JP2002217373A - 半導体装置の製造方法及びその製造方法を用いて製造された半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及びその製造方法を用いて製造された半導体装置

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JP2002217373A
JP2002217373A JP2001009322A JP2001009322A JP2002217373A JP 2002217373 A JP2002217373 A JP 2002217373A JP 2001009322 A JP2001009322 A JP 2001009322A JP 2001009322 A JP2001009322 A JP 2001009322A JP 2002217373 A JP2002217373 A JP 2002217373A
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mim capacitor
film
etching
layer wiring
conductive film
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JP2001009322A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hiyakunou
寛之 百濃
Katsuya Okada
克也 岡田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが高く、歩留まりが低いという課
題があった。 【解決手段】 第2の金属膜7を堆積する。誘電体膜を
堆積する。そして、それをフォトエッチングによりパタ
ーニングして、MIMキャパシタ1を形成する領域に残
された残存誘電体膜8を形成する。その後、第3の金属
膜9を堆積する。その後、第3の金属膜9、残存誘電体
膜8及び第2の金属膜7を同じレジストパターンをマス
クとして用いたフォトエッチングによりパターニングし
て、第2層目配線10、並びにMIMキャパシタ1の上
部電極11、誘電体層12及び下部電極13を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MIM(Met
al−Insulator−Metal)構造のキャパ
シタ(以下、MIMキャパシタという)を備えた多層配
線構造の半導体装置の製造方法及びその製造方法を用い
て製造された半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9は従来例1のMIMキャパ
シタを備えた多層配線構造の半導体装置の製造方法を示
す工程図である。
【0003】従来例1の方法により、MIMキャパシタ
101を備えた多層配線構造の半導体装置を製造する場
合、先ず、下地102上に第1の金属膜を堆積する。そ
して、それをパターニングして、下層配線103を形成
する(図8(a))。
【0004】その後、層間絶縁膜104を堆積する。そ
して、それを貫通して下層配線103に到達するバイア
ホール105を形成する。さらに、バイアホール105
に金属106を埋め込む(図8(b))。
【0005】その後、第2の金属膜を堆積する。そし
て、それをパターニングして、MIMキャパシタ101
の下部電極107を形成する(図8(c))。この際、
MIMキャパシタ101を形成するためだけのフォトマ
スクを用いる必要がある。MIMキャパシタ101の下
部電極107は、バイアホール105に埋め込まれた金
属106を介して下層配線103と接続する。MIMキ
ャパシタ101の下部電極107の電位は、下層配線1
03からとられる。
【0006】その後、誘電体膜を堆積する。そして、そ
れをパターニングして、MIMキャパシタ101の誘電
体層108を形成する(図9(a))。この際、MIM
キャパシタ101を形成するためだけのフォトマスクを
用いる必要がある。
【0007】その後、第3の金属膜を堆積する。そし
て、それをパターニングして、上層配線109及びMI
Mキャパシタ101の上部電極110を形成する(図9
(b))。上層配線109には、図示するようなバイア
ホール105に埋め込まれた金属106を介して下層配
線103と接続するもののほかに、MIMキャパシタ1
01の上部電極110から引き出されるものもある。M
IMキャパシタ101の上部電極110の電位は、上層
配線109からとられる。
【0008】このようにして、下から順に下部電極10
7、誘電体膜108、上部電極110を有するMIMキ
ャパシタ101を備えた多層配線構造の半導体装置を製
造する。
【0009】図10及び図11は従来例2のMIMキャ
パシタを備えた多層配線構造の製造方法を示す工程図で
ある。
【0010】従来例2の方法により、MIMキャパシタ
201を備えた多層配線構造の半導体装置を製造する場
合、先ず、下地202上に第1の金属膜を堆積する。そ
して、それをパターニングして、下層配線203及びM
IMキャパシタ201の下部電極204を形成する(図
10(a))。下層配線203には、MIMキャパシタ
201の下部電極204から引き出されるものもある。
MIMキャパシタ201の下部電極204の電位は、下
層配線203からとられる。
【0011】その後、誘電体膜205を堆積する(図1
0(b))。その後、第2の金属膜を堆積する。そし
て、それをパターニングして、MIMキャパシタ201
の上部電極206を形成する(図10(c))。この
際、MIMキャパシタ201を形成するためだけのフォ
トマスクを用いる必要がある。また、下層配線203を
覆う誘電体膜205の段差部には、エッチング残渣20
7が残る。なお、下層配線203を覆う誘電体膜205
は、後述する層間絶縁膜として機能する。
【0012】その後、層間絶縁膜208を堆積する。そ
の後、第3の金属膜を堆積する。そして、それをパター
ニングして、上層配線209を形成する(図11)。
【0013】このようにして、下から順に下部電極20
4、誘電体膜205、上部電極206を有するMIMキ
ャパシタ201を備えた多層配線構造の半導体装置を製
造する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来例1のMIMキャ
パシタ101を備えた多層配線構造の半導体装置の製造
方法は以上のような工程を備えているので、MIMキャ
パシタ101を形成するためだけに用いるフォトマスク
が2枚必要となり、MIMキャパシタ101を備えた多
層配線構造の半導体装置の製造コストが高いという課題
があった。
【0015】また、従来例2のMIMキャパシタ201
を備えた多層配線構造の製造方法は以上のような工程を
備えているので、MIMキャパシタ201を形成するた
めだけに用いるフォトマスクは1枚だけでよいが、下層
配線203を覆う誘電体膜205の段差部にエッチング
残渣207が残り、それが原因で配線のショートが発生
する可能性があり、MIMキャパシタ201を備えた多
層配線構造の半導体装置の歩留まりが低いという課題が
あった。
【0016】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、製造コストが低く歩留まりが高い
MIMキャパシタを備えた多層配線構造の半導体装置の
製造方法及びその製造方法を用いて製造された半導体装
置を得ることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体装
置の製造方法は、下地上に第1の導電膜を堆積し、その
後、第1の導電膜をパターニングして、第1層目配線を
形成する工程と、第1層目配線の形成後、第1の層間絶
縁膜を堆積する工程と、第1の層間絶縁膜の堆積後、第
2の導電膜、誘電体膜を順に堆積し、その後、誘電体膜
をパターニングして、MIMキャパシタ形成領域に残さ
れた残存誘電体膜を形成する工程と、残存誘電体膜の形
成後、第3の導電膜を堆積し、その後、第3の導電膜、
残存誘電体膜及び第2の導電膜を同じマスクを用いてパ
ターニングして、第2層目配線、並びにMIMキャパシ
タの上部電極、誘電体層及び下部電極を形成する工程
と、第2層目配線、並びにMIMキャパシタの上部電
極、誘電体層及び下部電極の形成後、第2の層間絶縁膜
を堆積する工程と、第2の層間絶縁膜の堆積後、第4の
導電膜を堆積し、その後、第4の導電膜をパターニング
して、第3層目配線を形成する工程とを備え、MIMキ
ャパシタの下部電極が第1層目配線と接続するように形
成され、MIMキャパシタの上部電極が第3層目配線と
接続するように形成されるものである。
【0018】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
第2層目配線、並びにMIMキャパシタの上部電極、誘
電体層及び下部電極の形成工程が、第3の導電膜をエッ
チングするエッチング条件で第3の導電膜をエッチング
する工程と、第3の導電膜のエッチング終了後、エッチ
ング条件を残存誘電体膜をエッチングする条件に切り替
えて、残存誘電体膜をエッチングする工程と、残存誘電
体膜のエッチング終了後、エッチング条件を第2の導電
膜をエッチングする条件に切り替えて、第2の導電膜を
エッチングする工程とを有するものである。
【0019】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
下地上に第1の導電膜、誘電体膜及び第2の導電膜を順
に堆積する工程と、第1の導電膜、誘電体膜及び第2の
導電膜の堆積後、第2の導電膜をパターニングして、M
IMキャパシタの上部電極を形成する工程と、MIMキ
ャパシタの上部電極の形成後、第1の導電膜をパターニ
ングして、第1層目配線及びMIMキャパシタの下部電
極を形成する工程と、第1層目配線及びMIMキャパシ
タの下部電極の形成後、層間絶縁膜を堆積する工程と、
層間絶縁膜の堆積後、第3の導電膜を堆積し、その後、
第3の導電膜をパターニングして、第2層目配線を形成
する工程とを備え、MIMキャパシタの上部電極が第2
層目配線と接続するように形成されるものである。
【0020】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
第1層目配線及びMIMキャパシタの下部電極を形成す
る際、第1の導電膜のパターニングに用いたマスクを用
いて誘電体膜をパターニングして、MIMキャパシタの
誘電体層を形成するものである。
【0021】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
第1層目配線、並びにMIMキャパシタの誘電体層及び
下部電極の形成工程が、誘電体膜をエッチングするエッ
チング条件で誘電体膜をエッチングする工程と、誘電体
膜のエッチング終了後、エッチング条件を第1の導電膜
をエッチングする条件に切り替えて、第1の導電膜をエ
ッチングする工程とを有するものである。
【0022】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
MIMキャパシタの上部電極を形成する際、第2の導電
膜のパターニングに用いたマスクを用いて誘電体膜をパ
ターニングして、MIMキャパシタの誘電体層を形成す
るものである。
【0023】この発明に係る半導体装置の製造方法は、
MIMキャパシタの上部電極及び誘電体層の形成工程
が、第2の導電膜をエッチングするエッチング条件で第
2の導電膜をエッチングする工程と、第2の導電膜のエ
ッチング終了後、エッチング条件を誘電体膜をエッチン
グする条件に切り替えて、誘電体膜をエッチングする工
程とを有するものである。
【0024】この発明に係る半導体装置は、下地上に形
成された第1層目配線と、第1層目配線を覆う第1の層
間絶縁膜上に形成された第2層目配線と、第1の層間絶
縁膜上に形成され、下から順に下部電極、誘電体層及び
上部電極を有するMIMキャパシタと、第2層目配線及
びMIMキャパシタを覆う第2の層間絶縁膜上に形成さ
れた第3層目配線とを備え、MIMキャパシタの下部電
極が第1層目配線に接続し、MIMキャパシタの上部電
極が第3層目配線に接続し、下部電極に接続した第1層
目配線及び/又は上部電極に接続した第3層目配線のい
ずれか一方が上下方向から見てMIMキャパシタを覆い
隠す大きさであるものである。
【0025】この発明に係る半導体装置は、下地上に形
成された第1層目配線と、下地上に形成され、下から順
に下部電極、誘電体層及び上部電極を有するMIMキャ
パシタと、第1層目配線及びMIMキャパシタを覆う層
間絶縁膜上に形成された第2層目配線とを備え、MIM
キャパシタの上部電極が第2層目配線に接続し、上部電
極に接続した第2層目配線が上下方向から見てMIMキ
ャパシタを覆い隠す大きさであるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1から図3はこの発明の実施の形態1
によるMIMキャパシタを備えた多層配線構造の半導体
装置の製造方法を工程順に示す断面図である。
【0027】実施の形態1の方法により、MIMキャパ
シタ1を備えた多層配線構造の半導体装置を製造する場
合、先ず、下地2上に第1の金属膜(第1の導電膜)を
堆積する。そして、それをフォトエッチングによりパタ
ーニングして、第1層目配線3を形成する(図1
(a))。ここで、下地2とは、第1の金属膜を堆積す
る表面より下側に位置する部分であり、半導体基板その
ものだけではなく、半導体基板上に種々の構成要素が形
成された状態のものも含まれる。
【0028】その後、第1の層間絶縁膜4を堆積する。
そして、フォトエッチングにより、第1の層間絶縁膜4
を貫通して第1層目配線3に到達する第1のバイアホー
ル5を形成する。さらに、第1のバイアホール5に金属
6を埋め込む(図1(b))。その後、第2の金属膜
(第2の導電膜)7を堆積する(図1(c))。
【0029】その後、誘電体膜を堆積する。そして、そ
れをフォトエッチングによりパターニングして、MIM
キャパシタ1を形成する領域に残された残存誘電体膜8
を形成する(図2(a))。この際、MIMキャパシタ
1を形成するためだけのフォトマスクを用いる必要があ
る。その後、第3の金属膜(第3の導電膜)9を堆積す
る(図2(b))。
【0030】その後、第3の金属膜9、残存誘電体膜8
及び第2の金属膜7を同じレジストパターンをマスクと
して用いたフォトエッチングによりパターニングして、
第2層目配線10、並びにMIMキャパシタ1の上部電
極11、誘電体層12及び下部電極13を形成する(図
2(c))。この場合、レジストパターン形成後、最初
に、第3の金属膜9をエッチングするエッチング条件
(エッチングガスなど)で第3の金属膜9をエッチング
する。第3の金属膜9のエッチング終了後、エッチング
条件を残存誘電体膜8をエッチングする条件に切り替え
て、残存誘電体膜8をエッチングする。残存誘電体膜8
のエッチング終了後、エッチング条件を第2の金属膜7
をエッチングする条件に切り替えて、第2の金属膜7を
エッチングする。第2層目配線10は、第3の金属膜9
から形成された上層膜14と第2の金属膜7から形成さ
れた下層膜15とから構成された2層構造である。従っ
て、第2層目配線10の信頼性が向上する。第2層目配
線10の下層膜15及びMIMキャパシタ1の下部電極
13は、第1のバイアホール5に埋め込まれた金属6を
介して第1層目配線3と接続する。MIMキャパシタ1
の下部電極13の電位は、第1層目配線3からとられ
る。
【0031】その後、第2の層間絶縁膜16を堆積す
る。そして、フォトエッチングにより、第2の層間絶縁
膜16を貫通して第2層目配線10の上層膜14及びM
IMキャパシタ1の上部電極11に到達する第2のバイ
アホール17を形成する。さらに、第2のバイアホール
17に金属18を埋め込む(図3(a))。
【0032】その後、第4の金属膜(第4の導電膜)を
堆積する。そして、それをフォトエッチングによりパタ
ーニングして、第3層目配線19を形成する(図3
(b))。第3層目配線19は、第2のバイアホール1
7に埋め込まれた金属18を介して第2層目配線10の
上層膜14及びMIMキャパシタ1の上部電極11と接
続する。MIMキャパシタ1の上部電極11の電位は、
第3層目配線19からとられる。
【0033】このようにして製造された、下から順に下
部電極13、誘電体層12、上部電極11を有するMI
Mキャパシタ1を備えた多層配線構造の半導体装置で
は、同じレジストパターンをマスクとして用いてMIM
キャパシタ1の上部電極11、誘電体層12及び下部電
極13を形成するので、上部電極11と下部電極13の
形状、大きさは同じとなる。また、このような方法でM
IMキャパシタ1の上部電極11及び下部電極13を形
成するので、上部電極11及び下部電極13から配線を
引き出すことができず、上部電極11の電位は上部電極
11より上層に形成された第3層目配線19からとら
れ、下部電極13の電位は下部電極13より下層に形成
された第1層目配線3からとられる。
【0034】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、MIMキャパシタ1を備えた多層配線構造の半導体
装置を製造する際に、MIMキャパシタ1を形成するた
めだけに用いるフォトマスクを1枚だけ要するので、M
IMキャパシタ1を備えた多層配線構造の半導体装置の
製造コストが低くなるという効果が得られる。
【0035】また、この実施の形態1によれば、半導体
装置内の段差部にエッチング残渣が残らないので、MI
Mキャパシタ1を備えた多層配線構造の半導体装置の歩
留まりが高くなるという効果が得られる。
【0036】実施の形態2.この実施の形態では、実施
の形態1で説明した製造方法により製造可能な、MIM
キャパシタを備えた多層配線構造の半導体装置について
説明する。
【0037】図4はこの発明の実施の形態2による、M
IMキャパシタを備えた多層配線構造の半導体装置の構
成を示す断面図である。図において、21は第1のバイ
アホール5に埋め込まれた金属6を介してMIMキャパ
シタ1の下部電極13と接続し、MIMキャパシタ1を
覆う第1層目配線、22は第2のバイアホール17に埋
め込まれた金属18を介してMIMキャパシタ1の上部
電極11に接続し、MIMキャパシタ1を覆う第3層目
配線である。また、23は第1層目配線21の下層に形
成された配線、24は第3層目配線22の上層に形成さ
れた配線、25は第1の層間絶縁膜4の下層に形成され
た層間絶縁膜、26は第2の層間絶縁膜16の上層に形
成された層間絶縁膜である。その他の構成要素は、図1
から図3で同一符号を付して示したものと同一あるいは
同等であるため、その詳細な説明は省略する。
【0038】第1層目配線21は、MIMキャパシタ1
を下側から見たとき、MIMキャパシタ1を覆い隠す大
きさを有し、第3層目配線22は、MIMキャパシタ1
を上側から見たとき、MIMキャパシタ1を覆い隠す大
きさを有する。
【0039】なお、配線23及び層間絶縁膜25は、実
施の形態1で説明した下地の一部である。
【0040】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、MIMキャパシタ1の下部電極13が第1のバイア
ホール5に埋め込まれた金属6を介して接続する第1層
目配線21及び上部電極11が第2のバイアホール17
に埋め込まれた金属18を介して接続する第3層目配線
22がMIMキャパシタ1を覆い隠す大きさを有してい
るので、第1層目配線21の下層に形成された配線23
や第3層目配線22の上層に形成された配線24の電位
が変動してもその影響が第1層目配線21及び第3層目
配線22により妨げられ、MIMキャパシタ1に及ばな
いという効果が得られる。また、第1層目配線21及び
第3層目配線22がMIMキャパシタ1に対して十分な
大きさである場合には、第1層目配線21まわりの第1
層目配線3や第3層目配線22まわりの第3層目配線1
9からの影響も及ばないという効果が得られる。
【0041】なお、第1層目配線21及び第3層目配線
22の一方のみが、MIMキャパシタ1を覆い隠す大き
さを有している場合でも、同様の効果が得られる。
【0042】実施の形態3.図5及び図6はこの発明の
実施の形態3によるMIMキャパシタを備えた多層配線
構造の半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図であ
る。
【0043】実施の形態3の方法により、MIMキャパ
シタ31を備えた多層配線構造の半導体装置を製造する
場合、先ず、下地32上に第1の金属膜(第1の導電
膜)33、誘電体膜34及び第2の金属膜(第2の導電
膜)35を順に堆積する(図5(a))。
【0044】その後、第2の金属膜35をフォトエッチ
ングによりパターニングして、MIMキャパシタ31の
上部電極36を形成する(図5(b))。この際、MI
Mキャパシタ31を形成するためだけのフォトマスクを
用いる必要がある。
【0045】その後、誘電体膜34及び第1の金属膜3
3を同じレジストパターンをマスクとして用いたフォト
エッチングによりパターニングして、第1層目配線3
7、並びにMIMキャパシタ31の誘電体層38及び下
部電極39を形成する(図5(c))。この場合、レジ
ストパターン形成後、最初に、誘電体膜34をエッチン
グするエッチング条件(エッチングガスなど)で誘電体
膜34をエッチングする。誘電体膜34のエッチング終
了後、エッチング条件を第1の金属膜33をエッチング
する条件に切り替えて、第1の金属膜33をエッチング
する。第1層目配線37には、MIMキャパシタ31の
下部電極39から引き出されるものもある。MIMキャ
パシタ31の下部電極39の電位は、第1層目配線37
などからとられる。なお、第1層目配線37上に残存す
る残存誘電体膜40は、後述する層間絶縁膜として機能
する。
【0046】その後、層間絶縁膜41を堆積する。そし
て、フォトエッチングにより、層間絶縁膜41を貫通し
て第1層目配線37及びMIMキャパシタ31の上部電
極36に到達するバイアホール42を形成する。さら
に、バイアホール42に金属43を埋め込む(図6
(a))。
【0047】その後、第3の金属膜(第3の導電膜)を
堆積する。そして、それをフォトエッチングによりパタ
ーニングして、第2層目配線44を形成する(図6
(b))。第2層目配線44は、バイアホール42に埋
め込まれた金属43を介して第1層目配線37及びMI
Mキャパシタ31の上部電極36と接続する。MIMキ
ャパシタ31の上部電極36の電位は、第2層目配線4
4からとられる。
【0048】このようにして製造された、下から下部電
極39、誘電体層38、上部電極36を有するMIMキ
ャパシタ31を備えた多層配線構造の半導体装置では、
下地32上に第1の金属膜33、誘電体膜34及び第2
の金属膜35を順に堆積した後、第2の金属膜35をパ
ターニングしてMIMキャパシタ31の上部電極36を
形成し、その後に、第1の金属膜33をパターニングし
てMIMキャパシタ31の下部電極39を形成するの
で、上部電極36は下部電極39より若干小さく、MI
Mキャパシタ31を上側から見たときに下部電極39が
位置する領域内に入る。また、このような方法でMIM
キャパシタ31の上部電極36及び下部電極39を形成
するので、上部電極36から配線を引き出すことができ
ず、上部電極36の電位は上部電極36より上層に形成
された第2層目配線44からとられる。
【0049】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、MIMキャパシタ31を備えた多層配線構造の半導
体装置を製造する際に、MIMキャパシタ31を形成す
るためだけに用いるフォトマスクを1枚だけ要するの
で、MIMキャパシタ31を備えた多層配線構造の半導
体装置の製造コストが低くなるという効果が得られる。
また、この実施の形態3によれば、半導体装置内の段差
部にエッチング残渣が残らないので、MIMキャパシタ
31を備えた多層配線構造の半導体装置の歩留まりが高
くなるという効果が得られる。
【0050】なお、バイアホール42に埋め込まれた金
属43を介してMIMキャパシタ31の上部電極36に
接続する第2層目配線44を、MIMキャパシタ31を
覆うように形成した場合、実施の形態2で説明したよう
に、第2層目配線44の上層に形成される配線の電位が
変動してもその影響がMIMキャパシタに及ばない。
【0051】実施の形態4.実施の形態3では、誘電体
膜34及び第1の金属膜33を同じレジストパターンを
マスクとして用いてパターニングする場合について説明
したが、この実施の形態では、第2の金属膜35及び誘
電体膜34を同じレジストパターンをマスクとして用い
てパターニングする場合について説明する。
【0052】図7はこの発明の実施の形態4によるMI
Mキャパシタを備えた多層配線構造の半導体装置の製造
方法を工程順に示す断面図である。
【0053】実施の形態4の方法により、MIMキャパ
シタ31を備えた多層配線構造の半導体装置を製造する
場合、実施の形態3の場合と同様に、先ず、下地32上
に第1の金属膜33、誘電体膜34及び第2の金属膜3
5を順に堆積する。
【0054】その後、第2の金属膜35及び誘電体膜3
4を同じレジストパターンをマスクとして用いたフォト
エッチングによりパターニングして、MIMキャパシタ
31の上部電極36及び誘電体層38を形成する(図7
(a))。この場合、レジストパターン形成後、最初
に、第2の金属膜35をエッチングするエッチング条件
(エッチングガスなど)で第2の金属膜35をエッチン
グする。第2の金属膜35のエッチング終了後、エッチ
ング条件を誘電体膜34をエッチングする条件に切り替
えて、誘電体膜34をエッチングする。この際、MIM
キャパシタ31を形成するためだけのフォトマスクを用
いる必要がある。
【0055】その後、第1の金属膜33をフォトエッチ
ングによりパターニングして、第1層目配線37及びM
IMキャパシタ31の下部電極39を形成する(図7
(b))。第1層目配線37には、MIMキャパシタ3
1の下部電極39から引き出されるものもある。MIM
キャパシタ31の下部電極39の電位は、第1層目配線
37などからとられる。
【0056】その後、層間絶縁膜41を堆積する。そし
て、フォトエッチングにより、層間絶縁膜41を貫通し
て第1層目配線37及びMIMキャパシタ31の上部電
極36に到達するバイアホール42を形成する。さら
に、バイアホール42に金属43を埋め込む。その後、
実施の形態3の場合と同様に第2層目配線44を形成す
る(図7(c))。第2層目配線44は、バイアホール
42に埋め込まれた金属43を介して第1層目配線37
及びMIMキャパシタ31の上部電極36と接続する。
MIMキャパシタ31の上部電極36の電位は、第2層
目配線44からとられる。
【0057】このようにして製造された、下から下部電
極39、誘電体層38、上部電極36を有するMIMキ
ャパシタ31を備えた多層配線構造の半導体装置では、
実施の形態3の場合と同様に、上部電極36は下部電極
39より若干小さく、MIMキャパシタ31を上側から
見たときに下部電極39が位置する領域内に入る。ま
た、上部電極36から配線を引き出すことができず、上
部電極36の電位は上部電極36より上層に形成された
第2層目配線44からとられる。
【0058】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、実施の形態3と同様な効果が得られる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、下地
上に第1の導電膜を堆積し、その後、第1の導電膜をパ
ターニングして、第1層目配線を形成する工程と、第1
層目配線の形成後、第1の層間絶縁膜を堆積する工程
と、第1の層間絶縁膜の堆積後、第2の導電膜、誘電体
膜を順に堆積し、その後、誘電体膜をパターニングし
て、MIMキャパシタ形成領域に残された残存誘電体膜
を形成する工程と、残存誘電体膜の形成後、第3の導電
膜を堆積し、その後、第3の導電膜、残存誘電体膜及び
第2の導電膜を同じマスクを用いてパターニングして、
第2層目配線、並びにMIMキャパシタの上部電極、誘
電体層及び下部電極を形成する工程と、第2層目配線、
並びにMIMキャパシタの上部電極、誘電体層及び下部
電極の形成後、第2の層間絶縁膜を堆積する工程と、第
2の層間絶縁膜の堆積後、第4の導電膜を堆積し、その
後、第4の導電膜をパターニングして、第3層目配線を
形成する工程とを備え、MIMキャパシタの下部電極が
第1層目配線と接続するように形成され、MIMキャパ
シタの上部電極が第3層目配線と接続するように形成さ
れるように半導体装置の製造方法を構成したので、MI
Mキャパシタを形成するためだけに用いるフォトマスク
を1枚だけ要するため製造コストが低く、半導体装置内
の段差部にエッチング残渣が残らないため歩留まりが高
い半導体装置の製造方法が得られる効果がある。
【0060】この発明によれば、第2層目配線、並びに
MIMキャパシタの上部電極、誘電体層及び下部電極の
形成工程が、第3の導電膜をエッチングするエッチング
条件で第3の導電膜をエッチングする工程と、第3の導
電膜のエッチング終了後、エッチング条件を残存誘電体
膜をエッチングする条件に切り替えて、残存誘電体膜を
エッチングする工程と、残存誘電体膜のエッチング終了
後、エッチング条件を第2の導電膜をエッチングする条
件に切り替えて、第2の導電膜をエッチングする工程と
を有するように半導体装置の製造方法を構成したので、
MIMキャパシタの上部電極、誘電体層及び下部電極の
形成を連続して行うことができる半導体装置の製造方法
が得られる効果がある。
【0061】この発明によれば、下地上に第1の導電
膜、誘電体膜及び第2の導電膜を順に堆積する工程と、
第1の導電膜、誘電体膜及び第2の導電膜の堆積後、第
2の導電膜をパターニングして、MIMキャパシタの上
部電極を形成する工程と、MIMキャパシタの上部電極
の形成後、第1の導電膜をパターニングして、第1層目
配線及びMIMキャパシタの下部電極を形成する工程
と、第1層目配線及びMIMキャパシタの下部電極の形
成後、層間絶縁膜を堆積する工程と、層間絶縁膜の堆積
後、第3の導電膜を堆積し、その後、第3の導電膜をパ
ターニングして、第2層目配線を形成する工程とを備
え、MIMキャパシタの上部電極が第2層目配線と接続
するように形成されるように半導体装置の製造方法を構
成したので、MIMキャパシタを形成するためだけに用
いるフォトマスクを1枚だけ要するため製造コストが低
く、半導体装置内の段差部にエッチング残渣が残らない
ため歩留まりが高い半導体装置の製造方法が得られる効
果がある。
【0062】この発明によれば、第1層目配線及びMI
Mキャパシタの下部電極を形成する際、第1の導電膜の
パターニングに用いたマスクを用いて誘電体膜をパター
ニングして、MIMキャパシタの誘電体層を形成し、第
1層目配線、並びにMIMキャパシタの誘電体層及び下
部電極の形成工程が、誘電体膜をエッチングするエッチ
ング条件で誘電体膜をエッチングする工程と、誘電体膜
のエッチング終了後、エッチング条件を第1の導電膜を
エッチングする条件に切り替えて、第1の導電膜をエッ
チングする工程とを有するように半導体装置の製造方法
を構成したので、MIMキャパシタの誘電体層及び下部
電極の形成を連続して行うことができる半導体装置の製
造方法が得られる効果がある。
【0063】この発明によれば、MIMキャパシタの上
部電極を形成する際、第2の導電膜のパターニングに用
いたマスクを用いて誘電体膜をパターニングして、MI
Mキャパシタの誘電体層を形成し、MIMキャパシタの
上部電極及び誘電体層の形成工程が、第2の導電膜をエ
ッチングするエッチング条件で第2の導電膜をエッチン
グする工程と、第2の導電膜のエッチング終了後、エッ
チング条件を誘電体膜をエッチングする条件に切り替え
て、誘電体膜をエッチングする工程とを有するように半
導体装置の製造方法を構成したので、MIMキャパシタ
の上部電極及び誘電体層の形成を連続して行うことがで
きる半導体装置の製造方法が得られる効果がある。
【0064】この発明によれば、下地上に形成された第
1層目配線と、第1層目配線を覆う第1の層間絶縁膜上
に形成された第2層目配線と、第1の層間絶縁膜上に形
成され、下から順に下部電極、誘電体層及び上部電極を
有するMIMキャパシタと、第2層目配線及びMIMキ
ャパシタを覆う第2の層間絶縁膜上に形成された第3層
目配線とを備え、MIMキャパシタの下部電極が第1層
目配線に接続し、MIMキャパシタの上部電極が第3層
目配線に接続し、下部電極に接続した第1層目配線及び
/又は上部電極に接続した第3層目配線のいずれか一方
が上下方向から見てMIMキャパシタを覆い隠す大きさ
であるように半導体装置を構成したので、第1層目配線
の下層に形成された配線や第3層目配線の上層に形成さ
れた配線の電位が変動してもその影響がMIMキャパシ
タ1に及ばない半導体装置が得られる効果がある。
【0065】この発明によれば、下地上に形成された第
1層目配線と、下地上に形成され、下から順に下部電
極、誘電体層及び上部電極を有するMIMキャパシタ
と、第1層目配線及びMIMキャパシタを覆う層間絶縁
膜上に形成された第2層目配線とを備え、MIMキャパ
シタの上部電極が第2層目配線に接続し、上部電極に接
続した第2層目配線が上下方向から見てMIMキャパシ
タを覆い隠す大きさであるように半導体装置を構成した
ので、第2層目配線の上層に形成された配線の電位が変
動してもその影響がMIMキャパシタ1に及ばない半導
体装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるMIMキャパ
シタを備えた多層配線構造の半導体装置の製造方法を工
程順に示す断面図である(その1)。
【図2】 この発明の実施の形態1によるMIMキャパ
シタを備えた多層配線構造の半導体装置の製造方法を工
程順に示す断面図である(その2)。
【図3】 この発明の実施の形態1によるMIMキャパ
シタを備えた多層配線構造の半導体装置の製造方法を工
程順に示す断面図である(その3)。
【図4】 この発明の実施の形態2による半導体装置の
構成を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるMIMキャパ
シタを備えた多層配線構造の半導体装置の製造方法を工
程順に示す断面図である(その1)。
【図6】 この発明の実施の形態3によるMIMキャパ
シタを備えた多層配線構造の半導体装置の製造方法を工
程順に示す断面図である(その2)。
【図7】 この発明の実施の形態4によるMIMキャパ
シタを備えた多層配線構造の半導体装置の製造方法を工
程順に示す断面図である。
【図8】 従来例1によるによるMIMキャパシタを備
えた多層配線構造の半導体装置の製造方法を工程順に示
す断面図である(その1)。
【図9】 従来例1によるMIMキャパシタを備えた多
層配線構造の半導体装置の製造方法を工程順に示す断面
図である(その2)。
【図10】 従来例2によるMIMキャパシタを備えた
多層配線構造の半導体装置の製造方法を工程順に示す断
面図である(その1)。
【図11】 従来例2によるMIMキャパシタを備えた
多層配線構造の半導体装置の製造方法を工程順に示す断
面図である(その2)。
【符号の説明】
1,31 MIMキャパシタ、2,32 下地、3,2
1,37 第1層目配線、4 第1の層間絶縁膜、5
第1のバイアホール、6,18,43 金属、7,35
第2の金属膜(第2の導電膜)、8 残存誘電体膜、
9 第3の金属膜(第3の導電膜)、10,44 第2
層目配線、11,36 上部電極、12,38 誘電体
層、13,39 下部電極、14 上層膜、15 下層
膜、16第2の層間絶縁膜、17 第2のバイアホー
ル、19,22 第3層目配線、23,24 配線、2
5,26,41 層間絶縁膜、33 第1の金属膜(第
1の導電膜)、34 誘電体膜、40 残存誘電体膜、
42 バイアホール。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地上に第1の導電膜を堆積し、その
    後、該第1の導電膜をパターニングして、第1層目配線
    を形成する工程と、 上記第1層目配線の形成後、第1の層間絶縁膜を堆積す
    る工程と、 上記第1の層間絶縁膜の堆積後、第2の導電膜、誘電体
    膜を順に堆積し、その後、該誘電体膜をパターニングし
    て、MIMキャパシタ形成領域に残された残存誘電体膜
    を形成する工程と、 上記残存誘電体膜の形成後、第3の導電膜を堆積し、そ
    の後、該第3の導電膜、上記残存誘電体膜及び上記第2
    の導電膜を同じマスクを用いてパターニングして、第2
    層目配線、並びにMIMキャパシタの上部電極、誘電体
    層及び下部電極を形成する工程と、 上記第2層目配線、並びに上記MIMキャパシタの上記
    上部電極、上記誘電体層及び上記下部電極の形成後、第
    2の層間絶縁膜を堆積する工程と、 上記第2の層間絶縁膜の堆積後、第4の導電膜を堆積
    し、その後、該第4の導電膜をパターニングして、第3
    層目配線を形成する工程とを備え、 上記MIMキャパシタの上記下部電極は上記第1層目配
    線と接続するように形成され、上記MIMキャパシタの
    上記上部電極は上記第3層目配線と接続するように形成
    される半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 第2層目配線、並びにMIMキャパシタ
    の上部電極、誘電体層及び下部電極の形成工程は、第3
    の導電膜をエッチングするエッチング条件で該第3の導
    電膜をエッチングする工程と、上記第3の導電膜のエッ
    チング終了後、エッチング条件を残存誘電体膜をエッチ
    ングする条件に切り替えて、誘残存誘電体膜をエッチン
    グする工程と、上記残存誘電体膜のエッチング終了後、
    エッチング条件を第2の導電膜をエッチングする条件に
    切り替えて、該第2の導電膜をエッチングする工程とを
    有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 下地上に第1の導電膜、誘電体膜及び第
    2の導電膜を順に堆積する工程と、 上記第1の導電膜、上記誘電体膜及び上記第2の導電膜
    の堆積後、上記第2の導電膜をパターニングして、MI
    Mキャパシタの上部電極を形成する工程と、 上記MIMキャパシタの上記上部電極の形成後、上記第
    1の導電膜をパターニングして、第1層目配線及び上記
    MIMキャパシタの下部電極を形成する工程と、 上記第1層目配線及び上記MIMキャパシタの上記下部
    電極の形成後、層間絶縁膜を堆積する工程と、 上記層間絶縁膜の堆積後、第3の導電膜を堆積し、その
    後、該第3の導電膜をパターニングして、第2層目配線
    を形成する工程とを備え、 上記MIMキャパシタの上記上部電極は上記第2層目配
    線と接続するように形成される半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1層目配線及びMIMキャパシタの下
    部電極を形成する際、第1の導電膜のパターニングに用
    いたマスクを用いて誘電体膜をパターニングして、上記
    MIMキャパシタの誘電体層を形成することを特徴とす
    る請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1層目配線、並びにMIMキャパシタ
    の誘電体層及び下部電極の形成工程は、誘電体膜をエッ
    チングするエッチング条件で該誘電体膜をエッチングす
    る工程と、上記誘電体膜のエッチング終了後、エッチン
    グ条件を第1の導電膜をエッチングする条件に切り替え
    て、該第1の導電膜をエッチングする工程とを有するこ
    とを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 MIMキャパシタの上部電極を形成する
    際、第2の導電膜のパターニングに用いたマスクを用い
    て誘電体膜をパターニングして、MIMキャパシタの誘
    電体層を形成することを特徴とする請求項3記載の半導
    体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 MIMキャパシタの上部電極及び誘電体
    層の形成工程は、第2の導電膜をエッチングするエッチ
    ング条件で該第2の導電膜をエッチングする工程と、上
    記第2の導電膜のエッチング終了後、エッチング条件を
    誘電体膜をエッチングする条件に切り替えて、該誘電体
    膜をエッチングする工程とを有することを特徴とする請
    求項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 下地上に形成された第1層目配線と、上
    記第1層目配線を覆う第1の層間絶縁膜上に形成された
    第2層目配線と、上記第1の層間絶縁膜上に形成され、
    下から順に下部電極、誘電体層及び上部電極を有するM
    IMキャパシタと、上記第2層目配線及び上記MIMキ
    ャパシタを覆う第2の層間絶縁膜上に形成された第3層
    目配線とを備え、 上記MIMキャパシタの上記下部電極が上記第1層目配
    線に接続し、上記MIMキャパシタの上記上部電極が上
    記第3層目配線に接続し、上記下部電極に接続した上記
    第1層目配線及び/又は上記上部電極に接続した上記第
    3層目配線のいずれか一方が上下方向から見て上記MI
    Mキャパシタを覆い隠す大きさである半導体装置。
  9. 【請求項9】 下地上に形成された第1層目配線と、上
    記下地上に形成され、下から順に下部電極、誘電体層及
    び上部電極を有するMIMキャパシタと、上記第1層目
    配線及び上記MIMキャパシタを覆う層間絶縁膜上に形
    成された第2層目配線とを備え、 上記MIMキャパシタの上記上部電極が上記第2層目配
    線に接続し、上記上部電極に接続した上記第2層目配線
    が上下方向から見て上記MIMキャパシタを覆い隠す大
    きさである半導体装置。
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