JP2002217160A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

Info

Publication number
JP2002217160A
JP2002217160A JP2001009208A JP2001009208A JP2002217160A JP 2002217160 A JP2002217160 A JP 2002217160A JP 2001009208 A JP2001009208 A JP 2001009208A JP 2001009208 A JP2001009208 A JP 2001009208A JP 2002217160 A JP2002217160 A JP 2002217160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
container
nozzle
solvent vapor
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001009208A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4562109B2 (ja
Inventor
Naoki Shindo
尚樹 新藤
Tadashi Iino
正 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Ltd filed Critical Tokyo Electron Ltd
Priority to JP2001009208A priority Critical patent/JP4562109B2/ja
Priority to KR1020010086491A priority patent/KR100899609B1/ko
Priority to US10/034,520 priority patent/US6729041B2/en
Publication of JP2002217160A publication Critical patent/JP2002217160A/ja
Priority to US10/779,397 priority patent/US7896973B2/en
Priority to KR1020070128864A priority patent/KR100827800B1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JP4562109B2 publication Critical patent/JP4562109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉された処理容器内におけるパーティクル
等の発生源や洗浄(エッチング)むら等の原因となる溶
媒蒸気の結露を抑制して処理効率の向上を図れるように
すること。 【解決手段】 密閉された処理容器10内に収容された
ウエハWにオゾンガスと水蒸気を供給して、ウエハWを
処理する基板処理装置において、処理容器10内にオゾ
ンガスを供給するオゾンガス生成手段40と、処理容器
10内に水蒸気を供給する水蒸気生成手段30と、処理
容器10内に配設されると共に、水蒸気生成手段30に
接続される水蒸気供給ノズル35とを具備し、水蒸気供
給ノズル35は、適宜間隔をおいて穿設される複数の水
蒸気噴射孔35fを有するノズル本体35aと、このノ
ズル本体35a内の水蒸気の結露を防止するヒータ35
hとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板処理方法及
び基板処理装置に関するもので、更に詳細には、例えば
半導体ウエハやLCD用ガラス基板等の被処理基板を密
封雰囲気の処理容器内に収容して処理ガス例えばオゾン
ガス等を供給して処理を施す基板処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体デバイスの製造工程にお
いては、被処理基板としての半導体ウエハやLCD基板
等(以下にウエハ等という)にフォトレジストを塗布
し、フォトリソグラフィ技術を用いて回路パターンを縮
小してフォトレジストに転写し、これを現像処理し、そ
の後、ウエハ等からフォトレジストを除去する一連の処
理が施されている。
【0003】前記レジスト除去の手段として洗浄装置が
用いられている。従来の洗浄装置では、一般に、SPM
(HSO/Hの混合液)と称される薬液が充
填された洗浄槽内にウエハ等を浸漬させてレジストの剥
離を行っている。一方、近年では、環境保全の観点から
廃液処理が容易なオゾン(O)が溶解した溶液を用い
てレジスト除去を行うことが要望されている。この場
合、オゾンが溶解した溶液が充填された洗浄槽内にウエ
ハ等を浸漬させる、いわゆるディップ方式の洗浄によ
り、溶液中の酸素原子ラジカルによってレジストを酸化
反応させて二酸化炭素や水等に分解する。
【0004】ところで、一般に、高濃度のオゾンガスを
純水にバブリングして溶解させることにより前記溶液を
生成し、その後、この溶液を洗浄槽内に充填しているた
め、その間に溶液中のオゾンが消滅していきオゾン濃度
が低下し、レジスト除去が十分に行えない場合があっ
た。更に、ウエハ等を前記溶液に浸漬させた状態では、
レジストと反応してオゾンが次々と消滅する一方で、レ
ジスト表面へのオゾン供給量が不十分となり、高い反応
速度を得ることができなかった。
【0005】そこで、ウエハ等をオゾンが溶解された溶
液に浸漬させるディップ方式の洗浄方法の代わりに、処
理ガス例えばオゾンガスと溶媒の蒸気例えば水蒸気を用
いて、ウエハ等からレジストを除去する洗浄(エッチン
グ)方法が新規に提案されている。この洗浄(エッチン
グ)方法は、密閉された処理容器内に収容されたウエハ
等に、処理ガス例えばオゾンガスを供給して、ウエハ等
のレジストを除去する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の基板処理装置においては、処理容器内に配設さ
れる溶媒蒸気供給ノズル内に溶媒蒸気の結露が発生し、
これがバクテリアやパーティクルの発生源となるばかり
か、溶媒蒸気の吐出時に結露水が飛散し、ウエハ等に付
着して洗浄(エッチング)むらを起こすという問題があ
った。また、従来のこの種の基板処理装置においては、
処理容器の上部内面に、溶媒蒸気の結露した水滴が付着
し、この水滴がウエハ等に落下して、パーティクルの発
生源となるばかりか、結露水が飛散して洗浄(エッチン
グ)むらを起こすという問題もあった。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、処理容器内におけるパーティクル等の発生源や洗浄
(エッチング)むら等の原因となる溶媒蒸気の結露を抑
制して処理効率の向上を図れるようにした基板処理装置
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、処理容器内に収容された被
処理基板に処理ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板
を処理する基板処理装置であって、 前記処理容器内に
前記処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、前記処理
容器内に供給するための溶媒蒸気を生成する溶媒蒸気生
成手段と、前記処理容器内に配設されると共に、前記溶
媒蒸気生成手段に接続される溶媒蒸気供給ノズルとを具
備し、 前記溶媒蒸気供給ノズルは、適宜間隔をおいて
穿設される複数のノズル孔を有するノズル本体と、この
ノズル本体内の内部空間を加熱する加熱体とを具備する
ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明と同様に、処理容器内に収容された被処理基板に処理
ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板を処理する基板
処理装置であって、 前記処理容器内に前記処理ガスを
供給する処理ガス供給手段と、 前記処理容器内に供給
するための溶媒蒸気を生成する溶媒蒸気生成手段と、前
記処理容器内に配設されると共に、前記溶媒蒸気生成手
段に接続される溶媒蒸気供給ノズルとを具備し、 前記
溶媒蒸気供給ノズルは、適宜間隔をおいて穿設される複
数のノズル孔を有するノズル本体と、このノズル本体の
底部に設けられる排液孔とを具備することを特徴とす
る。
【0010】請求項2記載の発明において、前記ノズル
本体内に、このノズル本体の内周面との間に隙間をおい
て溶媒蒸気生成手段に接続するインナーパイプを挿入
し、このインナーパイプにおけるノズル本体のノズル孔
と反対側に、適宜間隔をおいて連通孔を穿設する方が好
ましい(請求項3)。この場合、前記インナーパイプの
連通孔の間隔を、ノズル本体のノズル孔の間隔より長く
する方が好ましく(請求項4)、更に好ましくは、前記
連通孔の孔径を、ノズル孔の孔径より大径に形成する方
がよい(請求項5)。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項2記載の基
板処理装置において、 前記排液孔を、ノズル本体の先
端側に設けたことを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項2又は6記
載の基板処理装置において、 前記ノズル本体を、処理
容器内に収容され、適宜間隔をおいて配列された複数の
被処理基板被処理基板の側方に並設すると共に、排液孔
を、配列の端部に位置する前記被処理基板の配置範囲外
に設けたことを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項2、6又は
7記載の基板処理装置において、前記排液孔を、ノズル
本体の底部側周方向に複数設けたことを特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の基板処理装置にいて、 前記ノズル
本体のノズル孔を処理容器の内壁面に向かって開口させ
ことを特徴とする。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項1又は2
記載の基板処理装置において、前記ノズル本体内に加熱
体を配設してなることを特徴とする。
【0016】請求項11記載の発明は、請求項1又は2
記載の発明と同様に、処理容器内に収容された被処理基
板に処理ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板を処理
する基板処理装置であって、 前記処理容器内に前記処
理ガスを供給する処理ガス供給手段と、 前記処理容器
内に供給するための溶媒蒸気を生成する溶媒蒸気生成手
段と、 前記処理容器内に配設されると共に、前記溶媒
蒸気生成手段に接続される溶媒蒸気供給ノズルとを具備
し、 前記処理容器の上部内面を、中央から両側に向か
って下り傾斜状に形成してなることを特徴とする。この
場合、前記処理容器の上部にヒータを配設する方が好ま
しい(請求項12)。
【0017】前記請求項1、2又は11記載の発明にお
いて、前記処理容器は、上部に被処理基板の搬入・搬出
口を有する容器本体と、シール部材を介して前記容器本
