JPH11295822A - 感光記録装置 - Google Patents

感光記録装置

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JPH11295822A
JPH11295822A JP9791898A JP9791898A JPH11295822A JP H11295822 A JPH11295822 A JP H11295822A JP 9791898 A JP9791898 A JP 9791898A JP 9791898 A JP9791898 A JP 9791898A JP H11295822 A JPH11295822 A JP H11295822A
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JP
Japan
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light emitting
photosensitive recording
light
photosensitive
image
Prior art date
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Application number
JP9791898A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Omura
紘 大村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11295822A publication Critical patent/JPH11295822A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキャンヘッド44をコンパクトに且つ安価
に製造する。 【解決手段】 スキャンヘッド44を、発光ユニット4
6と、カラーフイルタ50と、ミラー52,54と、微
小レンズアレイ53とから構成する。微小レンズアレイ
53を、ベースプレート53aに微小レンズ53bを所
定ピッチで並べて構成する。この微小レンズアレイ53
を射出成形により形成する。発光ユニット46からのプ
リント光をカラーフイルタ50に通して、各色プリント
光にする。このプリント光を、微小レンズ集合体53に
よりインスタントフイルム25の感光面に結像させる。
高価な屈折率分布型レンズアレイを用いることなく、射
出成形品による微小レンズ集合体53を用いるので、ス
キャンヘッド44を安価に且つコンパクトに製造するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光記録装置に関
し、特にインスタントフイルムのような感光記録媒体に
対し発光素子を用いて露光し、ハードコピィを得る携帯
型の感光記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インスタントカメラに装填して使用され
るインスタントフイルムパックが知られている。また、
このインスタントフイルムパックを用いて、発光素子を
備えたマルチ発光ヘッドによりインスタントフイルムの
感光面を露光し、三色面順次記録により、フルカラー画
像をプリントすることも行われている。
【0003】例えば、特開平8−271995号公報に
は、発光素子からの照射光を赤色(R)、緑色(G)、
青色(B)のカラーフィルタを用いて3原色に分光し、
これを、いわゆるセルフォックレンズ(商品名)と呼ば
れる屈折率分布型レンズを集合させたレンズアレイでイ
ンスタントフイルムに集光合焦させて、フルカラー画像
を記録することが、開示されている。
【0004】また、特開平6−83243号公報には、
発光素子自体がR,G,Bの三原色に発光するように構
成されていて、これを用いて屈折率分布型レンズアレイ
でインスタントフイルムに集光合焦させることで、同様
にしてフルカラー画像を記録することが、開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
感光記録装置では、いずれの方式でも、屈折率分布型レ
ンズアレイを集光合焦のために使用している。この屈折
率分布型レンズは、屈折率が連続的に変化することでレ
ンズ作用を持つものである。したがって、このようなレ
ンズを集合させた屈折率分布型レンズアレイは、レンズ
素材が高価であるばかりでなく、製造のために高度なア
ライメント技術を要することから、製造コストが高くな
るという問題がある。しかも、屈折率分布型レンズアレ
イの製品は極めて限られており、これにより得られる焦
点距離の選択も限定される。このため、プリントヘッド
の薄型化が図れないという問題がある。
【0006】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、屈折率分布型レンズアレイを用いることなく安価
に提供することができ、しかもプリントヘッドを薄型に
してコンパクト化することができるようにした感光記録
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、発光ユニットと感光記録媒
体の感光面との間の光路で前記プリントヘッド内に、射
出成形により成形した微小レンズ集合体からなる光学板
を配置し、発光ユニットから照射された光を前記感光面
に集光合焦させるようにしたものである。
【0008】なお、前記発光ユニットを単色の発光素子
を1列に並べて構成し、前記光学板を、発光ユニットに
対応する1列の微小レンズ集合体から構成することが好
ましい。また、前記発光ユニットを複数色の発光素子を
各色毎に1列に並べた複数列に構成し、前記光学板を、
発光ユニットに対応する複数列の微小レンズ集合体から
構成することが好ましい。
【0009】前記感光記録媒体を、パックに収納された
インスタント感光シートフイルムとすることが好まし
い。また、前記プリントヘッドの先端部を前記パックの
露光開口内に配置し、前記インスタント感光シートフイ
ルムにプリントヘッドの先端を近接させて記録すること
が好ましい。被写体画像を撮像して撮像信号を出力する
イメージセンサ、前記撮像信号をデジタル変換した画像
データを記憶するメモリを有する電子撮像部を一体的又
は分離可能に備えることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の感光記録装置を
内蔵した電子スチルカメラの正面側の外観を示す斜視図
である。電子スチルカメラ10は薄型箱状に形成されて
おり、カメラボディ11内に、撮像部とプリンタ部とが
配置されている。そして、カメラボディ11には電池室
を兼ねたグリップ部12が設けられている。グリップ部
12は正面から見て左側に配置されており、内部に電池
が収納されている。グリップ部12の近くでその上部に
はシャッタボタン13が設けられ、シャッタボタン13
を押すと撮影レンズ14を通して一回の撮像が行われ
る。
【0011】カメラボディ11の正面上部には撮影レン
ズ14が、正面の右上部にはストロボ発光窓15が設け
られている。また、撮影レンズ14の上方にはオートフ
ォーカス装置用の投光窓16と受光窓17とが設けられ
ており、シャッタボタン13を押したときには、三角測
距方式により被写体距離が測定される。これにより、撮
像を行う前に撮影レンズ14のピント合わせが自動的に
行われる。また、受光窓17の隣にはAE受光部18が
設けられている。このAE受光部18からの被写体輝度
信号は図示しないAE調節部に送られ、ここで、撮影に
際して周知のように自動露光調節がされる。また、撮影
レンズ14の背後に位置するように、CCDイメージセ
ンサを含む撮像部20(図4参照)が設けられている。
【0012】図3に示すように、カメラボディ11の裏
面には、液晶表示パネル(LCDパネル)21と操作パ
ネル22とが配置されている。LCDパネル21は、撮
影レンズ14を通して撮像される被写体画像をリアルタ
イムで表示し、いわゆる電子ビューファインダーを構成
している。操作パネル22には、撮像/再生のモード切
替えキー,コマ選択キー,プリントスタートキー,画像
データの消去ボタン,外部機器との間で画像データの入
出力を行うための切替えキーなどが設けられている。
【0013】図4に示すように、電子スチルカメラ10
では、周知のモノシートタイプのインスタント感光シー
トフイルム(以下、単にインスタントフイルムという)
25が用いられ、これにより、画像のハードコピーが得
られる。このインスタントフイルム25は、本出願人な
どにより商品化されてすでに広く普及しており、感光シ
ート、受像シート、及び現像処理液を内包したポッドを
基本的な構成要素としている。そして、感光シートに露
光を与えることによって光化学的に潜像を形成した後、
この感光シートと受像シートとを重ね合わせ、その両者
間に現像処理液を展開しながら両シートを加圧すること
によって受像シートにポジ画像が転写される。このよう
なインスタントフイルム25は、フイルムパックと称さ
れるプラスチック製のケース26に例えば10枚積層し
て収納されている。したがって上記電子スチルカメラ1
0のボディ11にはこのフイルムパック27を装填する
ためのパック装填蓋30が設けられている。
【0014】図3に示すように、パック装填蓋30は、
ボディ11の背面にヒンジ部31を介して開閉自在に取
り付けられている。パック装填蓋30は通常は閉じ位置
にロックされており、フイルムパック27を装填したり
取り出したりするときに、スライドつまみ32を操作す
ることにより開放される。カウンタ窓33には、インス
タントフイルム25の使用枚数が表示される。
【0015】カメラボディ11の上面にスリット状の排
出口35が形成され、プリント操作を行ったときには、
図4に示すように、この排出口35から露光済みのイン
スタントフイルム25が一対の展開ローラ36の間を通
って搬送される。そして、この搬送中に現像処理液の展
開が行われ、1分〜数分程度の間にインスタントフイル
ム25上にポジ画像が得られる。
【0016】図5に、正面側からみたときの、カメラボ
ディ11に内蔵された各機構部のレイアウトを示す。フ
イルムパック27の装填室を取り囲むように、展開ロー
ラ36、展開ローラ36の駆動機構37、及びヘッド移
動機構38が組み込まれている。また、展開ローラ36
の上方には、前記撮像部20とストロボ発光部39とが
配置されている。符号40は駆動機構37の動力源とな
る展開モータ、符号41は充電による繰り返し使用が可
能なリチウムイオン電池などの電源電池を示している。
【0017】上記機構のうち、展開ローラ36及びその
駆動機構37は、例えば特開平4−194832号公報
などに記載されたように、従来のインスタントカメラに
用いられているものと同じでよく、その機能も全く同一
である。すなわち、これらはフイルムパック27の中か
ら露光済みのインスタントフイルム25を送り出し、ま
た送り出しながら現像処理液の展開を行うために用いら
れる。
【0018】周知のように、駆動機構37はクロー爪及
びその移動機構を含む。クロー爪は、展開モータ40の
駆動により作動して露光済みのインスタントフイルム2
5の下端に当接して、これを上方に押し出す。この押し
出しにより、インスタントフイルム25の上端を一対の
展開ローラ36の間に送り込む。この時点で展開ローラ
36は回転しているから、以後は展開ローラ36によっ
てインスタントフイルム25が上方へと搬送される。イ
ンスタントフイルム25の上端部分に現像処理液を内包
したポッド25aが設けられ、また一対の展開ローラ3
6は互いに接近する方向にバネ付勢されているから、展
開ローラ36によってインスタントフイルム25が搬送
される間に、ポッド25aが破れて現像処理液が感光シ
ートと受像シートとの間に展開される。
【0019】図6に、プリンタ部39を構成する展開ロ
ーラ36、ヘッド移動機構38及びスキャンヘッド44
の外観を示す。スキャンヘッド44は、矢印Mで示す主
走査方向がインスタントフイルム25の搬送方向に対し
て直交し、その長さはインスタントフイルム25の幅以
上である。スキャン機構としてのヘッド移動機構38
は、スキャンモータ38aの駆動によりスキャンヘッド
44をインスタントフイルム25の搬送方向と平行な矢
印Sで示す副走査方向に移動させる。スキャンヘッド4
4が移動する間にこれが傾くことがないように、その両
端にガイドピンが設けられ、それぞれガイド溝に係合し
ている。なお、図6中の符号27aは、露光済みのイン
スタントフイルム25をフイルムパック27の外に送り
出すときに前記クロー爪が入り込む切り欠きを示す。
【0020】図1に、スキャンヘッド44の断面を示
す。ヘッドケース45内に、発光ユニット46が紙面に
直交する方向で長く配置されている。発光ユニット46
は、蛍光ランプ47と、液晶アレイ48と、遮光ケース
49とから構成されている。蛍光ランプ47からの照明
光には赤色(R),緑色(G),青色(B)の各色が含
まれている。なお、これらの色が含まれていれば他の種
類の光源を用いてもよい。
【0021】液晶アレイ48は微小な液晶セグメントを
一列に整列させたもので、遮光ケース49の開口49a
の内側に配置されている。そして、液晶アレイ48の液
晶セグメントの一個がプリントを行うときの1画素に対
応している。液晶アレイ48は液晶セグメントごとに濃
淡の制御が行われ、プリント光の透過光量の制御と遮断
とを行う。
【0022】発光ユニット46からの照明光路中に、カ
ラーフィルタ50が設けられている。カラーフィルタ5
0は、R透過フィルタ部材50a,G透過フィルタ部材
50b,B透過フィルタ部材50cが帯状に並べて構成
され、上記3色の各フィルタ部材50a〜50cのいず
れかひとつが発光ユニット46の照明光路内に位置する
ようにしてある。そして、フィルタ切替え信号の入力に
よってフィルタシフト部51によりカラーフィルタ50
が矢印Y方向に移動し、フィルタ部材50a〜50cの
切替えが行われる。
【0023】カラーフィルタ50を透過することによっ
て、発光ユニット46からの照明光はR,G,Bいずれ
か一色のプリント光になる。プリント光は、ミラー5
2、微小レンズ集合体53、ミラー54を経て開口45
aから射出し、インスタントフイルム25に達する。
【0024】図7に示すように、微小レンズ集合体53
は、ベースプレート53aに微小レンズ53bを所定ピ
ッチで並べて構成されている。微小レンズ53bのピッ
チは、発光ユニット46の各液晶セグメントのピッチと
同一にされており、各液晶セグメントからのプリント光
は対応する微小レンズ53bを通過することで、インス
タントフイルム25の感光面に集光され且つ合焦され
る。
【0025】微小レンズ集合体53は、屈折率分布型レ
ンズの集合体ではなく、射出成形(インジェクションモ
ールディング)により成形される。したがって、従来の
ように高価な屈折率分布型レンズアレイを用いることが
なく、安価にスキャンヘッド44を構成することができ
る。しかも、装置の目的、大きさに合わせて、任意な焦
点距離を採ることができ、装置に最適な焦点距離を有す
る微小レンズ集合体53が得られる。これにより、装置
の小型化や薄型化を図ることができる。
【0026】三色面順次のプリントを効率よく行うため
に、三原色中の赤色露光と緑色露光とは、スキャンヘッ
ド44の1往復動中に行われる。すなわち、往路で赤色
露光が、復路で緑色露光が行われる。更に、次の1往復
動中の往路で青色露光が行われ、この露光の終了後に、
スキャンヘッド44が初期位置に戻される。
【0027】図8に電子スチルカメラ10の電気的構成
の概略を示す。撮影レンズ14の背後にCCDイメージ
センサ75が位置しており、撮影レンズ14のピント合
わせによりCCDイメージセンサ75の光電面には被写
体画像が結像される。CCDドライバ80の駆動によ
り、CCDイメージセンサ75は光学的な被写体画像を
電気的な撮像信号に変換して出力する。CCDイメージ
センサ75の光電面にはR,G,Bの微小なマイクロカ
ラーフィルタがマトリクス状に配列され、色ごとにシリ
アルに出力される撮像信号はアンプ81で適当なレベル
に増幅された後、A/Dコンバータ82によってデジタ
ル変換される。なお、周知のようにCCDドライバ80
の駆動及びA/Dコンバータ82のサンプリングタイミ
ングとの間には同期がとられている。
【0028】A/Dコンバータ82は撮像信号をデジタ
ル変換して画像データを生成し、これを順次に画像デー
タ処理回路83に入力する。画像データ処理回路83
