JP2002217535A - ボンディングヘッド及び部品装着装置 - Google Patents

ボンディングヘッド及び部品装着装置

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JP2002217535A JP2001008824A JP2001008824A JP2002217535A JP 2002217535 A JP2002217535 A JP 2002217535A JP 2001008824 A JP2001008824 A JP 2001008824A JP 2001008824 A JP2001008824 A JP 2001008824A JP 2002217535 A JP2002217535 A JP 2002217535A
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    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボンディングステージに対して押圧面を従来
に比して高い平行度にて設置可能なボンディングヘッド
及び部品装着装置を提供する。 【解決手段】 傾斜防止部材129を備えたことで、支
持部111に対する押圧部110の傾斜を防止して押圧
面130aと載置面16aとをほぼ平行状態に設定する
ことができる。よって、ボンディングステージ16に対
して上記押圧面を従来に比して高い平行度にて設置する
ことができ、部品と回路形成体とを高い接合品質にてボ
ンディングすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品を回路基
板に装着するボンディングヘッド、及び該ボンディング
ヘッドを備えた部品装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、上記ボンディングヘッドの平
行調整装置の一例として球面軸受けが採用されている。
該球面軸受けは、ボンディングヘッドの押圧ツールをボ
ンディングステージ等の対象物に倣わすことで平行調整
可能であるので、平行調整を容易にすることができる。
以下図を参照しながら、平行調整部に球面軸受けを採用
したボンディングヘッドの一例について説明する。図9
は従来のボンディングヘッドの斜視図であり、図10は
その断面図である。図9及び図10において、1がボン
ディングヘッドである。2は、球面部であり、凸形状の
球面部を有したブロック3と、凹形状の球面部を有した
ブロック4とが接触する構成となつている。5は、吸引
溝であり、ブロック4に設けられており吸引用通路6を
通じて空気を吸引することでブロック4に対してブロッ
ク3が吸引保持される。7は、マグネットであり、ブロ
ック4に設けられており、マグネット7の磁力によりブ
ロック3はブロック4に引き寄せられている。8は、冷
却フィンでありブロック3に接続されている。9は、ホ
ルダで上記冷却フィン8に結合されている。そしてホル
ダ9は、下端に押圧ツール10を備えるとともにヒータ
11及び熱電対12が同一方向からホルダ9に挿入され
ている。よってホルダ9は、熱電対12により温度監視
されながらヒータ11により加熱される。ここで押圧ツ
ール10の下面中央のa点が球面部2の球の中心となつ
ている。13は電子部品であり、熱硬化性の接着剤14
を介して回路基板15上に装着されている。16はボン
ディングステ一ジで回路基板15を載置している。
【0003】以上のように構咸されたボンディングヘッ
ドについて、以下にその動作について説明する。まず始
めにボンディング動作について説明する。予め前工程に
おいて、電子部品13は、接着剤14を介して回路基板
15上に仮位置決めされている。そして図中には記され
ていない外部の搬送装置により、上記電子部品13が仮
位置決めされた回路基板15は搬送され、ボンディング
ステージ16上に載置され固定される。次にボンディン
グヘッド1は、図中に示されていない外部の駆動装置に
より下降し、押圧ツール10により電子部品13を押圧
する。このとき、ヒータ11の加熱によりホルダ9を介
して押圧ツール10は加熱されており、押圧ツール10
の熱が電子部品13を介して接着剤14に伝わる。よっ
て接着剤14の硬化が進み、電子部品13と回路基板1
5の接合が完了する。このとき、高い接合品質を得るた
めには、電子部品13と回路基板15との間で高い平行
度を確保していることが重要であり、そのためには押圧
ツール10とボンディングステージ16との間の平行度
が重要である。
【0004】次に平行調整動作について、図10を用い
て説明する。該平行調整動作は、生産する物品の品種に
より押圧ツール10の交換が必要となったときに行なわ
れる。又、該平行調整動作は、ボンディングステージ1
6上にワーク、即ち、電子部品13及び回路基板15が
装着されていない状態で行なわれる。尚、図10には、
上記ワークが描かれているが平行調整動作中にはワーク
は存在しない。平行調整動作前において、吸引用通路6
から空気が吸引され、吸引溝5における空気の吸引力に
よりブロック4に対してブロック3が吸引保持される。