体の搬入・搬出口を密閉する容器カバーと、前記容器本
体と容器カバーを係脱可能に締結するロック機構とを具
備するものにて形成する方が好ましい(請求項13)。
この場合、前記ロック機構は、容器本体及び容器カバー
に設けられたフランジの外方を囲繞するフレームと、こ
のフレームを直線方向に進退移動する移動手段と、前記
フレームの各辺部に取り付けられてフレームの進退移動
に伴って前記両フランジを密接又は接離移動可能にする
係脱部とを具備する方が好ましい(請求項14)。
【0018】請求項1,10記載の発明によれば、溶媒
蒸気供給ノズルは、適宜間隔をおいて穿設される複数の
ノズル孔を有するノズル本体と、ノズル本体内の内部空
間を加熱する加熱体とを具備するので、ノズル本体内に
溶媒蒸気が結露するのを防止することができる。また、
溶媒蒸気の吐出時に結露水が飛散して被処理基板に付着
する恐れもない。したがって、ノズル本体内に結露が発
生することによるバクテリアの発生を抑制することがで
きると共に、溶媒蒸気の吐出時に結露水が飛散すること
によるパーティクルの発生を抑制することができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、溶媒蒸気供
給ノズルは、適宜間隔をおいて穿設される複数のノズル
孔を有するノズル本体と、このノズル本体の底部に設け
られる排液孔とを具備するので、ノズル本体内の結露水
を排液孔から速やかにノズル本体の外部に排出すること
ができ、溶媒蒸気の噴出時に結露水が飛散するのを抑制
することができる。この場合、ノズル本体内に、このノ
ズル本体の内周面との間に隙間をおいて溶媒蒸気生成手
段に接続するインナーパイプを挿入し、このインナーパ
イプにおけるノズル本体のノズル孔と反対側に、適宜間
隔をおいて連通孔を穿設することにより、溶媒蒸気生成
手段から供給される溶媒蒸気がインナーパイプの連通孔
からノズル本体とインナーパイプとの隙間に流れた後、
ノズル孔から噴射される。したがって、各ノズル孔から
溶媒蒸気を均一に噴射することができる。また、排液孔
を、ノズル本体の先端側に設けることにより、インナー
パイプの連通孔から噴出する溶媒蒸気の勢いでノズル本
体の底部に溜まった結露水やインナーパイプの底部に溜
まった結露水がノズル本体の先端側に押されて行くの
で、結露水が先端側に溜まり易くなり、その位置から結
露水を容易に排出することができる(請求項6)。この
場合、ノズル本体を、処理容器内に収容され、適宜間隔
をおいて配列された複数の被処理基板被処理基板の側方
に並設すると共に、排液孔を、配列の端部に位置する被
処理基板の配置範囲外に設けることにより、排出された
結露水が処理容器内に発生する気流によって被処理体に
付着するのを防止することができる(請求項7)。
【0020】また、ノズル体のノズル孔を処理容器の内
壁面に向かって開口させることにより、溶媒蒸気が直接
被処理体に接触するのを回避することができるので、更
にパーティクルの発生を抑制することができると共に、
洗浄(エッチング)の均一化を図ることができる(請求
項9)。
【0021】請求項11記載の発明によれば、処理容器
の上部内面を、中央から両側に向かって下り傾斜状に形
成することにより、処理容器の上部内面に付着した溶媒
蒸気の結露水を傾斜面にそって両側に流すことができる
ので、処理容器の上部内面に付着した溶媒蒸気の結露水
の水滴が落下して被処理基板に付着するのを防止するこ
とができる。したがって、パーティクルの発生を抑制す
ることができると共に、洗浄(エッチング)の均一性の
向上を図ることができる。この場合、処理容器の上部に
ヒータを配設することにより、処理容器の上部内面に付
着する溶媒蒸気の結露水の発生を抑制することができ
る。したがって、更にパーティクルの発生を抑制するこ
とができると共に、洗浄(エッチング)の均一性の向上
を図ることができる。
【0022】請求項13記載の発明によれば、処理容器
は、上部に被処理基板の搬入・搬出口を有する容器本体
と、シール部材を介して前記容器本体の搬入・搬出口を
密閉する容器カバーと、容器本体と容器カバーを係脱可
能に締結するロック機構とを具備するので、処理容器を
確実に密閉状態に維持することができ、処理効率の向上
を図ることができる。この場合、ロック機構は、容器本
体及び容器カバーに設けられたフランジの外方を囲繞す
るフレームと、このフレームを直線方向に進退移動する
移動手段と、フレームの各辺部に取り付けられてフレー
ムの進退移動に伴って両フランジを密接又は接離移動可
能にする係脱部とを具備することにより、容器本体と容
器カバーの締結及び締結解除を直線方向の進退移動によ
って容易に行うことができる(請求項14)。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態ではオゾ
ンガスを利用して半導体ウエハW(以下にウエハWとい
う)からレジストを除去する場合について説明する。
【0024】図1は、この発明に係る基板処理装置の一
例を示す概略断面図、図2は、基板処理装置の要部を示
す断面図、図3は、この発明における溶媒蒸気生成手段
を示す概略断面図、図4は、この発明における処理容器
の概略側面図である。
【0025】前記基板処理装置は、ウエハWの処理が行
われる処理容器10と、処理容器10内でウエハWを保
持する保持手段としてのウエハガイド20と、処理容器
10内に溶媒の蒸気である水蒸気1を供給する溶媒蒸気
供給手段である水蒸気供給手段30と、処理容器10内
に処理ガスとして例えばオゾン(O)ガス2を供給す
る処理ガス供給手段であるオゾンガス供給手段40と、
処理容器10内にエアを供給するエア供給手段50と、
処理容器10の内部雰囲気を排気する内部排気手段60
と、処理容器10の周囲雰囲気を排気する周囲雰囲気排
出手段70と、処理容器10内から排気された内部雰囲
気中のオゾンを除去する後処理機構としてのオゾンキラ
ー80と、処理容器10内の液滴を排液する排液手段9
0とを具備している。
【0026】処理容器10は、複数例えば50枚のウエ
ハWを収容可能な大きさを有する容器本体11と、この
容器本体11の上端に形成された搬入・搬出口14を開
放又は閉鎖する容器カバー12と、容器本体11と容器
カバー12とを密閉状態に締結するロック機構200と
で主に構成されている。
【0027】容器カバー12は、中央から両側に向かっ
て下り傾斜面13を有する断面略逆V字状に形成されて
いる。このように、容器カバー12の上部内面に、中央
から両側に向かって下り傾斜面13を形成することによ
り、容器カバー12の上部内面に水蒸気1の結露水が付
着するのを防止することができると共に、水蒸気1の液
滴が下部のウエハWに落下してウエハWに液滴が付着す
るのを防止することができる。
【0028】また、容器カバー12は、昇降機構15に
よって昇降可能に形成されている。昇降機構15は、制
御手段例えば中央演算処理装置100(以下にCPU1
00という)に接続されている。CPU100からの制
御信号により、昇降機構15が作動して、容器カバー1
2が開放又は閉鎖されるように構成されている。そし
て、容器カバー12が上昇した際には、搬入・搬出口1
4は開放され、容器本体11に対してウエハWを搬入で
きる状態となる。容器本体11にウエハWを搬入して収
容した後、容器カバー12が下降することで、搬入・搬
出口14が塞がれる。この場合、容器本体11の上端に
設けられたフランジ11aと容器カバー12の下端に設
けられたフランジ12aの間の隙間は、エアの注入によ
って膨らむ伸縮式のシール部材16によって密封され、
ロック機構200によって容器カバー12の閉塞状態が
保持されるように構成されている。したがって、処理容
器10内は密封雰囲気となり、外部に気体が漏れない状
態となっている。
【0029】このロック機構200は、図5〜図8に示
すように、容器本体11の上部外周側を包囲するように
配設される矩形状のフレーム210と、このフレーム2
10を水平方向に移動する移動手段であるエアーシリン
ダ220とを具備し、フレーム210の各辺部にそれぞ
れ容器本体11のフランジ11aと容器カバー12のフ
ランジ12aに係脱可能に係合する第1〜第4の係脱部
230〜260が設けられている。
【0030】このうち、第1の係脱部230は、フレー
ム210の先端側辺部211の両側2箇所に設けられて
いる。この場合、フレーム210に突設された取付ブラ
ケット231の先端に連結ピン232をもって略H字状
の連結リンク233が取り付けられ、この連結リンク2
33の先端部にヒンジピン234をもって揺動リンク2
35の下端部が枢着されると共に、枢支ピン236をも
って揺動リンク235の中間部が容器本体11のフラン
ジ11aに設けられた取付溝11bの両側に枢着されて
垂直方向に揺動可能に形成され、更に、揺動リンク23
5の上端部の側方に取付ピン237をもって係止ローラ
238が回転可能に取り付けられている。なお、容器カ
バー12のフランジ12aにおける揺動リンク235と
対向する部位には、揺動リンク235が侵入可能な切欠
き溝12bが設けられている。このように構成すること
により、前記エアーシリンダ220の駆動に伴ってフレ
ーム210が先端側に移動することによって揺動リンク
235が処理容器10側に回転(傾倒)して、揺動リン
ク235が切欠き溝12b内に侵入すると同時に容器カ
バー12のフランジ12aの上面を係止ローラ238が
押圧することで、容器カバー12のフランジ12aの先
端側を容器本体11のフランジ11aに密接することが
できる。
【0031】また、第2の係脱部240は、フレーム2
10の基端側辺部212の両側2箇所に設けられてい
る。この場合、フレーム210に突設された二又状ブラ
ケット241の上部突出部242及び下部突出部243
の側方部にそれぞれ連結ピン244をもって係止ローラ
245が回転可能に取り付けられている(図8参照)。
このように構成することにより、前記エアーシリンダ2
20の駆動に伴ってフレーム210が先端側に移動する
ことによって、両係止ローラ245が容器カバー12の
フランジ12aの上面と容器本体11のフランジ11a
の下面に係合して、両フランジ11a,12aを密接状
態に挟持することができる。
【0032】また、第3及び第4の係脱部250,26
0は、フレーム210の両側辺部213の3箇所の内側
に、容器カバー12のフランジ12aの上面と容器本体
11のフランジ11aの下面に係合可能に設けられてい
る。この場合、第3及び第4の係脱部250,260
は、側辺部213の先端部位214、中間部位215及
び基端部位216の3箇所の上下位置にそれぞれ連結ピ
ン251をもって回転可能に取り付けられる3組(6
個)の係止ローラ252,253,254にて形成され
ている。なお、フレーム210が後退した位置における
容器カバー12のフランジ12aには、上部側の3個の
係止ローラ252,253,254との係合を回避する
切欠き溝12cが設けられている。また、先端部位21
4と中間部位215に取り付けられる係止ローラ25
2,253の基端側近傍部位には、それぞれ切欠き溝1
2c内に位置して容器本体11のフランジ11aの上面
に係合するガイドローラ255が連結ピン256をもっ
て回転可能に取り付けられている。このように構成する
ことにより、前記エアーシリンダ220の駆動に伴って
フレーム210が先端側に移動することによって、フレ
ーム210の移動前に切欠き溝12cの上方に位置して
いた係止ローラ252,253,254が切欠き溝12
cからずれた容器カバー12のフランジ12aの上面と
容器本体11のフランジ11aの下面に係合して、両フ
ランジ11a,12aを密接状態に挟持することができ
る。
【0033】次に、上記ロック機構200の動作態様に
ついて、図4〜図8を参照して説明する。まず、容器カ
バー12が上方に位置しているときは、図7(a)に示
すように、エアーシリンダ220は収縮されてフレーム
210は基端側に位置している。この状態で、容器カバ
ー12が下降されて、容器カバー12のフランジ12a
が容器本体11のフランジ11a上に当接し、容器本体
11の開口部を閉塞する(図7(b)参照)。容器カバ
ー12が閉塞した後、エアーシリンダ220が伸長して
フレーム210が先端側に移動すると、フレーム210
の移動に伴って第1の係脱部230の揺動リンク235
が回転すると共に、揺動リンク235の上端部に取り付
けられた係止ローラ238が容器カバー12のフランジ
12aの先端部上面に係合する(図5、図7(c)参
照)。また、第2の係脱部240の上下の係止ローラ2
45が、容器カバー12のフランジ12aの基部側の上
面と容器本体11のフランジ11aの基部側の下面に係
合して、両フランジ11a,12aを密接状態に挟持す
る(図4、図5参照)。また、第3及び第4の係脱部2
50,260の3組(6個)の上下の係止ローラ25
2,253,254が、容器カバー12のフランジ12
aの両側の上面と容器本体11のフランジ11aの両側
の下面に係合して、両フランジ11a,12aを密接状
態に挟持する(図5、図7(c)参照)。この状態にお
いて、容器カバー12は容器本体11の開口部に密閉状
態にロックされる。
【0034】なお、ロック状態を解除する場合は、エア
ーシリンダ220を収縮側に作動して、フレーム210
を基端側に移動すればよい。すなわち、エアーシリンダ
220を収縮側に作動して、フレーム210を基端側に
移動すると、第1の係脱部230の揺動リンク235
は、反対方向に回転して、係止ローラ238を容器カバ
ー12のフランジ12aの上面から後退する(図7
(b)参照)。また、第2の係脱部240の上下の係止
ローラ245は、容器カバー12のフランジ12aの基
部側の上面と容器本体11のフランジ11aの基部側の
下面から後退する(図8(b)参照)。また、第3及び
第4の係脱部250,260の3組(6個)の上下の係
止ローラ252,253,254は、容器カバー12の
フランジ12aの両側に設けられた切欠き溝12cの上
方に移動する。これにより、容器カバー12は開閉可能
となり、上記昇降機構15の作動によって上方に移動さ
れて容器本体11を開放する。
【0035】なお、容器本体11の外周面にはラバーヒ
ータ17が取り付けられ、容器カバー12の外周面及び
容器本体11の底面にはラバーヒータ18,19が取り
付けられている。これらラバーヒータ17,18,19
は、図示しない電源に接続されて、電源からの給電によ
って発熱し、処理容器10の内部雰囲気を所定温度(例
えば80℃〜120℃の範囲内)に維持し得るように構
成されている。この場合、処理容器10内の温度を温度
センサTS1にて検出し、その検出温度に基づいてCP
U100からの制御信号によってラバーヒータ17,1
8,19が発熱することで、処理容器10の内部雰囲気
を所定温度(例えば80℃〜120℃の範囲内)に加熱
することができる。また、ラバーヒータ17,18,1
9によって処理容器10内の結露防止が図られる。この
場合、容器カバー12の外周面に配設されるラバーヒー
タ18によって容器カバー12の内面に付着する結露水
を抑制してウエハWへの結露水の付着を更に抑制してい
る。
【0036】前記ウエハガイド20は、図4に示すよう
に、ガイド部21と、このガイド部21に水平状態に固
着された互いに平行な3本の保持部材22とで主に構成
されている。この場合、各保持部材22に、ウエハWの
周縁下部を保持する溝(図示せず)が等間隔に50箇所
形成されている。したがって、ウエハガイド20は、5
0枚(ウエハキャリア2個分)のウエハWを等間隔で配
列させた状態で保持することができる。また、ウエハガ
イド20は、ガイド部21に連なるシャフト23が容器
カバー12の頂部に設けられた透孔(図示せず)内に摺
動可能に貫通されており、透孔とシャフト23との間に
は、エアの注入により膨らむ伸縮式のシール部材24が
介在されて、処理容器10内の気水密が維持できるよう
に構成されている。
【0037】前記水蒸気供給手段30は、純水供給源3
1に接続する純水供給管路32と、純水供給管路32か
ら供給された純水を気化して水蒸気1を発生させる溶剤
蒸気生成手段である水蒸気発生器33と、水蒸気発生器
33内の水蒸気1を供給する水蒸気供給管路34と、水
蒸気供給管路34から供給された水蒸気1を処理容器1
0内に吐出する水蒸気ノズル35とで主に構成されてい
る。
【0038】この場合、純水供給管路32の一端は純水
供給源31に接続されている。また、純水供給管路32
には、純水供給源31側から順に開閉弁V0と流量コン
トローラFM0が介設されている。これら開閉弁V0と
流量コントローラFM0は、制御手段であるCPU10
0からの制御信号に基づいて制御されるようになってい
る。すなわち、開閉弁V0は、純水を流すか否かの開閉
制御され、また、流量コントローラFM0は、純水の流
量を調整すべく開度が制御されるようになっている。
【0039】また、水蒸気発生器33は、図3に示すよ
うに、純水を供給する容器である密閉式のタンク36
と、このタンク36内の中央部にタンク36の深さ方向
すなわち垂直状に配設されるヒータ37と、タンク36
内の水蒸気の圧力を検出する圧力検出手段である圧力セ
ンサPS2と、タンク36内の純水の液面を検出する補
充開始センサ38a、補充停止センサ38b及び上限セ
ンサ38cを具備している。このように構成される水蒸
気発生器33において、タンク36内に供給される純水
は、その量に応じて加熱調節されて所定量の水蒸気1が
生成されるようになっている。すなわち、タンク36内
に供給される純水とヒータ37との接触面積に応じたヒ
ータ37の熱により純水が気化されて水蒸気1の生成
(発生)量が調節されるようになっている。
【0040】この場合、前記各センサ38a〜38cは
CPU100に接続されており、タンク36内の純水の
液面が補充開始センサ38aによって検出されたとき、
その検出信号をCPU100に伝達し、CPU100か
らの制御信号によって開閉弁V0が開放してタンク36
内に純水が補充される。また、補充停止センサ38bに
よってタンク36内の純水の液面が検出されたとき、そ
の検出信号をCPU100に伝達し、CPU100から
の制御信号によって開閉弁V0が閉止してタンク36内
への純水の補充が停止される。したがって、タンク36
内に常時所定量の純水が収容されるようになっている。
なお、上限センサ38cは、タンク36内に純水が満杯
になった際の異常事態を検出するものであり、この上限
センサ38cの検出信号に基づいてCPU100からの
制御信号が例えばアラーム(図示せず)に伝達されるよ
うになっている。また、タンク36内には、液体状態の
溶媒である水の温度を検出する第1の温度センサTSa
が配設されると共に、ヒータ37の温度調整用の第2の
温度センサTSbと、ヒータ37の過昇温を検知する過
昇温防止用の第3の温度センサTScが配設されてい
る。これら第1〜第3の温度センサTSa〜TScはC
PU100に接続されており、第2の温度センサTSb
は水蒸気の発生量を監視でき、また、第1、第3の温度
センサTSa,TScは、後述するように、水蒸気の圧
力を監視できるようになっている。
【0041】また、水蒸気発生器33において、生成さ
れた水蒸気の圧力が圧力検出手段である圧力センサPS
2にて検出され、その検出信号が前記CPU100に伝
達されるようになっている。この圧力センサPS2によ
って検出される圧力によって純水の沸騰状態が検出され
る。圧力が高い程水蒸気1が増量するので、水蒸気発生
器33のヒータ37の発熱容量を最大にしておく方が望
ましい。所定量の水蒸気1の供給を円滑にすることがで
きるからである。
【0042】また、水蒸気発生器33と水蒸気ノズル3
5とを接続する水蒸気供給管路34の途中には第1の開
閉手段である第1の開閉弁V1(以下に第1開閉弁V1
という)が介設されている。この水蒸気供給管路34に
おける第1開閉弁V1の上流側(タンク36側)には、
後述するミストトラップ95に接続される排出管路39
が分岐されており、この排出管路39に第2の開閉手段
である第2の開閉弁V2(以下に第2開閉弁V2とい
う)が介設されている。なお、第2開閉弁V2の上流側
と下流側にはバイパス管路39Aが接続され、このバイ
パス管路39Aに水蒸気発生部33内の圧力が所定値よ
り高くならないように圧力開放弁(安全弁)CV0が介
設されている。例えば、この所定値とは、タンク36の
耐圧値又は開閉弁V1,V2,V3等の耐圧値の限界値
より小さく設定される。また、第1及び第2開閉弁V
1,V2の上流側には、開閉弁V3及びフィルタF0を
介して大気側に連通する大気連通管路39bが接続され
ており、水蒸気発生器33内の水を抜く時に空気の取入
口となるように構成されている。なお、排出管路39
は、前述の圧力開放弁CV0を通ってきた水蒸気1や、
後述するように第2の開閉弁V2を開閉させて水蒸気発
生器33内の熱気圧力を所定範囲に維持する際に開閉弁
V2を通過した水蒸気1をミストトラップ95に排気す
るように構成されている。
【0043】前記第1及び第2開閉弁V1,V2は、そ
れぞれCPU100に接続されており、CPU100か
らの制御信号に基づいて開閉動作が制御されるように構
成されている。この場合、処理容器10内に供給される
水蒸気1の供給量の最低量(しきい値)に応じて第1,
第2開閉弁V1,V2が開閉制御される。また、CPU
100は、処理容器10内に配設された容器圧力検出手
段である圧力センサPS2とも接続されており、圧力セ
ンサPS2によって検出される処理容器10内の圧力
と、水蒸気発生器33にて生成された水蒸気の圧力とを
比較して、第1及び第2開閉弁V1,V2が開閉制御され
る。このように構成することによって、処理容器10内
の圧力と同等以上の圧力の水蒸気1を処理容器10内に
供給することができる。なお、予め、CPU100に処
理時の処理容器10内の圧力をデータとして記憶させて
おけば、このデータと、水蒸気発生器33にて生成され
た水蒸気の圧力とを比較して、第1及び第2開閉弁V
1,V2を開閉制御することができる。
【0044】前記水蒸気ノズル35は、図9に示すよう
に、内部にスペーサ35iを介して加熱体であるヒータ
35hが挿入されたパイプ状のノズル本体35aの一端
部に、水蒸気供給管路34を接続する雌ねじ部35b
と、取付フランジ35cを設け、先端部に、Oリング3
5dの嵌合溝35eを周設してなり、ノズル本体35a
の一側面に適宜間隔をおいて多数の水蒸気噴射孔35f
(ノズル孔)を穿設し、かつ、他側面側に適宜間隔を置
いて複数例えば3個の排液孔35jを穿設した構造とな
