JPH11344772A - インスタントプリンタ及びインスタントフイルム - Google Patents

インスタントプリンタ及びインスタントフイルム

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JPH11344772A
JPH11344772A JP11070765A JP7076599A JPH11344772A JP H11344772 A JPH11344772 A JP H11344772A JP 11070765 A JP11070765 A JP 11070765A JP 7076599 A JP7076599 A JP 7076599A JP H11344772 A JPH11344772 A JP H11344772A
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light
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film
instant film
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Hiroshi Omura
紘 大村
Hiroyuki Uchiyama
浩行 内山
Ko Aosaki
耕 青崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録時間を短縮し、構成を簡単にする。 【解決手段】 電子スチルカメラ10を撮像部15とプ
リンタ部30とから構成する。プリンタ部30を、マル
チ発光ヘッド31と、送り出し部32とから構成する。
マルチ発光ヘッド31を、赤色発光アレイと、緑色発光
アレイと、青色発光アレイとから構成する。各発光アレ
イから出た各色プリント光を微小レンズアレイユニット
により、感光面上の同一ラインに結像させる。送り出し
部32によるインスタントフイルム28の送り出し中
に、この送りに同期させて、各発光アレイを駆動する。
速度センサでインスタントフイルム28の送り速度を検
出する。この送り速度に応じて液晶アレイの発光時間タ
イミングを制御して、送りむらによる濃度変動を抑え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインスタントプリン
タ及びこれに用いるインスタントフイルムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】インスタントカメラに装填して使用され
るインスタントフイルムパックが知られている。また、
このインスタントフイルムパックを用いて、発光素子を
備えたマルチ発光ヘッドによりインスタントフイルムの
感光面を露光し、三色面順次記録により、フルカラー画
像をプリントすることも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなインスタン
トフイルムを用いたインスタントプリンタにおいて、三
色面順次記録によりフルカラー画像を記録する場合に
は、マルチ発光ヘッドを少なくとも3回移動する必要が
あった。このため、フルカラー画像の記録時間が長くな
るという問題がある。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、フルカラー画像の記録時間を短縮することができ
るようにしたインスタントプリンタ及びこれに用いるイ
ンスタントフイルムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、インスタントフイルムの感光面を複数の
色で露光し、この露光済みのインスタントフイルムを展
開ローラの間を通して現像液を展開させて現像転写しポ
ジ像を得るインスタントプリンタにおいて、主走査方向
と平行なライン状の光を複数の色ごとに発生する発光ヘ
ッドを前記展開ローラの近くに配置し、現像転写のため
のインスタントフイルムの送り出しの際に、この送りに
同期させて前記発光ヘッドを駆動し、色ごとに発生され
るライン状の光により順次にインスタントフイルムに露
光を与える構成にしてある。
【0006】発光ヘッドとしては、主走査方向に多数の
発光素子を並べた発光素子アレイを複数の色分だけ設
け、これらの発光素子アレイを副走査方向に並べた構成
のマルチ発光ヘッドを用いることができる。また、複数
の色を個別に発光する発光素子と、これらの発光素子に
一方の端面が対面し、主走査方向に延びた細長い透明な
光導体と、この光導体の表面にその長手方向に沿って形
成された拡散反射層と、この拡散反射層で反射され光導
体の長手方向に沿ってライン状に射出される光にドット
ごとに濃淡を与える液晶アレイと、液晶アレイの濃淡画
像をインスタントフイルムに結像させるレンズアレイと
からなる発光ヘッドを用いてもよい。
【0007】なお、前記インスタントフイルムの送り速
度に応じて発光ヘッドの発光部の発光量又は発光時間を
制御して送り速度むらによる濃度むら及び色むらの発生
を抑えることが好ましい。また、フイルム送り方向に沿
って一定ピッチでマークを配置した速度検出用トラック
を備えたインタントフイルムを用い、この速度検出用ト
ラックに基づきインスタントフイルムの送り速度を検出
することが好ましい。更に、被写体画像を撮像して撮像
信号を出力するイメージセンサ、前記撮像信号をデジタ
ル変換した画像データを記憶するメモリを有する電子撮
像部を一体的又は分離可能に備えることが好ましい。
【0008】本発明のインスタントプリンタに好適なイ
ンスタントフイルムは、感光面と、この感光面に展開さ
れる現像液を内包した現像液ポッドとを備え、かつ現像
液の展開方向に沿って一定ピッチでマークを配置した速
度検出用トラックを設けることによって構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、本発明のインスタントプ
リンタを内蔵した電子スチルカメラの正面側の外観を示
す斜視図である。電子スチルカメラ10は薄型箱状に形
成されており、カメラボディ11内に、撮像部とプリン
タ部とが配置されている。そして、カメラボディ11に
は電池室を兼ねたグリップ部12が設けられている。グ
リップ部12は正面から見て左側に配置されており、内
部に電池13(図4参照)が収納されている。
【0010】カメラボディ11の正面中央部には撮影レ
ンズ14が設けられている。この撮影レンズ14の背後
には、CCDイメージセンサを含む撮像部15(図1参
照)が設けられている。また、撮影レンズ14の近くに
はAE受光部16が設けられている。このAE受光部1
6からの被写体輝度信号は図示しないAE調節部に送ら
れ、ここで、撮影に際して周知のように自動露光調節が
される。また、グリップ部12の近くでその上部にはシ
ャッタボタン17が設けられている。シャッタボタン1
7を押すと撮影レンズ14を通して一回の撮像が行われ
る。なお、必要に応じて、ストロボ発光部や、オートフ
ォーカス装置、ズームレンズ等を設けてもよい。
【0011】図3に示すように、カメラボディ11の裏
面にはパック装填蓋23が設けられている。パック装填
蓋23は、ボディ11の下部にヒンジ部24を介して開
閉自在に取り付けられている。このパック装填蓋23は
通常は閉じ位置にロックされており、図1に示すよう
に、フイルムパック25を装填したり取り出したりする
ときに、スライドつまみ26を操作することにより開放
される。パック装填蓋23の上方で右側にはカウンタ窓
27が設けられており、このカウンタ窓27には、イン
スタントフイルム28の使用枚数が表示される。
【0012】パック装填蓋23には、液晶表示パネル
(LCDパネル)21と操作パネル22とが配置されて
いる。LCDパネル21は、撮影レンズ14を通して撮
像される被写体画像をリアルタイムで表示し、いわゆる
電子ビューファインダーを構成している。操作パネル2
2には、撮像/再生のモード切替えキー,コマ選択キ
ー,プリントスタートキー,画像データの消去ボタン,
外部機器との間で画像データの入出力を行うための切替
えキーなどが設けられている。
【0013】フイルムパック25は、プラスチック製ケ
ース29と、これに積層して収納される例えば10枚の
モノシートタイプのインスタントフイルム28とから構
成されており、図示しないバネ板により最上層のインス
タントフイルム28がケース29の露光開口29aに位
置するように付勢されている。
【0014】インスタントフイルム28は、本出願人な
どにより商品化されてすでに広く普及しており、感光シ
ート、受像シート、及び現像処理液を内包したポッド、
余剰の現像液を吸収するトラップ部を基本的な構成要素
としている。そして、感光シートに露光を与えることに
よって光化学的に潜像を形成した後、この感光シートと
受像シートとを重ね合わせ、その両者間に現像処理液を
展開しながら両シートを加圧することによって受像シー
トにポジ画像が転写される。
【0015】カメラボディ11内には、フイルムパック
25の露光開口29aに位置したインスタントフイルム
28にフルカラー画像を記録するプリンタ部30が配置
されている。プリンタ部30は、マルチ発光ヘッド31
と、フイルム送り出し部32とから構成されており、フ
イルム送り出し部32によるインスタントフイルム28
の送り出しに同期させてマルチ発光ヘッド31を駆動す
ることにより、1回のスキャニングでフルカラー画像が
インスタントフイルム28に記録される。
【0016】更に、このフイルム送りで、展開ローラ3
3により現像液ポッド28a内の現像液が展開され、現
像転写される。この現像転写済みのインスタントフイル
ム28は、カメラボディ11の上面に配置されたスリッ
ト状の排出口35から排出される。展開ローラ33によ
る現像処理液の展開が行われると、その1分〜数分程度
の間にインスタントフイルム28上にポジ画像が得られ
る。
【0017】図4に示すように、フイルム送り出し部3
2は、1対の展開ローラ33とその駆動機構34とから
構成されている。展開ローラ33及びその駆動機構34
は、例えば特開平4−194832号公報などに記載さ
れたように、従来のインスタントカメラに用いられてい
るものと同じでよく、その機能も全く同一である。すな
わち、これらは展開モータ36の駆動によりフイルムパ
ック25の中から露光済みのインスタントフイルム28
を送り出し、また送り出しながら現像処理液の展開を行
うために用いられる。
【0018】周知のように、駆動機構34はクロー爪及
びその移動機構を含む。クロー爪は、展開モータ36の
駆動により作動して露光済みのインスタントフイルム2
8の下端を上方に押し出し、インスタントフイルム28
の上端を一対の展開ローラ33の間に送り込む。この時
点で展開ローラ33は回転しているから、以後は展開ロ
ーラ33によってインスタントフイルム28が上方へと
搬送される。
【0019】展開ローラ33は2本1組で構成され、こ
れらを対向して配置したものであり、図示しないコイル
バネの付勢によりインスタントフイルム28を挟んだ状
態で回転し、インスタントフイルム28を排出口へ送り
出す。インスタントフイルム28の上端部分には周知の
ように現像処理液を内包したポッド28aが設けられて
いるので、この部分が展開ローラ33を通過すること
で、ポッド28aが破れて、現像処理液が感光シートと
受像シートとの間に展開される。
【0020】図5に示すように、マルチ発光ヘッド31
は、その長手方向(矢印Mで示す主走査方向)がインス
タントフイルム28の搬送方向(矢印Sで示す副走査方
向)に対して直交するように、フイルムパック25の露
光開口25aの上端近くに配置されている。なお、図5
中の符号29aは、露光済みのインスタントフイルム2
8をフイルムパック25の外に送り出すときに前記クロ
ー爪が入り込む切り欠きを示す。
【0021】図6に、マルチ発光ヘッド31の断面を示
す。マルチ発光ヘッド31は、遮光ケース37内に、ヘ
ッド本体38とヘッドドライバ39を配置して構成され
ている。ヘッド本体38は、ケース40と発光アレイユ
ニット41と微小レンズアレイ42とから構成されてお
り、ケース40内に発光アレイユニット41と微小レン
ズアレイ42とが紙面に直交する方向(主走査方向)で
長く配置されている。発光アレイユニット41は、赤色
(R)発光アレイ43と、緑色(G)発光アレイ44
と、青色(B)発光アレイ45とから構成されており、
これら発光アレイ43〜45は、副走査方向に並べて設
けられている。
【0022】各発光アレイ43〜45は、微小な発光ダ
イオード(LED)を一列に主走査方向に整列させて構
成されている。そして、各発光ダイオードの一個がプリ
ントを行うときの1画素に対応している。これら各発光
ダイオードは記録する画素に応じてその発光輝度及び発
光時間が制御される。
【0023】微小レンズアレイ42は、画素ごとのプリ
ント光が他の画素位置まで広がることを防止する。ま
た、微小レンズアレイ42は、R,G,Bの各光をイン
スタントフイルムの感光面に1ラインで合焦させるよう
に、中央部のG光用セルフォックレンズ42bに対し
て、両側のR光用及びB光用のセルフォックレンズ42
a,42cを傾斜して配置してある。
【0024】インスタントフイルム28の排出送りによ
り副走査方向へのスキャニングを行うため、排出送り速
度が変動すると露光量や露光密度が変動して濃度むらや
色むらが発生する。実際のプリントにおいては、フイル
ム送り開始から終了までの間でフイルム送り速度が種々
の要因で変化する。例えば、フイルムパックのフイルム
出口に配置された遮光フラップを通過する際、現像液ポ
ッドを破裂させる際、現像液の展開の際、余剰現像液を
吸収するトラップ部の乗り越えの際などの機構的要因
や、電池の消耗程度等によって、フイルム送り速度が変
動する。これらの送り量変動に起因する濃度むらを無く
すために、速度センサ50と速度補正演算部51とが設
けてある。
【0025】速度センサ50は、インスタントフイルム
28に転がり接触するローラと、このローラに設けたパ
ルスエンコーダと、信号処理回路とから構成されてい
る。信号処理回路は、パルスの検出間隔を基準クロック
に基づき測定することにより、インスタントフイルムの
送り速度を検出する。この送り速度信号は、図7に示す
ように、システムコントローラ52を介して速度補正演
算部51に送られる。
【0026】速度補正演算部51では、先ず、速度セン
サ50からのインスタントフイルム28の送り速度に基
づき発光タイミングを制御するデータを作成し、速度変
動にも関わらず画像データに対応した所望の濃度となる
ようにする。具体的には、発光タイミングを制御するデ
ータを作成し、これをヘッドドライバ39に送る。
【0027】例えば、図8(A)に示すように、インス
タントフイルム28の送り速度Vaが(B)に示す送り
速度Vbのように低下したとき(Vb<Va)には、1
ラインを記録するための時間(1プリントサイクル時
間)PTがPTa<PTbのように長くなる。したがっ
て、これに応じて、画素濃度に対応する露光量としての
発光時間を1プリントサイクル中に分散させるようにす
る。
【0028】1プリントサイクル時間PTは、画素の濃
度に応じて発光ダイオードを発光させる総発光時間T1
(=Σt1)と、発光することのない総休止時間T2
(=Σt2)とから構成される。総発光時間T1は、1
プリントサイクルで偏ることのないように、ほぼ同じ分
割発光時間t1に分けられ、これらが分割休止時間t2
で分散される。総発光時間T1は、記録する画素の最大
濃度と最小濃度との間で変化する。
【0029】そして、休止間隔t2がフイルム送り速度
の変動に伴い変化し、フイルム送り速度が低下すると、
(B)に示すように分割休止時間t2b(>t2a)が
大きくなる。また、逆にフイルム送り速度が高くなる
と、(A)に示すように分割休止時間t2aが小さくな
る。したがって、ヘッドドライバ39を介して各発光素
子が上記のような制御タイミングで発光されるため、速
度変動に関わらず、記録される画素の長さや濃度が変動
することがなくなる。
【0030】図7に電子スチルカメラ10の電気的構成
の概略を示す。撮影レンズ14の背後にCCDイメージ
センサ55が位置しており、撮影レンズ14のピント合
わせによりCCDイメージセンサ55の光電面には被写
体画像が結像される。CCDドライバ60の駆動によ
り、CCDイメージセンサ55は光学的な被写体画像を
電気的な撮像信号に変換して出力する。
【0031】CCDイメージセンサ55の光電面には
R,G,Bの微小なマイクロカラーフィルタがマトリク
ス状に配列され、色ごとにシリアルに出力される撮像信
号はアンプ61で適当なレベルに増幅された後、A/D
コンバータ62によってデジタル変換される。なお、周
知のようにCCDドライバ60の駆動及びA/Dコンバ
ータ62のサンプリングタイミングとの間には同期がと
られている。
【0032】A/Dコンバータ62は撮像信号をデジタ
ル変換して画像データを生成し、これを順次に画像デー
タ処理回路63に入力する。画像データ処理回路63
は、入力されてくる画像データに対してホワイトバラン
ス調節、ガンマ補正などの信号処理を行う。画像データ
処理回路63は、さらに処理済みの画像データを基に、
NTSC方式のコンポジット信号に対応した映像信号を
生成し、これをD/Aコンバータ64,アンプ65を経
て映像信号用の出力端子66に出力する。
【0033】したがって、出力端子66に家庭用のテレ
ビジョンを接続すれば、CCDイメージセンサ55で撮
像される連続的な画像を観察することができる。アンプ
65からの映像信号はLCDドライバ67にも入力され
る。LCDドライバ67はLCDパネル21を駆動する
から、LCDパネル21には被写体画像が連続的に表示
されるようになり、LCDパネル21は電子ビューファ
インダとして利用される。
【0034】システムコントローラ34は、上記画像デ
ータ処理回路63を含め、この電子スチルカメラの電気
的な作動を全体的に管理している。システムコントロー
ラ52はI/Oポート68により操作パネル22のキー
操作入力部69や外部接続端子群70からの信号を監視
し、入力信号に応じた信号処理を行う。
【0035】フラッシュメモリ71は高速でアクセスが
可能なDRAM(Dynamic Random Access Memory)で構
成され、画像データ処理回路63から得られた画像デー
タを1画面ごとに記憶し、例えば50画面分の画像デー
タを記憶できる記憶容量をもつ。装飾データメモリ72
には、被写体画像を取り囲む画面枠の形状や模様を様々
な形態に変える装飾データが予め書き込まれている。
【0036】なお、この装飾データメモリ72に、被写
体画像の一部にキャラクタ,マーク,文字,メッセージ
などを合成することができるようなデータを用意してお
いてもよい。再生モード時には、フラッシュメモリ71
及び装飾データメモリ72から読み出したデータを画像
データ処理回路73に転送することによって、これらの
画像を合成してLCDパネル21に表示させることがで
きる。
【0037】ヘッドドライバ39は、システムコントロ
ーラ52の指令によりマルチ発光ヘッド31の各発光ア
レイ43〜45を駆動する。各発光アレイ43〜45に
は、さらにラインメモリ74から画像データが送られる
ようになっており、この画像データは各発光アレイ43
〜45を構成している発光ダイオードの個々の発光時間
の制御に用いられる。EEPROM75には、電子スチ
ルカメラ10を所定のシーケンスにしたがって作動させ
たときに、システムコントローラ52によって参照され
る各種の調整データが予め格納されている。
【0038】これらの調整データは、電子スチルカメラ
10の組み立て完了後の検査工程で一台ごとに調節され
る。こうした調整データには、例えばプリントを行うと
きの色ごとの補正データなどがある。モータドライバ7
6は、システムコントローラ52の管理下で展開モータ
36の駆動制御を行う。
【0039】次に、図9のフローチャートを参照しなが
ら本実施形態の電子スチルカメラ10の作用について説
明する。操作パネル22に設けられたメインスイッチの
投入により電源スイッチがオンとなる。モード確認が行
われ、操作パネル22内のモード切替えキーのセット位
置によって撮像モード、再生モードのいずれかに分岐す
る。撮像モード下では、これまでの電子スチルカメラと
同様、CCDイメージセンサ55が被写体画像を連続的
に撮像し、その画像は電子ビューファインダーとして機
能するLCDパネル21に表示される。
【0040】フレーミングを行ってシャッタボタン17
をレリーズ操作すると、その時点でLCDパネル21に
表示されていた被写体画像の画像データがフラッシュメ
モリ71に書き込まれる。撮像モードで使用を繰り返す
ことにより、フラッシュメモリ71には最大で50画面
分の静止画像に関する画像データを記憶させることがで
きる。なお、フラッシュメモリ71の記憶容量に応じ
て、記憶できる画面数を増減させることができる。
【0041】フラッシュメモリ71で記憶可能な画面数
の撮像を行った後であっても、適宜のコマの画像データ
を消去すれば新たな撮像で得た画像データを記憶させる
ことができる。これらの処理は、操作パネル22からの
キー入力で行うことができ、また外部接続端子群70の
出力端子に他の記憶媒体を接続しておけば、外部記憶媒
体に新たな撮像で得た画像データを記憶させたり、フラ
ッシュメモリ71から読み出した画像データを転送して
記憶させることもできる。
【0042】再生モード下では、操作パネル22からの
キー入力により、フラッシュメモリ71の中から任意の
画像データを選択すれば、その画像データが画像データ
処理回路63,D/Aコンバータ64,アンプ65を経
てLCDドライバ67に供給され、LCDパネル21に
画像表示が行われる。また、操作パネル22からのキー
入力により、装飾フレームの選択操作が行われていると
きには、フラッシュメモリ71から読み出された画像デ
ータのほかに、装飾データメモリ72から読み出された
装飾フレームデータも画像データ処理回路63に転送さ
れ、LCDパネル21には被写体画像のほかに装飾フレ
ームも合成して表示される。
【0043】被写体画像の選択、そして必要に応じて装
飾フレームの選択を行った後にプリントキーを操作する
と、システムコントローラ52はプリントを開始する。
先ず、フラッシュメモリ71にアクセスして、その時点
でLCDパネル21に表示されている画像に関する画像
データのうち、R,G、Bの各色に相当する画像データ
を順次に読み出し、これを各色毎のラインメモリ74に
転送する。
【0044】また、モータドライバ76を介して展開モ
ータ36を回転させる。この展開モータ36の回転によ
り、クロー爪によるインスタントフイルム28の送り出
しが行われるとともに、展開ローラ33が回転される。
クロー爪で押し出されたインスタントフイルム28の上
端が一対の展開ローラ33間に入り込み、以後は展開ロ
ーラ33の回転によってインスタントフイルム28が搬
送され、同時にポッド28aが破れて現像処理液の展開
が行われる。クロー爪は、その移動ストロークの終端ま
で移動すると元の位置に戻って停止する。
【0045】このように、インスタントフイルム28
は、先ずクロー爪による展開ローラ33への送り出し
と、この送り出し後の展開ローラ33の回転による送り
出しとにより、排出口35から排出される。そして、こ
の排出による送り出しに同期させて発光アレイ43〜4
5が駆動される。
【0046】また、速度センサ50によりインスタント
フイルム28の送り速度が検知され、この送り速度信号
に基づき速度補正演算部51は発光アレイ43〜45の
発光時間制御データを速度変化に応じて求め、これをヘ
ッドドライバ39に送る。ヘッドドライバ39は、補正
された発光時間制御データに基づき発光アレイ43〜4
5を駆動する。
【0047】例えば、速度が低下するとこれに対応し
て、図8(B)に示すように、分割発光時間t1の間隔
である分割休止時間t2bが長くされる。また、速度が
速まるとこれに対応して、(A)に示すように、分割休
止時間t2aが短くされる。したがって、速度変動が発
生しても、1ライン当たりの露光量及び露光密度はほぼ
常に一定したものとなり、濃度むらや色むらの発生が抑
えられる。以下、同じようにして、インスタントフイル
ム28の送りに同期して、各ラインの各色画像データが
読みだされ、フルカラー画像が1回のインスタントフイ
ルムの送りで露光される。
【0048】展開ローラ33で搬送されたインスタント
フイルム28は、カメラボディ11の排出口35から排
出される。1分〜数分経過すると、被写体画像がポジ画
像として受像シートに定着され、プリントキーを操作し
た時点でLCDパネル21に表示されていた被写体画像
をハードコピーとして得ることができる。もちろん、装
飾フレームが選択されている場合には、装飾フレームで
囲まれた内部に被写体画像がプリントされることにな
る。
【0049】上記のように、インスタントフイルム28
を記録媒体として利用し、光プリンタで画像のハードコ
ピーが作成できるようにすると、サーマルプリンタのよ
うに熱エネルギーを要せずに低電力でカラープリントを
行うことが可能となり、携帯可能なカメラボディ11に
収容できる程度の電源電池でも充分に実用できる。した
がって、撮像したその場で簡単に画像のハードコピーが
得られるようになる。また、外部接続端子から画像デー
タを入力してこれをプリントすることも可能であるか
ら、同時に携帯型のプリンタとしても利用することがで
きる。
【0050】上記実施形態では、主走査方向と平行なラ
イン状の光を得るための発光ヘッドとして、多数の発光
ダイオードを主走査方向に並べた発光アレイ43〜45
を利用したマルチ発光ヘッド31を用いたが、発光ダイ
オードの代わりに、図10に示すように、白色発光パネ
ル80と、液晶アレイ81とを組み合わせた、発光アレ
イユニット82を用いてもよい。そして、液晶アレイ8
1をR,G,Bの三色分81a,81b,81c用意し
て、液晶アレイ81の液晶セグメントの透過率及び開時
間を制御して各画素毎の露光量を制御する。この場合に
は、発光アレイユニット82からの各光路中に、カラー
フイルタ83を配置し、カラーフイルタ83のR透過フ
イルタ部材83aにより赤色プリント光を得る。また、
G透過フイルタ部材83bにより緑色プリント光を、B
透過フイルタ部材83cにより青色プリント光を得る。
なお、図6に示すものと同一構成部材には同一符号を付
して重複した説明を省略している。
【0051】図10のものはミラー84,85,86,
87を用いて、コンパクト化を図っているが、これは図
6と同じようにして省略してもよい。また、白色発光パ
ネル80の代わりに、白色蛍光ランプやその他の白色光
源を用いてもよい。更には、R,G,Bの各色光を含
み、しかもその光量が制御できるような光源、例えば蛍
光表示管の発光原理を利用した微小な発光素子を画素ご
とにライン状に配列した蛍光光源アレイを用いてもよ
い。
【0052】上記実施形態では、各色のセルフォックレ
ンズ42a〜42cを傾斜して配置して微小レンズアレ
イ42を構成し、これを用いて1ラインに合焦させるよ
うにしたが、この代わりに、図11,図12に示すよう
に、各色のセルフォックレンズ90a〜90cを平面上
に並べてなるレンズアレイ90を用いて、各色毎の3ラ
インとして感光面に合焦させてもよい。
【0053】図11は白色発光体の発光アレイユニット
82を用いたものであり、光路中にR,G,Bのプリン
ト光にするカラーフイルタ83が配置してある。また、
図12は、発光ダイオードや、発光体と液晶セグメント
の組み合わせによるR,G,Bの発光体アレイ91を配
置したものである。これらの実施形態では、各記録ライ
ンに対応する画像データを各発光アレイに送って、色ず
れのないようにフルカラー画像を記録する。なお、図1
1,図12における符号92,93,94,95はミラ
ーを示している。
【0054】また、発光アレイユニット41,82にお
ける各画素毎の露光量の制御は、発光時間の制御の外
に、発光量を変化させて行ってもよく、更には、発光量
と発光時間との組み合わせで制御してもよい。発光量の
制御は、LEDのような直接発光タイプでは電力制御に
より、液晶セグメントを用いて光量を絞るタイプのもの
では透過率を変えることにより行う。
【0055】図15及び図16に発光ヘッドの他の構成
例を示す。基板110に赤色発光ダイオード112R,
緑色発光ダイオード112G,青色発光ダイオード11
2Bが実装され、これらは1ライン分の画像記録を行う
間に一個ずつ駆動される。なお、各色の発光ダイオード
を複数個ずつ基板110に実装し、これらを色ごとに一
斉に駆動させるようにしてもよい。
【0056】基板110に対し、細長い直方体形状をし
た光導体113の一方の端面が対面して配置されてい
る。光導体113には、透明なプラスチック又はガラス
が用いられており、その長手方向がインスタントフイル
ム28の搬送方向と直交する向きになっている。光導体
113の図中上面に、例えば硫酸バリウムなどの白色の
拡散反射剤を塗布した拡散反射層114が設けられてい
る。
【0057】拡散反射層114は、図示のように基板1
10に近い側ほど間隔を開けたドットパターンの配列と
なっており、基板114から一定長さ離れたところから
は帯状となり、しかも他端に近くなるにしたがって幅広
となっている。拡散反射層14の塗布パターンは図示し
た例にのみ限られない。例えば、入射端側に近づくほど
ドットの径を小さくしたり、入射端から他端に向かって
幅が漸増する連続した帯状のパターンにすることもでき
る。なお、拡散反射層114を設ける面は、光導体11
3の底面あるいはミラー115に対面する側面とは逆側
の側面であってもよい。また、この光導体113は、後
述するようにその一方の側面が光射出面となるが、入射
端を除く他の面から光が漏れることがないように適宜の
遮光手段が併用される。
【0058】光導体113の一方の側面に対面して45
°に傾けたライン状のミラー115が設けられている。
ミラー115の上方に、液晶ドットセグメントを長手方
向に配列した液晶アレイ117と、微小レンズ118a
を長手方向に配列したレンズアレイ118が順に配置さ
れている。液晶アレイ117は、1ライン分の画像記録
を行う間に、各色の発光ダイオード112R,112
G,112Bの駆動に同期して、赤色,緑色,青色の各
色画像データに応じてドットごとに透過濃度が変化す
る。
【0059】微小レンズ118aは、液晶アレイ117
の像を液晶ドットセグメントごとにインスタントフイル
ム28の感光面に結像させる作用を行う。液晶ドットセ
グメントは各色画像データによりその透過濃度が可変さ
れるから、結果的に微小レンズ118aはドットごとに
濃度が異なる色光でインスタントフイルム28を露光す
る。なお、微小レンズ118aは表面にレンズ面を成形
したものだけでなく、屈折率分散型のセルフォックレン
ズで構成することも可能である。
【0060】画像記録に際しては、これまでに述べてき
た実施形態と同様、インスタントフイルム28の送りに
同期して各ラインの各色画像データが読み出され、赤色
発光ダイオード112R,緑色発光ダイオード112
G,青色発光ダイオード112Bが順次に駆動され、こ
れに同期して液晶アレイ117が駆動される。それぞれ
の発光ダイオードから放射された色光は一方の端面から
光導体113に入射し、光導体113の内面で全反射を
繰り返しながら他方の端面に向かう。
【0061】光導体113中を内面反射する過程で拡散
反射層114に入射した色光の一部はミラー115に向
かって拡散反射する。拡散反射面114に入射する色光
は、入射端側では光量が大きく、他端側では光量が低下
する傾向をもつため、これを補正する目的で拡散反射層
114の塗布面積を入射端側では小さく、他端側では大
きくしてある。これにより、光導体113の一方の側面
からは、光量がほぼ均一となったライン状の色光が射出
され、ミラー115に入射する。ミラー115によって
反射されたライン状の色光は液晶アレイ117に達し、
液晶ドットセグメントごとの透過濃度に対応した光量制
御が行われ、レンズアレイ118によりその色光につい
て1ライン分の画像記録が行われることになる。
【0062】以上に説明してきた実施形態では、インス
タントフイルム28の排出速度の検出を転接ローラを用
いて検出しているが、その他の速度検出方法を用いて排
出速度のむらを検出してもよい。例えば、図13に示す
ように、微小な一定ピッチでバー96aを配置した速度
検出用トラック96をインスタントフイルム97に記録
しておき、各バー96aの検出タイミングから排出速度
を求めてもよい。この場合には、感光面に露光を与える
ことがないように、例えば投光器98として赤外線発光
器を用い、これの反射光を赤外線受光器99により検出
する。そして、この検出信号に基づき信号処理回路10
0により、各バー96aの検出タイミングからフイルム
送り速度を求める。
【0063】なお、速度検出用トラック96に用いるマ
ークはバー96aに限定されることなく、その他のマー
クを用いてもよい。また、インスタントフイルムに磁気
テープ層を形成し、これに磁気的マークを記録してお
き、これを磁気記録ヘッドで読み取ることにより、送り
速度を検出してもよい。
【0064】上記実施形態では、クロー爪及び展開ロー
ラ33によってインスタントフイルム28の排出時にフ
ルカラー画像を記録したが、展開ローラ33による排出
のみを用いて、フルカラー画像を記録してもよい。この
場合には、展開ローラ33にくわえ込まれた後に、マル
チ発光ヘッドを駆動して、フルカラー画像を記録する。
そして、展開された現像液の影響を受けることがない範
囲で発光アレイユニットを展開ローラ33の近くに配置
し、クロー爪による排出時には記録を開始することな
く、展開ローラ33による排出時にフルカラー画像の記
録を開始する。
【0065】上記実施形態では、静止画像を撮像する電
子スチルカメラに実施したものであるが、この他に、動
画像を撮像するデジタルビデオカメラに本発明を実施し
てもよい。この場合には、動画像の中からプリント対象
画像を選択して、これをハードコピーするとよい。
【0066】上記実施形態ではインスタントプリンタを
内蔵した電子スチルカメラに本発明を実施したが、この
外に、インスタントプリンタ単体に対しても、本発明を
実施してもよく、この場合にも、効率よく3色面順次記
録が行えるようになる。また、電子スチルカメラにイン
スタントプリンタを内蔵させたが、これは電子スチルカ
メラに着脱自在に取り付けてもよい。
【0067】また、図14に示すように、本発明のマル
チ発光ヘッド31を、撮影レンズ101を備えた通常の
インスタントカメラ102のフイルムパック103と展
開ローラ104との間に配置して、上記のようにフイル
ムの送り出しの際にフイルム送りに同期させてデジタル
プリントを行うようにしてもよい。この場合にも、フイ
ルムの送り速度の変動を検出する速度センサ105を設
け、この速度センサ105に基づき発光タイミングを制
御し、速度変動による濃度むらなどの発生を抑える。こ
の場合には、通常のインスタントカメラ102として撮
影する外に、他の電子カメラ等で撮像した画像に基づき
デジタルプリントが可能になる。更には、このデジタル
プリント部を有するインスタントカメラ102に、被写
体画像を撮像して撮像信号を出力するイメージセンサ、
前記撮像信号をデジタル変換した画像データを記憶する
メモリを有する電子撮像部を一体的又は分離可能に設け
てもよい。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、主走査方向に色ごとに
ライン状の光を発する発光ヘッドを展開ローラの近くに
配置し、現像転写のためのインスタントフイルムの送り
出しの際に、この送りに同期させて前記発光ヘッドを駆
動するようにしたから、現像転写のためのフイルム送り
出しを利用して、複数色のデジタルプリントが可能にな
る。しかも、発光ヘッドを副走査方向に移動させる必要
がなく、構成が簡単になる。
【0069】発光ヘッドとして、多数の発光素子を主走
査方向に並べたマルチ発光ヘッドを用いた場合には、発
光素子の光量制御を行うだけで濃淡画像をプリントする
ことが可能であり、また、インスタントフイルムの送り
速度に応じてマルチ発光ヘッドの発光部の発光量又は発
光時間を制御して送り速度むらによる濃度むら及び色む
らの発生を抑えることができるため、速度変動が発生し
やすい現像液の展開時でも、デジタルプリントが可能に
なる。
【0070】さらに、発光素子として白色発光体を用い
たり、また拡散反射層を併設した光導体を利用した発光
ヘッドを用いると、発光ヘッドの構成が簡単になりロー
コスト化を図るうえで有利となる。そして、これらの発
光ヘッドを用いた場合であっても、インスタントフイル
ムの送り速度に応じて1ラインごとの光量を制御するこ
とができるので、現像液の展開時でも濃度むらや色むら
のない適正なデジタルプリントが可能となる。
【0071】特に、フイルム送り方向に沿って一定ピッ
チでマークを配置した速度検出用トラックを備えたイン
タントフイルムを用い、この速度検出用トラックに基づ
きインスタントフイルムの送り速度を検出することによ
り、簡単な構成で速度変動を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインスタントプリンタを内蔵した電子
スチルカメラの要部を示す縦断面図である。
【図2】同電子スチルカメラを前側から見た状態を示す
斜視図である。
【図3】同電子スチルカメラを後側から見た状態を示す
斜視図である。
【図4】カメラボディ内の各機構部のレイアウトを示す
説明図である。
【図5】プリント部の概略を示す斜視図である。
【図6】発光アレイユニットを示す断面図である。
【図7】電子スチルカメラの電気的構成を示すブロック
図である。
【図8】インスタントフイルムの速度変動による発光ア
レイの発光タイミングを示す説明図である。
【図9】電子スチルカメラの処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図10】他の実施形態における発光アレイユニットを
示す縦断面図である。
【図11】他の実施形態における発光アレイユニットを
示す縦断面図である。
【図12】他の実施形態における発光アレイユニットを
示す縦断面図である。
【図13】速度検出用トラックを用いて速度変動を検出
する他の実施形態の要部を示す概略図である。
【図14】インスタントカメラにプリント部を配置した
他の実施形態を示す要部の縦断面図である。
【図15】マルチ発光ヘッドの他の例を示す概略斜視図
である。
【図16】図15に示すマルチ発光ヘッドの要部断面図
である。
【符号の説明】
10 電子スチルカメラ 11 カメラボディ 14 撮影レンズ 15 撮像部 17 シャッタボタン 25 フイルムパック 28 インスタントフイルム 30 プリンタ部 31 マルチ発光ヘッド 32 送り出し部 33 展開ローラ 35 フイルム排出口 41,82 発光アレイユニット 42 微小レンズアレイ 50 速度センサ 51 発光時間補正部 95 バー 96 速度検出用トラック 113 光導体 114 拡散反射面 115 ミラー 117 液晶アレイ 118 レンズアレイ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インスタントフイルムの感光面を複数の
    色で露光し、この露光済みのインスタントフイルムを展
    開ローラの間を通して現像液を展開させて現像転写しポ
    ジ像を得るインスタントプリンタにおいて、 主走査方向と平行なライン状の光を前記複数の色ごとに
    発生する発光ヘッドを前記展開ローラの近くに配置し、
    現像転写のためのインスタントフイルムの送り出しの際
    に、この送りに同期させて前記発光ヘッドを駆動し、色
    ごとに発生されるライン状の光により順次にインスタン
    トフイルムに露光を与えるようにしたことを特徴とする
    インスタントプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記発光ヘッドは、主走査方向に多数の
    発光素子を並べた発光素子アレイを複数の色分だけ副走
    査方向に並べたマルチ発光ヘッドで構成されていること
    を特徴とする請求項1記載のインスタントプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記発光ヘッドは、前記複数の色を個別
    に発光する発光素子と、これらの発光素子に一方の端面
    が対面し、主走査方向に延びた細長い光導体と、この光
    導体にその長手方向に沿って形成され、前記一方の端面
    から光導体に入射した光を拡散反射させる拡散反射層
    と、この拡散反射層で反射され光導体の長手方向に沿っ
    て射出されるライン状の光にドットごとに濃淡を与える
    液晶アレイと、液晶アレイの濃淡画像をインスタントフ
    イルムに結像させるレンズアレイとからなることを特徴
    とする請求項1記載のインスタントプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記インスタントフイルムの送り速度に
    応じて発光ヘッドの発光部の発光量又は発光時間を制御
    して送り速度むらによる濃度むら及び色むらの発生を抑
    えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    インスタントプリンタ。
  5. 【請求項5】 フイルム送り方向に沿って一定ピッチで
    マークを配置した速度検出用トラックを備えたインスタ
    ントフイルムを用い、この速度検出用トラックに基づき
    インスタントフイルムの送り速度を検出することを特徴
    とする請求項4記載のインスタントプリンタ。
  6. 【請求項6】 被写体画像を撮像して撮像信号を出力す
    るイメージセンサ、前記撮像信号をデジタル変換した画
    像データを記憶するメモリを有する電子撮像部を一体的
    又は分離可能に備えたことを特徴とする請求項1〜5の
    いずれかに記載のインスタントプリンタ。
  7. 【請求項7】 感光面と、この感光面に展開される現像
    液を内包した現像液ポッドとを備えたインスタントフイ
    ルムにおいて、現像液の展開方向に沿って一定ピッチで
    マークを配置した速度検出用トラックを設けたことを特
    徴とするインスタントフイルム。
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