まず、吸引用通路6に圧縮空気を供給しブロック3の吸
引保持を解除する。このとき、マグネット7によりブロ
ック3を保持する力が働いているのでブロック3が落下
することはなく、球面部においてブロック3とブロック
4の間に数〜数十ミクロンの隙間が発生する。そして、
このときブロック3は、上記a点を中心に容易に回転可
能な状態になる。一方、上述のようにホルダ9には、ヒ
ータ11及び熱電対12がb方向に沿って同方向に設け
られているので、ヒータ11及び熱電対12の重量、並
びに配線17、配線18の抗力の影響により、ホルダ9
にはc方向の回転モーメントが発生する。よって、回転
可能な状態となっているボンディングヘッド下部19
は、図11に示すように傾いた状態になる。
【0005】次に、ボンディングヘッド1は、図中に記
されていない外部の駆動装置により下降し、押圧ツール
10はボンディングステージ16に押さえつけられる。
このとき押圧ツール10の押圧面は、ボンディングステ
ージ16に倣おうとしてブロック3は上記a点の回りに
回転する。該回転後、吸引溝5から空気を吸引すること
でブロック4に対してブロック3は吸着保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述のよ
うなボンディングヘッド1では、押圧ツール10をボン
ディングステージ16に倣わせるとき、ヒータ11、熱
電対12の配線17、18の抗力や、ヒータ11、熱電
対12の重量の影響により、抵抗が発生し十分に倣わす
ことができないという問題が生じていた。その結果、ボ
ンディング動作時において、回路基板15に対する電子
部品13の平行度が十分ではなくなり、電子部品13と
回路基板15との各電極における接触状態にバラツキが
生じ、高い接合品質でボンディングを行なうことができ
ないという問題が生じていた。本発明は、このような問
題点を解決するためになされたもので、ボンディングス
テージに対して押圧面を従来に比して高い平行度にて設
置可能なボンディングヘッド、及び該ボンディングヘッ
ドを備えた部品装着装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様におけ
るボンディングヘッドは、ボンディングステージの載置
面上に載置された回路形成体上の部品に接触する平坦な
押圧面を有する押圧部と、該押圧部を揺動自在に支持す
る支持部とを備え、上記押圧面を上記部品に接触させて
上記部品を上記回路形成体へ押圧するボンディングヘッ
ドであって、上記押圧部の揺動に起因する、上記支持部
に対する上記押圧部の傾斜を防止して上記押圧面と上記
載置面とをほぼ平行状態に設定する傾斜防止部材を備え
たことを特徴とする。
【0008】又、上記傾斜防止部材は、上記押圧部に備
わる部材であって、上記押圧面を加熱する加熱体と該加
熱体からの熱を検出する加熱体温度制御用熱検出器とを
有し、上記加熱体により生じる上記押圧部の揺動と上記
熱検出器により生じる上記押圧部の揺動とを相殺する方
向から上記加熱体及び上記熱検出器が装填された加熱用
部材にて構成することもできる。
【0009】又、上記加熱体及び上記熱検出器に接続さ
れる配線の被覆材料は、上記押圧面を上記載置面に接触
させたとき上記押圧面と上記載置面とを平行状態にする
上記押圧部の平行調整動作を許容する材質にて構成して
もよい。
【0010】又、上記加熱用部材は、上記押圧面にて押
圧される上記部品の厚み方向に直交する方向でかつ互い
に直交する2方向において、当該加熱用部材の中心軸を
中心として対称形にて構成してもよい。
【0011】又、上記押圧面は、上記部品の全面を超え
る大きさであって、上記押圧面を上記載置面に接触させ
たとき上記押圧面と上記載置面とを平行状態に設定する
回転力を上記押圧部に生じさせる大きさにて構成しても
よい。
【0012】又、押圧禁止箇所が上記部品に存在すると
き、上記押圧面は、上記押圧禁止箇所に対応して非押圧
部を有するように構成してもよい。
【0013】又、上記傾斜防止部材は、上記押圧部に備
わり、上記押圧面と上記載置面とをほぼ平行状態に設定
する回転力を上記押圧部に生じさせる重りにて構成して
もよい。
【0014】又、上記傾斜防止部材は、上記支持部に備
わり、上記押圧面と上記載置面とをほぼ平行状態に設定
する回転力を上記押圧部に与える付勢機構にて構成して
もよい。
【0015】又、上記加熱用部材が上記押圧面に上記部
品を吸着するため上記押圧面に開口する吸引用通路(1
45)をさらに有するとき、上記傾斜防止部材は、さら
に、上記加熱用部材に取り付けられ上記吸引用通路に連
通し上記傾斜を防止する材質又は大きさにてなる管材に
て構成してもよい。
【0016】又、本発明の第2態様の部品装着装置は、
上記第1態様のボンディングヘッドと、部品を載置した
回路形成体をボンディングステージの載置面上への搬入
及び該載置面からの搬出を行なう移載装置と、を備えた
ことを特徴とする。
【0017】又、上記第2態様において、上記部品の厚
み方向に上記ボンディングヘッドを移動させる駆動装置
と、該駆動装置の動作制御を行う制御装置とをさらに備
え、上記制御装置は、上記部品に接触する平坦な押圧面
を上記部品に接触させて上記部品を上記回路形成体へ押
圧する押圧動作に比して、上記押圧面を上記載置面に接
触させて上記押圧面と上記載置面とを平行状態にする平
行調整動作のときに上記ボンディングヘッドをより大き
な力にて上記厚み方向に移動させる動作制御を上記駆動
装置に対して行なうように構成してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態であるボンディ
ングヘッド及び該ボンディングヘッドを備えた部品装着
装置について、図を参照しながら以下に説明する。尚、
各図において同じ構成部分については同じ符号を付して
いる。又、この明細書で回路形成体とは、樹脂基板、紙
−フェノール基板、セラミック基板、ガラス・エポキシ
(ガラエポ)基板、フィルム基板等の回路基板、単層基
板若しくは多層基板などの回路基板、部品、筐体、又
は、フレーム等、回路が形成されている対象物を意味す
る。尚、本実施形態では、回路形成体の一例として回路
基板を例に採り、又、部品の一例として上記回路基板に
実装される電子部品を例に採る。
【0019】図1及び図2に示すように、本実施形態の
ボンディングヘッド121は、大きく分けて押圧部11
0と、該押圧部110を揺動自在に支持する支持部11
1とを備え、ボンディングステージ16の載置面16a
上に載置された回路基板15上の電子部品13を回路基
板15へ押圧する。尚、上記押圧部110と上記支持部
111とは、いわゆる球面軸受けを構成する球面部12
2にて連結される。又、上記電子部品13は、熱硬化性
の接着剤14を介して回路基板15上に載置されてい
る。尚、図2、さらには後述の図4〜図6では、以下に
説明する、吸引給気装置141、駆動装置142、移載
装置143、及び制御装置180の図示を省略してい
る。上記支持部111は、上記球面部122を構成す
る、凹形状の球面124aを有した凹状ブロック124
を有する。該凹状ブロック124内には、上記球面12
4aに開口する吸引溝125、該吸引溝125に連通す
る吸引用通路126、及び球面124aに露出するよう
に埋設されているマグネット127が設けられている。
又、吸引用通路126には、制御装置180にて動作制
御される吸引給気装置141が接続されている。
【0020】上記押圧部110は、大きく分けて、凸状
ブロック123と、冷却フィン128と、加熱用部材1
29と、押圧ツール130とを備える。上記凸状ブロッ
ク123は、上記凹状ブロック124の上記球面124
aに対応した球面であって、上記球面124aとともに
上記球面部122を構成する凸状の球面123aを有す
る。よって、上記凹状ブロック124と凸状ブロック1
23とは、球面部122にて互いに接触する。そして上
記吸引給気装置141にて吸引用通路126及び吸引溝
125を介して吸引動作が行なわれているときには、マ
グネット127による磁力とともに、凸状ブロック12
3は凹状ブロック124に固定される。即ち、押圧部1
10は、支持部111に固定される。一方、上記吸引動
作を停止したときには、マグネット127による磁力の
みにて凸状ブロック123は凹状ブロック124に支持
されるので、凸状ブロック123は凹状ブロック124
に対して球面部122にて滑動可能となり、上記球面1
24aに沿って揺動可能となる。
【0021】冷却フィン128の一端は、上記凸状ブロ
ック123に結合され、他端は加熱用部材129に結合
されている。本実施形態において、加熱用部材129
は、傾斜防止部材の一例に相当する。ここで傾斜防止部
材とは、上記押圧部110の揺動に起因する、上記支持
部111に対する押圧部110の傾斜を防止して上記押
圧ツール130の押圧面130aと上記載置面16aと
を平行又はほぼ平行状態に設定する部材である。上記加
熱用部材129には、上記電子部品13に対向し上記電
子部品13に接触する上記押圧面130aを有する上記
押圧ツール130が着脱可能に取り付けられ、さらに、
加熱体の一例であり、熱硬化性の接着剤14を硬化させ
るために上記押圧面130aを加熱するヒータ131
と、上記加熱体からの熱を検出する熱検出器の一例であ
る熱電対132とが相対する方向から挿入されている。
【0022】加熱用部材129に対するヒータ131及
び熱電対132の装填方向は、上述の相対する方向に限
定されるものではなく、上記加熱体により生じる押圧部
110の揺動と、上記熱検出器により生じる押圧部11
0の揺動とを相殺する方向から上記加熱体及び上記熱検
出器を加熱用部材129に装填すればよい。尚、ヒータ
131及び熱電対132は、それぞれ配線137、13
8を介して制御装置180に接続され、加熱用部材12
9は熱電対32により温度監視されながらヒータ131
により加熱される。又、上記球面123a及び上記球面
124aを構成する球の中心は、上記押圧面130aの
倣い動作時に該押圧面130aが水平方向に位置ずれし
ないようにするため、押圧面130a上に存在する。
【0023】又、以上のように構成されたボンデイング
ヘッド101には、例えば支持部111に取り付けられ
当該ボンディングヘッド101を電子部品13の厚み方
向144方向へ移動させ、電子部品13を回路基板15
へ押圧し実装させる、上記制御装置180にて動作制御
される駆動装置142が設けられる。又、以上のように
構成されたボンデイングヘッド101と、上記接着剤1
4を介して電子部品13を載置した回路基板15をボン
ディングステージ16の載置面16a上への搬入及び該
載置面16aからの搬出を行なう移載装置143とを備
えて部品装着装置201を構成することもできる。移載
装置143には、上記回路基板15及び電子部品13を
保持する保持部1431と、該保持部1431を上記厚
み方向144に直交する2方向に移動させる駆動部14
32とを備える。
【0024】以上のように構成されたボンデイングヘッ
ド101について、以下にその動作を説明する。尚、電
子部品13を回路基板15へ加熱しながら押圧して実装
するボンデイング動作については、上述の従来技術にお
けるボンディング動作と同じであるのでここでの説明は
省略する。よって以下には、ボンディングステージ16
の載置面16a上に回路基板15等が存在しないときに
実行され、上記載置面16aと上記押圧ツール130の
押圧面130aとを平行にする平行調整動作について説
明する。上記平行調整動作は、生産物の品種の切換えに
より上記押圧ツール130を交換したときに行なわれ、
ボンディングステージ16上に回路基板15等が載置さ
れていない状態で行われる。
【0025】平行調整動作前には、吸引給気装置141
により吸引用通路126を介して空気が吸引され、吸引
溝125における空気の吸引力により凹状ブロック12
4に対して凸状ブロック123が吸引保持されている。
平行調整動作開始により、まず、吸引給気装置141に
より吸引用通路126へ圧縮空気を供給し凸状ブロック
123の吸引保持動作を解除する。このときマグネット
127により凸状ブロック123を持ち上げる力を働か
せているので凸状ブロック123が落下することはな
く、球面部122において凸状ブロック123と凹状ブ
ロック124との間に、数〜数十μmの隙間が発生す
る。そして、このとき凸状ブロック123つまり押圧部
110は、上記球面123a及び上記球面124aを構
成する球の中心を中心に容易に回転可能な状態、つまり
固定されている支持部111に対して押圧部110は揺
動可能な状態になる。
【0026】上述のように加熱用部材129に対してヒ
ータ131及び熱電対132は相対する方向に引き出さ
れているので、上記揺動可能な状態においても、ヒータ
131、熱電対132の重量、並びに配線137、13
8の抗力の影響により加熱用部材129に生じる回転モ
ーメントはわずかであり、押圧ツール130の押圧面1
30aと、上記載置面16aとは略平行な状態を維持可
能である。
【0027】次にボンディングヘッド101は、上記駆
動装置142により上記厚み方向144に下降し、押圧
ツール130の押圧面130aは,ボンディングステー
ジ16の載置面16aに押圧される。該押圧により、押
圧ツール130の押圧面130aは、上記載置面16a
に倣うので、即ち押圧面130aと、載置面16aとが
平行状態になろうとし、押圧部110は、上記球面12
3a及び上記球面124aを構成する球の中心を中心と
して回転する。よって、球面部122にて、凹状ブロッ
ク124と凸状ブロック123との相対位置が変化す
る。尚、このような、押圧面130aを載置面16aに
押圧することで押圧面130aと載置面16aとを平行
状態に設定しようとする動作を平行調整動作とする。次
に、上述のように押圧面130aと載置面16aとが平
行状態にあるとき、吸引給気装置141にて吸引溝12
5から空気を吸引し、支持部111に押圧部110を吸
着保持する。よって、押圧面130aと載置面16aと
が平行状態にて、押圧部110は支持部111に固定さ
れる。
【0028】上記平行調整動作のとき、制御装置180
は、上記駆動装置142に対して、押圧面130aが電
子部品13を回路基板15に押圧するときに比べてより
強い力にて押圧面130aを載置面16aに押圧するよ
うに動作制御する。このような動作制御により、押圧部
110の揺動を阻止しようとする抑制力に対抗して押圧
部110は揺動することが可能となるので、押圧面13
0aと載置面16aとの平行状態をより容易に達成する
ことができる。
【0029】以上説明したように本実施形態のボンディ
ングヘッド101によれば、加熱用部材129において
ヒータ131及び熱電対132を相対向する方向にて配
線137、138と接続するようにしたことから、上記
ヒータ131によって加熱用部材129に作用する揺動
力と、上記熱電対132によって加熱用部材129に作
用する揺動力とは互いに反対方向に作用することから相
殺される。よって、支持部111に対して押圧部110
が揺動可能な状態になったときであっても、加熱用部材
129は、上記厚み方向144に直交する方向に対して
ほとんど傾斜していない。よって、上記平行調整動作の
際に、加熱用部材129を有する押圧部110を揺動さ
せるときに該押圧部110の揺動を阻止しようとする抑
制力は、従来に比べると小さい。したがって、押圧面1
30aと載置面16aとを確実に平行状態とすることが
できる。よって、ボンディング動作時の回路基板15に
対する電子部品13の平行度を十分に確保でき、高い接
合品質にてボンディングを行なうことができる。
【0030】上述のボンディングヘッド101におい
て、図7に示すように、上記押圧面130aは、押圧す
る電子部品13の被押圧面13aの全面を超える大きさ
であって、上記平行調整動作の際、押圧面130aを上
記載置面16aに接触させたとき押圧面130aと載置
面16aとを平行状態に設定する回転力を上記押圧部1
10に生じさせる大きさにてなるのが好ましい。押圧面
130aをこのような大きさとすることで、上記平行調
整動作の際に押圧部110に生じる回転モーメントが従
来に比べて大きくなり、押圧面130aと載置面16a
との平行状態設定を容易に行なうことができる。
【0031】又、上述のボンディングヘッド101にお
いて、図8に示すように、電子部品13の品質上の問題
から、電子部品13の被押圧面13aに押圧禁止箇所1
3bが存在する場合、押圧面130aには、該押圧禁止
箇所13bに対応してその一部を切り欠いた非押圧部1
30dを形成する。このような場合、上記平行調整動作
の際、押圧面130aと載置面16aとを平行状態に設
定する回転力を上記押圧部110に生じさせるように、
非押圧部130dが存在する分、押圧面130aの面積
を拡大するのが好ましい。押圧面130aをこのような
大きさとすることで、上記平行調整動作の際に押圧部1
10に生じる回転モーメントが従来に比べて大きくな
り、押圧面130aと載置面16aとの平行状態設定を
容易に行なうことができる。
【0032】以下には、上記ボンディングヘッド101
の変形例について説明する。上記配線137、138に
ついて、その被覆材料を、上記平行調整動作を許容する
材質、例えばシリコーン等の軟質の材料を使用すること
ができる。該構成により、配線137、138の硬度に
起因して押圧部110の動きが制限されることは低減さ
れるので、押圧部110の動きを滑らかにして上記平行
調整動作の際に押圧部110を揺動させるときに該押圧
部110の揺動を阻止しようとする抑制力をさらに小さ
くすることができる。よって、さらに高い接合品質にて
ボンディングを行なうことができる。
【0033】又、図3に示すボンディングヘッド102
を構成することもできる。該ボンディングヘッド102
では、電子部品13を上記押圧面130aに吸着するた
め押圧面130aに開口する部品用吸引通路145を加
熱用部材129及び押圧ツール130に設ける。そして
部品用吸引通路145には、配管147を介して吸引装
置146に接続される。該吸引装置146は制御装置1
80にて動作制御される。又、上記配管147には、上
記平行調整動作を許容する材質、例えばシリコーン等の
軟質の材料にてなるもの、又は直径の小さいものを使用
する。その他の構成は、上述したボンディングヘッド1
01と同様である。このような構成により、配管147
の硬度に起因して押圧部110の動きが制限されること
は低減されるので、押圧部110の動きを滑らかにして
上記平行調整動作の際に押圧部110を揺動させるとき
に該押圧部110の揺動を阻止しようとする抑制力を小
さくすることができる。よって、部品用吸引通路145
及び配管147を設けた場合であっても、高い接合品質
にてボンディングを行なうことができる。
【0034】又、上記ボンディングヘッド101又は1
02において、図4の(a)、(b)に示すように、上
記加熱用部材129は、上記厚み方向144に直交し、
かつ互いに直交する2方向148、149に関して、対
称形に近い形状とすることもでき、このように構成する
ことで上記2方向148、149に関して加熱用部材1
29の重量バランスをとる。即ち、図4の(a)に示す
ように、上記加熱用部材129は、上記方向148に沿
って配置したとき、上記押圧面130aの中心点130
bを通り加熱用部材129の中心を通る中心軸130c
を対称軸として上記方向148に対称となる形状とし、
かつ図4の(b)に示すように、上記軸130cを対称
軸として上記方向149に対称となる形状にて作製して
もよい。又、図4の(b)に示するように、ヒータ13
1及び熱電対132も、上記軸130cが貫通しかつ上
記方向148に平行に延在するように配置される。この
ように加熱用部材129を作製した場合には、支持部1
11に対して押圧部110が揺動可能な状態になったと
きであっても、加熱用部材129を、上記厚み方向14
4に直交する方向148、149に対して、傾斜させな
いようにすることができる。よって、上記平行調整動作
の際に、加熱用部材129を有する押圧部110を揺動
させるときに該押圧部110の揺動を阻止しようとする
抑制力をさらに小さくできる。したがって、押圧面13
0aと載置面16aとを確実に平行状態とすることがで
き、ボンディング動作時の回路基板15に対する電子部
品13の平行度を十分に確保でき、さらに高い接合品質
にてボンディングを行なうことができる。
【0035】さらに又、図5に示すボンディングヘッド
103を構成することもできる。即ち、該ボンディング
ヘッド103では、上記加熱用部材129が延在する上
記方向148に沿って上記凸状ブロック123から互い
に逆向きに突出した各シャフト150aにそれぞれ重り
150を取り付けて、上記押圧部110の方向148に
おける重量バランスを上記重り150にて調整する。上
記シャフト150a及び重り150は、傾斜防止部材の
一例に相当するものであり、上記押圧面130aと上記
載置面16aとをほぼ平行状態に設定する回転力を上記
押圧部110に生じさせればよい。よって、各シャフト
150aの突出方向は上述の形態に限定されず、必ずし
も逆向きに突出しなくてもよく、さらにその数も図示の
一対に限定されず、又、各重り150による重量も両者
で一致させる必要はない。尚、その他の構成は、上記ボ
ンディングヘッド101に同様である。
【0036】このようにボンディングヘッド103を作
製した場合には、上記厚み方向144に直交する方向に
対して、上記押圧部110の重量バランスを調整するこ
とができるので、支持部111に対して押圧部110が
揺動可能な状態になったときであっても、上記押圧面1
30aを傾斜させないようにすることができる。よっ
て、上記平行調整動作の際に、加熱用部材129を有す
る押圧部110を揺動させるときに該押圧部110の揺
動を阻止しようとする抑制力をさらに小さくできる。し
たがって、押圧面130aと載置面16aとを確実に平
行状態とすることができ、ボンディング動作時の回路基
板15に対する電子部品13の平行度を十分に確保で
き、さらに高い接合品質にてボンディングを行なうこと
ができる。
【0037】さらに又、図6に示すボンディングヘッド
104を構成することもできる。即ち、該ボンディング
ヘッド104では、上記傾斜防止部材の一例に相当する
ものとして、上記支持部111に備わり、上記押圧面1
30aと上記載置面16aとをほぼ平行状態に設定する
回転力を上記押圧部110に与える付勢機構151を設
けている。該付勢機構151は、支持部材1511と、
付勢部材1512とを有し、支持部材1511は一端を
凹状ブロック124に取り付け、他端に上記付勢部材1
512を取り付けている。付勢部材1512は、上記支
持部材1511を支点として付勢力を凸状ブロック12
3に作用させるもので、本実施形態では図示するよう
に、例えばスプリングを使用している。勿論、付勢部材
1512は、当該スプリングに限定されない。又、付勢
機構151は、上述の機能を発揮する限り、その数は図
示の一対に限定されるものではなく、又、各付勢部材1
512の付勢力は異なる場合もある。尚、その他の構成
は、上記ボンディングヘッド101に同様である。
【0038】このようにボンディングヘッド104を作
製した場合には、固定されている上記支持部111に対
して、上記付勢部材1512にて、上記厚み方向144
に直交する方向へ上記押圧部110を付勢することがで
きるので、上記押圧面130aと上記載置面16aとを
平行又はほぼ平行状態に設定する回転力を上記押圧部1
10に与えることができる。したがって、支持部111
に対して押圧部110が揺動可能な状態になったときで
あっても、上記押圧面130aを傾斜させないようにす
ることができる。よって、上記平行調整動作の際に、加
熱用部材129を有する押圧部110を揺動させるとき
に該押圧部110の揺動を阻止しようとする抑制力をさ
らに小さくできる。したがって、押圧面130aと載置
面16aとを確実に平行状態とすることができ、ボンデ
ィング動作時の回路基板15に対する電子部品13の平
行度を十分に確保でき、さらに高い接合品質にてボンデ
ィングを行なうことができる。
【0039】尚、上述した各変形例の内、ボンディング
ヘッド103、104における構造は、従来の図9〜図
11を参照する従来のボンディングヘッドに対して適用
することも可能であり、その場合には、押圧面130a
と載置面16aとを確実に平行状態とすることができ、
ボンディング動作時の回路基板15に対する電子部品1
3の平行度を十分に確保でき、さらに高い接合品質にて
ボンディングを行なうことができる。又、ボンディング
ヘッド103、104における構造は、それぞれ単独で
構成することもでき、又、両者を組み合わせて構成する
こともできる。又、その他の変形例においても、任意に
組み合わせて構成することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
ボンディングヘッドによれば、傾斜防止部材を備えたこ
とで、支持部に対する押圧部の傾斜を防止して押圧面と
載置面とをほぼ平行状態に設定することができる。よっ
て、ボンディングステージに対して押圧面を従来に比し
て高い平行度にて設置することができ、部品と回路形成
体とを高い接合品質にてボンディングすることができ
る。
【0041】上記傾斜防止部材を、加熱体により生じる
押圧部の揺動と熱検出器により生じる上記押圧部の揺動
とを相殺する方向から上記加熱体及び上記熱検出器を装
填した加熱用部材とすることで、支持部に対する押圧部
の傾斜を防止することができ、よって押圧面と載置面と
をほぼ平行状態に設定することができる。
【0042】又、上記加熱体及び上記熱検出器に接続さ
れる配線の被覆材料を、上記押圧面を上記載置面に接触
させたとき上記押圧面と上記載置面とを平行状態にする
上記押圧部の平行調整動作を許容する材質とすること
で、支持部に対する押圧部の傾斜を防止することがで
き、よって押圧面と載置面とをほぼ平行状態に設定する
ことができる。
【0043】又、上記加熱用部材の形状を対称形とする
ことで、加熱用部材の重量バランスを取ることができ、
支持部に対する押圧部の傾斜を防止して押圧面と載置面
とをほぼ平行状態に設定することができる。よって、ボ
ンディングステージに対して押圧面を従来に比して高い
平行度にて設置することができる。
【0044】又、上記押圧面の大きさを、上記押圧面を
上記載置面に接触させたとき上記押圧面と上記載置面と
を平行状態に設定する回転力が上記押圧部に生じる大き
さとすることで、上記押圧面を上記載置面に接触させた
とき、上記平行状態に設定する回転力が生じるので、押
圧面と載置面とをほぼ平行状態に容易に設定することが
できる。よって、ボンディングステージに対して押圧面
を従来に比して高い平行度にて設置することができる。
【0045】又、押圧禁止箇所が存在する部品に対して
は、押圧面に非押圧部を設けることで、部品の品質を劣
化させることなく部品の装着を行なうことができる。
【0046】又、上記傾斜防止部材として、押圧部に重
りを設けることで、押圧部の重量バランスを取ることが
でき、支持部に対する押圧部の傾斜を防止して押圧面と
載置面とをほぼ平行状態に設定することができる。よっ
て、ボンディングステージに対して押圧面を従来に比し
て高い平行度にて設置することができる。
【0047】又、上記傾斜防止部材として、支持部に付
勢機構を設けることで、押圧面と載置面とをほぼ平行状
態に設定する回転力を上記押圧部に与えることができ、
支持部に対する押圧部の傾斜を防止して押圧面と載置面
とをほぼ平行状態に設定することができる。よって、ボ
ンディングステージに対して押圧面を従来に比して高い
平行度にて設置することができる。
【0048】又、押圧部に部品を吸着する吸引用通路を
備えるとき、上記傾斜防止部材として上記吸引用通路に
連通する管材を、支持部に対する押圧部の傾斜を防止す
る材質又は大きさとすることで、押圧面と載置面とをほ
ぼ平行状態に設定することができる。よって、ボンディ
ングステージに対して押圧面を従来に比して高い平行度
にて設置することができる。
【0049】又、本発明の第2態様の部品装着装置によ
れば、上記第1態様のボンディングヘッドを備えること
から、ボンディングステージに対して押圧面を従来に比
して高い平行度にて設置することができ、部品と回路形
成体とを高い接合品質にてボンディングすることができ
る。
【0050】又、上記第2態様の部品装着装置におい
て、さらに制御装置を備え、回路形成体への部品の押圧
力に比して、平行調整動作のときに押圧面を載置面へよ
り強い力にて押圧するように制御したことで、載置面に
対して押圧面をより容易にほぼ平行状態に設定すること
ができる。よって、部品と回路形成体とを高い接合品質
にてボンディングすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態におけるボンディングヘッ
ドの断面図である。
【図2】 図1に示すボンディングヘッドの斜視図であ
る。
【図3】 図1に示すボンディングヘッドの第1の変形
例の断面図である。
【図4】 図1に示すボンディングヘッドの第2の変形
例における図であり、(a)は正面図、(b)は側面図
である。
【図5】 図1に示すボンディングヘッドの第3の変形
例における正面図である。
【図6】 図1に示すボンディングヘッドの第4の変形
例における正面図である。
【図7】 図1に示すボンディングヘッドの押圧ヘッド
の押圧面の大きさと部品の被押圧面の大きさとの関係を
示す斜視図である。
【図8】 図1に示すボンディングヘッドの第5の変形
例における押圧ヘッドの断面図である。
【図9】 従来のボンディングヘッドの斜視図である。
【図10】 図9に示すボンディングヘッドの断面図で
ある。
【図11】 図9に示すボンディングヘッドのボンディ
ングヘッド下部が傾斜した状態を示す図である。
【符号の説明】
13…電子部品、13b…押圧禁止箇所、15…回路基
板、16…ボンディングステージ、16a…載置面、1
01〜104…ボンディングヘッド、110…押圧部、
111…支持部、129…加熱用部材、130a…押圧
面、130d…非押圧部、131…ヒータ、132…熱
電対、137、138…配線、142…駆動装置、14
4…厚み方向、145…部品用吸引通路、150…重
り、151…付勢機構、180…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西川 英信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 前野 光男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 那須 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3C007 AS06 AS08 CY13 CY23 CY24 CY34 DS01 EV04 FS01 FS08 FT01 FT18 LT13 LV05 MT04 NS09 NS12 NS17 5E319 AA03 AC01 CC12 CC48 CC53 CD04 GG09 GG20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボンディングステージ(16)の載置面