っている。この水蒸気ノズル35は、先端部にOリング
35dを介してキャップ35gを閉塞すると共に、図示
しない取付ねじをもって取付フランジ35cを処理容器
10の容器本体11に固定することで、処理容器10内
に水平状に配設される。この際、水蒸気噴射孔35fは
処理容器10の内壁面側に向かって所定の傾斜角度例え
ば、鉛直上向きを中心点として約45度の位置に設定さ
れている。このように、水蒸気噴射孔35fを処理容器
10の内壁面側に向けた理由は、水蒸気が直接ウエハW
に吹き付けられてウエハW上に液滴が発生することを防
止するようにしたためである。また、ノズル孔35fを
内壁面側でかつ斜め上側に向けたことにより、水蒸気が
内壁を上昇して行き、処理容器10の上部において、後
述するオゾンガスノズル43から噴射されるオゾンガス
と混合され、かつ混合されたガスが下向きの気流となっ
てウエハWに供給される。
【0045】前記のようにノズル本体35a内にヒータ
35hを挿入することにより、ヒータ35hによってノ
ズル本体35a内の内部空間を加熱するので、ノズル本
体35a内に水蒸気が結露するのを防止することができ
ると共に、水蒸気の吐出時に結露水が飛散してウエハW
に付着する恐れもない。したがって、ノズル本体内に結
露が発生することによるバクテリアの発生を抑制するこ
とができると共に、水蒸気の吐出時に結露水が飛散する
ことによるパーティクルの発生を抑制することができ
る。
【0046】また、水蒸気ノズル35の水蒸気噴射孔3
5fを処理容器10の内壁面に向かって開口させること
により、水蒸気が直接ウエハWに接触するのを回避する
ことができるので、更にパーティクルの発生を抑制する
ことができると共に、洗浄(エッチング)の均一化を図
ることができる。更にまた、ノズル本体35aの底部に
結露水の排液孔35jが設けられているので、ノズル本
体35a内に貯留した結露水を速やかにノズル本体35
aの外部に排出することができ、水蒸気の吐出時に結露
水が飛散するのを更に抑制することができる。
【0047】一方、オゾンガス供給手段40は、オゾン
ガス生成手段41と、オゾンガス生成手段41からのオ
ゾンガス2を供給するオゾンガス供給管路42と、オゾ
ンガス供給管路42からのオゾンガス2を処理容器10
内に吐出するオゾンガスノズル43とで主に構成されて
いる。
【0048】この場合、オゾンガス生成手段41は、図
2に示すように、原料となる基ガスとしての酸素
(O)を、高周波電源44に接続されて高周波電圧が
印加される放電電極45,46間を通過させることで、
オゾン(O)を生成している。これら高周波電源44
と放電電極45,46とを接続する電気回路47には、
スイッチ48が介設されている。スイッチ48は、制御
手段であるCPU100からの制御信号に基づいて制御
されるようになっている。すなわち、スイッチ48は、
オゾンを生成するか否か制御されるようになっている。
また、オゾンガス供給管路42には、オゾンガス生成手
段41側に開閉弁V4が介設されている。この開閉弁V
4は、制御手段であるCPU100からの制御信号に基
づいて制御されるようになっている。すなわち、開閉弁
V4は、オゾンガスを流すか否かによって開閉制御され
るようになっている。
【0049】前記オゾンガスノズル43は、図10及び
図11に示すように、一側面に適宜間隔をおいて多数の
オゾン噴射孔43aを穿設したアウターパイプ43b
と、一側面に適宜間隔をおいて複数例えば3個の連通孔
43cを穿設し、アウターパイプ43b内に隙間をおい
て挿入されるインナーパイプ43dとで主に構成されて
いる。この場合、インナーパイプ43dは、一端が開口
し、他端が閉塞するオゾンガス通路43eを有し、オゾ
ンガス通路43eに前記3個の連通路43cが連通され
ている。また、インナーパイプ43dの一端部は、アウ
ターパイプ43bの外方に突出しており、オゾンガス供
給管路42と接続する雌ねじ部43gと、取付フランジ
43hが設けられ、また、他端部には、アウターパイプ
43bとの間の隙間を閉塞する塞ぎ板43iが装着され
ている。
【0050】このように構成されるインナーパイプ43
dは、オゾン噴射孔43aに対して反対側に連通孔43
cが位置するようにアウターパイプ43b内に挿入され
て固定された状態で、図示しない取付ねじをもって取付
フランジ43hを処理容器10の容器本体11に固定す
ることで、オゾン噴射孔43aが処理容器10の内壁面
側に向かって所定の傾斜角度例えば約45度の位置に設
定された状態で処理容器10内に水平状に配設される。
【0051】このように、オゾン噴射孔43aに対して
反対側に連通孔43cが位置するようにした理由は、オ
ゾンガス生成手段41から供給されるオゾンガスを、連
通路43fから連通孔43cを介してアウターパイプ4
3bとインナーパイプ43dとの隙間43j内に流して
隙間43j内を迂回させた後に、オゾン噴射孔43aか
ら処理容器10内に噴射することで、各オゾン噴射孔4
3aから均一にオゾンガスを噴射できるようにしたため
である。
【0052】また、オゾン噴射孔43aを処理容器10
の内壁面側に向かって所定の傾斜角度例えば約45度の
位置に設定した理由は、オゾンガスが直接ウエハW表面
に吹き付けられるのを防止するためである。
【0053】一方、エア供給手段50は、エアを供給す
る第1のエア供給管路51と、この第1のエア供給管路
51から供給されたエアを加熱してホットエア3を発生
させるホットエアジェネレータ52と、ホットエアジェ
ネレータ52内のホットエア3を供給する第2のエア供
給管路53と、第2のエア供給管路53から供給された
ホットエア3を吐出するエアノズル54とを具備してい
る。また、エア供給手段50には、前記第1のエア供給
管路51と第2のエア供給管路53に接続されるパージ
用のエア供給管路51Aと、エジェクタ63を作動させ
てパージする際のエア供給管路51Bとが平行に配設さ
れている。
【0054】この場合、第1のエア供給管路51の一端
には、エア供給源55が接続されいる。また、第1のエ
ア供給管路51には、エア供給源55側から順に流量コ
ントローラFM1、フィルタF1及び開閉弁V5とが介
設されている。これら開閉弁V5と流量コントローラF
M1は、制御手段であるCPU100に接続されて、C
PU100からの制御信号に基づいてエアの供給の正否
が制御されると共に、エアの供給量が制御されるように
なっている。また、ホットエアジェネレータ52の内部
には、エアを加熱するヒータ56が配設されている。ま
た、第2のエア供給管路53には、開閉弁V6が介設さ
れている。この開閉弁V6は、制御手段であるCPU1
00によって制御されるようになっている。
【0055】また、パージ用のエア供給管路51Aとエ
ジェクタパージ用のエア供給管路51Bには、それぞれ
エア供給源55側から順に流量コントローラFM2,F
M3、フィルタF2,F3及び開閉弁V7,V8とが介
設されている。これら開閉弁V7,V8と流量コントロ
ーラFM2,FM3は、制御手段であるCPU100に
接続されて、CPU100からの制御信号に基づいてエ
アの供給の正否が制御されると共に、エアの供給量が制
御されるようになっている。なお、エジェクタ63を動
作させて処理容器10内をパージさせる場合は、通常エ
ジェクタ63の流量が決まっているので、それに合わせ
た流量をエジェクタパージ用のエア供給管路51Bから
送っている。なお、通常のパージ用のエア供給管路51
Aを流れるクールエアの流量がエジェクタの流量と合う
場合は、エア供給管路51Bを設けなくてもよい。
【0056】前記エアノズル54は、図12及び図13
に示すように、一側面に適宜間隔をおいて多数のエア噴
射孔54aを穿設したアウターパイプ54bと、このア
ウターパイプ54b内に隙間をおいて挿入されるインナ
ーパイプ54cとを具備している。この場合、インナー
パイプ54cには、アウターパイプ54bに設けられた
エア噴射孔54aと対向する一側面にスリット孔54d
が穿設されている。また、インナーパイプ54cの一端
部は、アウターパイプ54bの外方に突出しており、こ
の突出側の端部に第2のエア供給管路53を接続する雌
ねじ部54eが設けられると共に、取付フランジ54f
が設けられている。また、インナーパイプ54cの他端
部は、処理容器10の容器本体11の側壁に固定される
固定部材54gに設けられた貫通孔54h内に挿入され
る連結ねじ54iをもって連結されている。
【0057】このように構成されるエアノズル54は、
図示しない取付ねじをもって取付フランジ54fを処理
容器10の容器本体11に固定すると共に、連結ねじ5
4iを調節することで、エア噴射孔54aが処理容器1
0の内壁面側に向かって所定の傾斜角度例えば約45度
の位置に設定された状態で、処理容器10内のウエハW
の下部両側に水平状に配設される。なお、エア噴射孔5
4aを処理容器10の内壁面側に向かって所定の傾斜角
度例えば約45度の位置に設定した理由は、エアが直接
ウエハW表面に吹き付けられるのを防止するためであ
る。
【0058】排気手段90は、処理容器10の底部に接
続される第1の排気管路91と、この第1の排気管路9
1に接続する冷却部92と、この冷却部92の下流側に
接続する液溜部95aとからなるミストトラップ95
と、液溜部95aの底部に接続された第2の排液管路9
3とを具備している。また、排気管路91には、開閉弁
V9が介設されており、この開閉弁V9の上流側及び下
流側に接続するバイパス管路94に開閉弁V9と反対の
開閉動作を行う補助開閉弁V10が介設されている。ま
た、第2の排液管路93には、開閉弁V11が介設されて
いる。なお、液中にオゾンが残存する恐れがあるので、
第2の排液管路93は、工場内の酸専用の排液系123
(ACID DRAIN)に連通されている。
【0059】なお、ミストトラップ95には、下から順
に、空防止センサ96、排液開始センサ97、排液停止
センサ98、液オーバーセンサ99が配置されている。
この場合、図示しないが、前記開閉弁V9,V10,V11
及び各センサ96,97,98,99は、制御手段であ
るCPU100に接続されている。そして、センサ9
6,97,98,99からの検出信号に基づいて開閉弁
V9,V10,V11が開閉制御されるようになっている。
すなわち、処理時には、開閉弁V9が閉じる一方、開閉
弁V10が開いて処理容器10内から少量のオゾンガス、
水蒸気を排気して処理容器10内の圧力を調整する。ま
た、処理後には、開閉弁V10が閉じる一方、開閉弁V9
が開いて排気する。また、液滴がミストトラップ95内
にある程度溜められ、液面が排液開始センサ97にて検
出されると、排液開始センサ97からの検出信号がCP
U100に伝達され、CPU100からの制御信号によ
って開閉弁V11を開放して排液が開始され、液面が排液
停止センサ98にて検出されると、排液停止センサ98
からの検出信号がCPU100に伝達され、CPU10
0からの制御信号によって開閉弁V11を閉止して排液が
停止される。また、液面の高さが液オーバーセンサ99
まで達すると、液オーバーセンサ98からの警告信号が
CPU100に入力される。一方、液面が空防止センサ
96より下回っている場合には、空防止センサ96から
禁止信号がCPU100に入力され、CPU100から
の制御信号によって開閉弁V11を閉じるように構成され
ている。この空防止センサ96によって液滴が全て流れ
てミストトラップ95内が空になり、オゾンガス2が工
場内の酸専用の排液系に漏出する事態を防止することが
できる。
【0060】また、ミストトラップ95の上部には排気
管路110が接続されており、この排気管路110に順
次オゾンキラー80と排気マニホールド81が介設され
ている。
【0061】前記ミストトラップ95は、気体と液体と
を分離して排出するように構成されている。すなわち、
第1の排気管路91を介して処理容器10内から排出さ
れる水蒸気1及びオゾンガス2が、冷却部92を介して
ミストトラップ95に流れるようになっている。この場
合、冷却部92には、冷却水供給管路92aにより冷却
水が供給されているので、処理容器10内から排気され
た水蒸気1は、冷却部92内を通過する間に冷却されて
凝縮される。水蒸気1が凝縮して液化した液滴は、ミス
トトラップ95に滴下される。一方、オゾンガス2は、
そのままミストトラップ95内に導入される。このよう
にして、処理容器10から排気された内部雰囲気を、オ
ゾンガス2と液滴に分離し、分離されたオゾンガス2
は、排気管路110に排気され、液滴は、第2の排液管
路93に排液されるようになっている。また、水蒸気発
生器33から排出された水蒸気1及び純水は、開閉弁V
12を介設して排出管路39に接続する排出管路39c
と、逆止弁CV1介設した排出管路39を介してミスト
トラップ95に導入される。純水は、そのまま排出管路
39内を流れてミストトラップ95に滴下される。水蒸
気1は、冷却部92内を通過する間に冷却されて凝縮さ
れ、液滴になってミストトラップ95に滴下される。な
お、開閉弁V12は、制御手段であるCPU100に接続
され、CPU100からの制御信号によって開閉制御さ
れるように構成されている。
【0062】オゾンキラー80は、加熱によりオゾンを
酸素に熱分解するように構成されている。このオゾンキ
ラー80の加熱温度は、例えば400℃以上に設定され
ている。なお、オゾンキラー80は、工場内の無停電電
源装置(図示せず)に接続され、停電時でも、無停電電
源装置から安定的に電力供給が行われるように構成する
方が好ましい。停電時でも、オゾンキラー80が作動
し、オゾンを除去して安全を図ることができるからであ
る。
【0063】また、オゾンキラー80には、オゾンキラ
ー80の作動状態を検出する作動検出手段としての温度
センサ(図示せず)が設けられている。この温度センサ
は、オゾンキラー80の加熱温度を検出するように構成
されている。また、温度センサは、制御手段であるCP
U100に接続されており、温度センサからの検出信号
がCPU100に伝達され、温度センサからの検出信号
に基づいて、オゾンを除去するのにオゾンキラー80に
十分な準備が整っているか判断するようになっている。
オゾンキラー80によって熱分解されたホットエアは、
工場のホットエア専用の排気系120(HOT AIR
EXAUST)から排気される。また、オゾンキラー
80によって熱分解された液は、工場の専用の排液系1
21(COOLING WATER OUT)から排液
される。
【0064】排気マニホールド81は、装置全体の排気
を集合して行うように構成されている。また、排気マニ
ホールド81には、処理装置背面の雰囲気を取り込むた
めの配管(図示せず)が複数設置され、処理装置からオ
ゾンガス2が周囲に拡散するのを防止している。更に、
排気マニホールド81は、工場内の酸専用の排気系12
2(ACID EXTHAUST)に接続されており、
酸専用の排気系に流す前の各種排気の合流場所として機
能するようになっている。
【0065】また、排気マニホールド81には、オゾン
濃度を検出する濃度センサ(図示せず)が設けられてい
る。排気マニホールド81に設けられた濃度センサは、
制御手段であるCPU100に接続されており、濃度セ
ンサからの検出信号がCPU100に伝達され、CPU
100にて、濃度センサにより検出されたオゾン濃度に
基づいて、オゾンキラー80のオゾン除去能力を把握
し、例えばオゾンキラー80の故障によるオゾンガス2
の漏洩を監視するようになっている。
【0066】内部排気手段60は、処理容器10内に設
けられた排気部61と、この排気部61と前記排気管路
110を接続する強制排気管路62と、強制排気管路6
2に介設される第1の排気開閉弁V13と、この第1の排
気開閉弁V13の下流側に介設されるエジェクタ機構を具
備する強制排気機構63とで主に構成されている。ま
た、処理容器10の下部と強制排気管路62の第1の排
気開閉弁V13の下流側には万一処理容器10の圧力が異
常に高くなったときに処理容器10内の雰囲気を解放さ
せるための安全弁CV2を介設した補助排気管路68が
接続されている。また、強制排気管路62の第1の排気
開閉弁V13の上流側と前記排気管路110におけるオゾ
ンキラー80とマニホールド81との間には分岐排気管
路64が接続されており、この分岐排気管路64には、
第2の排気開閉弁V14とダンパ65が介設され、また、
ケース71内の排気を行うための排気管路64aも介設
されている(図1参照)。
【0067】この場合、前記第1の排気開閉弁V13、第
2の排気開閉弁V14及びダンパ65は、制御手段である
CPU100に接続されて、CPU100からの制御信
号に基づいて作動制御されるように構成されている。
【0068】また、強制排気機構63は、前記エア供給
手段50のエア供給源55から供給されるエアを強制排
気管路62の一部に供給することによって生じる負圧を
利用して処理容器10内の水蒸気及びオゾンガスを強制
的に吸引排気し得るように構成されている。このように
構成される強制排気機構63は、制御手段であるCPU
100に接続されて、CPU100からの制御信号に基
づいて作動制御されるように構成されている。
【0069】排液手段70は、処理容器10の周囲を包
囲するケース71と、このケース71の下部に一端が接
続され、他端が工場内の酸専用の排液系123(ACI
DDRAIN)に接続される排液管路72を具備してい
る。
【0070】この場合、ケース71では、上方から清浄
なエアのダウンフローが供給されており、このダウンフ
ローにより、ケース71の内部雰囲気、すなわち処理容
器10の周囲雰囲気が外部に漏れるのを防止すると共
に、下方に押し流されて排気管路64a並びに排液管路
72に流入し易いようにしている。なお、ケース71に
は、処理容器10の周囲雰囲気中のオゾン濃度を検出す
る周囲の濃度検出手段としての濃度センサ(図示せず)
が設けられている。この濃度センサは、制御手段である
CPU100に接続されており、濃度センサからの検出
信号がCPU100に伝達され、濃度センサにより検出
されたオゾン濃度に基づいてオゾンガス2の漏れを感知
するようになっている。
【0071】また、排液管路72には、前記強制排気管
路62の強制排気機構63の下流側に介設されたミスト
セパレータ66によって分離された排液を流す排液管6
7が接続されている。なお、この排液管67には、開閉
弁V15が介設されている。また、排液管路72には、前
記ミストトラップ95に接続する第2の排液管路93が
接続されている。
【0072】次に、この発明に係る基板処理装置の作動
態様について説明する。まず、図示しないウエハ搬送手
段によって搬送された複数例えば50枚のウエハWを、
処理容器10の容器本体11の上方に上昇するウエハガ
イド20に受け渡し、次いで、ウエハガイド20が下降
した後、容器カバー12が閉鎖してウエハWを処理容器
10内に密封状態に収容する。
【0073】処理容器10内にウエハWを収容した状態
において、最初に、エア供給手段50の開閉弁V6が開
放されると共に、ホットエアジェネレータ52が作動し
て、処理容器10内に約280℃に加熱されたホットエ
ア3が供給され、ウエハW及び処理容器10の雰囲気温
度を常温(25℃)から所定の温度(例えば80℃〜9
0℃)に昇温する。
【0074】次に、オゾンガス供給手段であるオゾンガ
ス生成手段41が作動して供給される酸素(O)に高
周波電圧を印加してオゾン(O)ガスを生成すると共
に、開閉弁V4が開放して、オゾンガス2を処理容器1
0内に供給することで、ウエハW及び処理容器10内の
雰囲気を予備加圧する。このとき、オゾン濃度が約9%
wet(体積百分率)のオゾンガス2を、約10リット
ル/分供給することで、処理容器10内の圧力を、零調
整された大気圧(0.1MPa)より0.01MPa〜
0.03MPa高い圧力とすることができる。これによ
り、処理容器10内をオゾンガス2のみの雰囲気にする
ことができるので、ウエハWの表面に安定した酸化膜が
形成され、金属腐食を防止することができる。
【0075】処理容器10内の予備加圧を所定時間(例
えば1〜2分)行った後、オゾンガス供給手段すなわち
オゾンガス生成手段41を作動した状態で、水蒸気供給
手段30を作動させて、処理容器10内に水蒸気1を供
給して、水蒸気1(溶媒蒸気)とオゾンガス(処理ガ
ス)との反応により生じた反応物質によってウエハWの
処理すなわちレジストの除去のための処理を行う。この
際、水蒸気供給手段30を作動させてから処理容器10
内に水蒸気を供給するまでの間、例えば、処理容器10
内の圧力センサPS1の値P1と、水蒸気発生器33内
の圧力センサPS2の値P2とを比較して、処理容器1
0内の圧力の方が水蒸気発生器33内の圧力より高い場
合(P1>P2)、水蒸気発生器33内の圧力の方を高
くして(P1>P2)、水蒸気を処理容器10内に供給
できるよう開閉弁V1,V2の開閉を制御する。具体的
には、水蒸気発生器33内の圧力を圧力センサPS2で
モニタしながら、第1の圧力値Pxまで開閉弁V1,V
2共に閉じておく、これによって次第に水蒸気発生器3
3内で水蒸気量が増加していき、第1の圧力値Pxに到
達する。ここで、開閉弁V1は閉じたまま、例えば開閉
弁V2を一定時間(例えば1sec)開放し、水蒸気発
生器33内の圧力(水蒸気)を放出して水蒸気発生器3
3内の圧力を第2の圧力値Pyまで低下させる。なお、
この場合、排出管路39には オソフィス39aが介設
されているので、水蒸気発生器33内の圧力が急激に低
下するのを抑制することができる。また、処理容器10
内に水蒸気を供給するときまで、開閉弁V1を閉じたま
まにして、上記作動(制御)を繰り返して、水蒸気発生
器33内の圧力値PxからPyの間に維持する。ここ
で、第1の圧力値Pxと第2の圧力値Pyの値は、共に
処理容器10内に圧力P1よりも高く設定されており、
P1<Py<Pxの関係が成り立つ。また、処理容器1
0内への水蒸気の供給開始以降の制御は、まず、CPU
100によって開閉弁V1を開くと共に開閉弁V2を閉
じた状態にする。このとき、水蒸気発生器33内の圧力
値はPxからPyの間にあるので、容易に、かつ一瞬で
処理容器10内に水蒸気が流れ込む。しかも、水蒸気発
生器33内で水蒸気は大量に発生していたので、一気に
処理容器10内に大量の水蒸気が流れ込み、予め処理容
器10内に供給されていたオゾンガスと混合して、ウエ
ハWの処理が素早く開始される。また、水蒸気発生器3
3内は圧力が高い状態であったことから、当然水蒸気も
高い温度であったため、高い温度雰囲気の中で、オゾン
を利用した処理を行うことができるので、処理能力の向
上を図ることができる。また、水蒸気とオゾンガスが処
理容器10内に供給される間、開閉弁V10が開いた状
態に制御されると共に、開閉弁V10の上流の流量調整
部で圧損を作り、処理容器10内の圧力の大気圧よりも
高い状態に維持しながらウエハWのレジスト除去処理が
行われる。
【0076】前記実施形態では水蒸気供給の際にP1<
P2としたが、これに限るものではなく、P1=P2で
も、実質的には、水蒸気発生器33内によって、水蒸気
が発生している間は、処理容器10側に送り込まれるこ
とはいうまでもない。
【0077】処理を所定時間(例えば3〜6分)、レジ
ストの種類によっても異なるが、その際の処理容器10
内の圧力を、零調整された大気圧(0.1MPa)より
例えば約0.05MPa高い圧力として処理を行った
後、水蒸気供給手段30からの水蒸気の供給を停止する
と共に、オゾンガス生成手段41の作動を停止し、基ガ
スの酸素(O)のみを処理容器10内に供給して、処
理容器10内の急激な減圧及び湿度の低下を防止する。
したがって、処理容器10内の水蒸気が結露して、その
水滴がウエハWに付着するのを防止することができる。
【0078】酸素の供給を所定時間(例えば1分)行っ
た後、酸素の供給を停止し、次いで、強制排気機構63
を作動させて、処理容器10内に残留する水蒸気及びオ
ゾンガスを強制的に排気し、更に開閉弁V7を開放し
て、クールエアを供給し、処理容器10内の雰囲気を強
制的に追い出して、処理を終了する。
【0079】その後、昇降機構15を作動させて、容器
カバー12を上昇して、容器本体11の搬入・搬出口1
4を開放した後、ウエハガイド20を上昇して、ウエハ
Wを処理容器10の上方に搬出する。そして、図示しな
いウエハ搬送手段にウエハWを受け渡して、ウエハWを
次の純水等の洗浄処理部に搬送して、洗浄処理部におい
て、レジストを洗い流す。
【0080】したがって、前記基板処理によれば、配線
工程を有するウエハWのレジスト除去、金属腐食の防止
及びパーティクルの防止は勿論、配線工程を有しないそ
の他のウエハWのレジスト除去、金属腐食の防止及びパ
ーティクルの防止にも適用できるものである。
【0081】前記実施形態では、水蒸気発生器33によ
って生成された水蒸気の圧力を検出し、この検出圧力に
基づいて処理容器10内に供給する水蒸気1のタイミン
グ及び供給量を制御する場合について説明したが、前記
検出圧力に代えて水蒸気発生器33内の液体状態の溶媒
である水の温度を検出して、処理容器10内に供給する
水蒸気のタイミング及び供給量を制御することもでき
る。
【0082】この場合、予め、処理時における処理容器
10内の圧力のデータをCPU100に記憶させること
により、このデータと、温度センサ(図示せず)にて検
出された検出温度に基づいて、第1及び第2開閉弁V
1,V2を開閉制御することにより、処理容器10内の圧
力と同等以上の圧力の水蒸気1を供給することができ、
水分子の層に対するオゾン分子の混合量を増加させて水
酸基ラジカルの発生量を増やすことができるので、レジ
スト除去能力を向上することができる。
【0083】また、前記実施形態では、水蒸気ノズル3
5が、パイプ状のノズル本体35aと、このノズル本体
35a内に挿入(配設)されるヒータ35hとを具備す
る場合について説明したが、図14に示すようなヒータ
35hを具備しない構造の水蒸気ノズル35Aとするこ
とができる。
【0084】すなわち、前記水蒸気ノズル35Aは、図
14に示すように、前記水蒸気ノズル35と同様に、適
宜間隔を置いて穿設される多数のノズル孔35fを有す
るパイプ状のノズル本体35kと、このノズル本体35
kの内周面との間に隙間おいて挿入され、かつ水蒸気発
生器(図示せず)に接続されるインナーパイプ35mと
で主に構成されている。このように構成される一対の水
蒸気ノズル35Aは、前記水蒸気ノズル35と同様に、
処理容器10内に収容された複数枚例えば50枚のウエ
ハWの側方に並設されており、ノズル孔35fはウエハ
Wの少なくとも配置範囲内に位置している。つまり、ノ
ズル孔35fは、適宜間隔をおいて配列された50枚の
ウエハWの両端部のウエハWの位置より少なくとも内方
側に位置している。
【0085】また、インナーパイプ35mにおけるノズ
ル本体35kのノズル孔35fと反対側には、ノズル孔
35fの孔径よりも大径で、かつノズル孔35fの間隔
より長い間隔をおいて複数の連通孔35pが穿設されて
いる。このように、インナーパイプ35mにおけるノズ
ル本体35kのノズル孔35fと反対側に、ノズル孔3
5fの孔径よりも大径で、かつノズル孔35fの間隔よ
り長い間隔をおいて複数の連通孔35pを設けることに
より、水蒸気発生器からインナーパイプ35mに供給さ
れた水蒸気が、連通孔35pを通ってノズル本体35k
とインナーパイプ35mとの隙間内に流れた後、ノズル
孔35fから処理容器10の内壁面に向かって噴射され
る。したがって、各ノズル孔35fから水蒸気を均一に
噴射することができる。
【0086】また、インナーパイプ35mにおけるウエ
ハWの配置範囲外の先端側の底部側周方向には、複数例
えば3個の連通小孔35qが穿設されている。この場
合、これら連通小孔35qは、前記ノズル孔35fの孔
径と略同径に形成されており、中央の連通小孔35q
は、鉛直方向に位置し、残りの2個の連通小孔35q
は、鉛直線に対して45度の位置に形成されている。
【0087】一方、ノズル本体35kにおけるウエハW
の配置範囲外の先端側の底部周方向には、複数例えば5
個の排液孔35nが穿設されている。これら排液孔35
nは、インナーパイプ35mに設けられた連通小孔35
qと略同径に形成されると共に、連通小孔35qと対向
する位置に設けられている。この場合、中央の排液孔3
5nは、鉛直方向に位置し、残りの4個の排液孔35n
は、鉛直線に対して22.5度、45度の位置に形成さ
れている。
【0088】このように、排液孔35nを、ノズル本体
35kの先端側に設けることにより、インナーパイプ3
5mの連通孔35p,連通小孔35qから噴出する水蒸
気の勢いでノズル本体35kの底部に溜まった結露水や
インナーパイプ35mの底部に溜まった結露水がノズル
本体35kの先端側に押されて行くので、結露水が先端
側に溜まり易くなり、その位置から結露水を容易に排出
することができる。この場合、ノズル本体35kを、処
理容器10内に収容されたウエハWの側方に並設すると
共に、排液孔35nを、ウエハWの配置範囲外(ウエハ
Wの配列端部外)に設けることにより、排液孔35nか
ら落ちた液滴が、万一処理容器10内に発生する気流に
よって上昇したとしてもウエハWに接触させないように
することができ、ウエハWへの液滴の付着を防止するこ
とができる。また、排液孔35nを複数個(図面では5
個の場合を示す)設けることにより、ノズル孔35fの
角度を変えた場合においても、排液孔35nが最底部に
位置して、結露水の排出を効果的に行うことができる。
【0089】また、連通小孔35qと排液孔35nとを
対向させて設けることにより、連通小孔35qから噴射
される水蒸気が直接排液孔35nを介して排出されるの
で、この際、インナーパイプ35m及びノズル本体35
kの底部に溜まっている結露水を積極的に排出すること
ができる。
【0090】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような効
果が得られる。
【0091】1)請求項1,10記載の発明によれば、
溶媒蒸気供給ノズルは、適宜間隔をおいて穿設される複
数のノズル孔を有するノズル本体と、ノズル本体内の内
部空間を加熱する加熱体とを具備することにより、ノズ
ル本体内に溶媒蒸気が結露するのを防止することができ
ると共に、溶媒蒸気の吐出時に結露水が飛散して被処理
基板に付着する恐れもないので、ノズル本体内に結露が
発生することによるバクテリアの発生を抑制することが
できると共に、溶媒蒸気の吐出時に結露水が飛散するこ
とによるパーティクルの発生を抑制することができ、処
理効率の向上を図ることができる。
【0092】2)請求項2記載の発明によれば、溶媒蒸
気供給ノズルは、適宜間隔をおいて穿設される複数のノ
ズル孔を有するノズル本体と、このノズル本体の底部に
設けられる排液孔とを具備するので、ノズル本体内の結
露水を排液孔から速やかにノズル本体の外部に排出する
ことができ、溶媒蒸気の噴出時に結露水が飛散するのを
抑制することができる。
【0093】3)請求項3記載の発明によれば、ノズル
本体内に、このノズル本体の内周面との間に隙間をおい
て溶媒蒸気生成手段に接続するインナーパイプを挿入
し、このインナーパイプにおけるノズル本体のノズル孔
と反対側に、適宜間隔をおいて連通孔を穿設することに
より、溶媒蒸気生成手段から供給される溶媒蒸気がイン
ナーパイプの連通孔からノズル本体とインナーパイプと
の隙間に流れた後、ノズル孔から噴射される。したがっ
て、前記2)に加えて各ノズル孔から溶媒蒸気を均一に
噴射することができる。
【0094】4)請求項6記載の発明によれば、排液孔
を、ノズル本体の先端側に設けることにより、インナー
パイプの連通孔から噴出する溶媒蒸気の勢いでノズル本
体の底部に溜まった結露水やインナーパイプの底部に溜
まった結露水がノズル本体の先端側に押されて行くの
で、結露水が先端側に溜まり易くなり、その位置から結
露水を容易に排出することができる。この場合、ノズル
本体を、処理容器内に収容され、適宜間隔をおいて配列
された複数の被処理基板被処理基板の側方に並設すると
共に、排液孔を、配列の端部に位置する被処理基板の配
置範囲外に設けることにより、排出された結露水が処理
容器内に発生する気流によって被処理体に付着するのを
防止することができる(請求項7)。
【0095】5)請求項9記載の発明によれば、ノズル
体のノズル孔を処理容器の内壁面に向かって開口させる
ことにより、溶媒蒸気が直接被処理体に接触するのを回
避することができるので、更にパーティクルの発生を抑
制することができると共に、洗浄(エッチング)の均一
化を図ることができる。
【0096】6)請求項11記載の発明によれば、処理
容器の上部内面を、溶媒蒸気の結露水の付着を防止すべ
く中央から両側に向かって下り傾斜状に形成することに
より、処理容器の上部内面に付着した溶媒蒸気の結露水
を傾斜面にそって両側に流すことができるので、処理容
器の上部内面に付着した溶媒蒸気の結露水の水滴が落下
して被処理基板に付着するのを防止することができる。
したがって、パーティクルの発生を抑制することができ
ると共に、洗浄(エッチング)の均一性の向上を図るこ
とができる。
【0097】7)請求項13記載の発明によれば、処理
容器は、上部に被処理基板の搬入・搬出口を有する容器
本体と、シール部材を介して前記容器本体の搬入・搬出
口を密閉する容器カバーと、容器本体と容器カバーを係
脱可能に締結するロック機構とを具備するので、前記
1)〜6)に加えて処理容器を確実に密閉状態に維持す
ることができ、処理効率の向上を図ることができる。
【0098】8)請求項14記載の発明によれば、ロッ
ク機構は、容器本体及び容器カバーに設けられたフラン
ジの外方を囲繞するフレームと、このフレームを直線方
向に進退移動する移動手段と、フレームの各辺部に取り
付けられてフレームの進退移動に伴って両フランジを密
接又は接離移動可能にする係脱部とを具備するので、前
記7)に加えて容器本体と容器カバーの締結及び締結解
除を直線方向の進退移動によって容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理装置の一例を示す概略
断面図である。
【図2】前記基板処理装置の要部を示す断面図(a)及
び(a)のA部拡大断面図(b)である。
【図3】この発明における溶媒蒸気生成手段の第一実施
形態を示す概略断面図である。
【図4】この発明における処理容器の概略側面図であ
る。
【図5】この発明における処理容器のロック機構を示す
概略平面図である。
【図6】前記ロック機構の一部を断面で示す側面図であ
る。
【図7】前記ロック機構の分解状態(a)、ロック前の
状態(b)及びロック状態(c)を示す概略斜視図であ
る。
【図8】前記ロック機構における第2の係脱部の係合状
態及び非係合状態を示す概略側面図である。
【図9】この発明における水蒸気ノズルを示す断面図
(a)及び(a)のI−I線に沿う拡大断面図(b)で
ある。
【図10】この発明におけるオゾンガスノズルを示す断
面図である。
【図11】図10のII−II線に沿う拡大断面図である。
【図12】この発明におけるエアノズルを示す断面図で
ある。
【図13】前記エアノズルの一部を断面で示す平面図で
ある。
【図14】この発明における別の実施形態の水蒸気ノズ
ルを示す断面図(a)、(a)のIII−III線に沿う拡大
断面図(b)及び(a)のIV−IV線に沿う拡大断面図
(c)である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理基板) 1 水蒸気(溶媒蒸気) 2 オゾンガス(処理ガス) 3 ホットエア 10 処理容器 11 容器本体 12 容器カバー 13 下り傾斜面 30 水蒸気供給手段 33 水蒸気発生器(溶媒蒸気生成手段) 34 水蒸気供給管路 35,35A 水蒸気ノズル 35a,35k ノズル本体 35f 水蒸気噴射孔(ノズル孔) 35h ヒータ(加熱体) 35j,35n 排液孔 35m インナーパイプ 35p 連通孔 35q 連通小孔 40 オゾンガス供給手段(処理ガス供給手段) 41 オゾンガス生成手段 100 CPU(制御手段) 200 ロック機構 210 フレーム 220 エアーシリンダ(移動手段) 230〜260 第1〜第4の係脱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/42 G03F 7/42 H01L 21/027 H01L 21/30 572B 21/3065 21/302 H Fターム(参考) 2H096 AA25 AA28 LA06 LA30 3B201 AA03 AB08 AB43 BB13 BB82 BB89 BB92 BB93 BB98 CC01 CD11 CD36 5F004 AA14 BA19 BC07 CA02 CA04 DA27 DB26 EA34 5F046 MA03 MA05 MA10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器内に収容された被処理基板に処
    理ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板を処理する基
    板処理装置であって、 前記処理容器内に前記処理ガスを供給する処理ガス供給
    手段と、 前記処理容器内に供給するための溶媒蒸気を生成する溶
    媒蒸気生成手段と、 前記処理容器内に配設されると共に、前記溶媒蒸気生成
    手段に接続される溶媒蒸気供給ノズルとを具備し、 前記溶媒蒸気供給ノズルは、適宜間隔をおいて穿設され
    る複数のノズル孔を有するノズル本体と、このノズル本
    体内の内部空間を加熱する加熱体とを具備することを特
    徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 処理容器内に収容された被処理基板に処
    理ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板を処理する基
    板処理装置であって、 前記処理容器内に前記処理ガスを供給する処理ガス供給
    手段と、 前記処理容器内に供給するための溶媒蒸気を生成する溶
    媒蒸気生成手段と、 前記処理容器内に配設されると共に、前記溶媒蒸気生成
    手段に接続される溶媒蒸気供給ノズルとを具備し、 前記溶媒蒸気供給ノズルは、適宜間隔をおいて穿設され
    る複数のノズル孔を有するノズル本体と、このノズル本
    体の底部に設けられる排液孔とを具備することを特徴と
    する基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の基板処理装置において、 前記ノズル本体内に、このノズル本体の内周面との間に
    隙間をおいて溶媒蒸気生成手段に接続するインナーパイ
    プを挿入し、このインナーパイプにおけるノズル本体の
    ノズル孔と反対側に、適宜間隔をおいて連通孔を穿設し
    てなることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基板処理装置において、 前記インナーパイプの連通孔の間隔を、ノズル本体のノ
    ズル孔の間隔より長くしたことを特徴とする基板処理装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の基板処理装置において、 前記連通孔の孔径を、ノズル孔の孔径より大径に形成し
    たことを特徴とする基板処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の基板処理装置において、 前記排液孔を、ノズル本体の先端側に設けたことを特徴
    とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2又は6記載の基板処理装置にお
    いて、 前記ノズル本体を、処理容器内に収容され、適宜間隔を
    おいて配列された複数の被処理基板の側方に並設すると
    共に、排液孔を、配列の端部に位置する前記被処理基板
    の配置範囲外に設けたことを特徴とする基板処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項2、6又は7記載の基板処理装置
    において、 前記排液孔を、ノズル本体の底部側周方向に複数設けた
    ことを特徴とする基板処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の基
    板処理装置において、 前記ノズル本体のノズル孔を処理容器の内壁面に向かっ
    て開口させことを特徴とする基板処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項1又は2記載の基板処理装置に
    おいて、 前記ノズル本体内に加熱体を配設してなることを特徴と
    する基板処理装置。
  11. 【請求項11】 処理容器内に収容された被処理基板に
    処理ガスと溶媒蒸気を供給して、被処理基板を処理する
    基板処理装置であって、 前記処理容器内に前記処理ガスを供給する処理ガス供給
    手段と、 前記処理容器内に供給するための溶媒蒸気を生成する溶
    媒蒸気生成手段と、 前記処理容器内に配設されると共に、前記溶媒蒸気生成
    手段に接続される溶媒蒸気供給ノズルとを具備し、 前記処理容器の上部内面を、中央から両側に向かって下
    り傾斜状に形成してなることを特徴とする基板処理装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の基板処理装置におい
    て、 前記処理容器の上部にヒータを配設してなることを特徴
    とする基板処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項1、2又は11記載の基板処理
    装置において、 前記処理容器は、上部に被処理基板の搬入・搬出口を有
    する容器本体と、シール部材を介して前記容器本体の搬
    入・搬出口を密閉する容器カバーと、前記容器本体と容
    器カバーを係脱可能に締結するロック機構とを具備する
    ことを特徴とする基板処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の基板処理装置におい
    て、 前記ロック機構は、容器本体及び容器カバーに設けられ
    たフランジの外方を囲繞するフレームと、このフレーム
    を直線方向に進退移動する移動手段と、前記フレームの
    各辺部に取り付けられてフレームの進退移動に伴って前
    記両フランジを密接又は接離移動可能にする係脱部とを
    具備することを特徴とする基板処理装置。
JP2001009208A 2000-12-28 2001-01-17 基板処理装置 Expired - Fee Related JP4562109B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001009208A JP4562109B2 (ja) 2001-01-17 2001-01-17 基板処理装置
KR1020010086491A KR100899609B1 (ko) 2000-12-28 2001-12-28 기판처리장치 및 기판처리방법
US10/034,520 US6729041B2 (en) 2000-12-28 2001-12-28 Substrate processing apparatus and substrate processing method
US10/779,397 US7896973B2 (en) 2000-12-28 2004-02-13 Substrate processing apparatus and substrate processing method
KR1020070128864A KR100827800B1 (ko) 2000-12-28 2007-12-12 기판처리장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001009208A JP4562109B2 (ja) 2001-01-17 2001-01-17 基板処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002217160A true JP2002217160A (ja) 2002-08-02
JP4562109B2 JP4562109B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=18876734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001009208A Expired - Fee Related JP4562109B2 (ja) 2000-12-28 2001-01-17 基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4562109B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004109779A1 (ja) * 2003-06-06 2004-12-16 Tokyo Electron Limited 基板の処理膜の表面荒れを改善する方法及び基板の処理装置
WO2005104194A1 (ja) * 2004-04-20 2005-11-03 Tokyo Electron Limited 基板の処理方法及び基板の処理装置
JP2009021421A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JP2019025734A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 ニッカ株式会社 スプレーバー
CN110462794A (zh) * 2017-03-23 2019-11-15 东京毅力科创株式会社 气体团簇处理装置和气体团簇处理方法

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01226156A (ja) * 1988-03-07 1989-09-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 基板の清浄化処理方法およびその装置
JPH01300525A (ja) * 1988-05-30 1989-12-05 Hitachi Ltd 乾燥方法及び装置
JPH05109686A (ja) * 1991-10-14 1993-04-30 Nippon Steel Corp シリコンウエーハの洗浄方法およびその装置
JPH06132271A (ja) * 1992-10-21 1994-05-13 Sumitomo Metal Ind Ltd ベーパー洗浄装置
JPH0737858A (ja) * 1993-07-19 1995-02-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JPH0938605A (ja) * 1995-07-27 1997-02-10 Toshiba Eng & Constr Co Ltd 基板のリンス及び乾燥の方法及び装置
JPH0969509A (ja) * 1995-09-01 1997-03-11 Matsushita Electron Corp 半導体ウェーハの洗浄・エッチング・乾燥装置及びその使用方法
JPH10284459A (ja) * 1997-04-02 1998-10-23 Tokyo Electron Ltd 洗浄・乾燥処理装置
JPH1140535A (ja) * 1997-07-17 1999-02-12 Tokyo Electron Ltd 洗浄・乾燥処理装置
JPH11145097A (ja) * 1997-11-04 1999-05-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 処理槽及びそれを備えた基板処理装置
JPH11162906A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理槽および基板処理装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01226156A (ja) * 1988-03-07 1989-09-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 基板の清浄化処理方法およびその装置
JPH01300525A (ja) * 1988-05-30 1989-12-05 Hitachi Ltd 乾燥方法及び装置
JPH05109686A (ja) * 1991-10-14 1993-04-30 Nippon Steel Corp シリコンウエーハの洗浄方法およびその装置
JPH06132271A (ja) * 1992-10-21 1994-05-13 Sumitomo Metal Ind Ltd ベーパー洗浄装置
JPH0737858A (ja) * 1993-07-19 1995-02-07 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
JPH0938605A (ja) * 1995-07-27 1997-02-10 Toshiba Eng & Constr Co Ltd 基板のリンス及び乾燥の方法及び装置
JPH0969509A (ja) * 1995-09-01 1997-03-11 Matsushita Electron Corp 半導体ウェーハの洗浄・エッチング・乾燥装置及びその使用方法
JPH10284459A (ja) * 1997-04-02 1998-10-23 Tokyo Electron Ltd 洗浄・乾燥処理装置
JPH1140535A (ja) * 1997-07-17 1999-02-12 Tokyo Electron Ltd 洗浄・乾燥処理装置
JPH11145097A (ja) * 1997-11-04 1999-05-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 処理槽及びそれを備えた基板処理装置
JPH11162906A (ja) * 1997-11-25 1999-06-18 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理槽および基板処理装置

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7875420B2 (en) 2003-06-06 2011-01-25 Tokyo Electron Limited Method for improving surface roughness of processed film of substrate and apparatus for processing substrate
CN100424822C (zh) * 2003-06-06 2008-10-08 东京毅力科创株式会社 基板的处理膜表面粗糙度的改善方法及基板的处理装置
WO2004109779A1 (ja) * 2003-06-06 2004-12-16 Tokyo Electron Limited 基板の処理膜の表面荒れを改善する方法及び基板の処理装置
US8646403B2 (en) 2003-06-06 2014-02-11 Tokyo Electron Limited Method for improving surface roughness of processed film of substrate and apparatus for processing substrate
WO2005104194A1 (ja) * 2004-04-20 2005-11-03 Tokyo Electron Limited 基板の処理方法及び基板の処理装置
KR100861046B1 (ko) * 2004-04-20 2008-09-30 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판의 처리 방법 및 기판의 처리 장치
US7819076B2 (en) 2004-04-20 2010-10-26 Tokyo Electron Limited Substrate treatment method and substrate treatment apparatus
US7989156B2 (en) 2004-04-20 2011-08-02 Tokyo Electron Limited Substrate treatment method and substrate treatment apparatus
JP2009021421A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板処理装置
CN110462794A (zh) * 2017-03-23 2019-11-15 东京毅力科创株式会社 气体团簇处理装置和气体团簇处理方法
CN110462794B (zh) * 2017-03-23 2023-09-15 东京毅力科创株式会社 气体团簇处理装置和气体团簇处理方法
JP2019025734A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 ニッカ株式会社 スプレーバー
JP7007126B2 (ja) 2017-07-28 2022-01-24 ニッカ株式会社 スプレーバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP4562109B2 (ja) 2010-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100827800B1 (ko) 기판처리장치
KR100709950B1 (ko) 기판처리방법 및 기판처리장치
KR100849254B1 (ko) 기판처리방법 및 기판처리장치
JP2002353184A (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP2002184741A5 (ja)
KR20130035840A (ko) 기판처리장치 및 기판처리방법
KR101591959B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP2002217160A (ja) 基板処理装置
US6161300A (en) Alcohol vapor dryer system
JP3545672B2 (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP2002217157A (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP2003224102A (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2002203834A (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
CN111096071A (zh) 蚀刻装置以及显示装置的制造方法
JP2003266004A (ja) 蒸気生成装置及び蒸気生成装置を具備する基板処理装置
JP2001237211A (ja) 基板処理装置
JP3676957B2 (ja) レジスト剥離装置
JP2003273085A (ja) 基板処理方法及び基板処理装置
JP2004031750A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP3989355B2 (ja) 処理装置および処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100723

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100723

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees