JP2002226702A - 自己消火性難燃シート - Google Patents

自己消火性難燃シート

Info

Publication number
JP2002226702A
JP2002226702A JP2001069423A JP2001069423A JP2002226702A JP 2002226702 A JP2002226702 A JP 2002226702A JP 2001069423 A JP2001069423 A JP 2001069423A JP 2001069423 A JP2001069423 A JP 2001069423A JP 2002226702 A JP2002226702 A JP 2002226702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
weight
retardant
parts
retardant sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001069423A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3527894B2 (ja
Inventor
Seiji Nozaki
野▲ザキ▼  齊治
Hiroshi Takaoka
廣 高岡
Takashi Oda
孝 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Co Ltd filed Critical Kyowa Co Ltd
Priority to JP2001069423A priority Critical patent/JP3527894B2/ja
Publication of JP2002226702A publication Critical patent/JP2002226702A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3527894B2 publication Critical patent/JP3527894B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 でありながら却可能で、有害ガスを
発生せず、灰分の発生も少なく、フィルターの目詰まり
も生じない、強度も大きい、自己消火性難燃シートを提
供する。 【解決手段】 ウレタン樹脂100〜20重量%に対
し、エチレン−酢酸ビニル共重合体0〜80重量%を配
合し、全樹脂100重量部に対し、難燃剤としてジシア
ンジアミド、ヒドラゾジカルボンアミド、メラミンシア
ヌレートから選んだ1または2以上を5〜80重量部を
配合してなる微量灰分組成物で成形した自己消火性難燃
シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射性物質取扱所
等において使用する自己消火性難燃シートに関する。詳
しくは、燃焼時にハロゲン系ガス、SOガス等の発生
がなく、かつ、燃焼ガスが通過するフィルターの目詰ま
りを起こす燐系ガスを発生せず、灰分が微量で取扱性が
容易で、放射性物質取扱所の床面、機器類、資材置場、
壁面等を被覆するために使用する難燃シートに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、オレフィン系樹脂等の可燃性の合
成樹脂の難燃化方法には、臭素等のハロゲン系化合物と
三酸化アンチモンを併用して配合する方法がよく知られ
ている。また、焼却の際に有毒ガスを発生しないよう
に、可燃性の非塩素系ポリマーに塩素系添加剤を配合す
ることなく、オルガノポリシロキサンと有機金属化合物
とを配合してなる難燃性組成物も公知である。これらの
組成物は焼却時に臭素ガス等のハロゲンガスや、NO
ガスや、SOガスを発生し、さらに灰分が多量に発生
する問題がある。また、特開平3−7767号公報、特
開平3−15539号公報、特開平4−332640号
公報、特開平7−164594号公報には、難燃剤とし
て尿素を用いた組成物やフイルムが記載されているが、
尿素は極性が強く、熱可塑性重合体との相溶性が悪い。
また尿素は水に対する溶解性が大きく、吸湿性が大なの
で凝集し取扱が難しい。さらに132℃で溶融し、分解
するので加工性が悪い欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特に放射性物質を取り
扱う場所、たとえば原子力発電所や放射性物質研究所等
では、床、壁、天井、間仕切り機器類等に放射性物質が
付着しないように、熱可塑性合成樹脂フイルムで被覆し
ている。そして一定期間経過後に新しいフイルムと交換
し、取り除いた古いフイルムは焼却している。しかし、
焼却後の残留灰分に放射性は残るので、灰分量が増加す
れば、放射性灰分を密封するのに必要な材料費や保管の
空間が増加するため、焼却後の残留灰分が少ないことが
要求される。同時に、使用中に損傷して床等が露出する
ことのないような強度が必要とされる。また、近年、難
燃剤としてハロゲン含有物質だけでなく燐系の含有物質
も焼却時にフィルターの目詰まりを起こすので使用しな
いことになった。本発明は、上記の従来の問題点を解消
し、難燃性でありながら焼却可能であり、焼却に際して
有害ガスを発生せず、灰分の発生も少なく、フィルター
