JP2008274156A - 二層構造発泡難燃性粘着テープ及び二層構造発泡難燃性シート - Google Patents

二層構造発泡難燃性粘着テープ及び二層構造発泡難燃性シート Download PDF

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Abstract

【課題】難燃性でありながら焼却可能であり、焼却に際して有害ガスが発生せず、灰分の残渣が少なく、フィルターの目詰まりもなく、水中に沈降せず水面に浮く、発泡難燃シートに粘着性のよい粘着剤を塗工した二層構造発泡難燃性粘着テープを提供する。
【解決手段】難燃性樹脂混合物100重量部と熱膨張性マイクロカプセル0.8〜3.0重量部とを配合し発泡させて成形加工した発泡難燃シート層からなるAシートと、無発泡難燃シート層からなるBシートを密着し、さらにBシート面に粘着剤層を形成し、前記難燃性樹脂混合物がウレタン樹脂100〜96重量%に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体0〜4重量%を配合した全樹脂100重量部に対し、少なくとも難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミドを30〜120重量部含有し、比重0.60〜0.98、酸素指数26以上、残渣灰分0.1重量%以下であることを特徴とする二層構造発泡難燃性粘着テープである。
【選択図】 なし

Description

放射性物質取扱所等においては、床面、機器類、資材置場、壁面等を被覆するために発泡難燃シートが使用されている。本発明は、発泡難燃シートで被覆する際に使用される二層構造発泡難燃性粘着テープ及び二層構造発泡難燃性シートに関する。
詳しくは、燃焼時にハロゲン系ガス等の発生がなく、かつ、燃焼ガスが通過するフィルターの目詰まりを起こす燐系ガスを発生せず、二層構造発泡難燃性粘着テープ又は発泡難燃シートに二層構造発泡難燃性粘着テープが接着した状態で水中に落としても水面に浮き、灰分が微量で取扱性が容易であり、放射性物質取扱所の床面、機器類、資材置場、壁面等を被覆するために使用する二層構造発泡難燃性粘着テープ及び二層構造発泡難燃性シートに関するものである。
従来、オレフィン系樹脂等の可燃性の合成樹脂の難燃化方法には、臭素等のハロゲン系化合物と三酸化アンチモンを併用して配合する方法がよく知られている。また、焼却の際に有毒ガスが発生しないように、可燃性の非塩素系ポリマーに塩素系添加剤を配合することなく、オルガノポリシロキサンと有機金属化合物とを配合してなる難燃性組成物も公知である。
これ等の公知の組成物は焼却時に塩素ガス、臭素ガス等のハロゲンガスや、NOガスや、SOガスが発生し、さらに灰分が多量に発生する問題がある。
また、特許文献1〜4には、難燃剤として尿素を用いた組成物やフィルムが記載されているが、尿素は極性が強く、熱可塑性重合体との相溶性が悪い。また尿素は水に対する溶解性が大きく、吸湿性が大なので凝集するため取り扱いが難しいという欠点がある。さらに132℃で溶融し、分解するので加工性が悪いという欠点がある。
特に放射性物質を取り扱う場所、たとえば原子力発電所や放射性物質研究所等では、床、壁、天井、間仕切り、機器類等に放射性物質が付着しないように、熱可塑性合成樹脂シートで被覆している。そして一定期間経過後に新しいシートと交換し、取り除いた古いシートは焼却している。しかし、焼却後の残留灰分に放射性が残存するので、灰分量が増加すれば、放射性灰分を密封するのに必要な材料費に加えて保管するための空間が必要となるため、焼却後の残留灰分を減少させることが要求される。同時に、使用中に損傷して床等が露出を防ぐ強度が熱可塑性合成樹脂シートに要求される。
また、近年では難燃剤としてハロゲン含有物質に加えて燐系の含有物質も焼却時にフィルターの目詰まりを起こすことから使用しない傾向にある。
原子炉で発生した使用済核燃料は、再処理されるまで共用プール(水中)の中で保管される。その際、床面、壁面等に放射性物質が付着しないように展張した難燃シートが万一共用プールに落ちた場合、難燃シートの比重が水と同じか又はそれより大きい(比重:1以上)と沈降して見えなくなり、取り除くことができない。逆に比重が水より小さい(比重:1未満)と、プールの水面上に浮くので直ちに発見できる。また、タービン開放点検時にも水面に浮く難燃シートが必要になってきた。
更に水面に浮く発泡難燃シートと一緒に使用する難燃性粘着テープも水面に浮くことが必要とされてきた。
このように、水面に浮く難燃テープが強く要求されている。
特開平3−7767号公報 特開平3−15539号公報 特開平4−332640号公報 特開平7−164594号公報
本発明は、上記した従来の問題点を解消し、難燃性でありながら焼却可能であり、焼却に際して有害ガスが発生せず、灰分の残渣が少なく、フィルターの目詰まりもなく、水中に沈降せず水面に浮く、発泡難燃シートに粘着性のよい粘着剤を塗工した二層構造発泡難燃性粘着テープを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
1.難燃性樹脂混合物100重量部と熱膨張性マイクロカプセル0.8〜3.0重量部とを配合し発泡させて成形加工した発泡難燃シート層からなるAシートと、無発泡難燃シート層からなるBシートを密着し、さらにBシート面に粘着剤層を形成し、前記難燃性樹脂混合物がウレタン樹脂100〜96重量%に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体0〜4重量%を配合した全樹脂100重量部に対し、少なくとも難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミドを30〜120重量部含有し、比重0.60〜0.98、酸素指数26以上、残渣灰分0.1重量%以下であることを特徴とする二層構造発泡難燃性粘着テープである。2.前記無発泡難燃シート層からなるBシートが、前記難燃性樹脂混合物により形成されたことを特徴とする上記1項記載の二層構造発泡難燃性粘着テープである。
3.前記ウレタン樹脂は、流動開始温度(Tf)が145〜190℃であることを特徴とする上記1又は2項に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープである。
4.前記エチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニル含有量が14〜25重量%で、メルトフローレート1〜15g/10minの共重合体であることを特徴とする上記1ないし3項のいずれか一に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープである。
5.前記熱膨張性マイクロカプセルは、熱可塑性高分子を外殻とし、該熱可塑性高分子の軟化温度以下の沸点を有する液体を内包するマイクロカプセルであることを特徴とする上記1ないし4項のいずれか一に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープである。
6.前記粘着剤層は、アクリル酸エステル共重合体を硬化剤で架橋した粘着剤からなるものであることを特徴とする上記1ないし5項のいずれか一に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープである。
7.前記硬化剤は、アクリル酸エステル共重合体100重量部に対し、0.5〜5.0重量部を配合したことを特徴とする上記6項に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープである。
8.前記粘着剤の塗工量は、10〜80g/mであることを特徴とする上記1ないし7項のいずれか一に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープである。
9.前記Aシートの厚さが70〜300μm、Bシートの厚さが10〜50μmであることを特徴とする上記1ないし8のいずれか一に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープである。
10.前記Aシート及びBシートは、T−ダイ押出機又はインフレーション押出機で成形加工されたことを特徴とする上記1ないし9項のいずれか一に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープである。
11.前記二層構造発泡難燃性粘着テープは、放射性物質取扱所で使用するテープであることを特徴とする上記1ないし10項のいずれか一に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープである。
12.難燃性樹脂混合物100重量部と熱膨張性マイクロカプセル0.8〜3.0重量部
とを配合し発泡させて成形加工した発泡難燃シート層からなるAシートと、無発泡難燃シート層からなるBシートを密着させてなる二層構造発泡難燃性シートであって、前記難燃性樹脂混合物がウレタン樹脂100〜96重量%に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体0〜4重量%を配合した全樹脂100重量部に対し、少なくとも難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミドを30〜120重量部含有し、比重0.50〜0.95、酸素指数26以上、残渣灰分0.1重量%以下であることを特徴とする二層構造発泡難燃性シートである。
13.前記発泡難燃シート層からなるAシート及び前記無発泡難燃シート層からなるBシートが、前記難燃性樹脂混合物により形成されたことを特徴とする上記12項記載の二層構造発泡難燃性シートである。
本発明に係る二層構造発泡難燃性粘着テープは、発泡難燃シートへの粘着性が良好で粘着剤の糊残りが少ないという効果を奏する。更に本発明に係る二層構造発泡難燃性粘着テープ及び二層構造発泡難燃性シートは、酸素指数が良好で自己消火性があり、しかも使用後の焼却に際しても有害ガスの発生が無く、灰分の残渣が少なく、水面に落ちても沈降することがなく浮力を有し、フィルターの目詰まりも生じないという優れた効果を奏する。
本発明で使用する樹脂は、ウレタン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体である。本発明で使用する難燃剤は、ヒドラゾジカルボンアミドである。成形加工する場合は、これらを混合し、主にペレットにして使用する。
本発明で使用する発泡剤は、熱膨張性マイクロカプセルである。発泡剤は該ペレットに直接混合し付着させて、又は発泡剤を低融点の樹脂に練り込んでペレット化(マスターバッチ)し、このペレットを発泡難燃シート層(以下「Aシート」とする)成形加工用ペレットに添加して使用する。
本発明で使用する二層構造発泡難燃性シートは、T−ダイ押出機、インフレーション押出機等を使用することにより成形加工することができる。押出機は併設で2台使用するのが好ましい。
ダイスは、2種類二層とし、スクリュー径のサイズは、内層と外層と同じでもよいが若干の大きさの違いがあってもよい。
二層構造発泡難燃性粘着テープは、発泡剤を配合したAシートの比重を小さくするためにシートの発泡倍率を大きくし、更にAシートの厚さは厚くする必要がある。厚さは70〜300μmが好ましい。より好ましくは90〜250μm、更により好ましくは100〜220μmである。厚さが70μm未満では二層構造にするBシートの比重が1.28以上となるため、二層構造発泡難燃性粘着テープの比重を0.98以下にするのが困難となる。
一方、厚さが300μmを超えると二層構造発泡難燃性粘着テープ又は二層構造発泡難燃性シート全体の厚さが厚くなり、テープの取扱性が悪くなる。
無発泡難燃シート層(以下「Bシート」とする)の比重はAシートに比較して大きい傾向にある。二層構造発泡難燃性粘着テープの比重を小さくするためには、シートの厚さを薄くする必要がある。厚さは10〜50μmが好ましい。より好ましくは10〜40μm、更により好ましくは15〜30μmである。
厚さが10μm未満では成形加工が困難で、機械的強度が小さくなる。50μmを超えると二層構造発泡難燃性粘着テープ又は二層構造発泡難燃性シート全体の比重が大きくなり好ましくない。
二層構造発泡難燃性粘着テープの基材シートをAシートとBシートとの二層構造としたのは、Aシートは表面に凹凸があり、平滑でないので粘着剤の粘着力は小さいことに起因する。Bシートは、表面が平滑であるので粘着剤の粘着力は大きい。粘着力の大きいBシートに粘着剤を塗工して二層構造難燃性粘着テープを製造した。二層構造発泡難燃性粘着テープの粘着剤層の粘着力は発泡難燃シートへの粘着力より大きい必要がある。発泡難燃シートへの粘着力より二層構造発泡難燃性粘着テープ自身への粘着力が小さいと二層構造発泡難燃性粘着テープから粘着層が剥離し、発泡難燃シートに粘着剤の糊残りが生じる。また、床面や機器類等に糊残りが生じるおそれがある。
糊残りの生じない二層構造発泡難燃性粘着テープを製造するためには、粘着力の大きいBシートに粘着剤層を塗工する必要がある。更に表面に凹凸がある発泡難燃シートを粘着するために粘着剤層を厚くすることが必要である。
更に、Bシート面の粘着力を向上させるために、該シート面にコロナ処理を施すのが好ましい。
本発明で使用するウレタン樹脂はアジペート型エステルタイプ、エーテルタイプ、カプロラクトンタイプのいずれでもよい。流動開始温度(Tf):145〜190℃のものが好ましい。145℃未満では押出成形性が悪くなる。発泡剤の分解温度との相関関係も悪くなる。190℃を超えるとベタツキ感が強くなり、ブロッキングが生じて好ましくない。またインフレーション押出成形の場合は、ダイスから風船を立ち上げる時の成形性が悪くなり好ましくない。また、発泡剤の分解温度との相関関係も悪くなる。ウレタン樹脂の例としては、日本ポリウレタン株式会社製 E675PSPK、E785PSPK、E790PSPK、E665PSPK、株式会社クラレ製のクラミロン U8175、U8180、U1190等が挙げられる。
本発明で使用するエチレン−酢酸ビニル共重合体はメルトフローレート2.0〜20g/10min、酢酸ビニル含有量14〜25重量%のものが好ましい。メルトフローレート2.0g/10min未満ではインフレーション押出成形性やT−ダイ押出成形性が悪くなる。20g/10minを超えるとベタツキ感が生じ、ブロッキングが生じる。酢酸ビニル含有量を14重量%未満にすると難燃性を悪くする。25重量%を超えるとベタツキ感があり、ブロッキングが生じ好ましくない。また機械的強度が悪くなるので好ましくない。
エチレン−酢酸ビニル共重合体の例としては、三井・デュポンポリケミカル株式会社製エバフレックス EV−360、エバフレックス EV−450、エバフレックス EV−460、エバフレックス EV−560、日本ユニカ株式会社製 NUC−3195、NUC−3461、NUC−3830等が挙げられる。
ウレタン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体は混合して使用する。両者の使用割合はウレタン樹脂100〜96重量%に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体0〜4重量%である。
難燃シートにおいてウレタン樹脂の比率が多い場合は難燃性が良好であるが、タックが発生する。しかし、難燃シートを発泡させるとタックは軽減される。難燃剤を30重量部以上添加したAシートは行程紙などを使用することなく、直接ワインダーに巻き取ることができる。
エチレン−酢酸ビニル共重合体は成形加工性がよい。しかし、エチレン−酢酸ビニル共重合体を配合するとAシートの難燃性が悪くなるので、難燃剤の添加量を多くする必要がある。添加量を多くすると成形性が悪くなる。また、機械的強度が悪くなるので好ましくない。そのため、エチレン−酢酸ビニル共重合体の混合量をウレタン樹脂100〜96重量%に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体の混合量は0〜4重量%であり、4重量%を
超えて配合すると二層構造発泡難燃シートに粘着剤を塗工し、二層構造発泡難燃性粘着テープにした場合、難燃性が悪くなり好ましくない。
さらに、本発明においては難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミドを使用する。
ヒドラゾジカルボンアミドの構造式は、
で示される化合物であり、融点257℃、比重1.60である。
ヒドラゾジカルボンアミドはT−ダイ押出機やインフレーション押出機によって成形加工する際の樹脂への分散性及び加工性を考慮すると、平均粒径30μm以下のものが好ましい。平均粒径が20μm以下のものがさらに好ましい。
ヒドラゾジカルボンアミドは、ブロッキング防止効果が大きいので、本発明で使用する難燃剤として好適である。また焼却してもNOxが発生しない効果も奏する。ヒドラゾジカルボンアミドの例としては、大塚化学株式会社製 KBH−30等が挙げられる。
本発明に係るヒドラゾジカルボンアミドは、ウレタン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体の混合体100重量部に対し、30〜120重量部を配合したものである。
二層構造発泡難燃性粘着テープの発泡剤を配合したAシートは発泡すると体積が膨張し、難燃性が悪くなるので、ウレタン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体等を配合した全樹脂100重量部に対し、難燃剤の配合量は30〜120重量部である。好ましくは、35〜110重量部、より好ましくは、50〜110重量部である。
かかる難燃剤の配合量について、30重量部未満では難燃性が悪くなる。また120重量部を超えると押出成形性が悪くなる。また、Aシートの機械的強度が悪くなる。
Bシートにおける難燃剤の配合量は、30〜120重量部である。好ましくは35〜110重量部、より好ましくは50〜110重量部である。30重量部未満では二層構造として使用するAシートの難燃性補強効果が悪くなる。120重量部を超えると二層構造発泡難燃性粘着テープの比重が大きくなり好ましくない。
本発明に係る発泡剤としては熱膨張性マイクロカプセルが使用される。
熱膨張性マイクロカプセルは、小さなプラスチック球体で平均粒径5〜50μmであり、アクリル系コポリマー及び低密度ポリエチレンの熱可塑性樹脂である。
熱膨張性マイクロカプセルは熱可塑性高分子を外殻とし、中に液体を内包するものが好ましい。かかる液体は、熱膨張性マイクロカプセルの軟化温度以下の液体で低沸点炭化水素である。
膨張開始温度は約85〜160℃で、最高熱膨張温度は約125〜190℃である。
熱膨張性マイクロカプセルの体積膨張は約20〜70倍である。
熱膨張性マイクロカプセルは、ウレタン樹脂とエチレン−酢酸ビニル共重合体の混合体100重量部に対して0.8〜3.0重量部、好ましくは1.5〜3.0重量部、より好ましくは1.5〜2.5重量部である。0.8重量部未満では熱膨張性(発泡倍率)が小さく好ましくない。添加量3.0重量部を超えると熱膨張性が大きくなり過ぎ、二層構造発泡難燃性シートの表面の凹凸が大きくなり、外観が悪くなる。更に二層構造発泡難燃性シートの機械的強度が悪くなる。特にヨコ方向の強度が低下する。またピンホールが発生する。
熱膨張性マイクロカプセルにはKicker(発泡促進剤)を含有させてもよい。Kickerとして尿素、シュウ酸、クエン酸、フマル酸、アジピン酸、マレイン酸などの有機系のKickerを用いることができる。
原子力発電所では、亜鉛や鉛の使用が禁止されている。そのため亜鉛系Kicker、鉛系Kickerは使用しない。
熱膨張性マイクロカプセルの例としては、大日精化株式会社製 マイクロスフェアー M520、マイクロスフェアー H750D、マイクロスフェアー H850D、ファインセルマスター MS401K、ファインセルマスター MS402K、松本油脂製薬株式会社製 マツモトマイクロスフェアー F−55、F−80S、F−80VS、F−82EVA50、F−85、F−100、EXPANCEL株式会社製 Expancel
092−40、192−80、092−120、009−80、092RMB120、
092MB120などが挙げられる。
二層構造発泡難燃性シートの比重は0.50〜0.95である。比重が0.50未満では水に浮くが、Aシートの表面の凹凸が大きくなり、ピンホールが発生し、外観が悪なる。また、難燃性が悪くなり、また機械的強度は低下する。特にヨコ方向の強度が低下し好ましくない。比重が0.95を超えると粘着剤層を二層構造発泡難燃性シートに塗工して貼り合わせると、比重が1以上になり水中での浮力を失い、好ましくない。
本発明の二層構造発泡難燃性テープの基材シートを押出成形加工するにはウレタン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド及びその他の上記配合剤等をヘンシュルミキサー、バンバリーミキサー、ロールニーダー、加圧ニーダー等を用いて加熱混練して難燃性樹脂混合物を作り、これをカレンダーロール、一軸押出機、二軸押出機等でペレット化し、このペレットに熱膨張性マイクロカプセルをまぶし付着させる。又は、発泡剤を低融点の樹脂に練り込んでマスターバッチとして添加しても良い。
T−ダイ押出機、インフレーション押出機で二層構造発泡難燃性シートを成形加工する。発泡はT−ダイリップ、インフレーションダイリップから出たところで行われる。
二層構造発泡難燃性シートは、2台の押出機を使用し、一方の内層押出機に発泡剤を配合したペレットを注入する。もう一方の外層押出機には発泡剤を配合していないペレットを注入する。ペレットの注入は内層押出機には発泡剤を配合していないペレット、外層押出機には発泡剤を配合しているペレットでもよい。
内層押出機、外層押出機で溶解した樹脂を2種類二層ダイスから押し出しし、発泡剤を配合したペレットは発泡したシート(Aシート)、発泡剤を配合していないペレットは無発泡シート(Bシート)となりシートは2種類二層ダイス中で溶着し、二層構造発泡難燃性シートとなる。
粘着剤層を形成する粘着剤としては、アクリル系、ゴム系等の粘着剤を使用することができ、これ等の粘着剤は溶剤タイプ、水分散タイプ、ホットメルトタイプのいずれのタイプであってもよい。
アクリル系粘着剤には通常非架橋型と架橋型があるが、硬化剤で架橋した架橋型が好ましい。アクリル系粘着剤は主成分がアクリル酸エステルであり、主モノマーとしてTgの低いポリマーを生成する4〜12個の炭素を有するアルキルアクリレート又はメタクリレートで、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ブチル、アクリル酸イソオクチル等のモノマーと側鎖の短いアクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、酢酸ビニル、スチ
レン等のTgが高く官能基を有するモノマーとの共重合体が用いられる。
官能基は濡れ特性に影響し、架橋の場を与えている。
アクリル酸エステル共重合体の粘着剤としては、東洋インキ製造株式会社製のオリバイン BPS5789、オリバイン BPS3841、オリバイン BPS3180−3A、オリバイン BPS1109、オリバイン BPS5700、オリバイン BPS5727が挙げられる。
硬化剤としては、イソシアネート系のものが好ましく、東洋インキ製造株式会社製のオリバイン BXX5627、オリバイン BXX5134が挙げられる。
ゴム系粘着剤としては、天然ゴム粘着剤、スチレン−ブタジエンランダムコポリマー粘着剤(SBR)、ポリイソブチレン系粘着剤(PIB)、ブチルゴム系粘着剤等が挙げられるが、SBR粘着剤が好ましい。SBR粘着剤としては、東洋インキ製造株式会社製のオリバイン BPS3757−1、オリバイン BPS4595等が挙げられる。
二層構造発泡難燃性粘着テープは、Bシート面に粘着剤層を形成することにより製造することができる。
溶解タイプ、水分散タイプの何れの場合でも、剥離シート上に粘着剤を塗工し、乾燥して粘着剤層を形成した後、Bシート上に粘着剤層を転写し積層する。転写によらない場合は、直接溶剤タイプ、水分散タイプの粘着剤をBシートに塗工する。
コロナ処理したBシート面に粘着剤層を塗工すると、粘着力が向上するので好ましい。
粘着剤の塗工量は10〜80g/mで、好ましくは15〜70g/m、より好ましくは20〜70g/mである。
塗工量が10g/m未満では、粘着力が小さく、80g/mを超えると難燃性が悪くなり好ましくない。
アクリル系粘着剤を架橋する硬化剤としては、イソシアネート系硬化剤が好ましく、硬化剤の添加量は粘着剤に対して0.5〜5.0重量部、好ましくは1.0〜4.0重量部である。0.5重量部未満では、保持力が小さくなり被粘着物から剥離した場合に粘着剤の糊が残る。5.0重量部を超えると保持力が大きくなり粘着テープとしての機能をなさなくなる。
二層構造発泡難燃性粘着テープ及び二層構造発泡難燃性シートの難燃性は、酸素指数LOIは26以上である。26未満では放射性物質を取り扱う場所で使用するには、難燃性が十分でなく好ましくない。
二層構造発泡難燃性粘着テープ及び二層構造発泡難燃性シートを加熱燃焼した場合の残渣灰分は0.1重量%以下である。
残渣灰分が0.1重量%を超えると、二層構造発泡難燃性粘着テープは焼却処分すると、残渣灰分は長期に亘り保管する必要があるので、保管場所のスペースに問題が生じる。
本発明の二層構造発泡難燃性シートを成形する場合、ウレタン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体の物性を阻害しない範囲で、樹脂としてはLDPE、LLDPE、EEA、αオレフィン樹脂等を添加してもよい。また加工助剤として滑剤、安定剤、可塑剤さらに顔料、染料、紫外線吸収剤、光安定剤、酸化防止剤、カップリング剤、防黴剤等を併用することができる。
以下、実施例を示して本発明に係る二層構造発泡難燃性粘着テープ及び二層構造発泡難燃性粘着シートの一例を具体的に説明する。
実施例1
(1)基材シート(Aシート及びBシート)
ウレタン樹脂として クラミロン U1190(Tf:165℃、比重:1.20、硬
度:ショアーD 90A)96重量%にエチレン−酢酸ビニル共重合体 エバフレックス
EV−360(メルトフローレート:2.5g/10min、酢酸ビニル含有量19%、比重:0.95)4重量%を配合した全樹脂量100重量部用意する。
次にAシート用ペレットとしては、該樹脂混合物に難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30(平均粒径:5μm、比重:1.60)90重量部を配合して使用した。滑剤としてヘキスト株式会社製のヘキストワックスOP 1.0重量部、ヘキスト株式会社製 ヘキストワックスE 0.7重量部、耐光剤としてチバガイギ株式会社製 チヌピン 326 0.7重量部、耐光剤として旭電化工業株式会社製 アデカスタブ LA−63P 0.5重量部を加え、バンバリーミキサーで130℃、10分間混練し、難燃樹脂混合物を製造した。
該難燃樹脂混合物をφ50mm押出機を用いてペレット化した。
該難燃樹脂ペレットの比重は、1.38であった。
Bシート用ペレットは、難燃剤として ヒドラゾジカルボンアミド KBH−30(平均粒径:5μm、比重:1.60)をAシートと同量の90重量部配合して使用した。その他の配合剤である滑剤、紫外線吸収剤、耐光剤はAシート用ペレットと同量配合し、Aシート用ペレットと同様にしてペレット化した。
Bシート用ペレットの比重は、1.38であった。
Aシート用ペレットは、ペレット100重量部に熱膨張性マイクロカプセルとして ファインセルマスター MS401K(低密度ポリエチレンでのマスターバッチ、熱膨張性マイクロカプセル40%含有)4重量部を添加し、ヘンシェルミキサー50リットル中、低速回転で3分間攪拌して両ペレットを混合した。
該発泡剤を含有したAシート用ペレットを、株式会社日本製鋼所製のインフレーション押出機(φ55mm、L/D:28、CR:2.2)のホッパーに投入した。一方、発泡剤を添加していないBシート用ペレットを、別の株式会社日本製鋼所製のインフレーション押出機(φ50mm、L/D:28、CR:2.5)のホッパーに投入した。該併設したφ55mm押出機と、φ50mm押出機の2台のインフレーション押出機を用いて、両押出機のシリンダー温度/C1:140℃、C2:165℃、C3:180℃、ヘッド温度
/HD:175℃、ダイス温度/D1:175℃、D2:175℃に設定した。ダイスは2
種類二層とし、両押出機においてスピード4m/minで成形加工し、内層はAシート、外層はBシートとし、両者をダイスリップを出る前に溶着させ、風船を膨らませて二層構造発泡難燃性シートに成形加工した。内層のAシートの厚さは180μm、外層のBシートの厚さは30μmである。二層構造発泡難燃性シートの厚さは210μmであった。二層構造発泡難燃性シートをワインダーに巻き取った。該二層構造発泡難燃性シートの外層のBシート面にコロナ処理を施した。該二層構造発泡難燃性シートは、二層構造発泡難燃性粘着テープを製作するための基材シートとした。
(2)粘着剤
アクリル酸エステル共重合体として オリバイン BPS5700(東洋インキ製造株式会社製)100重量部を用いて、これに硬化剤として、オリバイン BXX5627(東洋インキ製造株式会社製)1.5重量部を混合した粘着剤を剥離紙上に塗工し、90℃で5分間乾燥した。該粘着剤の塗工量は60g/mであった。
(3)二層構造発泡難燃性粘着テープ
上記(1)で製造した二層構造発泡難燃性シートのBシートにおける外側面に、上記(2)で製造した剥離紙上に塗工された粘着剤層を転写し、剥離紙を取り除いた二層構造発
泡難燃性粘着テープを、7日間40℃で放置熟成後、5cm幅にスリットした。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表1及び表2に示す。
実施例2
実施例1と同様にして成形加工した二層構造発泡難燃性シートを、二層構造発泡難燃性粘着テープの基材シートとした。粘着剤は実施例1と同様のものを使用した。該粘着剤は実施例1と同様にして塗工した。該粘着剤の塗工量は20g/mであった。
その他は実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表1及び表2に示す。
実施例3
実施例1と同様にしてAシート及びBシートの何れもウレタン樹脂としてクラミロン U1190を100重量%使用したが、実施例1で使用したエチレン−酢酸ビニル共重合体 エバフレックス EV−360は使用しなかった。ウレタン樹脂 クラミロン U1190 100重量部に、難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30を40重量部配合してAシート用ペレットを作成した。
さらにウレタン樹脂 クラミロン U1190 100重量部に、難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30を45重量部配合してBシート用ペレットを作成した。
その他は、Aシート用ペレット及びBシート用ペレットは、何れも実施例1と同様にして、難燃樹脂ペレットとした。
Aシート用ペレットの比重は1.31であった。Bシート用ペレットの比重は1.32であった。
該Aシート用ペレットに、熱膨張性マイクロカプセル ファインセルマスター MS401K(マスターバッチ熱膨張性マイクロカプセル40%含有)3重量部を添加して実施例1と同様にして両ペレットを混合した。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。該二層構造発泡難燃性シートを二層構造発泡難燃性粘着テープの基材シートとした。ここで内層のAシートの厚さは160μm、外層のBシートの厚さは40μmである。二層構造発泡難燃性シートの厚さは200μmであった。粘着剤は実施例1と同様のものを使用した。該粘着剤は実施例1と同様にして塗工した。該粘着剤の塗工量は50g/mであった。
その他は実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表1及び表2に示す。
実施例4
Aシート用ペレットの難燃性樹脂混合物は、実施例1と同様のものを使用した。該樹脂100重量部に、難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30を110重量部配合した。
Bシート用ペレットの難燃性樹脂混合物は、実施例1と同様のものを使用した。該樹脂100重量部に、難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30を35重量部配合した。その他はAシート用ペレット、Bシート用ペレットの何れも実施例1と同様にして難燃樹脂ペレットを製造した。Aシート用ペレットの難燃樹脂ペレットの比重は1.42であった。Bシート用ペレットの難燃剤樹脂ペレットの比重は1.28であった。
該Aシート用ペレットの難燃樹脂ペレットに、発泡剤としてファインセルマスター MS401K(マスターバッチ熱膨張性マイクロカプセル40%含有)6.0重量部を添加
して実施例1と同様にして両ペレットを混合した。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。
内層のAシートの厚さは250μm、外層のBシートの厚さは40μmであった。二層構造発泡難燃性シートの厚さは290μmであった。該二層構造発泡難燃シートを基材シートとした。
粘着剤としては、アクリル酸エステル共重合体 オリバイン BPS5700 100重量部に対して、硬化剤 オリバイン BXX5627 4.0重量部を混合した粘着剤を該基材シートに実施例1と同様にして塗工した。
該粘着剤の塗工量は70g/mであった。その他は実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表1及び表2に示す。
実施例5
実施例1においてウレタン樹脂 クラミロン U1190を使用せず、E785PSPK(Tf:160℃、比重:1.22、硬度:ショアーD 85A)96重量%を使用した。エチレン−酢酸ビニル共重合体は実施例1と同様のエバフレックス EV−360 4重量%を使用した。その他は実施例1と同様にしてAシート用ペレット及びBシート用ペレットを製造した。Aシート用ペレット及びBシート用ペレットの比重は1.38であった。
該Aシート用ペレットに発泡剤としてファインセルマスター MS401Kを2.5重量部添加し、実施例1と同様にして両ペレットを混合した。その他は実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。
内層のAシートの厚さは80μm、外層のBシートの厚さは15μmであった。二層構造発泡難燃性シートの厚さは95μmであった。
該二層構造発泡難燃性シートを基材シートとした。粘着剤は、実施例1と同様のものを使用した。該粘着剤の塗工量も実施例1と同量であった。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表3及び表4に示す。
実施例6
実施例1と同様の樹脂、同様の難燃剤を同量混合し、実施例1と同様にしてAシート用ペレット及びBシート用ペレットを製造した。その他は実施例1と全く同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。
該二層構造発泡難燃性シートを基材シートとした。
粘着剤としては、実施例1で使用されたアクリル酸エステル共重合体の オリバイン BPS5700の代わりにアクリル酸エステル共重合体である オリバイン BPS5789(東洋インキ製造株式会社製)100重量部を使用した。
該粘着剤100重量部に硬化剤として オリバイン BXX5627(東洋インキ製造株式会社製)0.8重量部を添加し、攪拌混合して粘着剤を製造した。該粘着剤を実施例1と同様にして剥離紙上に60g/mを塗工した。該粘着層を該基材シートに転写塗工して二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表3及び表4に示す。
実施例7
実施例1において実施例1と同様にして製造した二層構造発泡難燃性シートを基材シートとした。粘着剤は実施例1と同様の方法で作成した。
該粘着剤の塗工は実施例1の転写法ではなく、該粘着剤をBシート面に直接塗工し、9
0℃で5分間乾燥し、二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
該粘着剤の塗工量は60g/mであった。
該二層構造発泡難燃性粘着テープを7日間40℃で放置熟成後、5cm幅にスリットした。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表3及び表4に示す。
実施例8
実施例1において実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを作成した。内層のAシートの厚さは180μm、外層のBシートの厚さは30μmであった。該二層構造発泡難燃性シートの厚さは210μmであった。
該二層構造発泡難燃性シートの物性を測定した結果を表3及び表4に示す。
比較例1
実施例1においてAシート用ペレットの難燃樹脂ペレットは、実施例1と同様のものを使用した。該難燃樹脂ペレットに発泡剤としてファインセルマスター MS401Kを1.5重量部添加し、実施例1と同様にして両ペレットを混合した。
Bシート用ペレットは実施例1と同様のものを使用した。その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。
内層のAシートの厚さは90μm、外層のBシートの厚さは30μmであった。二層構造発泡難燃性シートの厚さは120μmであった。該二層構造発泡難燃性シートを基材シートとした。粘着剤は実施例1と同様のものを該基材シートに転写法により同量塗工した。その他は実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表5及び表6に示す。
比較例2
実施例1においてAシート用ペレットは、実施例1と同様のものを使用した。該難燃樹脂ペレットに発泡剤としてファインセルマスター MS401Kを9.0重量部添加し、実施例1と同様にして両ペレットを混合した。
Bシート用の難燃樹脂ペレットは実施例1と同様のものを使用した。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。内層のAシートの厚さは340μm、外層のBシートの厚さは30μmであった。二層構造発泡難燃性シートの厚さは370μmであった。
該二層構造発泡難燃性シートを基材シートとした。粘着剤は実施例1と同様のものを該基材シートに転写法により同量を塗工した。
その他は実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表5及び表6に示す。
比較例3
実施例1において、Aシート用ペレットは実施例1と同様のものを使用した。発泡剤も実施例1と同様のものを同量使用した。実施例1と同様にして両ペレットを混合した。
Bシート用ペレットの樹脂は実施例1と同様のものを使用した。その他はAシート用ペレット、Bシート用ペレットの何れも実施例1と同様にして難燃樹脂ペレットを製造した。Aシート用ペレットの比重は1.38であった。Bシート用ペレットの比重は1.38であった。
Aシート用ペレット、Bシート用ペレットを使用して実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。該二層構造発泡難燃シートを基材シートとした。
該基材シートに実施例1と同様の粘着剤を転写法により5g/m塗工した。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表5及び表6に示す。
比較例4
実施例1において基材シートは実施例1と同様のものを使用した。実施例1において実施例1と同様の粘着剤を該基材シートに転写法により90g/m塗工した。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表5及び表6に示す。
比較例5
実施例1において基材シートは実施例1と同様のものを使用した。実施例1において粘着剤はアクリル酸エステル共重合体 オリバイン BPS5700 100重量部を使用し、硬化剤は添加しなかった。該粘着剤を該基材シートに転写法により60g/m塗工した。粘着剤が柔らかく、粘着保持力が悪く、更に二層構造難燃樹脂層と粘着剤との粘着性が悪く剥離した。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表7及び8に示す。
比較例6
実施例1においてAシート用ペレットの樹脂は実施例1と同様のものを使用した。
該樹脂100重量部に難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30を130重量部配合した。
Bシート用ペレットの樹脂は実施例1と同様のものを使用した。難燃剤も実施例1と同様のものを同量使用した。その他はAシート用ペレット、Bシート用ペレットの何れも実施例1と同様にして難燃剤ペレットを製造した。Aシート用ペレットの比重は1.43であった。Bシート用ペレットの比重は1.38であった。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。
該二層構造発泡難燃シートを基材シートとした。
粘着剤は実施例1と同様のものを該基材シートに転写法により同量塗工した。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表7及び8に示す。
比較例7
実施例1においてAシート用ペレットの樹脂は実施例1と同様のものを使用した。
該樹脂100重量部に、難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30を20重量部配合した。
Bシート用ペレットの樹脂は実施例1と同様のものを使用した。難燃剤も実施例1と同様のものを同量使用した。その他はAシート用ペレット、Bシート用ペレットの何れも実施例1と同様にして難燃剤ペレットを製造した。Aシート用ペレットの比重は1.24であった。Bシート用ペレットの比重は1.38であった。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。該二層構造発泡難燃シートを基材シートとした。
粘着剤は実施例1と同様のものを該基材シートに転写法により同量塗工した。その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表7及び8に示す。
比較例8
実施例1においてAシート用ペレットの樹脂は実施例1と同様のものを使用した。難燃剤も実施例1と同様のものを同量使用した。
Bシート用ペレットの樹脂は実施例1と同様のものを使用した。該樹脂100重量部に難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30を20重量部を配合した。その他はAシート用ペレット、Bシート用ペレットの何れも実施例1と同様にして難燃剤ペレットを製造した。Aシート用ペレットの比重は1.38であった。Bシート用ペレットの比重は1.24であった。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。
該二層構造発泡難燃シートを基材シートとした。
粘着剤は実施例1と同様のものを基材シートに転写法により同量塗工した。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表7及び8に示す。
比較例9
実施例1においてAシート用ペレットの樹脂は実施例1と同様のものを使用した。難燃剤も実施例1と同様のものを同量使用した。
Bシート用ペレットの樹脂は実施例1と同様のものを使用した。該樹脂100重量部に難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30を130重量部配合した。
その他はAシート用ペレット、Bシート用ペレットの何れも実施例1と同様にして難燃剤ペレットを製造した。Aシート用ペレットの比重は1.38であった。Bシート用ペレットの比重は1.43であった。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。該二層構造発泡難燃シートを基材シートとした。
粘着剤は実施例1と同様のものを基材シートに転写法により同量塗工した。その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表9及び10に示す。
比較例10
実施例1においてウレタン樹脂 クラミロン U1190 90重量%、エチレン−酢酸ビニル共重合体 エバフレックス EV−360 10重量%を配合し、実施例1と同様にしてペレット化した。
Aシート用ペレットの全樹脂100重量部に、難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド
KBH−30を90重量部混合し、実施例1と同様にして、難燃樹脂ペレットを製造した。Aシート用ペレットの比重は1.36であった。
Bシート用ペレットの全樹脂量100重量部に、難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミド KBH−30を25重量部混合して実施例1と同様にして、難燃樹脂ペレットを製造した。該Bシート用ペレットの比重は1.26であった。
Aシート用ペレット、Bシート用ペレットの難燃樹脂ペレットを用い、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性シートを成形加工した。該二層構造発泡難燃性粘着シートを基材シートとした。該基材シートに粘着剤を実施例1と同様のものを同量、同様の転写法により塗工した。
その他は、実施例1と同様にして二層構造発泡難燃性粘着テープを得た。
上記のようにして作製した該二層構造発泡難燃性粘着テープの物性を測定した。その結果を表9及び10に示す。
物性の測定
(1)燃焼ガスの分析
燃焼ガス発生方法 JIS K 2541に準拠
塩素ガス(HCl) JIS K 0107
フッ化水素(HF) JIS K 0105
臭化水素(HBr) JIS K 0085
リン化水素(PH) 検知管法
(2)成分含有分析
亜鉛(Zn) 酸分解後、ICP発光分光分析法
鉛(Pb) 酸分解後、ICP発光分光分析法
ケイ素(Si) 灰化−アルカリ融解/ICP発光分光分析法
(3)灰分
試料の適量を白金るつぼに採取し、熱板上で炭化した後、電気炉に入れて850℃において30分間加熱し、灰化させて、その残分を灰分の重量とした。
表中の灰分「≦0.1」は「0.1」以下であることを示す。
(4)比重 JIS K 0061 天びん法
(5)酸素指数 JIS K 7201
支持方法の区分:B−1号
(6)引張試験 JIS Z 1702
(7)粘着力 JIS Z 0237に準拠
180度引き剥がし
試験荷重:9.80N
試験時間:60分間
(8)保持試験 JIS Z 0237に準拠
ずれ長さ(mm)
(9)発泡難燃シートの表面
平滑 ◎
やや凹凸がある ○
凹凸がある △
凹凸とピンホールがある ×
(10)発泡難燃シートの成形加工性(シートの発泡性)
発泡ムラなし ○
発泡ムラあり △
発泡ムラあり、ピンホールあり、厚さムラあり ×
本発明の二層構造発泡難燃性粘着テープは、自己消火性発泡難燃シートと共に使用するもので、水中に落ちても沈降することがなく浮くもので、使用後焼却しても灰分の発生も少なく、有害ガスが発生せず、フィルターの目詰まりも生じないので、放射性物質を取り扱う所での床、壁、天井、機器等の被覆用難燃シートの粘着に非常に好適に使用される。

Claims (13)

  1. 難燃性樹脂混合物100重量部と熱膨張性マイクロカプセル0.8〜3.0重量部とを配合し発泡させて成形加工した発泡難燃シート層からなるAシートと、無発泡難燃シート層からなるBシートを密着し、さらにBシート面に粘着剤層を形成し、前記難燃性樹脂混合物がウレタン樹脂100〜96重量%に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体0〜4重量%を配合した全樹脂100重量部に対し、少なくとも難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミドを30〜120重量部含有し、比重0.60〜0.98、酸素指数26以上、残渣灰分0.1重量%以下であることを特徴とする二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  2. 前記無発泡難燃シート層からなるBシートが、前記難燃性樹脂混合物により形成されたことを特徴とする請求項1記載の二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  3. 前記ウレタン樹脂は、流動開始温度(Tf)が145〜190℃であることを特徴とする請求項1又は2に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  4. 前記エチレン−酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニル含有量が14〜25重量%で、メルトフローレート1〜15g/10minの共重合体であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  5. 前記熱膨張性マイクロカプセルは、熱可塑性高分子を外殻とし、該熱可塑性高分子の軟化温度以下の沸点を有する液体を内包するマイクロカプセルであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  6. 前記粘着剤層は、アクリル酸エステル共重合体を硬化剤で架橋した粘着剤からなるものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  7. 前記硬化剤は、アクリル酸エステル共重合体100重量部に対し、0.5〜5.0重量部を配合したことを特徴とする請求項6に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  8. 前記粘着剤の塗工量は、10〜80g/mであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  9. 前記Aシートの厚さが70〜300μm、Bシートの厚さが10〜50μmであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  10. 前記Aシート及びBシートは、T−ダイ押出機又はインフレーション押出機で成形加工されたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  11. 前記二層構造発泡難燃性粘着テープは、放射性物質取扱所で使用するテープであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載された二層構造発泡難燃性粘着テープ。
  12. 難燃性樹脂混合物100重量部と熱膨張性マイクロカプセル0.8〜3.0重量部とを配合し発泡させて成形加工した発泡難燃シート層からなるAシートと、無発泡難燃シート層からなるBシートを密着させてなる二層構造発泡難燃性シートであって、前記難燃性樹脂混合物がウレタン樹脂100〜96重量%に対し、エチレン−酢酸ビニル共重合体0〜
    4重量%を配合した全樹脂100重量部に対し、少なくとも難燃剤としてヒドラゾジカルボンアミドを30〜120重量部含有し、比重0.50〜0.95、酸素指数26以上、残渣灰分0.1重量%以下であることを特徴とする二層構造発泡難燃性シート。
  13. 前記発泡難燃シート層からなるAシート及び前記無発泡難燃シート層からなるBシートが、前記難燃性樹脂混合物により形成されたことを特徴とする請求項12記載の二層構造発泡難燃性シート。
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