は、入力されてくる画像データに対してホワイトバラン
ス調節、ガンマ補正などの信号処理を行う。画像データ
処理回路83は、さらに処理済みの画像データを基に、
NTSC方式のコンポジット信号に対応した映像信号を
生成し、これをD/Aコンバータ84,アンプ85を経
て映像信号用の出力端子86に出力する。
【0029】したがって、出力端子86に家庭用のテレ
ビジョンを接続すれば、CCDイメージセンサ75で撮
像される連続的な画像を観察することができる。アンプ
85からの映像信号はLCDドライバ87にも入力され
る。LCDドライバ87はLCDパネル21を駆動する
から、LCDパネル21には被写体画像が連続的に表示
されるようになり、LCDパネル21は電子ビューファ
インダとして利用される。
【0030】システムコントローラ34は、上記画像デ
ータ処理回路83を含め、この電子スチルカメラの電気
的な作動を全体的に管理している。システムコントロー
ラ34はI/Oポート88により操作パネル22のキー
操作入力部89や外部接続端子群90からの信号を監視
し、入力信号に応じた信号処理を行う。
【0031】フラッシュメモリ91は高速でアクセスが
可能なDRAM(Dynamic Random Access Memory)で構
成され、画像データ処理回路83から得られた画像デー
タを1画面ごとに記憶し、例えば50画面分の画像デー
タを記憶できる記憶容量をもつ。装飾データメモリ92
には、被写体画像を取り囲む画面枠の形状や模様を様々
な形態に変える装飾データが予め書き込まれている。な
お、この装飾データメモリ92に、被写体画像の一部に
キャラクタ,マーク,文字,メッセージなどを合成する
ことができるようなデータを用意しておいてもよい。再
生モード時には、フラッシュメモリ91及び装飾データ
メモリ92から読み出したデータを画像データ処理回路
83に転送することによって、これらの画像を合成して
LCDパネル21に表示させることができる。
【0032】ヘッドドライバ93は、システムコントロ
ーラ34の指令によりスキャンヘッド44の液晶アレイ
48を駆動する。スキャンヘッド44には、さらにライ
ンメモリ94から画像データが送られるようになってお
り、この画像データは液晶アレイ48を構成している液
晶セグメントの個々の透過率及び発光時間(開時間)の
制御に用いられる。EEPROM95には、電子スチル
カメラ10を所定のシーケンスにしたがって作動させた
ときに、システムコントローラ34によって参照される
各種の調整データが予め格納されている。
【0033】これらの調整データは、電子スチルカメラ
の組み立て完了後の検査工程で一台ごとに調節される。
こうした調整データには、例えば撮影レンズ14のピン
ト合わせに関するデータや、プリントを行うときの色ご
との補正データなどがある。モータドライバ96は、シ
ステムコントローラ34の管理下で展開モータ40及び
スキャンモータ38aの駆動制御を行う。
【0034】次に、図9のフローチャートを参照しなが
ら本実施形態の電子スチルカメラ10の作用について説
明する。操作パネル22に設けられたメインスイッチの
投入により電源スイッチがオンとなる。モード確認が行
われ、操作パネル22内のモード切替えキーのセット位
置によって撮像モード、再生モードのいずれかに分岐す
る。撮像モード下では、これまでの電子スチルカメラと
同様、CCDイメージセンサ75が被写体画像を連続的
に撮像し、その画像は電子ビューファインダーとして機
能するLCDパネル21に表示される。
【0035】フレーミングを行ってシャッタボタン13
をレリーズ操作すると、その時点でLCDパネル21に
表示されていた被写体画像の画像データがフラッシュメ
モリ91に書き込まれる。撮像モードで使用を繰り返す
ことにより、フラッシュメモリ91には最大で50画面
分の静止画像に関する画像データを記憶させることがで
きる。なお、フラッシュメモリ91の記憶容量に応じ
て、記憶できる画面数を増減させることができる。ま
た、夜間や室内撮影の際には、撮影の際にストロボ発光
部が駆動され、ストロボ撮影が行われる。
【0036】フラッシュメモリ91で記憶可能な画面数
の撮像を行った後であっても、適宜のコマの画像データ
を消去すれば新たな撮像で得た画像データを記憶させる
ことができる。これらの処理は、操作パネル22からの
キー入力で行うことができ、また外部接続端子群90の
出力端子に他の記憶媒体を接続しておけば、外部記憶媒
体に新たな撮像で得た画像データを記憶させたり、フラ
ッシュメモリ91から読み出した画像データを転送して
記憶させることもできる。
【0037】再生モード下では、操作パネル22からの
キー入力により、フラッシュメモリ91の中から任意の
画像データを選択すれば、その画像データが画像データ
処理回路83,D/Aコンバータ84,アンプ85を経
てLCDドライバ87に供給され、LCDパネル21に
画像表示が行われる。また、操作パネル22からのキー
入力により、装飾フレームの選択操作が行われていると
きには、フラッシュメモリ91から読み出された画像デ
ータのほかに、装飾データメモリ92から読み出された
装飾フレームデータも画像データ処理回路83に転送さ
れ、LCDパネル21には被写体画像のほかに装飾フレ
ームも合成して表示される。
【0038】被写体画像の選択、そして必要に応じて装
飾フレームの選択を行った後にプリントキーを操作する
と、システムコントローラ34はフラッシュメモリ91
にアクセスして、その時点でLCDパネル21に表示さ
れている画像に関する画像データのうち、最初の1ライ
ン分の中の赤色に相当する画像データを順次に読み出
し、これをラインメモリ94に転送する。なお、装飾フ
レームが選択されているときには、装飾データメモリ9
2からも同様に1ライン分の赤色に相当する画像データ
がラインメモリ94に転送され、フラッシュメモリ91
からの画像データとオーバーラップする部分では装飾デ
ータメモリ92からの画像データが優先して用いられ
る。これにより、ラインメモリ94には1ライン分の赤
色濃度に対応した画像データが書き込まれる。そしてシ
ステムコントローラ34は、カラーフィルタ50のR透
過フィルタ部材50aがプリント光路内に挿入されてい
ること、また液晶アレイ48の各液晶セグメントが遮光
状態であることを確認した上で、蛍光ランプ47を点灯
させる。
【0039】スキャンヘッド44は、図6に実線で示す
インスタントフイルム25の画像記録エリアの最上端部
に対面した初期位置にあり、この位置が最初の1ライン
分の記録位置となっている。図示しないフォトセンサな
どにより、スキャンヘッド44が最初の記録位置にある
ことがシステムコントローラ34によって確認される
と、ラインメモリ94に格納された1ライン分の画像デ
ータが順次に液晶アレイ48に送られ、各々の液晶セグ
メントの透過濃度は、順次に遮光状態から画像データに
応じた透過濃度に切替えられ、一定時間の後に再び遮光
状態に戻る。
【0040】発光ユニット47からのプリント光は、カ
ラーフィルタ50のR透過フィルタ部材50aを透過し
てRプリント光とされる。このRプリント光は液晶セグ
メントの透過濃度に応じた光量となってインスタントフ
イルム25に赤色の露光を与える。なお、ラインメモリ
94に格納された画像データを液晶アレイ48を構成し
ている液晶セグメントの個々に一斉に転送できるように
しておき、それぞれを一斉に遮光状態から画像データに
応じた透過濃度に切り替えるようにしておけば、1ライ
ン分のプリント時間を短くすることができる。
【0041】こうして1ライン分のRプリント光による
露光が完了すると、ステッピングモータからなるスキャ
ンモータ38aが一定角度回転してスキャンヘッド44
を次ライン位置に移動させる。続いてフラッシュメモリ
91から2ライン目の赤色濃度に対応した画像データが
ラインメモリ94に転送され、同様にして2ライン目の
Rプリント光による露光が行われる。引き続き、スキャ
ンヘッド44を展開ローラ36から離れる方向にステッ
プ送りしながらラインごとにRプリント光による露光が
行われ、最終ラインのプリントが終わるとRプリント光
による露光が終了する。このように、スキャンヘッド4
4の往路で赤色露光が行われる。
【0042】次に、システムコントローラ34はヘッド
ドライバ93にフィルタ切り替え信号を送り、これによ
りカラーフィルタ50が矢印Y方向にピッチ送りされ、
プリント光路内にG透過フィルタ部材50bが位置決め
される。システムコントローラ34はフラッシュメモリ
91にアクセスして、プリント対象となっている画像に
関する画像データのうち、最終ラインの中の緑色に相当
する画像データを順次に読み出してラインメモリ94に
転送する。以後は、同様にしてGプリント光による露光
が最終ライン位置から最初の1ライン位置に向かって行
われる。このように、スキャンヘッド44の復路で緑色
露光が行われる。
【0043】Gプリント光による露光が終了した後は、
B透過フィルタ部材50cがプリント光路内に挿入さ
れ、またフラッシュメモリ91からは青色に相当する画
像データがラインごとに読み取られる。このBプリント
光による露光は、Rプリント光による露光と同じように
して行われる。青色露光が終了した後は、スキャンヘッ
ド44が初期位置に戻される。
【0044】次に、システムコントローラ34からの信
号により展開モータ40が駆動を開始する。駆動機構5
2が作動を開始し、クロー爪がフイルムパック27の切
り欠き27aから侵入して光プリンタによる露光済みの
インスタントフイルム25をフイルムパック27から掻
き出す。
【0045】クロー爪で押し出されたインスタントフイ
ルム25の上端が一対の展開ローラ36間に入り込み、
以後は展開ローラ36の回転によってインスタントフイ
ルム25が搬送され、同時にポッド25aが破れて現像
処理液の展開が行われる。クロー爪は、その移動ストロ
ークの終端まで移動すると元の位置に戻って停止する。
【0046】展開ローラ36で搬送されたインスタント
フイルム25は、カメラボディ上面の排出口35から排
出される。1分〜数分経過すると、被写体画像がポジ画
像として受像シートに定着され、プリントキーを操作し
た時点でLCDパネル21に表示されていた被写体画像
をハードコピーとして得ることができる。もちろん、装
飾フレームが選択されている場合には、装飾フレームで
囲まれた内部に被写体画像がプリントされることにな
る。
【0047】上記のように、インスタントフイルム25
を記録媒体として利用し、光プリンタで画像のハードコ
ピーが作成できるようにすると、熱エネルギーを要せず
に低電力でカラープリントを行うことが可能となり、携
帯可能なカメラボディ11に収容できる程度の電源電池
でも充分に実用できる。したがって、撮像したその場で
簡単に画像のハードコピーが得られるようになる。ま
た、外部接続端子から画像データを入力してこれをプリ
ントすることも可能であるから、同時に携帯型のプリン
タとしても利用することができる。
【0048】上記実施形態では、図1に示すように、蛍
光ランプ47と液晶アレイ48とからなる発光ユニット
46を用いて、これにカラーフィルタ50を選択的に挿
入して各色を面順次で記録するようにしたが、この他
に、図10に示すように、各色毎に液晶アレイ100,
101,102を設けた発光ユニット103を設け、こ
の発光ユニット103からのプリント光を、カラーフィ
ルタ104のR透過フィルタ部材104a,G透過フィ
ルタ部材104b,B透過フィルタ部材104cにより
R,G,Bの三色光にし、1回のスキャンヘッド105
の走査によりを同時に三色光を記録してもよい。
【0049】この場合には、図11に示すように、微小
レンズ集合体106も発光ユニット103に対応させ
て、各液晶アレイ100〜102に対応するように、微
小レンズ106bが3列に並べて設けられる。この微小
レンズ集合体106も、ベースプレート106aと微小
レンズ106bとが射出成形により一体に形成される。
なお、図10において、符号107,108はミラーを
示している。また、図1と同一構成部材には同一符号を
付して重複した説明を省略している。
【0050】図10では、各色のインスタントフイルム
25の感光面上での結像ラインを副走査方向で一致させ
ることなく、ずらしている。したがって、記録の際に
は、それぞれの記録ラインに対応する画像データに基づ
き各液晶アレイ100〜102が駆動される。これによ
り、スキャンヘッド105の1回の走査で三色の画像を
記録することができ、記録時間が短縮される。
【0051】なお、図1及び図10のように、蛍光ラン
プ47を用いる代わりに、図12に示すように、白色発
光パネル110を用いて発光ユニット111を構成して
もよい。なお、図10と同一構成部材には同一符号を付
して重複した説明を省略している。更には、図示は省略
したが、R,G,Bの各色に発光する発光パネルを用い
る場合には、当然のことながらカラーフィルタ104が
省略される。
【0052】また、図1及び図10のように、蛍光ラン
プ47と液晶アレイ48,100〜102とカラーフィ
ルタ50,104とを用いる代わりに、図13に示すよ
うに、R,G,Bの各色に発光する発光ダイオード12
0,121,122を副走査方向に3列に並べた発光ユ
ニット123を用いて、スキャンヘッド124を構成し
てもよい。符号125,126はミラーを示している。
なお、図10と同一構成部材には同一符号を付して重複
した説明を省略している。
【0053】図14のものは、図10のものにおいて各
色の結像ラインを一致させたものであり、このため、微
小レンズ集合体130は、同一の結像ラインとなるよう
に、上側のラインと下側のラインとが中央のラインに一
致するように、ベースプレートの上側及び下側の入射面
130c,130dが中央部の入射面130eに対して
斜めに形成されている。図15に示すように、入射面1
30c〜130eがプリズム面とされることにより、各
色を1ラインで合焦させることができ、同じライン上の
各色の画像データを用いて各色の液晶アレイを駆動する
ことができる。この微小レンズ集合体130も、ベース
プレート130aと微小レンズ130bとが射出成形に
より一体に形成されている。
【0054】なお、プリズム面130c〜130eを微
小レンズ130bと一体に形成する他に、図16に示す
ように、別体で設けた微小レンズ集合体135とプリズ
ム136とを用いてもよい。この場合にも、ベースプレ
ート135aに微小レンズ135bが射出成形で一体に
形成される。
【0055】図17は微小レンズ集合体140の入射面
140f側にマスクスクリーン141を設けた実施形態
を示している。このマスクスクリーン141は、各微小
レンズ140bの中心に、その中心を一致させた孔から
なるマスク開口142を備えており、このマスクスクリ
ーン141は遮光性塗料を印刷することにより形成され
ている。マスク開口142の孔径は、微小レンズ140
bの直径よりも小さくされている。このマスクスクリー
ン141により、プリント光が微小レンズ集合体140
に到達したときに、プリント光が拡散して隣り合う微小
レンズ140b間で相互に侵入することがないようにさ
れる。これにより、プリント光の拡散による記録画素の
ニジミや混色の発生が抑えられる。
【0056】なお、マスクスクリーン141は、入射面
140f側に形成する他に、微小レンズ140b側に形
成してもよい。更には、図18に示すように、微小レン
ズ集合体145の両面側にマスクスクリーン146,1
47を設けてもよい。なお、符号148はマスク開口を
示している。
【0057】上記実施形態では、マスクスクリーン14
1,146,147により隣接する微小レンズ140
b,145bからの拡散光の侵入を防止するようにした
が、この他に、図19に示すように、各微小レンズ15
0bの間に微細な溝151を設けた微小レンズ集合体1
52としてもよい。この溝151により記録画素のニジ
ミや混色の発生が抑えられる。なお、図示のものは1ラ
インの微小レンズ集合体150を示しているが、3ライ
ンの微小レンズ集合体の場合には、1ライン毎の各微小
レンズ間に溝を設ける他に、各ラインの間に溝を設け
る。
【0058】なお、上記実施形態では微小レンズは、発
光素子の発光エリアをほぼ等倍でインスタントフイルム
の感光面に結像させたが、この他に、図20に示すよう
に、微小レンズ160bにより発光素子161aの発光
エリアA1を拡大してインスタントフイルム25の感光
面に投影してもよい。この場合には、拡大して投影され
た発光エリアA2が隙間なく隣接するように、微小レン
ズ160bと発光素子161aとの間隔(ピッチ)Pを
予め決定しておき、このピッチPで微小レンズ160b
と発光素子161aとを配置して、微小レンズ集合体1
60と発光素子アレイ161とを構成する。
【0059】また、上記実施形態では、ミラーを用いて
スキャンヘッドの薄型化を図っているが、この他に図2
1に示すように、ミラーは省略して、発光素子アレイ1
70からのプリント光を微小レンズ集合体171を用い
て直接にインスタントフイルム25の感光面に結像させ
てもよい。更には、発光ダイオードの代わりに、R,
G,Bの各色光を含み、しかもその光量が制御できるよ
うな光源、例えば蛍光表示管の発光原理を利用した微小
な発光素子を画素ごとにライン状に配列した蛍光光源ア
レイを用いてもよい。
【0060】また、発光ユニット46,103,11
1,123における各画素毎の露光量の制御は、発光時
間の制御の外に、発光量を変化させて行ってもよく、更
には、発光量と発光時間との組み合わせで制御してもよ
い。発光量の制御は、LEDのような直接発光タイプで
は電力制御により、液晶セグメントを用いて光量を絞る
タイプのものでは透過率を変えることにより行う。
【0061】上記実施形態では、三色面順次記録の際
に、2往復で行うようにしたが、この他に、往路又は復
路のみで露光を行う3往復で三色面順次記録を行っても
よい。更には、プリント時間を短縮するために、1往復
で2色を記録した後に、スキャンヘッド44の移動を停
止させて固定し、この状態でインスタントフイルム25
の排出送りに同期させてスキャンヘッド44を駆動する
ことで、残りの1色を記録してもよい。この場合には、
フイルム送り速度を検出して、この送り速度に基づき液
晶アレイの駆動を制御し、排出送り速度の変動に起因す
る露光量や露光密度の変動を抑える。これにより、送り
速度が変動することによる、濃度むらや色むらの発生を
抑えることができる。更には、スキャンヘッドを固定し
ておき、インスタントフイルムを送りながら、三色同時
露光を行うことによりフルカラー画像を記録してもよ
い。この送り中に、展開ローラで現像液を展開すること
により、更に記録に要する時間を短縮することができ
る。
【0062】図22に示すように、スキャンヘッド17
5の先端175aをフイルムパック27の露光開口27
b内に挿入し、スキャンヘッド175をインスタントフ
イルム25に近接させてもよく、この場合には、装置の
コンパクト化が図れる。また、図23に示すように、イ
ンスタントフイルム25の感光エリアA3よりも、スキ
ャンヘッドによる走査エリアA4を大きく設定しておく
ことにより、パック27内でのフイルム25のガタによ
り位置ズレが生じた場合でも、感光エリアA3に未記録
部分が発生することがないようにすることができる。
【0063】上記実施形態では、静止画像を撮像する電
子スチルカメラに実施したものであるが、この他に、動
画像を撮像するデジタルビデオカメラに本発明を実施し
てもよい。この場合には、動画像の中からプリント対象
画像を選択して、これをハードコピーするとよい。
【0064】上記実施形態では感光記録装置を内蔵した
電子スチルカメラに本発明を実施したが、この外に、感
光記録装置単体に対しても、本発明を実施してもよく、
この場合にも、スキャンヘッドを安価にしかもコンパク
トにして提供することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、発光ユニットと感光記
録媒体の感光面との間の光路に、発光ユニットから照射
された光を前記感光面に集光合焦させるために、射出成
形により成形した微小レンズ集合体からなる光学板を配
置したから、高価で製品の種類の少ない屈折率分布型レ
ンズアレイを用いる必要がなくなり、安価にスキャンヘ
ッドを構成することができる。しかも、微小レンズの拡
大率や焦点距離の変更が容易であり、多様な形態の微小
レンズ集合体が簡単にしかも安価に得られる。
【0066】また、被写体画像を撮像して撮像信号を出
力するイメージセンサ、前記撮像信号をデジタル変換し
た画像データを記憶するメモリを有する電子カメラ部を
備えることにより、撮像後にすぐにプリントすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光記録装置を内蔵した電子スチルカ
メラにおけるスキャンヘッドの要部を示す断面図であ
る。
【図2】電子スチルカメラを前側から見た状態を示す斜
視図である。
【図3】電子スチルカメラを後側から見た状態を示す斜
視図である。
【図4】電子スチルカメラの概略を示す縦断面図であ
る。
【図5】カメラボディ内の各機構部のレイアウトを示す
説明図である。
【図6】プリンタ部の概略を示す斜視図である。
【図7】微小レンズ集合体を示すもので、(A)は平面
図、(B)は正面図である。
【図8】電子スチルカメラの電気的構成を示すブロック
図である。
【図9】電子スチルカメラの処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【図10】他の実施形態におけるスキャンヘッドを示す
縦断面図である。
【図11】他の実施形態における微小レンズ集合体を示
すもので、(A)は平面図、(B)は正面図である。
【図12】発光パネルと液晶アレイとを用いた他の実施
形態におけるスキャンヘッドを示す縦断面図である。
【図13】発光ダイオードを用いた他の実施形態におけ
るスキャンヘッドを示す縦断面図である。
【図14】三色のプリント光を1ラインに合焦させるよ
うにした他の実施形態におけるスキャンヘッドを示す縦
断面図である。
【図15】同スキャンヘッドにおける微小レンズ集合体
を示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図、
(C)は側面図である。
【図16】プリズムを別体で有する微小レンズ集合体を
示すもので、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)
は側面図である。
【図17】マスクスクリーンを片面に有する他の実施形
態における微小レンズ集合体を示すもので、(A)は平
面図、(B)は正面図である。
【図18】マスクスクリーンを両面に有する他の実施形
態における微小レンズ集合体を示すもので、(A)は平
面図、(B)は正面図である。
【図19】微小レンズの間に溝を有する他の実施形態に
おける微小レンズ集合体を示すもので、(A)は平面
図、(B)は断面図である。
【図20】発光エリアを拡大して投影する微小レンズ集
合体と発光ユニットとの関係を示す説明図である。
【図21】ミラーを省略した他の実施形態におけるスキ
ャンヘッドを示す縦断面図である。
【図22】スキャンヘッドの先端をフイルムパックの露
光開口内に挿入するようにした他の実施形態における要
部の縦断面図である。
【図23】走査エリアと感光エリアとの関係を示す平面
図である。
【符号の説明】
10 電子スチルカメラ 25 インスタントフイルム 27 フイルムパック 30 プリンタ部 31 マルチ発光ヘッド 33 展開ローラ 44 スキャンヘッド 46,82 発光ユニット 50 カラーフィルタ 53,106,130,135,140,145,15
0,160,171微小レンズ集合体 53b,106b,130b,135b,140b,1
50b,160b 微小レンズ 136 プリズム 141,146,147 マスクスクリーン 151 溝

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に対応して発光する発光素子を
    主走査方向にライン状に並べて発光ユニットを構成し、
    この発光ユニットをプリントヘッド内に配置し、このプ
    リントヘッドを感光記録媒体の感光面に対面させて副走
    査方向に相対移動させ、感光記録媒体に画像を記録する
    感光記録装置において、 前記発光ユニットと感光記録媒体の感光面との間の光路
    で前記プリントヘッド内に、射出成形により成形した微
    小レンズ集合体からなる光学板を配置し、発光ユニット
    から照射された光を前記感光面に集光合焦させるように
    したことを特徴とする感光記録装置。
  2. 【請求項2】 前記発光ユニットを単色の発光素子を1
    列に並べて構成し、前記光学板を、発光ユニットに対応
    する1列の微小レンズ集合体から構成したことを特徴と
    する請求項1記載の感光記録装置。
  3. 【請求項3】 前記発光ユニットを複数色の発光素子を
    各色毎に1列に並べた複数列に構成し、前記光学板を、
    発光ユニットに対応する複数列の微小レンズ集合体から
    構成したことを特徴とする請求項1記載の感光記録装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光学板の片面又は両面に、開口径が
    微小レンズ径より小さく、且つ開口と微小レンズとの中
    心を一致させたマスクスクリーンを配置したことを特徴
    とする請求項1ないし3いずれか1つ記載の感光記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記マスクスクリーンを、遮光性塗料に
    よる印刷によって形成したことを特徴とする請求項4記
    載の感光記録装置。
  6. 【請求項6】 前記発光素子の発光エリアを等倍で感光
    記録媒体に結像させるように、前記微小レンズを構成し
    たことを特徴とする請求項1ないし5いずれか1つ記載
    の感光記録装置。
  7. 【請求項7】 前記発光素子の発光エリアを拡大して感
    光記録媒体に結像させるように前記微小レンズを構成
    し、感光記録媒体に結像させた発光エリアが隣接するよ
    うに、発光素子及び微小レンズのピッチを規定したこと
    を特徴とする請求項1ないし6いずれか1つ記載の感光
    記録装置。
  8. 【請求項8】 前記感光記録媒体を、パックに収納され
    たインスタント感光シートフイルムとしたことを特徴と
    する請求項1ないし7いずれか1つ記載の感光記録装
    置。
  9. 【請求項9】 前記プリントヘッドの先端部を前記パッ
    クの露光開口内に配置し、前記インスタント感光シート
    フイルムにプリントヘッドの先端を近接させて記録する
    ことを特徴とする請求項8記載の感光記録装置。
  10. 【請求項10】 被写体画像を撮像して撮像信号を出力
    するイメージセンサ、前記撮像信号をデジタル変換した
    画像データを記憶するメモリを有する電子撮像部を一体
    的又は分離可能に備えたことを特徴とする請求項1ない
    し9いずれか1つ記載の感光記録装置。
JP9791898A 1998-04-09 1998-04-09 感光記録装置 Pending JPH11295822A (ja)

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