の目詰まりも生ぜず、強度が強く、柔軟で取扱性のよい
シートを提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 「1. ウレタン樹脂100〜20重量%に対し、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体0〜80重量%を配合し、全
樹脂100重量部に対し、難燃剤としてジシアンジアミ
ド、ヒドラゾジカルボンアミド、メラミンシアヌレート
から選んだ1または2以上を5〜80重量部を配合して
なる微量灰分組成物で成形した自己消火性難燃シート。 2. ウレタン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体の
配合割合をウレタン樹脂80〜20重量部に対し、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体20〜80重量部とした、1
項に記載された自己消火性難燃シート。 3. エチレン−酢酸ビニル共重合体は酢酸ビニル含有
量が10〜35重量%、メルトフローレート0.5〜3
0g/10minの共重合体である、1項または2項に
記載された自己消火性難燃シート。 4. 難燃剤がヒドラゾジカルボンアミドにジシアンジ
アミドとメラミンシアヌレートを単独または併用して配
合したものである、1項ないし3項のいずれか1項に記
載された自己消火性難燃シート。 5. 難燃剤がヒドラゾジカルボンアミド100重量部
に対し、ジシアンジアミドとメラミンシアヌレートが単
独もしくは併用して10重量部〜80重量部である、4
項に記載された自己消火性難燃シート。 6. 厚さが30〜1000μmで酸素指数が26以上
である、1項ないし5項のいずれか1項に記載された自
己消火性難燃シート。 7. 難燃シートがカレンダーロールで成形されたシー
トである、1項ないし6項のいずれか1項に記載された
自己消火性難燃シート。 8. 難燃シートが押出成形されたシートである、1項
ないし6項のいずれか1項に記載された自己消火性難燃
シート。」に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明では、成形に使用する樹脂
が粉体またはペレット等の固形の樹脂を使用する。樹脂
としては、ウレタン樹脂単独またはウレタン樹脂とエチ
レン−酢酸ビニル共重合体を混合して使用する。難燃シ
ートの製造方法としてはカレンダーロール法、Tダイ押
出法、インフレーション押出法により成形加工するのが
好ましい。従来の水性ディスパージョン樹脂及び有機溶
剤溶解樹脂を使用し、難燃シートをドクターナイフ等を
用いたフローティングコート法で製造する場合は、難燃
性樹脂水溶液または難燃性樹脂溶液を熱可塑性樹脂フイ
ルム上に流延し、その後加熱炉で加熱し、水分または溶
剤を揮散熱処理加工して難燃シートとするが水分または
溶剤の揮散を早めるために加熱炉温度を高くすると難燃
シートに気泡が発生する問題がある。水性ディスパージ
ョン樹脂と有機溶剤溶解樹脂との両者間には気泡発生の
差はあるが両者共生産ラインの速度を速くするのに限度
がある。カレンダーロール法、Tダイ押出法、インフレ
ーション押出法等の押出法では、気泡発生はなく生産ラ
インの速度を速くでき、生産性はよいので好ましい。
【0006】本発明で使用するウレタン樹脂は流動開始
温度Tf145〜190℃のものが好ましい。190℃
以上ではカレンダーロール成形性や押出成形性が悪くな
る。145℃以下では、ベタツキ感が強くなり、ブロッ
キングが生じ好ましくない。ウレタン樹脂の例としては
日本ミラストラン株式会社製のP22M、P25M、P
−480RSI、E785PSPK、E790PSP
K、住友バイエル株式会社製のデスモコール530、デ
スモコール540、デスモコールKA8634等があ
る。本発明で使用するエチレン−酢酸ビニル共重合体は
メルトフローレート0.5〜30g/10min、酢酸
ビニル含有量10〜35重量%のものが好ましい。メル
トフローレート0.5g/10min以下ではカレンダ
ーロール成形性や押出成形性が悪くなる。30g/10
min以上では、ベタツキ感が生じ、ブロッキングが生
じる。また機械的強度が悪くなるので好ましくない。エ
チレン−酢酸ビニル共重合体の例としては、三井デュポ
ンケミカル株式会社製 エバフレックスP−2807、
エバフレックスP−2805、エバフレックスP−14
05、エバフレックスP−1905、エバフレックスP
−1207、昭和電工株式会社製 ショウレックスFL
14−1、ショウレックスEF12−9等が挙げられ
る。
【0007】ウレタン樹脂単独またはウレタン樹脂とエ
チレン−酢酸ビニル共重合体は混合して使用する。混合
して使用する場合、両者の使用割合はウレタン樹脂10
0〜20重量%に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体
0〜80重量%である。好ましくはウレタン樹脂80〜
20重量%に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体20
〜80重量%である。ウレタン樹脂単独の場合は防炎性
が良好である。しかし、タックがある。難燃剤を5重量
部以上添加すると難燃シートはワインダーに巻き取る場
合、工程紙、タフターを使用して一旦巻き取る。これを
巻き替え時、工程紙、タフター等を取り除いて紙管に巻
き取ることにより、ブロッキングを起こすことなく製品
とすることができる。エチレン−酢酸ビニル共重合体は
成形加工性がよい。しかし、シートを防炎性にするため
に難燃剤の添加量多くする必要がある。添加量を多くす
ると成形加工性が悪くなり好ましくない。エチレン−酢
酸ビニル共重合体の混合量をウレタン樹脂100〜20
重量%に対し、80重量%以上配合すると防炎性が悪く
なり好ましくない。
【0008】本発明においては難燃剤としてヒドラゾジ
カルボンアミドを使用することが最も好ましい。ヒドラ
ゾジカルボンアミドの化学式は、
【0009】
【化1】
【0010】で示される化合物であり、融点257℃、
比重1,5である。ヒドラゾジカルボンアミドはカレン
ダーロール加工や押出成形加工する場合の樹脂への分散
性を考慮すると、平均粒径30μm以下にすることが好
ましい。平均粒径が20μm以下のものがさらに好まし
い。ヒドラゾジカルボンアミドはブロッキング防止効果
が大きいので、本発明で使用する難燃剤として好適であ
る。ヒドラゾジカルボンアミドの例として、大塚化学株
式会社製 KBH−30が挙げられる。
【0011】本発明はまた難燃剤としてジシアンジアミ
ドを使用することができる。ジシアンジアミドの化学式
は、
【0012】
【化2】
【0013】で示される化合物であり、融点209℃、
灰分0.03重量%以下、比重1.4である。ジシアン
ジアミドはカレンダーロール加工や押出成形加工する場
合の樹脂への分散性を考えると、平均粒径30μm以下
にすることが好ましい。平均粒径が20μm以下のもの
がさらに好ましい。ジシアンジアミドは一般には平均粒
径100〜200μmのものが多いが、このものを粉砕
して平均粒径が30μm以下として使用する。ジシアン
ジアミドの例として日本カーバイド工業株式会社製 ヂ
シアンヂアミド、油化シェルエポキシ株式会社製のエピ
キュア DICY 7Aが挙げられる。
【0014】本発明は難燃剤としてメラミンシアヌレー
トを使用することもできる。メラミンシアヌレートの化
学式は
【0015】
【化3】
【0016】で示される化合物であり、融点350℃
(300℃付近から昇華開始)比重1.68である。メ
ラミンシアヌレートはカレンダーロール加工や押出成形
加工する場合樹脂への分散性を考えると、平均粒径30
μm以下にすることが好ましい。平均粒径が20μm以
下のものがさらに好ましい。メラミンシアヌレートの例
として、日産化学工業株式会社製 MC−610、MC
−410等が挙げられる。
【0017】難燃剤ジシアンジアミド、ヒドラゾジカル
ボンアミド、メラミンシアヌレートのいずれか1種以上
をウレタン樹脂単独またはウレタン樹脂とエチレン−酢
酸ビニル共重合体混合体に混合体100重量部に対し、
5〜80重量部、好ましくは10〜80重量部、より好
ましくは10〜70重量部添加する。添加量5重量部以
下では、防炎性が悪く、難燃シートを巻き取る時ブロッ
キングが生じやすい。80重量部以上では押出成形性が
悪くなり、難燃シートの機械的強度が悪くなる。
【0018】難燃剤は単品で使用するより2種以上混合
して使用すると相乗効果があり好ましい。好ましい難燃
剤の混合物としては、ヒドラゾジカルボンアミドにメラ
ミンシアヌレートとジシアンジアミドを単独または併用
して使用するのが好ましく、ヒドラゾジカルボンアミド
100重量部に対し、メラミンシアヌレートとジシアン
ジアミドを単独または併用して10重量部〜80重量部
使用すると防炎性の向上効果が奏されるので好ましい。
【0019】本発明の難燃シートは厚さが30μm以下
では機械的強度が小さくなり、取扱性が悪くなり好まし
くない。1000μm以上では防炎性が悪くなり、風合
いが硬くなり取扱性が悪い難燃シートになる。自己消火
性、難燃性を示す酸素指数は26以上である。26以下
では、自己消火性、難燃性が不充分であって、好ましく
ない。
【0020】本発明の難燃シートを成形する場合、ウレ
タン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体の物性を阻害
しない範囲で、樹脂としてはLDPE、LLDPE、E
EA等を添加してもよい。また加工助剤として滑剤、安
定剤、可塑剤さらに顔料、染料、紫外線吸収剤、光安定
剤、酸化防止剤、カップリング剤、防黴剤等を併用する
ことができる。本発明の難燃シートをカレンダーロール
加工や押出成形加工するにはウレタン樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、難燃剤、ジシアンジアミド、ヒド
ラゾジカルボンアミド、メラミンシアヌレートの少なく
とも1種及びその他の上記配合剤をヘンシェルミキサ
ー、バンバリミキサー、ロールニーダー、加圧ニーダ
ー、二軸押出機等を用いて加熱混練して難燃性樹脂混合
物を作り、これを直接またはさらにペレット化し、これ
をカレンダーロール加工やインフレーション押出法、T
ダイ押出法等で難燃シートを成形加工する。
【0021】
【実施例】実施例1 ウレタン樹脂としてE785PSPK(Tf 173
℃、日本ミラクトラン株式会社製) 70重量部を用
い、これに、エチレン−酢酸ビニル共重合体としてエバ
フレックス P−1905(メルトフローレート 2.
5g/10min、酢酸ビニル含有量19重量% 三井
デュポンケミカル株式会社製) 30重量部を用い、難
燃剤としてヒドラゾジカルボンアミドKBH−30(平
均粒径5μm、大塚化学株式会社製)30重量部配合し
て使用した。滑剤としてヘキストワックス OP(ヘキ
スト社製) 1.5重量部、紫外線吸収剤としてチヌピ
ン 327(チバガイギー社製) 0.5重量部、酸化
防止剤としてイルガノックス1010(チバガイギー社
製) 0.5重量部、耐光剤としてアデカスタプ LA
−77(旭電化工業株式会社製) 0.5重量部を加
え、バンバリーミキサーで150℃ 10分間混合し、
難燃樹脂混合物を製造した。該難燃樹脂混合物を温度1
70℃の14インチ混練ロールで7分間混練し、これを
連続して温度170℃、180℃の逆L型カレンダーロ
ールに送りシート化した後、片面に工程紙を取り付けロ
ールで冷却して150μmの難燃シートをワインダーで
巻き取った。該難燃シートを巻き替え時工程紙を取り除
いた。該難燃シートについての性能を測定した結果は表
1に示す。
【0022】実施例2 実施例1において難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミ
ドKBH−30(平均粒径5μm、大塚化学株式会社
製) 20重量部、ジシアンジアミドDICY−7A
(平均粒径5〜10μm、ジャパンエポキシレジン株式
会社製) 10重量部を使用した。その他は実施例1と
同様にして難燃樹脂混合物を製造した。該難燃樹脂混合
物を用い、実施例1と同様にしてカレンダーロール成形
して厚さ150μmの難燃シートをワインダーで巻き取
った後、巻き替えし、工程紙を除去して難燃シートを得
た。該難燃シートについての性能を測定した結果は表1
に示す。
【0023】実施例3 実施例1において難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミ
ドKBH−30 20重量部、メラミンシアヌレートM
C−610(平均粒径5μm、日産化学株式会社製)
10重量部使用した。その他は実施例1と同様にして難
燃樹脂混合物を製造した。該難燃樹脂混合物を用い、実
施例1と同様にしてカレンダーロール成形して厚さ15
0μmの難燃シートをワインダーで巻き取った後、巻き
替えし、工程紙を除去して難燃シートを得た。該難燃シ
ートについての性能を測定した結果は表1に示す。
【0024】実施例4 実施例1においてウレタン樹脂E−785PSPK(T
f173℃、日本ミラクトラン株式会社製) 100重
量部を使用した。エチレン−酢酸ビニル共重合体 エバ
フレックス P−1905は使用しなかった。難燃剤と
してヒドラゾジカルボンアミドKBH−30 70重量
部使用した。その他は実施例1と同様にして難燃樹脂混
合物を製造した。該難燃樹脂混合物を用い、実施例1と
同様にしてカレンダーロール成形して厚さ500μmの
難燃シートをワインダーで巻き取った後、巻き替えし、
工程紙を除去して難燃シートを得た。該難燃シートにつ
いての性能を測定した結果は表1に示す。
【0025】実施例5 実施例1においてウレタン樹脂E−785PSPK 9
0重量部、エバフレックス P−1905 10重量部
使用した。難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミドKB
H−30を10重量部使用した。その他は実施例1と同
様にして難燃樹脂混合物を製造した。該難燃樹脂混合物
を用い、実施例1と同様にしてカレンダーロール成形し
て厚さ100μmの難燃シートをワインダーで巻き取っ
た後、巻き替えし、工程紙を除去して難燃シートを得
た。該難燃シートについての性能を測定した結果は表1
に示す。
【0026】実施例6 実施例1においてウレタン樹脂E−785PSPKの代
わりにP−480RSUI(Tf159℃、日本ミラク
トラン株式会社製) 50重量部、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体 エバフレックス P−1205の代わり
に、P−1405(メルトフローレート 3.5g/1
0min、酢酸ビニル含有量14重量%三井デュポンケ
ミカル株式会社製) 50重量部を使用した。難燃剤
は、ヒドラゾジカルボンアミドKBH−30 30重量
部、ジシアンジアミドDICY−7A 10重量部、メ
ラミンシアヌレートMC−610 10重量部使用し
た。その他は実施例1と同様にして難燃樹脂混合物を製
造した。該難燃樹脂混合物を用い、実施例1と同様にし
てカレンダーロール成形して厚さ200μmの難燃シー
トをワインダーで巻き取った後、巻き替えし、工程紙を
除去して難燃シートを得た。該難燃シートについての性
能を測定した結果は表1に示す。
【0027】実施例7 実施例1においてウレタン樹脂E−785PSPKの代
わりにP22M(Tf155℃、日本ミラクトラン株式
会社製) 80重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
エバフレックス P−1905の代わりに、P−28
05(メルトフローレート 6g/10min、酢酸ビ
ニル含有量28重量% 三井デュポンケミカル株式会社
製) 20重量部を使用した。難燃剤としてヒドラゾジ
カルボンアミドの添加量を20重量部にした。その他は
実施例1と同様にして難燃樹脂混合物を製造した。該難
燃樹脂混合物を造粒機によりペレットにした。該ペレッ
トを押出機(φ50mm、L/D:24/1、CR、
3.0、日本製鋼所株式会社製)を使い、ダイキャップ
0.3mm、押出機温度 150℃、160℃、17
0℃、ダイ温度175℃、押出スピード 30m/Mで
Tダイ押出成形により厚さ、50μmの難燃シートを成
形し、工程紙をシートの片面に取り付け冷却ロールで冷
却して難燃シートをワインダーで巻き取った。該難燃シ
ートを巻き替時、工程紙を除去した。該難燃シートにつ
いての性能を測定した結果は表1に示す。
【0028】実施例8 実施例1においてウレタン樹脂E−785PSPKの代
わりにP22M(Tf155℃、日本ミラクトラン株式
会社製) 30重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
エバフレックス P−1905の代わりに、P−14
05(メルトフローレート 3.5g/10min、酢
酸ビニル含有量14重量% 三井デュポンケミカル株式
会社製) 70重量部を使用した。難燃剤はヒドラゾジ
カルボンアミドKBH−30 30重量部とメラミンシ
アヌレートMC−610 15重量部使用した。その他
は実施例1と同様にして難燃樹脂混合物を製造した。該
難燃樹脂混合物を造粒機によりペレットにした。該ペレ
ットを押出機(φ50mm、L/D:24/1、CR、
3.0、日本製鋼所株式会社製)を使い、ダイキャップ
0.5mm、押出機温度 150℃、160℃、17
0℃、ダイ温度175℃、押出スピード 30m/Mで
Tダイ押出成形により厚さ、200μmの難燃シートを
成形し、工程紙をシートの片面に取り付け冷却ロールで
冷却して150μmの難燃シートをワインダーで巻き取
った。該難燃シートを巻き替時、工程紙を除去した。該
難燃シートについての性能を測定した結果は表2に示
す。
【0029】実施例9 実施例1においてウレタン樹脂として、P480RSU
I(Tf 159℃、日本ミラクトラン株式会社製)5
0重量部を使用した。エチレン−酢酸ビニル共重合体と
してエバフレックス P−2805(メルトフローレー
ト 6g/10min、酢酸ビニル含有量28重量%
三井デュポンケミカル株式会社製) 50重量部を配合
して使用した。難燃剤は、ヒドラゾジカルボンアミドK
BH−30(平均粒径5μm、大塚化学株式会社製)
30重量部、ジシアンジアミドDICY−7A(平均粒
径5〜10μm、ジャパンエポキシレジン株式会社製)
5重量部、メラミンシアヌレート MC−610(平
均粒径5μm、日産化学株式会社製)10重量部を使用
した。その他は実施例1と同様にして、難燃樹脂混合物
を製造した。該難燃樹脂混合物を造粒機によりペレット
にした。該ペレットを押出機(φ40mm、L/D:2
4/1、CR、2.7、川田製作所株式会社製)、ダイ
(φ70mm、シンコマシナリー株式会社製)を使用
し、ダイキャップを0.7mmにし、押出機温度150
℃、160℃、170℃、ダイ温度170℃、巻き取り
スピード 15m/min インフレーション押出によ
り工程紙をシートの片面に取り付けて厚さ、100μm
の難燃シートをワインダーで巻き取った。該難燃シート
を巻き替時、工程紙を除去した。該難燃シートについて
の性能を測定した結果は表2に示す。
【0030】比較例1 実施例1において、難燃剤ヒドラゾジカルボンアミドK
BH−30(平均粒径5μm、大塚化学株式会社製)の
添加量 30重量部を3重量部にした。その他は実施例
1と同様にして、難燃樹脂混合物を製造した。該難燃樹
脂混合物を用い、実施例1と同様にしてカレンダーロー
ル成形して厚さ150μmの難燃シートをワインダーに
巻き取った後、巻き替えし、工程紙を除去して難燃シー
トを得た。酸素指数が低く自己消火性が不良である。該
難燃シートについての性能を測定した結果は表2に示
す。
【0031】比較例2 実施例1において、難燃剤ヒドラゾジカルボンアミドK
BH−30(平均粒径5μm、大塚化学株式会社製)の
添加量 30重量部を90重量部にした。その他は実施
例1と同様にして、難燃樹脂混合物を製造した。該難燃
樹脂混合物を用い、実施例1と同様にしてカレンダーロ
ール成形して厚さ150μmの難燃シートを成形使用と
したが、シートの製膜性が悪く、シートの厚さにムラが
生じ厚さが一定の難燃シートをワインダーに巻き取るこ
とができなかった。巻き替えし、工程紙を除去して難燃
シートを得た。該難燃シートについての性能を測定した
結果は表2に示す。
【0032】比較例3 実施例1において、ウレタン樹脂E−785PSPKの
添加量70重量部を10重量部にした。エチレン−酢酸
ビニル共重合体 エバフレックス P−1905の添加
量30重量部を90重量部にした。難燃剤はヒドラゾジ
カルボンアミドKBH−30の添加量30重量部を40
重量部にした。その他は実施例1と同様にして、難燃樹
脂混合物を製造した。該難燃樹脂混合物を用い、実施例
1と同様にしてカレンダーロール成形して厚さ150μ
mの難燃シートをワインダーに巻き取った後、巻き替え
し、工程紙を除去して難燃シートを得た。酸素指数が低
く自己消火性が不良である。該難燃シートについての性
能を測定した結果は表2に示す。
【0033】比較例4 実施例1において、エチレン−酢酸ビニル共重合体 P
−1905は使用せず、エチレン−酢酸ビニル共重合体
エバフレックス EV45LX(メルトフローレート
2.5g/10min、酢酸ビニル含有量46重量
%) 30重量部を使用した。その他は実施例1と同様
にして、難燃樹脂混合物を製造した。該難燃樹脂混合物
を用い、実施例1と同様にしてカレンダーロール成形し
て厚さ150μmの難燃シートをワインダーに巻き取っ
た後、巻き替えし、工程紙を除去して難燃シートを得
た。該難燃シートは風合いは軟らかく、ベタツキ感があ
り、ブロッキングの発生が見られた。そのため工程紙を
除去した後、該難燃シートを解反しようとしたがブロッ
キングのため、解反性が実施例1より劣った。これはエ
チレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量が大き
すぎるからである。該難燃シートについての性能を測定
した結果は表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】(註) 1.表中のヂシアンヂアミド(日本カーバイド工業株式
会社製)Aは次の通りである。Aは「平均粒径50〜1
00μm」を示す。 2.表中の灰分「<0.1」は「0.1」より少ないこ
とを示す。 3.表中の引張強度の単位B及びCは「kgf/15m
m」である。 4.諸性能の測定方は次の通りである。 (1)酸素指数 JIS K 7210 支持方法の区分:B−1号 (2)引張試験 JIS Z 1702 (3)灰分 試料の適量を自金るつぼに採取し、熱板上で炭化した
後、電気炉に入れて850℃において30分間加熱し、
灰化させて、その残分を灰分の重量とした。 (4)ブロッキング ブロッキング:なし ○ ブロッキング:僅かにあり △ ブロッキング:あり × (5)成形加工性 シートの厚さ:ムラなし ○ シートの厚さ:ムラ僅かにあり △ シートの厚さ:ムラあり ×
【0037】
【発明の効果】本発明の自己消火性難燃シートは酸素指
数が良好で自己消火性があり、しかも使用後消却するこ
とができ、有害ガスを発生せず、灰分の発生も抄くな
く、フィルターの目詰まりも生じない優れた効果を奏す
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月24日(2001.10.
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】本発明で使用するウレタン樹脂は流動開始
温度Tf145〜190℃のものが好ましい。190℃
以上ではカレンダーロール成形性や押出成形性が悪くな
る。145℃以下では、ベタツキ感が強くなり、ブロッ
キングが生じ好ましくない。ウレタン樹脂の例としては
日本ミラトラン株式会社製のP22M、P25M、P
−480RSI、E785PSPK、E790PSP
K、住友バイエル株式会社製のデスモコール530、デ
スモコール540、デスモコールKA8634等があ
る。本発明で使用するエチレン−酢酸ビニル共重合体は
メルトフローレート0.5〜30 g/10min 、酢酸ビ
ニル含有量10〜35重量%のものが好ましい。メルト
フローレート0.5 g/10min 以下ではカレンダーロ
ール成形性や押出成形性が悪くなる。30 g/10min
以上では、ベタツキ感が生じ、ブロッキングが生じる。
また機械的強度が悪くなるので好ましくない。エチレン
−酢酸ビニル共重合体の例としては、三井デュポンケミ
カル株式会社製 エバフレックスP−2807、エバフ
レックスP−2805、エバフレックスP−1405、
エバフレックスP−1905、エバフレックスP−12
07、昭和電工株式会社製 ショウレックスFL14−
1、ショウレックスEF12−9等が挙げられる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】で示される化合物であり、融点209℃、
灰分0.03重量%以下、比重1.4である。ジシアン
ジアミドはカレンダーロール加工や押出成形加工する場
合の樹脂への分散性を考えると、平均粒径30μm以下
にすることが好ましい。平均粒径が20μm以下のもの
がさらに好ましい。ジシアンジアミドは一般には平均粒
径100〜200μmのものが多いが、このものを粉砕
して平均粒径が30μm以下として使用する。ジシアン
ジアミドの例として日本カーバイド工業株式会社製 ヂ
シアンヂアミド、油化シェルエポキシ株式会社製のエピ
キュアDICY 7Aが挙げられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【実施例】実施例1 ウレタン樹脂としてE785PSPK(Tf 173
℃、日本ミラクトラン株式会社製) 70重量部を用
い、これに、エチレン−酢酸ビニル共重合体としてエバ
フレックス P−1905(メルトフローレート 2.
5 g/10min 、酢酸ビニル含有量19重量% 三井デ
ュポンケミカル株式会社製) 30重量部を用い、難燃
剤としてヒドラゾジカルボンアミドKBH−30(平均
粒径5μm、大塚化学株式会社製)30重量部配合して
使用した。滑剤としてヘキストワックス OP(ヘキス
ト社製) 1.5重量部、紫外線吸収剤としてチヌピン
327(チバガイギー社製) 0.5重量部、酸化防
止剤としてイルガノックス1010(チバガイギー社
製) 0.5重量部、耐光剤としてアデカスタプ LA
−77(旭電化工業株式会社製) 0.5重量部を加
え、バンバリーミキサーで150℃ 10分間混合し、
難燃樹脂混合物を製造した。該難燃樹脂混合物を温度1
70℃の14インチ混練ロールで7分間混練し、これを
連続して温度170℃、180℃の逆L型カレンダーロ
ールに送りシート化した後、片面に工程紙を取り付けロ
ールで冷却して150μmの難燃シートをワインダーで
巻き取った。該難燃シートを巻き替え時工程紙を取り除
いた。該難燃シートについての性能を測定した結果は表
1に示す。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】実施例7 実施例1においてウレタン樹脂E−785PSPKの代
わりにP22M(Tf155℃、日本ミラクトラン株式
会社製) 80重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
エバフレックス P−1905の代わりに、P−28
05(メルトフローレート 6 g/10min 、酢酸ビニ
ル含有量28重量% 三井デュポンケミカル株式会社
製) 20重量部を使用した。難燃剤としてヒドラゾジ
カルボンアミドの添加量を20重量部にした。その他は
実施例1と同様にして難燃樹脂混合物を製造した。該難
燃樹脂混合物を造粒機によりペレットにした。該ペレッ
トを押出機(φ50mm、L/D:24/1、CR、3.
0、日本製鋼所株式会社製)を使い、ダイキャップ
0.3mm、押出機温度 150℃、160℃、170
℃、ダイ温度175℃、押出スピード 30m/min
Tダイ押出成形により厚さ、50μmの難燃シートを成
形し、工程紙をシートの片面に取り付け冷却ロールで冷
却して難燃シートをワインダーで巻き取った。該難燃シ
ートを巻き替時、工程紙を除去した。該難燃シートにつ
いての性能を測定した結果は表1に示す。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】実施例8 実施例1においてウレタン樹脂E−785PSPKの代
わりにP22M(Tf155℃、日本ミラクトラン株式
会社製) 30重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
エバフレックス P−1905の代わりに、P−14
05(メルトフローレート 3.5 g/10min 、酢酸
ビニル含有量14重量% 三井デュポンケミカル株式会
社製) 70重量部を使用した。難燃剤はヒドラゾジカ
ルボンアミドKBH−30 30重量部とメラミンシア
ヌレートMC−610 15重量部使用した。その他は
実施例1と同様にして難燃樹脂混合物を製造した。該難
燃樹脂混合物を造粒機によりペレットにした。該ペレッ
トを押出機(φ50mm、L/D:24/1、CR、3.
0、日本製鋼所株式会社製)を使い、ダイキャップ
0.5mm、押出機温度 150℃、160℃、170
℃、ダイ温度175℃、押出スピード 30m/min
Tダイ押出成形により厚さ、150μmの難燃シートを
成形し、工程紙をシートの片面に取り付け冷却ロールで
冷却して150μmの難燃シートをワインダーで巻き取
った。該難燃シートを巻き替時、工程紙を除去した。該
難燃シートについての性能を測定した結果は表2に示
す。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】比較例4 実施例1において、エチレン−酢酸ビニル共重合体 P
−1905は使用せず、エチレン−酢酸ビニル共重合体
エバフレックス EV45LX(メルトフローレー
ト 2.5 g/10min 、酢酸ビニル含有量46重量
%) 30重量部を使用した。その他は実施例1と同様
にして、難燃樹脂混合物を製造した。該難燃樹脂混合物
を用い、実施例1と同様にしてカレンダーロール成形し
て厚さ150μmの難燃シートをワインダーに巻き取っ
た後、巻き替えし、工程紙を除去して難燃シートを得
た。該難燃シートは風合いは軟らかく、ベタツキ感があ
り、ブロッキングの発生が見られた。そのため工程紙を
除去した後、該難燃シートを解反しようとしたがブロッ
キングのため、解反性が実施例1より劣った。これはエ
チレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有量が大き
すぎるからである。該難燃シートについての性能を測定
した結果は表2に示す。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】
【表1】
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】
【表2】
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】(註) .表中の灰分「<0.1」は「0.1」より少ないこ
とを示す。 .表中の引張強度の単位B及びCは「kgf/15mm」であ
る。 .諸性能の測定方は次の通りである。 (1)酸素指数 JIS K 7210 支持方法の区分:B−1号 (2)引張試験 JIS Z 1702 (3)灰分 試料の適量を自金るつぼに採取し、熱板上で炭化した
後、電気炉に入れて850℃において30分間加熱し、
灰化させて、その残分を灰分の重量とした。 (4)ブロッキング ブロッキング:なし ○ ブロッキング:僅かにあり △ ブロッキング:あり × (5)成形加工性 シートの厚さ:ムラなし ○ シートの厚さ:ムラ僅かにあり △ シートの厚さ:ムラあり ×
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小田 孝 大阪府枚方市藤阪元町2丁目13−26 Fターム(参考) 4F071 AA15 AA15X AA28X AA53 AC12 AE07 AF47Y AH03 BA01 BB04 BB06 BC01 BC12 4J002 BB06X CK02W EQ026 ET006 EU186 FD136

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン樹脂100〜20重量%に対
    し、エチレン−酢酸ビニル共重合体0〜80重量%を配
    合し、全樹脂100重量部に対し、難燃剤としてジシア
    ンジアミド、ヒドラゾジカルボンアミド、メラミンシア
    ヌレートから選んだ1または2以上を5〜80重量部を
    配合してなる微量灰分組成物で成形した自己消火性難燃
    シート。
  2. 【請求項2】 ウレタン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共
    重合体の配合割合をウレタン樹脂80〜20重量部に対
    し、エチレン−酢酸ビニル共重合体20〜80重量部と
    した、請求項1に記載された自己消火性難燃シート。
  3. 【請求項3】 エチレン−酢酸ビニル共重合体は酢酸ビ
    ニル含有量が10〜35重量%、メルトフローレート
    0.5〜30g/10minの共重合体である、請求項
    1または2に記載された自己消火性難燃シート。
  4. 【請求項4】 難燃剤がヒドラゾジカルボンアミドにジ
    シアンジアミドとメラミンシアヌレートを単独または併
    用して配合したものである、請求項1ないし3のいずれ
    か1項に記載された自己消火性難燃シート。
  5. 【請求項5】 難燃剤がヒドラゾジカルボンアミド10
    0重量部に対し、ジシアンジアミドとメラミンシアヌレ
    ートが単独もしくは併用して10重量部〜80重量部で
    ある、請求項4に記載された自己消火性難燃シート。
  6. 【請求項6】 厚さが30〜1000μmで酸素指数が
    26以上である、請求項1ないし5のいずれか1項に記
    載された自己消火性難燃シート。
  7. 【請求項7】 難燃シートがカレンダーロールで成形さ
    れたシートである、請求項1ないし6のいずれか1項に
    記載された自己消火性難燃シート。
  8. 【請求項8】 難燃シートが押出成形されたシートであ
    る、請求項1ないし6のいずれか1項に記載された自己
    消火性難燃シート。
JP2001069423A 2001-02-06 2001-02-06 自己消火性難燃シート Expired - Fee Related JP3527894B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001069423A JP3527894B2 (ja) 2001-02-06 2001-02-06 自己消火性難燃シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001069423A JP3527894B2 (ja) 2001-02-06 2001-02-06 自己消火性難燃シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002226702A true JP2002226702A (ja) 2002-08-14
JP3527894B2 JP3527894B2 (ja) 2004-05-17

Family

ID=18927457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001069423A Expired - Fee Related JP3527894B2 (ja) 2001-02-06 2001-02-06 自己消火性難燃シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3527894B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005264112A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Okamoto Ind Inc ワイヤーハーネス用粘着テープ用基材
JP2005307004A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Okamoto Ind Inc トノカバー用シート
WO2013008819A1 (ja) * 2011-07-12 2013-01-17 株式会社エフコンサルタント 被覆材

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005264112A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Okamoto Ind Inc ワイヤーハーネス用粘着テープ用基材
JP2005307004A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Okamoto Ind Inc トノカバー用シート
WO2013008819A1 (ja) * 2011-07-12 2013-01-17 株式会社エフコンサルタント 被覆材
CN103649430A (zh) * 2011-07-12 2014-03-19 F顾问株式会社 覆盖材料
JP5535406B2 (ja) * 2011-07-12 2014-07-02 株式会社エフコンサルタント 被覆材
CN103649430B (zh) * 2011-07-12 2015-03-25 F顾问株式会社 覆盖材料

Also Published As

Publication number Publication date
JP3527894B2 (ja) 2004-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100086268A1 (en) Fire Resistant Thermoplastic or Thermoset Compositions Containing an Intumescent Specialty Chemical
JP2015072743A (ja) 電線及びケーブル
JP2007519802A (ja) 難燃性のグリコール変性ポリエチレンテレフタレートフィルム
JP2002226702A (ja) 自己消火性難燃シート
JP2006282718A (ja) 自己消火性発泡難燃シート
JPH09208731A (ja) 難燃性ポリオレフィン系樹脂発泡体
JP3414817B2 (ja) 難燃性樹脂組成物
JP7416772B2 (ja) 樹脂組成物及び樹脂シート
JP3299899B2 (ja) 耐火性樹脂組成物
JPH0873649A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂組成物
JP2008274156A (ja) 二層構造発泡難燃性粘着テープ及び二層構造発泡難燃性シート
JP2004067744A (ja) 自己消火性難燃シート
KR100625936B1 (ko) 자기소화성 난연시이트
JP3442008B2 (ja) 自己消火性難燃シート
JP2004002507A (ja) 難燃性シート
JP2009170413A (ja) ワイヤハーネス用ノンハロゲンシート
JP6485021B2 (ja) 樹脂組成物、樹脂シート、積層シート及び発泡壁紙
JPH08325408A (ja) 難燃性熱可塑性樹脂組成物
JP4327744B2 (ja) 自己消火性発泡難燃シート
JP4700378B2 (ja) 難燃性積層体
JP2009263457A (ja) 高耐熱性・高難燃性を有する樹脂組成物
JP2004182922A (ja) 難燃性樹脂組成物
TW524826B (en) Covering material for low-smoke free-halogen cable
JP3464954B2 (ja) 自己消火性難燃シートとその製造方法
JPH07258477A (ja) 難燃性を有する熱可塑性樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040223

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100227

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees