・背面部及び左右両側面部の下端を一
    体に接合して形成された底部2eとを有し、 前記抽出バッグ部材の前・背両面部は、それぞれその上
    部において前記支持部材の前・背両面部裏面の中央部に
    接着されており、かつ前記抽出バッグ部材の左右両側面
    部のうち、前記支持部材の前・背両面部の連続側縁端か
    ら遠い側面部2cの幅Xcが、前記連続側縁端に近い側
    面部2dの幅Xdよりも大きく、 前記抽出バッグ部材の上端部の封止を開放し、前記支持
    部材の前・背両面部の連続側縁部の上端隅部を内側に折
    り込むことにより、前記支持部材の前・背両面部を・そ
    の連続側縁端を軸として拡開し、かつ前記抽出バッグ部
    材の上端を開口することができる、ことを特徴とする、
    カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ。
  2. 【請求項2】 嗜好飲料用被抽出材料を収容し、上端を
    封止されている濾過性シート製抽出バッグ部材2と、こ
    の抽出バッグ部材を支持する支持部材3とを有し、 前記支持部材が、互いに対向する前面部4a及び背面部
    4bを有し、これら前・背面部はその一側縁端5aのみ
    において互いに連続し、他側縁端5b,5cは互いに非
    連続であり、かつ、これら前・背面部の連続側縁部が、
    前記抽出バッグ部材の外側において上方は伸び出し、こ
    の伸び出し上端部13a,13bはその上端14におい
    て互いに連続していて、この伸び出し上端部には、それ
    を、この伸び出し上端部の、連続していない側縁端14
    a,14bから内側に折り込むための切り込み、ミシン
    目、又は折り目線7a,7bが形成されており、 前記抽出バッグ部材が、互いに、対向する前面部2a及
    び背面部2bと、これら両面部の左右側縁端に連続し、
    かつ内側に折り込まれている左右両側両面部2c,2d
    と、並びに前記前・背面部及び左右両側両部の下端を一
    体に接合して形成された底部2eとを有し、 前記抽出バッグ部材の前・背両面部は、それぞれその上
    部において前記支持部材の前・背両面部裏面の中央部に
    接着されており、かつ前記抽出バッグ部材の左右両側面
    部のうち、前記支持部材の前・背両面部の連続側縁端か
    ら遠い側面部2cの幅Xcが、前記連続側縁端に近い側
    面部2dの幅Xdよりも大きく、 前記抽出バッグ部材の上端部の封止を開放し、前記支持
    部材の前・背両面部の連続側縁部の伸び出し部をその連
    続していない側縁端から内側に折り込むことにより、前
    記支持部材の前・背両面部を・その連続側縁端を軸とし
    て拡開し、かつ前記抽出バッグ部材の上端を開口するこ
    とができる、ことを特徴とする、カップ上載置式支持具
    付嗜好飲料抽出バッグ。
  3. 【請求項3】 嗜好飲料用被抽出材料を収容し、上端を
    封止されている濾過性シート製抽出バッグ部材2と、こ
    の抽出バッグ部材を支持する支持部材3とを有し、 前記支持部材が、互いに対向する前面部4a及び背面部
    4bを有し、これら前・背面部はその一側縁端5aのみ
    において互いに連続し、他側縁端5b,5cは互いに非
    連続であり、かつ、これら前・背面部の連続側縁部6
    a,6bの、前記抽出バッグの外側にある部分に、その
    上端から内側の向って伸びる切り込み又は切り欠き部1
    5が形成され、前記連続側縁部の、前記切り込み又は切
    り欠き15の外側にある折り込み部6a−1,6b−1
    には、これを、この折り込み部の、前記切り込み又は切
    り欠きに対向している非連続側縁端16a,16bから
    内側に向かって折り込むための切り込み、ミシン目、又
    は折り目線7a,7bが形成されており、 前記抽出バッグ部材が、互いに、対向する前面部2a及
    び背面部2bと、これら両面部の左右側縁端に連続し、
    かつ内側に折り込まれている左右両側両面部2c,2d
    と、並びに前記前・背面部及び左右両側両部の下端を一
    体に接合して形成された底部2eとを有し、 前記抽出バッグ部材の前・背両面部は、それぞれその上
    部において前記支持部材の前・背両面部裏面の中央部に
    接着されており、かつ前記抽出バッグ部材の左右両側面
    部のうち、前記支持部材の前・背両面部の連続側縁端か
    ら遠い側面部2cの幅Xcが、前記連続側縁端に近い側
    面部2dの幅Xdよりも大きく、 前記抽出バッグ部材の上端部の封止を開放し、前記支持
    部材の前・背両面部の連続側縁部の上端連続部を、前記
    切り込み又は切り欠き部からを内側に折り込むことによ
    り、前記支持部材の前・背両面部を・その連続側縁端を
    軸として拡開し、かつ前記抽出バッグ部材の上端を開口
    することができる、ことを特徴とする、カップ上載置式
    支持具付嗜好飲料抽出バッグ。
  4. 【請求項4】 前記抽出バッグ部材の下部が、前記支持
    体の下端よりも下方に伸び出ている請求項1,2又は3
    に記載の抽出バッグ。
  5. 【請求項5】 前記支持部材の前・背両面部の連続側縁
    部が、その下端から下向きに伸び出ている下端突起部8
    aを有する、請求項1,2又は3に記載の抽出バッグ。
  6. 【請求項6】 前記支持部材の前・背両面部の連続側縁
    部の下端隅部に切り欠き31が形成されている、請求項
    1,2又は3に記載の抽出バッグ。
  7. 【請求項7】 前記支持部材の前・背両面部の、互いに
    連続していない両側縁部が、それぞれその下端からが下
    向きに伸び出ている下端突起部8b,8cを有する、請
    求項1,2又は3に記載の抽出バッグ。
  8. 【請求項8】 前記支持部材の前・背面部下端部の、前
    記抽出バッグ部材の外側に位置する左右両下端部分23
    a,23bに、この左右両下端部の折り曲げを可能にす
    る切り込み、ミシン目及び/又は折り目21a,21
    b,21c,22a,22bが形成されている、請求項
    1,2又は3に記載の抽出バッグ。
  9. 【請求項9】 前記抽出バッグ部材の上端部11が、剥
    離可能に接着封止されている、請求項1,2又は3に記
    載の抽出バッグ。
  10. 【請求項10】 前記抽出バッグ部材の、剥離可能に接
    着された前・背面部上端部が、それから外側に伸び出て
    いる剥離開口用突起部25を有する、請求項9に記載の
    抽出バッグ。
  11. 【請求項11】 前記抽出バッグの封止上端部が、前記
    支持部材の前・背両面の上端より上に伸び出ていて、こ
    の伸び出し部に上端部切り取り開口用ミシン目26が形
    成されている、請求項1,2又は3に記載の抽出バッ
    グ。
  12. 【請求項12】 前記抽出バッグ部材が、前記支持部材
    の前・背両面部の上端より上に伸び出ている封止上端部
    27を有し、かつ前記支持部材の前・背両面部に、その
    上端より上に伸び出て、前記抽出バッグ部材の封止上端
    部を被覆しかつそれに接着されている被覆伸び出し部2
    8が形成されており、この支持部材の被覆伸び出し部、
    及びそれに挟まれた前記抽出バッグ部材の封止上端部
    に、これらを切り取って前記抽出バッグの封止上端を開
    口するためのミシン目29が形成されている、請求項
    1,2又は3に記載の抽出バッグ。
JP11010761A 1999-01-19 1999-01-19 カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ Pending JP2000201823A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11010761A JP2000201823A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11010761A JP2000201823A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000201823A true JP2000201823A (ja) 2000-07-25

Family

ID=11759324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11010761A Pending JP2000201823A (ja) 1999-01-19 1999-01-19 カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000201823A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002233720A (ja) * 2001-02-09 2002-08-20 Asahi Kasei Corp 機能性フィルター
EP1375384A2 (en) * 2002-06-27 2004-01-02 Fuso Industries Co., Ltd. A drip bag
JP2012187278A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Fuso Sangyo Kk 抽出用バッグとその製造方法
JP2021097869A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 大日本印刷株式会社 ドリッパー

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002233720A (ja) * 2001-02-09 2002-08-20 Asahi Kasei Corp 機能性フィルター
JP4656618B2 (ja) * 2001-02-09 2011-03-23 旭化成せんい株式会社 抽出用フィルター
EP1375384A2 (en) * 2002-06-27 2004-01-02 Fuso Industries Co., Ltd. A drip bag
EP1375384A3 (en) * 2002-06-27 2004-07-28 Fuso Industries Co., Ltd. A drip bag
JP2012187278A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Fuso Sangyo Kk 抽出用バッグとその製造方法
JP2021097869A (ja) * 2019-12-23 2021-07-01 大日本印刷株式会社 ドリッパー
JP7443758B2 (ja) 2019-12-23 2024-03-06 大日本印刷株式会社 ドリッパー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10290750A (ja) カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ
EP1490276B1 (en) Infusion package
JP4957332B2 (ja) ドリッパー
JP2000201823A (ja) カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ
JP4124352B2 (ja) ドリッパー
JP5389588B2 (ja) 支持具及び濾過具
JP5046847B2 (ja) カップ上載置式支持具付嗜好飲料抽出バッグ及び抽出方法
JP4391441B2 (ja) ドリッパー
JP2002306344A (ja) ドリッパー
JP3595050B2 (ja) 支持具付嗜好性飲料バッグ
WO2001056439A1 (fr) Sac d'extraction equipe d'un support, sac d'extraction contenant une matiere d'extraction, et complexe en feuille pour produire le sac
JP2005296213A (ja) ドリッパー
JP2002142990A (ja) カップ上載置式支持具付抽出バッグ
JP4061176B2 (ja) ドリッパー
JP4028456B2 (ja) ドリッパー
JP7140228B2 (ja) ドリッパーとその製造方法
JP4531544B2 (ja) ドリッパー
JP7173208B2 (ja) ドリッパーとその製造方法
JP7207456B2 (ja) ドリッパーとその製造方法
JP7443758B2 (ja) ドリッパー
JP7367510B2 (ja) ドリッパー
JP7476699B2 (ja) ドリッパーとその製造方法
JP3998852B2 (ja) ドリッパー
JP7524644B2 (ja) ドリッパーとその製造方法
JP3973326B2 (ja) 容器懸架式抽出バッグ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070511

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071009