    (16a)上に載置された回路形成体(15)上の部品
    (13)に接触する平坦な押圧面(130a)を有する
    押圧部(110)と、該押圧部を揺動自在に支持する支
    持部(111)とを備え、上記押圧面を上記部品に接触
    させて上記部品を上記回路形成体へ押圧するボンディン
    グヘッドであって、 上記押圧部の揺動に起因する、上記支持部に対する上記
    押圧部の傾斜を防止して上記押圧面と上記載置面とをほ
    ぼ平行状態に設定する傾斜防止部材(129,150,
    151)を備えたことを特徴とするボンディングヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 上記傾斜防止部材は、上記押圧部に備わ
    る部材であって、上記押圧面を加熱する加熱体(13
    1)と該加熱体からの熱を検出する加熱体温度制御用熱
    検出器(132)とを有し、上記加熱体により生じる上
    記押圧部の揺動と上記熱検出器により生じる上記押圧部
    の揺動とを相殺する方向から上記加熱体及び上記熱検出
    器が装填された加熱用部材(129)である、請求項1
    記載のボンディングヘッド。
  3. 【請求項3】 上記加熱体及び上記熱検出器に接続され
    る配線(137、138)の被覆材料は、上記押圧面を
    上記載置面に接触させたとき上記押圧面と上記載置面と
    を平行状態にする上記押圧部の平行調整動作を許容する
    材質にてなる、請求項2記載のボンディングヘッド。
  4. 【請求項4】 上記加熱用部材は、上記押圧面にて押圧
    される上記部品の厚み方向(144)に直交する方向で
    かつ互いに直交する2方向において、当該加熱用部材の
    中心軸(130c)を中心として対称形にてなる、請求
    項2又は3記載のボンディングヘッド。
  5. 【請求項5】 上記押圧面は、上記部品の全面を超える
    大きさであって、上記押圧面を上記載置面に接触させた
    とき上記押圧面と上記載置面とを平行状態に設定する回
    転力を上記押圧部に生じさせる大きさにてなる、請求項
    2から4のいずれかに記載のボンディングヘッド。
  6. 【請求項6】 押圧禁止箇所(13b)が上記部品に存
    在するとき、上記押圧面は、上記押圧禁止箇所に対応し
    て非押圧部(130d)を有する、請求項5記載のボン
    ディングヘッド。
  7. 【請求項7】 上記傾斜防止部材は、上記押圧部に備わ
    り、上記押圧面と上記載置面とをほぼ平行状態に設定す
    る回転力を上記押圧部に生じさせる重り(150)であ
    る、請求項2から6のいずれかに記載のボンディングヘ
    ッド。
  8. 【請求項8】 上記傾斜防止部材は、上記支持部に備わ
    り、上記押圧面と上記載置面とをほぼ平行状態に設定す
    る回転力を上記押圧部に与える付勢機構(151)であ
    る、請求項2から6のいずれかに記載のボンディングヘ
    ッド。
  9. 【請求項9】 上記加熱用部材が上記押圧面に上記部品
    を吸着するため上記押圧面に開口する吸引用通路(14
    5)をさらに有するとき、上記傾斜防止部材は、さら
    に、上記加熱用部材に取り付けられ上記吸引用通路に連
    通し上記傾斜を防止する材質又は大きさにてなる管材で
    ある、請求項2記載のボンディングヘッド。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれかに記載のボ
    ンディングヘッド(101〜104)と、 部品(13)を載置した回路形成体(15)をボンディ
    ングステージ(16)の載置面(16a)上への搬入及
    び該載置面からの搬出を行なう移載装置(143)と、
    を備えたことを特徴とする部品装着装置。
  11. 【請求項11】 上記部品の厚み方向(144)に上記
    ボンディングヘッドを移動させる駆動装置(141)
    と、該駆動装置の動作制御を行う制御装置(180)と
    をさらに備え、上記制御装置は、上記部品に接触する平
    坦な押圧面(130a)を上記部品に接触させて上記部
    品を上記回路形成体へ押圧する押圧動作に比して、上記
    押圧面を上記載置面に接触させて上記押圧面と上記載置
    面とを平行状態にする平行調整動作のときに上記ボンデ
    ィングヘッドをより大きな力にて上記厚み方向に移動さ
    せる動作制御を上記駆動装置に対して行なう、請求項1
    0記載の部品装着装置。
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