JP2002221778A - 光プリンタ - Google Patents

光プリンタ

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JP2002221778A JP2001017596A JP2001017596A JP2002221778A JP 2002221778 A JP2002221778 A JP 2002221778A JP 2001017596 A JP2001017596 A JP 2001017596A JP 2001017596 A JP2001017596 A JP 2001017596A JP 2002221778 A JP2002221778 A JP 2002221778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間で露光及び現像が済んだインスタント
フィルムを排出することができる光プリンタを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 自己現像液を内蔵したインスタントフィ
ルム(100)を収納するフィルム収納部(260)
と、インスタントフィルム上に露光用の光を照射するた
めの光ヘッド(210)と、自己現像液を絞り出すため
の現像手段(222a及び222b)と、インスタント
フィルムを搬送するための搬送手段(221a及び22
1b)と、搬送手段による前記インスタントフィルムの
搬送速度をインスタントフィルムの搬送中に変化させる
制御手段(601)とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インスタントフィ
ルムに露光を行う光プリンタに関し、特にインスタント
フィルムの特徴に合わせてインスタントフィルムの搬送
速度を可変する光プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自己現像液を内蔵するインスタントフィ
ルムの表面には、自己現像液を収納する収納部によって
凹凸が存在している。したがって、そのようなインスタ
ントフィルムを露光及び現像する光プリンタにおいて、
現像手段によって自己現像液を収納部から絞り出す場合
に、インスタントフィルムの搬送速度を大きくすると、
凹凸によって搬送速度に乱れが生じてしまう。そこで、
インスタントフィルムの搬送速度を低く押さえた一定の
速度で搬送していた。
【0003】ところが、自己現像液が絞り出されてしま
えば、インスタントフィルムの表面の凹凸はほぼなくな
り、またインスタントフィルムの搬送方向後端部分には
非感光部があって、そのような部分を搬送する場合には
搬送速度が乱れても画像になんら影響がない。しかしな
がら、インスタントフィルムを低く押さえた一定の速度
で搬送していたため、インスタントフィルムが露光及び
現像されて排出されるまでに、多くの時間を必要とする
という問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解消するものであって、より短時間で露光及び現像
が済んだインスタントフィルムを排出することができる
光プリンタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係わる光プリンタにおいては、自己現像液
を内蔵したインスタントフィルムを収納するフィルム収
納部と、インスタントフィルム上に露光用の光を照射す
るための光ヘッドと、自己現像液を絞り出すための現像
手段と、インスタントフィルムを搬送するための搬送手
段と、搬送手段による前記インスタントフィルムの搬送
速度をインスタントフィルムの搬送中に変化させる制御
手段とを有することを特徴とする。
【0006】また、インスタントフィルムは、自己現像
液を収納した現像液収納部と感光面とを有し、現像液収
納部から絞り出された自己現像液が感光面を現像するこ
とが好ましい。さらに、制御手段は、現像手段が現像液
収納部に位置しているときの搬送速度を、少なくともイ
ンスタントフィルムの他の部分を搬送する場合に比べて
小さくすることが好ましい。
【0007】さらに、制御手段は、光ヘッドによるイン
スタントフィルムの感光面への露光が行われている場合
の搬送速度を、インスタントフィルムの感光面への露光
が終了した場合に比べて小さくすることが好ましい。さ
らに、現像手段は現像ローラであり、搬送手段は搬送ロ
ーラであることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】最初に、本発明に係わる光プリン
タに用いられる感光体である、インスタントフィルム1
00及びインスタントフィルム100が複数枚収納され
たフィルムカートリッジ120について説明する。図1
にインスタントフィルム100の外観を示す。インスタ
ントフィルム100は、その一方の先端部に自己現像液
を含む現像液パック101、感光材料102、表面カバ
ー103及び現像液だまり104を有している。また、
表面カバー103は、感光材料102と対向する透明な
開口部を有しており、現像液パック101及び現像液だ
まり104等のある部分は不透明な材料から構成されて
いる。
【0009】暗所において、表面カバー103の開口部
を介して感光材料102を露光し、現像液パック101
を絞って、感光材料102の全体に自己現像液を行き渡
らせて現像し、フルカラー画像を発色させる。図2にフ
ィルムカートリッジ120の外観を示す。フィルムカー
トリッジ120は、大開口部121と小開口部122を
有し、小開口部122からは、収納されているインスタ
ントフィルム100の後端部に接触することができるよ
うに構成されている。また、フィルムカートリッジ12
0の両サイドには、エッジ部123及び124が設けら
れ、図中の下部には、電池127が設けられている。電
池127からは電極125及び126を介して電力の供
給を行うことができる。さらに、インスタントフィルム
100は、小開口部122を利用してフィルムカートリ
ッジ120から取出され、その後現像等のために後述す
る搬送部220によって搬送される。
【0010】図3を用いて、本発明に係わる光プリンタ
200について説明する。図3は、光プリンタ200の
概略中央断面図である。光プリンタ200は、光ヘッド
部210、搬送部220、収納部260、及び制御回路
600等から構成されている。光ヘッド部210は、光
源である3色(略赤色、略緑色及び略青色)の各LED
が並べて近接配置されたLEDユニット211、平面と
円柱状のレンズ面を持つトロイドレンズ213、光源か
ら扇状に照射してくる光線217を略平行光束にして反
射する放物面鏡212、再びトロイドレンズ213を通
過して感光面102上の露光ポイントPでシャープな線
状に収束されることとなった光線217を90度下向き
に反射する反射鏡214、光源からの光線217を選択
的に透過又は遮断するための液晶光シャッタアレイ21
5、及びマスク部材216を有している。なお、液晶光
シャッタアレイ215は、インスタントフィルム100
の感光面102上に、640画素×640ラインのカラ
ー潜像を形成することができるように構成されている。
また、本実施例では、1画素の縦横の長さは、それぞれ
162μmである。なお、潜像形成方法については後述
する。
【0011】搬送部220は、フィルムカートリッジ1
20が収納された収納部260に隣接して設けられお
り、感光体であるインスタントフィルム100を搬送ロ
ーラ対221a及び221b、及び現像ローラ対222
a及び222bによって矢印Zの方向に搬送し、排出す
る。インスタントフィルム100は、搬送される間に光
ヘッド部210により露光ポイントPにおいてその感光
材料102が露光されて潜像が形成される。
【0012】インスタントフィルム100の搬送方向下
流側の先端部には前述した現像液パック101が配置さ
れ、現像ローラ対222a及び222bによって現像液
パック101が絞られて、現像液パック101から自己
現像液がインスタントフィルム100の露光後の感光材
料102上に、徐々に行き渡るように構成されている。
したがって、光プリンタ200から排出されたインスタ
ントフィルム100は、所定の時間経過後に潜像の現像
が完了し、カラー画像が発色されることとなる。
【0013】なお、自己現像液が感光材料102と反応
することによって、現像が開始されることから、未露光
の感光材料102に自己現像液が接触しないようにする
ことが重要である。したがって、後述するように、搬送
ローラ対221a及び221bは、その中央部分の径が
小さく構成され、搬送ローラ対によっては、現像液パッ
ク101が絞られないように構成されている。
【0014】また、搬送ローラ221aの軸には、ロー
タリーエンコーダ250が設けられており、ロータリー
エンコーダ250から発生されるエンコーダパルスを用
いて、光ヘッド210による露光タイミングが取られる
ように構成されている。搬送ローラ対221a及び22
1b、及び現像ローラ対222a及び222bは、モー
タMによって駆動されるように構成されている。また、
モータMの駆動軸にはMロータリーエンコーダ255が
設けられており、Mロータリーエンコーダ255から発
生されるMエンコーダパルスを用いてモータMの回転制
御がなされている。
【0015】収納部260には、ホルダ261に保持さ
れたフィルムカートリッジ120が収納されるように構
成されている。図4は、ロータリーエンコーダ250を
用いて発生したエンコーダパルス(a)、データ転送の
タイミング(b)、LEDユニット211へ供給される
LED発光パルス(c)及び液晶シャッタアレイ215
へ供給される各液晶シャッタ素子の開閉制御を行うため
のLCSパルス(d)〜(f)を示した図である。
【0016】液晶シャッタアレイ215は、インスタン
トフィルム100の搬送方向(図3の矢印Z方向)に直
行する方向に、それぞれが独立に開閉動作可能な640
個の液晶シャッタ素子を1列のみ備えている。各液晶シ
ャッタ素子は、電圧が印加されていない状態(0V)で
光を透過し、所定の電圧が印加された状態で光を遮断す
る、いわゆるノーマリ白タイプの液晶から構成されてい
る。
【0017】LEDユニット211の各LEDは、RG
Bが時分割で発光され、各LEDによって発生された露
光光束はそれぞれ液晶シャッタアレイ215の液晶シャ
ッタ素子を通過して、感光面102上の別々の位置に所
定のピッチ間隔で結像する。図4(b)に示すように、
1つ前のエンコーダパルスに対応して、各液晶シャッタ
素子を駆動するための画像データを、液晶シャッアレイ
215へ転送しておく。そして、エンコーダパルス
(a)に同期して、図4(c)に示すように、LED発
光パルスを発生し、R、G、Bの順番を繰り返しなが
ら、予め決められた時間間隔で、LEDユニット211
の各LEDを発光させる。さらに、エンコーダパルス
(a)に同期して、予め転送されている画像データに基
づいたLSCパルスを発生して各液晶シャッタ素子の開
閉動作を制御する。
【0018】ロータリーエンコーダ255は、搬送ロー
ラ211aと同軸上に設けられているため、エンコーダ
パルスは、インスタントフィルム100の搬送と同期し
ている。したがって、エンコーダパルスと同期してLE
D発光パルス及びLCSパルスを発生させることによっ
て、搬送ムラによる画質の劣化を防止することができ
る。
【0019】図4(d)のLCSパルスは、各色LED
の発光時の全期間中、所定の電圧を印加して、液晶シャ
ッタ素子を閉じる信号である。この場合、インスタント
フィルム100の感光材料102では現像後、黒色が発
色する。図4(e)のLCSパルスは、各色LEDの発
光時の半分の期間中、所定の電圧を印加して、液晶シャ
ッタ素子を閉じる信号である。この場合、インスタント
フィルム100の感光材料102では現像後、灰色が発
色する。図4(f)のLCSパルスは、各色LEDの発
光時の全期間中、電圧を印加せず、液晶シャッタ素子を
開く信号である。この場合、インスタントフィルム10
0の感光材料102では現像後、白色が発色する。この
ように、液晶光シャッタアレイ215の各液晶シャッタ
素子に印加される電圧の印加時間を制御することで、本
実施形態では、各色について、64階調を表現すること
を可能としている。
【0020】また、各色の露光の終わりには、正負一対
のパルスを液晶光シャッタアレイ215の全液晶シャッ
タ素子に印加して、各液晶シャッタ素子の直前の画像履
歴に影響されないような配慮がなされている。さらに、
液晶の劣化を防止するために、液晶光シャッタアレイ2
15に印加される電圧の極性を一回毎に反転させてい
る。なお、液晶光シャッタアレイ215に印加される電
圧の極性が変化しても、各液晶シャッタ素子の開閉動作
に変化はないもとする。
【0021】図5は、インスタントフィルム100への
潜像形成プロセスを説明するための図である。ここで、
インスタントフィルム100は、矢印Zの方向に搬送部
220によって所定の搬送速度で搬送されているものと
する。また、インスタントフィルム100は、R光に反
応して潜像を形成するR層、G光に反応して潜像を形成
するG層、及びB光に反応して潜像を形成するB層を有
しているものとする。光ヘッド部210によって照射さ
れるR、G、及びBの各光は、図5(a)に示すよう
に、インスタントフィルム100の感光材料102上の
露光ポイントPに各々幅Wの像を、所定ピッチ間隔で結
像する。
【0022】図5(a)は、R光による露光が開始され
た時点を示している。図5(b)は、G光の露光が開始
された時点を示している。なお、所定の時間のR光の点
灯と、インスタントフィルム100の移動によって、R
光によるR層中の区間イの露光が完了している。図5
(c)は、B光の露光が開始された時点を示している。
なお、所定の時間のG光の点灯と、インスタントフィル
ム100の移動によって、G光によるG層中の区間ロの
露光が完了している。
【0023】図5(d)は、再度R光の露光が開始され
た時点を示している。なお、所定の時間のB光の点灯
と、インスタントフィルム100の移動によって、B光
によるB層中の区間ハの露光が完了している。同様に、
図5(e)ではR光による区間ニの露光が完了し、図5
(f)ではG光による区間ホの露光が完了している。同
様の手順を繰り返すことによって、インスタントフィル
ム100上に潜像が形成される。
【0024】次に、図6及び7を用いて、本発明に係わ
る光プリンタ200の詳細構造について説明する。図6
は、光プリンタ200の斜視図を示し、図7は、図6の
図中上方からみた平面図を示している。Mは、制御回路
600によって、正逆回転されるモータである。モータ
Mは、ギアボックス234を介してギア232を正逆回
転させる。230は、搬送ローラ221bと同軸に設け
られているギア、231は現像ローラ222aと同軸に
設けられているギアである。図に示される様に、ギア2
32はギア231と、ギア231はギア230と噛み合
わされている。モータMの正逆回転により、ギア232
及びギア231を介して現像ローラ対222a及び22
2bが駆動され、さらにギア230を介して搬送ローラ
対221a及び221bが駆動されるように構成されて
いる。
【0025】250は搬送ローラ221aと同軸に設け
られたロータリーエンコーダ、251はエンコーダパル
ス発生手段である。エンコーダパルス発生手段251
は、ロータリーエンコーダ250が搬送ローラ221a
の回転と同期して回転するのに応じて、エンコーダパル
ス(図4(a)参照)を発生するように構成されてい
る。なお、インスタントフィルム100の搬送と同期し
た正確なパルスが発生できれば、他の構成を採用するこ
とも可能である。
【0026】120は前述したフィルムカートリッジで
あり、125及び126はフィルムカートリッジ120
に設けられた電池127の電極である。電極125及び
126は、接点607と接続して電力を制御回路600
等に供給する。ホルダ261は、フィルムカートリッジ
120を保持しており、筐体201に設けられた軸20
6a及び206bを中心にして回動することができるよ
うに構成されている。ホルダ261の上面には、係止部
材262が設けられており、係止部材262の先端部2
64及び265が筐体201に設けられた突部203a
及びbと係合して、ホルダ261を筐体201に係止し
ている。
【0027】係止部材262は、軸263を中心にし
て、図7中で半時計回り方向に回転することができ、回
転することによって、係止部材262の先端部264及
び265と突部203a及びbとの係合が解除されて、
ホルダ261が軸206a及びbを中心して回動するこ
とができるようになる。また、筐体201には、突部2
04a及び204bが設けられており、ホルダ261に
設けられた係合部材271a及び271bと係合して、
ホルダ261が所定の範囲以上に回動しないように構成
されている。また、ホルダ261が回動することによっ
て、フィルムカートリッジ120の着脱が容易に行える
ように構成されている。
【0028】突起266は、係止部材262に固定され
ており、ホルダ261に設けられた板バネ267の先端
部と係合している。したがって、係止部材262は、突
起266を介して板バネ267から図7中で時計回りの
付勢力を受けている。なお、係止部材262は、ホルダ
262に設けられたストッパ268によって、図7に示
される位置よりも時計回りに回転することができない。
ここで、係止部材262が、図7中で、半時計回りに回
転すると、板バネ267によって付勢力が働き、係止部
材262を時計回りに回転させるような力が働く。した
がって、係止部材262の先端部264及び265と突
部203a及びbとの係合を解除するために、係止部材
262を半時計回り方向に回転させても、板バネ267
によって、係止部材262を図7の位置に自動的に復帰
させる。
【0029】300は、取出部材であって、一方の端部
に設けられたピックアップ部材400によって、フィル
ムカートリッジ120からインスタントフィルム100
を取出す。取出部材300の他端には、後述するクラッ
チ機構が設けられている。クラッチ機構は、ギア230
の表面に設けられた突部235と協働して、ギア230
の正逆回転に応じて、取出部材300を矢印Yの方向に
往復移動させる。
【0030】取出部材300には、開口部320が設け
られおり、筐体201の突部202と協働して、取出部
材の往復移動を規制している。また取出部材300に
は、旋回部材350が軸340を中心に回転自在に設け
られている。また、取出部材300には、突起330が
設けられており、突起330と旋回部材350との間に
は、バネ340が取付されている。さらに、旋回部材3
50は、筐体201に設けられた円形の突部205によ
って規制されながら、旋回できるように構成されてい
る。
【0031】図8は、光プリンタの制御回路600の概
略を示すブロック図である。図10において、601は
プリンタCPU、602は第1のDC/DCコンバー
タ、603は第2のDC/DCコンバータ、604は取
出部材300のホームポジションを検出するためのホー
ムセンサ、605はフィルムカートリッジ120の近傍
に設けられた温度センサ、606はフィルムカートリッ
ジ120の電池127の電圧を検出するための電圧セン
サである。また、211はLEDユニット、215は液
晶光シャッタアレイ、Mはモータ、256はモータMの
駆動軸に設けられているエンコーダ255からMエンコ
ーダパルスを発生するMエンコーダパルス発生手段、2
51はロータリーエンコーダ250からローラリーエン
コーダパルスを発生するエンコーダパルス発生手段であ
る。
【0032】第1のDC/DCコンバータ602は、フ
ィルムカートリッジ120の電池127の電圧をプリン
タCPU601の駆動電圧(3V)に変換してプリンタ
CPU601に印加している。第2のDC/DCコンバ
ータ603は、フィルムカートリッジ120の電池12
7の電圧を、LEDユニット211、液晶光シャッタア
レイ215及びモータMの駆動電圧にそれぞれ変換し
て、各装置に印加している。なお、第2のDC/DCコ
ンバータ603から各装置への電圧の印加は、プリンタ
CPU601からの制御信号630によって、制御され
る。
【0033】プリンタCPU601は、Mエンコーダパ
ルス発生手段256からのMエンコーダパルスに基づい
て、モータMを所定の回転数で回転させるように制御し
ている。また、プリンタCPU601は、ロータリーエ
ンコーダパルス発生手段251からのエンコーダパルス
に基づいて、LEDユニット211及び液晶光シャッタ
アレイ215の制御を行っている(図4参照)。
【0034】図9を用いて、インスタントフィルム10
0の搬送制御について説明する。図中、インスタントフ
ィルム100は、搬送ローラ対221a及び221b
と、現像ローラ対222a及び222bによって、矢印
Zの方向に搬送される。図9(a)は、インスタントフ
ィルム100が、取出部材300によってフィルムカー
トリッジ120から押し出され、搬送ローラ対221a
及び221bによって搬送され始めた状況を示してい
る。前述したように、搬送ローラ対221a及び221
bの中央部分の径は両端部より小さく構成されているこ
とから、搬送ローラ対221a及び221bによって現
像液パック101が絞られて自己現像液が突出すること
はない。
【0035】図9(b)は、図9(a)の状態から、さ
らに矢印Zの方向にインスタントフィルム100が送ら
れ、ちょうど露光が開始された状況を示している。ま
た、図9(b)では、インスタントフィルムの先端が現
像ローラ対222a及び222bによって挟みこまれ、
現像液パック101が変形し始めている。現像ローラ対
222a及び222bは、搬送ローラ対221a及び2
21bにように段が形成されていないことから、インス
タントフィルム100が通過することによって、現像液
パック101が絞られて、自己現像液が突出することと
なる。
【0036】プリンタCPU601は、モータMを制御
して、図9(b)の状況、即ちインスタントフィルム1
00が現像ローラ対222a及び222bの位置に搬送
されるまで、第1の速度でインスタントフィルム100
を搬送する。図9(c)は、図9(b)の状態から、さ
らに矢印Zの方向にインスタントフィルム100が送ら
れ、ちょうど現像液パック101の部分が現像ローラ対
222a及び222bを通過した状況を示している。ま
た、この状況で、自己現像液101’は、ほぼ現像液パ
ック101から絞り出されている。
【0037】プリンタCPU601は、モータMを制御
して、図9(b)の状態から図9(c)の状態まで、即
ち現像液パック101が現像ローラ対222a及び22
2bを通過する間、第1の速度より遅い第2の速度でイ
ンスタントフィルム100を搬送する。現像液パック1
01に厚みがあり、且つ現像液パック101から自己現
像液を絞り出すために力が必要なため、高速に搬送する
と、搬送ムラなどが発生する恐れがあるからである。
【0038】図9(d)は、図9(c)の状態から、さ
らに矢印Zの方向にインスタントフィルム100が送ら
れ、ちょうど露光が終了した状況を示している。また、
インスタントフィルム100が現像ローラ対222a及
び222bを通過するに従って、自己現像液101’は
徐々に移動しながら感光材料102の表面全面に行き渡
っている。
【0039】プリンタCPU601は、モータMを制御
して、図9(c)の状態から図9(d)の状態まで、即
ち露光終了まで、第2の速度でインスタントフィルム1
00を搬送する。したがって、露光が開始されてから、
露光が終了するまで、インスタントフィルムは、第2の
速度によって搬送されることとなる。露光中に速度の変
動が起こると、その箇所で搬送ムラが発生し、画像形成
に悪影響を及ぼす可能性があるからである。
【0040】図9(e)は、(d)の状態から、さらに
矢印Zの方向にインスタントフィルム100が送られ、
現像ローラ対222a及び222bから排出される状況
を示している。自己現像液101’は、感光材料102
の表面全体に行き渡り、あまった自己現像液101’
が、現像液だまり104に入っている。プリンタCPU
601は、モータMを制御して、図9(d)の状態から
図9(e)の状態まで、即ち露光終了後から排出までの
間、第1の速度でインスタントフィルム100を搬送す
る。したがって、露光終了後は、露光中よりも早い速度
で、インスタントフィルムの搬送が行われ、より早くイ
ンスタントフィルム100が排出されることとなる。
【0041】上述した第1の速度と第2の速度との間の
速度切替は、プリンタCPU601によって、モータM
の回転開始からエンコーダパルスをカウントし、予め決
められたカウント値を計数した時点で、速度切替を行う
ように制御される。しかしながら、適当にセンサを配置
してインスタントフィルムを検出し、センサの出力に応
じて切り替えるように制御しても良い。
【0042】図9の実施形態では、図9(a)〜図9
(b)の間の搬送速度と、図9(d)〜図9(e)まで
の搬送速度を、露光中の搬送速度より速い第1の速度に
設定したが、別々の速度に設定しても良い。また、図9
の実施形態では、現像液パック101が現像ローラ対2
22a及び222bを通過中に露光が開始されるが、現
像液パック101が完全に現像ローラ対222a及び2
22bを通過した後に、露光が開始されるような場合に
は、露光中の搬送速度を、第1の搬送速度より遅く、且
つ第2の搬送速度より早い第3の搬送速度に設定するこ
とも可能である。
【0043】上記の説明では、感光体として、インスタ
ントフィルム100を用いたが、これらに限られること
なく、コンベンショナルな感光材料(ネガ又はポジフィ
ルム、ネガ又はポジペーパ)等の、様々な感光体を用い
ることができる。その場合、感光体に応じて、露光プロ
セスを適宜変更することが望ましい。
【0044】
【発明の効果】このように、本発明に従えば、インスタ
ントフィルム100の構成及び露光状況に応じて、イン
スタントフィルムの搬送速度を変化させるように制御し
たことから、画像形成に影響を与えず且つ、インスタン
トフィルムの排出までの時間を短くすることが可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】インスタントフィルムの外観を示す図である。
【図2】フィルムカートリッジの外観を示す図である。
【図3】本発明に係わる記録媒体搬送装置の概略断面図
である。
【図4】(a)はエンコーダパルスを、(b)はデータ
転送のタイミングを、(c)はLED発光パルスを、
(d)〜(f)はLSCパルスを示す図である。
【図5】画像プロセスの概要を示す図である。
【図6】本発明に従った、記録媒体搬送装置の斜視図で
ある。
【図7】本発明に従った、記録媒体搬送装置の平面図で
ある。
【図8】制御回路の概略を示すブロック図である。
【図9】感光体の搬送方法を説明するための図である。
【符号の説明】
100…インスタントフィルム 120…フィルムカートリッジ 200…記録媒体搬送装置 210…光ヘッド部 211…LED光源 215…液晶光シャッタアレイ 220…搬送部 221a、221b…搬送ローラ 222a、222b…現像ローラ 251…ロータリーエンコーダパルス発生手段 256…Mエンコーダパルス発生手段 260…収納部 261…ホルダ 300…取出部材 400…爪 M…モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水戸 賢司 東京都西東京市田無町6丁目1番12号 シ チズン時計株式会社田無製造所内 (72)発明者 相澤 力 東京都西東京市田無町6丁目1番12号 シ チズン時計株式会社田無製造所内 Fターム(参考) 2H106 AA22 AA46 AB06 BA11 2H112 AA05 BA17 BC02 3F049 AA10 DA12 EA10 EA13 LA01 LB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己現像液を内蔵したインスタントフィ
    ルムを収納するフィルム収納部と、 前記インスタントフィルム上に露光用の光を照射するた
    めの光ヘッドと、 前記自己現像液を絞り出すための現像手段と、 前記インスタントフィルムを搬送するための搬送手段
    と、 前記搬送手段による前記インスタントフィルムの搬送速
    度を、前記インスタントフィルムの搬送中に変化させる
    制御手段とを有することを特徴とする光プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記インスタントフィルムは、前記自己
    現像液を収納した現像液収納部と感光面とを有し、前記
    現像液収納部から絞り出された前記自己現像液が前記感
    光面を現像する請求項1に記載の光プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記現像手段が前記現
    像液収納部に位置しているときの搬送速度を、少なくと
    も前記インスタントフィルムの他の部分を搬送する場合
    に比べて小さくする請求項2に記載の光プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記光ヘッドによる前
    記インスタントフィルムの感光面への露光が行われてい
    る場合の搬送速度を、前記インスタントフィルムの感光
    面への露光が終了した場合に比べて小さくする請求項2
    又は3に記載の光プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記現像手段は、現像ローラである請求
    項1〜4の何れか一項に記載の光プリンタ。
  6. 【請求項6】 前記搬送手段は、搬送ローラである請求
    項1〜5の何れか一項に記載の光プリンタ。
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